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    ---2023-12月まで
    ■ 日刊14 井上尚登 「ルパン三世 The Novel 謎の宝石と伝説の王国 (角川文庫)」
    ■ 日刊05 大沢 在昌、新野 剛志、光原 百合、樋口 明雄、森 詠 「小説ルパン三世 オリジナル競作アンソロジー」
    ■ 日刊92〜 大井 直紀ほか 「小説ルパン3世 サークルストーン作戦・エルドリア大脱出作戦・予知能力者ネア・魔女の瞳」
    ■ 日刊82 辻 真先 「小説!!!ルパン三世(集英社文庫)」
    ■ リベロスタイル編 「ルパン三世アニメ全歴史 :完全版
    ■ 刊94。高橋 実[まぼろしのルパン帝国 ルパン三世ザ・ファーストTVシリーズ]
    ■ 刊99 [ルパン三世研究報告書]
    ■ 刊00 [ルパン三世カルト 2001(双葉文庫)]
    ■ 刊03 トムス・エンタテインメント/監修 [ルパン三世PERFECT BOOK TV版パート2ストーリー解析編(別冊宝島 852)]
    ■ 刊03 [スタジオジブリ絵コンテ全集 第2期 1+2 ルパン三世+カリオストロの城]
    ■ 刊03。 徳間書店スタジオジブリ事業本部 「スタジオジブリ絵コンテ全集 第2期[4・5] 名探偵ホームズ」
    ■ 刊07 [双葉社スーパームック ルパン三世 ルパンthe 40!]
    ■ 刊08 [ルパン三世GREEN VS REDオフィシャルガイドブック
    ■ 刊12 [ルパン三世アニメ全歴史 :決定版]
    ■ 刊15 [ルパン三世ぴあ]
    ■ 刊16 [ルパン三世PARTW原画集]
    ■ モンキー・パンチ [ルパン三世+新ルパン三世(全巻中八割ぐらい)]
    ■ モンキーパンチ [逆イソップ物語(笠倉漫画文庫)]
    ■ モンキーパンチ [ルパン小僧]
    ■ 双葉社編 [追悼、モンキー・パンチ。 ある漫画家の、60年間の軌跡]
    ■ 佐藤宗子編■ 「少年小説大系 第26巻 少年翻訳小説集
      桜井鴎村『遠征奇談』、原包一庵『十二健児』、菊地幽芳『家なき児』、高垣眸『宝島』
      野村愛正『巌窟王』、南洋一郎『大ニュース=ルパンとらわる(「怪盗紳士より」)』」
    ■ [少年小説大系 第24・25巻 少女小説名作集 1・2]
      1925 加藤武雄『君よ知るや南の国』・1929 横山美智子『嵐の小夜曲』
      1934 由利聖子『チビ君物語』・1936 吉屋信子『司馬家の子供部屋』
      1933 神崎清『黒板ロマンス(抄)』・1939 森田たま『石狩少女』・1949 龍胆寺雄『月の沙漠に』
      1921〜1930 北河千代『絹糸の草履』・1934 吉屋信子『街の子だち』
      1941 由利聖子『続チビ君物語』1928『少女三銃士(原題:あまのじゃく合戦)』
      1938 菊地寛『心の王冠』・1941 松田瓊子『小さき碧』
    ■ 金坂清則訳 イザベラ・バード 「完訳日本奥地紀行」
    ■ 山内 義雄訳 アレクサンドル・デュマ・ペール 「モンテ・クリスト伯 :改版」
    ■ 高橋啓吉訳 イリヤー・エレンブールグ 「パリ陥落」
    ■ 志摩隆訳 ラリー・コリンズ 「パリは燃えているか?」
    ■ 田辺佐保子訳 ナジェージダ・ドゥーロワ 「女騎兵の手記」
    ■ 鳥越文蔵、山根為雄、長友千代治、大橋正叔、阪口弘之 校注訳
      [新編日本古典文学全集 76 近松門左衛門集 3
      1685:出世景清、1705:用明天王職人鑑、1708:けいせい反魂香、1715:国性爺合戦
      1718:曾我会稽山、1719:平家女護島
    ■ 森修/[ほか]校注・訳 [日本古典文学全集 43+44 近松門左衛門集 1+2
      曽根崎心中、源五兵衛おまん薩摩歌、心中二枚絵草紙、与兵衛おかめひぢりめん卯月の紅葉、堀川波鼓、
      おなつ清十郎五十年忌歌念仏、跡追心中卯月の潤色、心中重井筒、高野山女人堂心中万年草、
      丹波与作待夜の小室節、淀鯉出世滝徳、心中刃は氷の朔日
    ■ 中野定雄・中野里美・中野美代訳 ガイウス・プリニウス・セクンドゥス [プリニウスの博物誌I〜III]
    ■ 中野 里美訳H・N・ウェザーレッド[古代へのいざない プリニウスの博物誌]
    ■ 畠中尚志訳 ピエール・アベラール 「アベラールとエロイーズ 愛と修道の手紙」
    ■ 日暮 雅通訳 ニール・スティーヴンスン 「スノウ・クラッシュ」
    ■ 吉田 恭子訳 デイヴ・エガーズ 「ザ・サークル」
    ■ 日本民話の会外国民話研究会編訳 「世界の妖怪たち(世界民間文芸叢書 別巻)」
    ■ 酒井昭伸訳 マイケル・クライトン 「ライジング・サン」
    ■ 酒井昭伸訳 マイクル・クライトン 「パイレーツ 掠奪海域」
    ■ 鈴木 玲子 「パイレーツ・オブ・カリビアン -呪われた海賊たち-(竹書房文庫) 」
    ■ 鈴木 玲子 「パイレーツ・オブ・カリビアン -デッドマンズ・チェスト-(竹書房文庫) 」
    ■ 鈴木 玲子 「パイレーツ・オブ・カリビアン -ワールド・エンド-(竹書房文庫) 」
    ■ 鈴木 玲子 「パイレーツ・オブ・カリビアン■ 生命の泉 (竹書房文庫)」
    ■ 赤坂 行雄/訳■ 不明 「パイレーツ・オブ・カリビアンデッドマンズ・チェスト(LOOK AND FIND BOOK)」
    ■ ホンヤク社訳 パイレーツ・オブ・カリビアン ジャック・スパロウの冒険 2 セイレーンの歌」
    ■ ホンヤク社訳 パイレーツ・オブ・カリビアン ジャック・スパロウの冒険 1 嵐がやってくる!」
    ■ 日本随筆大成編輯部/編 「日本随筆大成 第2期 1 兎園小説(曲亭馬琴)草廬漫筆(武田信英)」
    ■ 藤森かよこ訳 アイン・ランド 「水源」
    ■ 脇坂あゆみ訳 アイン・ランド 「肩をすくめるアトラス」
    ■ 安藤元雄、清水徹、川口喬一訳 「筑摩世界文学大系 82 ベケット ブランショ
      「モロイ」 サミュエル・ベケット
      「謎の男トマ」、「アミナダブ」 、「マラルメと小説芸術」、「カフカと作品の要請」、「バタイユ論集成」
      「終りなき対話、「内的経験」、「物語とスキャンダル」、「肯定と否定的思考への情熱」、「思考の賭け」
      「友愛」モーリス・ブランショ
      「デカルト的ケンタウロス」 ヒュー・ケナー、「外の思考」 ミシェル・フーコー(Michel Foucault) 」
    ■ 佐藤良明訳 トマス・ピンチョン 「重力の虹」
    ■ 飛田 茂雄訳 ジョーゼフ・ヘラー 「キャッチ=22 上+キャッチ=22〔新版〕(下)」
    ■ 塚本昌則訳■ パトリック・シャモワゾー 「カリブ海偽典 最期の身ぶりによる聖書的物語」
    ■ 日影丈吉訳 ガストン・ルルー 「オペラ座の怪人」
    ■ 新倉朗子訳 シャルル・ペロー 「ペロー童話集 完訳(岩波文庫)」
    ■ 「集英社 世界文学全集 20世紀の文学 18
      野崎孝訳 F・S・フィッツジェラルド 偉大なギャツビー
      丸谷才一訳 ナサニェル・ウェスト 孤独な娘
      西川正身訳 ジョン・スタインベック 赤い小馬
      谷口睦男訳 ジョン・オハラ サマーラの町で会おう」
    ■ 齋藤 智裕(水嶋ヒロ) 「KAGEROU」
    ■ 小川隆訳 マイクル・スワンウィック 「大潮の道」
    ■ 虚淵 玄原作 大槻涼樹 「沙耶の唄(星海社FICTIONS オ3-01) 」
    ■ 鋼屋ジン原作、涼風涼(本編)、古橋秀之(外伝)
      「斬魔大聖デモンベイン 無垢なる刃、魔を断つ剣、明日への翼
      斬魔大聖デモンベイン 機神胎動、軍神強襲、ド・マリニーの時計(角川文庫)」
    ■ リアクション、虚淵玄原作 「ファントム アイン、ツヴァイン(角川文庫)」
    ■ 種子島貴、虚淵玄原作 「吸血殲鬼ヴェドゴニア White night・Moon tears(角川文庫) 」
    ■ 八杉将司、虚淵玄脚本 「楽園追放」
    ■ 赤尾秀子訳 アン・レッキー 「叛逆航路、亡霊星域、星群艦隊」
    ■ 筑摩世界文学大系 26 ドイツ・ロマン派集
      ヒュペーリオン ヘルダーリン/著 手塚 富雄/訳.ヴーツ先生万歳 ジャン・パウル/著 山下 肇/訳
      夜の讃歌 ノヴァーリス/著 生野 幸吉/訳.キリスト教世界またはヨーロッパ ノヴァーリス/著 生野 幸吉/訳
      のらくら者 アイヒェンドルフ/著 川村 二郎/訳.金の壷 ホフマン/著 中野 孝次/訳
      ハルツ紀行 ハイネ/著 舟木 重信/訳.ヘルゴラント便り ハイネ/著 井上 正蔵/訳
      フローレンス夜話 ハイネ/著 井上 正蔵/訳 アッタ・トロル ハイネ/著 井上 正蔵/訳
      ドイツ冬物語 ハイネ/著 井上 正蔵/訳
      文学及び音楽におけるドイツ・ロマン派 シュタイガー/著 生野 幸吉/訳
      ハイネ始末記 カール・クラウス/著 池内 紀/訳.」
    ■ ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯 にせの伯母さん 作者不詳 会田由訳. 君主論 マキアヴェリ著 野上素一訳.
      わが心の秘めたる戦いについて ペトラルカ著 渡辺友市訳. カンツォニエーレ詩抄 ペトラルカ著 池田廉訳.
      パニュルジュ航海記 作者不詳 渡辺一夫 荒木昭太郎訳. 笑話集抄 デ・ペリエ著 山本顕一訳
      エプタメロン抄 ド・ナヴァル著 名取誠一訳
      教皇派の中にある、福音の真理を知った信者は何をなすべきか カルヴァン著 久米あつみ訳
      悩めるフランスに勧めること カステリヨン著 二宮敬訳. 自発的隷従を排す ラ・ボエシー著 荒木昭太郎訳
      フランス・ルネサンス名詩選 秋山晴夫ほか訳. 謝肉祭劇選 ザックス著 永野藤夫訳
      十六世紀の近代性 オーゼール著 二宮敬訳」
    ■ 筑摩書房 世界文学大系 14 古典劇集 1
    ■ 筑摩書房 世界文学大系 89 古典劇集 2
      :フォースタス博士の悲劇 マーロウ著 平井正穂訳. ヴォルポーネ ジョンソン著 三神勲訳. 疑わしい真実 アラルコン著 会田由訳
      ル・シッド コルネイユ著 秋山晴夫訳. タルチュフ モリエール著 鈴木力衛訳. 孤客(人間嫌い) モリエール著 辰野隆訳
      フェードル ラシーヌ著 二宮フサ訳. 賢人ナータン レッシング著 浅井真男訳
      -
      靴屋の祭日 デッカー著 三神勲訳. 乙女の悲劇 ボーモント フレッチャー著 小津次郎訳. モルフィ公爵夫人
      ウェブスター著 関本まや子訳. チェインジリング ミドルトン ロウリー著 笹山隆訳. あわれ彼女は娼婦
      フォード著 小田島雄志訳. セビーリャの色事師と石の招客 ティルソ・デ・モリーナ著 会田由訳
      チュルカレ ル・サージュ著 鈴木力衛訳. 軍人たち レンツ著 岩淵達治訳. 知恵の悲しみ グリボエードフ著 倉橋健訳
    ■ 日本聖書学研究所/編 「聖書外典偽典 6+7 新約外典 1・2 」を読んだ
      パピルス 川村 輝典/訳 松永 希久夫/訳.エビオン人福音書 松永 希久夫/訳.ヘブル人福音書 川村 輝典/訳
      エジプト人福音書 川村 輝典/訳.ヤコブ原福音書 八木 誠一/訳 伊吹 雄/訳.トマスによるイエスの幼時物語
      八木 誠一/訳 伊吹 雄/訳.ペテロ福音書 小林 稔/訳.ニコデモ福音書 田川 建三/訳
      ラオデキア人への手紙 青野 太潮/訳.パウロとコリント人との往復書簡 青野 太潮/訳
      セネカとパウロの往復書簡 青野 太潮/訳.パウロの黙示録 佐竹 明/訳.シビュラの託宣 佐竹 明/訳.
      ペテロ行伝 小河 陽/.パウロ 青野 太潮/訳.ヨハネ行伝 大貫 隆/訳
      アンデレ行伝 藤村 和義/訳 土岐 健治/訳.トマス行伝 荒井 献/訳 柴田 善家/訳
    ■ 柴田元幸訳 ジョセフ・コンラッド 「世界文学全集 3-03 ロード・ジム」
    ■ 青山南訳 ジャック・ケルアック 「世界文学全集 1-01 オン・ザ・ロード」
    ■ 池央耿訳 ドナルド・E・ウェストレイク 「吾輩はカモである」
    ■ 柳沢由美子訳 マイ・シューヴァル+ペール・ヴァールー 「刑事マルティン・ベック 笑う警官」
    ■ 野崎孝訳 J・D・サリンジャー 「ライ麦畑でつかまえて」
    ■ 乾信一郎訳 アンソニー・バージェス「時計じかけのオレンジ :完全版」
    ■ 高橋源一郎訳 ジェイ・マキナニー 「ブライト・ライツ、ビッグ・シティ」
    ■ 伊藤整訳・伊藤礼補訳 D・H・ローレンス 「チャタレイ夫人の恋人」
    ■ 関根秀雄訳 ラ・ブリュイエール 「カラクテール 当世風俗誌 上中下(人さまざま)」
    ■ 森進一訳 テオプラストス 「人さまざま」
    ■ 岩田行一訳 エリアス・カネッティ 「耳証人 新・人さまざま」
    ■ 中川誠訳 ウィリアム・ハズリット 「ハズリット箴言集 人さまざま」
    ■ 三木卓 「震える舌」
    ■ 泡坂妻夫 「乱れからくり」
    ■ 二宮フサ訳 フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー 「ラ・ロシュフコー箴言集」
    ■ 深瀬基寛訳 ウィスタン・ヒュー・オーデン 「オーデン詩集」
    ■ 北島明弘監訳 ガイ・ヘイリー/編 SF大クロニクル」
    ■ 縄田 一男ほか 「図説時代小説のヒーローたち(ふくろうの本)」
    ■ 池田真紀子訳 チャック・パラニューク 「ファイト・クラブ」
    ■ 柳下殻一郎訳 R・V・クラフト=エビング 「クラフト=エビング 変態性慾ノ心理」
    ■ 田中謙二編 「中国古典文学大系 52 戯曲集 上」
    ■ 立間祥介+伊藤漱平訳 「中国古典文学大系 37 今古奇観+嬌紅記 上下」
    ■ 前野直彬訳 「中国古典文学大系 42 閲微草堂筆記 他六編」
    ■ マリオ・バルガス=リョサ 「都会と犬ども」
    ■ 阿部知二訳 ジェイン・オースティン 「世界文学全集 カラー版 9 高慢と偏見+説きふせられて」
    ■ 木村 榮一訳 イサベル・アジェンデ 「世界文学全集 2-07 精霊たちの家」
    ■ 西永良成訳 ミラン・クンデラ 「世界文学全集 1-03 存在の耐えられない軽さ」
    ■ 近藤隆文訳 ジョナサン・サフラン・フォア 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
    ■ 檜垣嗣子訳 ステイシー・シフ「サン=テグジュペリの生涯」
    ■ 大林薫訳 ジャン=ピエール・ゲノ 「星の王子さまのメモワール アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの軌跡」
    ■ 鮎川信夫訳 エラリー・クイーン 「Xの悲劇」
    ■ 小竹武夫訳 「漢書 上巻 帝紀・表・志」
    ■ 小竹武夫訳 「漢書 中巻 列伝 I」「漢書 下巻 列伝 II」
    ■ 小山慶太+輪湖博共訳 アイザック・アシモフ 「アイザック・アシモフの科学と発見の年表」
    ■ 菅原卓訳 アーサー・ミラー アーサー・ミラー全集 2 「原53るつぼ・原55橋からのながめ」
    ■ 今野一雄訳 ラ・フォンテーヌ■ 「寓話 上下」
    ■ 宇佐美斉訳 アルチュール・ランボー 「ランボー全詩集(ちくま文庫)」
    ■ 朝倉朗子編訳 「フランス民話集」
    ■ 山西英一、秦豊吉訳 「世界文学全集 66 レマルク 西部戦線異状なし・凱旋門」
    ■ 浜野アキオ訳 デニス・クーパー 「その澄んだ狂気に」
    ■ 若林真訳 アラン・ロブ=グリエ 「快楽の館」
    ■ 「筑摩世界文学大系 1 古代オリエント集」
      シュメール ウルの滅亡哀歌他15篇 五味 亨/訳 杉 勇/訳、アッカド エヌマ・エリシュ他14篇 後藤 光一郎/ほか訳
      ウガリット バアールとアナト他3篇柴山 栄/訳、ヒッタイト クマルビ神話他2篇 轟 俊二郎/ほか訳
      アラム 賢者アヒカルの言葉 杉 勇/訳、ペルシア 古代ペルシア語碑文 佐藤 進/訳
      エジプト シヌへの物語他30篇 尾形 禎亮/訳 杉 勇/訳、旧約関係諸書について 三笠宮 崇仁/著
      武藤貞夫校注 「伊曾保物語 万治絵入本 附属絵入教訓近道」
    ---2023-9月まで
    ■ 柴田 徹之+草下シンヤ 「サドゥ―小さなシヴァたち」
    ■ 中山 元訳 ジャン=フィリップド・トナック、ロジェ=ポル・ドロワ
     「ギリシア・ローマの奇人たち: 風変わりな哲学入門」
    ■ 柳沼 重剛訳 プルタコス「エジプト神イシスとオシリスの伝説について」
    ■ 中野良之訳 エドワード・ギボン 「ギボン自伝」
    ■ 「筑摩世界文学大系 67 ローマ文学集」
     鈴木一郎訳
     [黄金の驢馬] アプレイウス、[諷刺詩集・詩論] ホラティウス
     国原吉之助訳
     [書簡] マルクス・トゥッリウス・キケロー
     [往復書簡] マルクス・トゥッリウス・キケロー&ブルートゥス、[名婦の書簡] オウィディウス
     [ローマ文学の背景] レーフステッド
    ■ 西村昌弘+増山理考+山下秀輔 ロバート・クナップ
     「古代ローマの庶民たち 歴史からこぼれ落ちた人々の生活」
    ■ 橘明美訳 ジェリー・トナー(マルクス・シドニウス・ファルクス) 「奴隷のしつけ方」
    ■ 田中敦子訳 ナイジェル・ロジャーズ 「ローマ帝国大図鑑」
    ■ 倉島雅人訳 アンドリュー・ソルウェー+スティーヴン・ビースティ 図解古代ローマ」
    ■ 洋泉社編 「図解古代ローマ人の日常生活 大帝国に生きた皇帝・庶民の素顔」
    ■ 泉井久之助+岩田義一+藤沢令夫訳
     「世界古典文学全集 21 ウェルギリウス ルクレティウス
     原前19未完 アエネーイス、原前4C前半ごろ 事物の本性について」
    ■ 小川正廣訳 ウェルギリウス 「牧歌/農耕詩」
    ■ 山田正行訳 ハンナ・アーレント 「暴力について 共和国の危機」
    ■ 柏原 蔵書(染谷悟) 「歌舞伎町アンダーグラウンド」
    ■ 東アジア反日武装戦線KF部隊 「 反日革命宣言 東アジア反日武装戦線の戦闘史」(付)腹腹時計
    ■ 久保 亨 「国家と秘密 隠される公文書(集英社新書」
    ■ 藤原真実訳 ガブリエル=シュザンヌ・ド・ヴィルヌーヴ 「美女と野獣 オリジナル版」
    ■ 刊15 幾原 邦彦、神 貴世、高橋 慶 [ユリ熊嵐 上下]
    ■ 刊11 幾原 邦彦、高橋 慶 [輪(まわ)るピングドラム 上下]
    ■ 刊00 少女革命ウテナアドゥレセンス黙示録 -劇場版-(Newtype illustrated collection)
    ■ 刊99 さいとう ちほ 少女革命ウテナアドゥレセンス黙示録 劇場版(別コミフラワーコミックス)
    ■ 刊99 榎戸 洋司少女革命ウテナアドゥレセンス黙示録シナリオブック
    ■ 刊99 少女革命ウテナART COLLECTION薔薇の全貌
    ■ 刊98 薔薇の記憶 少女革命ウテナ写真集(アニメージュ文庫 V-88)
    ■ 刊98 少女革命ウテナいつか革命される物語オフィシャルガイド 鳳学園指定図書(Sega official guide)
    ■ 刊98 榎戸 洋司 [少女革命ウテナ脚本集 上・下(アニメージュ文庫 N-90)]
    ■ 刊98 ビーパパス原作 大河内一楼[少女革命ウテナ 蒼の双樹&翠の想い]
    ■ 刊98 [薔薇の黙示録 少女革命ウテナ]
    ■ 刊98 [薔薇の告白 少女革命ウテナ]
    ■ 刊97〜98 [さいとう ちほ 少女革命ウテナ 1〜5[全](ちゃおフラワーコミックス)]
    ---2023-6月まで
    ■ 中村桂子訳 ロバート・ワインバーグ 「裏切り者の細胞がんの正体」
    ■ 河原誠三郎、鈴木秀治、田川光照訳 ピエール・ダルモン 「癌の歴史」
    ■ 村木 美紀子、坪野 吉孝訳 米国対がん協会
     「「がん」になってからの食事と運動 米国対がん協会の最新ガイドライン」
    ■ 渡邊昌監訳、山本知子訳 ダヴィド・S・シュレベール
     「がんに効く生活: 克服した医師の自分でできる「統合医療」」
    ■ 田中文訳 ウィリアム・リー 「健康食大全 がん、認知症、生活習慣病は食事で防げる」
    ■ 大平裕司訳 マイケル・ウォルドホルツ 「がん遺伝子を追う: 発見レースの最前線」
    ■ 安達 富美子 「「燃えつきない」がん看護」
    ■ 三木直子訳 タイ・M・ボリンジャー 「がんについて知っておきたいもう一つの選択」
    ■ 国立がん研究センターがん対策情報センター/編著 「がんになったら手にとるガイド :普及新版 患者必携」
    ■ 国立がん研究センターがん対策情報センター/編集
     「家族ががんになったとき :第3版 患者さんとあなたを支える3つのヒント(社会とがんシリーズ 201)」
    ■ 国立がん研究センター研究所編
     「「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで(ブルーバックス」
    ■ 生田哲
     「がん治療の最前線 もしあなたや大切な家族ががんと診断されたらどうすべきか(サイエンス・アイ新書」
    ■ 菅靖彦訳 ティモシー・リアリー、ラルフ・メツナー、リチャード・アルパート
     「チベットの死者の書 サイケデリック・バージョン」
    ■ 酒井 治孝編 「ヒマラヤの自然誌 ヒマラヤから日本列島を遠望する」
    ■ 友枝 啓泰 「雄牛とコンドル アンデス社会の儀礼と民話」
    ■ 山本 紀夫編 「アンデス高地」
    ■ 日本ネパール協会/編 「ネパールを知るための60章(エリア・スタディーズ)」
    ■ 奥山 直司訳 デイヴィッド・L・スネルグーヴ+ヒュー・E・リチャードソン 「チベット文化史」
    ■ 石浜 裕美子 「図説チベット歴史紀行(ふくろうの本)」
    ■ 長田 幸康 「チベットで食べる・買うこんなに楽しい聖地探訪」
    ■ クンサン・ハモ+渡辺 一枝写真 「バター茶をどうぞ 蓮華の国のチベットから」
    ■ 渡辺 一枝 「消されゆくチベット」
    ■ 世界の先住民 いまはわたしの国といえない 1 チベット人
    ■ 世界の先住民 いまはわたしの国といえない 6 イヌイット
    ■ 世界の先住民 いまはわたしの国といえない 7 ネイティブアメリカン
    ■ 世界の先住民 いまはわたしの国といえない 8 熱帯雨林のインディオ
    ■ 川口恵子訳 エルジェ 「タンタンチベットをゆく」
    ■ 「中学生世界の文化遺産 チベット・蒙古編」
    ■ さがし絵で発見!世界の国ぐに8 ブータン
    ■ 世界のともだち 21 ブータン
    ■ 体験取材!世界の国ぐに 21 ブータン
    ■ チベットの聖なる山へ」
    ■ 石浜 裕美子/編著 「チベットを知るための50章(エリア・スタディーズ)」
    ■ 福田宏年訳 ハインリヒ・ハラー 「セブン・イヤーズ・イン・チベット チベットの七年」
    ---2022-10月まで
    ■ 津乃・リーディ、中野 早苗訳 アデル・フェイバ、エレイン・マズリッシュ
       「子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方大全」
    ■ 子どもコミュニケーション研究会(有元秀文)/編
       「イラスト版コミュニケーション図鑑 子どもの「話す力」「聞く力」がぐんぐんのびる本」
    ■ 住友進訳 ヘンリー・A・ポール 「子どもの心の病気がわかる事典」
    ■ 田辺希久子訳 ポール・コールマン 「こんなときどう言えばいいの!? 子どもに伝わる話し方・伝わらない話し方」
    ■ 高橋愛訳 リチャード・ヘイマン 「こんなとき10代にどう言えばいいの!?」
    ■ 塚原史+後藤美和子訳 ボリス・シリュルニク 「妖精のささやき 子どもの心と「打たれ強さ」」
    ■ 野口京子訳 ガストン・ブロム+ブルース・チェニー+ジェイムズ・スノディ
       「児童期のストレス その理解と介入モデル」
    ■ 市井雅哉訳 ケンドール・P・C、ケイン・M・T、ハワード・B・L、シ−クランド・L
       「子どものストレス対処法 不安の強い子の治療マニュアル」
    ■ 渡井理佳子訳 レイチェル・ブレット、マーガレット・マカリン 「世界の子ども兵 見えない子どもたち」
    ■ 小林 由香利訳 P・W・シンガー 「子ども兵の戦争」
    ■ 佐藤美奈子訳 デビッド・D・バーンズ 「人間関係の悩みさようなら 素晴らしい対人関係を築くために」
    ■ 林建郎訳 デビッド・D・バーンズ 「不安もパニックも,さようなら 不安障害の認知行動療法」
    ■ 松本俊彦、渋谷繭子訳 B・W・ウォルシュ 「自傷行為治療ガイド :第2版」
    ■ 田中康雄訳 キース・ホートン、クローディーン・フォックス
       「ハンドブック青年期における自傷行為 エビデンスに基づいた調査・研究・ケア」
    ■ 日垣 隆 「買ってはいけない」は嘘である」
    ■ 西川洋三 「環境ホルモン 人心を「撹乱」した物質 (シリーズ地球と人間の環境を考える 04)」
    ■ 常石 敬一 「毒 社会を騒がせた謎に迫る」
    ■ 原田誠一、浅田仁子、勝倉りえこ、小泉葉月、小堀修訳 デイヴィッド・A・クラーク 「強迫性障害の認知行動療法」
    ■ 本多 隆司
       「性問題行動のある知的・発達障害児者の支援ガイド 性暴力被害とわたしの被害者を理解するワークブック」
    ■ 忠平美幸訳 イシメール・ベア 「戦場から生きのびて ぼくは少年兵士だった」
    ■ 荒井秀樹、黒澤麻美訳 シャーリ・Y・マニング
       「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ 家族、友人、パートナーのための実践的アドバイス」
    ■ 野間易通 「「在日特権」の虚構 増補版: ネット空間が生み出したヘイト・スピーチ」
    ■ 棚橋 正博 「捏造されたヒーロー、遠山金四郎」
    ■ 藤田覚 「遠山景元 老中にたてついた名奉行(日本史リブレット」
    ■ 望月衛訳 スティーヴン・D・レヴィット+スティーヴン・J・ダブナー 「ヤバい経済学 悪ガキ教授が世の裏側を探検する」
    ■ 黒川 修司 「赤狩り時代の米国大学 遅すぎた名誉回復」
    ■ 小野 耕世 「スーパーマンが飛ぶ」
    ■ 押野素子+渡辺政子+赤塚きょう子+高橋美江訳 スコット・ビーティ 「スーパーマンパーフェクト・ガイド」
    ■ ピーター・アペロー 「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 The Art of the Film」
    ■ 原98。布施由紀子訳 クリストファー・リーヴ
       「車椅子のヒーロー あの名俳優クリストファー・リーブが綴る「障害」との闘い」
    ■ 原99。岡山徹訳 デイナ・リーブ 「スーパーマンへの手紙」
    ■ 原02。東本貢司訳 クリストファー・リーヴ 「あなたは生きているだけで意味がある」
    ■ 小野耕世、中山ゆかり訳 デヴィッド・ハジュー 「有害コミック撲滅! アメリカを変えた50年代「悪書」狩り」
    ■ 野田昌宏、矢野徹、宇野輝雄訳 ケネス・ロブスン(レスター・デントほか)
       「魔島(2作目)、ロスト・オアシス(7作目)、モンスター(14作目、死の胡蝶(25作目)(ドック・サヴェジシリーズ)」
    ■ 石川裕人訳。アラン・ムーア、カート・スワンほか(画) [スーパーマン:ザ・ラスト・エピソード]
    ■ 手塚 治虫訳・浅倉久志協力? エリオット・マッギン 「スーパーマン 原作」
    ■ 花田知恵訳 マイケル・タイテルバウム、ナンシー・ホルダー、ディーン・ウェズリー・スミス 「ヤングスーパーマン 1-3」
    ■ 富永和子訳 マーヴ・ウルフマン 「スーパーマンリターンズ」
    ■ 小梨 直訳 マイケル・ポーラン 「これ、食べていいの? ハンバーガーから森のなかまで食をえらぶ力」
    ■ 脇浜義明訳 ジョナサン・コゾル 「非識字社会アメリカ(世界人権問題叢書 16)」
    ■ 奥田 暁代 「アメリカ大統領と南部 合衆国史の光と影」
    ■ 鷲谷花訳 ジル・ルポール 「ワンダーウーマンの秘密の歴史」
    ■ 久美 薫訳 ラリー・タイ「スーパーマン真実と正義、そして星条旗(アメリカ)と共に生きた75年」
    ■ 山内 俊雄 「性の境界―からだの性とこころの性 (岩波科学ライブラリー)」
    ■ 木山 将吾 「Smapへ そして、すべてのジャニーズタレントへ」
    ■ 原吾一 「キムタク・ジャニーズ帝国の疑惑」
    ■ 原吾一 「二丁目のジャニーズ 最終戦争篇」
    ■ 原吾一 「二丁目のジャニーズ 死闘篇 」
    ■ 原 吾一 「二丁目のジャニーズ」
    ■ 平本淳也 「ジャニーズのすべて 少年愛の館」
    ■ 北公次 「光GENJIへ 元フォーリーブス北公次の禁断の半生記」
    ■ 豊川誕/述 「ひとりぼっちの旅立ち 元ジャニーズ・アイドル豊川誕半生記」
    ■ 江木俊夫 「ジャニー喜多川さんを知ってますか 初めて語る伝説の実像」
    ■ 村瀬 幸浩、冨永 星訳 アンドレア・パロット 「デートレイプってなに? 知りあいからの性的暴力 (10代のセルフケア)」
    ■ 後藤安彦訳 スコット・バーンサイド、アラン・ケアンズ「言いなりになった女: 夫の連続レイプ殺人を助けた妻」
    ■ 菊地有子訳 ミシェル・フィトゥーシ 「スーパーウーマンはこんなに大変」
    ■ 夏目幸子訳 エリザベット・バダンテール 「迷走フェミニズム これでいいのか女と男」
    ■ 河野貴代美訳 ジーン・ベーカー・ミラー 「イエス バット… フェミニズム心理学をめざして」
    ■ 枝川昌雄訳 ジュリア・クリステヴァ 「恐怖の権力 〈アブジェクシオン〉試論(叢書・ウニベルシタス)」
    ■ 鈴木晶訳 エリザベート・バダンテール 「母性という神話」
    ■ 寺沢みずほ訳 アンドレア・ドウォーキン 「インターコース 新版 性的行為の政治学」
    ■ 藤春恵子、奥田 暁子、鈴木みどり、山崎 美佳子訳 キャサリン・A・マッキノン 「フェミニズムと表現の自由」
    ■ 巽 孝之、小谷 真理編訳 ダナ・ハラウェイほか「サイボーグ・フェミニズム :増補版」
    ■ 田中和子訳 キャスリン・バリー 「性の植民地 女の性は奪われている」
    ■ 下村満子訳 ベティ・フリーダン 「セカンド・ステージ 新しい家族の創造」
    ■ 三浦富美子訳訳 ベティ・フリーダン 「新しい女性の創造 :改訂版」
    ■ 森田 ゆり訳 ハワード・ゼア 「責任と癒し―修復的正義の実践ガイド」
    ■ 西村春夫ほか訳 ハワード・ゼア「修復的司法とは何か 応報から関係修復へ」
    ■ 仲真紀子 (北海道大学教授)監訳
       R.ブル (レスター大学教授)、C.クック (グロスターシャー大学講師)、R.ハッチャー (レスター大学講師)
       J.ウッドハム (アストン大学講師)、C.ビルビー (レスター大学講師)、T.グラント (アストン大学講師)
       「犯罪心理学 ビギナーズガイド:世界の捜査,裁判,矯正の現場から」
    ■ 小田実訳 フィリップ・S・フォナー編 「ブラックパンサー(ブラックパンサーは語る)」
    ■ 橋睦子、中島幸子、山口のり子 監訳 ランディ・バンクロフト
       「DV・虐待加害者の実体を知る あなた自身の人生を取り戻すためのガイド」
    ■ 野坂祐子、浅野恭子訳 シンシア・L・メイザー、K・E・デバイ
       「あなたに伝えたいこと 性的虐待・性被害からの回復のために」
    ■ 植村秀三訳 U・ウンドィッチ 「証言の心理 性犯罪被害者の供述を中心として」
    ---2022-6月まで
    ■ 山岡万里子訳 デイヴィッド・バットストーン 「告発・現代の人身売買 奴隷にされる女性と子ども」
    ■ 宮地尚子、井筒節、岩崎直子、堤敦朗、村瀬健介訳 リチャード・B・ガートナー
      「少年への性的虐待 : 男性被害者の心的外傷と精神分析治療.」
    ■ 原美奈子、二見れい子訳 エレン・バス、ローラ・デイビス
       「生きる勇気と癒す力 :新装改訂版 性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック」
    ■ 田口 真二編著 「性犯罪の行動科学 発生と再発の抑止に向けた学際的アプローチ」
    ■ 梶村道子訳 クリスタ・パウル 「ナチズムと強制売春 強制収容所特別棟の女性たち」
    ■ 山田ゆかり訳 ジェフ・ベネディクト 「スポーツ・ヒーローと性犯罪」
    ■ 菅野 楽章訳 ジョン・クラカワー 「ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度」
    ■ 井田 良、太田 達也編 「いま死刑制度を考える」
    ■ 中神由紀子訳 ヘレン・プレジャン 「デッドマン・ウォーキング」
    ■ 落合恵子、村上彩訳 デビー・モリス 「サヴァイヴァー」
    ■ 佐藤文香訳 シンシア・エンロー 「策略 女性を軍事化する国際政治」
    ■ 幾島幸子訳 スーザン・ブラウンミラー「レイプ・踏みにじられた意思」
    ■ 斎藤学訳 ジュディス・L.ハーマン 「父 娘 近親姦―「家族」の闇を照らす」
    ■ 藤田真利子訳 ジョルジュ・ヴィガレロ 「強姦の歴史」
    ■ 権寧訳 ジーン・マックウェラー 「レイプ《強姦》―異常社会の研究」
    ■ 佐藤貞子訳 アリス・ヴァクス 「性犯罪」
    ■ 中井久夫訳 ジュディス・L・ハーマン 「心的外傷と回復 :増補版」
    ■ 管靖彦訳 ポール・エクマン 「子どもはなぜ嘘をつくのか」
    ■ 櫻井祐子訳 ダン・アリエリー 「ずる 嘘とごまかしの行動経済学」
    ■ 加藤幹雄訳 ジョン・W・ガードナー 「リーダーシップの本質 ガードナーのリーダーの条件」
    ■ 河合衿子訳 アンドルー・モートン 「クリントンとモニカ わたしが愛した大統領」
    ■ 渡辺 智之、林 昌宏訳 ガブリエル・ズックマン 「失われた国家の富:タックス・ヘイブンの経済学」
    ■ 杉村 昌昭訳 クリスチアン・シャヴァニュー、ロナン・パラン
       「タックスヘイブン: グローバル経済を動かす闇のシステム」
    ■ 林尚毅、青柳伸子訳 ロナン・パラン、リチャード・マーフィー、クリスチアン・シャヴァニュー
       「[徹底解明]タックスヘイブン グローバル経済の見えざる中心のメカニズムと実態」
    ■ 橘玲、芝田高太郎訳 エルヴェ・ファルチャーニ、アンジェロ・ミンクッツィ
    ■ 「世界の権力者が寵愛した銀行 タックスヘイブンの秘密を暴露した行員の告白」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「RAGE 怒り」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード「恐怖の男 トランプ政権の真実」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「政治の代償」
    ■ 伏見威蕃.訳 ボブ・ウッドワード 「オバマの戦争」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「ブッシュのホワイトハウス」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード「ディープ・スロート 大統領を葬った男」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「攻撃計画: ブッシュのイラク戦争」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「ブッシュの戦争」
    ■ 山岡 洋一、高遠 裕子訳 ボブ・ウッドワード 「グリーンスパン: アメリカ経済ブームとFRB議長」
    ■ 新庄 哲夫訳 ボブ・ウッドワード 「権力の失墜: 大統領たちの危機管理」
    ■ 山岡洋一、仁平和夫訳 ボブ・ウッドワード「大統領執務室 裸のクリントン政権」
    ■ 石山鈴子・染田屋茂訳 ボブ・ウッドワード「司令官たち 湾岸戦争突入にいたる“決断”のプロセス」
    ■ 池央耿訳 ボブ・ウッドワード 「ヴェール―CIAの極秘戦略1987‐1987」
    ■ 井上篤夫訳 ボブ・ウッドワード「ベルーシ殺人事件 ハリウッドスターたちとドラッグの証言」
    ■ 中村 保男訳 スコット・アームストロング、ボブ・ウッドワード「ブレザレン―アメリカ最高裁の男たち」
    ■ 常盤新平訳 ボブ・ウッドワード 「大統領の陰謀 ニクソンを追いつめた300日」
    ■ 市古貞次訳 「新編日本古典文学全集 平家物語 1・2(小学館)」(二回目)
    ■ 福田 豊彦/全注釈 「源平闘諍録 坂東で生まれた平家物語 (講談社学術文庫)」
    ■ 小林千草 「『天草版平家物語』を読む 不干ハビアンの文学手腕と能」
    ■ 亀井高孝/翻字 「ハビヤン抄キリシタン版平家物語」
    ■ 久保田淳 校注・訳 「新編日本古典文学全集 47 建礼門院右京大夫集、とはずがたり」
    ■ 福田豊彦編 「源平合戦事典」
    ■ 小原仁編 「『玉葉』を読む 九条兼実とその時代」
    ■ 蔵持 重裕 「声と顔の中世史 戦さと訴訟の場景より」
    ■ 川合康 「院政期武士社会と鎌倉幕府」
    ■ 藤本正行 「信長の戦争 『信長公記』に見る戦国軍事学」
    ■ 佐藤和彦 「図説平家物語(ふくろうの本)」、竹宮惠子「マンガ 日本の古典 吾妻鏡」
    ■ 佐藤和彦編 「吾妻鏡事典」
    ■ 奥富敬之 「吾妻鏡の謎(歴史文化ライブラリー 」
    ■ 川合 康/編 「平家物語を読む(歴史と古典)」
    ■ 杉本 秀太郎 「平家物語 無常を聴く(講談社学術文庫 」
    ■ 近藤好和 「騎兵と歩兵の中世史(歴史文化ライブラリー」
    ■ 細川 涼一 「平家物語の女たち 大力・尼・白拍子(読みなおす日本史)」
    ■ 樋口大祐 「変貌する清盛 『平家物語』を書きかえる(歴史文化ライブラリー」
    ■ 上横手雅敬 「源平の盛衰 (講談社学術文庫)」
    ■ 永井 彦熊 「落日後の平家」
    ---2022-3月まで
    ■ 中村元監修 「ジャータカ(本生経、本生譚)全集1-10[全]」
    ■ 原實訳・注解 「大乗仏典 13 ブッダ・チャリタ(仏陀の生涯)(仏所行讃)」
    ■ 梶山雄一・立川武蔵 ほか訳「原始仏典10 ブッダチャリタ」
    ■ 田中 於莵弥+上村勝彦訳 ヴィシュヌ・シャルマー「アジアの民話 12 パンチャタントラ」
    ■ 下川博訳 シブクマール「パンチャタントラ物語 古代インドの説話集」を
    ■ 大地原 豊訳・解説 ヴィシャーカダッタ 「宰相ラークシャサの印章 古典サンスクリット陰謀劇」
    ■ 矢野道雄・杉田瑞枝訳注 ヴァラーハミヒラ 「占術大集成(ブリハット・サンヒター) 古代インドの前兆占い 1+2」
    ■ 吉福康郎 「武術の科学 ルールに縛られない戦闘術の秘密」
    ■ 初見 良昭 「世界のマーシャルアーツ」
    ■ 刊00 「世界美術大全集 東洋編 第13巻 インド 1 」
    ■ 刊99 「世界美術大全集 東洋編 第14巻 インド 2 」
    ■ 刊93 「現代インド美術 グレンバラ美術館コレクション- 」
    ■ 刊91 「NHK大英博物館 4 インド・仏教美術の開花 」
    ■ 刊90 山本 智教「インド美術史大観 写真篇 」
    ■ 刊89 「原色世界の美術 :改訂版 13 インド・西アジア 」
    ■ 刊84 「世界の至宝 12 東洋美術」
    ■ 刊84 「パキスタン・ガンダーラ美術展」
    ■ 刊82 「インド(秘の美術) 」
    ■ 刊81 「新潮古代美術館 9 静かなるインド」
    ■ 刊81 「エクラン 世界の美術 3 インド・パキスタン」
    ■ 刊81 「インドネシア古代美術展 -仏跡ボロブドールとその周辺- 」
    ■ 刊76 「グランド世界美術 4 インドの美術 」
    ■ 刊63 「インド美術 ムガールのミニアチュール- 」
    ■ 刊63 「インド古代美術展 」
    ■ 刊62 「世界美術大系 講談社版 - 第7巻 インド美術 」
    ■ 刊60 「世界美術全集 19 インド」
    ■ 刊53 「世界美術全集 11 インド 古代・中世 東南アジア 」
    ■ 樋口 隆康 「ガンダーラの美神と仏たち その源流と本質(NHKブックスカラー版)」
    ■ 長田 俊樹/編著 「インダス 南アジア基層世界を探る(環境人間学と地域)」
    ■ 曽野 寿彦訳 モーティマー・ウィーラー「インダス文明」
    ■ 後藤 健 「メソポタミアとインダスのあいだ 知られざる海洋の古代文明」
    ■ 長田 俊樹「インダス文明の謎 古代文明神話を見直す」
    ■ 近藤 英夫/編著 「四大文明 インダス(NHKスペシャル)
    ■ 松本 健編著「四大文明 メソポタミア(NHKスペシャル)」
    ■ タイム社ライフブックス編集部 「ライフ人間世界史〈第13〉メソポタミア」
    ■ 吉川 逸治ほか 「ルーヴルの名宝〈第1〉エジプト・メソポタミア美術」
    ■ 山下 博司「ヒンドゥー教 インドという〈謎〉」
    ■ 山下 博司「ヒンドゥー教とインド社会 (世界史リブレット (5)」
    ■ 中川正生訳 クシティ・モーハン・セーン 「ヒンドゥー教 インド三〇〇〇年の生き方・考え方」
    ■ 橋本 泰元「ヒンドゥー教の事典」
    ■ 中村元編 「世界古典文学全集07+08 仏典I+II
     仏典1
     「仏伝 仏伝に関する章句」訳/中村元、「偉大なる死」訳/中村元 、「原始経典 経典のことば」訳/中村元
     「シンガーラへの教え」訳/中村元 、「本生経」訳/平川彰 、「長老の詩」訳/早島鏡正 、「長老尼の詩」訳/早島鏡正
     「アヴァダーナ」訳/奈良康明 、「百五十讃」訳/奈良康明 、「金剛の針」訳/中村元 、「ラトナーヴァリー」訳/瓜生津隆真
     「ナーガーナンダ」訳/原実
     仏典2
     「維摩経」訳/中村元 、「法華経」訳/紀野一義、「勝鬘経」訳/高崎直道 、「華厳経」訳/玉城康四郎
     「阿弥陀経」訳/早島鏡正 、「大無量寿経」訳/早島鏡正 、「般若波羅蜜多心経」訳/平川彰
     「八千頌よりなる般若波羅蜜経」訳/平川彰 、「中論の頌」訳/平川彰 、「大乗起信論」訳/柏木弘雄
     「理趣経」訳/金岡秀友 、「ダラニ集」訳/金岡秀友 」
    ■ 真鍋 俊照「邪教・立川流」
    ■ 構成:入澤宣幸、漫画:大石容子「インドのひみつ:祝2012インド・日本国交60周年」
    ■ 構成・文:松本 義弘、漫画:谷豊「仏教のひみつ」
    ■ 江川 卓/[ほか]著 「世界の故事名言ことわざ :改訂第12版 総解説」
    ■ 尾崎久弥編 「大江戸怪奇画帖 完本・怪奇草双紙画譜」
    ■ 悳俊彦編 月岡芳年 「芳年妖怪百景」
    ■ 京極夏彦解説 河鍋暁斎 「暁斎妖怪百景」
    ■ 多田克己編 「江戸妖怪かるた」
    ■ 京極 夏彦解説 「妖怪図巻 」
    ■ 「妖怪図巻 続 」
    ■ アンフィニジャパン・プロジェクト訳 ジョン・ランディス
     「モンスター大図鑑 SF、ファンタジー、ホラー映画の愛すべき怪物たち」
    ■ 紀田 順一郎/協力 「大伴昌司《SF・怪獣・妖怪》秘蔵大図解 「少年マガジン」「ぼくら」オリジナル復刻版」
    ■ 湯本 豪一編 「明治期怪異妖怪記事資料集成」
    ■ 湯本 豪一編「明治妖怪新聞」・「地方発明治妖怪ニュース」
    ■ 庄田元男訳 B・M・アレン 「アーネスト・サトウ伝」
    ■ 庄田 元訳 アーネスト・サトウ「明治日本旅行案内 東京近郊編」
     「明治日本旅行案内 上巻 カルチャー編」
     「明治日本旅行案内 中巻 ルート編 1」
     「明治日本旅行案内 下巻 ルート編 2」
    ■ 柳谷武夫訳 ルイス・フロイス「日本史 切支丹伝来のころ」
    ■ 青木枝朗訳 ヘンリー・C・J・ヒュースケン 「ヒュースケン日本日記 1855-1861」
    ■ 篠田鉱造 「幕末百話 :増補」
    ■ 水田信利訳 リッダー・ホイセン・フォン・カッテンディーケ 「長崎海軍伝習所の日々」
    ■ 田坂長次郎訳 カール・クロウ 「ハリス伝 日本の扉を開いた男」
    ■ 河田小龍、北代淳二、谷村鯛夢訳 ジョン万次郎 「漂巽紀畧 全現代語訳」
    ■ 中川努、山口修訳 浜田彦蔵 「アメリカ彦蔵自伝1・2」
    ■ 原田 信男訳 ハインリッヒ・フォン・シーボルト 「小シーボルト蝦夷見聞記」
    ■ 宇神幸男 「幕末の女医 楠本イネ シーボルトの娘と家族の肖像」
    ■ 井上 光貞責任編集 「日本の名著1 日本書紀
     神代―神武天皇(川副武胤訳)、崇神天皇―雄略天皇(佐伯有清訳)、推古天皇―天武天皇(笹山晴生訳)」
    ■ 川崎 庸之責任編集 「日本の名著4 源信
     往生要集(秋山虔・土田直鎮・川崎庸之訳)、横川首楞厳院二十五三昧起請(林幹弥訳)
     二十五三昧式(林幹弥訳)、二十五三昧根本結縁衆過去帳ほか(林幹弥訳)
     霊山院過去帳(林幹弥訳)、付源信伝(林幹弥訳) 」
    ■ 「日本の名著14 貝原益軒
     大和俗訓(松田道雄訳)、和俗童子訓(松田道雄訳)、楽訓(松田道雄訳)、家道訓(松田道雄訳)
     養生訓(松田道雄訳)、大疑録(荒井健訳) 」
    ■ 山本武夫、伊藤多三郎訳「日本の名著11 中江藤樹/熊沢蕃山 翁問答 、集義和書集義外書 」
    ■ 田原嗣郎訳「日本の名著12 山鹿素行 配所残筆、武教小学、山鹿語録(抄)」
    ■ 野口武彦訳「日本の名著19 安藤昌益 自然真営道(抄)、統道真伝(抄)」
    ■ 「日本の名著20 三浦梅園 玄語(抄)(山田慶児訳)、贅語(抄)(吉田忠訳)、造物余譚(吉田忠訳)」
    ■ 源了円訳 「日本の名著23 山片蟠桃/海保青陵 夢の代(抄)、海保青陵、天王談、前識談、稽古談」
    ■ 「日本の名著24 平田篤胤/佐藤信淵/鈴木雅之
     古道大意(子安宣邦訳)、霊能真柱(相良亨訳) 、佐藤信淵(子安宣邦訳)
     鎔造化育論(抄) 、鈴木雅之(子安宣邦訳)、撞賢木(抄)」
    ■ 「日本の名著26二宮尊徳
     富田高慶著「報徳記」(善積美恵子訳)、福住正兄著「二宮翁夜話」(児玉幸多訳)
     三才報徳金毛録(児玉幸多訳)、仕法関係諸篇(安達淑子訳)、書簡(安達淑子訳)、日記(安達淑子訳)」
    ■ 頼惟勤訳 「日本の名著28 頼山陽 日本外史(抄)」
    ■ 橋川文三訳 「日本の名著29 藤田東湖、藤田幽谷
     回天詩史、常陸帯、弘道館記述義、会沢正志斎著「新論」
     修史始末、東湖随筆、見聞偶筆 」
    ■ 松浦玲訳 「日本の名著 30 佐久間象山 横井小楠
     省[]録(せいけんろ)、海防論、殖産興業、公武一和。国是三論、政治と学問、共和一致、大義を世界に 」
    ■ 永井道雄責任編集 「日本の名著33 福沢諭吉
     学問のすすめ、文明論の概略、福翁自伝、西洋事情、通俗国権論、民情一新、学問の独立
     瘠我慢の説 」
    ■ 江藤淳 責任編集 「日本の名著32 勝海舟 氷川清話、海舟余波、解難録、断腸の記、夢酔独言」

    ■ 日刊14 井上尚登 「ルパン三世 The Novel 謎の宝石と伝説の王国 (角川文庫)」
    ■ 日刊05 大沢 在昌、新野 剛志、光原 百合、樋口 明雄、森 詠 「小説ルパン三世 オリジナル競作アンソロジー」
    ■ 日刊92〜 大井 直紀ほか 「小説ルパン3世 サークルストーン作戦・エルドリア大脱出作戦・予知能力者ネア・魔女の瞳」
    ■ 日刊82 辻 真先 「小説!!!ルパン三世(集英社文庫)」
    ■ リベロスタイル編 「ルパン三世アニメ全歴史 :完全版
    ■ 刊94。高橋 実[まぼろしのルパン帝国 ルパン三世ザ・ファーストTVシリーズ]
    ■ 刊99 [ルパン三世研究報告書]
    ■ 刊00 [ルパン三世カルト 2001(双葉文庫)]
    ■ 刊03 トムス・エンタテインメント/監修 [ルパン三世PERFECT BOOK TV版パート2ストーリー解析編(別冊宝島 852)]
    ■ 刊03 [スタジオジブリ絵コンテ全集 第2期 1+2 ルパン三世+カリオストロの城]
    ■ 刊03。 徳間書店スタジオジブリ事業本部 「スタジオジブリ絵コンテ全集 第2期[4・5] 名探偵ホームズ」
    ■ 刊07 [双葉社スーパームック ルパン三世 ルパンthe 40!]
    ■ 刊08 [ルパン三世GREEN VS REDオフィシャルガイドブック
    ■ 刊12 [ルパン三世アニメ全歴史 :決定版]
    ■ 刊15 [ルパン三世ぴあ]
    ■ 刊16 [ルパン三世PARTW原画集]
    ■ モンキー・パンチ [ルパン三世+新ルパン三世(全巻中八割ぐらい)]
    ■ モンキーパンチ [逆イソップ物語(笠倉漫画文庫)]
    ■ モンキーパンチ [ルパン小僧]
    ■ 双葉社編 [追悼、モンキー・パンチ。 ある漫画家の、60年間の軌跡]
    ■ 佐藤宗子編■ 「少年小説大系 第26巻 少年翻訳小説集
      桜井鴎村『遠征奇談』、原包一庵『十二健児』、菊地幽芳『家なき児』、高垣眸『宝島』
      野村愛正『巌窟王』、南洋一郎『大ニュース=ルパンとらわる(「怪盗紳士より」)』」
    ■ [少年小説大系 第24・25巻 少女小説名作集 1・2]
      1925 加藤武雄『君よ知るや南の国』・1929 横山美智子『嵐の小夜曲』
      1934 由利聖子『チビ君物語』・1936 吉屋信子『司馬家の子供部屋』
      1933 神崎清『黒板ロマンス(抄)』・1939 森田たま『石狩少女』・1949 龍胆寺雄『月の沙漠に』
      1921〜1930 北河千代『絹糸の草履』・1934 吉屋信子『街の子だち』
      1941 由利聖子『続チビ君物語』1928『少女三銃士(原題:あまのじゃく合戦)』
      1938 菊地寛『心の王冠』・1941 松田瓊子『小さき碧』
    ■ 金坂清則訳 イザベラ・バード 「完訳日本奥地紀行」
    ■ 山内 義雄訳 アレクサンドル・デュマ・ペール 「モンテ・クリスト伯 :改版」
    ■ 高橋啓吉訳 イリヤー・エレンブールグ 「パリ陥落」
    ■ 志摩隆訳 ラリー・コリンズ 「パリは燃えているか?」
    ■ 田辺佐保子訳 ナジェージダ・ドゥーロワ 「女騎兵の手記」
    ■ 鳥越文蔵、山根為雄、長友千代治、大橋正叔、阪口弘之 校注訳
      [新編日本古典文学全集 76 近松門左衛門集 3
      1685:出世景清、1705:用明天王職人鑑、1708:けいせい反魂香、1715:国性爺合戦
      1718:曾我会稽山、1719:平家女護島
    ■ 森修/[ほか]校注・訳 [日本古典文学全集 43+44 近松門左衛門集 1+2
      曽根崎心中、源五兵衛おまん薩摩歌、心中二枚絵草紙、与兵衛おかめひぢりめん卯月の紅葉、堀川波鼓、
      おなつ清十郎五十年忌歌念仏、跡追心中卯月の潤色、心中重井筒、高野山女人堂心中万年草、
      丹波与作待夜の小室節、淀鯉出世滝徳、心中刃は氷の朔日
    ■ 中野定雄・中野里美・中野美代訳 ガイウス・プリニウス・セクンドゥス [プリニウスの博物誌I〜III]
    ■ 中野 里美訳H・N・ウェザーレッド[古代へのいざない プリニウスの博物誌]
    ■ 畠中尚志訳 ピエール・アベラール 「アベラールとエロイーズ 愛と修道の手紙」
    ■ 日暮 雅通訳 ニール・スティーヴンスン 「スノウ・クラッシュ」
    ■ 吉田 恭子訳 デイヴ・エガーズ 「ザ・サークル」
    ■ 日本民話の会外国民話研究会編訳 「世界の妖怪たち(世界民間文芸叢書 別巻)」
    ■ 酒井昭伸訳 マイケル・クライトン 「ライジング・サン」
    ■ 酒井昭伸訳 マイクル・クライトン 「パイレーツ 掠奪海域」
    ■ 鈴木 玲子 「パイレーツ・オブ・カリビアン -呪われた海賊たち-(竹書房文庫) 」
    ■ 鈴木 玲子 「パイレーツ・オブ・カリビアン -デッドマンズ・チェスト-(竹書房文庫) 」
    ■ 鈴木 玲子 「パイレーツ・オブ・カリビアン -ワールド・エンド-(竹書房文庫) 」
    ■ 鈴木 玲子 「パイレーツ・オブ・カリビアン■ 生命の泉 (竹書房文庫)」
    ■ 赤坂 行雄/訳■ 不明 「パイレーツ・オブ・カリビアンデッドマンズ・チェスト(LOOK AND FIND BOOK)」
    ■ ホンヤク社訳 パイレーツ・オブ・カリビアン ジャック・スパロウの冒険 2 セイレーンの歌」
    ■ ホンヤク社訳 パイレーツ・オブ・カリビアン ジャック・スパロウの冒険 1 嵐がやってくる!」
    ■ 日本随筆大成編輯部/編 「日本随筆大成 第2期 1 兎園小説(曲亭馬琴)草廬漫筆(武田信英)」
    ■ 藤森かよこ訳 アイン・ランド 「水源」
    ■ 脇坂あゆみ訳 アイン・ランド 「肩をすくめるアトラス」
    ■ 安藤元雄、清水徹、川口喬一訳 「筑摩世界文学大系 82 ベケット ブランショ
      「モロイ」 サミュエル・ベケット
      「謎の男トマ」、「アミナダブ」 、「マラルメと小説芸術」、「カフカと作品の要請」、「バタイユ論集成」
      「終りなき対話、「内的経験」、「物語とスキャンダル」、「肯定と否定的思考への情熱」、「思考の賭け」
      「友愛」モーリス・ブランショ
      「デカルト的ケンタウロス」 ヒュー・ケナー、「外の思考」 ミシェル・フーコー(Michel Foucault) 」
    ■ 佐藤良明訳 トマス・ピンチョン 「重力の虹」
    ■ 飛田 茂雄訳 ジョーゼフ・ヘラー 「キャッチ=22 上+キャッチ=22〔新版〕(下)」
    ■ 塚本昌則訳■ パトリック・シャモワゾー 「カリブ海偽典 最期の身ぶりによる聖書的物語」
    ■ 日影丈吉訳 ガストン・ルルー 「オペラ座の怪人」
    ■ 新倉朗子訳 シャルル・ペロー 「ペロー童話集 完訳(岩波文庫)」
    ■ 「集英社 世界文学全集 20世紀の文学 18
      野崎孝訳 F・S・フィッツジェラルド 偉大なギャツビー
      丸谷才一訳 ナサニェル・ウェスト 孤独な娘
      西川正身訳 ジョン・スタインベック 赤い小馬
      谷口睦男訳 ジョン・オハラ サマーラの町で会おう」
    ■ 齋藤 智裕(水嶋ヒロ) 「KAGEROU」
    ■ 小川隆訳 マイクル・スワンウィック 「大潮の道」
    ■ 虚淵 玄原作 大槻涼樹 「沙耶の唄(星海社FICTIONS オ3-01) 」
    ■ 鋼屋ジン原作、涼風涼(本編)、古橋秀之(外伝)
      「斬魔大聖デモンベイン 無垢なる刃、魔を断つ剣、明日への翼
      斬魔大聖デモンベイン 機神胎動、軍神強襲、ド・マリニーの時計(角川文庫)」
    ■ リアクション、虚淵玄原作 「ファントム アイン、ツヴァイン(角川文庫)」
    ■ 種子島貴、虚淵玄原作 「吸血殲鬼ヴェドゴニア White night・Moon tears(角川文庫) 」
    ■ 八杉将司、虚淵玄脚本 「楽園追放」
    ■ 赤尾秀子訳 アン・レッキー 「叛逆航路、亡霊星域、星群艦隊」
    ■ 筑摩世界文学大系 26 ドイツ・ロマン派集
      ヒュペーリオン ヘルダーリン/著 手塚 富雄/訳.ヴーツ先生万歳 ジャン・パウル/著 山下 肇/訳
      夜の讃歌 ノヴァーリス/著 生野 幸吉/訳.キリスト教世界またはヨーロッパ ノヴァーリス/著 生野 幸吉/訳
      のらくら者 アイヒェンドルフ/著 川村 二郎/訳.金の壷 ホフマン/著 中野 孝次/訳
      ハルツ紀行 ハイネ/著 舟木 重信/訳.ヘルゴラント便り ハイネ/著 井上 正蔵/訳
      フローレンス夜話 ハイネ/著 井上 正蔵/訳 アッタ・トロル ハイネ/著 井上 正蔵/訳
      ドイツ冬物語 ハイネ/著 井上 正蔵/訳
      文学及び音楽におけるドイツ・ロマン派 シュタイガー/著 生野 幸吉/訳
      ハイネ始末記 カール・クラウス/著 池内 紀/訳.」
    ■ ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯 にせの伯母さん 作者不詳 会田由訳. 君主論 マキアヴェリ著 野上素一訳.
      わが心の秘めたる戦いについて ペトラルカ著 渡辺友市訳. カンツォニエーレ詩抄 ペトラルカ著 池田廉訳.
      パニュルジュ航海記 作者不詳 渡辺一夫 荒木昭太郎訳. 笑話集抄 デ・ペリエ著 山本顕一訳
      エプタメロン抄 ド・ナヴァル著 名取誠一訳
      教皇派の中にある、福音の真理を知った信者は何をなすべきか カルヴァン著 久米あつみ訳
      悩めるフランスに勧めること カステリヨン著 二宮敬訳. 自発的隷従を排す ラ・ボエシー著 荒木昭太郎訳
      フランス・ルネサンス名詩選 秋山晴夫ほか訳. 謝肉祭劇選 ザックス著 永野藤夫訳
      十六世紀の近代性 オーゼール著 二宮敬訳」
    ■ 筑摩書房 世界文学大系 14 古典劇集 1
    ■ 筑摩書房 世界文学大系 89 古典劇集 2
      :フォースタス博士の悲劇 マーロウ著 平井正穂訳. ヴォルポーネ ジョンソン著 三神勲訳. 疑わしい真実 アラルコン著 会田由訳
      ル・シッド コルネイユ著 秋山晴夫訳. タルチュフ モリエール著 鈴木力衛訳. 孤客(人間嫌い) モリエール著 辰野隆訳
      フェードル ラシーヌ著 二宮フサ訳. 賢人ナータン レッシング著 浅井真男訳
      -
      靴屋の祭日 デッカー著 三神勲訳. 乙女の悲劇 ボーモント フレッチャー著 小津次郎訳. モルフィ公爵夫人
      ウェブスター著 関本まや子訳. チェインジリング ミドルトン ロウリー著 笹山隆訳. あわれ彼女は娼婦
      フォード著 小田島雄志訳. セビーリャの色事師と石の招客 ティルソ・デ・モリーナ著 会田由訳
      チュルカレ ル・サージュ著 鈴木力衛訳. 軍人たち レンツ著 岩淵達治訳. 知恵の悲しみ グリボエードフ著 倉橋健訳
    ■ 日本聖書学研究所/編 「聖書外典偽典 6+7 新約外典 1・2 」を読んだ
      パピルス 川村 輝典/訳 松永 希久夫/訳.エビオン人福音書 松永 希久夫/訳.ヘブル人福音書 川村 輝典/訳
      エジプト人福音書 川村 輝典/訳.ヤコブ原福音書 八木 誠一/訳 伊吹 雄/訳.トマスによるイエスの幼時物語
      八木 誠一/訳 伊吹 雄/訳.ペテロ福音書 小林 稔/訳.ニコデモ福音書 田川 建三/訳
      ラオデキア人への手紙 青野 太潮/訳.パウロとコリント人との往復書簡 青野 太潮/訳
      セネカとパウロの往復書簡 青野 太潮/訳.パウロの黙示録 佐竹 明/訳.シビュラの託宣 佐竹 明/訳.
      ペテロ行伝 小河 陽/.パウロ 青野 太潮/訳.ヨハネ行伝 大貫 隆/訳
      アンデレ行伝 藤村 和義/訳 土岐 健治/訳.トマス行伝 荒井 献/訳 柴田 善家/訳
    ■ 柴田元幸訳 ジョセフ・コンラッド 「世界文学全集 3-03 ロード・ジム」
    ■ 青山南訳 ジャック・ケルアック 「世界文学全集 1-01 オン・ザ・ロード」
    ■ 池央耿訳 ドナルド・E・ウェストレイク 「吾輩はカモである」
    ■ 柳沢由美子訳 マイ・シューヴァル+ペール・ヴァールー 「刑事マルティン・ベック 笑う警官」
    ■ 野崎孝訳 J・D・サリンジャー 「ライ麦畑でつかまえて」
    ■ 乾信一郎訳 アンソニー・バージェス「時計じかけのオレンジ :完全版」
    ■ 高橋源一郎訳 ジェイ・マキナニー 「ブライト・ライツ、ビッグ・シティ」
    ■ 伊藤整訳・伊藤礼補訳 D・H・ローレンス 「チャタレイ夫人の恋人」
    ■ 関根秀雄訳 ラ・ブリュイエール 「カラクテール 当世風俗誌 上中下(人さまざま)」
    ■ 森進一訳 テオプラストス 「人さまざま」
    ■ 岩田行一訳 エリアス・カネッティ 「耳証人 新・人さまざま」
    ■ 中川誠訳 ウィリアム・ハズリット 「ハズリット箴言集 人さまざま」
    ■ 三木卓 「震える舌」
    ■ 泡坂妻夫 「乱れからくり」
    ■ 二宮フサ訳 フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー 「ラ・ロシュフコー箴言集」
    ■ 深瀬基寛訳 ウィスタン・ヒュー・オーデン 「オーデン詩集」
    ■ 北島明弘監訳 ガイ・ヘイリー/編 SF大クロニクル」
    ■ 縄田 一男ほか 「図説時代小説のヒーローたち(ふくろうの本)」
    ■ 池田真紀子訳 チャック・パラニューク 「ファイト・クラブ」
    ■ 柳下殻一郎訳 R・V・クラフト=エビング 「クラフト=エビング 変態性慾ノ心理」
    ■ 田中謙二編 「中国古典文学大系 52 戯曲集 上」
    ■ 立間祥介+伊藤漱平訳 「中国古典文学大系 37 今古奇観+嬌紅記 上下」
    ■ 前野直彬訳 「中国古典文学大系 42 閲微草堂筆記 他六編」
    ■ マリオ・バルガス=リョサ 「都会と犬ども」
    ■ 阿部知二訳 ジェイン・オースティン 「世界文学全集 カラー版 9 高慢と偏見+説きふせられて」
    ■ 木村 榮一訳 イサベル・アジェンデ 「世界文学全集 2-07 精霊たちの家」
    ■ 西永良成訳 ミラン・クンデラ 「世界文学全集 1-03 存在の耐えられない軽さ」
    ■ 近藤隆文訳 ジョナサン・サフラン・フォア 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
    ■ 檜垣嗣子訳 ステイシー・シフ「サン=テグジュペリの生涯」
    ■ 大林薫訳 ジャン=ピエール・ゲノ 「星の王子さまのメモワール アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの軌跡」
    ■ 鮎川信夫訳 エラリー・クイーン 「Xの悲劇」
    ■ 小竹武夫訳 「漢書 上巻 帝紀・表・志」
    ■ 小竹武夫訳 「漢書 中巻 列伝 I」「漢書 下巻 列伝 II」
    ■ 小山慶太+輪湖博共訳 アイザック・アシモフ 「アイザック・アシモフの科学と発見の年表」
    ■ 菅原卓訳 アーサー・ミラー アーサー・ミラー全集 2 「原53るつぼ・原55橋からのながめ」
    ■ 今野一雄訳 ラ・フォンテーヌ■ 「寓話 上下」
    ■ 宇佐美斉訳 アルチュール・ランボー 「ランボー全詩集(ちくま文庫)」
    ■ 朝倉朗子編訳 「フランス民話集」
    ■ 山西英一、秦豊吉訳 「世界文学全集 66 レマルク 西部戦線異状なし・凱旋門」
    ■ 浜野アキオ訳 デニス・クーパー 「その澄んだ狂気に」
    ■ 若林真訳 アラン・ロブ=グリエ 「快楽の館」
    ■ 「筑摩世界文学大系 1 古代オリエント集」
      シュメール ウルの滅亡哀歌他15篇 五味 亨/訳 杉 勇/訳、アッカド エヌマ・エリシュ他14篇 後藤 光一郎/ほか訳
      ウガリット バアールとアナト他3篇柴山 栄/訳、ヒッタイト クマルビ神話他2篇 轟 俊二郎/ほか訳
      アラム 賢者アヒカルの言葉 杉 勇/訳、ペルシア 古代ペルシア語碑文 佐藤 進/訳
      エジプト シヌへの物語他30篇 尾形 禎亮/訳 杉 勇/訳、旧約関係諸書について 三笠宮 崇仁/著
      武藤貞夫校注 「伊曾保物語 万治絵入本 附属絵入教訓近道」

    [2020-12]
    ネタでルパンを扱う事になって良い機会なんで調べてみようで、自分が調べられる範囲では調べた
    日刊14 井上尚登 「ルパン三世 The Novel 謎の宝石と伝説の王国 (角川文庫)」
    日刊05 大沢 在昌、新野 剛志、光原 百合、樋口 明雄、森 詠 「小説ルパン三世 オリジナル競作アンソロジー」
    日刊92〜 大井 直紀ほか 「小説ルパン3世 サークルストーン作戦・エルドリア大脱出作戦・予知能力者ネア・魔女の瞳」
    日刊82 辻 真先 「小説!!!ルパン三世(集英社文庫)」を読んだ
    .
    こんな企画あってこんな人まで書いていたかと驚く所あるし、否応も無く作家技術の比較になって酷な部分も多々ある
    ラノベのこれ系企画とは異なり解説も無く「お仕事でしました感」も強く、気になってたルパンの印象操作に関係ありそう
    「お仕事でしました感」が強いとおおまかなイメージに沿ってとなるが、実力ある作家だとちゃんと個性を発揮も見所になる
    .
    原作ベースで作っているはそれなりに調べて作った感も強く、原作の実験的を継承してユニークな作りにもなっている
    図書館資料では無かったが90年代に中島かずき編集のゲームブックも多数出ている筈で、ここらも資料の一つとなりえる

    [2020-07]
    刊12。ネタでルパンを扱う事になって良い機会なんで調べてみようで、自分が調べられる範囲では調べた
    リベロスタイル編 「ルパン三世アニメ全歴史 :完全版」を読んだ
    .
    知っての通りこの後さらにシリーズは続くんだけどTVSP版やOVAも含めたTV版ルパンのデータを網羅している
    どう脱獄したかやなにを狙ったかのリストもあるし、設定資料なんかも拾える範囲で扱いコラムもある
    キャラデザの変遷を一目で見れる頁なんかは面白かったし、各人で関連性ある話はどれかで案内もある
    .
    よくよく考えると双葉社は特撮ムックなんかもしっかりしたのが多くて、ノウハウがちゃんと確立されている
    この時点までという制約や、同時発売の一般向けのとでわかりにくいという難はある太鼓判押せる良いムック
    [2020-09-02]
    参考だが別の参考になった刊94。高橋 実 [まぼろしのルパン帝国 ルパン三世ザ・ファーストTVシリーズ]読んだ
    エヴァ以前だが当時よく出た作品を使って自分の意見を言っているや、データ重視以前の資料本の原型が見れる
    どういう人たちがどんな意図でそういうのを作っていたかもわかりこれ止まりも止む無し。痛い文の資料・反面教師にも
    [2020-09-12]
    先に前後で刊行されたムックを読んでいるので変遷がわかって興味深い[刊99 ルパン三世研究報告書]よんだ
    文章に使い回しがある事や、使い回しをしながら充実させていった事がわかり、初出がどこかなんかもわかる
    本書だけの特別要因でこの時点までの全話予告文とシナリオ抜粋もある。こんな研究されてる作なのも発見
    [2020-09]
    同類の本が他にも出ているが全て内容が違うみたい「刊00 ルパン三世カルト 2001(双葉文庫)」よんだ
    現状でもシリーズ増えてムックも拡張しているので他のは借りないが、こういう本も文庫で出ていたの一例で挙げる
    後年の本に継承されていく要素や発展や蓄積が見れて面白いし、ディープにファンがついてきているともわかる
    [2020-09-17]
    トムス・エンタテインメント/監修 [刊03 ルパン三世PERFECT BOOK TV版パート2ストーリー解析編(別冊宝島 852)]
    宝島社の本は独特な所があって避けているんが興味があって借り出し、図版多い中身も良いかなでも落とし穴ある
    当時のルパンサイト管理人ほかにに全レビューを書かせ主観に寄り古め。また声優の見解に変遷がある資料にも
    [2020-09]
    現状最も入手簡単かつ有名[刊03・03 スタジオジブリ絵コンテ全集 第2期 1+2 ルパン三世+カリオストロの城]よんだ
    ネタで扱っていた時期にちょうど宮崎二作がCS帯放送でやっていたので確認もとれた。余計な発言がなければねぇは
    これ系は節々にある意図コメントも面白く、他作連想させるコメントは意図を伝えんとする物だったんだなあと発見も
    [2021-2]
    ルパン派生 刊03。 徳間書店スタジオジブリ事業本部 「スタジオジブリ絵コンテ全集 第2期[4・5] 名探偵ホームズ」
    自画像イラストがメット姿で初期の方の仕事にもなる。決めポーズや顔芸などらしからぬいてらしいの再確認に驚き
    キャラがどういう風に考えているかの書き込みは少ないんだけど、カッコよくやアドリブの指定あるのも上記で驚き
    [2020-09-22]
    時間が開いて目にもついたので図書館直読み[刊07 双葉社スーパームック ルパン三世 ルパンthe 40!]をよんだ
    タイトルどおりで全作・詳細車と銃紹介も含む薄いムックだが、参加した作画系の人にコラム書かせているので豪華
    本来は参加予定が無かった人も手伝わない?で参加してるとわかる他、作風からしてモンキーさんが娯楽思考も驚き
    [2020-09]
    双葉ではなく学研だがあったので借り出し「刊08 ルパン三世GREEN VS REDオフィシャルガイドブック」よんだ
    インタビューや詳細作品紹介で構成された標準的なムック。実験的な面も含む作だが作り手の方向性はちょっと意外
    ラーメンズが監督推薦だったり、車や飲食会社が全面協力していたり、どういう意図で作ったがわかって資料になる
    [2020-09]
    タイトルが似ていて混乱するが赤で安くて一般向けが今書[刊12 ルパン三世アニメ全歴史 :決定版]よんだ
    網羅するではなく概要の形で重要なポイントだけを押さえているで、物足りないとはいえムックとしての充実度は高い
    ほぼフルカラーで劇中キャプで特筆すべきキャラを大量に紹介していて、キャラでムックを作る時のお手本とも言える
    [2020-09]
    最近の資料が欲しかったんだけど四期までしか図書館には置いてなかった[刊15 ルパン三世ぴあ]よんだ
    簡単な軽い本でちゃんと調べようとするとアニメ誌のバックナンバーあたらんと駄目かな感あるがインタビュー等は充実
    クリカンがものまね脱したのが峰不二子と呼ばれた女移行だったり、新しい人がどういう考えで当ててるなど発見はある
    [2020-09]
    最近の資料が欲しかったんだけど四期までしか図書館には置いてなかった[刊16 ルパン三世PARTW原画集]よんだ
    ネタで扱うからの出戻りなんでだいぶ抜けがあって、そのうちCSでするとは思うけど見ときゃ良かったなあと思う内容
    全話分名場面ピックアップだが原画の方がよく伝わる部分や意図の発見もあるので面白いと思う。OPなど5と共通部分も

    [2020-07]
    原67-69、77-81。ネタでルパンを扱う事になって良い機会なんで調べてみようで、自分が調べられる範囲では調べた
    モンキー・パンチ [ルパン三世+新ルパン三世(全巻中八割ぐらい)]を読んだ
    .
    あった分だけなんで抜けも含むが、丸々から要素だけとアニメに使われた原作も多いので比較と感心を持って見れる
    浦沢義雄参加や念力珍作戦がある事も納得で、物凄く幅広い内容の中にはナンセンスギャグの要素もかなり強い
    変遷あり長所短所の良く出た作風かつ、晩期の逆に珍しい普通の漫画風作りなど成長幅がまだあった作者とわかる
    .
    アニメじゃ出来ない徹底した色キチぶりや、回によって変わる設定で完全に謎の女と化した不二子なんかも魅力
    変装の名人や殺しても死なないや初代や二代目のネタもわかったし、アニメ各監督での脚色もなるほどと見方広がる
    [2020-09-01]
    補完として簡単にでルパン以外が目立たないは後述も。モンキーパンチ 「逆イソップ物語(笠倉漫画文庫)」を読んだ
    解説が石ノ森でパンチ先生が手塚から貰ったコメントを引用してのコメントも両者意図や背景を考えると面白い
    ルパンのシュールでブラックなノリが本来の作風と分かり、そこを工夫して受け入れられる物作ったは功績と思う
    [2020-09-01]
    補完として簡単に有名なのか無名なのか曖昧な立ち位置の四世 モンキーパンチ 「ルパン小僧」を読んだ
    大人向け作家が少年向けで成功はヤスジがあるが、パンチさんは苦戦との感想。逆にエロなど個性も出ている
    本伝がショートでシュールなんで本伝終盤と共にこんなのも出来るんだと驚きあるし、それなりにこなせてもいる

    [2020-09]
    刊19。ネタで扱ったからの流れだが知っての通り19年に亡くなられていて、もっと早く調べていればなぁはある
    双葉社編 「追悼、モンキー・パンチ。 ある漫画家の、60年間の軌跡」を読んだ
    .
    こういうのを素早く用意が双葉社のちゃんとした所で、追悼書籍としてもパンチさん自体の資料としても良く出来ている
    バロン吉本が動機でインタビューもあるが、STがとても好きだった人らしくここは本当に早く知っていればと後悔する
    上記で貸本から一般紙の人で部分的再録もあるが、戦後にDCコミックが出回ったやマッド編集部尋ねたと経歴特殊
    .
    版権ものパチンコ展開み早く、アニメも含めアメコミヒーローみたく息長くしたかったは懐の広さかつ先見性かつ成功例
    手塚系列では無い発展だけど手塚先生にアニメ作ったら良いと言われていたなど漫画の歴史証人の一人にもなっている

    [2020-05]
    日原1900〜。FGOからの派生でもあり以前調べていた戦前の小説調査からの延長でもあり目当ては岩窟王
    佐藤宗子編 「少年小説大系 第26巻 少年翻訳小説集
    桜井鴎村『遠征奇談』、原包一庵『十二健児』、菊地幽芳『家なき児』、高垣眸『宝島』
    野村愛正『巌窟王』、南洋一郎『大ニュース=ルパンとらわる(「怪盗紳士より」)』」を読んだ
    .
    経緯説明が必要だが昔の翻訳は翻案と言う形でそのまま訳すのではなく、今のアニメの漫画版的な変更を加えていた
    目当ての岩窟王にしても完全な形で出たのは最近で、翻案版がずっと社会に流布してその形で読まれていたになる
    当時から読まれていた物が数本だが、これも以前読んだルパンで比較が出来て評価的にも上記漫画版と似てくる
    .
    中には日向けにアレンジして日の田舎みたいになっているのもあるが、ここらは水木サン版ラブクラフトにも似ている
    目当ての岩窟王は1/7圧縮版。初見だが色々な話の元ネタになっているので復讐と不殺で迷う話だったで驚いた

    [2023-09]
    少女漫画を扱っている関連から。先の通りで更に遡った元禄作品との比較で維新後数年・また戦中変化もわかる
    [少年小説大系 第24・25巻 少女小説名作集 1・2]
    1925 加藤武雄『君よ知るや南の国』・1929 横山美智子『嵐の小夜曲』
    1934 由利聖子『チビ君物語』・1936 吉屋信子『司馬家の子供部屋』
    1933 神崎清『黒板ロマンス(抄)』・1939 森田たま『石狩少女』・1949 龍胆寺雄『月の沙漠に』
    1921〜1930 北河千代『絹糸の草履』・1934 吉屋信子『街の子だち』
    1941 由利聖子『続チビ君物語』1928『少女三銃士(原題:あまのじゃく合戦)』
    1938 菊地寛『心の王冠』・1941 松田瓊子『小さき碧』
    を読んだ
    .
    本文より解説が重要かもで地方で大きく受けた少女倶楽部型・都会で小さく受けた少女の友型の両種収録
    上記にはないが川端康成・与謝野晶子も含まれ豪華かつ、大きな瞳の元祖中原淳一やふろくと補足も含む
    幸・不幸を語る形式で定型と評価されやすいが、実際は多くの幸・不幸を扱うで多様で立身の教養小説趣も
    .
    地方か都市型で主人公選択や目標・展開等な差があり努力・自由と差。戦中までは海外紹介の役目もあった
    短い頁数で幸不幸を上下させるので超展開的な所がありそれが運命を扱うや、理想の異性や友を描いたとも

    [2021-10]
    原1880。1876〜77の記録で先行し訳も出ているが、原書に簡略版使用や論文省略や訳に紛らわしさありで本書
    金坂清則訳 イザベラ・バード 「完訳日本奥地紀行」読んだ
    .
    アイヌ関連の興味もあって読んだのでアイヌ語を記録したや、サトウの神道論とも合わせて読める論考は価値ある
    訳の部分ではたくあんが旧版ではわかりにくかった。当時は下水が悪かったや北は暗さ・反射・煙で眼病多かったなど
    旧版から追加発見で随行者の伊藤鶴吉が名通訳とわかった。また犬扱いなどアイヌに対する当時の日見解も記録
    .
    アイヌ関連では日に対する恐れが伝わるがそんな中で内緒で義経神社に案内されたは今もでは貴重な記録
    当時の日は150と小柄や、馬がお守りを下げていたや、車夫が全身入れ墨だったなど細かい情報わかるのも良い

    [2021-10]
    原1844-46。以前によく知られた抄訳版の巌窟王は読んでいるんだけど、ちゃんと全文読みたくて文庫七冊分
    山内 義雄訳 アレクサンドル・デュマ・ペール 「モンテ・クリスト伯 :改版」読んだ
    .
    抄訳されるのも当然で長すぎて意味が無くて面白くないが七割なんだけど、あとの三割は割と凄まじい出来
    長編小説発生の始祖的な意味あり文学的にも重要なんだけど立ち位置は娯楽で、テーマも復讐と俗っぽい
    よく知られた前半の捕まって脱獄の辺りはとても面白い。また復讐を長い展開の中で昇華していくのも見所
    .
    結果的に実際の犯罪被害者が裁判で心理変化していく様にも近くなったし、宗教者の世界認識追体験にも
    斜めに読んで犯罪者の自己正当化なんて見方も出来る。苦境や社会を憎む人が読めば発見も多いかも

    [2020-11]
    原40〜42。ボルシェヴィキ党の人で共産主義のプロパガンダ書と言う評価を得ていて普通なら絶対読まないんだが
    高橋啓吉訳 イリヤー・エレンブールグ 「パリ陥落」を読んだ
    .
    先にパリは燃えているかを読んでテグジュペリの置かれた状況も理解出来たし、アナキズムも調べなおしたで読んだ
    おそらくトルストイあたりを意識してると思うんだが、当時の状況をスケッチ的に切り出していてかなり読み難い
    前者の燃えているかは解放の過程だが本書は侵攻時期の小説で、最初に書いた通り人民解放戦線上げの内容
    .
    プロパガンダの実態や、自分以外の戦力をどう評価していたかや、どう印象操作したかったかと言う点でも参考になる
    パリで燃えているで触れられている事や敗北はとうぜん触れる事も無く、筆者は他にも歴史小説の形で犯行を重ねた

    [2020-10]
    原64。アニメルパンの第一話を連想してしまうが映画にもなった古い本で、第二次大戦でのパリ解放を追っている
    志摩隆訳 ラリー・コリンズ 「パリは燃えているか?」を読んだ
    .
    パリ占領の詳細を知らなかったので派閥闘争に巻き込まれ酷い目にあう星の王子作者調べる前に読めば良かった
    タイトルはパリ奪還時のヒトラー命令で、現地ドイツ人は反発するし奪還後もV1・V2での遠距離攻撃が発生した
    単純な解放劇では無く誰が解放してどういう方法をとるかで一悶着あり、無差別攻撃企む共産ゲリラ勢力もある
    .
    米軍到着まで全面闘争にせず時間を稼ぐ市民の戦いは熾烈で、自爆にも近い戦車に近接しかけた娘の逸話は壮絶
    解放後も残ったドイツ人や味方した奴への憎悪と、解放での解放感など細かい所まで描いていてとても面白かった

    [2022-06]
    原1836。ウクライナ出身でロシアに駆け落ちしたママの子で、ナポさん相手にロシア兵として活躍したで扱いが難しくなった
    田辺佐保子訳 ナジェージダ・ドゥーロワ 「女騎兵の手記」を読んだ
    .
    新書と思い借りて来たら小説の作りで、表紙もアニメ調だけどやけにカッコいいと思ったらいのまたむつみと違う発見ある
    自叙伝なので盛ってる所もあるとは思うけど一応実話かつ、本書で有名になった後に筆者は執筆活動と経歴もユニーク
    ソ連期を経て現状でもロシアは女性兵を積極的に使っているけど、その開祖かつ本国でも絵本になっている有名な英雄
    .
    ちゃんと戦績を上げていてアレクサンドル帝とも対面して、これからはアレクサンドロフと名乗ると良いヨと褒められている
    戦闘停止を喜ぶ様になり、仏兵の死臭が森から漂うと実戦参加者らしい内容になっている。特異さで英雄化も納得

    [2023-11]
    初出17C末〜18C初。少女漫画からだが以前調べた全集がこれだけ抜けていたので追加で貸したし
    鳥越文蔵、山根為雄、長友千代治、大橋正叔、阪口弘之 校注訳[新編日本古典文学全集 76 近松門左衛門集 3
    1685:出世景清、1705:用明天王職人鑑、1708:けいせい反魂香、1715:国性爺合戦
    1718:曾我会稽山、1719:平家女護島]を読んだ
    .
    元々が近松の地味に反する派手のガマとか出るのは誰だっけで混同していたけど、近松も実は派手な作はある
    有名作は24本程度だけどやっぱりで実際は114本作品が存在するが、評が古いのしかなくまだ研究余地ある作家
    上記で本作は怪力乱神キャラや、入れ替わりトリックの甦生展開・大津絵から飛び出す鬼と大きく変化ある
    .
    歌舞伎を作り始めたもあるがからくり人形や附舞台などの新演出が出来るでそれに合わせて作られたもある
    善の意図が方法の悪で真逆の結果になるや、途中に悲劇を入れてハッピーエンドなど展開の幅もやはり広い

    [2023-10]
    初出1703〜1720。少女漫画から派生の歴史関連。左記と戦前小説で類似感じ、読んでなかっただと発見多い
    森修/[ほか]校注・訳 [日本古典文学全集 43+44 近松門左衛門集 1+2
    曽根崎心中、源五兵衛おまん薩摩歌、心中二枚絵草紙、与兵衛おかめひぢりめん卯月の紅葉、堀川波鼓、
    おなつ清十郎五十年忌歌念仏、跡追心中卯月の潤色、心中重井筒、高野山女人堂心中万年草、
    丹波与作待夜の小室節、淀鯉出世滝徳、心中刃は氷の朔日
    /
    忠兵衛梅川冥途の飛脚、二郎兵衛おきさ今宮の心中、夕霧阿波鳴渡、長町女腹切、大経師昔暦
    嘉平次おさが生玉心中、鑓の権三重帷子、山崎与次兵衛寿の門松、博多小女郎波枕
    紙屋治兵衛きいの国や小はる心中天の網島、女殺油地獄、心中宵庚申]を読んだ
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    心中物で有名だけど実際は"生存ハッピーエンド"や"片方だけ死亡"と展開・人物像も含めて多彩は驚き
    当時の事件に材を取ったも多く、印象として新聞等がなかった頃のニュースとも考察とも取れる
    演じる側の感想しても人形だから後味の悪さが薄れるや、良い役者と演出でやれば人でも可と面白い
    .
    題材が武家に見せる物から町人に変わったで登場人物が変わっていくは社会変化・観衆の記録にもなる
    今とは違う人形形式でやっていたや、当時の地図から大阪中心部の水路網・変わっていない神社も発見

    [2023-08]
    原077。マギレコに出てきてその関連。全訳かつ7年越し翻訳で賞を取った1500Pクラスの大著で不安だった
    中野定雄・中野里美・中野美代訳 ガイウス・プリニウス・セクンドゥス [プリニウスの博物誌I〜III]を読んだ
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    結果として全文読んだが主として医学への興味が大半を占め、現状だと通用しないで読み飛ばせるは大きい
    上記だが記事は全体で充実し、先に読んでいた解説書通り当時の迷信や逸話・筆者信念も収録で読み応えある
    マギレコと関係するポンペイでの死亡報告も三巻に全文収録かつ、当時の解説から生涯・目録がわかるにもなる
    .
    逸話として興味深いのはネロ帝に近いので雷で焼けた絵など逸話が多い事と、詳細な美術品の解説になる
    当時どんな暮らしをしていたかは間違いなく本書が一次資料になる他、理解に役立つ写真も多数収録している

    [2023-08]
    原37。マギレコに出てきてその関連。本文も借りてきたけど量が多いので、無理だった時用も含め軽い解説版
    中野 里美訳H・N・ウェザーレッド[古代へのいざない プリニウスの博物誌]を読んだ
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    上記で1937の古い本なんだけど海外ではなお評価が高いかつ、向こうでは博物誌研究本が多数出ているとわかる
    無理だった時の保険も兼ねたが最終的に本文読めたので重複的になるが、概要と注目点はだいたい押さえている
    太古の他文明文献とも共通するが医薬品への興味が大きなウェイトを占めており、同時に今は難しいにもなる
    .
    ヴィクトリア期に近い時期に出された本書特有の特徴として、シェイクスピアとの関連解説記事も多い
    マギレコ関係ではポンペイ出土絵画が現存ローマ絵画の出元かつ、当時は地下(グロテス)展示からグロテスクなど

    [2018-07]
    原1132〜1142頃。だいたい十字軍の頃で同時期のイスラーム文学も読んだ後で好都合。本来は当時の恋人のお手紙
    畠中尚志訳 ピエール・アベラール 「アベラールとエロイーズ 愛と修道の手紙」を読んだ
    .
    放送大学で当時名文とされて気になってた。何回も回し読まれ、設定も補完され小説となり、本来はどうかで研究もされた
    当時の名文なんだよなは途中で気が付いた。この時期は他の書でも長たらしい悪文が主流で実際は読み難い部分が多い
    後半が実際に見つかったお手紙部分になるが、恋人の秘密の手紙なのにひたすら宗教の話をしていて今読むと辛い
    .
    問題は状況設定で鞭も使う教師の関係から子供が出来て、危険が及ぶと拒否している間に二人とも修道院監禁になった
    上記や時代性考えると、宗教の話も共通の趣味でこっそり楽しんでるや、お互いに口実作って交流など面白みが出てくる

    [2022-08]
    原92。ネットを使ったリークの資料調査で出来た小説で、ネット初期のハッカーが読んでいたで資料化する
    日暮 雅通訳 ニール・スティーヴンスン 「スノウ・クラッシュ」を読んだ
    .
    ポストサイバーパンクと発表時は評され、日での90年代SF代表とされながらベストテンで下の方と微妙な扱い
    内容の方も微妙でSFによくある設定は良いが他は駄目の一点突破型。ただメタバースやアバターは本書初出とされる
    作者は本書まで鳴かず飛ばずで3冊目の本書が実質デビュー作扱い。エコ小説執筆や中華料理店勤務経験は参考かも
    .
    弾けきっていないサイバーニンジャ物と評すると良いかも。所々でまともに理解していなさそうな日本描写が出て苛々する
    古代バビロニアの石板が人間を解するウィルスでの下りは良いアイデア。本書以降は長編傾向ある作品を書いていく

    [2022-06]
    原13。監視されて自由を奪われるのがどう言う事か説明する小説で、映画版もあるが原作の方が良いとされる
    吉田 恭子訳 デイヴ・エガーズ 「ザ・サークル」を読んだ
    .
    当初は監視され評価される事で手続きがすべて楽になり、欲しい物が全て手に入る状況を天国と思うから暗転していく
    セックスも含めて誰と付き合っているかを探られてしまうは当然で、仲間内でのランキングが興味の中心になっていく
    最終的な結果として選択肢がない状況に落ちこむ。更に集団内の考えに反する人間を特定し殺すまでに発展する
    .
    開発者が善意でシステムを作ったとしても仲間以外の排斥や、仲間の考えや行動の強制になっていくのが人間の本質
    緩く考えるなら村社会・厳しく考えるならカルトだが引っ越しや脱退の選択肢はなく、自由が無いは強制が常になるとわかる

    [2022-03]
    刊99。参照資料としてよくあげられる本だが民話を収集した話の別巻扱いで魔女・幽霊とセットで出ている
    日本民話の会外国民話研究会編訳 「世界の妖怪たち(世界民間文芸叢書 別巻)」読んだ
    .
    上記で集めたうちでも不思議な話をどうするかで、人ではなく動物系を妖怪とする収拾・分類で発生する区分けで妖怪
    ゲームでお馴染みの面子中心だがピクシーは水子など現状イメージと違うも多く、物語ゆえに意味が変わるんだなと
    現在の見解だと異世界から来た存在として見ても面白そうで、人間に使役され扱いが悪いと禍を成すだと意味深かも
    .
    発展でわからないが怖いや滑稽になるは民間での物語変遷過程で興味深い。水辺の怪なと地域での類似・差異も多
    オーストリアの子供を無理に捕まえ乳をのます長乳おばさんは妖怪らしくわからない。異界の物は宝を持つともされた

    [2022-01]
    原1640。西遊記に関する解説かなと思ったけど違って、西遊記以後に無数に作られた同人とも神話発展とも取れる一冊
    荒井 健、大平桂一訳 董若雨 「鏡の国の孫悟空 西遊補」読んだ
    .
    神話が発展する過程で同人的な展開しているのは興味深いし、本書はその中でも西遊記を元に独自性が強い内容
    イスラム圏では回想みたいに物語の中に物語が入る入れ子構造という方式あるが、その亜種とも言える展開をする
    入れ子の中で別の時空が展開し、更にその中で別の時空が広がるで、いったい何が現実だがわからなくなっていく
    .
    物語としては覚えのない自分の息子と対決する事になるが、説明として心はあらゆる時空に到達しうると意味深げ
    結果として心が迷いを産み出し、迷いの元は悲しみなどの情だとか、故に心を失ってはならないと説くなど哲学的

    [2022-01]
    原92。日本の過去調査で貿易摩擦期の資料として読んだ。知っての通りジェラシックパーク作者で暗い過去とも言える
    酒井昭伸訳 マイケル・クライトン 「ライジング・サン」読んだ
    .
    ジュラシックパーク以後に映画化もされていてトンチキ日本描写として有名。日本企業が絡む対して面白くない殺人事件
    本書の主目的は日本ヘイトにあると言え、筆者は指摘に対して日本が好きだと言っているが残念ながら人種差別主義者
    どう形成されたかは主に偏向された書籍で日本を知ったにより、巻末に資料リストあるがよく調べた結果のトンチキ日本
    .
    背景に関しては貿易失敗に関する責任逃れがあり、その事の反省が出始めた頃に映画化で差別傾向が強調された
    映画は成功したとは言い難く、本書も批判された。偏見を広げる事に有名作家が協力している事例として参考になる

    [2018-12-12]
    原09。海賊調査から。自分でもなんで急にと思ったがこの時期の肉が対海賊キャラ戦でその加減みたい
    酒井昭伸訳 マイクル・クライトン 「パイレーツ 掠奪海域」を読んだ
    .
    ジュラシックパークなんかでお馴染みのクライトンだが、08に死んでいてパソコンの中にあったのを発見して出版
    人気作家の推敲前作品を読めるってだけでも超レア。実際にまとまりの悪さや設定偏重など問題点を見る事が出来る
    とうぜん悪い作品じゃない部分も多。概要の敵要塞攻撃作戦や海のクラーケン・物言わぬ敵船と中盤は大盛り上がり
    .
    エロ場面があるのも驚いた。今書自体がわかりやすい冒険小説だし、クライトンってそんな作家かと思いつつ読めた
    SFでも原作化してヒットを出していると言う点でもユニークな作家だし、こういうのを推敲前は作ってしまう点でも面白い

    [2018-12-09]
    原03〜11。海賊調査から。自分でもなんで急にと思ったがこの時期の肉が対海賊キャラ戦でその加減みたい
    鈴木 玲子 「パイレーツ・オブ・カリビアン -呪われた海賊たち-(竹書房文庫) 」
    鈴木 玲子 「パイレーツ・オブ・カリビアン -デッドマンズ・チェスト-(竹書房文庫) 」
    鈴木 玲子 「パイレーツ・オブ・カリビアン -ワールド・エンド-(竹書房文庫) 」
    鈴木 玲子 「パイレーツ・オブ・カリビアン 生命の泉 (竹書房文庫)」
    赤坂 行雄/訳 不明 「パイレーツ・オブ・カリビアンデッドマンズ・チェスト(LOOK AND FIND BOOK)」
    ホンヤク社訳 パイレーツ・オブ・カリビアン ジャック・スパロウの冒険 2 セイレーンの歌」
    ホンヤク社訳 パイレーツ・オブ・カリビアン ジャック・スパロウの冒険 1 嵐がやってくる!」を読んだ
    .
    海外で思いついたのが本作だったのでノベライズ版。原作訳版もあるみたいだが、詳細が不明の日本人が制作と謎
    講談社小説はSWなど勝手な編集があるとも聞いている他、原作翻訳版や続刊が図書館にないありもあり不完全に扱う
    日はワンピースあるし、海外もハーレクインなんかではあるみたいなんだが急に出現し存在感を示したディズニー海賊
    本物の海賊だと厳しい話になるとも思い、多作も含めどういうジャンル傾向化や要素・変遷を調べてメモを取っていった
    .
    一冊間違えて児童向けの本も読んでしまった。児童文学や名作でもあるが敵にも味方にもなりうり、かつ独自個性
    三部作の繋がりも発見。機会無く映画は二作目しか見れてないが、ノベライズは脚本元・翻訳は三十万部売れたも発見
    上記で先に進むほどキャラも増えてこんがらがって来るんだけど、変化を持たせる為に変遷させてく様子は工夫がある
    .
    内容的にも読み易く、実際に大人向けのつもりが小中学生が喜んで手紙送って来た話があって面白い逸話だと思う
    悪漢小説に属するからキャラも癖と個性があるし、それをどう娯楽にするかや、どういう技で戦ってそれっぽくするかも良い
    SWなんかと同じで児童向けオリジナル版もあるが、これはテンポも良いし短ながらちゃんとポイント抑えていて凄く良かった

    [2021-11]
    原1825・不明19C?みなもと先生追悼企画で平田弘史が参考図書にしていたと知りだが、続けて亡くなられてと不幸
    日本随筆大成編輯部/編 「日本随筆大成 第2期 1 兎園小説(曲亭馬琴)草廬漫筆(武田信英)」読んだ
    .
    怪関連で有名な虚舟のソースにもなっている。ただ面白話を集めた集まりなんでどこまで正確かは眉に唾つける必要ある
    後者の草廬漫筆は名前の起源や意味を調べた内容。ただ現状での初出や規定情報の元になっている物も多いと思う
    挿絵付くが当初の予定から草双紙でお馴染みの絵たど逆に驚く。皮肉が意地悪の事など現在の意味の定義でも役立つ
    .
    面白話の記録なんで挿絵入りで奇人出現なんてのもあるし、大食い大会で食べた物リストなど当時の実際わかる内容
    倒れた木から二重の開かない箱が出たや、事体と一致しない石棺の話など興味深いし、虚舟含め他資料出たら面白そう

    [2021-11]
    原43。後に利己主義・個人主義肯定の肩をすくめる〜書く筆者処女作。日刊は04で遅くグリーンスパンへの影響を指摘
    藤森かよこ訳 アイン・ランド 「水源」読んだ
    .
    摩天楼の題で映画化もされているみたい。また筆者が革命でソ連から逃げてきた元富豪も内容形勢・評価で興味深い
    理解されない建築家で天才芸術家の話と言えるかも。没のヴェルヌ処女作や失敗したゲッベルス小説と似たテーマ
    後に詐欺みたいになっていく人だけどそれを物語っているし、上記思想を提唱した結果がその公害の肺がんで死は喜劇
    .
    肩をすくめる〜でもあった長い長い演説はもう発揮。また同じく本書がバカみたいにぶ厚いのもロシア出身考えると納得
    ポンコツすぎて訴えられたり、計画倒産に使われようとしたら成功したなんかは面白い展開。台詞も独特ながら鋭さある

    [2020-09]
    原57。教養百科みたいなのに紹介されていたけど、その後にリバタニズムとかカルト集団化とか怖い話も沢山知った
    脇坂あゆみ訳 アイン・ランド 「肩をすくめるアトラス」を読んだ
    .
    ソ連から逃げたとか、たかりを容認できるかとか、青色ダイオード発明者経緯を考えると正しいけどどこか間違っている
    売れなかった一作目の後に政治家出馬を支援する活動し、我欲に取り憑かれてカルト破綻し、一人寂しく死んだもメモ
    思想小説って括り方もあるけど、登場人物がたびたび意見を表明し、長いのに読み応えある演説場面など納得も良く
    .
    内容的にはヒーローが出ないヒーロー物って見方も出来て、超兵器を使って世界を平和にしようとする悪事も動く
    面白いけど実生活も含め極端でやっぱ無理な感はある。辞書みたいな分厚い本だけど理解の上で読んだ価値はあった

    [2021-4]
    原51〜53・41、42。別件資料から名前上がって誰だっけ?読んだような?でゴドーの人と言われるとしっくり
    安藤元雄、清水徹、川口喬一訳 「筑摩世界文学大系 82 ベケット ブランショ
    「モロイ」 サミュエル・ベケット
    「謎の男トマ」、「アミナダブ」 、「マラルメと小説芸術」、「カフカと作品の要請」、「バタイユ論集成」
    「終りなき対話、「内的経験」、「物語とスキャンダル」、「肯定と否定的思考への情熱」、「思考の賭け」
    「友愛」モーリス・ブランショ
    「デカルト的ケンタウロス」 ヒュー・ケナー、「外の思考」 ミシェル・フーコー(Michel Foucault) 」読んだ
    .
    ベケットは元々小説を書いていたらしくゴドーヒットの53以降に戯曲転身でそれ以前になにしてたで面白いと思う
    ブランショーの方はいるかどうかもわからない作家だったらしく、厳密な活動は収録作どうり政治も含めた評論全般
    どっちも名前が特定の形でしか残らなかった事からわかるように微妙。実験作というのが正しく主観のみで構成した作
    .
    ブランシュに至ってはバタイユと友達だったらしく、友達と褒めちぎりあっているの段階でどういう人かもわかる筈
    フーコーの評論を含むのは意外だけどローカルースターかつ、身内の褒め合いで説明できそうで資料程度の価値

    [2021-4]
    原73。文学大図鑑からで同筆者作では私ゃぁ神さまだよぉの競売ナンバーは既読。ジャンル的には百科全書的小説
    佐藤良明訳 トマス・ピンチョン 「重力の虹」読んだ
    .
    池澤夏樹がわからんとした作品でもあるんで最初っからツマラン物として軽く読めたのは楽だし、左記の評も適切と思う
    執筆に間があく作家なんたけど別に本業あるんじゃないかって気もするし、授賞式にピエロ送ったとかも性格出ている
    技法が完成していないかつ表現形態が不適切な気がして、これ系の完成系かつ適切媒体は漫画なんじゃないって気も
    .
    上記で作中にアメコミ創作過程が混ざる形で出てきてここらはヒント。ワンウーさんなんかはそのまま名前が出てくる
    核ミサイル開発を絡めた全てが内容としてあっているかつ、学生にわかりやすい解説手紙も出していて意図した実験かも

    [2021-4]
    原61。状況を説明するのに引用されやすい一冊で、外人の例えとしてわかり難いのでどうなんで借りてきた
    飛田 茂雄訳 ジョーゼフ・ヘラー 「キャッチ=22 上+キャッチ=22〔新版〕(下)」読んだ
    .
    貸出都合で下が新版だとあとがきに追加があるのと、レイアウトが変更になった同内容になっている
    前述の例えが何を指しているか一言でいうとサルトルの出口なしと同じ。どっち選んでも積む選択肢状態でも良い
    当時の米高校生向け書籍リストに入っていたらしいに加え、戦争中の状況なのでベトナム戦争時に受けたらしい
    .
    理不尽な出撃命令で頭が病気を時間軸バラして描くで、解説だと評価しているがあんま効果的な演出じゃないかも
    CIAとかのやらかし資料を読んでいた頃なんで確かに利用されるんは馬鹿馬鹿しく、皮肉効いて決着も付くで良い感じ

    [2021-2]
    原02。海外は模倣を芸術の本質と考える傾向あるが、そういった最新の考えを取り込んだ小説となる
    塚本昌則訳 パトリック・シャモワゾー 「カリブ海偽典 最期の身ぶりによる聖書的物語」読んだ
    .
    革命家の自伝といった体裁の内容で、身ぶりに深い意味を与えているのでタイトルの内容になる
    共産主義がアカンかったと判明している時代なので感情的な面も含めて戦後処理的な浄化ともいえる
    身振りで説明する革命家を聞き手が書き留めたという形で、年寄りの昔話みたいに話がバラバラに飛ぶ
    .
    革命一本寄りでは無く女性との付き合いや、歴史に関係無いモブの意思みたいなのも取り込んでいる
    自然と年寄りの学んだ教訓や格言集みたいになっているし、身振りやどう敗北を受け入れるかの点でも面白い

    [2020-11]
    原1909。FGOに関連してになる。ミュージカルや映画が有名で実際に一本みたんだけど原作あるとは知らなかった
    日影丈吉訳 ガストン・ルルー 「オペラ座の怪人」を読んだ
    .
    昔の本で直前に同じ系統の微妙な本も読んでいてあまり期待していなかったせいもあって大変面白かった
    最初に犯人の目的を明確にした上で天使の側面や、後半の心情吐露や憐みを入れたお蔭で複雑かつ同情できる
    以外にアクション主体で進む部分もあるんだけど、そこに持っていくまでも連続犯行や上記の形での謎いれて工夫ある
    .
    地下のからくりというアクション主体の展開に入っても、犯人の心情や恋人の葛藤の面で引きつける力が強い
    小説としても大変良く出来ているので映像化したいとなるのもわかり、舞台も含めて現実と絡ませて大勝利の内容

    [2020-10]
    原1691〜1695。ネタで扱う予定が変更になりつつはあるんだけど文学上重要かつ西洋では最古民間伝承集
    新倉朗子訳 シャルル・ペロー 「ペロー童話集 完訳(岩波文庫)」を読んだ
    .
    聞いた事のある有名な話だけど、出元がどこかや採集者がペローではない可能性もあるなどロマンある
    イソップ童話なんかでも伝統の教訓がセットになった出来で、その為ならバットエンドもありな作りになっている
    上記だが青髭は嫁勝利エンド。またディズニー以前のいばら姫は作りが詳しく、ディズニーが改変を改変とわかる
    .
    昔はまったく評価されず研究で注目され収集分類、更に構造主義なんかで分析と原初的で夢に近い作り
    教訓の部分が皮肉めいていて結果的に客観性に繋がっているなんかも、詳しい作りや比較と共に面白い

    [2020-09]
    ドラマ版スーパーガールでルーサーが薦める一冊で興味だが、文学的にはロストジェネレーション分類される
    「集英社 世界文学全集 20世紀の文学 18
    野崎孝訳 F・S・フィッツジェラルド 偉大なギャツビー
    丸谷才一訳 ナサニェル・ウェスト 孤独な娘
    西川正身訳 ジョン・スタインベック 赤い小馬
    谷口睦男訳 ジョン・オハラ サマーラの町で会おう」を読んだ
    .
    自分の感想だと平和そうな社会や人物の裏側で、文学評価的には戦前の古い価値観とジャズエイジ価値観の対立
    当時に近い感覚の解説でも風俗小説低評価を憂いているが、本国でも発表時から評価に変遷が発生している
    現状でも実践する人が出ると叩き出すアメリカンドリームや、価値観の多様さが実は相対主義など当てはまる点ある
    .
    直前にアイン・ランドを読んでいたけど類似した点も感じて、情に薄い若者の見た世界観で普遍性はあるんかなと
    もっと長い小説と覚悟していたから短編風は驚きだったし、一緒に収録作も似たテーマで流れ読む上で面白かった

    [2020-10]
    刊10。サイトでセイバーを扱う筈が事態急変し、候補として扱う予定に上げていた物を関連として優先させた
    齋藤 智裕(水嶋ヒロ) 「KAGEROU」を読んだ
    .
    知っての通り騒動になってしまった問題ある一冊だが、当時の状況考えると意図した批判もあったのかなと
    本人が書いているかに関しては内容的にも可能性は高いが、改稿で大幅に編集の手が入っている筈で難しい
    子なき爺って単語も出てくるが水木サン好きなんかなと言う作風だし、左記で文も個性あるしどう個性かの見本にも
    .
    状況が転換する所であくびが一回出たし、中盤以降は本文も集中切れた感もあるが、初めて書いたなら上出来
    二作目以降を出せなかったがやっぱり厳しいし、状況的に出せないや出してもはあり扱いも難しくなってしまう

    [2020-12]
    原91。SF関連を調べようでピンポイントで面白い物で賞取った作にも該当する。読むリストに入れて長く放置していた
    小川隆訳 マイクル・スワンウィック 「大潮の道」を読んだ
    .
    なんで長く放置していたんだろうと自分でも疑問を持ってしまうレベルで読み易く、章区切りから短編的とも言えるかも
    タイトル通りで海になった道をずっと旅して回っていく内容で、魔法が主流になり科学技術が魔法扱いの世界となる
    ロードムービーというよりも他人の生活のぞき見って印象を受けた。直前に読んでたマズめ小説と比べると濃く納得
    .
    最初に書いた賞を取ったには該当しているが日での紹介は今作が初らしく、短編中心で発表数少ない作家らしい
    可もなく不可も無くと言った所で一本の作品とするとパンチ不足な面もあるが、設定の面白さが突出はSF小説的ねと

    [2021-10]
    刊18。ラノベ扱ってた加減からで、元が03ゲームで調べ難いもあって後回しにしていたけど初期代表作の一本
    虚淵 玄原作 大槻涼樹 「沙耶の唄(星海社FICTIONS オ3-01) 」読んだ
    .
    シナリオライターの人がノベライズ化しているので独特の表現が目立つ他、無駄な部分やオリ結末など短所も
    元がどれくらいの文章だったかはわからないんだけど、状況の表現に関しては絵無しでも伝わりとても良い
    作中で火の鳥にも言及していて思っていた通りの話。似た系列はあるけど視点が従属者側だと新鮮味ある
    .
    シン・ゴシラ以降だとちょっと連想してしまう終わり方になるんだけど、当時の流行の流れの中にもあると思う
    最近は傾向も違ってきていると思うけど継承されている部分もあると思うので、他作の補完や想像広げる点でも役立つ

    [2020-12]
    日刊03〜06。ラノベ扱ってた加減からで、方向性を変えざるを得なかったセイバーの比較資料にもなりえるかも
    鋼屋ジン原作、涼風涼(本編)、古橋秀之(外伝)
    「斬魔大聖デモンベイン 無垢なる刃、魔を断つ剣、明日への翼
    斬魔大聖デモンベイン 機神胎動、軍神強襲、ド・マリニーの時計(角川文庫)」を読んだ
    .
    鎧武後半は虚淵より鋼屋ジン作多めだけど、ゲーム脚本で元々手馴れていたで舞台・映画上がりとは異なってくる
    読みたかった作でPS2版・アニメ版があるは知らんかった。角川主導解説から本業作家が企画を出して出た外伝も
    手馴れてない原作元の代筆は苦戦で、本業作家は余裕かつ同人的でも個性と差は出る。切磋琢磨と慢心の差かも
    .
    本編自体はクトゥルーとロボ物を混ぜたで評価されているが、固有名詞と前提が多くなるので長所短所の部分はある
    上記で未見かつ文章の形だと自分は厳しい部分あったが、解説でどういう考えの人か見えてくるで収穫は大きい

    [2020-12]
    日刊01。ラノベ扱ってた加減からで、方向性を変えざるを得なかったセイバーの脚本技術比較資料にもなりえるかも
    リアクション、虚淵玄原作 「ファントム アイン、ツヴァイン(角川文庫)」を読んだ
    .
    虚淵が一般の前に出た最初の本とも言えるし、本作も18禁からDVDゲーム化を経て角川ラノベで出したと面白い経緯
    ちゃんと虚淵のあとがきも付き良い意味で初々しく、本編と共にどういう影響から今に至ったかがわかる点でも資料性
    虚淵のゲーム脚本を別の人が加筆・修正したは前述通り、多人数ライダーネタを別の脚本家でやってみたに該当かも
    .
    この当時の虚淵評価はエロゲなのにアクションが多いで、それを小説でやろうとすると当然難しい出来にはなってくる
    同人的な好きな物詰め合わせで出したはなるほどだし、地の文が多いから台詞中心にシフトしたは虚淵自体の発展わかる

    [2020-12]
    日刊03。ラノベ扱ってた加減からで、方向性を変えざるを得なかったセイバーの脚本技術比較資料にもなりえるかも
    種子島貴、虚淵玄原作 「吸血殲鬼ヴェドゴニア White night・Moon tears(角川文庫) 」を読んだ
    .
    虚淵自体の資料にも当然なり、現状だとどう調べりゃいいんだな古いPC18禁ゲームの内容がわかる物になっている
    あとがきに座談会があり、アイデンティが18禁ゲーム制作者時の虚淵思い出話と発展に関する反省わかるのも良い
    知っての通り本作はライダーに近いの評価もある作で、別の作家が原作もとに書いている点でセイバーと共通項ある
    .
    元々のゲーム文章がラノベ五冊分ぐらいあるらしくそれを二冊は限界あるし、メディアを変えると厳しくなる部分も多々
    最後に人外になった人が会いにくるは鎧武ぽいと思いながら見てたし、虚淵系ベースは絞り込みが難しいなとも

    [2020-12]
    日刊14。ラノベ扱ってた加減からで、突発的にブームになった作品だけど東映企画の映画が元なので不自然じゃない
    八杉将司、虚淵玄脚本 「楽園追放」を読んだ
    .
    自分は大元に当たる映画をまだ見れていない弱点があるんだけど、その補完の意味も兼ねて読んで来たになる
    原作虚淵を別の作家がノベライズ化は前例がありそれも同時調査。その点では虚淵自体の技術向上も感じられる
    本来は映像向きにする為に作られた話なんで結果的に移動しているだけじゃないのか?と疑問も出てしまった
    .
    日のなろう系ブームで追放系というのがあるらしいんだけどその流れは組むかも。意地悪な見方すると逃げただけとも
    現状の否定プロパガンダという点では面白いけど自分は疑問も持ってしまった。小説らしく頑張っては欲しいの出来

    [2020-12]
    日刊07。ラノベ扱ってた加減からで、本書に関しては不自然に持ち上げられている印象があって確認の必要あった
    伊藤 計劃 「虐殺器官」を読んだ
    .
    デザイン系出身者のデビュー書き下ろしで小松左京賞候補の拾い直しと、出自も作家をステマする物語の点で目を引く
    内容は面白いに分類されるレベルには十分達しているが、思想的な偏りと衒学的な面も目立ちここらも上記で前例ある
    自分の見解では極左寄りの考えが目立ち、現状だともう古くなっている当時のトレンドをまとまりきらない形で提出している
    .
    タイトルが全てを物語っているけど露悪趣味的な面が目立ち、他にも作戦として刺激あるネタで感情を動かそうとしている
    誰が持ち上げているかでSF業界の内乱とも絡んでいるだろうし、そういう系がどういうのを好むかの点でも良い資料になる
    -
    補足。タバコが原因かなで肺がんで早くに死んでるも驚きかつ上記原因かと納得。本来はそういうので評価・商売は良くない

    [2020-10]
    原13。ピンポイントに面白い物で賞取った作。近作では信じられないレベルで受賞していて期待値は大きかったけど
    赤尾秀子訳 アン・レッキー 「叛逆航路」を読んだ
    .
    SF系列でよくある設定やアイデアは面白いのに話がちっとも面白くない系のアレ。三部作だけど一巻でバイバイ
    解説でジェンダー系がどうこうし作者も女性で内容もそうだとああまたポリコレかで、国内情勢共に馴れ合い感強い
    上記で船の部品扱いの集団意識と個人意識を持つ兵隊設定は面白いけど、既出でよくあある話でもあるよなと
    .
    ヒロイン扱いになる人を救っての展開もド王道ではあるんだけど、なんでこんなノロノロした話になるかなはある
    だいたいは想像していたけど過去の受賞作も傾向がある時期から固まり始めていて自分に合わないは強くなる
    [2022-08]
    原13・14・15。ピンポイントに面白い物で賞取った作なんだけど過去に読んでいたみたい。簡易版で今度は全巻
    赤尾秀子訳 アン・レッキー 「叛逆航路、亡霊星域、星群艦隊」を読んだ
    前回感想を自分でもどうかと思うほど酷評してたけど今回は割と楽しく読めた。ただジェンダー関連は同じ感想
    二巻以降はST系小説のバリエといった感じで内戦しているのに弾けてなくてボチボチ。読める内容なだけマシと思う

    [2020-02]
    原19Cごろ。ヘッセ調べていた時期でロマン文学への興味は気づく事もあり、発展に流れがある事もわかった
    筑摩世界文学大系 26 ドイツ・ロマン派集
    ヒュペーリオン ヘルダーリン/著 手塚 富雄/訳.ヴーツ先生万歳 ジャン・パウル/著 山下 肇/訳
    夜の讃歌 ノヴァーリス/著 生野 幸吉/訳.キリスト教世界またはヨーロッパ ノヴァーリス/著 生野 幸吉/訳
    のらくら者 アイヒェンドルフ/著 川村 二郎/訳.金の壷 ホフマン/著 中野 孝次/訳
    ハルツ紀行 ハイネ/著 舟木 重信/訳.ヘルゴラント便り ハイネ/著 井上 正蔵/訳
    フローレンス夜話 ハイネ/著 井上 正蔵/訳 アッタ・トロル ハイネ/著 井上 正蔵/訳
    ドイツ冬物語 ハイネ/著 井上 正蔵/訳
    文学及び音楽におけるドイツ・ロマン派 シュタイガー/著 生野 幸吉/訳
    ハイネ始末記 カール・クラウス/著 池内 紀/訳.」を読んだ
    .
    ルネサンス期と同時で読んだので悪漢小説で教訓を学ぶから、開き直って正当化を始める流れもわかる
    仕事が無い・合わないで放浪など状況の厳しさは共通だが彼女が出来たや、玉の輿で幸せはわかりやすい
    恋愛で幸せと感じる程だから情熱的とも言え、いちいち大げさな感じや主観優先から合一と次の時代も見える
    .
    ハイネがたくさん入っているがルポ的な仕事も多く、革命民主主義を唱えていたなど意外な発見もある
    悪事の肯定やそれでも許可まで来ると自分は違うも出てくるし、行きすぎはナチスコースだよなあとも

    [2020-02]
    原16Cごろ。ヘッセ調べていた時期でルネサンス期文学への興味は気づく事もあり、君主論入ってるのも象徴的
    ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯 にせの伯母さん 作者不詳 会田由訳. 君主論 マキアヴェリ著 野上素一訳.
    わが心の秘めたる戦いについて ペトラルカ著 渡辺友市訳. カンツォニエーレ詩抄 ペトラルカ著 池田廉訳.
    パニュルジュ航海記 作者不詳 渡辺一夫 荒木昭太郎訳. 笑話集抄 デ・ペリエ著 山本顕一訳
    エプタメロン抄 ド・ナヴァル著 名取誠一訳
    教皇派の中にある、福音の真理を知った信者は何をなすべきか カルヴァン著 久米あつみ訳
    悩めるフランスに勧めること カステリヨン著 二宮敬訳. 自発的隷従を排す ラ・ボエシー著 荒木昭太郎訳
    フランス・ルネサンス名詩選 秋山晴夫ほか訳. 謝肉祭劇選 ザックス著 永野藤夫訳
    十六世紀の近代性 オーゼール著 二宮敬訳」を読んだ
    .
    時代背景なく語る事は出来ない時期と思うけど、古代にあった豊富な蓄積に気付いた等の環境面も重要と思う
    戦争もペストもあった時期で半ばやけくそ感もある。教会の権力で退廃のぎりぎりラインと際どい所
    上記でスペインから悪漢小説という形だが、まだ難しく考えたり開き直るに至る前なんで笑って読める所はある
    .
    実践されてくると辛くなってくるでマキャベリズムだが、これもインドなんかを念頭に置くと先行例はあったと思う
    未来を求める人は現在を疎かにするなど当時の環境だからこそ出来た名言も多く、明るさもあって今も楽しめた

    [2020-02]
    原1604〜1821。シェイクスピアと同時期からロマン主義まで含むが背景がわかると流れや各人方向性と発見多い
    筑摩書房 世界文学大系 14 古典劇集 1
    筑摩書房 世界文学大系 89 古典劇集 2
    :フォースタス博士の悲劇 マーロウ著 平井正穂訳. ヴォルポーネ ジョンソン著 三神勲訳. 疑わしい真実 アラルコン著 会田由訳
    ル・シッド コルネイユ著 秋山晴夫訳. タルチュフ モリエール著 鈴木力衛訳. 孤客(人間嫌い) モリエール著 辰野隆訳
    フェードル ラシーヌ著 二宮フサ訳. 賢人ナータン レッシング著 浅井真男訳
    -
    靴屋の祭日 デッカー著 三神勲訳. 乙女の悲劇 ボーモント フレッチャー著 小津次郎訳. モルフィ公爵夫人
    ウェブスター著 関本まや子訳. チェインジリング ミドルトン ロウリー著 笹山隆訳. あわれ彼女は娼婦
    フォード著 小田島雄志訳. セビーリャの色事師と石の招客 ティルソ・デ・モリーナ著 会田由訳
    チュルカレ ル・サージュ著 鈴木力衛訳. 軍人たち レンツ著 岩淵達治訳. 知恵の悲しみ グリボエードフ著 倉橋健訳
    .
    一括で扱うがヘッセ読んでいたのと同時期も含め、結局は主観か客観かを巡って文学は同じ議論を繰り返している
    動機は上記としても悲劇か喜劇かで派生し、結末が気の持ちようとしても納得させる展開にどうするかで工夫がある
    インド調査の後だと近代文学が特に優れて発展したとも思えないが、内面をどう表現するかで方法に幅は出た
    .
    最初に戻って何を正しいとするかも個人の判断となるが、何を好むかで客層が見えてくるような部分もある
    現状で読んでも面白い物や台詞が鋭い物や観察に優れた物も多数あり、現状作と似た点・違いの発見も興味深い

    [2020-02]
    原2Cごろ。本来なら旧訳版もあるが新訳版しか図書館になかった。それでもだいたいどういう系列かはわかる
    日本聖書学研究所/編 「聖書外典偽典 6+7 新約外典 1・2 」を読んだ
    パピルス 川村 輝典/訳 松永 希久夫/訳.エビオン人福音書 松永 希久夫/訳.ヘブル人福音書 川村 輝典/訳
    エジプト人福音書 川村 輝典/訳.ヤコブ原福音書 八木 誠一/訳 伊吹 雄/訳.トマスによるイエスの幼時物語
    八木 誠一/訳 伊吹 雄/訳.ペテロ福音書 小林 稔/訳.ニコデモ福音書 田川 建三/訳
    ラオデキア人への手紙 青野 太潮/訳.パウロとコリント人との往復書簡 青野 太潮/訳
    セネカとパウロの往復書簡 青野 太潮/訳.パウロの黙示録 佐竹 明/訳.シビュラの託宣 佐竹 明/訳.
    ペテロ行伝 小河 陽/.パウロ 青野 太潮/訳.ヨハネ行伝 大貫 隆/訳
    アンデレ行伝 藤村 和義/訳 土岐 健治/訳.トマス行伝 荒井 献/訳 柴田 善家/訳
    .
    教会が否定・プロトエヴァンゲリオン・ハデスとサタン共闘・冥府下り。なんか凄くドキドキするが内容的には同人
    別に秘密にしていたわけでは無く市民の間ではよく知られていて、内容的に異端になるんで教会が除いたになる
    上記でハデス・サタンと戦うのもイエスだったり、幼少期にザオリクかけまくる話だったりと娯楽作的とも言える
    .
    解説にもあるけど聖書本体の成立背景・教会の歴史・歴史背景研究に繋がるんで救いじゃ無く学問研究資料とも
    聖書がちゃんと書かなかった部分を補完したり、習作で作ってみたりで物語成立過程としても面白いなあと思う

    [2019-10]
    原1900。以前に闇の奥を読んだがアレが特殊では無く、作家傾向であいまいな事件・人物描きたい人なんだなと
    柴田元幸訳 ジョセフ・コンラッド 「世界文学全集 3-03 ロード・ジム」を読んだ
    .
    解説の方に目が行きがちだが近代モダニズムで、類例にチェーホフやカフカが挙げられ傾向の把握になった
    直前にエリアーデ読んでいたので神は死んだをどう解釈するで幅が出るなあとも思い、主観・客観対立とも言える
    事件の筋立てや言いたい事はわかり、突き詰めて考えて行くとパロディ化を大真面目にやってしまった真面目な人
    .
    共感や同情は出来る内容でそれらが上記や感情移入にも関係しているで、肝心な所で逃げてしまったが発端
    短編予定が救わないとに働いたとも思い、現実の英雄と負け犬を小説内で逆転させたとも言えて面白かった

    [2019-10]
    原1957。文学的にはビート世代でほぼそのまんま。インドとかにハマって放浪生活を始める世代の前段階
    青山南訳 ジャック・ケルアック 「世界文学全集 1-01 オン・ザ・ロード」を読んだ
    .
    古すぎたり歪められたりしすぎで、この世代の実際がどうかは掴み難いが、米沖縄出稼ぎは犯罪者多は一資料
    どうやって作りましたか?でウソついてたみたいで、その事が作家も作品もこの世代も何もかも全てを象徴している
    自分の感想としては教養小説のパロディ、あるいは自我や精神が不安定でうろうろする若い人。当時の同世代ネタあり
    .
    うろうろしている事に意味づけをしたけど同上で限界はあるなあとも思う。ただ後続作や実体験など実感ある話
    イージーライダーみたいなもんですよで説明できる。向こうと違って殺されはしないが、目的も見つけられず彷徨い続ける

    [2018-10]
    原67。ピンポイントに面白い物で賞取った作。映画もあるが原題はGOD SAVE THE MARKで完全な意訳になる
    池央耿訳 ドナルド・E・ウェストレイク 「吾輩はカモである」を読んだ
    .
    最初にカモにされやすいとネタバレしてしまうが、その事が逆にあいまいさや読者だけのおかしさに繋がって面白い
    吾輩はカモであるのタイトルも本物のカモを連想して難しい点もあるが、絶妙な部分で最後のドタバタに通じ絶妙
    ラブコメタッチでもあり、ここも最初のカモにされやすいのお蔭で疑惑が出て退屈しない出来にもなっている
    .
    次々繰り出されるサギの技も面白いし、展開のぶっとび・作中キャラはドキドキ・見てる側は志村後ろだーで変化ある
    最後に気付いて宣言する所もキマる。波もドタバタのお蔭であるし教訓にもなってるしで大変面白い納得できる出来

    [2018-10]
    原68。ピンポイントに面白い物で賞取った作。直前にドラゴン・タトゥーの女を読んでるがこれもスウェーデンの本
    柳沢由美子訳 マイ・シューヴァル+ペール・ヴァールー 「刑事マルティン・ベック 笑う警官」を読んだ
    .
    先に米訳版出て有名になっていて、本書はスウェーデン訳版。実際はスウェーデンの文体は癖あるかなとも思ってる
    リアリズム手法かつ最初にデモが発生する・女性の性問題含むなど、スウェーデン自体や読者層と背景も気になる所ある
    内容的には悪い意味で難しいも多い。散発的過ぎてまとまりにかけてるし、閃く様なトリックや人物描写にも欠けている
    .
    社会問題を扱おうとしたならポイントは高くなるかも。危険な犯罪は実際は何かにもなるし、実資料からのプロファイルなども
    本当のポイントはテンポの良い質疑や、事件や問題が次々と膨らむや、章ごとの完結感なんかにもあるのかも

    [2018-09-18]
    原51。文学的にはティーンエイジャーの誕生に属する。評判高すぎ敬遠してたし、なんならバカにしようとも思ってたが一味違う
    野崎孝訳 J・D・サリンジャー 「ライ麦畑でつかまえて」を読んだ
    .
    紹介が内容もする人間も含めて問題あっただけで、実際にそういう側面もあるとは言えオチもちゃんとあって実に面白かった
    類例の作品群を読んで面白かったのが読んだ理由。訳も村上版があるが一人称物としてもレベル高く泣き事が不遇と読める
    苦労したらしい台詞のキレも抜群。学校追い出されてはあるが細かい事件の積み重ねで、16歳人生が凄くリアルに書けてる
    .
    最初は上記で学習障害の症例みたいに見てたが、友達・売春婦・妹と会話内容も面白くかつ自然で、駄目さが味になっている
    最後の教師の言葉も印象的であくびから誤解オチも波ある。所属証明はいらんが、読む時期で印象も変わるとも思う良い本

    [2018-08]
    原62。図書館でまとめ読みなんでフラフラになってる状態だけど、面白い作はやっぱり気力回復して読みこんでしまう
    乾信一郎訳 アンソニー・バージェス 「時計じかけのオレンジ :完全版」を読んだ
    .
    映画が有名だけど原作はラストが少し違っていてその加減で完全版になっている。作者的には困ったと解説も推察
    独特の語はやり過ぎ感あって難しいが後半の使い方は自然で良い。暴力描写に関してもやり過ぎ感とSM的面白さはある
    仮面的に人格を切り替え、悪党なんだけど音楽が好きなキャラは結構リアル。被害者に関してもあっさりで逆に生々しい
    .
    暴力自体がテーマなんでどっちの側に立って見る事も出来る内容と言える。見てる側の価値が前後で変わるのも凄い点
    上記でラストも二種になるが簡単な追加で印象が変わる点でも面白いし、乾いた描写や主人公視点と技術も見所

    [2018-08]
    原84。文学的には逸脱小説の前段階かつティーンエイジの誕生の後半に属する。あと二人称小説でヒットも特筆点
    高橋源一郎訳 ジェイ・マキナニー 「ブライト・ライツ、ビッグ・シティ」を読んだ
    .
    訳した人もそれなりには有名らしく補正かかってる可能性もあるが、内容的にも退屈せずただの実験で終わってもいない
    作家志望のパッとしない小悪党が主人公で、鬱屈したり、だらだらしたりもあるが、潜入したり仕事を辞めたり事件もある
    こういうのはイライラしてしまいがちだが、上記の二人称が効いて普遍的な悩みの様に感じさせるのが上手い所
    .
    人から見ると羨ましい立ち位置ながら本人はギャップに悩んだり、実際に苦労があったりするするのも面白い点と思う
    怒られて別の事を考えたりも覚えがあるし、最後にお母さんが死ぬ所で非現実的かつ掘り下げた会話あるのも印象に残る

    [2018-08]
    原1928。文学的には伝統を破壊するに属する。日本では占領下の1951にわいせつで裁判が起きた事でも有名
    伊藤整訳・伊藤礼補訳 D・H・ローレンス 「チャタレイ夫人の恋人」を読んだ
    .
    解説にもある様に73には完訳版が出ているほか、富士見でも出してるのが驚きで、今書もがっつりわいせつ場面書いてる
    わいせつを目当てにすると物足りないと思うが、作品テーマにあったわいせつで考えを変えたりと重要な場面にもなってる
    小説として見たら辛い覚悟はいる。当時のサロンの会話まとめと言った所で、ヴィクトリア朝直後の性への肯定的見解
    .
    全体が特に事件も無く平坦な点もあるんで、上記のわいせつ部分が異常に目立つし、割とストレートなのも微笑ましさある
    作者の他作も性への肯定がテーマらしく、愛情も含むセックスをどう捉えるかと言う点でも思想的な部分では面白い

    [2018-07]
    原1688。ワクフ扱ってる関連からも少しある。モンテーニュなんかと同期で仏で引用も多い
    関根秀雄訳 ラ・ブリュイエール 「カラクテール 当世風俗誌 上中下(人さまざま)」を読んだ
    .
    人さまざまのタイトルの方が有名でポートレイトと言う呼び名もある。人間を観察し分析し格言風にまとめた物
    哲学とエッセイの中間に近いと思い実践的でもあるし面白く読み易い。人さまざまは先行も後続も多数ありまとめて読んだ
    人との付き合いなんかの格言が多く疑問に思っていた事を一語でまとめてる。別の言い方すれば偏見で一くくり
    .
    上記で発表時も批判が出て隠れてたと解説にあるが大人気になった。女性週刊誌的な所もあるかも
    女性に関しても項が沢山取られている。物事の見方が斜めで批判的にもなるが本質を突いた良い本

    [2018-07]
    原 前319〜318。ワクフ扱ってる関連からも少しある。ラ・ブリュイエールの検索で多数でて良い機会でまとめて
    森進一訳 テオプラストス 「人さまざま」を読んだ
    .
    人さまざまというタイトルで出た本では最古になる。ギリシャ時代の人でアリストテレスなんかとほぼ重なる時代
    アリストテレスは感情を事細かに分析した哲学だが、こっちは小編でエッセイなんかに近くてジャンル比較できる
    全30項とあっという間に読めて、とりあつかってる内容も悪口に値する人格を実例を挙げて紹介していく形
    .
    ギリシャ時代の実例なんでイタチや赤蛇が通過すると縁起が悪いや、すっとぼけが当時は悪い性格など資料性もある
    分析としては掘り下げ不足な点はあるが読み物としては面白い。週刊誌的だが人を引きつけるネタ

    [2018-07]
    原81。ワクフ扱ってる関連からも少しある。ラ・ブリュイエールの検索で多数でて良い機会でまとめて
    岩田行一訳 エリアス・カネッティ 「耳証人 新・人さまざま」を読んだ
    .
    誰なんだと言った感じだがノーベル文学賞作家。解説ではポートレートを作る事は作家の訓練的でもあるとある
    人さまざま系をまとめて読んだがやっぱり一風変わっていて、人格での事件を挙げて短編小説的な所も少しある
    格言集的な所は少なくなっていて、扱われる人格も特殊人格に値する人が出て、個性の強い者になっている
    .
    極端に言うと病気ある人の症例報告みたいになっていて、ジャンルの変遷課程として他の人さまざま含めると面白い
    作家自身も人間観察から研究と娯楽の中間的な立ち位置にあるみたい。変わり種の人さまざまとして目立つ

    [2018-07]
    原1823。ワクフ扱ってる関連からも少しある。ラ・ブリュイエールの検索で多数でて良い機会でまとめて
    中川誠訳 ウィリアム・ハズリット 「ハズリット箴言集 人さまざま」を読んだ
    .
    人さまざま系は仏や伊で出ているが今作は変わって英国で、仏を意識した部分や英国人分析とお国柄が出ている
    近世に近い時代なのも興味深く、交霊術とか流行った時代の筈で、他にもこの人事体が評論の人での個性が出ている
    作者個性が強くなると人さまざま系は一気にエッセイに近くなる。先行した人さまざまに逆張りする様な見解も出てくる
    .
    同時に人を批判しているとこの人自体がそうなんだろうなという感も出て来て、自己擁護なんじゃという部分も出る
    先行作と比較すると作者自体がパッとしない事もあって小粒になるが、人生訓の一つとしては興味もある

    [2018-06]
    原刊75。トラウマ映画として有名な映画版を先に見ている。まだ破傷風が有名じゃなかった頃かつ、今作で有名化
    三木卓 「震える舌」を読んだ
    .
    元が詩や翻訳の人で後には児童文学、取った賞も芥川賞で日本芸術院会員だったりと立ち位置に特殊な所がある
    上記に加え発表時が雑誌で制限もあったかもという事で、自分はちょっと辛い部分も多かったが映画は原作をほぼ再現
    映画の置き換えが凄く上手かったかつ、秘めている潜在能力は高い作品だとわかる。日常から延長の着眼点も鋭い
    .
    原作だと映画にもある破傷風の存在など内面の葛藤が色濃く出て印象に残る。また演技での感情伴わないと辛いとも
    取り方次第だが原作だと途中ぐらいで諦めてしまってる様に見え、解説のもし死んでいたなら想定なんかも面白い部分

    [2018-06]
    原刊77。円谷特撮版を見て調べたら、見たかはよく覚えてない松田優作版思い出して、原作あったんかーで読んだ
    泡坂妻夫 「乱れからくり」を読んだ
    .
    原作はミステリー畑の人で直木賞も受賞。あとがきから80年代初めに雑誌廃刊で栗本薫等がよそへ流出したとわかる
    ドラマ版のすじがいまいち掴み難くて原作だと良く分かるかなの部分もあったが、ちょっとこれはという内容でもあった
    文体に癖があって延々と台詞だけで作る部分がある。また上記雑誌評価は小栗虫太郎で設定に偏りすぎた部分もある
    .
    長所短所と言える。からくり玩具解説は読みごたえがあるしキャラも立ってる。円谷特撮や松田優作でやりたいもわかる
    紙媒体で遊ぶ傾向ある作家らしく迷路挿絵付属。台詞中心や迷路・図版は後の作品でも見てミステリの継承を考えさせる

    [2018-06]
    原1678。時代的には三銃士の時代の人でリシュリーにぶちこまれた事もある経験豊富な軍人
    二宮フサ訳 フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー 「ラ・ロシュフコー箴言集」を読んだ
    .
    日タイトルが不安定で間違って借りて来たのもあるが著作は今書一冊かつ、今書の方が訳も読み易い
    モンテーニュなんかと同じ反教会人間肯定のモラリストに属し、練り込まれていない事がわかりやすい没稿も付属
    人間肯定とは書いたが風刺混じりの人間観察とも言え、見栄に焦点を絞った人間心理の深い洞察がある
    .
    文が秀逸。訳注では女王からのツッコミも含むが本質を捉えていて、メモを取る作業も捗った
    反教会と書いたが運命を諦めに近い形で肯定しているとも言えて、現在だとエッセイストなんかに近い筈

    [2018-06]
    原50。古い筑摩の訳で読んだんだけどかなり失敗に近く、元の文からして難しい詩人
    深瀬基寛訳 ウィスタン・ヒュー・オーデン 「オーデン詩集」を読んだ
    .
    難しいと書いたが20世紀最大の詩人でもある。別書で引用が多くされていてそこから辿った
    全詩に解説がつくが解説は意図変更とも言えるので当てにならないし、本文からして難しい
    ただ事件や感情を指摘に置き換える比喩をしているのはわかるし、鋭く美しい置き換えをしてるともわかる
    .
    内容に関しても戦争を体験している人なので、批判的かつ生々しさを持っていて上記評価もわかる
    外国の人かつ訳が古い側面もあるが凄みを持ち合わせているのはわかり、その印象だけでも十分

    [2018-05]
    原14。SFのガイドラインになれば良いかなと思ったが映像・マンガ中心で、日がどう評価されるかと期待低かったが予想外
    北島明弘監訳 ガイ・ヘイリー/編 SF大クロニクル」を読んだ
    .
    英国での評価になる。日のSF評価は信用できない部分が多すぎるが、漫画や映画をちゃんと高く評価していて感心
    主観のブレはあると思うが多数ライターが参加しているし、国ごとの特性の違いや日作の評価・影響を見る点でも便利
    収録数はかなり多く前述通り映像作も扱って図版多数。更にどう発展したかやそれ以前の仕事まで追って発見多数出る
    .
    日はかなり限定だがDBやエヴァが入ってたりと公正。また本文にしても評論家評と実際の収益など公正に近い紹介している
    作家も一部扱っているが日は映画と漫画以外は筒井先生だけ。評価基準が不明確の地域も多いので外国資料は便利

    [2018-05]
    刊00。ふくろうの本なら安心でしょと思ったが評価基準が均一でない文系では問題でるみたい
    縄田 一男ほか 「図説時代小説のヒーローたち(ふくろうの本)」を読んだ
    .
    時代小説の系譜を辿れるかと思ったが、映像化されたかを基準にしたので単純に量数が少なすぎる
    映像作品に関する評も酷い。主観に寄りすぎた価値判断を下してしまっていて疑問が残る物になっている
    数は少ないが時代小説の系譜に関する文は問題が無い。作家自身や他の評価も載せている
    .
    戦争直前の虚無的な傾向など、時代性が繁栄されている場合もあるのでさらに拡張調査も可能
    幅を広げるとファンタジーとも取れるし、世界観を重視した作家もいるので違いの比較も興味ある

    [2018-05]
    原96。逸脱小説に属しているが映画の方が有名と思う。映画は未見で原作が先になった
    池田真紀子訳 チャック・パラニューク 「ファイト・クラブ」を読んだ
    .
    技工上の仕掛けもあってかなり読み難くなっているが、最後まで読むとああなるほどとなって読み返したくなる
    大筋はわかってると思う。最初は結構感情移入も出来てしまうが、終盤になると逆に無理になってくのも面白い
    病んではいるんだけど不眠症は切実さが当人限定になり、更に酷い物を見せられる序盤の作りも良い
    .
    最初に強い引きを持ってくるのも注意を引く。人物は本当に嫌な連中なんだがここらも上手い事出来てると思う
    最初に書いた様に読み難さが先に出てしまうが、それだけに最後の結論も説得力あり駄作と切り捨てられない出来

    [2018-05]
    原1886。元がフロイト以前で現状で間違っている事はわかるが省略し過ぎて価値が分かり難くなっている
    柳下殻一郎訳 R・V・クラフト=エビング 「クラフト=エビング 変態性慾ノ心理」を読んだ
    .
    元は辞典クラスで考察も含む本だが症例集のみになっている。逆に当時の思想も資料価値になるとわかる
    他にも訳版が出ているが古すぎて入手困難と言える。同時に編集次第で意味はどうとでも変えられるとも
    訳者の性質もあるかもだがゴシップ記事みたい。だが昔は今は普通の異常性欲も相当に悩む事だと伝わる
    .
    見世物みたいになるが当時の狂人の扱いと一致。切り裂きジャックも含み犯罪直結例の他、毛皮フェチ等も
    血を吸うという例があり同時期執筆のドラキュラと比較も良い。小間使いが関与など当時の生活様式も出ている

    [2018-05]
    原13C+16〜17C頃。戯曲なら簡単に読めるかなだったが、歌を挟んだり台詞が長かったりと今の物と少し違う
    田中謙二編 「中国古典文学大系 52 戯曲集 上」を読んだ
    .
    元時代に相当でモンゴル資料にもなるし、この時期は科挙廃止で才能が文芸に流れたも面白い部分
    ロマンス物に該当する作品群が多く、恋の病で寝込むほど苦しむは古今東西で比較しても際立って目立つ
    時代性もあって運命とどう付き合うか。庶民がターゲットで解説で因果応報・素朴な真実・インテリ批判と明確化ある
    .
    後半は明代の長い長い話になるが、国が滅んでいく様を背景にしていてどことなく無常感も漂う
    時代背景もセットで考えると変化・日への影響も面白い。国が栄えている時は良いのも出やすいのねと

    [2018-05]
    原17C頃成立+1330。別件を調べた時にお化け話があると聞いてメモしてた
    立間祥介+伊藤漱平訳 「中国古典文学大系 37 今古奇観+嬌紅記 上下」を読んだ
    .
    中華文芸の根っこになる物。講談で使われるネタにも近く最初に枕がつくと言う点や口語体から落語とも似ている
    それ以前の歴史書や後の中華文芸とも似ている部分ある。教訓ある人物の話でお化け話抜いた版もあり現実重視
    現状も残ってる諺や格言が大量に出てくる点でメモとってても楽しかった。現実で起きる人情味溢れる話と落語的
    .
    お化け話はそれ程多くは無いがお化けと結婚や花の精の話など。他にも日で有名になる長恨歌も入っている
    嬌紅記は元代とモンゴル資料にもなる。引き離された恋人の再開や悲劇は今古奇観でも多く含み日平安期とも似ている

    [2018-05]
    原1788〜1792。別件を調べた時にお化け話があると聞いてメモしてた。ほぼ全編お化け話で大豊作
    前野直彬訳 「中国古典文学大系 42 閲微草堂筆記 他六編」を読んだ
    .
    中華小説の根っこになる物で記録から話になっていく様と共に、この時代に突発的に怪談話が流行したのも興味深い
    設定部分が一貫している。日と被る部分も多く、当時の思想や批判を反映した部分も多いながら宗教観が凄く良く分かる
    お化けが幽霊と狐で二分されていて目的も明確に設定されている。キョンシーや道士も出てそれ系の基本設定もわかる
    .
    バリエーションに富みお化けでは無かったも含むが、ヘビの消化薬・オディセウス風・餅売り幽霊・影独立化等色々
    お化け屋敷の怪異ネタは18Cの稲生〜と比較も出来て興味深い。女狐や女幽霊がなぜエロ好むかも設定面で理解出来た

    [2018-05]
    原62。ペルーの作家でノーベル賞受賞者。解説が物騒かつ発禁も喰らっててどうかと思ったが実際は良い内容
    マリオ・バルガス=リョサ 「都会と犬ども」を読んだ
    .
    軍隊学校内での不正といじめ、そこからの事故だが他殺だがわからない死ともみ消しの内容になってる
    心の動きと現実の事件が入り混じる読み難い内容だが、前半の生活部と後半の前述事件発生で読ませる本
    事件発生までが鬱陶しい部分があるんだが、発生後は高潔な人格が表面に出て軍批判等では無いとも思う
    .
    誤解で悲しい結末とも言えるが救いはあるし、前述で汚い世界の中での美しい物を見せるのも良い内容と思う
    軍学校物だが学園物でもあり牢獄物でもありギャング物でもあり友情の話でもあって、娯楽的と言えるのも良い

    [2018-05]
    原1813+1818。漱石やモームも認めた文学ではあるけど風俗小説で、ハーレクインから出てる版もあった筈
    阿部知二訳 ジェイン・オースティン 「世界文学全集 カラー版 9 高慢と偏見+説きふせられて」を読んだ
    .
    チェーホフなんかとも似てるけどゲーテやシェリー夫人と同期で、なおかつ中産階級の登場と時期的にも面白い
    昔の小説で延々喋ってたり、延々考えてる事だったり、場所固定で事件も恋愛ネタと辛い点あるが駄目な訳じゃない
    タイトル通りで高慢になってる事を自覚かつ周囲の言動にも見出していて、不幸に酔ってると言う部分が少ない
    .
    見栄にもあたる高慢の心の動きや実際の行動を物凄く冷静に分析してる点も高評価。当然セリフのキレも良い
    ちゃんと救いがあるのも良い所。読まない図書室など当時の風俗にもなるし、心理も現代でも通用する時越えてる一冊

    [2020-12-05]
    原82。文学大図鑑から。難しい所があるんだけど実際の大統領の孫娘である筆者や背景と共にとても良い
    木村 榮一訳 イサベル・アジェンデ 「世界文学全集 2-07 精霊たちの家」を読んだ
    .
    読んでる時の感想はこれはどこに位置すれば良いんだろうで、人物の評伝や日常物・人情物なんかに属すかも
    そこは南米の作品という特異性あり、500P近い長さはスペイン小説風だし最後のオチも南米的な解釈と思う
    文学として語られる時はマジックリアリズムの傾向あるとされるが、主用人物の超能力は捻りと重要展開にも繋がる
    .
    上記で読んでいる時は迷いながらだが、中盤の主要人物の死で泣いてしまってからは展開と共に怒涛の流れとなる
    結論を言うととても面白かったし、悲惨な展開でも救いがとてもあるし、女性で特異な環境にいる人の作としても個性ある

    [2020-12-05]
    原84。文学大図鑑から。タイトルもテーマも主張もとても良いのに小説としては最悪の難しい作品
    西永良成訳 ミラン・クンデラ 「世界文学全集 1-03 存在の耐えられない軽さ」を読んだ
    .
    最初にエッセイ風の文から始まり「これはマズイな」と思ったら、最後までそういう感じの挿入が目立つ
    内容もプラハの春という背景がありながら延々と不倫とそれに伴うエロくも無い官能描写が続いてしまう
    自嘲ともとれるが周囲や個人を叩く内容なのも不快感があり、もう少しうまく出来なかったのか感はある
    .
    と言う訳で上記で内容もわかると思うが、軽さと重さ・キッチュに関しての作者の見解と反省が語られる
    タイトル的にも内容的にも実存主義の傾向あるが、責任嫌う人たちの集まりだしうつ病じゃねとずっと思ってた

    [2018-04-12]
    原05。文学事典から。9・11後のアメリカに属するとある。意図的に実験した部分も多い作品
    近藤隆文訳 ジョナサン・サフラン・フォア 「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を読んだ
    .
    9・11どうこうは現状の評価の部分で確かに要素としては含まれているけどそれ以外の部分も注目できる
    父親が死んで見つかった鍵から秘密を探ろうとする変な所ある子供の話。概要でもフックの強さはわかる
    最初に書いた通り意図した実験が多く時間軸シャッフル・図版の挿入・文使った遊びなんかがある
    .
    映画にもなってそれも当然と思うが、娯楽として考えると練りがいもあり読者が答えを組む部分もあるのかも
    辛い部分も前述の実験要素であるんだが少なくとも読めて興味も持てる内容で読んだ甲斐もある一冊

    [2018-10]
    原94。またも書く冗談みたいな画太郎関連。作品数が限られ王子が代表作も屈折した所があるので人物伝の形で見る
    檜垣嗣子訳 ステイシー・シフ「サン=テグジュペリの生涯」を読んだ
    .
    当人は作家の意識薄く飛行機乗りに固執してる。初期飛行機の歴史における普通の飛行機乗りの記録としても見れる
    矛盾した性格で、敵を作ってしまったのもサロンに出入りしながら立場を明確にしなかった点。人好きするが癖ある性格
    普通の人に近い紹介だが、上記の初期飛行機乗りの職歴から決死の雪山サバイバルやうっかり誤着陸と派手な逸話も
    .
    作品評でも見解割れがあり上記。当時の政治状況も見えるし、ナチス侵攻前に呑気に構えていた仏の様子なんかも
    ハゲでも女性にモテたが結婚は悪く愛人持ちの話も。概略で本当は何をしたい人かわからなかったが怠け気質で納得

    [2018-03]
    原09。画太郎絡みと書くともうギャグみたいになる。資料もまとまって存在し本来の扱い分かる
    大林薫訳 ジャン=ピエール・ゲノ 「星の王子さまのメモワール アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの軌跡」を読んだ
    .
    上記ではあるが先入観を払う必要もある。本来は飛行機乗り志願で作品もそういうのが多い
    今書は作家の生涯に焦点を当てている。ちゃんとした仏の本だが年代バラバラ構成や文で読み難い点も
    わりとロマンの壊れるロマンある作家。上記で飛行機乗り志願なんだが落第や失敗多く飛行技術は難しい
    .
    作家よりも飛行機志願。亡命者で対ナチス思考や政治利用への嫌悪ある。また酒・女性関係のトラブルも
    本来の許容層が誰かも含めて興味深い人生と思う。残った評価が王子さまになったのも皮肉

    [2018-03-13]
    原1932。SW小説調査で別件調べてた時に本棚で目につく。Yは読んだけどXはまだとか、乙一扱った直後もある
    鮎川信夫訳 エラリー・クイーン 「Xの悲劇」を読んだ
    .
    Yがボチボチで今書も期待無かったけど面白かった。罪と罰とか乙一読んで比較対象出来た事も原因かも
    人物紹介附属しミスリード用の混乱で読みにくい面もあるけど、正体を上手く隠してそこも説得力あって感心
    地味な事件だけど展開で次々人が死んでいくのも不条理的で良いし、最後に一気に収束させていくのも良い
    .
    娯楽としての犯人像だが、シェークスピアを引用して犯罪や心理分析していくのもミステリの幅広さ感じさせた
    児童書版もあるみたいで整理できる部分もあるとは思うけど今も輝いている。最後まで飽きずに面白く読めた

    [2018-02]
    原1C頃。訳があると知り読みたかったが量多く敬遠していた。三巻版あると知りそれならと借りて来た
    小竹武夫訳 「漢書 上巻 帝紀・表・志」を読んだ
    .
    史記と重複する点もあり正確性も落ちるとされる。文章の手本になったとあり感情や主観廃した点もある
    直前にローマ調べてたし元々怪関連好きなんで神概念は面白い。巫見でみこでシャーマン的な所ある
    引用だが妖怪は人によって興ると前後も含めまるで京極夏彦。帽子をつけた犬など当時のお化け話が大量
    .
    彗でハバキとも読む。天狗も出るが今とは違う物で自然現象の捉え方やそれの使い方など面白い点多い
    竈を神とする仙人や倭人の話も注目点。当時なりにリストを作り因果関係で物事を考えようとしたとわかる

    原1C頃。伝統の人物伝になるが善悪の結果や地域の考察もあるので教訓・資料的にもなる
    小竹武夫訳 「漢書 中巻 列伝 I」を読んだ
    .
    残虐行為は何故も考えて読んでいた。まとめるクラスになると暴虐は裏切りや反逆も招く
    反逆時にお化けが出てくる。何の為の行動かの起点でもお化けは多く儀式と共に参考になる
    中国文化の考察にもなる。犯罪を防ぐのが礼なら、礼は権威を使った同調圧力での抑止とも言える
    .
    いかに善政を成すかで教訓的にもなるが、故事引用かつ聖人君主の話で退屈な所も多いかも
    お化け使う陰謀や情緒の考察。頭の無い白犬など本当に出ちゃった系も多くそこは面白い

    原1C頃。引き続きの人物伝になる。史記と重複箇所あり、かつ当時は大史公書で批判もあったとわかる
    小竹武夫訳 「漢書 下巻 列伝 II」を読んだ
    .
    史記との違いは記録者の主観の混入加減で長短ある。それが無くても傾向の偏りはあると思う
    商人の伝があり、筆者は否定的が当時の傾向。治金で財を成した人が多く文明発達や戦争連想させる
    冒頓単于なんかにも触れている。中華視点だが古い遊牧民文化で比較から中華自体の伝統も見える
    .
    お化け話も面白くかつルーツが分かる点でも興味ある。物怪は年を経て権威、鬼神は先祖の霊に近い
    文化考察で訳注も面白いんだが巻末で読み難いのは難。それでも当時の記録を残してる点で収穫大きい

    [2017-10-19]
    原89。原書の89までにプラスして、日訳92まで補完。アシモフはあのアシモフと間違いない
    小山慶太+輪湖博共訳 アイザック・アシモフ 「アイザック・アシモフの科学と発見の年表」を読んだ
    .
    完全に辞典に近いが逸話とどうしてかの説明も含めて読み易く、エッセイの様にスラスラ読める
    発見以前にどう考えていたかや、どうしていたかも記録。懸賞金で開発など実用目的で発見も多い
    ほったらかしでペニシリンなどふとした発見もある。米産業革命なんかはちょっとしたスパイ物
    .
    昔は錬金術と関係ありコバルト語源がコボルトや、小便を金にしようとしてリン発見なんかもある
    馴染み深い物が18Cに見つかっていたり、最近まで古い様式使ってたりもあったりと比較関連も面白い

    [2017-10]
    [セールスマンの死]の方でトニー賞、ピュリッツァー賞。ただ[るつぼ]もよく話題に上がる有名作
    菅原卓訳 アーサー・ミラー アーサー・ミラー全集 2 「原53るつぼ・原55橋からのながめ」を読んだ
    .
    るつぼは魔女狩りに近い話で、橋からの眺めは移民から見た米の実情で共に暗い話になる
    るつぼの嘘自白や猜疑心が広まっていく様・裁判での要請は不条理演劇的な所もあるかなと
    9・11以降にまた注目された作とあるが、政治思想的な部分での評価の違いや価値づけもあると思う
    .
    輝く台詞が連発される訳では無いが、本質を言い当てた様な鋭い台詞は一部で見られる
    直前にイプセン原作をこなしたり、ロマンス小説風のノベライズがあるのも個性の一つとして注目点

    [2017-09]
    原1668+1679。ワクフ扱う加減から。タイトル通りで短い話の詰め合わせ。詩形式というのにも近いかも
    今野一雄訳 ラ・フォンテーヌ 「寓話 上下」を読んだ
    .
    作者自身がイソップの例も引いているが、擬人化した動物の失敗談から学ぶ伝統ある作り
    ねずみの嫁入りなど日の民話の元ネタもあるが、前日譚や結論の出し方で意味が違う場合もあり
    私のXXが確かならの言い回しが日常的ともわかる。またこれ系は後にことわざの元になる時もある
    .
    作り自体が比喩とも言える。また結論の言葉のある無しで内容の意味が変わって来る所も興味深い
    歴史事件や偉人・迷信の例を引くなど当時の時代性、また仏らしい変な合理性など地域性も出ている

    [2017-09]
    原1870年代。ワクフ扱う加減から。検索すると映画のランボー出るが近い所が無い訳でも無い
    宇佐美斉訳 アルチュール・ランボー 「ランボー全詩集(ちくま文庫)」を読んだ
    .
    教科書等でラディゲと並んで早熟の天才と書かれる事も多いが、時代性の考慮もいる
    マニアックな所ある仏・急逝でどうとでも取れる事など、天才肩書を言葉通り受け取るのは考え物
    昔の詩人は今でいう所のロック歌手にも近い。思想的にはレゲエやラップとかに近いかも
    .
    一方で武器商人で成功したり、同性愛だったりもする。作品と合った性格とも言える
    昔の詩人は流用や同期作との類似・形式的な物・思想的持ち上げなど色々ある。そういう見解

    [2017-09]
    原1870年代+20C半ばに蒐集。ワクフ扱う加減から。研究者の詳細な解説の訳も付属
    朝倉朗子編訳 「フランス民話集」を読んだ
    .
    グリムやアンデルセンは19C始め。仏は収集好きそうだが、内容・解説読むと何故集まらなかったかわかる
    民衆中心と言う事も興味深いが、合理性が前に出て現実味がある変更がされ、評価もそこを中心になる
    一方でその真逆の物を求めていた話や、後の不条理系に繋がる様なへんてこな話も収録されている
    .
    ラブレーも仏と解説で気づいた。上記通りこの地域の民話は他地域が優勢だが、地域制はよく出ていると思う
    類似もあるがそれ以前のケルトや騎士道文学の影響も考慮居る。民話の型や風俗記録・願望反映も興味ある部分

    [2017-06]
    原1929+1946。戦争関係の資料で扱われていて貸出。第一次大戦中に従軍した独人のレポにも近い小説
    山西英一、秦豊吉訳 「世界文学全集 66 レマルク 西部戦線異状なし・凱旋門」を読んだ
    .
    面白いかどうかと聞かれると面白くなく、付属のもう一作に至っては酷いとも思ったが、価値は高い本
    第一大戦時の実際の様子がわかる。馬の悲鳴や砲撃・兵隊生活の実際が詳しく描かれ体感できる
    水木サンの戦記小説も思い出した。どこの国も一緒で殴られる・理不尽に死ぬ・兵隊用売春宿があるなど
    .
    食い物やウンコや前述の性を扱う点も、実際に経験した人らしい。街で情婦買う話も生々しいし、文化資料になる
    馬食べてた話も発見。もう一作は戯曲風にしたと思うがしんどかったのが発見。リアル戦争話が面白くないのは仕方ない

    [2017-06]
    原92。仏のサド賞から辿った作家。ポルノ、しかもゲイだが文学寄りの作品に近い
    浜野アキオ訳 デニス・クーパー 「その澄んだ狂気に」を読んだ
    .
    物語とか倫理的な意味では無い方向で面白かった。主観全寄せの文で台詞少ないのも面白い
    ゲイ殺人鬼の話などの短編集。文は詰まっているが3Pなどの超短編もあり読み易い
    ゲイや殺人鬼なら考え方が変わっているのはあたりまえ。物語としては弱いが仕掛けみたいなのはあり
    .
    ポルノであってもタイトル通り澄みまくっている。酷く冷めた目線で見た世間とも言え、愛とかの話でも無い
    文学と物語の区別と言う意味でも興味深かったし、題材が過激なんで見世物的な面白さもある

    [2017-06]
    原65。サド賞作家の作を読みたいと思って探して仏版wikiで確認後、検索して辿り着いた
    若林真訳 アラン・ロブ=グリエ 「快楽の館」を読んだ
    .
    映画監督の方が主の人。当時の仏文壇に褒められた人で、イェリネクに近い文と言えばすぐわかると思う
    まあ面白くは無い。苦痛に近い文でもあるんだが、逆に突き抜けていて面白い結果になっている
    ハードボイルド文体にも近いかもしれない。感情が入り込まず、主観と客観が入り混じった文章
    .
    内容もタイトル通りで、香港の不法クラブで行なわれる、サド賞的ショーと犯罪の話になる
    警察二十四時とかに近いと感じてしまった。淡々とした観察記録みたいになっていて面白くはないが引っかかる所ある

    [2016-09]
    気にはなってた本。後回しになったが聖書・コーランの知識を仕入れた上で読んだ事で結果的にプラス
    「筑摩世界文学大系 1 古代オリエント集」を読んだ
    .
    エジプトも含むが、今の中東地域。ギルガメッシュなんかが有名だが、それと同時代の物も含め、多数収録
    当然聖書より古い。聖書で悪のバールの現役自体の神話や、洪水や復活・七へのこだわりと前段階の神話
    マイナーな神名も多数出てくる。また何千年も前の処世訓なんかも出てきて、これもギリシャや仏教に近い
    .
    もう神と言うよりキャラと化した存在と言う事もあり、冷静な目で見れる。こういうのも段階や継承あるもんなんだなと
    メモ取る所も多かったので、以下各国ごとに簡単に扱い。
    -
    シュメール ウルの滅亡哀歌他15篇 五味 亨/訳 杉 勇/訳
    ギルガメッシュでお馴染み。今から約4600年前になる前2600年の神話。粘土板の95%が行政文書で、残りがこういう系列と何が貴重になるかわからない
    多分ギルガメシュ叙事詩には入ってない、交戦状態からギルの方が折れる話なんかも含まれる。創世神話や神を殺して人間が創られた話なども収録
    今もこの地域にある邪眼の話。他にも格言集なんかも他資料で見た。口は災いの元に近い、今も通じる格言や、なぞなぞ風味のエロ話と古いだけで感心
    .
    アッカド エヌマ・エリシュ他14篇 後藤 光一郎/ほか訳
    アッカドはバビロニアのあった今の中東辺りの地域。こういう分野の研究が19Cに盛んになったのも注目点。後ろ手に縛られ鼻輪の奴隷など解説も面白い
    ギルガメッシュ叙事詩はここで収録。前述の19Cの研究など聖書との類似が注目点になったみたい。今は消えてるが、なんとなく似てるのもいる神に目が行く
    神の同士討ちの話はギリシャ神話にも通じる。また国内に混乱があった事からの神話の取り込みや厭世観、正統な出で無い王を神聖化する神話も注目
    この地域は後年になっても格言集があり、同時にギリシャにも影響与えてる雰囲気だが、口論をするななんかは仏教やイスラムにもあり興味深い所
    .
    ウガリット バアールとアナト他3篇柴山 栄/訳
    前18〜12頃の地中海側にあった文明。位置的に聖書域とエジプト・ギリシャ文化の中間点になる。タイトル通りで聖書で悪にされてるバールが正義で活躍する神話
    レヴィアタンとかゼブブとか聖書で出る名前がゾロゾロ出てくる他、バール自身も死と復活しててキリスト的。これ系の復活は作物の季節のサイクルも象徴してる
    天からの穀物・ダニエルなど聖書に近いネタが多く、それ以前の文明の神話との中間点ともわかる。19Cの聖書研究もこういうのが出たから新視点になったんだなと納得
    .
    ヒッタイト クマルビ神話他2篇 轟 俊二郎/ほか訳
    ヒッタイトは最初に鉄器を使った文明で前15世紀に今の西欧まで広がる領地を持ってた。解説から、この神話が発見当時、大きい衝撃を与えた事がわかる
    要は神による神殺しなどギリシャ神話と同じ話を扱った元ネタ。これも珍しい神が多数出るが、ちゃんと前の文明から継承してて、神話も創作の文化に近いと分かる
    .
    アラム 賢者アヒカルの言葉 杉 勇/訳これは遊牧してた人達。王は慈悲神の如き者だって言葉なんかはイスラムも連想させる。
    イスラムもムハンマド以前は多神教で争いしてたぐらいしかわからないが、神名なんかの類似を考えてくとずっと継承された考え方はあると思う。慈悲もおそらくその一つ
    .
    ペルシア 古代ペルシア語碑文 佐藤 進/訳 ここも現在だとイスラム圏になるイラン。ゾロアスター以前だが、オーラマズターと言う形で既に神名は出て来てる
    また偶像崇拝禁止碑文なんかも残ってて、ここらも現在と関連させて面白い。ダレイオス一世の頃の碑文で、だんだんと現代に近づいてきてる
    .
    エジプト シヌへの物語他30篇 尾形 禎亮/訳 杉 勇/訳
    エジプトは歴史が長いし、政治的な混乱での考え方の変遷もあり面白い地域。親族闘争になるホルスとセトの争いの、実際の経緯は今回初めて、同性愛的な逸話まである
    文書例と言う形で教訓集なんかも大量に残ってる。あとは混乱期の予言など、砂漠に守られた地域性の他、思想と混乱期での変化なんかも上手く記録されてる
    ピラミッド内に残された言葉なんかも訳されて紹介されてる。名前だけで詳細不明だが神が沢山出るのも良い。歴史の変化での融合もある。古さと現代に繋がる要素で面白い
    .
    旧約関係諸書について 三笠宮 崇仁/著
    旧約がいつ頃成立したとか、今発見された物がいつ頃の物とかが表になっててやっとわかった。実際は他と同じ頃の写筆だが、死海文書がなんか凄そうに見える理由も納得
    先の文明も参照するとやっぱ聖典だけど実際は物語だよなあと。ただ元ネタがわかる事で当時の神話集大成版ともわかる。19C頃にこういの研究してた事なんかもミソ

    [2016-06]
    初版1593、完成1659、附属は1844。要はイソップ物語。古そうだが原書は紀元前。初版が関ケ原前等も発見
    武藤貞夫校注 「伊曾保物語 万治絵入本 附属絵入教訓近道」を読んだ
    .
    絵入ではあるが校注のみ。但し口語体中心の記述と注で混乱は無い。更に、この時代だと校注のみでも読むのは割と楽
    原文からの話の削除と追加がある。オチの解説も日本風。また原文を重視で、エジプト=エジットなんかの面白い文もあり
    絵入という加減もあり日本風の話。キャラもある程度は偏向。また江戸自体なんで、忠臣とかのそっち系の話にも重点
    .
    お化け的には、躓く事の多い石を怪しの石とするのが興味深い。変更した事で今も使われてる諺や、儒教風の話も多め
    附属は実際は最近にも近い。こっちは絵も当時の草双紙風。翻訳ではあるが時代出てる事や、そのまま取り込んでる所あるのは面白い

    ■ 柴田 徹之+草下シンヤ 「サドゥ―小さなシヴァたち」
    ■ 中山 元訳 ジャン=フィリップド・トナック、ロジェ=ポル・ドロワ
     「ギリシア・ローマの奇人たち: 風変わりな哲学入門」
    ■ 柳沼 重剛訳 プルタコス「エジプト神イシスとオシリスの伝説について」
    ■ 中野良之訳 エドワード・ギボン 「ギボン自伝」
    ■ 「筑摩世界文学大系 67 ローマ文学集」
     鈴木一郎訳
     [黄金の驢馬] アプレイウス、[諷刺詩集・詩論] ホラティウス
     国原吉之助訳
     [書簡] マルクス・トゥッリウス・キケロー
     [往復書簡] マルクス・トゥッリウス・キケロー&ブルートゥス、[名婦の書簡] オウィディウス
     [ローマ文学の背景] レーフステッド
    ■ 西村昌弘+増山理考+山下秀輔 ロバート・クナップ
     「古代ローマの庶民たち 歴史からこぼれ落ちた人々の生活」
    ■ 橘明美訳 ジェリー・トナー(マルクス・シドニウス・ファルクス) 「奴隷のしつけ方」
    ■ 田中敦子訳 ナイジェル・ロジャーズ 「ローマ帝国大図鑑」
    ■ 倉島雅人訳 アンドリュー・ソルウェー+スティーヴン・ビースティ 図解古代ローマ」
    ■ 洋泉社編 「図解古代ローマ人の日常生活 大帝国に生きた皇帝・庶民の素顔」
    ■ 泉井久之助+岩田義一+藤沢令夫訳
     「世界古典文学全集 21 ウェルギリウス ルクレティウス
     原前19未完 アエネーイス、原前4C前半ごろ 事物の本性について」
    ■ 小川正廣訳 ウェルギリウス 「牧歌/農耕詩」
    ■ 山田正行訳 ハンナ・アーレント 「暴力について 共和国の危機」
    ■ 柏原 蔵書(染谷悟) 「歌舞伎町アンダーグラウンド」
    ■ 東アジア反日武装戦線KF部隊 「 反日革命宣言 東アジア反日武装戦線の戦闘史」(付)腹腹時計
    ■ 久保 亨 「国家と秘密 隠される公文書(集英社新書」
    ■ 藤原真実訳 ガブリエル=シュザンヌ・ド・ヴィルヌーヴ 「美女と野獣 オリジナル版」
    ■ 刊15 幾原 邦彦、神 貴世、高橋 慶 [ユリ熊嵐 上下]
    ■ 刊11 幾原 邦彦、高橋 慶 [輪(まわ)るピングドラム 上下]
    ■ 刊00 少女革命ウテナアドゥレセンス黙示録 -劇場版-(Newtype illustrated collection)
    ■ 刊99 さいとう ちほ 少女革命ウテナアドゥレセンス黙示録 劇場版(別コミフラワーコミックス)
    ■ 刊99 榎戸 洋司少女革命ウテナアドゥレセンス黙示録シナリオブック
    ■ 刊99 少女革命ウテナART COLLECTION薔薇の全貌
    ■ 刊98 薔薇の記憶 少女革命ウテナ写真集(アニメージュ文庫 V-88)
    ■ 刊98 少女革命ウテナいつか革命される物語オフィシャルガイド 鳳学園指定図書(Sega official guide)
    ■ 刊98 榎戸 洋司 [少女革命ウテナ脚本集 上・下(アニメージュ文庫 N-90)]
    ■ 刊98 ビーパパス原作 大河内一楼[少女革命ウテナ 蒼の双樹&翠の想い]
    ■ 刊98 [薔薇の黙示録 少女革命ウテナ]
    ■ 刊98 [薔薇の告白 少女革命ウテナ]
    ■ 刊97〜98 [さいとう ちほ 少女革命ウテナ 1〜5[全](ちゃおフラワーコミックス)]

    Vol 3677(2023-07-30)
    [2019-08]
    刊08。インド調査から。宗教の棚にあり何気なく覗いたら衝撃画像が載っていて、写真集エッセイで軽いし読もうと
    柴田 徹之+草下シンヤ 「サドゥ―小さなシヴァたち」を読んだ
    .
    筆者がサブカル系ライターかつ、他本であまり扱われてない事項かつ、扱う対象が信頼に欠けるで注意はいる
    自らをシヴァだの、移動する寺だのと自称する仙人集団になるが、実態はこじきで写真撮ると金を寄越せと言う
    上記でハッタリも含むと思うが接触は推奨していない。写真見るだけでも、ああやばい関わったらアカン人とわかる
    .
    古来の宗教集団の形式をよく残しているとも思い、自称だが洞窟に棲みついて、三又槍を持ってヨーガをする
    衝撃画像の理由は全裸のおっさん連中だから。祭の画像もあるがチンコを棒に繋いだり意味はわからないが凄い自信

    [2021-8]
    原02。種本はギリシア哲学者列伝で巻末にはその種本自体の抜粋や参考文献リストも付いていて調べるのに便利
    中山 元訳 ジャン=フィリップド・トナック、ロジェ=ポル・ドロワ
    「ギリシア・ローマの奇人たち: 風変わりな哲学入門」読んだ
    .
    当時からアレキサンダー大王と共に接触はしているけど、昔の哲学者は行動で考えを示すでインドの聖者的な所ある
    上記で資料がないだけで歴史的に中東・インド系列の方が早いんじゃや、伝統として考えがあるんじゃないかで興味深い
    インドの聖者が奇人揃いと同じでタイトル通り奇人の逸話が中心。師匠の無茶についていけなくなり自分で学派もある
    .
    頑固や屁理屈も多いので変になり、種本がある中でも本書らしい特徴で物語にして最後にツッコミを入れるも成立する
    ゼノンのパラドックスが論点ズラしているだけなど、行動で語るから論争での勝利パターン集みたいになった所はあるかも

    [2019-05]
    原1〜2C。プルタルコスがこんなの書いてるんかと驚きあったが、過去にもひょっとしたら読んでるかも知れない
    柳沼 重剛訳 プルタコス「エジプト神イシスとオシリスの伝説について」を読んだ
    .
    エジプト神自体は資料が残っているんで前22Cごろにはもう信仰されているけど、系統だったまとめは本書が初も驚き
    ローマは異教の神を歓迎する風土があったらしく、原典ではローマ風の置き換えあるらしいがまとまった形で残った
    他の地方もそうだが物語とセットになっていなくて名前だけ形だけだと分かりにくく、よくぞまとめ残してくれたと感心
    .
    ただ読んだ所でわかると言う訳でも無く、神話らしく支離滅裂だが、当時の風習の反映された部分も価値あると言える
    寝取られ男をコキュと言うけどコキュトスで悲嘆とか再発見もあったし、神の異名なんかも属性を現していて興味深い

    [2018-10]
    原1796→1894→1966。直前にアンデルセン自伝を読んでるが、この人も自伝が紆余曲折あり本文よりそっちにも目が行く
    中野良之訳 エドワード・ギボン 「ギボン自伝」を読んだ
    .
    訳者の気合い入りまくった解説も目につくが、死後に自伝草稿が出て、編集がまとめた時に大幅に盛られて困った事になる
    自伝だが人気が出て後に残りの自伝が出て上記が発覚するも、盛ったまとめも価値がありでそれを活かした形で残った
    当時は宗教が絶対の体制でかなり挑戦的なローマ視感だったとわかると同時に、まとめが逆に盛ってるとも解説に書いてる
    .
    実際の本文だが意外と記憶に残る様な面白い逸話は少ない。気楽に読めるを前提としたであまりに気楽に読め過ぎてしまう
    お爺さんが南海バブル事件で全財産掏ったなんかは時代性が出で面白い逸話だが、割と普通の人だったともわかる

    [2018-04]
    原前1C〜1C。ワクフから発展のローマ調査。当時の民衆生活の本も参考にした黄金の驢馬も載ってる
    「筑摩世界文学大系 67 ローマ文学集」
    鈴木一郎訳
    [黄金の驢馬] アプレイウス、[諷刺詩集・詩論] ホラティウス
    国原吉之助訳
    [書簡] マルクス・トゥッリウス・キケロー
    [往復書簡] マルクス・トゥッリウス・キケロー&ブルートゥス、[名婦の書簡] オウィディウス
    [ローマ文学の背景] レーフステッド
    を読んだ
    .
    記録が残ってないのも多いが前述黄金の驢馬は長く愛された作かつ、後世の中世文学と似た要素も多数あり
    ホラティウスなんかは風刺だが今でも鋭く、ローマ文芸は風刺の喜劇でフランス伝統と繋がってる事もわかる
    名文とされキケロ書簡集も収録。歴史背景もあるが様はおねがい事の手紙で末期共和制のリアルタイム資料
    .
    オウディウス名婦の書簡は創作だが書簡風と寝取られ含む黄金の驢馬と比較も出来てギリシア伝統でもある悲劇的
    魔女の墓荒らしやキリスト教への非難、創作での盗賊想定など当時の実際を知る資料としても価値がある

    [2018-03]
    原11。ワクフやSWから派生。最新に近い見解なんで風呂は汚れていたなど定説と違う所見が興味深い
    西村昌弘+増山理考+山下秀輔 ロバート・クナップ
    「古代ローマの庶民たち 歴史からこぼれ落ちた人々の生活」を読んだ
    .
    タイトル通りで中級より下の市民を犯罪者も含めて取扱い。価値観や市民生活も文芸から考察している
    今と概念が違う事が注意のいる点で奴隷の希望や剣闘士の試合数の少なさ、対犯罪者の処刑実態がわかる
    性に関してもあからさまで娼婦の生活。当時は性病が無いのも発見で聖殿での売春も無かったとされる
    .
    海賊や山賊の項もある。兵隊崩れが多くその兵隊にしても記述がありレイプも攻撃の一環で性処理では無い
    記録がエリートの物しか残っていないのが偏る点。現代も含めた過去の似た状況と比較しても説得力ある

    [2018-02]
    原14。ファンタジーというかSWからの派生に近い。タイトルと異様に多い予約数で気になってた
    橘明美訳 ジェリー・トナー(マルクス・シドニウス・ファルクス) 「奴隷のしつけ方」を読んだ
    .
    別に当時の本では無い。当時の人が書いた体裁をとったネタ本だがローマ研究している人で実情にあう
    今考えてる奴隷と当時の物は意味合いが違う事も注意がいるし、概念が今と異なる所も注意がいる
    正直な感想だとペットの飼い方に似てる。更に運用となると経営術に似て来て、雇用者と従業員にも近い
    .
    商人に偽りがあるのですっ裸で検品するなんて話や、思った通りに動かず奴隷の子なら良いなんて話も豊富
    現在の概念から離れる必要はあるが、福利はちゃんとして自由になるチャンスもあり扱いも公正と価値観変わる

    [2018-02]
    原06。ファンタジーというかSWからの派生に近い。昔の事なんでどう解釈するかで迷いは多い
    田中敦子訳 ナイジェル・ロジャーズ 「ローマ帝国大図鑑」を読んだ
    .
    自分の見解では多少の偏りが見られる。但し図版は豊富で扱う範囲も広いので良い本
    帝国以前が分かり難かったんでハンニバル侵入から混乱の流れで共和制時期に既にヤバイともわかる
    仏を調べていた時期でもありワイン等の食事・アパートや別荘暮らしなどの文化習慣類似にも気づけた
    .
    公正と言うか少しほめ過ぎな点もあるが奴隷が現在の認識と違う点も詳しく書かれている
    上記で宗教がらみ等も弱い面はあるが、後にも繋がる城壁や要塞・未完の蒸気機関など発見多い

    [2018-02]
    原03。ファンタジーというかSWからの派生に近い。子供の棚に合ったんだが発見多く凄く良い本
    倉島雅人訳 アンドリュー・ソルウェー+スティーヴン・ビースティ 図解古代ローマ」を読んだ
    .
    原書名がクロスセクションでSW調査とも被る解剖式図解。クロスセクション物は世界でも大ヒットらしい
    執政官の家の子供がローマの祭日を体験する内容。図解で朝から晩まで建物や施設を紹介
    ローマの競馬実際が初めて分かった!他にもコロシアムのエレベーターなど漫画でぐるぐる回る奴の謎解けた
    .
    SWなんかと同じ詳細に渡る解剖図なんで各所も細かいし、生活の様は想像も広げ易い
    どう興味を持たせるかの点でも興味深いし、内容もオックスフォード大学出版で間違いない

    [2018-02]
    刊12。ファンタジーというかSWからの派生に近い。執筆者紹介もあって日のライター・作家・教授等が執筆
    洋泉社編 「図解古代ローマ人の日常生活 大帝国に生きた皇帝・庶民の素顔」を読んだ
    .
    テルマエロマエのヤマザキマリ対談なんかが載ってる俗っぽい入門本だがちゃんとしている
    自分でも実感があったのでローマ学ばんと西欧の歴史・文化はわからんは納得する所あった
    日読者をどういう形で取り込むかでテルマエ紹介。どこでも誰でも結びつけたくなるのもローマの魅力
    .
    日で変な俗説出してる奴が誰かもわかった。やっぱり作家。SFで作家が適当な説を吹いてるのとも被る
    正確性に関しては過去の事でどうとでもとれるがあくまで入門編で眉にツバは必要。但し図版は豊富で良い

    [2018-02]
    ローマ帝国調査から派生。叙事詩になるがローマ建国の英雄の話を地獄巡りなんかも入れて物語にしている
    泉井久之助+岩田義一+藤沢令夫訳 「世界古典文学全集 21 ウェルギリウス ルクレティウス
    原前19未完 アエネーイス、原前4C前半ごろ 事物の本性について」を読んだ
    .
    バトル物と言えば通じるかもしれない。詳しくは知らなかったんでトロイア戦争の敗北から移住の歴史も納得
    人格ある神がいて自分の子孫に当たる民族を守り合う世界観。ヘラクレスの林檎取りなど後の宗教とも類似ある
    メデューサはアテナの侍従になったとか、聖火は形の無いかまど神の象徴とか、知らなかった事や後の要素もあり
    .
    ほぼ全編バトルだが当時らしい言い回しも楽しい。ルクレティウスはアトム論信者といった方が良いのかも
    これも理屈が通った狂気・世界観とも言え興味深い。だが考える自分への懐疑や感情分析など鋭さも随所にある
    /
    原39-37+27。別書では抜けてたので追加。タイトル通りだが実用書と言うよりユートピア物と言うのが正しい
    小川正廣訳 ウェルギリウス 「牧歌/農耕詩」を読んだ
    .
    田舎を天国とする。当然嘘なんだが後の思想や今とも繋がる部分があり、源流や意図を辿る意味もある
    後にはどちらかというと操作的な考えなんで、弁論家になり損ねたや権力と繋がりがあった等も気になる点
    当時の詩なんで厳しい点もあるが、具体的な農耕技術や信仰等の思想がわかる点でも面白い
    .
    発見は当時の人は蜂と蠅を混同してる様な所。後の妖精の羽は蠅や、復活と永遠を題材とするも興味ある
    農業と思想の結びつきが古い段階で確認出来て、同時に労働を進歩と捉えている点なども思う所は多い

    [2018-02]
    原72。先行する物と違い難解な原訳に近づけたとあり間違ったかもで、メモも考えながらとった
    山田正行訳 ハンナ・アーレント 「暴力について 共和国の危機」を読んだ
    .
    原題は副題になるがSW的でもある。実際反乱の事を書いていてその手段としての暴力に注目する
    暴力は手段で権力とは別の物、かつ権力を産まない。サルトル・ファノン等の暴力賛美を批判している
    暴力賛美の結果生まれた反乱が根本の問題を解決していない事と共に、問題解決方法の問題点も指摘する
    .
    政治的なんで見解は割れると思うが納得する点は多い。両者に疑問を定義する事も公正と言える
    インタビュー付属。より分かり易いとも思う。暴力の誘惑は強く、目的と手段の転倒は容易と言う話

    [2022-08]
    刊03。犯人不明の事件で開始したジャーナリストで、一斉検挙に立ち会ったなど誰が疑わしいかも見えてくる
    柏原 蔵書 「歌舞伎町アンダーグラウンド」を読んだ
    .
    但し書きがあるが03段階で現状では違いもある筈かつ、創作で書かれる行方不明者は借金問題が多いなどわかる
    本業はなんでも屋のカメラマンでその加減から本書だが、本書時点で嫌がらせを受けたなどこの程度でもと驚く
    扱っているのは主が風俗だが、地下カジノや薬物も関与し結果的に娼婦と共に密輸されるルートが各自で存在する
    .
    歌舞伎町でお金が使われる事で資金洗浄がされ、最後は土地を買う資金として消える事で国内犯罪の中心地になる
    不法滞在も含め犯罪に関係した人が集まり、犯罪者が更に巻き上げられ沈む。残酷な無宗教外人気質分析も興味深い

    [2022-08]
    刊79→19。日本でもガチでヤバい左翼テロの復刻本だけど、収録の腹腹時計をまどかでパロなど接点も見いだせる
    東アジア反日武装戦線KF部隊 「 反日革命宣言 東アジア反日武装戦線の戦闘史」を読んだ
    .
    共産闘争運動は日本の歴史でずっとあるけど、この人たちの本格活動は71の熱海爆破事件からで後発の先鋭集団
    した事の正当化表明文書もあり違う見解として興味深い。今もありがちな世界での日暴虐を告訴して武力闘争を挑む
    部隊がいくつかあり大地の牙とか名乗っていたも前述だが、した事は主に爆破テロで天皇暗殺頓挫から企業を攻撃
    .
    結果的に関係無い人間を殺してしまいその正当化で内部対立・逮捕が出て、現状追加分はその反省文も含んでいる
    主張に正当性はあったけど完全に手段を間違った事例として考察点はあると思うし、反日の根拠は何かの分析にも

    [2022-08]
    刊14。なぜ日本で過去の犯罪が不明なままかの問題で、以前調べた731部隊とも関係と分かり納得はしてしまう
    久保 亨 「国家と秘密 隠される公文書(集英社新書」を読んだ
    .
    隠される以前に廃棄されている実態があり、上記731部隊も当然として戦後から体質として破棄が常態化している
    結果的に証拠が明白で裁判すら起き得ない事件も複雑化しやすく、また国民に知らせないまま情報操作も起きている
    外交文書だけは公開しないと相手国の史観が通るので全世界共通で公開だが、不明事件もあり実態はわからない
    .
    上記で資料が無いので外国の公開資料で日本の歴史を研究したり、公開法を通してもメモだけと隠蔽は続いている
    戦中も情報が公開されていなかったが大衆誘導と責任逃れと罪のなすりつけが目的で、東京裁判でもこれで不正化

    [2018-03]
    原1740+原08参照日16刊。ディズニー映画からの流れだが当時から児童向け版の方が有名になった作
    藤原真実訳 ガブリエル=シュザンヌ・ド・ヴィルヌーヴ 「美女と野獣 オリジナル版」を読んだ
    .
    普通の童話が19Cなんでそれより古い。また本来も童話では無く短編集の中の一本で小説に近い
    同時期だとガリバーやカンディードやロビンソン。既に教訓的な物語は完成している時期でもある
    光学技術による千里眼の他、妖精は宇宙のあらゆる場所で善行を施す義務など原段階の興味深い設定.
    .
    解説にもある通り児童版の愚かな獣の呪い解除の後、王子視点と守護妖精視点の補足が入る
    アンデルセンの話作りも含め前段階でこれは相当に気になる。穴を埋める隠れた作品群もまだありそう

    [2023-06]
    配信でウテナやるぞ、関連で水星の魔女もやってるぞの最高の機会で資料追加もしながらネタで扱い
    刊15 幾原 邦彦、神 貴世、高橋 慶 [ユリ熊嵐 上下]
    刊11 幾原 邦彦、高橋 慶 [輪(まわ)るピングドラム 上下]
    刊00 少女革命ウテナアドゥレセンス黙示録 -劇場版-(Newtype illustrated collection)
    刊99 さいとう ちほ 少女革命ウテナアドゥレセンス黙示録 劇場版(別コミフラワーコミックス)
    刊99 榎戸 洋司少女革命ウテナアドゥレセンス黙示録シナリオブック
    刊99 少女革命ウテナART COLLECTION薔薇の全貌
    刊98 薔薇の記憶 少女革命ウテナ写真集(アニメージュ文庫 V-88)
    刊98 少女革命ウテナいつか革命される物語オフィシャルガイド 鳳学園指定図書(Sega official guide)
    刊98 榎戸 洋司 [少女革命ウテナ脚本集 上・下(アニメージュ文庫 N-90)]
    刊98 ビーパパス原作 大河内一楼[少女革命ウテナ 蒼の双樹&翠の想い]
    刊98 [薔薇の黙示録 少女革命ウテナ]
    刊98 [薔薇の告白 少女革命ウテナ]
    刊97〜98 [さいとう ちほ 少女革命ウテナ 1〜5[全](ちゃおフラワーコミックス)]
    を読んだ
    .
    当時のままや初見や水星と絡めた感想をたくさん見られたのも今ならではで考えること多く有意義だった
    本編に関しては漫画版が一番収穫で全てを説明しているかつ、本編がどういう状況下で製作もムックでわかった
    自分は上記の他にキャラデザの人が参加かつ製作会社が同じの贄姫も扱っていたで更に関連付け扱えた
    .
    セットで借り出した後続作ノベライズはベタなノベライズなんだけど、知識の再確認でとても便利だった
    いま見ると技術不足で伝えきれなかったや伝え損ねたもあるし、ちゃんと古い作品になっていたは進化感じる

    ■ 中村桂子訳 ロバート・ワインバーグ 「裏切り者の細胞がんの正体」
    ■ 河原誠三郎、鈴木秀治、田川光照訳 ピエール・ダルモン 「癌の歴史」
    ■ 村木 美紀子、坪野 吉孝訳 米国対がん協会
     「「がん」になってからの食事と運動 米国対がん協会の最新ガイドライン」
    ■ 渡邊昌監訳、山本知子訳 ダヴィド・S・シュレベール
     「がんに効く生活: 克服した医師の自分でできる「統合医療」」
    ■ 田中文訳 ウィリアム・リー 「健康食大全 がん、認知症、生活習慣病は食事で防げる」
    ■ 大平裕司訳 マイケル・ウォルドホルツ 「がん遺伝子を追う: 発見レースの最前線」
    ■ 安達 富美子 「「燃えつきない」がん看護」
    ■ 三木直子訳 タイ・M・ボリンジャー 「がんについて知っておきたいもう一つの選択」
    ■ 国立がん研究センターがん対策情報センター/編著 「がんになったら手にとるガイド :普及新版 患者必携」
    ■ 国立がん研究センターがん対策情報センター/編集
     「家族ががんになったとき :第3版 患者さんとあなたを支える3つのヒント(社会とがんシリーズ 201)」
    ■ 国立がん研究センター研究所編
     「「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで(ブルーバックス」
    ■ 生田哲
     「がん治療の最前線 もしあなたや大切な家族ががんと診断されたらどうすべきか(サイエンス・アイ新書」

    Vol 3673(2023-06-21)
    [2022-03]
    原98。だいたい察して下さいで嫌々調査だったんだけど無事切り抜けて一安心。それでもいい機会なんで調査は続行
    中村桂子訳 ロバート・ワインバーグ 「裏切り者の細胞がんの正体」読んだ
    .
    実際のがん追跡で成果を上げている人が小頁でわかりやすくまとめた物で、とても読みやく仕組みもわかった
    タイトルどおりでがんの原因がなにか探り当て、どう阻止していくかの歴史になり、自動的に細胞の仕組みもわかる
    がん細胞は不死身で永遠に増え続けるは害さえ無ければロマンすら感じるし、現実の全て埋めて駄目にするも教訓的
    .
    上記でがんは元々必須として備わった機能が壊れた結果として生ずるで、普段は修理されているので出ないになる
    遺伝子より生活環境かもしれないも結果として分かった事。変異させる研究と似ているのも不思議や未来感じさせる

    [2022-03]
    原93。だいたい察して下さいで嫌々調査だったんだけど無事切り抜けて一安心。それでもいい機会なんで調査は続行
    河原誠三郎、鈴木秀治、田川光照訳 ピエール・ダルモン 「癌の歴史」読んだ
    .
    歴史学者が本業の人なんで、医学的に役立つというよりもイメージをどう捉えていたかで面白いかは微妙
    だいたい最近まではがんはかなり珍しく、かかるのもお年寄り中心だったので怖がられ始めたのも最近になる
    英語だとキャンサーで昔はそれ系がむさぼり喰らうイメージ。また病気解明の発展と同進化で映るとも思われていた
    .
    原因が解明するまでの論争は面白いかもしれないで、答えがわかっている現状だと論争しながら正解に近づいていく
    上記でインチキ治療も横行していたし、治療技術が見つかるまでのなんでそんな事をという酷い治療の例もわかる

    [2022-03]
    原12。だいたい察して下さいで嫌々調査だったんだけど無事切り抜けて一安心。それでもいい機会なんで調査は続行
    村木 美紀子、坪野 吉孝訳 米国対がん協会
    「「がん」になってからの食事と運動 米国対がん協会の最新ガイドライン」読んだ
    .
    凄い名前の協会だが実際に1913創立で、個人や企業の募金を中心に年間九億ドルの収入ある信頼できる機関
    胡散臭い情報が氾濫している事も、それらが親切と善意の名のもとに薦められて奪われている事も把握している
    現段階の研究で十分なデータが出ていない食物も多数載せていて逆に驚くし、特定が難しいともわかる
    .
    情報の信頼性を評価するフローチャートは全般で使える。また生活環境が大きく関与しているは共通認識
    確実に効果があるとわかってるのは運動。またタバコや体に悪い生活態度なども共通してマズいとわかっている

    [2022-03]
    刊03。だいたい察して下さいで嫌々調査だったんだけど無事切り抜けて一安心。それでもいい機会なんで調査は続行
    西田敬 「卵巣腫瘍小辞典」読んだ
    .
    タイトルでどういう状況に陥ったかわかると思うが、ガンの中には発覚が難しく気が付くと手遅れ案件も多い
    分類してわかりやすくしてはいるけど素人はどういう事かわからないで、ガンには中間の型なんてのも存在する
    どのラインで判断していたかで納得したし、問題ないから切ると言われた部位が本来はどういう意味あるか確認
    .
    タイトルどおりで辞典だが難しい単語ばかりで意味がわからない。図版も付属するが毒々しく不安が高まる
    大まかな概要を掴むには役立つし、ガンが種類によって違うとはいえ白い塊なのも知らなかったので発見はある

    [2022-03]
    原07。だいたい察して下さいで嫌々調査だったんだけど無事切り抜けて一安心。それでもいい機会なんで調査は続行
    渡邊昌監訳、山本知子訳 ダヴィド・S・シュレベール
    「がんに効く生活: 克服した医師の自分でできる「統合医療」」読んだ
    .
    過去に読んで面白い意見と思っていたお医者さんの本だったのでびっくりした。かなり重度の脳腫瘍になっていた
    周囲も含めた心理状況がどう変化していくかの記録も、上記で面白い本を書いていた人なので説得力がある
    かなり高位の医者だったので患者になって周囲が変わるや、知識を総動員した調査や他の体験談も幅広い
    .
    文の面白さは上記だがこの時点で筆者が良いと思った生活環境改善の工夫も全てわかりやすく網羅されている
    がんの歴史の大まかな概略かつ、抵抗力のあるねずみから仕組みがわかったなどチャンスはある事もわかってくる

    [2022-03]
    原19。だいたい察して下さいで嫌々調査だったんだけど無事切り抜けて一安心。それでもいい機会なんで調査は続行
    田中文訳 ウィリアム・リー 「健康食大全 がん、認知症、生活習慣病は食事で防げる」読んだ
    .
    突き詰めると健康に良い生活になるんだけど、どれが効くかは医者によって見解が違いおおまかになる
    ただこれが良いだろう悪いだろうはだいたい共通しているし、生活習慣が大きく関係してるは全員一致の意見
    これは駄目だろうには当然タバコが入っている。他書も参照だが悪い物質がガンの発達を助長するが原因
    .
    これが良いだろうで一致している物は運動。現状だと遺伝子からの関与はそれほどではないとの見解もあり得る
    今書はタイトルどおりわかり易く一覧化かつ研究を効くように書いているので、食べない人は読むと見解変わるかも

    [2022-03]
    原97。だいたい察して下さいで嫌々調査だったんだけど無事切り抜けて一安心。それでもいい機会なんで調査は続行
    大平裕司訳 マイケル・ウォルドホルツ 「がん遺伝子を追う: 発見レースの最前線」読んだ
    .
    現状だと遺伝子が全てとは考えていないんだけど、それ以前の何もわかっていない頃に道筋が立った過程がわかる
    完全な原因不明で次々と身内が乳ガンで死に、何も起きていないうちから乳を取ろうとした人間なんかも話に絡む
    大昔の副大統領の保存していたサンプルを使っての再検査や、家系が追いやすいモルモン教が発見の鍵になった
    .
    筆者はピュリツァー記者だが上記で発見の道筋が付いた事で、お金を目当てに学者が集まってくる様も観察している
    分子生物学の発展が何を意味するかに近い。小ネタとして学者の付けたサンプル名が同時期のSTキャラ名など

    [2022-03]
    刊03。だいたい察して下さいで嫌々調査だったんだけど無事切り抜けて一安心。それでもいい機会なんで調査は続行
    安達 富美子 「「燃えつきない」がん看護」読んだ
    .
    今書にもあるんだけど告知されて二週間はうつの極みで、それを抜けると統計的にも楽になってくるは実体験している
    今書は家族ではなく看護婦を対象にし、問題ある患者ケースとそこからの仕事が辞める程の燃え尽き対策を考える
    セイバーがらみでタバコも調べていたので、自分の過失でなっておきながらわがまま放題の患者は頭にくる所もある
    .
    そうかと思えは平家物語を扱っていた時期に適切なのか諦めきった患者もいて、どれこれも対応の難しい事例中心
    出来る事をするはもちろんだが、オブラートに包んで表現するやユーモアを取れ入れるなど他の悲劇にも対応可能

    [2022-03]
    原16。だいたい察して下さいで嫌々調査だったんだけど無事切り抜けて一安心。それでもいい機会なんで調査は続行
    三木直子訳 タイ・M・ボリンジャー 「がんについて知っておきたいもう一つの選択」読んだ
    .
    セカンドオピニオンで他の医師の意見を聞くも薦めるが、病院側提案はだいたいはリスクも考えた上での最善策と思う
    そんな訳で海外発の今書はがんに関する治療リスクを指摘している。薬品会社との癒着と欺瞞の存在は常に指摘ある
    薬品会社が自分で有利な論文を作り、名声と金が欲しい医師に名義貸しを頼み、発表後それを根拠に広めるが定番
    .
    最近は特許の取れない自然由来にも魔手をはあるが、金にならない事は効いたとしても研究されていないとの指摘ある
    ただワクチンががん原因だとか、電磁波と携帯電話が悪いとか、大麻が効くとか見解割れの意見も含むので読む時は注意

    [2022-02]
    刊13。だいたい察して下さいで嫌々調査。完全に基礎的な事しか書かれていないが、それ故にガイドとして最適
    国立がん研究センターがん対策情報センター/編著 「がんになったら手にとるガイド :普及新版 患者必携」読んだ
    .
    個人の体験談も付いてくるが個人によって状況が違ってくるので、今書の様な広く万遍無いフォローが役立つ
    精神的な動揺や不安に関しては予想通りとも言えるけど、渦中にいると落ち着くまでが辛いになってくる
    上記から心理的なサポートも治療内容には付いて来て、長期戦をどう戦い抜いていくかでの支援連絡先がわかる
    .
    治療でどういう経緯を辿っていくかのガイドとしても最適になり、助成金が色々とある事なんかもわかる
    チーム医療が具体的に実践されているのががん治療ともわかり、不安はあるが乗り切っていくしかない

    [2022-02]
    刊17。だいたい察して下さいで嫌々調査。がんセンターからは小冊子が色々と出ていてその一冊になる
    国立がん研究センターがん対策情報センター/編集
    「家族ががんになったとき :第3版 患者さんとあなたを支える3つのヒント(社会とがんシリーズ 201)」読んだ
    .
    本書自体ががんセンターからダウンロード可能で、他の小冊子も同様かつ最も信頼出来て読み易い内容
    そのまま書くが患者さんの気持ちや希望を理解する・情報と上手く付き合う・家族が自分自身を大切にする
    先が見えない長期の戦いになってしまうので、途中でへたばってしまわない様に調整していくのは当然だなと
    .
    不審な情報が飛び交うのも難病の特徴とも言えてうんざりするが、基本の情報はがんセンターになってくる
    各種の保険や制度・情報交換の場もありそれらの紹介もされているので、難民にならず活用したい所

    [2022-02]
    刊18。だいたい察して下さいで嫌々調査。嫌々なんで簡単で読み易いに絞り安定のブルーバックス
    国立がん研究センター研究所編
    「「がん」はなぜできるのか そのメカニズムからゲノム医療まで(ブルーバックス」読んだ
    .
    タイトルどおりでなぜ出来て、どう進行していき、どんな治療法があるのかを簡潔に説明していてわかりやすかった
    専門用語が出てきてしまうので具体的にどういう事か説明してくれるのが良い。皮膚上面に出るのが大半なのねと
    とても怖い再発と転移にも触れている。細胞の異常増殖で死なないにあたり現状も不死のヒーラ細胞理解も進む
    .
    現状でもわかっていないが多すぎてウィルス・細菌でもなる。一方でタバコなんかの明らかに悪いはデータもある
    上記の死なないから死ぬを活性化させて止めるや、ガンが他を働かなくするなど仕組みがわかり目途も見えてきた

    [2022-02]
    刊15。だいたい察して下さいで嫌々調査。嫌々なんで簡単で読み易いに絞り安定のサイエンスアイ新書
    生田哲
    「がん治療の最前線 もしあなたや大切な家族ががんと診断されたらどうすべきか(サイエンス・アイ新書」読んだ
    .
    上記なんだけどちょっと読むのに注意が必要な雰囲気で、食事を中心とした代替医療に関して扱っている
    他の病気もそうだけど承認された医療行為をした上でやっていくと良いと注意しとく。逸話もあるんで厄介
    基礎的な説明はどれを読んでも同じになるけど、当事者になってみないと説明しがたい感情には襲われる
    .
    どういう食事が良いかは体にいいとされる食事と同じ。本書では特にビタミンCの大量摂取を進めている
    後はニンニク・大豆・ネギ・ターメリック・トマト・ブロッコリー・キャベツなど。バランスよく摂取すると良い

    ■ 菅靖彦訳 ティモシー・リアリー、ラルフ・メツナー、リチャード・アルパート
     「チベットの死者の書 サイケデリック・バージョン」
    ■ 酒井 治孝編 「ヒマラヤの自然誌 ヒマラヤから日本列島を遠望する」
    ■ 友枝 啓泰 「雄牛とコンドル アンデス社会の儀礼と民話」
    ■ 山本 紀夫編 「アンデス高地」
    ■ 日本ネパール協会/編 「ネパールを知るための60章(エリア・スタディーズ)」
    ■ 奥山 直司訳 デイヴィッド・L・スネルグーヴ+ヒュー・E・リチャードソン 「チベット文化史」
    ■ 石浜 裕美子 「図説チベット歴史紀行(ふくろうの本)」
    ■ 長田 幸康 「チベットで食べる・買うこんなに楽しい聖地探訪」
    ■ クンサン・ハモ+渡辺 一枝写真 「バター茶をどうぞ 蓮華の国のチベットから」
    ■ 渡辺 一枝 「消されゆくチベット」
    ■ 世界の先住民 いまはわたしの国といえない 1 チベット人
    ■ 世界の先住民 いまはわたしの国といえない 6 イヌイット
    ■ 世界の先住民 いまはわたしの国といえない 7 ネイティブアメリカン
    ■ 世界の先住民 いまはわたしの国といえない 8 熱帯雨林のインディオ
    ■ 川口恵子訳 エルジェ 「タンタンチベットをゆく」
    ■ 「中学生世界の文化遺産 チベット・蒙古編」
    ■ さがし絵で発見!世界の国ぐに8 ブータン
    ■ 世界のともだち 21 ブータン
    ■ 体験取材!世界の国ぐに 21 ブータン
    ■ チベットの聖なる山へ」
    ■ 石浜 裕美子/編著 「チベットを知るための50章(エリア・スタディーズ)」
    ■ 福田宏年訳 ハインリヒ・ハラー 「セブン・イヤーズ・イン・チベット チベットの七年」

    Vol 3670(2023-05-24)
    [2021-1]
    原64。本来なら日訳版を先に読んでおくべきだったんだけど、どういう文脈で出た本なのかで一目瞭然感もある
    菅靖彦訳 ティモシー・リアリー、ラルフ・メツナー、リチャード・アルパート
    「チベットの死者の書 サイケデリック・バージョン」を読んだ
    .
    他書でも指摘あるが日だと無名に近い人なので補足だが、60年代カウンターカルチャーの重要人物で要はヒッピー系
    50年代の価値観に反発した結果が白人なりの東洋文化への傾倒で、この人は幻覚剤研究からこの道へと入った
    更に遡ってインドなんかだと薬が日常的ですんなりだが、日は薬は当然違法だし仏教の積み重ねもあるので意味変わる
    .
    同様の理由で仏教の積み重ねなく合理主義がベースの米だと、現地では単なるお経の本も神秘主義的に変化する
    そんな訳で白人にも理解出来るよう解釈した結果、現在と太古・意味と無意味が重なりあう意味不明気味サイケとなった

    [2020-02]
    刊97。チベットを調査中。同期でアンデス高地を調べていたので比較していくと類似性があり面白い
    酒井 治孝編 「ヒマラヤの自然誌 ヒマラヤから日本列島を遠望する」を読んだ
    .
    ブータンと日本は何故か似ていて、近い地域にあるネパールの事も沢山書いているのでそこらも興味ある
    前半はひたすら気候の紹介みたいになっているが、モンスーン成立が約一千万年前と気候にも歴史
    サンドイッチを使ってプレートが動く様子を再現してみたり、雪だけじゃ無く多彩な生態域など見解も変わり得る
    .
    資料として少し古いのでまだ多夫一妻制の名残りがあったり、昔の貿易ルート考察があったりとロマンある
    当地に住む巨大魚サルールや大ナマズ・トウモロコシ栽培の話も上記と比較。ヤク乳は濃く腹壊すも楽しい逸話

    [2019-12]
    刊86。同期でチベットを調べていてヒマラヤ山脈等と比較すると面白いかもだが今書は時代の色も強く出ている
    友枝 啓泰 「雄牛とコンドル アンデス社会の儀礼と民話」を読んだ
    .
    コンドルと闘牛が戦う儀式の存在は他書でも触れられているけど、あくまで金がある時で特殊ケースと思う方が良い
    まだ残っている儀礼やペルー人の気質が紹介されているが、昔の本で今は違うだろうも考慮はいる
    民話を収録だが興味がなくスペイン由来の物は抜いていて惜しい。根付いた以上はそれらも意味はあると思う
    .
    構造主義全盛期で見解がそれに引っ張られ過ぎているが、食べ好きで天から追い払われる半神キツネの話を収録
    スペイン以前の神は疱瘡神なんかにも近いかもだが、儀式を続けないと祟り出すで両面的性質もっているなあと

    [2019-12]
    刊07。南アメリカを調査中。同期でチベットを調べていて文中にもあるようにヒマラヤ山脈と比較すると面白い
    山本 紀夫編 「アンデス高地」を読んだ
    .
    山なんかでどう住むんだだし、現地でもあんな高い所・低い所と言い合っているが実際に住んでみると良いらしい
    比較的安定した気候で食物もよく実り、現地対応した動物でホカホカかつ凄く高く売れる資源にもなると済めば都
    上記から横では無く縦方向で文化を形成するインカの垂直統御論が出て、棚田が広がり交易をする広い社会
    .
    生活も紹介し環境を使って野生ジャガイモを乾燥加工とか、アルパカがノロマで落ちて死んだのを食べるなど
    畑仕事にインカ時代の道具使っているとか、アルパカ先祖いるとか、超高地にもインカ時代ミイラとか驚かされる

    [2019-12]
    刊00。地域調査の基礎資料。ええっとどこだっけ?と一瞬まよってしまうがチベットの隣でインド・中国の山岳地
    日本ネパール協会/編 「ネパールを知るための60章(エリア・スタディーズ)」を読んだ
    .
    僻地で世界に発見されるのが遅れた国とも言えるし、昔からグルカ兵やマルワリ商人としてインドに影響力あった国
    山岳地帯らしくトレッキング相手の観光で近年は発達しているが、同時にゴミ問題が発生してそこら中ゴミだらけらしい
    僻地なんでまだ田舎。識字率も低く、ずっと文字無し生活から必要性も感じないし、海外NGOがよくわからず失敗も多い
    .
    急激な都会化で浮浪児や、昔の文化継承で過去のインドと類似した児童売春問題か持ちあがってもいる
    文化の特色としては処女神クマリ信仰があるが、本人たちは意外と楽しんでいて個性を残した近代化が課題

    [2019-12]
    原68→80。チベットを調査中。昔は鎖国していて調査が困難だったけど逆にその頃は文化の特色も強く残している
    奥山 直司訳 デイヴィッド・L・スネルグーヴ+ヒュー・E・リチャードソン 「チベット文化史」を読んだ
    .
    歴史的な事も書いているんだけど、滅ぼされた直後ぐらいなんで文化的な側面での記録がだいぶ残っている
    隣のウィグルや内モンゴルがほぼ完全に滅ぼされ、弾圧も厳しく、なにもわからない状態考えると凄く上手くやっている
    上記鎖国も一例なんだけどチベット人は常に情勢を気にするモンゴルと違い、周囲に無関心の弱点があるみたい
    .
    初代王ニャクティだったなど歴史もだいぶ記録されていて、占領当時脱出したチベット人は5%とやっぱり少ない
    滅びゆく状況にどう抗い、どう自己主張していくかという点でやっぱり頑張っているし上手く文化を残せてると感心する

    [2019-12]
    刊99。チベットを調査中。ふくろうの本なんだけど観光側面ではなく歴史に焦点を当てた作りになっている
    石浜 裕美子 「図説チベット歴史紀行(ふくろうの本)」を読んだ
    .
    別著者の本で政治を抜いて考えて欲しいとあって、逆に政治を抜くと今の状況に疑問なんかもわいていくる
    歴史的に見るとチベットが侵略者に回った事もあるし、混乱に乗じて利口に立ち回ろうとした形跡もだいぶある
    仏教流入以前と言う文化もありインド寄りな所も見られるし、宗教国家を作り不適格気味な僧王も輩出している
    .
    美術なんかを見ていると似た高地文化圏と似た所あるし、高知ゆえに紫外線強くて日焼けするんだなと発見も
    仏教が土地の神を制したは中華的だし、ポタラ宮は霊的な守護基地なんかも面白い話だと思う

    [2019-12]
    刊00。チベットを調査中。チベット旅行歴十年のベテランなんで逆に書くのに苦労したとあり、とても読み応えある
    長田 幸康 「チベットで食べる・買う-こんなに楽しい聖地探訪」を読んだ
    .
    初めてツアーでチベットに行った人の視点をテーマとし、ほぼオールカラーで写真とイラストも満載と最高なガイド
    渡航の長い人は日の作った神秘・山奥イメージが嘘と見抜いているが、実際読むと自分も魔法かけられてたと実感
    観光都市に関してはほぼ都会化されていると見て間違いないし、車で何時間か下ると草原や温泉も見る事が出来る
    .
    難しい話は抜きにして観光ガイドに徹しているので、見るべき物や食べるべき物は何かでお国柄も強調されている
    中華の観光戦力としては絶妙のバランスとって文化を残して価値づけられたなで感心するし面白い

    [2019-12]
    刊01。チベットを調査中。自分が考えを変えるきっかけになった人の経緯がわかったが元は写真で成功した人
    クンサン・ハモ+渡辺 一枝写真 「バター茶をどうぞ 蓮華の国のチベットから」を読んだ
    .
    名義を上記にしている所に政治的な物も感じるが、文は50年代生まれの一般チベット人で一意見になると思う
    どういう物を食っているかや、どういう生活形式を保持しているかの資料にもなりあいさつが問いからも興味深い
    考え方は田舎や昔の人に近いと思えと良く、チベット視点で見たとき不運の原因をどこに求めるかの資料になる
    .
    ラサはもう都会だが復興と観光地化は中華主体で流入する漢人と仕事の無さに不満があり怒りをつのらせる
    教育も中華主体でチベット語授業もあるが、この人たちの主張では完全なチベット社会構築を目的としている

    [2019-12]
    刊13。ダライ・ラマ関連は少し調べていたけどこの人は何度も渡航して観察額に独自さがあるとの話だった
    渡辺 一枝 「消されゆくチベット」を読んだ
    .
    上記で観察眼や個人的な交流な面では強いんだけど、一番新しい今書では微妙に無能な働き者と化しつつある
    本来は自分はチベット擁護の立場だったんだけど、本書を見るともう無理とか吸収された方が幸せではとも感じる
    この人自体もそうだけど、チベットに無理をさせているのは周囲やリーダーではないかという考えまで出始める
    .
    抑圧に関しては相当に厳しく理不尽されて講義すると反逆罪でしょっ引かれる。賄賂は効くんだけど良い徴候じゃない
    個人的な観察眼での紀行部分は面白く、周辺国のブータン・モンゴルと類似だが筆者は同じ目で見られるの嫌う

    [2019-12]
    原92。チベットとアメリカを含んでいるがこの時点で調べていた地域に該当。また機会あれば他地域も追加する
    世界の先住民 -いまはわたしの国といえない- 1 チベット人
    世界の先住民 -いまはわたしの国といえない- 6 イヌイット
    世界の先住民 -いまはわたしの国といえない- 7 ネイティブアメリカン
    世界の先住民 -いまはわたしの国といえない- 8 熱帯雨林のインディオ
    .
    配信でうたう!大竜宮城なんかも見てた時期なんだけどあれも実は状況は同じで、基本恨み節と楽しい本では無い
    侵略者は悪・先住民は被害者・昔は良かったが基本なんだけどプロパガンダ的で、矛盾点や逆に疑問も湧いてしまう
    日も実は先住民を含んでいるし、良かれでの企業進出も含んでいるんだけどそんな簡単に善悪な問題ではないと思う
    .
    良かれと思って若い世代に教育もやってきた側と同じで本当に正しいかは難しいし、文化が消えるのはかなり絶対的
    90年代の主張になると思うんだけど、その為にやって来た事も含めて20年経った現状で考えるとちょっと難しくはある

    [2019-12]
    原60。チベットを調査中。特殊資料で本来は子供の本扱いで一括で扱う部類なんだけどユニークなんで分離
    川口恵子訳 エルジェ 「タンタンチベットをゆく」を読んだ
    .
    アニメは知っているし見た事もあるんだけど原作本を読むのは何気に初めてで、機会あれば制覇もしてみたい
    今作もアニメ版は存在しているし、政治的なアレもほぼ無しでで雪山に遭難した友達を助けに行くタンタンの冒険
    害がないようだけどこの時期にチベットを扱ったというだけで、挑戦的かつメッセージになっていると工夫ある
    .
    途中で遭難してちゃんとチベットにも到達し、空に浮かぶお坊さんなんかも出たりで当時のイメージが出ている
    漫画本編に関しても船長さんが逆に怒られたりと地域特製出ているし、犬が面白いと娯楽作している

    [2019-12]
    刊58。チベットを調査中。特殊資料で本来は子供の本扱いで一括で扱う部類なんだけどユニークなんで分離
    「中学生世界の文化遺産 チベット・蒙古編」を読んだ
    .
    チベット侵攻が50でダライ・ラマ亡命が59と割と凄い時期の中華プロパガンダを真に受けた小説方式の紹介
    とうぜん中華肯定の立ち位置にならざるを得ないんで、どう正当化しどう扱っていたかの資料にもなる
    ダライ・ラマがいまはいないとか、老人に中華を肯定させてみたり、当時の写真も少し載ってたりも魅力
    .
    やっぱり良い事をしているで推し進め、チベットはゴミだらけだ・教育が遅れている・汚く臭うと印象操作
    学校建設や改善するを建前にして事後も含めてどう侵略が進められるかを知る点でとても興味深い

    [2019-12]
    インド調査した時に手順は掴んでいたので同じ要領でヒマラヤ山脈周辺を調査。もっと正確に言うとチベット・ブータン
    「刊12。さがし絵で発見!世界の国ぐに8 ブータン
    刊15。世界のともだち 21 ブータン
    刊07。体験取材!世界の国ぐに 21 ブータン
    刊03。チベットの聖なる山へ」を読んだ
    .
    中華系資料もパラパラと読んだんだけど、やっぱりチベットに関しては触れていないも多くて怖い所はある
    ブータンとモンゴルはチベットにだいぶ近く、発見されなくて助かったけど将来的にはヤバくないかとも感じる
    ブータンは昭和20年代の日に近いんだけど、解説に占領下ほどの制限はありませんとありいつの時代の執筆者かと
    .
    実際には制限が現実的にも制度的にもあって、縛りをつけて現状態を維持して観光地化しつつあるはあるかも
    幸福総幸福量を言い出したのがブータン自身とも知ったのも驚きで自作自演じゃんかつ、比較で裏目じゃんと

    [2019-12]
    刊04。地域調査の基礎資料。ダライ・ラマ関連は少し調べていたけど本来の領土は中華の1/3など驚く点も多い
    石浜 裕美子/編著 「チベットを知るための50章(エリア・スタディーズ)」を読んだ
    .
    モンゴルとインドを調べてた事が役立ち完全に中間の立ち位置。またモンゴルに仏教を伝来させたのもこの国にある
    年にザンスカールやカイラスあるのも面白い点だが、暴力を使わず如何に侵略者と戦うかと言う点でも目をみはる
    定住した遊牧民的な側面もあるし、意外と派手な仏教芸術や理論が優先され現実的な教義もインドと比較が出来る
    .
    上記から自国を聖地化し、一方で中華は観光地化している。中華との関係で厳しい立場のパンチェンラマも悲劇
    激しさを秘めているのは生首が並ぶ芸術作品みてもわかるが、文化が優れていると偉大にもなれる見本

    [2018-05]
    原53。角川文庫版だと映画にちなんだ再販でプラピの写真が表紙や冒頭を飾っている
    福田宏年訳 ハインリヒ・ハラー 「セブン・イヤーズ・イン・チベット チベットの七年」を読んだ
    .
    山と渓谷社から出た版もあるし、サバイバルの本でも扱われていて広範囲で捉える事の出来る本
    少し前かつ中華にやられてしまう前のチベット文化を記録している点でもポイント高く、記録も細かく切なさある
    逃避行でもあるし、途中で盗賊にも狙われるのでスリルもある。それだけにチベットでの善意が貴い
    .
    テンギャンのダライ・ラマ幼少期の記録としても価値ある。昔から聡明さと人好きする人格で立派
    冒頭のダライ・ラマによる友情の解釈も、なぜ助けてくれてどう恩を返したかで貴く意味もあるお言葉

    ■ 津乃・リーディ、中野 早苗訳 アデル・フェイバ、エレイン・マズリッシュ
       「子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方大全」
    ■ 子どもコミュニケーション研究会(有元秀文)/編
       「イラスト版コミュニケーション図鑑 子どもの「話す力」「聞く力」がぐんぐんのびる本」
    ■ 住友進訳 ヘンリー・A・ポール 「子どもの心の病気がわかる事典」
    ■ 田辺希久子訳 ポール・コールマン 「こんなときどう言えばいいの!? 子どもに伝わる話し方・伝わらない話し方」
    ■ 高橋愛訳 リチャード・ヘイマン 「こんなとき10代にどう言えばいいの!?」
    ■ 塚原史+後藤美和子訳 ボリス・シリュルニク 「妖精のささやき 子どもの心と「打たれ強さ」」
    ■ 野口京子訳 ガストン・ブロム+ブルース・チェニー+ジェイムズ・スノディ
       「児童期のストレス その理解と介入モデル」
    ■ 市井雅哉訳 ケンドール・P・C、ケイン・M・T、ハワード・B・L、シ−クランド・L
       「子どものストレス対処法 不安の強い子の治療マニュアル」
    ■ 渡井理佳子訳 レイチェル・ブレット、マーガレット・マカリン 「世界の子ども兵 見えない子どもたち」
    ■ 小林 由香利訳 P・W・シンガー 「子ども兵の戦争」

    Vol 3654(2022-09-30)
    [2020-06]
    原1980→2012。対子供用ではあるけど説得技術の参考として借りて来て、SSTなんかとも類似あるなあと思った
    津乃・リーディ、中野 早苗訳 アデル・フェイバ、エレイン・マズリッシュ
    「子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方大全」を読んだ
    .
    力関係が極端に出るからわかりやすく、命令がアウトで懇願もギリギリで簡潔に情報を伝えるのが正解と真っ当な意見
    他の本と同じで聞く事が重要で、意識して辛辣になるのを避ける為に考えたりと意識した自制も必要になってくる
    嫌な事を言われたらどういう反応を示すかも、なかなか考えが及ばない身にとっては逆効果になるのかと感心する
    .
    失敗談も含めた事例も紹介されているので参考になり、抱えた問題と同じく自分で考えて答えを出す風に持っていく
    会話が感情の伝達な事や、当人にしても指摘が無いと自分の感情に気付きにくいなど離れた位置に立つと色々見える

    [2019-02]
    刊15。本式のコミュニケーション研究本と比べると劣ってしまう点もあるんだけど、わかりやすさという点で見るべき所ある
    子どもコミュニケーション研究会(有元秀文)/編
    「イラスト版コミュニケーション図鑑 子どもの「話す力」「聞く力」がぐんぐんのびる本」を読んだ
    .
    大人の本の棚にあったんだけど子供向けの本にもなって、書名通り全てにイラストと具体的な事例を使って紹介している
    書いている人が教育関係で以前調べた人も驚いた。教師と言うと個人の主観でバカを連想するんでちゃんとしてるのネと
    話す前になにを話そうとしているかはっきりさせておくは当たり前の事だけど凄く納得。何かする前に目標と計画も同様
    .
    議論になった時にどうやって解決するかや、主張をどう通すかも哲学書でつまらん理屈よんだ後なんで感心する所あった
    ここから先はさらに個別で調べてと言った所だが、参考図書もちんと載っているんで入門編として軽いながら良く出来てる

    [2018-05]
    原00。タイトル的に凄いの期待していたがどっちかというとQ&A集に近い。それでもわかりやすくまとめられている
    住友進訳 ヘンリー・A・ポール 「子どもの心の病気がわかる事典」を読んだ
    .
    お化け絡みでの狂気での誤認や、痴呆症の症状なんかも同時期に興味持っていて、それと関連付けても読んだ
    主に怒りとしての感情の爆発は自分でもわかる。瞬間的に感じた深い絶望や無力感に対する反応と分析されてる
    具体例を中心に上げていて、おもらしやうんこたれで羞恥感じる事やストレスや表現しきれない不安も原因になる
    .
    コレクションも含む強迫行動が状況をコントロールしようとする事や、幼児の性欲とオナニー対策と俗な話題もある
    だいたいは思い込みが原因にもなってる。子供はほっとくと克服もあるので支援法も含め大人に応用も出来る

    [2017-07]
    原00。アメコミ関連本出している小学館プロダクション発行も目を引いた
    田辺希久子訳 ポール・コールマン 「こんなときどう言えばいいの!? 子どもに伝わる話し方・伝わらない話し方」を読んだ
    .
    海外の本なんで具体的・わかりやすい・例も提示・ちゃんと分類と良い。ハウツー本に分類される
    大人・特にお年寄りも想定して読んだ。子供の方がわかりやすいし、限界もわかってるので楽
    作戦練って接近していくが手段で方法も分類化。とっぴな言動もあり、共感を示すがなかなか難しい
    .
    大人側に問題がある事も多々あり、ここが上記とも絡む。感情的になるのが特に良くない
    ルールなんかの区切りの付け方や、言い争いでの負けを避けたり、そもそも何故かの説明も納得

    [2017-07]
    原01。あとがきにもあるが悪いケースの例文が面白すぎる。タイトル通りで実践的
    高橋愛訳 リチャード・ヘイマン 「こんなとき10代にどう言えばいいの!?」を読んだ
    .
    何を考えているかの分析研究や実験・統計の記録もあり、情報の把握にもなる
    実力も無いのに威張ってる奴は何故など納得する部分もあり、かつ実際的に上手くやってく方法も書いている
    正解の判断は何かの答えにもなっている。特に十代は悩みや心配も多いので気持ちはわかる
    .
    若者言葉を大人が使うと馬鹿に見える。大人にも適用可能。何故か全般の答えで、深刻ケース対処法もあり
    例も含め具体的かつ、暗くなりすぎないのは良い。所属に関する想像以上の重圧など人間関係大変ねと

    [2017-05]
    原1968。資料から引いていったが、ボジティブ心理学に属する。だが感想としては芸術療法なんかにも近いかも
    塚原史+後藤美和子訳 ボリス・シリュルニク 「妖精のささやき 子どもの心と「打たれ強さ」」を読んだ
    .
    酷い目にあってもタフな子供がいる事は他資料からも確認している。成長する子供だから余計にタフもあるかも
    文はエッセイ風で読み易い。また前述通りで文学作品等も扱っている。但し読み違いもあり、訳注で指摘もある
    実体験のレポもある。物語風にならざるを得ないが、どういう考えがタフか見せかけかの考察も整っている
    .
    芸術作品やヒーローが何の為にいるかや、平時と有事でどう違うかの観察もある。神話の英雄も範疇に入る
    実際の作品等も参照しながらお話の中でもタフを貫くのは難しく、同時に発展はあるんだなと納得しながら読んだ

    [2017-02]
    原86。少し古い本になるがストレスに対して極端に抵抗力のある英雄に近い子どもの話は凄く興味ある
    野口京子訳 ガストン・ブロム+ブルース・チェニー+ジェイムズ・スノディ
    「児童期のストレス その理解と介入モデル」を読んだ
    .
    逸話も色々載ってるが大人以上に痛ましい。ストレスを抱えていると問題行動を起こしてしまう事がよくわかる
    大人がどう介入したかの具体例が載ってる。同時に問題行動起こす子供の分析も多数載ってて面白い
    大人よりもわかりやすい形で出るので充分参考になる。手助けや解決も子供なら大人以上にやりやすい
    .
    最初に書いた精神的にタフすぎる子供は面白い。常時問題抱えていても適切な対処をしていて、子供でも見習える
    ストレスの具体的な例やその結果生ずる行動も網羅。今だともっと良い資料もある筈だが、こういう研究もあると感心

    [2021-3]
    原89。体調崩していた時からの延長線。子ども相手だとわかりやすくなって良いんだけど今書は発行が古すぎた
    市井雅哉訳 ケンドール・P・C、ケイン・M・T、ハワード・B・L、シ−クランド・L
    「子どものストレス対処法 不安の強い子の治療マニュアル」読んだ
    .
    どういう状況でストレスが強くなるかで感情の高まりが要因で、原因が意識の歪みや問題解決の方法がわからないなど
    上記で原因がわかっていると対策が立てやすくなり、前にやっているや対処がわかっているからでストレスに強くなる
    前述の通り古い本なのでまだマニュアルとして完成していないけど、逆に言う時間経過で方法が整理されたとわかる
    .
    子どもに限らないけどリラックスの方法がわかっていないや、自己評価に問題あり自分に正の強化与えられていないも
    今書は付属で教材が二冊付く事にも驚いたが、いかにも外国風キャラがドラえもん好きだヨとか手馴れてない感ある

    [2021-9]
    原96。同趣旨の本とセットで借り出し古いもあってまとめとして弱い感じだが、なぜまとめられなかったの答えにもなる
    渡井理佳子訳 レイチェル・ブレット、マーガレット・マカリン 「世界の子ども兵 見えない子どもたち」読んだ
    .
    結論から書くと死ぬからいない・生き残ると子ども兵でなくなる・記録が弄られて子ども兵になっていない
    現地調査していくしかなくそのまとめにもなっている。内戦国は当然で英や米などでも使っていたのは意外
    日本の学徒兵を連想してしまうが戦争犯罪の中でもかなりの重罪になり、弱い者だけに徹底して奪われてしまう
    .
    歴史上でも子供を戦争に使うはあったが武器の軽量化で一般化し、後々まで戦争が続く原因になってしまう
    写真が多めだがドン引く。戦場で出会うと戦う方も躊躇うし、殺すと後味悪いし、消耗品扱いで選別もされるので手強い

    [2021-9]
    原05。衝撃的かつ上手くまとめられていて、昔の学徒兵や子どもを戦わせやすい日作を考える点でも参考になる
    小林 由香利訳 P・W・シンガー 「子ども兵の戦争」読んだ
    .
    拉致されて強制入隊はわかるけど、両親や友達を失くし食べる為やこれ以上させない為にで参加する上記的なのも多い
    現実での結果は悲惨で男は消耗品・女はレイプ要員になる。ここらはタリバンや旧日本軍の理想で騙し利用とも重なる
    訓練がしっかりしているは意外だったし、銃の軽量化も一役買っているは納得。ただ文明国でも銃解体教えたりと異常
    .
    扱いは最悪に近い。給金支払わないは当然だし、ここでも旧日本より酷い残虐行為の強要が儀式的に行われる
    なぜ使うかはコスト安く大量に動員できるで戦力として成立してしまうも多い。生き残っても平和な世界で苦しみ害となる

    ■ 佐藤美奈子訳 デビッド・D・バーンズ 「人間関係の悩みさようなら 素晴らしい対人関係を築くために」
    ■ 林建郎訳 デビッド・D・バーンズ 「不安もパニックも,さようなら 不安障害の認知行動療法」
    ■ 松本俊彦、渋谷繭子訳 B・W・ウォルシュ 「自傷行為治療ガイド :第2版」
    ■ 田中康雄訳 キース・ホートン、クローディーン・フォックス
       「ハンドブック青年期における自傷行為 エビデンスに基づいた調査・研究・ケア」
    ■ 日垣 隆 「買ってはいけない」は嘘である」
    ■ 西川洋三 「環境ホルモン 人心を「撹乱」した物質 (シリーズ地球と人間の環境を考える 04)」
    ■ 常石 敬一 「毒 社会を騒がせた謎に迫る」
    ■ 原田誠一、浅田仁子、勝倉りえこ、小泉葉月、小堀修訳 デイヴィッド・A・クラーク 「強迫性障害の認知行動療法」
    ■ 本多 隆司
       「性問題行動のある知的・発達障害児者の支援ガイド 性暴力被害とわたしの被害者を理解するワークブック」
    ■ 忠平美幸訳 イシメール・ベア 「戦場から生きのびて ぼくは少年兵士だった」

    Vol 3652(2022-09-16)
    [2019-05]
    原08。前書に軽く書かれた効果的なコミュニケーションの為の五つの秘訣を特化させた内容になる
    佐藤美奈子訳 デビッド・D・バーンズ 「人間関係の悩みさようなら 素晴らしい対人関係を築くために」を読んだ
    .
    カウンセラーの技術に聞くがあるが、これに認知行動療法の知見をプラスして更に磨き上げた技術となる
    便利そうだが難しい覚悟はいる。これ系問題を抱えた人は相手の変化を望むが解決の近道は自分の変化
    怒る人は問題解決を求めているんじゃ無くて同意を欲している。その感情を認めた上で別方向へ流していく
    .
    問題パターンや人物が例題つきでまとめられているが、服従を望む事が背後には支配望んでるはSM的で興味ある
    劇風と前提してもキレる激ムズ。だが会話がズレだす認知的原因や間違いまとめもあり、実施は覚悟効果は抜群

    [2019-05]
    原06。さらざんまい派生で社会病理。前書を読んでいて大変読みやすく現状もっとも信頼できる治療とも知ってる
    林建郎訳 デビッド・D・バーンズ 「不安もパニックも,さようなら 不安障害の認知行動療法」を読んだ
    .
    分厚いが読みやすい。アプローチの仕方が40種ぐらいあり、順番に試す事や回復事例・筆記例も記載されている
    基本は認知に誤りがある事で、現状もっとも説得力がある原因にも言及。主張が下手で不安に変換はわりと初耳
    不安は誰でも感じる筈なので重度で無くても応用可能。また次所あつかいになるが効果的なコミュニケーションにも触れる
    .
    主観の歪みなんで事実で対応したり、感情を変えれば気持ちも変わるで意識した変更などが技術に含まれる
    歪みもパターン化されているのでわかりやすい。事例も客観視点ならユニークだし、ユーモアにまつわる面白逸話も収録

    [2021-3]
    原12。なぜするかは解明されているけどメディア・創作等での印象操作も強く何回も読み直して情報更新しなきゃなと
    松本俊彦、渋谷繭子訳 B・W・ウォルシュ 「自傷行為治療ガイド :第2版」読んだ
    .
    古い版から改訂で大幅に内容修正もされたらしく、昔と今では理解度も変わり感情の暴発で発作的にが理由になる
    当人も承認欲求から見せびらかしてや、自殺の予行演習でやっている訳では無く大半が恥にして隠しているが真実
    上記で自殺が類例なんだけどこっちは完全死を企み、失敗しても落ち込むだけ。絶望と無力感が似ているも発見
    .
    同じく類例でピアスや入墨もあるけど象徴的な物を含むはない。また解放感を含むも血圧的な問題かなと考察広がる
    認知療法が良く効いて再発もしにくい治る病気。感情が強すぎると逆に解離状態になって感じなくなるなども面白い点

    [2021-4]
    原04。感情の爆発で暴発的にリスカするは文学の分野では解き明かせなかった最新の知見かつ偏見打破にも繋がる
    田中康雄訳 キース・ホートン、クローディーン・フォックス
    「ハンドブック青年期における自傷行為 エビデンスに基づいた調査・研究・ケア」読んだ
    .
    誤解を広めたのはメディアの責任とも言えるし、同時に自殺者を大々的に報道すると増えてしまうも間接的な悪行
    とうぜん目立ちたくてやっているのではなく本人は恥じているし、治療段階で痛みが生じるし、傷の程度も関係無い
    女性に多いとされ、自殺未遂と一緒だと考えると問題の危険性もわかる。同時に治療法も色々と確定されてくる
    .
    予防も大事で問題解決が不可能と感じると絶望して感情が爆発しやすいので、落ち着く事や問題解決技能向上で解決する
    予後が良い事も特徴で希望は充分にある。またうつ等が原因としてあると反社行為として発現もしやすく応用幅広い

    [2021-1]
    刊99。セイバーのタバコ不祥事からの派生になる。もう忘れられたベストセラー本検証の形を取る
    日垣 隆 「買ってはいけない」は嘘である」を読んだ
    .
    ずーっと騒がれたあと急に黙り込んだ環境ホルモンとは何だったかの調査で始めた嘘ですよのレポート
    前科ある市民活動家ご用達雑誌の別巻として問題の本は出たらしく、書いた奴もそれ系を過去に書いてた連中
    企業テロやヘイトが目的らしく、探って行けば背後関係も面白そうだがデマ拡散したTV局もグルだったとわかる
    .
    同様にそうだったのかと納得がダイオキシンの過剰報告で、本当はタバコや排ガスより危険度は低めみたい
    直前に認知療法の思考の歪みを調べていたがモロに該当し、社会を悪くする病原菌はメディア内にいるんだなと

    [2020-12]
    刊03。一時期と言うか00年代に瞬間的に話題になって消えた環境ホルモンの出自と、実際はどうかを説明した本
    西川洋三 「環境ホルモン 人心を「撹乱」した物質 (シリーズ地球と人間の環境を考える 04)」を読んだ
    .
    結論から言うと大げさに騒ぎ立てた件は調査の結果無害と判明しているし、大元のデータ自体がインチキなのもバレてる
    海外扇動家の本を売名好きの学者が煽り、日本のメディアがそれに協力し、学者が研究資金目当てに国を利用した
    かなり大きい額の税金が無駄使いされてしまったもあるし、ブームが日本でも限定的で訂正も出されなかったがある
    .
    安心させる為と面白いから書くと性転換原因は下水場の女性の尿、精子減少は暖かい地域の男性サンプル使用から
    煽ったのは民間と思っていたらなんとNHK。訂正したのが読売なのも意外で、デマを広げるなというNHKの矛盾した逸話

    [2021-9]
    刊99。環境ホルモンなど先走ってしまった記事もあるんだけど、日で起きた毒物事件まとめとして優秀
    常石 敬一 「毒 社会を騒がせた謎に迫る」読んだ
    .
    98の毒カレー事件直後の執筆だが同事件が23年経っても裁判中で被害者も苦しんだままが毒事件事例として象徴的
    毒事件は解決し難く巻き込まれるとロクな結果にならない。国が規準面や助け舟を出して企業を守ろうとする事も記録
    手口も記録されているが企業強迫の為に無差別だったり、置いたままにするなど被害者に濡れ衣も着せられやすい
    .
    立体物なんかの素材で身近なポリ塩化ビニルが、火災時に塩化水素や青酸を発生させるも知らなかったので発見
    タバコ調べていた頃で国の基準や廃棄で問題でるも納得だし、オロナミンCが毒事件で狙われたも参考になった

    [2021-3]
    原04。ちょっとだけ古い本なんだけど、お蔭で昔は脅迫性障害が難治性だったと共に発展している事がわかる
    原田誠一、浅田仁子、勝倉りえこ、小泉葉月、小堀修訳 デイヴィッド・A・クラーク
    「強迫性障害の認知行動療法」読んだ
    .
    最初に書くと現状だと認知療法がとても良く効くし、反すう思考が原因になっているともわかっている
    上記で思考侵入を無理やり抑え込もうと悪戦苦闘した結果、さらに悪化していくと方法の間違いに問題がある
    しつこく考えてしまうのは価値を置いているだがここが過大評価で、1〜10評価で客観視など基本の流れ
    .
    他にも破滅的に考え過ぎているとかもあるが、症例の半分ぐらいが汚染恐怖で女性が多いだと納得もいく
    思考の歪みの典型なので外から見てると理解が進むし、どう介入するかのコツなんかも支援の手引きになる

    [2021-8]
    刊16。ニュースで話題になるのは被害者の方だが、表に出ていないかつ表に出せないにはこういう理由もあったで難しい
    本多 隆司 「性問題行動のある知的・発達障害児者の支援ガイド 性暴力被害とわたしの被害者を理解するワークブック」読んだ
    .
    セイバーの不祥事を調べていた時期とも関係だが、上記を裏付けするレイプが時としてなかった事になるにも目を向ける
    酷い目に合わされたのに無かった事にされると怒りも悲しみも深まる。根本的にレイプ犯はそれらの感情を理解していない
    今書はレイプをした側への支援になり再犯をさせない為に被害者がどう傷ついたかを理解させていくための手引きになる
    .
    感情的にはぶっ殺してしまえだが、正しいルールを知らなかったばかりに人前でオナニーをしていたなどの考慮事案も出る
    幼女凌辱に関しては以後の治療で幼女への接近やオナニーを避ける様に指導する。事前にまとめ発動を防ぐで禁煙と同じ

    [2022-01]
    原07。少年兵のカウンセリング本なんかと比較して読むと状況がわかりやすく、壊れた状態の精神資料にもなっている
    忠平美幸訳 イシメール・ベア 「戦場から生きのびて ぼくは少年兵士だった」読んだ
    .
    どういう状況で難民になり、どういう形で少年兵になったかを回想で記録。文脈でわかるが封印や正当化で迷った点あり
    虐殺されるまでの戦争状態で何が起きるかも詳しく、一時難民状態になった時にも周囲から怖れられ、選択肢が消えた
    政府軍兵士となってからの訓練と考え方の変化は上記に該当。上司から追い出される形でユニセフに入り治療となる
    .
    治療期間は反社会的人格障害状態に近く、復帰に関しても王道の戦争前の記憶が鍵。復帰できていない子も多い
    治った後に更に戦争で伝手を頼って亡命し現在に至る。補足資料も読むとなお良しで戦争で子供に起きうる事態わかる

    ■ 荒井秀樹、黒澤麻美訳 シャーリ・Y・マニング
       「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ 家族、友人、パートナーのための実践的アドバイス」
    ■ 野間易通 「「在日特権」の虚構 増補版: ネット空間が生み出したヘイト・スピーチ」
    ■ 棚橋 正博 「捏造されたヒーロー、遠山金四郎」
    ■ 藤田覚 「遠山景元 老中にたてついた名奉行(日本史リブレット」
    ■ 望月衛訳 スティーヴン・D・レヴィット+スティーヴン・J・ダブナー 「ヤバい経済学 悪ガキ教授が世の裏側を探検する」
    ■ 黒川 修司 「赤狩り時代の米国大学 遅すぎた名誉回復」
    ■ 小野 耕世 「スーパーマンが飛ぶ」
    ■ 押野素子+渡辺政子+赤塚きょう子+高橋美江訳 スコット・ビーティ 「スーパーマンパーフェクト・ガイド」
    ■ ピーター・アペロー 「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 The Art of the Film」
    ■ 原98。布施由紀子訳 クリストファー・リーヴ
       「車椅子のヒーロー あの名俳優クリストファー・リーブが綴る「障害」との闘い」
    ■ 原99。岡山徹訳 デイナ・リーブ 「スーパーマンへの手紙」
    ■ 原02。東本貢司訳 クリストファー・リーヴ 「あなたは生きているだけで意味がある」

    Vol 3651(2022-09-2)
    [2021-2]
    原11。昔は治し方がわからない事例だったので、認知療法が効く事やその事から逆算して分析可能な事も奇跡的
    荒井秀樹、黒澤麻美訳 シャーリ・Y・マニング
    「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ 家族、友人、パートナーのための実践的アドバイス」読んだ
    .
    人格障害はヤクザ調べた時にもわかったが、上記で昔は治癒困難だったリスカはその中でも一番治りやすい病気
    考えの歪みがどういう過程で発生しどう世界を見ているかが丸わかり。要は感情が暴走しやすくその事が奇行に繋がる
    本人的には上手く動いているつもりだが失敗しているし、リスカや他人を利用するなど間違った形で学習が進んでいる
    .
    どう対応するかのコツは承認。対人スキルでも最高クラスの物が求められるが訓練で身に付くし、冷静さも身に付く
    自責と恥の念で自殺率が高いや、見せかけで乗り切ろうとしているや、リスカで落ち着こうとしているなど悲劇で喜劇的

    [2022-01]
    刊13→15。ヘイトスピーチでの逮捕もここからで、誰がどう言う形でデマを拡散し、結果的にどうなるかの実例に最適
    野間易通 「「在日特権」の虚構 増補版: ネット空間が生み出したヘイト・スピーチ」読んだ
    .
    筆者自体も知識ゼロから調査し、あいまいな主張と共に大きく操作されたデマだと発見してく過程を追体験できる
    ある集団が隠された特権や利権を得て不公平になっているはヘイト攻撃の定石で、不公平感を煽り特権を求める
    過去事例を自説に合う形で編集して引用し煽った。発起者の考え方にも変遷あり、煽り続ける中で過激化していった
    .
    大手メディアが関与し、商業目的で不正確に広げた事でも悪化した。テレビ論客も不正確に扱い報いを受けた
    圧倒的な悪意をぶつけて黙らせたや、しつこく挑発し反撃した所で過大拡散もある。ヤクザ内での率2%以下も発見

    [2022-05]
    刊10。ネタで話題に出してスーパーマンも扱っていたで調べたが衝撃的かつ、怪関連著者で信頼も出来るで凄かった
    棚橋 正博 「捏造されたヒーロー、遠山金四郎」を読んだ
    .
    タイトル通りでした事で消えた人間や本を元に、それらを研究している人が告発すると経緯も意味ある物になっている
    先の研究では文化人を保護しただが実際は適当に誤魔化していただけで、大弾圧を加え焚書し資料の多くを葬った
    元々が当時の書籍研究家で上記から本が消え作家が消えで、どんな本が弾圧されたかで害がない物ばかりとわかる
    .
    圧政下にも近い当時の文章技術は現在も受け継がれていると思う。また有名にした歌舞伎もその文脈下だったなど
    上記から人情本は日本文学から消された。中間管理職としての有能さが騙し方の上手さに繋がり考察余地は広い

    [2022-05]
    刊09。薄いパンフに近い物なので簡易版。資料発見による再検討が次の年に始まるのでそれ以前の見解がわかる
    藤田覚 「遠山景元 老中にたてついた名奉行(日本史リブレット」を読んだ
    .
    タイトル通りで研究以前の通説だった善の金さんを紹介している。ただしどういう形で普及し実態はどうかも詳しい
    当時から金さんと言われていたが同時期の別人との混同がリアルタイムで起きていて、そこから更に誤解が広がった
    現状だとどう印象操作していたかの記録にもなるんだけど、勧善懲悪と仁義思考を有益としていたは人柄出ている
    .
    更に記録が出てこないどうにもならないが裁判上手で将軍とのパイプあり。鳥居がなぜ妖怪とされたかもわかる
    刺青が職業の名刺として禁止されていたの広まったは現行ヤクザとの関連でも興味深い。詳しい点は他書に譲る

    [2018-02]
    原05。ヤバいシリーズの伝説はここからで半年で百万部とみんな大好きな知りたい話を扱っている
    望月衛訳 スティーヴン・D・レヴィット+スティーヴン・J・ダブナー
    「ヤバい経済学 悪ガキ教授が世の裏側を探検する」を読んだ
    .
    なんで知りたがるのという点でも面白い。相撲の八百長問題などそれウソだろと皆が知ってるウソに突っ込む
    相撲はバレで死者も出たがKKKやマフィアなど犯罪絡み多く、全部スーパーマンにバラされアウトな例もある
    ウソに関して考えてた時だし、またもの相撲ウソつき問題もあった頃で納得する所が多く表現法も感心した
    .
    経済学の人なのがポイントで最近の理論に基づいてロジック解き明かしている点もポイントが高い
    なんでがわからんと予防策立てようが無いし、不正に至る人間の理屈も間違ってるが道理に叶っている

    [2022-05]
    刊94。スーパーマンからアメコミ規制問題と派生させてだが、日でも度々起こる規制問題の一つの解にもなりうる
    黒川 修司 「赤狩り時代の米国大学 遅すぎた名誉回復」を読んだ
    .
    自分のまとめとしては一議員のネガキャン工作が時世と一致し暴走、内部外部から反発を産み失脚し5年程度で消滅
    本書の題名通り大学教授もターゲットでオッペンハイマー弟など。ソ連領事の放射線治療相談に乗ったなど理不尽
    公聴会に呼ばれると真意は別として反共教授後押しとトラブル回避から失職し他の仕事も不可。カナダが受け入れ先
    .
    対立候補へのネガキャン工作は現状でも使われているが起源はもっと古い。マッカーシーは対労働組合で企業も協力
    なんらかの潰したい対象がある時に火が付きやすいとも言え、産み易い風土や手先になる人物がいるは危険信号

    [2022-07]
    刊79。スーパーマン&ロイスを扱った加減から。海外でのアメコミ変遷は記録がしっかりしているが日は未だ不明多い
    小野 耕世 「スーパーマンが飛ぶ」を読んだ
    .
    マウスの訳でもお馴染みの筆者だが、戦前39産まれで小学生の頃からアメコミに親しみ日に普及した功労者になる
    77〜79の奇想天外や月刊スーパーマンが初出で当時の日状況資料になる一方、それ以前の普及状況資料にもなる
    戦後の色がまだ濃いとも言えるのでマンの戦争関与に関する資料や、今は捨ててしまったアメリカンウェイの分析がある
    .
    ウォッチメンでも拾われている筈の本国で30年代に出回ったアングラコミック紹介は本国資料にもなくとても珍しい
    本国との繋がりからのライターによるケントは結婚すべきでは無い見解や、亡くなられたニール・アダムス寄稿も貴重

    [2017-07]
    原02。以前にも読んでいるが再借り出し。別のDC作の資料やアニメの視聴で比較も出来る
    押野素子+渡辺政子+赤塚きょう子+高橋美江訳 スコット・ビーティ 「スーパーマンパーフェクト・ガイド」を読んだ
    .
    DCの設定更新が05。それ以後の記事は当然ないので現状だと古い資料になる。それでも内容は豊富
    スーパーマン死亡の話や、アニメ版ヤングジャスティスのスーパーボーイは見ているので、そこでも興味が持てた
    スーパーマンがエネルギーで守られてるのは再発見。敵側も故郷の歴史と関連した奴が出ているんだなあと
    .
    ガールはともかく、クリプト等の記事は無い。それでも昔はスーパー馬がいた事など細かい豆知識もわかる
    1938の連載開始からの年表も付属。共闘の歴史や時代による変遷は話が発展・進化していく例としても興味深い

    [2019-11]
    原16。先にダークナイトのアート・オブ〜を調べていたので比較としても面白いし、内容もだいぶ求めていた物
    ピーター・アペロー 「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 The Art of the Film」を読んだ
    .
    検討案は少ないけどコンセプトアートとか実物の写真とか撮影でどういう事態が起きたかを書いていてわかりやすい
    映画が分かり難い部分もあるので、キャラ・場面含めてこういう意図だったがわかると本当はそうしたかったかと納得
    リアルじゃないかも知れないけど愛着を表現したくて木素材の話も面白かったが、前述で否定要素になり大変ねえと
    .
    どういう意図かでダークナイト好む層とは違うのも興味深いし、どういうステレオタイプや印象操作したいかも同じ
    ネタバレを避けようとして項が少なめな項目もあるのは残念だけど、求めていた物を得られて良かった

    [2022-05]
    スーパーマン&ロイスを扱う加減から。良い話風だけど広告塔かつ活動家と本人自覚もあり、問題もあるんでまとめて
    原98。布施由紀子訳 クリストファー・リーヴ 「車椅子のヒーロー あの名俳優クリストファー・リーブが綴る「障害」との闘い」
    原99。岡山徹訳 デイナ・リーブ 「スーパーマンへの手紙」
    原02。東本貢司訳 クリストファー・リーヴ 「あなたは生きているだけで意味がある」を読んだ
    .
    あと一センチの違いで即死・軽傷になっていた。馬アレルギーが役から興味持ち十年で大会出場レベルも注目点
    自殺死亡に対しての妻意見は数年まってで正解かつ、それゆえの意見の説得力や歪み・意味ある事件後と変化ある
    怪しい人たちが寄って来てそれらも全て記録。同時に議員からオファーされ協力し最後に裏切られた怒りも記録している
    .
    上記から医療研究への政府資金投入を要請。講演が事故後の仕事の主で、役者として復帰しヤング〜にも出演している
    前述とも関連だがスーパーマンを宗教として考える人への意見は手厳しく、クローンへの見解もマンじみた所はある

    ■ 小野耕世、中山ゆかり訳 デヴィッド・ハジュー 「有害コミック撲滅! アメリカを変えた50年代「悪書」狩り」
    ■ 野田昌宏、矢野徹、宇野輝雄訳 ケネス・ロブスン(レスター・デントほか)
       「魔島(2作目)、ロスト・オアシス(7作目)、モンスター(14作目、死の胡蝶(25作目)(ドック・サヴェジシリーズ)」
    ■ 石川裕人訳。アラン・ムーア、カート・スワンほか(画) [スーパーマン:ザ・ラスト・エピソード]
    ■ 手塚 治虫訳・浅倉久志協力? エリオット・マッギン 「スーパーマン 原作」
    ■ 花田知恵訳 マイケル・タイテルバウム、ナンシー・ホルダー、ディーン・ウェズリー・スミス 「ヤングスーパーマン 1-3」
    ■ 富永和子訳 マーヴ・ウルフマン 「スーパーマンリターンズ」
    ■ 小梨 直訳 マイケル・ポーラン 「これ、食べていいの? ハンバーガーから森のなかまで食をえらぶ力」
    ■ 脇浜義明訳 ジョナサン・コゾル 「非識字社会アメリカ(世界人権問題叢書 16)」
    ■ 奥田 暁代 「アメリカ大統領と南部 合衆国史の光と影」
    ■ 鷲谷花訳 ジル・ルポール 「ワンダーウーマンの秘密の歴史」
    ■ 久美 薫訳 ラリー・タイ「スーパーマン真実と正義、そして星条旗(アメリカ)と共に生きた75年」

    Vol 3649(2022-08-19)
    [2022-04]
    原08。スーパーマン&ロイスを扱う加減から。話には聞いていて本書はそれ系でもよく引用される一冊
    小野耕世、中山ゆかり訳 デヴィッド・ハジュー 「有害コミック撲滅! アメリカを変えた50年代「悪書」狩り」読んだ
    .
    戦中に活躍していたキャップ達がなぜ一時途絶えたかの答えにもなっていて、一過的ながら影響強い事件になる
    恐らく黒幕か、もしくはこの状況を利用した者がいる筈なんだけどそれが掴み難い点でも今後検討は必要そう
    利用された側の証言はあり子どもに焚書させて褒めていた。また巻き込まれた側の悲嘆はよく残っている
    .
    絶対悪かと言われるとこれも難しく当時の犯罪推奨作の図版は豊富。ヒーロー物に関しては運が無いとしか
    長くは続いていなくて一時的だが日本でも類した事があったは証言あり、誰が荷担したかも後々まで残っていく

    [2022-05]
    原1933、1933、1934、1935。スーパーマン&ロイスを扱う加減から。解説するとマン・オブ・ブロンドで元ネタの一つ
    野田昌宏、矢野徹、宇野輝雄訳 ケネス・ロブスン(レスター・デントほか)
    「魔島(2作目)、ロスト・オアシス(7作目)、モンスター(14作目、死の胡蝶(25作目)(ドック・サヴェジシリーズ)」を読んだ
    .
    一作目は以前に扱っているしネタ用に出す為なんで、図書館にあるすべての続巻を借りて来て写真も撮って終わり
    後で2010にバットマンとコラボ復活していたともわかり、そっちも撮っておけば良かったと思ったけど元祖なヒーロー
    戦前の人だけど50年代に再版もあった人気作。訓練で超人化の人で他にもスーパーマシンピストルなどバットマン的
    .
    SF色が強いとされるけど巨人や地底王国と戦うは良い。また父親がクラークで父親の親友がオリバーも面白い点かも
    不殺ヒーロー色もあり更生させるでバットマンに近く、展開が地味だと007的とも。現実の技術先取りも注目点になる

    [2022-05]
    原97→09。日刊10。スーパーマン&ロイスを扱う加減から。図書館直読みで簡易版で表題含め三本収録
    石川裕人訳。アラン・ムーア、カート・スワンほか(画) [スーパーマン:ザ・ラスト・エピソード]を読んだ
    考察点は多々あるが印象として水木漫画のテンポでその点でも参考になった。尺と前知識が必要はかなり弱点

    [2022-04]
    原78日刊79。スーパーマン&ロイスを扱う加減から。ネット上で一時話題になった手塚先生唯一の翻訳作品
    手塚 治虫訳・浅倉久志協力? エリオット・マッギン 「スーパーマン 原作」読んだ
    .
    どこまで関与しているかだけどまだPC編集難しい時代だと、大小あれ校訂だけだとしても結構関与深い可能性はある
    本書に関しては原作としているけど映画版とはほぼ関係無く、ランタンも出て宇宙規模の戦いに発展とかなり良い出来
    刊行時のスーパーマン状況も確認しながらだけど、キャスター時代でアインシュタインも深く関与かつオチと興味深い
    .
    ルーサーの掘り下げも素晴らしく違う一面を見れるし、宇宙に出てからは共闘しルーサーらしさを発揮と頼もしい
    スーパーマンの存在や意味を掘り下げた所もあり手塚先生が興味持ちそうな内容で褒めている事にも納得する

    [2022-04]
    原02・03・04。スーパーマン&ロイスを扱う加減から。本国ではシリーズ化だが日は打ち切りかつ本書も3巻まで
    花田知恵訳 マイケル・タイテルバウム、ナンシー・ホルダー、ディーン・ウェズリー・スミス
    「ヤングスーパーマン 1-3」読んだ
    .
    TV版の忠実なノベライズは1だけでそれも2/3、あとはオリジナル展開とST小説の人も参加したよくある海外方式
    原題だとスモールビルだが変更になっているのも日本でお馴染みで、ラナ・ラングがヒロインのボーイ時代スーパー
    本国で長く続き日本だと視聴も大変だけど雰囲気を掴むには良い。またルーサー掘り下げが詳しいのも魅力
    .
    ネットで聞いたになってしまうがクロスオーバーもありで番組は後半加速かつ、本書の超人続発は継承されるみたい
    あんまり知らないマンを詳しく知る上で最適だったけど、若い頃なんで限定的かつ難しい所もあるかもなあと

    [2022-04]
    原06ごろ。スーパーマン&ロイスを扱う加減から。SWの翻訳で有名な人じゃん!で興味深く読めた
    富永和子訳 マーヴ・ウルフマン 「スーパーマンリターンズ」読んだ
    .
    DC・マーベルの編集主任が担当した映画に忠実なノベライズ版と言った所で、映画と似たような評価かも
    映画内容の再発見にも近いけど、婚約して子供までいるロイスや結婚しているルーサーなど珍しい要素はある
    五年も地球を留守にして自分は世界に必要なのかと悩みだすマンは辛気臭いが、ある一面はよく捉えている
    .
    冷静に考えるとマンが寝取りするも凄いなだし、ショボいのに五年間マンを忘れなかったハゲは一貫している
    この後はゾッド将軍でマン映画は極端の印象は変わらない。本書はまだアメリカン・ウェイを信条とする

    [2022-04]
    原09。海外の食事が危ないとは散々言われているが、どういう仕組みで流通しているかを追った一冊
    小梨 直訳 マイケル・ポーラン
    「これ、食べていいの? ハンバーガーから森のなかまで食をえらぶ力」読んだ
    .
    食やガーデニングの記事で各種国際賞を取り、タイムの影響力のある百人にも選ばれた実力派記者になる
    ちょうどスーパーマンで一面のトウモロコシ畑を見た頃なので、それが企業と国の押し付けた負け戦は衝撃度高い
    上記は加工される事で各種製品になるが企業の作った物なので栄養が無く、ただ食べ続けられるだけで利益を出す
    .
    工業製品と同じで加工での土壌汚染もあるし、搾取しやすいように毎回要買い直し・低価格維持・変更不可とエグい
    オーガニックとされる食品も同様で実際は大量生産された問題ある製品。また屠殺に関しグランディン批判もしている

    [2022-04]
    原85日刊97。スーパーマン&ロイスを扱う加減から。古すぎる原書を根拠に論ずるはちょっと狡賢いかも
    脇浜義明訳 ジョナサン・コゾル 「非識字社会アメリカ(世界人権問題叢書 16)」読んだ
    .
    古いんだけど現状でも問題は継続しているとは思い、貧困と共に字も読めないが当時でも1/3いたは驚く
    黒人かなと思ったら違って白人が多数で、字が読めないとどうなるかの具体的な問題点が逸話として出てくる
    字が読めないと当然働き口がなく最後にたどり着くのが軍隊で、字も読めないミサイル担当者は怖い話
    .
    識字教室を開いても人が集まり難く工夫が必要や、本が沢山無駄になるので貸し出したら放置し取られるも発見
    あれだけ広い国土なのに働き口がない・頭も悪い・一部だけが儲けているで何かが間違っている世界

    [2022-04]
    刊10。スーパーマン&ロイスを扱う加減から。アメリカの田舎はどうなんだ問題を歴史と共に追っていく
    奥田 暁代 「アメリカ大統領と南部 合衆国史の光と影」読んだ
    .
    米の歴史をどう捉えるかは記録者によって幅あるんで絶対の正解では無いが、無能を有能と見るもあるは発見かも
    マンに関していうなら米トウモロコシ畑は黒人綿花労働の名残り。黒人が本来は共和より多だったのも驚かされた
    気になっていた植民したらみんな消えていた伝説の仮説も上がっていて、他逸話とも比較し理想と現実の混同がある
    .
    意図的に混同されすり替えられたのは黒人問題で、本来は貧富の差がある北部南部の政治対立問題だったとわかる
    全般に意図して騒動を起こして支持を得ようとして更に問題をややこしくするは目立ち、足引っ張り合っている国ねと

    [2020-09]
    原14。この手の本は自分の言いたい事を語っているだけになりがちだが、ワンウーは出自からして厄介な所もある
    鷲谷花訳 ジル・ルポール 「ワンダーウーマンの秘密の歴史」を読んだ
    .
    ちょうどフェミニストの本をずっと調べていた時で、最初からその象徴みたいな所あるんは仕方ないなとも思う
    歴史学者である作者の興味はワンウーを作った人がウソ発見器を開発した人という所にも向いていて評伝的とも
    あとはワンウーさんの図版元ネタがなんだろうかだが、これも結論ありきなんで面白いかな?と言う点はある
    .
    資料としての扱いは70年代までだが、かなり意識したキャラ変化あり戦中他のも含め有害で叩かれたは興味深い
    日も含めだがこういうのより実際のデータ網羅系の方が主観が入ってないから読み易いなで、漫画の資料ではない

    [2020-06]
    原12。アメコミ資料用に借りてきたけどこの手の本にありがちなこれはちょっと違うなも多い本で注意はいる
    久美 薫訳 ラリー・タイ「スーパーマン 真実と正義、そして星条旗(アメリカ)と共に生きた75年」を読んだ
    .
    二言目には民族とか権利とかが飛び出してしまう筆者の本で、訳者もちょっとワケあり感が漂っている
    誕生経緯からの主要な事件は大まかに触れられているが、上記の加減でメディア化や商品化に詳しい
    これ系では鉄板ネタではあるが同じく上記で、特定の宗教が神や自身の概念をどう特権化しているかの例
    .
    参考資料は省かれてしまっているが鉄板の引用ルールもある筈で、評論家の意見は固定されるのかも
    神に近い存在なんで扱いも限定的になるが、どういう思想信条なのかの変遷を考える上では興味深い

    ■ 山内 俊雄 「性の境界―からだの性とこころの性 (岩波科学ライブラリー)」
    ■ 木山 将吾 「Smapへ そして、すべてのジャニーズタレントへ」
    ■ 原吾一 「キムタク・ジャニーズ帝国の疑惑」
    ■ 原吾一 「二丁目のジャニーズ 最終戦争篇」
    ■ 原吾一 「二丁目のジャニーズ 死闘篇 」
    ■ 原 吾一 「二丁目のジャニーズ」
    ■ 平本淳也 「ジャニーズのすべて 少年愛の館」
    ■ 北公次 「光GENJIへ 元フォーリーブス北公次の禁断の半生記」
    ■ 豊川誕/述 「ひとりぼっちの旅立ち 元ジャニーズ・アイドル豊川誕半生記」
    ■ 江木俊夫 「ジャニー喜多川さんを知ってますか 初めて語る伝説の実像」

    Vol 3647(2022-08-05)
    [2020-01]
    刊00。岩波科学ライブラリーをまとめて読んでみようから。ホモが出てくるSTのDISを見た後で再確認の意味もあった
    山内 俊雄 「性の境界―からだの性とこころの性 (岩波科学ライブラリー)」を読んだ
    .
    性同一障害に関して扱っているが、最近は心は本来のままでホモもあるので範囲を広げ過ぎじゃないかと疑念ある
    この人たちに関しては体験談も含めて苦労がわかり、本来の性の振舞いをしないと気持ちが落ち着かないらしい
    レズへの男性見解が寛容なのはおかしいらしいんだけど、逸話見ながら実は男として認めているんじゃないかと
    .
    形だけでも改造手術実体は面白かったし、最近は否定されているけどサル実験含め男女で脳に違いあるよなと
    最初に上げた例はどう考えても病気を悪化させているだけに思えるが、この人たちは同情するし研究も進んで欲しい

    [2020-10]
    刊05。方向性を変えざるを得なかったセイバーを扱うからで、光ゲンジデビュー直前に抵抗して消されたメンバーになる
    木山 将吾 「Smapへ そして、すべてのジャニーズタレントへ」を読んだ
    .
    友達が在籍していてその友達が見せた写真から抜擢され、15〜17に渡って優遇在籍かつ性奴隷にされていた実態
    光ゲンジ直前なんでその頃に在籍していた人がどうだったかや、どんなホモハラを好んでいたかが詳細にわたる
    最初期からホモハラは実行していたが、どうも人前で辱めるのが大好きだったらしく入れるのも入れられるのも好む
    .
    ホモがどういう人間を好むかと言う点でも面白く、色々と種類が揃っているのもより楽しむ為ですり寄る同族と女は憎む
    デビュー直前で取り消しになったのは幸か不幸か不明だが、退任者の麻薬中毒率や今のタレントへの見た目も変わる

    [2021-10]
    刊97。仮面ライダーセイバーのやらかしに起因しているんだけどコロナの図書館閉鎖で追加調査が遅れてしまった
    原吾一 「キムタク・ジャニーズ帝国の疑惑」読んだ
    .
    当時キムタクが辞めると噂が立ったみたいだが意図的に流した情報だったなど、デマ散布も得意だったとわかる
    本書出版後の動きとして下ネタをタレントに話させてホモ疑惑を隠そうとしたもある。急に話し出すは裏あるんだなあと
    ホモはホモとからかわれると激怒するらしく、ホモネタに反応あって出演はNHK含め誰かさんのお気に入りかもなあと
    .
    本書刊行でジャニーズ送りを躊躇う親の話が出てくるが、親同士の交流は無く指導も密室の中で行われているみたい
    ファンからの反応は裏切られたで善人イメージを作っていればそうもなる。芸能情報も含めウソの多い連中だなと

    [2021-10]
    刊96。仮面ライダーセイバーのやらかしに起因しているんだけどコロナの図書館閉鎖で追加調査が遅れてしまった
    原吾一 「二丁目のジャニーズ 最終戦争篇」読んだ
    .
    疑わしい人物がその後NHKドラマに出てるんだけどやっぱりで、NHKや大手出版社上部に悪の枢軸とつるむ者がいた
    この時期はSMAPから森が抜けた頃でこれもNHKドラマめぐる不遇が原因かつ、出世する原因が何かもわかる
    大量のドラマやインタビューをなぜこなせたかのからくりも紹介されていて、必死に嘘を吐く人間は常に似てくる
    .
    90年代オカマ事情も資料として面白く、スカウト待ちの男娼や金が目当てで本職から蔑まれるオカマママの話など
    たのきんトリオ前身がたのしいトリオの筈だったが自殺したや、社長がペド専門で専門用語だと小児科になるなども

    [2021-10]
    刊96。仮面ライダーセイバーのやらかしに起因しているんだけどコロナの図書館閉鎖で追加調査が遅れてしまった
    原吾一 「二丁目のジャニーズ 死闘篇 」読んだ
    .
    裁判でヤッてたと証明され、悪堕ちタレントも逃げたり捕まったりし、悪の枢軸兄妹もくたばり今はもう全て終わった
    ただ現状でもどういう悪行を働き、どう戦おうとしたかの記録として価値は高い。学研が協力していたも記録すべき点
    金で黙りませんかの後に悪評を仕事場と通院先にばら撒く嫌がらせを受けており、見えない部分の悪事記載もある
    .
    現状違う意味で価値が出たのは90年代の日本オカマ事情。ホモの街新宿二丁目では女が男を買うもあったみたい
    ホモでも好みで線引きあるのは面白いし、一回限りワンスティーブを好むや、真のホモはオカマは好まないなど興味深い

    [2020-10]
    刊95。方向性を変えざるを得なかったセイバーを扱うからで、探偵小説としても秀逸かつ情報収集の実際もわかる
    原 吾一 「二丁目のジャニーズ」を読んだ
    .
    なんで二丁目だが在籍時から働いている人がいて、止めて流れる人もいる。要は手口巧妙化で犯罪がより隠された
    こういうのを調査するのはどういう人かの謎も解け、筆者自身も元役者かつ共演者が引き抜かれ被害にあっている
    出版社がなぜ手助けするかも好意的に書いた本を潰されたからで、上記と共にどう圧力をかけもみ消し潰すかわかる
    .
    ロビー活動実際もわかりホモハラ接待、また警察に関しては関連会社への天下りの約束で犯罪を消している
    最初期のジャニーさんに関する証言も拾っていて、昔から他人の野球チームの子供をレイプしたりしていた

    [2020-10]
    刊96。方向性を変えざるを得なかったセイバーを扱うからで、噂は常にあり判決も出たけど調べると他とも比較が可
    平本淳也 「ジャニーズのすべて 少年愛の館」を読んだ
    .
    内容が面白すぎてベストセラーかつシリーズ化もした一冊になり、これも公然と敵対した短所の部分に触れた本になる
    ジュニアで四年間在籍して寵愛も受けていたので、想像している通りの悪行の数々が具体的に出てくる
    内情の実際は他と絡めても面白く、ひかる一平はオカマみたいと嫌われていた事で必殺は当てこすりだったんだなあと
    .
    他にもとんねるずや必殺のホモネタが公然のレジスタンスだった事や、再就職先が二丁目の人もいるなど裏が見えてくる
    手口なんかも他書と一貫している他、よくわからないまま解散する理由なんかも本書読むと見えてくる

    [2020-10]
    刊88。方向性を変えざるを得なかったセイバーを扱うからで、噂は常にあり判決も出たけど調べると他とも比較が可
    北公次 「光GENJIへ 元フォーリーブス北公次の禁断の半生記」を読んだ
    .
    これ以前にも裁判沙汰はあるらしいんだけど、最初期に作られたスターで公然と敵対した短所の部分に触れた本になる
    経緯ももみ消し工作で被害を出されたAVの村西監督との共闘になり、結果的に利用されたとも取れる単独刊行
    薬で捕まっている人だけどアイドル時代からやっていて、その後の偽造カード事件も含めてどういう経緯かがわかる
    .
    金銭関連のトラブルがいかに起こるかの実例でもあり、ぜんぶ取り上げられてしまっているので金も持っていない
    一度アイドルになるとずっと過去がつきまとい利用される運命になるは水嶋ヒロと同じで、芸能暗黒面ともいえる

    [2020-10]
    刊97。方向性を変えざるを得なかったセイバーを扱うからで、噂は常にあり判決も出たけど調べると他とも比較が可
    豊川誕/述 「ひとりぼっちの旅立ち 元ジャニーズ・アイドル豊川誕半生記」を読んだ
    .
    長所短所はどんな話にでもあるで本書は長所よりの部分。段階の部分はあるが件の性癖のマイナスが大きすぎる
    苦労している人で捨て子で養護施設でホモ、就職先でホモ、連れていかれた先でもホモと始終ホモと問題になる運命
    上記の苦労を商売に利用して同じ捨て子から嘘を吐いていると言われた所で葛藤が始まるので基本的には善人
    .
    善人ではあるけど意志の弱さと他人に利用される運命を越える事は出来ず、ジョニー大倉にも騙されている
    裏切り者は決して許さないのも特徴でホモに屈するか辞めるかの二択しか無く、異常なシステムが作り上げられた

    [2020-10]
    刊91。方向性を変えざるを得なかったセイバーを扱うからで、噂は常にあり判決も出たけど調べると他とも比較が可
    江木俊夫 「ジャニー喜多川さんを知ってますか 初めて語る伝説の実像」を読んだ
    .
    長所短所はどんな話にでもあるで本書は長所の部分に触れる。件の性癖さえなければ優秀で聖人になれたのに
    上記ではあるんだけど指導に関しては我が強く、夜中に突然レッスンを始め急に予定変更や独断が常に起こる
    詳しい人でも妹さんに関してはよく知らなかったりと謎も多く、姉妹で政治家へのパイプも作りながらの活動
    .
    本物のスターを作りたい熱意は本物で指導も正しかったが、背後にドス黒い欲望を抱えていてはどうしようもない
    筆者も後に薬で捕まってしまうが、ジャニーズ式メソッドは見習う点も多く本当に全てが出鱈目でなければなと

    ■ 村瀬 幸浩、冨永 星訳 アンドレア・パロット 「デートレイプってなに? 知りあいからの性的暴力 (10代のセルフケア)」
    ■ 後藤安彦訳 スコット・バーンサイド、アラン・ケアンズ「言いなりになった女: 夫の連続レイプ殺人を助けた妻」
    ■ 菊地有子訳 ミシェル・フィトゥーシ 「スーパーウーマンはこんなに大変」
    ■ 夏目幸子訳 エリザベット・バダンテール 「迷走フェミニズム これでいいのか女と男」
    ■ 河野貴代美訳 ジーン・ベーカー・ミラー 「イエス バット… フェミニズム心理学をめざして」
    ■ 枝川昌雄訳 ジュリア・クリステヴァ 「恐怖の権力 〈アブジェクシオン〉試論(叢書・ウニベルシタス)」
    ■ 鈴木晶訳 エリザベート・バダンテール 「母性という神話」
    ■ 寺沢みずほ訳 アンドレア・ドウォーキン 「インターコース 新版 性的行為の政治学」
    ■ 藤春恵子、奥田 暁子、鈴木みどり、山崎 美佳子訳 キャサリン・A・マッキノン 「フェミニズムと表現の自由」
    ■ 巽 孝之、小谷 真理編訳 ダナ・ハラウェイほか「サイボーグ・フェミニズム :増補版」

    Vol 3645(2022-07-22)
    [2021-11]
    原88。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになる。十代向けだけど環境的な事も含めよくある事例を紹介し詳しい
    村瀬 幸浩、冨永 星訳 アンドレア・パロット
    「デートレイプってなに? 知りあいからの性的暴力 (10代のセルフケア)」読んだ
    .
    調べたきっかけがホモレイプなんで男に置き換えると恐怖感が増す。相手が社会的に正当化されお前が悪いにされる
    文学等の分野でも承認される環境が作られていたと分かり、レイプされた後に喜んでいたから望んでいたが正当化お題目
    痴漢と一緒で何も言わなさそうな人間が狙われる。立場を利用したも多くホモハラで考えると脅威度も増していく
    .
    レイプを締めとするデートなど犯罪者の中では完全に正当化されている。また相手が誘ったからも正当化でよく使われる
    スポーツ関係で多い他、薬や酒など眠らせ強制的もある。ホモレイプだと更に驚異的がエイズを移してやりたかったもある

    [2021-11]
    原95。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになる。レイプを手伝った女ではヒラリーもいてそれと関連づけたくもあった
    後藤安彦訳 スコット・バーンサイド、アラン・ケアンズ「言いなりになった女: 夫の連続レイプ殺人を助けた妻」読んだ
    .
    カナダで91〜95に起きた連続殺人事件のレポ。時系列順にまとめていないので読み難さあるが、臨場感もある
    コンクリ詰めバラバラ死体発見で発覚し、直前まで生きていたから飼育していたと発覚し、別の事件とも結びついた
    犯人は若い頃から倫理観が曖昧で処女農園建設を夢見ていた。また前歴でも正当化して違法デコーダーを密輸がある
    .
    上記密輸に協力していたのも嫁。司法取引で振り回された被害者として振る舞っていたが実際は妹殺害に協力と裏あった
    犯人に殴られた姿を晒していたが、監禁凌辱を夫と楽しんでいたが発覚は面白い場面。犯人がアナルに執着も記録点

    [2020-11]
    原87。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、フェミニスト内部からの過激派かつ古典への回答とも言える
    菊地有子訳 ミシェル・フィトゥーシ 「スーパーウーマンはこんなに大変」を読んだ
    .
    タイトル通りで扇動しまくって世界を変えたつもりでも、与えられたのは単に大変なだけの役割でしかなかったとの指摘
    筆者自身が編集のスーパーウーマンでありながら広告が嘘を吐いていたと告発し、騙されてしまったと苦労を訴える
    こういうのは恨み節にもなりやすいんだけど軽く読み易い文体で、なにが苦難なのかで同情できる内容になっている
    .
    母世代への反発から始めた事でお婆ちゃんから与えられる自分の責任の言葉ももっともかつ、騙されたも納得できる
    第二の性の異常性の指摘も最もで、こういう形で具体的に何をどうして欲しいかを言われると支援もしやすいと思う

    [2020-10]
    原03。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、今回の調査の根底を揺るがすレベルでのフェミニズム批判になる
    夏目幸子訳 エリザベット・バダンテール 「迷走フェミニズム これでいいのか女と男」を読んだ
    .
    先に読んだドウォーキンとマッキノンのラディカルフェミニズムを極端すぎて逆効果になっていると公然と批判している
    フェミニズムだけでなく被害者の立場を取る事で起きる弊害や希望の無さも指摘しているので全般で発展性ある
    被害者の立場をとると絶対正義の権利は得るが、結果的に成功した人を裏切りと見たり自分を貶める結果になる
    .
    行きついた先が協力では無く男全否定や、性の自由化による反発や、アイデンティ確立での障害とどれも良くない
    上記でレイプ事件に関しても新しい見解は得られたとしても極端さはあるので、制御して考えんと駄目なんだなあと

    [2020-10]
    原76。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、昔の精神分析的な研究だが現状に重なる部分もあり先進的
    河野貴代美訳 ジーン・ベーカー・ミラー 「イエス バット… フェミニズム心理学をめざして」を読んだ
    .
    前提として男の価値観に女が服従させられているがあり、その結果が良い事をしながら自分を責めてしまうになる
    男と女の違いを明確にしている点でも良く、与える事に価値を見出している女が結果的に搾取された結果が上記
    男女で敵対的とは違い葛藤しているのに気づかないや、気付いているのにどう表現すれば良いかわからない問題
    .
    支配構造がどう成立しているかや、支配の結果どういう価値観が推奨されるかなど社会分析としても良く出来ている
    依存では無く相手の人生に介入していると考えたり、はいだけじゃなくタイトルどおりでもも言おうなど建設的な内容

    [2020-09]
    原80。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、よく参考文献に挙がりはするんだけどちょっとキツイ点が多め
    枝川昌雄訳 ジュリア・クリステヴァ 「恐怖の権力 〈アブジェクシオン〉試論(叢書・ウニベルシタス)」を読んだ
    .
    何冊も本を出しているんだけど訳者に誤字誤植が多い・日本語にし難いと突っ込まれてしまうなど精密さに欠ける
    なにがキツイかと言うと当時の流行ポスト構造主義かつ精神分析を使っていて、いまだと完全に古くなっている点
    更に自分のお気に入り作家を持ち上げているので、そのお気に入り作家が現状鳴かず飛ばずだと更にキツくなる
    .
    その上で言いたい事が他の人とも被ってしまうので重複かつ、結論ありきなんで茶番的な理論展開になっている
    要は理屈屋で無能なんだけどそっち系の人が言い訳する時にどういう事を言うかの参考材料にはなるはず

    [2020-09]
    原80。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、フェミの重要人物かつ反ポルノに反対と面白い立ち位置
    鈴木晶訳 エリザベート・バダンテール 「母性という神話」を読んだ
    .
    先に読んだ反ポルノのドウォーキンがとても読み難かったので、流れとテーマのある本書は大変読み易かった
    タイトル通りで母性が作られた話でどう成立し、何を意図して、どういう手段で広められたかを分析していく
    問題は資料が仏やヨーロッパ限定と言う点。子供を育てたくない親には朗報になったけど違和感感じるのも事実
    .
    とうぜん批判もされていて、自分も上記やホルモンへの注目の無さは気になるが、データとしては大変面白い
    子供を増やすと女性の自立は政策として両立しえないのかなとも感じたし、なにが当人の幸せかでも難しい

    [2020-09]
    原87。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、反ポルノや言葉狩りの言い出しっぺで同じフェミからも批判ある人
    寺沢みずほ訳 アンドレア・ドウォーキン 「インターコース 新版 性的行為の政治学」を読んだ
    .
    文章自体が男に支配されているからその抵抗でと言い訳は出来るが、クソみたいに読み難く当人も作家と裏ありそう
    過去の作品を見出しも無く扱い、グチグチと文句をつけながら性による支配を成立させてしまったと嘆く
    元々の調査きっかけがホモのレイプ事件なので、そういう形で置き換えると説得力や意味もあるが違和感もある
    .
    ジャンヌダルク評もあるが極端で見解としては面白いけど、文章の読み難さも加えて何らかの病気持ちではとも疑う
    現状改善のきっかけにはなるが推し進めると地獄を作るで、理想主義的な面も強いのかなあと

    [2020-09]
    原87。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、セクハラの単語を発明し戦いの火蓋を切り落とした重要人物
    藤春恵子、奥田 暁子、鈴木みどり、山崎 美佳子訳 キャサリン・A・マッキノン 「フェミニズムと表現の自由」を読んだ
    .
    本書の主題はポルノ規制で言論封殺系理論の全基盤になっているので、賛成反対を問わず読んどくと参考になる
    エロい方のディープスロートが重要主題になっているなど、視点が両者で違えどポルノ史に残る作品なんだなあと
    ポルノは暴力と定義も明確で創作がどういう理屈か解析にもなるし、規制がショタペドビデオが発端も参考になる
    .
    創作品が現実を良くも悪くも変えると言う点でポルノは具体的だし、楽しんでいるか被害者かで立場が変わるも発見
    リベラルに反対していると言う点でも過激派じみているし独自理論も持っているしで、違う見解と言う点でも面白い

    [2020-11]
    原80・85・91。日編01。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、誰が編集したかも含めて背景説明も必要な一冊
    巽 孝之、小谷 真理編訳 ダナ・ハラウェイほか「サイボーグ・フェミニズム :増補版」を読んだ
    .
    フェミニスト文学も存在するがその中でもSFかつ、根源的意味でのラディカルも似合う共産系扇動文であっていると思う
    編集した人は大森望の日本SF協会加入問題で焦点が当たり、悪い噂がいろいろと立った二人になる
    上記で読む気はなく仕方なくの部分も強いんだけど、実際に80年代当時に流行った理論に傾倒した良い内容じゃない
    .
    影響という点で女神よりサイボーグになりたいや、ディレニーの解説などSF業界の内戦的な部分も強い
    空想的な案なんだけど人工授精でクローンを実際に作ろうとしている話もあったりで不穏な雰囲気は漂い続ける

    ■ 田中和子訳 キャスリン・バリー 「性の植民地 女の性は奪われている」
    ■ 下村満子訳 ベティ・フリーダン 「セカンド・ステージ 新しい家族の創造」
    ■ 三浦富美子訳訳 ベティ・フリーダン 「新しい女性の創造 :改訂版」
    ■ 森田 ゆり訳 ハワード・ゼア 「責任と癒し―修復的正義の実践ガイド」
    ■ 西村春夫ほか訳 ハワード・ゼア「修復的司法とは何か 応報から関係修復へ」
    ■ 仲真紀子 (北海道大学教授)監訳
       R.ブル (レスター大学教授)、C.クック (グロスターシャー大学講師)、R.ハッチャー (レスター大学講師)
       J.ウッドハム (アストン大学講師)、C.ビルビー (レスター大学講師)、T.グラント (アストン大学講師)
       「犯罪心理学 ビギナーズガイド:世界の捜査,裁判,矯正の現場から」
    ■ 小田実訳 フィリップ・S・フォナー編 「ブラックパンサー(ブラックパンサーは語る)」
    ■ 橋睦子、中島幸子、山口のり子 監訳 ランディ・バンクロフト
       「DV・虐待加害者の実体を知る あなた自身の人生を取り戻すためのガイド」
    ■ 野坂祐子、浅野恭子訳 シンシア・L・メイザー、K・E・デバイ
       「あなたに伝えたいこと 性的虐待・性被害からの回復のために」
    ■ 植村秀三訳 U・ウンドィッチ 「証言の心理 性犯罪被害者の供述を中心として」

    Vol 3643(2022-07-07)
    [2020-09]
    原79。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、左記と同じく本当かと疑うほど酷かった近年までの国際人身売買
    田中和子訳 キャスリン・バリー 「性の植民地 女の性は奪われている」を読んだ
    .
    逃げた人もいるけど上記で疑われたり、お前が悪いと言われたりと本当に酷く提供者の問題で公表も出来なかった
    19Cにも解決に当たった人がいるけど当時はもっと酷く、更に男や社会が関与すると更に悪化など問題も抱えていた
    世界最古の職業は売春婦では無くヒモは鋭い指摘で、ヒモがどうやって誘惑して風俗に沈めるかも詳しい手口
    .
    もっと酷いのになると誘拐からの国際取引があり、ヨーロッパからアフリカ・中東への性奴隷送りが実在していた
    国が関与して国連の中途半端な態度が助長したもあるし、前述で社会ごと巻き込まれているので実に果敢な戦い

    [2020-08]
    原81。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、フェミニズム名著を出し世を変革させた女性の第二弾になる
    下村満子訳 ベティ・フリーダン 「セカンド・ステージ 新しい家族の創造」を読んだ
    .
    訳と解説も好意的ながら離婚急増・家庭崩壊・孤独化・アル中増大・同性愛増大と得た物の代償は大きかった
    旗を振りそのお蔭で家族も収入も名声も手にした筆者の答えは、社会と男が悪いで結局は超える事が出来なかった
    前書の前向きと言う印象から一転して言い訳と責任転換に終始している、とんでもない詐欺師に捕まったなの感想
    .
    選択の幅が増えた点では良かったかもだがもう昔には戻れないし、自力で何かをしようという熱意ももう無かった
    自立を決意したなら自分たちで託児ビジネスを発足させて成功させるぐらいの気概は見せて欲しかったがもう遅い

    [2020-08]
    原63。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、今書もフェミニズム名著だが補足説明も必要な一冊になる
    三浦富美子訳訳 ベティ・フリーダン 「新しい女性の創造 :改訂版」を読んだ
    .
    筆者は過激思想でフェニズム内部でも反発や分裂の原因となり、本書の思想実行も多数の問題を発生させた
    どういう内容かと言うと女性は外に出て働けで、60年代の時代にもあい男と社会を憎悪するそれまでの本と違う
    女性版マッチョイズムなんかに近いとも言え、攻撃対象は結婚願望のある女性に向かっていてとても勇ましい
    .
    同性愛の原因は上記女性で、そういう女性は不幸になると声も高らかだが個人の資質という概念が抜けていた
    デモ活動などで育児施設拡充なども勝ち取っているが、本当に勝利だったのかと迷う結果が先には待っていた

    [2020-06]
    原02。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、同著者で最初期資料と比べると明確に発展しているとわかる
    森田 ゆり訳 ハワード・ゼア 「責任と癒し―修復的正義の実践ガイド」を読んだ
    .
    薄い本で必要な概要だけを簡単にまとめた本。それゆえ実際に修復的正義を実行する時の手引きにもされる
    簡単にまとめられていると同時に発生しやすい誤解を指摘。実の無い許しに被害者が激怒などは当然の事
    加害者の反省を促す事が大変な作業だと思うが、許せないまでもなんとか理解出来ると影響から脱しも出来る
    .
    現実の現場での使用は喧嘩の仲裁や対立の解消なんかに使われているが、双方の見解で違い意識は重要
    他とも関連するが被害者にしても話をした方が支配されている感から脱しやすく、日常でも使える話

    [2020-06]
    原90→95。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、以前にもそんな物があると感心したがその初期資料
    西村春夫ほか訳 ハワード・ゼア「修復的司法とは何か 応報から関係修復へ」を読んだ
    .
    発端が上記なので復讐に燃える被害者はどうすれば良いのか考える意味でも再読した。表面上の許しではない
    許しや司法の概念が聖書からなので西洋的な長い考察あるが、単純に目には目にをの罰は悪人に通用しない
    悪人の心理分析もあるが、因果関係の結びつきが上記司法制度では弱くて相手や社会が悪いと反省を促さない
    .
    許しは加害者が罪を認め奪った物を修復しようで発生だが、罪意識と共にすべて失う恐怖にも突き動かされている
    社会や政治家が他人の犯罪を利用している事や、それにより発生している問題もあるなど考察は広範囲に渡る

    [2020-07]
    原06。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、以前に調べた拷問やプロファイルや修復的司法の実際もわかる
    仲真紀子 (北海道大学教授)監訳
    R.ブル (レスター大学教授)、C.クック (グロスターシャー大学講師)、R.ハッチャー (レスター大学講師)
    J.ウッドハム (アストン大学講師)、C.ビルビー (レスター大学講師)、T.グラント (アストン大学講師)
    「犯罪心理学 ビギナーズガイド:世界の捜査,裁判,矯正の現場から」を読んだ
    .
    捜査協力と言う形になるが上記の聞き込み・犯罪矯正・警官ケア・社会学的役割研究と広範囲に及ぶ
    新規に聞き実際に使用がケース・リンケージ。類似事件から関連や比較をし裁判で主張を固め提出できる証拠にもなる
    リンケージ例で切り裂きジャック。原06英警察見解は同一犯11件中6件と日の研究がやっぱり疑わしいと証明された
    .
    自白が捜査・裁判ともに不適切だと逆転裁判されてしまう事や、200人の女性のした極悪人報復をどう考えるかなども
    お巡りさんが各種犯罪で専門化する一方、巡回は心理的な意味もあるとよくわからない職場の見方を固める事が出来た

    [2020-06]
    原70。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、立ち位置的にも武装極左テロなのでかなり注意して読んでいた
    小田実訳 フィリップ・S・フォナー編 「ブラックパンサー(ブラックパンサーは語る)」を読んだ
    .
    いまブラックパンサーと言われても殿下しか思い浮かばないが、今もいるし殿下にしてもイメージ払拭に苦労している
    あくまでも当人たちの宣伝見解であり、やらかした悪事も記録されず、訳した作家も米国ブラックリストで注意は必要
    扇動者として見ると同じフレーズの繰り返しで大志のない小物になるが、善人ヅラをしていたは今後の対策になる
    .
    リベラルにしてもこいつらの敵で、最終目的は自分たちの搾取できる無法地域を米国内に建設するだったとわかる
    日本だとエセ同和なんかに分類される手口だと思う。どんな事でも状況を利用する奴がいるは覚えておいて損ない

    [2020-06]
    原02。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、被害者の観点からばかり見てたので斬新かつロジックも理解
    橋睦子、中島幸子、山口のり子 監訳 ランディ・バンクロフト
    「DV・虐待加害者の実体を知る あなた自身の人生を取り戻すためのガイド」を読んだ
    .
    仮説になるのかも知れないけど加害者治療でのサンプルが多いので信用でき、結論から書くと価値観に歪みある
    上記から治療困難・悪化傾向あり・賛同者あり・手口が陰湿かつ周囲には良い顔と相当に厄介な相手になる
    当人は正しいと信じているので洗脳に近い事をためらいなくするし、子供も含めた他人も利用し現実を定義づけてくる
    .
    上記から被害者は自分が悪いと仕向けられる。見下しが土壌になり特権意識と自己中心性を捨てないと再発する
    いずれ同性にも暴力を振るい支配的になるので危険人物。作家にもいるし文化が原因なら否定していかんとなあと

    [2020-06]
    原94→04。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、若い人向けの本で被害者・その周囲がどう乗り切るか具体的
    野坂祐子、浅野恭子訳 シンシア・L・メイザー、K・E・デバイ
    「あなたに伝えたいこと 性的虐待・性被害からの回復のために」を読んだ
    .
    児童虐待死で調べた結果、常習的にレイプしていたなどの事件もあったが、家庭内などの身内で起きるが大半となる
    上記から80%が訴えず訴えても証拠不十分の厳しい戦いになるが、犯人は犯行をエスカレートさせるので戦う必要ある
    被害者は凄まじい葛藤に襲われ当然PTSDも発症。売春が自傷癖に該当するは納得したしその後不幸も犯行が由来
    .
    許しとは何かの考察もあり当人の為でもあるのだが、まずは犯罪者を倒す事が第一となり偽りの許し考察も参考になった
    周囲がどう励ますかも上記に由来していて当人にはいっさい責任はなかったとなり、訴えるは貴い行為にもなる

    [2020-06]
    原67。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、ネタで犯罪捜査的な事もしていたので参考になった
    植村秀三訳 U・ウンドィッチ 「証言の心理 性犯罪被害者の供述を中心として」を読んだ
    .
    犯罪者を捕らえたり訴えたりする側からの研究なので、証拠になる証言をどう活用するかで具体的な所ある
    以前にも調べているが証言は証拠としてはかなり弱く、事実かどうか裏を取る形で攻められたり守りを固めるになる
    証言を元に仮説を立て実証するで裏が取れたら有力証拠。また強い印象を与えたり、矛盾を付けると大逆転材料
    .
    問診の手引きもあるが尋問術と同じでまず信用させるが第一になる。誘導尋問になると負けてもしまう
    子供が相手だと供述に信用性が無いし、他のケースでも信用性は突かれる。どう証拠を固めるかわかったのは収穫

    ■ 山岡万里子訳 デイヴィッド・バットストーン 「告発・現代の人身売買 奴隷にされる女性と子ども」
    ■ 宮地尚子、井筒節、岩崎直子、堤敦朗、村瀬健介訳 リチャード・B・ガートナー
      「少年への性的虐待 : 男性被害者の心的外傷と精神分析治療.」
    ■ 原美奈子、二見れい子訳 エレン・バス、ローラ・デイビス
       「生きる勇気と癒す力 :新装改訂版 性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック」
    ■ 田口 真二編著 「性犯罪の行動科学 発生と再発の抑止に向けた学際的アプローチ」
    ■ 梶村道子訳 クリスタ・パウル 「ナチズムと強制売春 強制収容所特別棟の女性たち」
    ■ 山田ゆかり訳 ジェフ・ベネディクト 「スポーツ・ヒーローと性犯罪」
    ■ 菅野 楽章訳 ジョン・クラカワー 「ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度」
    ■ 井田 良、太田 達也編 「いま死刑制度を考える」
    ■ 中神由紀子訳 ヘレン・プレジャン 「デッドマン・ウォーキング」
    ■ 落合恵子、村上彩訳 デビー・モリス 「サヴァイヴァー」

    Vol 3641(2022-06-24)
    [2020-11]
    原07→10。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、80年代の人身売買話と併せて読むと変遷や現在もわかる
    山岡万里子訳 デイヴィッド・バットストーン 「告発・現代の人身売買 奴隷にされる女性と子ども」を読んだ
    .
    日本も含まれていて外国人労働者不当労働問題として考えるとわかりやすく、騙して無限労働は奴隷になる
    流通が完全に成立してしまっていて米だとメイドなんかもあるが、一番は性風俗で騙されて10代の娘が堕とされている
    更に酷いのがウガンダで襲われ浚われた上で性奴隷及び兵隊にされていて、利権が絡まないので国際世界も無視状態
    .
    難民や貧困家庭か供給源になっていて、戦争の原因だともわかるし低賃金労働や売春で利用者にも問題がある
    解決に従事している人のレポにもなっていて助け出した後の支援状況や、使った人間への罰則など対策も進んでいる

    [2021-11]
    原99。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになるが、古い精神分析系かつ内容が絞られるので資料性は低めかも
    宮地尚子、井筒節、岩崎直子、堤敦朗、村瀬健介訳 リチャード・B・ガートナー
    「少年への性的虐待 : 男性被害者の心的外傷と精神分析治療.」読んだ
    .
    根本的な問題としてホモレイプ事件は被害届けも告訴もされにくいで、表に出にくいや現実と思われないもある
    レイプ全般につきまとう問題がここでも発生する。だいたいは親族や師弟・教師など信頼していた人間が牙を剥く
    良く起こる環境で刑務所なんかは納得だし、同様に度々事件になる教会のホモレイプなど起きやすい環境・関係ある
    .
    解説としてセクハラでお馴染み横山ノックがレイプされていたもあり、被害者が後に加害者化も考えるべき問題
    女性のペドレイプもあり創作の様に羨ましい状況では無くPTSD化しうる。事例では自傷やフラッシュバックを提示

    [2020-08]
    原94。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでだが、あまりに被害者側に立ち過ぎ冷静さと説得力を失くしている点ある
    原美奈子、二見れい子訳 エレン・バス、ローラ・デイビス
    「生きる勇気と癒す力 :新装改訂版 性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック」を読んだ
    .
    訳者も含めて実際に被害にあった人間の個別事例を扱っているが、証言情報の不確かさで批判受け否定して上記
    告訴まで持ち込むに偽証無いとは思うが、弁護士にも話さず突然事件と関係無い過去レイプの話されても驚くし不利
    元々大ダメージを受けて心理的に不安定になっているもあるし、過去事例や売名する者もいるで難しくなってくる
    .
    被害を受けた結果人格にどういう歪みが出るかの詳細で、過去人格障害と診断されていたのも納得な歪みが出る
    虐待受けてSTに逃避し今はSF作家になった人がいるが気になった。主観的なレイプ被害の資料としては参考になる

    [2020-08]
    刊10。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、わいせつ表現に関して警察がどういう見解か探る点でも身近さある
    田口 真二編著 「性犯罪の行動科学 発生と再発の抑止に向けた学際的アプローチ」を読んだ
    .
    学者でも公聴会して初めて警察見解がわかるぐらいなんで、情報公開やレイプ神話など先入観の面での問題もある
    痴漢・露出狂・下着ドロなんかの軽犯罪も扱い、社会見解での封殺や被害者が苦しむ事や凶悪化しやすいとわかる
    男性ホルモンが悪役と思われやすいが、ここも意欲や創作・結婚動機と関係したり無いと問題でると神話を解く左様
    .
    ナンパに合いやすい人格の研究なんかもあり、犯罪の容認は犯行の行なわれやすい雰囲気を作るとあり容赦できない
    被害者にどう責任は無かったと発見させるかや、応用を望めば望むほど基礎を固めろなど違う見解での発見多い

    [2020-06]
    原94。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、以前に調べていた独裁者調査の資料としても興味深い
    梶村道子訳 クリスタ・パウル 「ナチズムと強制売春 強制収容所特別棟の女性たち」を読んだ
    .
    タイトル通りでナチスとSSがヒモ兼上客になる。どういう人が客かつ雇用者だったかも外国人や共産主義などの政治犯
    17歳処女など志願従業員もいて、実際の労働環境はかなり良かった。また刑務所内の転向者やホモ調査にも使われた
    なぜ表に出ないかは国内犯罪なので名乗り出ないと、六カ月の満期後に殺された人も多いが原因となる
    .
    収容所に関して抱かれている印象が狂ってしまうとの理由で取り扱われないもあり、アウシュビッツ等にも存在
    囚人にとってはご褒美でガス室後からも贈られた物が出ているが、実際は委縮し話だけして帰る客も多かったみたい

    [2020-07]
    原97。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、これはそういう系列でも超身近かつ隠そうともするで大悪習
    山田ゆかり訳 ジェフ・ベネディクト 「スポーツ・ヒーローと性犯罪」を読んだ
    .
    ありとあらゆる隠れ蓑があり本書も発行前に止められかけた。黒人犯罪者の率が多いなんかもその一つになる
    南米プロサッカーの酷さなんかも先に調べているが、金と権力が目当てでスラムから来た前科者は変われない
    それ以外の面でもなんでも与えられ、なんでも庇われる環境で助長され、訴えが少ないも相まって地獄の態を成す
    .
    どうしたかやどういう被害者が具体的でエグく、グルーピーや金で手を打つ悪徳弁護士の存在も被害者悪神話を作る
    相対主義化で善悪の価値観が狂ってい腐っていく様の考察も納得したし、英雄の腐敗過程と言う点でも興味深い

    [2020-06]
    原15。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでにもなるし、被害者の心理や捜査・裁判の実際を知る上でもなる
    菅野 楽章訳 ジョン・クラカワー 「ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度」を読んだ
    .
    日でもわりとあるこん睡させてレイプしただが、地元主要雇用先の大学で地元の学生アメフトヒーローが犯人で厄介
    被害者がどういう扱いを受けるかで捜査の為の四時間全裸調査から、上記による地元の擁護へと発展していく
    他書とも被るが証言を仮説として裏を取っていくが捜査となり、上記のDNA検査で陰性と出た事で証拠がない
    .
    裁判では同意したかという点で厳しく突かれるし、地元の名手と言う事で追いこむ事が出来ない
    結果的に無罪と後味の悪い結果になってしまう。戦うと決めた時にどういう事が起こり得るかの予行演習と言える

    [2020-06]
    刊14。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、ネタでどのレベルの犯罪なら死刑が成り立つか考えてた時期にもなる
    井田 良、太田 達也編 「いま死刑制度を考える」を読んだ
    .
    海外ではドイツなど完全死刑廃絶になった地域もあり議論になり易い話題だが、どっちに転んでも問題は発生する
    日本の裁判でどういう点が刑を決める基準になるかも具体例から書かれていて、社会への影響を考慮は日本的かも
    日本の価値観分析もあり集団的は当然として、死んで罪を贖えや行き恥を晒すなの切腹・介錯精神が今だ生きている
    .
    上記でどっちが正しいかは難しい。無期懲役にすると精神に異常をきたし死刑にすると生命を尊重していないにもなる
    更に無期懲役だと極刑基準が甘くなったり、死刑だとそれを目的にした犯罪者のご褒美にもなったりと裏道あると気付く

    [2020-06]
    原93。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、先に読んだサバイバーの加害者側の視点になる
    中神由紀子訳 ヘレン・プレジャン 「デッドマン・ウォーキング」を読んだ
    .
    最後の解説が全てぶちこわしにしてくれるが、本文自体は葛藤ある聖職者視点の死刑反対で考える余地ある
    対峙する相手が死刑になっても仕方ないレベルの人間なのも緊張感があり、被害者を煽る様はサイコパス的に見える
    筆者自体は被害者や死刑賛成の人間とも接触する人なのもサバイバーでわかるし、誠実な対応をしている
    .
    向こうでの死刑反対が聖職者観点以外にも、正常に裁判制度が働いていない事への批判なのも本書で分かる
    自分にしても固定の見解はなかなか持てない問題。上記で反省や後悔を促す治療が出来るなら皆幸せになれるのだが

    [2020-06]
    原98。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、本書はデッドマンウォーキングの被害者視点とも言える
    落合恵子、村上彩訳 デビー・モリス 「サヴァイヴァー」を読んだ
    .
    ノンフィクションだがネタじゃね?という台詞の細かいやりとりも含み、細部は話半分かつ読み物として面白いはある
    情緒的な面や犯罪や刑執行の後に何が起きたかに関しては間違いなく真実味があり、生々しいのレベル
    この一件でなぜ死刑反対論争が起きたかも経緯がわかると納得するし、葛藤含むどう感じたかもそりゃそうだなと
    .
    復讐はなされたけどそれで救われた訳でもないのが被害者。死刑反対に回ったシスターとの直接対決も含む
    犯罪者の為と思うと怒りがこみあげてくるだけだが、苦しんでいる自分の為や神の為と思うと許すは成立もする

    ■ 佐藤文香訳 シンシア・エンロー 「策略 女性を軍事化する国際政治」
    ■ 幾島幸子訳 スーザン・ブラウンミラー「レイプ・踏みにじられた意思」
    ■ 斎藤学訳 ジュディス・L.ハーマン 「父 娘 近親姦―「家族」の闇を照らす」
    ■ 藤田真利子訳 ジョルジュ・ヴィガレロ 「強姦の歴史」
    ■ 権寧訳 ジーン・マックウェラー 「レイプ《強姦》―異常社会の研究」
    ■ 佐藤貞子訳 アリス・ヴァクス 「性犯罪」
    ■ 中井久夫訳 ジュディス・L・ハーマン 「心的外傷と回復 :増補版」
    ■ 管靖彦訳 ポール・エクマン 「子どもはなぜ嘘をつくのか」
    ■ 櫻井祐子訳 ダン・アリエリー 「ずる 嘘とごまかしの行動経済学」
    ■ 加藤幹雄訳 ジョン・W・ガードナー 「リーダーシップの本質 ガードナーのリーダーの条件」

    Vol 3639(2022-06-10)
    [2021-9]
    原00。フェミニズム系列からの指摘だが、LGBT含めた男女平等化も実際は利用されているだけではないかと
    佐藤文香訳 シンシア・エンロー 「策略 女性を軍事化する国際政治」読んだ
    .
    軍隊における女性利用の歴史にもなるが、基地周辺で働くも含めて身の回りの世話や下半身処理要員の扱いとなる
    軍事的なファションや玩具も含めどう騙して使っているかでもあり、実際に求められているのは男らしさではない
    日本でも講演した事のある筆者だが沖縄が世界でも徹底して軍事化されているなど、軍の存在での問題を指摘する
    .
    軍事行動に伴うレイプなんかも常にある問題で、軍事作戦に組み込まれているも現実として発生し正当化見解も参考
    軍と関わるで交渉役になるなど特権階級化もあり、レイプ犯的な思考の男以外にもその取り巻きの女も問題あるなと

    [2020-06]
    原75。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、フェミニズムの名著らしくてちょっと辛い部分を大量に含んでいる
    幾島幸子訳 スーザン・ブラウンミラー「レイプ・踏みにじられた意思」を読んだ
    .
    戦争中のデータはプロパガンダで改竄されている意識があるにも関わらず、信用できる資料として利用してしまった
    現実のレイプ自体が起訴は簡単立証が困難の代物で、過激に書き立てる事で政治的な利用も意図した本になった
    憎悪を産み出すには残虐を強調すれば良いを実行しており、文に説得力を持たせるにはどうすべきかの考察にもなる
    .
    歴史資料の掘り出しや、文学で賛美されるレイプ神話の打破は見事で見解を変えさせるという点では読む価値はある
    ホモレイプも取扱い。ブラパン党を読んだ頃で黒人の白人レイプ・ジャンジュネはホモ・暴動レイプ政治理論には納得

    [2020-06]
    原81。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、フィクションと違う現実の事件だが長く隠蔽され表に出なかった
    斎藤学訳 ジュディス・L.ハーマン 「父 娘 近親姦―「家族」の闇を照らす」を読んだ
    .
    DVやレイプや児童虐待と似た心理で起きるが違いはあり、被害者も加害者も深い罪意識が後々まで残りやすい
    妻への報復からだとDV案件にも近くなるし、事後に脅しが発生するはレイプに近く、被害者が原因はまず無い
    発生時は理解出来ず家出などで脱出後に被害者は罪意識や対人で問題でる。レズになってしまった事例もあり
    .
    犯人が親族かつ幼いので告訴をせず、許したいという感情も発生するが、長い虐待で洗脳されたもありうる
    家庭は崩壊し、犯人はDVの様に治療者や周囲を利用する。トリビアでちんぽメーターがあるのも発見だった

    [2020-07]
    原98。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、今でも児童虐待が犯罪として認められる過程あるがそれと同じ
    藤田真利子訳 ジョルジュ・ヴィガレロ 「強姦の歴史」を読んだ
    .
    昔は犯罪として扱われておらず同時に起きた事件以外では無罪や、更に酷くなるとアナルは被害者も同罪がある
    レイプ犯は昔から社会を味方にするのが上手いが、その事も相まって一時は抵抗する意志があるなら拒めると誤解
    だんだんと良くなってきても誘惑は暴力より悪いとされ、訴えない事も相まって被害者の方が悪いの風潮を作られた
    .
    文学や新聞での取り扱いも変遷があり、児童虐待の概念も上記からジ・ル・ドレェの伝説化が後年からともわかる
    意識の変革はフェミニズムが声を上げたからで、児童虐待に関しても殺しより酷いと非難される現状に無事至った

    [2020-06]
    原75。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、古い本なんだけどレイプ神話を完全打破する今も通じる分類
    権寧訳 ジーン・マックウェラー 「レイプ《強姦》―異常社会の研究」を読んだ
    .
    親しい人からの犯行だし、性的目的ではないなどでもあり、鬱憤ある黒人が加害者にも被害者にもなり易いと具体的
    レイプされた人間がどう感じるかに関しても詳細で、上記から命乞い・抵抗をすると相手は更に過剰反応して酷くなる
    殺害は激情の果てだがレイプ自体は計画的で長期に渡り続き、計画的なので裁判でも勝ち難く黒人などは捜査も困難
    .
    輪姦は仲間意識とアイデンティ提供だけでなりたつ集団の儀式で、女性のレイプ願望は妄想だけなども面白い分析
    特殊プレイは性的嫌がらせを狙っているや、ヒッピーは高位階級で厄介や、知能が低いと自慢しやすいなど発見ある

    [2020-06]
    原93。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、レイプの裁判は大変らしいを弁護士の体験から知る事が出来る
    佐藤貞子訳 アリス・ヴァクス 「性犯罪」を読んだ
    .
    被害者もこいつは無罪じゃないか?と思う様な事件も扱っていて、法廷で真実を追求する事の困難さがよくわかる
    向こうの裁判の仕組みをもわかり、告訴前に弁護士でどの刑にするかや訴えを取り下げるかで有罪答弁取引を行う
    実際に法廷に立つと大変でどういう事をされたか根掘り葉掘り聞かれるし、それが嫌がらせになると知って相手も使う
    .
    ずっと子供をレイプし続けていたとか、行きずりとか、殺人未遂とかエグイ案件で心神喪失で無罪まで訴えてくる
    親身な弁護士も訴えは推奨しても告訴は止めとけとシビア。社会環境からレイプは否定していかないとならないとわかる

    [2020-08]
    原92→97。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、有名な本で当時はPTSDの概念がまだ浸透していなかったとも
    中井久夫訳 ジュディス・L・ハーマン 「心的外傷と回復 :増補版」を読んだ
    .
    フェミニズム的見解での発見で特に問題がレイプなんかだと加害者が嘘ついて社会まで騙すので独自性がある
    どういう手順や手口が使われるかがあらゆる分野に渡り詳しく書かれているが、何も出来ない悲惨を味合わせるが手口
    カルトの洗脳などどういう事かと考えて、学校の教師が異常者で周囲が誰も信じてくれないとかだと連想しやすいかも
    .
    どうやって癒すかも当時見解で紹介されているが、それ以前が人格障害の一種と見られていて認知歪みを正す必要
    再体験を再構成して人生過程の一部としてとらえ直すなんかは創作と比較しても面白く、収穫も大きかった一冊

    [2017-02]
    原89。心理学大図鑑から辿ってたが目当て見つからず今書。以前にしぐさ研究で読んだ人でもある
    管靖彦訳 ポール・エクマン 「子どもはなぜ嘘をつくのか」を読んだ
    .
    タイトル通り。子供の嘘の理由も大人とたいして変わらない。ちょうど長谷川町子作内の偽りを見つけた所で好都合
    理由も分類されてるが、子供は大人に怒られると怖いからが主。他にも発達段階からの考察やその後の影響も述べてる
    倫理的な問題にもなるのでそこらの考察もある。アジア圏は文化に権威的な部分も大きいのでここらは考えてくと面白い
    .
    筆者のしぐさ研究が嘘を見抜く事からの発展ともわかる。逸話も豊富で虐待に近い話や時代での価値観変化もある
    場合にもよるが信頼を失ったり、重大な問題を引き起こす場合もあり基本的に嘘はお勧めできない。一方で必要な場合もある

    [2017-11]
    原12。直前に同筆者の本を読んでいて間違いがない。今作は旧来の合理的判断の疑問視で構成
    櫻井祐子訳 ダン・アリエリー 「ずる 嘘とごまかしの行動経済学」を読んだ
    .
    なぜ嘘や不正を行うかの研究で、これも直前に科学者の事例や作家の実例見ていて身近な話題
    大掛かりな不正は無くてセコイ不正が積み重なり、更に倫理が狂って大掛かりになり大惨事が多い
    人間=悪という話でもない。不正時には正当化が発生するが、これは自分は正直と思いたい足掻き
    .
    セコイ不正もそこから。一方でコピー品を使ってると段々頭がおかしくなり、不正しやすくなる研究等もある
    正当化は自分に都合が言い様に見ると言う事なんで作家や科学者にも納得。当然最後は最後が待ってる

    [2016-11]
    原90。特殊部隊の訓練から派生。ビジネス・自己啓発書扱いになるが、米は歴史上そういうのも哲学としてある理解はいる
    加藤幹雄訳 ジョン・W・ガードナー 「リーダーシップの本質 ガードナーのリーダーの条件」を読んだ
    .
    引用元はしっかりしてる。時期的に冷戦前なんで今だと古い部分もあるが、プラグマティズムやホパーなんかにも近く感じた
    リーダーとはどうあるべきかを考えた本だが、前述通り引用が良いので考える所多い。特に社会がどういう理想を目指すかの点
    ヒトラーなんかの良くないリーダーの分析があるのも興味深い点。定義をはっきりさせてく点も古い哲学書に近い所はある
    .
    特殊部隊の訓練から派生して読んだ様に実際の訓練で取り込まれた部分ある。埋もれた人材活用を重視するのも米的な発想
    状況も重視してるので陥りがちな妄信の指摘にもなってる。後続の本と被る所もある古典だが流れも掴めて参考になった

    ■ 河合衿子訳 アンドルー・モートン 「クリントンとモニカ わたしが愛した大統領」
    ■ 渡辺 智之、林 昌宏訳 ガブリエル・ズックマン 「失われた国家の富:タックス・ヘイブンの経済学」
    ■ 杉村 昌昭訳 クリスチアン・シャヴァニュー、ロナン・パラン
       「タックスヘイブン: グローバル経済を動かす闇のシステム」
    ■ 林尚毅、青柳伸子訳 ロナン・パラン、リチャード・マーフィー、クリスチアン・シャヴァニュー
       「[徹底解明]タックスヘイブン グローバル経済の見えざる中心のメカニズムと実態」
    ■ 橘玲、芝田高太郎訳 エルヴェ・ファルチャーニ、アンジェロ・ミンクッツィ
    ■ 「世界の権力者が寵愛した銀行 タックスヘイブンの秘密を暴露した行員の告白」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「RAGE 怒り」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード「恐怖の男 トランプ政権の真実」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「政治の代償」
    ■ 伏見威蕃.訳 ボブ・ウッドワード 「オバマの戦争」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「ブッシュのホワイトハウス」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード「ディープ・スロート 大統領を葬った男」

    Vol 3637(2022-05-27)
    [2022-01]
    原99。サイトのネタでクリントンを扱う事になって詳しくを調べたので本書。筆者がダイアナ妃死亡を追った人もらしい
    河合衿子訳 アンドルー・モートン 「クリントンとモニカ わたしが愛した大統領」読んだ
    .
    男女の恋愛は複雑でレイプ犯が相手も悪いとするように、迂闊すぎた点や結果の離職で再就職を頼んだの弱みもある
    行き違いでは大統領が再就職先を用意したのに重要ではないで待たされたや、連絡をよこさず放置し続けたなどもある
    混乱状態で相談した第三者の思惑も絡む。各所証拠物件が用意されていたのは、この第三者が関与した為で表立った
    .
    表立った所で大統領が最悪の行動をとり、全米が誹謗中傷した。取材協力を拒否した高潔な市民がいたも特筆すべき点
    逃げられたが大統領が実際どういう者かは心情吐露も含めてわかると思うし、事件の背後を調べると色々あるのもわかる

    [2022-02]
    原13。同類の本をまとめて読んだんだけど本書は後発かつ考察も充実していて、よりわかりやすくて良い
    渡辺 智之、林 昌宏訳 ガブリエル・ズックマン
    「失われた国家の富:タックス・ヘイブンの経済学」読んだ
    .
    一言で概要を説明すると脱税。独裁者や犯罪組織の関与が半分で、残り半分は裕福な白人が使っているも衝撃感ある
    税金用のお金の計算を難しくする為に転用を繰り返して追跡不可能にしているが実情で、仲介役も共同して働いている
    これも衝撃だが実行役の主犯はスイス。犯罪を成立させる為にデマを広め、金で国の法を変え、表面だけを繕っている
    .
    表に出ないデータが大半で影響が不明だったがなんとか解明し、起きうる結果が中間層の税金負担拡大だともわかった
    消えた税金がどこかで補填されるのは当然で貧困国は更に被害拡大。また経由させていく過程は当然戦争に益をもたらす

    [2022-02]
    同筆者の本かつ古い本で、内容的にも難しさが残っているので二つまとめて扱うが解明までの過程記録にもなる
    原06。杉村 昌昭訳 クリスチアン・シャヴァニュー、ロナン・パラン
    「タックスヘイブン: グローバル経済を動かす闇のシステム」
    原10。林尚毅、青柳伸子訳 ロナン・パラン、リチャード・マーフィー、クリスチアン・シャヴァニュー
    「[徹底解明]タックスヘイブン グローバル経済の見えざる中心のメカニズムと実態」を読んだ
    .
    会社や国の破綻みたいな形で表に出始めて、研究者も固定される形で研究が始まって、まだわからない言っていた時期
    06段階だと合法だからで言い逃れしていて、批判する環境すらも無かったみたいで、完全支配されていた名残はある
    解説で日本の事例も上がっているが山一證券は経営破たんし、オリンパスは一人が使っていただけで逃げ切っている
    .
    古い本かつ専門家なんで読み難いけど要は脱税でここらは別書参照。国がテロへの資金譲渡に使っていたも別書参照
    分析が難しかった時期に何を参考にしたかや、悪行の為に法がどんなふうに改変されていたかの詳しい資料にもなる

    [2022-02]
    原15。これ関連の作品を作っていた作家がちょっと微妙な文をつけているで、まだ解決していない感は強い
    橘玲、芝田高太郎訳 エルヴェ・ファルチャーニ、アンジェロ・ミンクッツィ
    「世界の権力者が寵愛した銀行 タックスヘイブンの秘密を暴露した行員の告白」読んだ
    .
    タイトル通りで勤めていた人の手記だけど、協力者が実際にいたのかや、何を目的としていたかで見解が割れている
    ある程度は真実も含まれているとし、どういう人間が使っていたかで富豪だけど病気でどうしようも無くなったは悪の報い
    この人のした事は顧客リストを警察が調べやすい様にしておいたで、代理人に乗せられて荷担でも罪は使用者に向かう
    .
    この人もその結果として追われる事になり06に活動を始め、逮捕される12まで逃亡し以後は政治に関わろうとして失敗
    完璧なシステムも内部から情報が漏れだす危険があり、その結果も悲惨とわかるトリックスター的な内容

    [2022-04]
    原20。サイトでウッドワードを扱っていて最新の本は貸出中が多くて難しいかなと思っていたが本書だけはなんとかなった
    伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「RAGE 怒り」読んだ
    .
    トランプ期の記録だが前著を出した結果トランプがインタビューに応じたので内容も充実した物になった
    批判要因は柔軟策を取っているので前後で矛盾が出るためで、逆にそれまでの大統領の長所短所検討にもなりうる
    制作はコロナ対策が中心になり、パニックにならないように明るくしていたや発生源の中国を危険視していた事がわかる
    .
    各国との電撃的な対話も批判の的になりやすいが、人の嘘を見抜く事には優れていたらしいので評価は難しい
    ウクライナがクリミア巡り紛争・オバマ期に担当のバイデンが同国の息子が重役ガス会社不正調査を阻止したも興味深い

    [2021-7]
    原18。一冊読んでみたら面白かったのでまとめて借り出し。ウォーターゲートをすっぱ抜いた伝説の記者になる
    伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード「恐怖の男 トランプ政権の真実」読んだ
    .
    この件に関しては両者とも熱くなりやすいとあり、歴代の中でも特異かつ難しい大統領で自分も結論は控えめにする
    見方にもよるが一方的に叩くをしていないのは流石かつ、就任直後に出た様々な疑惑の実際を詳しく記述もしている
    タイトルの恐怖はトランプ発言でも対北朝鮮を想定していて、米が北や韓国をどう捉えているかは日的にも興味ある点
    .
    ホワイトハウス入りした大統領への洗礼は他書も参考にすると定番とも言え、弱気で押された大統領と比較しても面白い
    言いたい事は色々とあるけど言い難いは恐怖は力を体現している。現行政治の問題点が象徴を得て吹き出した感ある

    [2021-7]
    原12。面白い内容かつあの人物や事件の実際がわかるで、サイトで扱ってもで調べたが想像以上に劇薬で検討中
    伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「政治の代償」読んだ
    .
    オバマ二期目で結果的に何も出来なかったに該当だが、無茶な命令をして下にやっとけと放置していたと知り納得
    バイデンがなぜ重用されたかの理由もわかり、上記で見限られ議会も逆転されていた中で野党との調整役をしていた
    都合の悪い事は無視する性格が良く出ているのが交渉下手で、仲間内からクリントンは交渉上手だったと言われる始末
    .
    他書の裏付けで製薬会社は絶対の権力を持ち大統領でも逆らえないや、オバマがニコレットでのニコチン中毒だったなど
    作られた英雄だったとわかるし、同じ独善的でもメディアによって描き方や評価が違うんだなとわかって面白い

    [2020-08]
    原10。直前に沖縄戦の米兵レポを読んでいたので、時代は違えど戦争に行って来いと言う側はどういう心理の話
    伏見威蕃.訳 ボブ・ウッドワード 「オバマの戦争」を読んだ
    .
    好かれている大統領だけどそれも偏見なので、マスコミも味方して代償・状況を正すと味方した危険性も指摘したい
    現状で大統領選に出ているバイデンの動向も記録されているが、強固に出兵を渋り感情的な態度をとったとメモ
    オバマは冷たい所があったようで周囲は顧問と称する取り巻きがいる。左はなにもせず右はやりすぎる意見を出す
    .
    意見を取りまとめゴーを出すのが大統領だが、オプションを求めたり合意後の変更でキレたりで本当の人物もわかる
    戦争も政治の手段になる。任期中限定にしたいので長期戦略は取れず、手を汚したくないので危険人物と取引する

    [2021-7]
    原07。面白い内容かつあの人物や事件の実際がわかるで、サイトで扱ってもで調べたが想像以上に劇薬で検討中
    伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「ブッシュのホワイトハウス」読んだ
    .
    ブッシュの担当した時代を総括して書いた本で、この人は何気にブッシュ政権を評価しているし取材も協力的だった
    盗まれた石油が倍の値段で売られるや、法の外側で政治資金を集める527と呼ばれる団体など裏側を色々と記録
    CIAの考える政治宣伝はウソを広める事や、悪人を悪人に探させその後にその悪人も取り除くなど方針もわかる
    .
    北朝鮮への見解もずっと引きずっていて、大量の米軍が核攻撃されうるや引き上げれば地方紛争になると選択肢ある
    戦車に肉弾戦を仕掛ける敵がいると米軍は独裁者が脅してやらせていると考えるなど、米なりの固定見解もある

    [2021-7]
    原05。一冊読んでみたら面白かったのでまとめて借り出し。ウォーターゲートをすっぱ抜いた伝説の記者になる
    伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード「ディープ・スロート 大統領を葬った男」読んだ
    .
    上記をすっぱ抜いた時の情報提供者が公開の許可を出したので、当時書いていた記録も出し補填しての内容
    誰が密告していたかは当時から大統領にはバレていたみたい。理由も人事の恨みからと意外に月並みだったりする
    ただ実行に関しては相当に迷っていたみたいで娘さんは英雄だった事に感激しても、当人は家族の事を心配していた
    .
    現在では痴呆も入ってしまい追加インタビューをしてもほとんど忘れてしまっていて、過去の事件になってしまっている
    話のついでにキング牧師の乱交実態とその件への必須憤慨なども漏れ、正義を成すと言っても難しい事がわかる

    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「攻撃計画: ブッシュのイラク戦争」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「ブッシュの戦争」
    ■ 山岡 洋一、高遠 裕子訳 ボブ・ウッドワード 「グリーンスパン: アメリカ経済ブームとFRB議長」
    ■ 新庄 哲夫訳 ボブ・ウッドワード 「権力の失墜: 大統領たちの危機管理」
    ■ 山岡洋一、仁平和夫訳 ボブ・ウッドワード「大統領執務室 裸のクリントン政権」
    ■ 石山鈴子・染田屋茂訳 ボブ・ウッドワード「司令官たち 湾岸戦争突入にいたる“決断”のプロセス」
    ■ 池央耿訳 ボブ・ウッドワード 「ヴェール―CIAの極秘戦略1987‐1987」
    ■ 井上篤夫訳 ボブ・ウッドワード「ベルーシ殺人事件 ハリウッドスターたちとドラッグの証言」
    ■ 中村 保男訳 スコット・アームストロング、ボブ・ウッドワード「ブレザレン―アメリカ最高裁の男たち」
    ■ 常盤新平訳 ボブ・ウッドワード 「大統領の陰謀 ニクソンを追いつめた300日」

    Vol 3635(2022-05-13)
    [2021-7]
    原04。面白い内容かつあの人物や事件の実際がわかるで、サイトで扱ってもで調べたが想像以上に劇薬で検討中
    伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「攻撃計画: ブッシュのイラク戦争」読んだ
    .
    米が単独でやって速攻で終わったようにも見えるので目立たないが、対テロ戦線延長のフセイン抹殺計画の全て
    これを書いている少し前に死んだんだけどラムズフェルドの言動なんかも多数記録していて、内部対立あるはどこも同じ
    バイデンの話もあって後に共和党との調整役になるのがわかるように呼ばれている。他にもブッシュは毎朝走るなど
    .
    ロビイストの実際もわかった。選挙・政策宣伝・資金集めに協力したのち、閣僚に入り自由に支配する役職を得る
    天然痘が兵器として使われると考えていたや、米の誤爆で死んだ市民の写真をイラクが宣伝に使わなかったなども

    [2021-7]
    原02。面白い内容かつあの人物や事件の実際がわかるで、サイトで扱ってもで調べたが想像以上に劇薬で検討中
    伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「ブッシュの戦争」読んだ
    .
    9・11喰らった直後にどう動いたかの記録で、米が遂に一丸となって絶対に殺す状態に入ったは生々しく怖い
    弱腰とも冷静とも言えるが実は後の戦争も含めてかなり慎重に動いていて、多数の選択肢からマシなの選んでいる
    報復の怒りに燃えていたのは国民。直後のNYに駆け付けた時は怒れる群衆が正義の裁きを求め完全に異常だった
    .
    補給物資を汚染する計画もあったし、小型核がNYで使われるや核物質入り格安爆弾など疑心暗鬼事体も抱えていた
    長所短所は聖戦化してしまっただが人柄がよく出ているし、この時点でフセインや北朝鮮を憎悪していたともわかる

    [2021-7]
    原00。面白い内容かつあの人物や事件の実際がわかるで、サイトで扱ってもで調べたが想像以上に劇薬で検討中
    山岡 洋一、高遠 裕子訳 ボブ・ウッドワード 「グリーンスパン: アメリカ経済ブームとFRB議長」読んだ
    .
    誰なんだ感は強いんだけど日本だと日銀に該当し、経済がヤバい時に介入する組織で合っている筈
    フォード大統領の頃の経済顧問委員長で、長く政界で発言力を持ち続けたのなぜは両党の間を取り持てるから
    若い頃は敵対したとはいえアインラッドを信奉していたや、パーティに度々出て人脈を作っていたなどしたたかの実態
    .
    それほどの実力者でもニクソンの政策に協力したり、クリントンを高く評価したりと他の人物への評価も変わり得る
    うまくやっていくコツは反発すると相手は勢いづくと知っているからこその相手の話を聞くで、ダメ大統領の弱点わかる

    [2021-8]
    原99。面白い内容かつあの人物や事件の実際がわかるで、サイトで扱ってもで調べたが想像以上に劇薬で検討中
    新庄 哲夫訳 ボブ・ウッドワード 「権力の失墜: 大統領たちの危機管理」読んだ
    .
    クリントンがやらかして完全に決着つく前なんで擁護的だったり、ウソが常習で利用されたカーターに激怒と人柄出ている
    表紙に歴代の大統領の顔が並び各人評伝の形で米の近代を辿り、現状だと上記で結果もわかるので軽く読み易い
    やらかして辞めたブッシュの後任でしたくないのにやらされたフォードが、一杯飲んで演説などダメすぎて滑稽さもある
    .
    悪い大統領と単独で殴られやすいけど比較すると実際はどの大統領も環境は一緒で、結果的として個性が最後に出る
    クリントンは以前にもレイプ事件を起こしていたや、カーターが偽善的だったなど突き詰めるとこうなる教訓にもなる

    [2021-7]
    原94。一冊読んでみたら面白かったのでまとめて借り出し。ウォーターゲートをすっぱ抜いた伝説の記者になる
    山岡洋一、仁平和夫訳 ボブ・ウッドワード「大統領執務室 裸のクリントン政権」読んだ
    .
    ホワイトハウスでおイタをする前の記事になり、夫人も含めてそういう人間だとわかっている現状だと笑える所もある
    当時のヒラリーはニューヨークタイムズで聖女扱いだったらしい。旦那とは政治見解が違い仕切っていたなども注目点
    ヒラリーは物語を作り出すのを得意とし、物事を単純な二元構造にして説明し悪人を作り出すなど後踏まえると面白い
    .
    有識者がそれぞれ違う意見を出しなにが正解かわからなくなるや、議会に通す為に政策が骨抜きにされるなど問題の発見
    後に災いをもたらすゼロオプションを提案をしたのが政治コンサルタントだったともわかり、取り巻き内乱と原因みえてくる

    [2021-7]
    原91。一冊読んでみたら面白かったのでまとめて借り出し。ウォーターゲートをすっぱ抜いた伝説の記者になる
    石山鈴子・染田屋茂訳 ボブ・ウッドワード「司令官たち 湾岸戦争突入にいたる“決断”のプロセス」読んだ
    .
    湾岸戦争がどういう経緯で決断されたかの当時資料で、まだ嘘吐きとバレる前の人間が英雄扱いされて出てくる
    現行で見ると全てが言い訳じみた言動にしか見えないが、情報不足と恐怖感と不安の中でどう決断するかがわかる
    なにがどうなっているのかがリアルタイムだとわからないかつ、この状況に乗じて自分の有利に持ち込む人間も多い
    .
    当時ペンタゴンの文官がロボット兵や無人兵器を提案していたなど、戦時状況は突飛な意見もうっかり通りやすくなる
    情報が簡単に漏れウソも簡単に流せるともわかるし、ペンタゴン特別技術センターがエンタープライズなど豆知識も

    [2021-8]
    原87。面白い内容かつあの人物や事件の実際がわかるで、サイトで扱ってもで調べたが想像以上に劇薬で検討中
    池央耿訳 ボブ・ウッドワード 「ヴェール―CIAの極秘戦略1987‐1987」読んだ
    .
    レーガン政権期の人で大統領選にも協力しているCIA長官。史上最も優秀とされヴェールは国際情勢操作作戦を意味
    前歴で対ナチスの諜報機関OSSに所属。ビジネス業で巨万の富を築いての参加で、在職中もその事でトラブルおこした
    上記中に収容所を見た結果"この世には厳格な邪悪がある"と確信し、厚い信仰心とあわさり躊躇いない反共思想を持つ
    .
    レーガンの命取りになった犯罪組織を経由したアフガンへの送金"イラン=コントラ事件"もこいつ。反共でなんでもした
    悪を作り憎悪を煽り味方も含めた海外の国を混乱・瓦解させるは毛沢東も参考で、背後から操る人間の実際がわかる

    [2021-7]
    原84。一冊読んでみたら面白かったのでまとめて借り出し。ウォーターゲートをすっぱ抜いた伝説の記者になる
    井上篤夫訳 ボブ・ウッドワード「ベルーシ殺人事件 ハリウッドスターたちとドラッグの証言」読んだ
    .
    上記すっぱ抜きは70年代で有名になっていく大統領密着取材に至るまでに変遷あったとわかるのも面白い
    本業が向こうのコメディアンで主演映画の少ない今となっては誰なんだだが、ベルーシはブルースブラザーズの人
    関わる有名人では同じくヤク中でレイア姫のキャリー・フィッシャーや、失敗作作る直前のスピルバーグなど
    .
    コミュニケーション手段で薬物を使い、成功が薬物のお蔭と言い訳し失敗で量が増え、過信の果てに急性中毒死に至る
    タバコ調べてた頃でそっちでも中毒気味はやっぱり。相方も麻薬を止める気は無いと発言し依存症の実態が見える

    [2021-7]
    原79。一冊読んでみたら面白かったのでまとめて借り出し。ウォーターゲートをすっぱ抜いた伝説の記者になる
    中村 保男訳 スコット・アームストロング、ボブ・ウッドワード「ブレザレン―アメリカ最高裁の男たち」読んだ
    .
    ブラザーを複数形で古めかしく言うとブレザレンになり、当時の最高裁の人間がお互いをそう呼んでいた事が由来
    ニクソン大統領の頃でベトナム戦争やら、黒人問題やら、ポルノ規制やらをどう扱ったかの内幕を追っていく
    ストレスたまる仕事で最高裁長官の栄誉を得ても追われ、裁く側も人間に過ぎないし偏見もあるって印象になる
    .
    先例を作ると後にも影響を与えるでどれも決断が難しく、判決を二つ出してしまう事がダブルジョバディと実態わかる
    ポルノ裁判に関連して資料を読む破目になるのは喜劇的。また一言いうなど口添えが実際はどうかなども

    [2021-7]
    原74。面白い内容かつあの人物や事件の実際がわかるで、サイトで扱ってもで調べたが想像以上に劇薬で検討中
    常盤新平訳 ボブ・ウッドワード 「大統領の陰謀 ニクソンを追いつめた300日」読んだ
    .
    ウォーターゲートのすっぱ抜きが本書。最初の訳者が直木賞作家だった事も再発見だが読み易い本では無い
    不法侵入した建物がウォータゲートコンプレックスかつ、水門の意味がある。また侵入した場所も重要拠点と言い難い
    選挙の勝利に絡んで他にも盗聴を仕込んでいたや、発覚後に隠そうとしたで燃えた。また報道がポスト紙だけだったもメモ
    .
    資金洗浄の仕組みもやっとわかったで、出元をわからなくする為に一度海外に出して変換するで元はマフィアの手口
    記録盗難・怪文書・集会妨害・騙りによる脅しなど選挙妨害手口や、ポスト株価が落ちたなど具体的な手口にも驚く

    ■ 市古貞次訳 「新編日本古典文学全集 平家物語 1・2(小学館)」(二回目)
    ■ 福田 豊彦/全注釈 「源平闘諍録 坂東で生まれた平家物語 (講談社学術文庫)」
    ■ 小林千草 「『天草版平家物語』を読む 不干ハビアンの文学手腕と能」
    ■ 亀井高孝/翻字 「ハビヤン抄キリシタン版平家物語」
    ■ 久保田淳 校注・訳 「新編日本古典文学全集 47 建礼門院右京大夫集、とはずがたり」
    ■ 福田豊彦編 「源平合戦事典」
    ■ 小原仁編 「『玉葉』を読む 九条兼実とその時代」
    ■ 蔵持 重裕 「声と顔の中世史 戦さと訴訟の場景より」
    ■ 川合康 「院政期武士社会と鎌倉幕府」
    ■ 藤本正行 「信長の戦争 『信長公記』に見る戦国軍事学」

    Vol 3634(2022-04-29)
    [2022-02]
    原刊13Cごろ。アニメ版平家を扱う事になった為。以前にも読んでいるので再読だが、以前と違い良い点悪い点で再発見
    市古貞次訳 「新編日本古典文学全集 平家物語 1・2(小学館)」読んだ
    .
    太平記の後に読むと中華文献から長々しい引用は後付けとわかるし、仏教説話系後だと最初の主題も弄られてるなと
    月報解説に森村誠一いたのも発見。他書や自分の感想と同じで、実際はかなり意図ある勧善懲悪構造に変えている
    研究された現実との比較も出来るので、物語として演出している部分が面白さの秘訣かつ長所短所になっているなと思う
    .
    派手に作られた演出として見栄えのいい使えない武器は模型製作とも被る。猪武者の悪口を義経が上手く返すも良い
    上記で清盛にも関連したお化け話の混入や、後年付け足しかもしれないけど隠しきれていない残虐描写とやっぱ面白い

    [2022-03]
    原刊1337以前、刊99。アニメ版平家を扱う事になった為。話には聞いていたかなり特殊な東国視点入り平家異本
    福田 豊彦/全注釈 「源平闘諍録 坂東で生まれた平家物語 (講談社学術文庫)」読んだ
    .
    本文全て載っているんだけど解説と注釈が主とも言えて、本文・吾妻鏡・玉葉等の該当箇所を引用しつつ比較している
    発展の歴史として無駄な文が省かれる事も考慮すべきとあり、ある部分は削られある部分は増やされ校訂作業中とも
    上記でどういう印象を与えるかや平家本文がどういう工夫しているかの研究にもなるし、本書は事実を描いた部分もある
    .
    事実を描いたは面白さを損なうを招いたが、結果として本当は何があったかや源氏は問題をどう捉えたかがわかる
    一番読みたい義経大活躍部は紛失していて一の谷決戦の後ぐらいで終わっているが、異本比較の醍醐味を味わえる

    [2022-03]
    刊15・原刊1592元刊1927。アニメ版平家を扱う事になった為。バリエーションの価値と読み難いも含むので一括して扱う
    小林千草 「『天草版平家物語』を読む 不干ハビアンの文学手腕と能」
    亀井高孝/翻字 「ハビヤン抄キリシタン版平家物語」読んだ.
    .
    平家異本の中でも特殊なポルトガル人が布教の為に発行した教材で、同趣向のイソップ物語と共に世に残った
    執筆したハビヤンは日本人修道士だけどイエズス会と付き合ううちにその本心が日本征服にあると気付き改宗した
    祇王や仏御前を聖女物語にしたなど工夫があり、更には登場人物の名称を減らして役職名中心にしたなどがある
    .
    本文に入ると口語型と言うのが相応しく、句読点がなく読み難いけど口に出して読むとすらすらと読めてなかなか興味深い
    上記で内容以外は平家と大幅に違っていて、問いに対して答える方式で台詞を多めに入れていると変わった物が読める

    [2022-03]
    1225頃・14C頃。アニメ版平家を扱う事になった為。アニメ版でも何気に出てきてそれなりに重点おいていたは再発見かも
    久保田淳 校注・訳 「新編日本古典文学全集 47 建礼門院右京大夫集、とはずがたり」読んだ
    .
    リアルタイムで源平合戦に遭遇し、当事者たちと接触し、恋愛までして名前を後世にどう残すかで今に至ると凄めな内容
    平家とも源氏とも史実とも違う視点は特殊だし、当時の事を深く引きずっていたり、平安末期の日常がわかる点でも貴重
    とはずがたりとも共通だが物語の影響が強すぎ、うつや思い込みの激しい傾向はありそれが病気にも関わっているかなと
    .
    とはずがたりは鎌倉末期の記録だけど、建礼門院が昔や貴族は良かった傾向だとこっちは本当に酷い昼メロで笑う
    解説にも指摘されるほどで良い性格とは言い難いけど我は強い。天皇家と言っても実態は頭チンコマンコで堕落してると

    [2022-03]
    刊06。アニメ版平家を扱う事になった為。今書も事典とはなっているけど項目の少なさや解説でエッセイ的に読めてしまう
    福田豊彦編 「源平合戦事典」読んだ
    .
    平家物語の厄介な所は事実があるのはもちろん、後の創作作品群の要素も考慮しないといけないで虚実が入り乱れる
    今書はされらを総括しているので区分けして考えるのに役立つし、祇王が実在するけど平家内逸話は創作など発見ある
    忘れていたけど義経に秘伝教えたのは天狗だったんだなも再発見かつ創作で、後への伝わりでの混乱は色々あるなあと
    .
    当時の実際の戦がどうだったかの考察も面白く、禿の話の時間が前後しているなど面白くする為の物語の工夫がわかる
    藤原氏の骨格が残っていて血液型もBとわかるや、馬の戦法で北方民族譲りの馬筏など細かいネタも多数収録

    [2022-03]
    刊13。アニメ版平家を扱う事になった為。想定が平家資料としてでちょっと違った内容だけど別側面や価値にも気付けた
    小原仁編 「『玉葉』を読む 九条兼実とその時代」読んだ
    .
    当時リアルタイムで全て経験し、頼朝挙兵後はその威光で弟の慈円と共に出世し天皇一族にもなりかけたけど失脚した
    四十年の記録と一級史料なんだけど訳が無かったり量が多かったりでちょっと無理なんで本書だが、守備範囲が広い
    本書はその中でも平安時代末期の貴族の儀式や風俗資料としての価値に注目する。白河法皇の特殊性も注目点
    .
    また病気がちだったで健康に興味があったで当時の医療記録も収録。宋からの医療記録が博多経由で来ていたみたい
    源氏が重盛一族と繋がりが深く徳子が反抗していたや、平家滅亡までは儀式も出来なかったなど他資料とも一致

    [2022-03]
    刊07。アニメ版平家を扱う事になった為。どこまでか本当かな?で考察も含むんだけど訴えとか本当はこうかで発見ある
    蔵持 重裕 「声と顔の中世史 戦さと訴訟の場景より」読んだ
    .
    国に領主の非法を訴えた苛政上訴と言うのが10C後半にあり闘争にもなっている程だけど、11Cには急減少もしている
    更に京都御所に直接訴えるや、落書として意見を述べるもあったけど、これらが全てやらせだったとされ悪用されている
    村の問題は長老が調停とされ、他にも祭りでの悪口による暴力回避策や、村の犯罪者はほら貝と共に家を焼かれた等
    .
    考察部分が興味深いで訴え人双方で主張が違い嘘を吐いているや、宣旨は昔は口にするだけでクモを倒せたなど
    昔の世界がどうだったかの考察として面白いけど、昔から悪巧みが行なわれ記録が操作されていたは怖いかもなあと

    [2022-03]
    刊19。アニメ版平家を扱う事になった為。なんか難しそうなタイトルだけど現状の歴史研究の発展と最新情報がわかった
    川合康 「院政期武士社会と鎌倉幕府」読んだ
    .
    日本史再研究は90年代以降で、明治に政治批判をした結果研究が丸ごと弾圧され現実と空想がごっちゃだったとわかる
    新しくわかった事は沢山あり、例えば当時の戦争はルートにバリケートを作る方式で故に義経の奇襲が強力だったなど
    鎌倉幕府の成立も独自戦力としてではなく、京都中心の武家社会が徐々に移行し承久の乱で決定化したなど
    .
    また平家との戦いも実際は平家側が多数源氏に協力し、徐々に降伏させる予定がまた義経がやりすぎ殲滅したなど
    物語として平家滅亡を際立たせる為の工夫がなされていたなどもわかり、史実と共に再評価の過程がわかる

    [2022-03]
    刊93→03。アニメ版平家を扱ったからの派生で、歴史の新しい研究がどういう形で出たかを追体験できる
    藤本正行 「信長の戦争 『信長公記』に見る戦国軍事学」読んだ
    .
    現状も引きずっている所はあるが、これ以前は創作で書かれた事が完全に事実としてまかり通っていた
    昔の事なんてで済みそうだがそうもいかず、始まりが軍の統制下かつ創作を信じた作戦で多数被害と笑えない
    平家に関係した事では奇襲の重視がある。実際の所は奇襲は敵も動くでリスク大だが決行し続け多くが死んだ
    .
    本書はどこで創作が入り込んだかを明かし当時の資料の公記を再評価かつ、信長や戦国の戦略の実際を解く
    同じく平家絡みだと運命論者は殺戮に容赦が無くなるなどもあるし、当時の戦争が部下集めが難しく命大事傾向など

    ■ 佐藤和彦 「図説平家物語(ふくろうの本)」、竹宮惠子「マンガ 日本の古典 吾妻鏡」
    ■ 佐藤和彦編 「吾妻鏡事典」
    ■ 奥富敬之 「吾妻鏡の謎(歴史文化ライブラリー 」
    ■ 川合 康/編 「平家物語を読む(歴史と古典)」
    ■ 杉本 秀太郎 「平家物語 無常を聴く(講談社学術文庫 」
    ■ 近藤好和 「騎兵と歩兵の中世史(歴史文化ライブラリー」
    ■ 細川 涼一 「平家物語の女たち 大力・尼・白拍子(読みなおす日本史)」
    ■ 樋口大祐 「変貌する清盛 『平家物語』を書きかえる(歴史文化ライブラリー」
    ■ 上横手雅敬 「源平の盛衰 (講談社学術文庫)」
    ■ 永井 彦熊 「落日後の平家」

    Vol 3632(2022-04-15)
    [2022-03]
    刊04、96。アニメ版平家を扱う事になった為。両者ともこのシリーズだとわかり難いかもだけど軽く概要を掴めて読み易い
    佐藤和彦 「図説平家物語(ふくろうの本)」、竹宮惠子「マンガ 日本の古典 吾妻鏡」読んだ
    .
    アニメやドラマと連動した調査だけど表現が一致していながら、古くから伝わっている絵巻とは違うんだなあで発見ある
    前者は物語のみの解説と絵巻写真中心だけど、今も残っている当時の兜や1958にも出た平家お化けのエッセイと幅も広め
    .
    いちおう現代語訳版もあるけど量が多いし今だとプロパガンダもバレているしで最適な選択と思い、それでも多い吾妻鏡
    竹宮惠子なんでとうぜんホモもありはご愛敬だけど、どの資料を参照したかなど後追いする上でも役に立つと思う
    現実の話は抜き完全吾妻鏡史観かつ女キャラ優遇とらしい作り。盛り上げる作りなんで義経サマ素敵と素直にもなれる

    [2022-03]
    刊07。アニメ版平家を扱う事になった為。辞典となっているけどエッセイ的な解説も多く含んでいて平家謎解きにもなる
    佐藤和彦編 「吾妻鏡事典」読んだ
    .
    現在の研究を総合的に広く扱い発見が多い。源平合戦ぐらいを境に地球が寒冷化し、人食いがあったも隠れた事実
    吾妻鏡は平家以後の幕府発達も扱っているので、奥州討伐で馬具に使うアザラシの皮を始め大収穫の宝を得たも納得
    動員されていた事が歴史に残り難い大量の人夫なんかと共に、義経の味方でもある僧なんかの無頼な一味が石投げも
    .
    怪現象の記録も妖怪的に興味深く、鵺正体が鳥説もあるけど怪鳥が飛んだとか天狗発言も含め鳥お化け多いなあと
    馬をたくさん飼っていたから牧草を目当てに蝶が渡りをし、それがドイツの1100年の記録に並ぶほど古いなんかも面白い

    [2022-03]
    刊09。アニメ版平家を扱う事になった為。平家物語も含めた鎌倉幕府最重要史料の一つだが実は嘘も多いとわかる
    奥富敬之 「吾妻鏡の謎(歴史文化ライブラリー 」読んだ
    .
    公式史料と思っていたので、だれが・何のため・いつ作ったかもわからないとあって驚きかつその謎を解いていく
    結論から今書仮定を書くと、北条氏がバラバラになりそうな御家人を団結させる為に神話を再創生する為にとなる
    現在の源家の評価が低いのは本書が原因だし、一方を上げ一方を下げる手口からその後の義経高評価にも繋がる
    .
    とは言え別史料との比較で本当にあった事は何かを探るのに役立ち、平家物語もかなり嘘を含んでいるが見えてくる
    鎌倉幕府研究の再検討はここ最近からだけど、徐々に武士の世界に移行しその裏でどう情報操作されていたかわかる

    [2022-02]
    刊09。アニメ版平家を扱う事になった為。最近に出ている本で史実研究と合わせた解説なんでとても面白かった
    川合 康/編 「平家物語を読む(歴史と古典)」読んだ
    .
    やっぱ物語なんだなぁを実感する研究の数々で、異本によるバリエを比較し編集・追加されていったとする
    聖地やゆかりの人物が後付けで作られていくはインドの仏教説話と類似。能の発展と同時進行で起きている
    上記で作られた史料が多いほか、正当な史料の吾妻鏡も平家から引用していたりで現状だと追跡が困難
    .
    能が修羅の鎮魂を目的としていたや、名前を並べるのが大群表現の定石だったや、物語としての意図を読める
    平家も滅亡しておらず、平家内部で分裂あり源氏に味方していたや、滅ぼす意図がなく和解も可能だったなど

    [2022-02]
    初出88〜89、刊96。アニメ版平家を扱う事になった為。雑誌で連載されたエッセイまとめで一人の見解になる
    杉本 秀太郎 「平家物語 無常を聴く(講談社学術文庫 」読んだ
    .
    日本文各界の著名人でボードレールのほか日本古典を訳。60代で親が死んで路頭に迷う事を心配する家系の人
    上記なんで権威による上手下手の操作とも取れるし、逆に評価とも。そんな訳で平家の文体を簡潔さの点で褒めている
    着眼点として清盛のシャーマン的な性質。これを前提として読むと確かに随所で不思議な事と遭遇していて面白い
    .
    知識幅からの解説もあり、便女で便利な女こと戦争での手伝いや厳島と女護ヶ島・実盛が後に稲の神になったなど
    物語全域でのエッセイになるので平家ガイドブックとして適切だし、真意はともかく上手とされる文章の研究にも

    [2022-02]
    刊05・07。アニメ版平家を扱う事になった為。古代の戦争を専門に調べている人で想像つかない戦いの実態に驚き
    近藤好和 「騎兵と歩兵の中世史(歴史文化ライブラリー」読んだ
    .
    平安期の戦いは騎乗者が弓・歩兵が手持ち武器、これが鎌倉になると騎乗者が長尺手持ち・歩兵が弓に変わっていく
    どう突き止めたかで埴輪や絵巻と調査状況も面白い。弓単体で殺すは難しいと思っていたので弓一騎討ちはなるほど
    技術はいると思うが武具馬具一式で舶来したみたい。時代が移ると誰でも戦えるでアウトロー・犯罪者が戦いを変える
    .
    長尺武器でジョスト風に戦い、時には素手で叩き落すなど後年馬戦は荒い。鉄棒の金撮棒で叩き割るだと残虐さも増す
    上記で歩兵が重装・騎兵が軽装になり後には装備も重くなっていく。馬上の弓打ちがパルティアンショット式も面白い

    [2022-02]
    刊98→17。アニメ版平家を扱う事になった為。左記が女性監督で平家の女性への視点の点でも参考になる
    細川 涼一 「平家物語の女たち 大力・尼・白拍子(読みなおす日本史)」読んだ
    .
    実は平家の女性描写は類型的で下手との意見や、礼門院こと徳子の意志薄弱ぶりに対する女性からの批判もある
    それはともかくやっぱり現実とのすり合わせから考察し、立場がわかり難い白拍子が遊女や旅芸人に近いと解説する
    白拍子の存在は同じく発端がわかり難い寺勢力の暴虐も、法皇の傍で忍者的に控えた上記が褒美に寺を求めたとも
    .
    理想化された王は政治的に無力だがやさしい統治者も物語化で興味深い。生かされた礼門院も結局はなだめる道具
    白拍子は常に二人組と百合風だが薔薇の話もあり、この当時は出世と引き換えに坊主がショタを囲うと悪が臭い立つ

    [2022-02]
    刊11。アニメ版平家を扱う事になった為。文学部の教授で古典研究はこんな形で詰めていくのかでも参考になった
    樋口大祐 「変貌する清盛 『平家物語』を書きかえる(歴史文化ライブラリー」読んだ
    .
    タイトル通りで物語では悪に振られた清盛を史実等とすり合わせる。木下順二など善悪化が物語での面白さ評価もあり
    平家内で抜けている重要人物が平時正や貴族の存在で、上記で悪行の支えとされている禿の意味がだいぶ変わる
    物語内では絶滅とされている平家は存続しているし、内部分裂で源氏に協力したや頼朝の側近になったまである
    .
    時正を上手く使って平家存在を描いた小説もあり近作も対象。また当時の日記から清盛に悪評が無かったも挙げる
    重盛が悪人化していく他、民衆の手で喜劇化されていくや、歴史に新しい意味を足すが心情の作家など考察広がる

    [2022-02]
    刊97。アニメ版平家を扱う事になった為。現在の権力変遷や実際はどうだったか考察していく研究過程とも
    上横手雅敬 「源平の盛衰 (講談社学術文庫)」読んだ
    .
    歴史学が事実を明らかにする・事実を解釈し評価すると前提し、史料の信頼性を疑う事から再検討している
    とうぜん平家物語は物語なんで事実と異なり、当時の他資料と突き合わせながら実像に迫り発見をしていく
    頼朝は保元の乱でも活躍だが、清盛は適切な所への派遣や出世に対する気遣いなど政治的に優れていた
    .
    平安時代が終わるで貴族の終わりでもあるんだなと思ったし、対立させ潰し合う戦略を取っていたとも
    結果的に有力な後白河法皇が死ぬと貴族の力が一気に衰え、政争に巻き込まれたくなかった頼朝の天下になる

    [2022-02]
    刊65。アニメ版平家を扱う事になった為。古い本なんだけど平家落人伝説を総まとめしていて貴重
    永井 彦熊 「落日後の平家」読んだ
    .
    古い本に加えて筆者の理念もあって戦前の型ぐるしい文体かつ、当時の戦後日本思想が時折入る
    それはそれとして広範囲に調べ、後の研究でも発覚する後付けなんかも指摘しながらなので面白い
    実施の所の平家はかなり大勢が助かっていて、特に女はほぼ全員生存かつ女郎送りでせんてい祭に繋がる
    .
    自称も多いけど平家落人村落は城を嫌うなど独特の風習があり、残党がどうなるか分析も普遍性ある
    河童や七の文字と因縁となると妖怪話じみてくる。遣唐使の避難船としてのうつほ船指摘があるのも注目点

    ■ 中村元監修 「ジャータカ(本生経、本生譚)全集1-10[全]」
    ■ 原實訳・注解 「大乗仏典 13 ブッダ・チャリタ(仏陀の生涯)(仏所行讃)」
    ■ 梶山雄一・立川武蔵 ほか訳「原始仏典10 ブッダチャリタ」
    ■ 田中 於莵弥+上村勝彦訳 ヴィシュヌ・シャルマー「アジアの民話 12 パンチャタントラ」
    ■ 下川博訳 シブクマール「パンチャタントラ物語 古代インドの説話集」を
    ■ 大地原 豊訳・解説 ヴィシャーカダッタ 「宰相ラークシャサの印章 古典サンスクリット陰謀劇」
    ■ 矢野道雄・杉田瑞枝訳注 ヴァラーハミヒラ 「占術大集成(ブリハット・サンヒター) 古代インドの前兆占い 1+2」
    ■ 吉福康郎 「武術の科学 ルールに縛られない戦闘術の秘密」
    ■ 初見 良昭 「世界のマーシャルアーツ」

    Vol 3630(2022-04-01)
    [2019-07]
    原前3C〜。インド調査から。仏教説話の括りだが、それ以前の話が元ネタなんで含んでいる情報は確実に多い
    中村元監修 「ジャータカ(本生経、本生譚)全集1-10[全]」を読んだ
    .
    地域的にも内容的にも近いから千夜一夜を連想する。仏教解釈と漢訳だと見方も変わろうで偏向してると意識もした
    仏教も含め物語が変遷課程で俗でわかりやすい超人話になってくとわかるし、同時に繰り返させるネタは重要とも
    偏向に良かれ悪しかれはあると思うが、怒りの否定など読んでいると精神が浄化されるような気分になった事は認める
    .
    当時の風習お価値観の記録にもなるから解説も価値あり、変化する前かあるいはインド解釈での意味で再発見ある
    大量なんで順に簡単なメモを取りながら読んでいった。物語の研究と言う点で発見も多く、読んだ甲斐はあった
    -
    ジャータカ全集1。順番に読んでいくが仏教の聖典としてでは無く文化変遷やインダス文明を探る手かがりで読んだとメモ
    上記過程だとありがたくはあるけど仏教解釈が結構ノイズ。今書では日神話にもある騙してワニの上を行く話が入ってる
    女性差別など当時の価値観も時代性かつ、転生思想から発しているも話が常に二段重ねの起結になっていて面白い所
    .
    ジャータカ全集2。教訓話が多くて為になるんだけどイラン系の本でも多い作りと思う。詐欺を分析しているのも面白い点
    ヴェーダ以前に獣王・聖樹信仰あるが近い物ある。また供犠使った捕獲含むジャッカルやダンスする人など夜叉の捉え方
    凄く興味深いのが兄弟がインドラになってくれた願いを叶える魔法のアイテムの話でランプの魔神等とも類似している
    .
    ジャータカ全集3。今回も興味深いが女性の害を考える話多い。現状だと真実を捉えていても非難されるので貴重
    ダイバダッダがよほど憎かったらしく悪役扱いとちょっと格落ちる教訓も。一方で裸を見て神通力を失う話も収録
    猿がワニ渡るなど再録も増加。最初の誤りや、謎を問わないで失敗話の他、持つ限り願いを叶える杯の話など興味深い
    .
    ジャータカ全集4。大騎士や王位を狙う王子の存在、人相見や海でのカラス方見など当時の風習がかなり収録
    ウサギが自分の肉を差し出すは本話初出。インドラの試しで集まる動物や助かるオチなど後の物とかなり違う
    イカロスと類似した話もある一方で、バビロンの事じゃないかという話もあり、時場所ともに予想以上の広範囲性ある
    .
    ジャータカ全集5。長い入れ子構造になった足跡を探る術で被害者が犯人だったを暴く話があり、かなり特殊と思う
    訳注がいい加減になって来てダイバタッタなど文化に即した部分も大きいし、その事でオチや解釈を操作してるとわかる
    だいたいが仏教に即した事を正しいとするが古くから芽はあったと分かる。また猿の心臓ネタが病気に利くともなっている
    .
    ジャータカ全集6。ラーマヤーナ序盤短縮版がありブッダ前世と説明するのはヒンドゥー教との融合過程を連想させる
    他にも他宗教との類似感じさせる場面で超能力を使うブッダ。これも食べ物を作り出したで旧約と類似かつ変換過程
    神が不浄だからと洪水で滅ぼした話も気になる。あとはインドラが世界破滅を予言する黒犬で自作自演したなんかも
    .
    ジャータカ全集7。目を与えたとか、国全体が出家したとか無茶な話も増えてくるが旧約の生贄なんかと類似あると思う
    夜叉の属性判定は吸血鬼と類似していると思った。また竜王の世界に行って時間が過ぎたは浦島太郎と類似している
    鳥は二度産まれるが語源はクイズみたい。どういう仕事がバラモンで混同されていたかや、酒や黄金の起源神話など
    .
    ジャータカ全集8。どういう順序で編纂されたか不明だけど長編かつまさに奇跡と言う話や大決戦が出て大変面白い巻
    有名な一角仙人の話も今巻だが解説から髷を結っていた他、女性に負けたやインダスの一角獣も連想すると興味深い
    当時の風潮に合う異説五人組との決戦の他、人食いになった王との決戦は完全に無理ゲー展開で調伏の意義分かる
    .
    ジャータカ全集9。前巻は物語的な戦いだったが、今巻は両親の世話と出家のどちらを取るべきかで迷う具体的な葛藤
    ナーガの世界と言う概念が掘り下げられて、西洋のドラゴンや竜宮なんかと比較しても面白いし、設定にも興味がある
    ナーガの他にもガールダが出て来るが異民族と考えると掘り下げ幅も広い。結論が明確な仏教宣伝でテーマに一貫性
    .
    ジャータカ全集10。いよいよ最終巻で覚悟して読んだが、今巻は二話のみで他とも同じ詩が中心で他文化も連想させる
    知恵の優れた行者が参謀になる話で中華の軍師みたいでもあるし、とんち話要素や大トンネルを掘るとルパン風でもある
    もう一つの方は子供が浚われる話だがこれもお菓子の家とかっぽい。どちらも新しいので元から要素があったなら発見

    [2019-07]
    原1C頃。インド調査から。間違って14章で終わっている物を借り出してしまったが、概要はだいたいわかった
    原實訳・注解 「大乗仏典 13 ブッダ・チャリタ(仏陀の生涯)(仏所行讃)」を読んだ
    .
    当然現実では無く、ジャータカなんかと同期の筈でどこが情報源なんだろうと疑う所もある、超人誕生の歴史になる
    マハーバーラタにでる単語か登場する事もあり、内容的にも説得場面や神や悪魔が出てきたりと共通点がある
    原点の消滅や仏典からの補完もありカオスな点があり、その最な部分が聖書ルカ伝の聖人登場でロマン広がる
    .
    作品としては失敗していると感じる点もあり、どう見てもカルトに入ろうとしている危険な若い人で、仏教自体にも疑問が沸く
    エロやグロの描写が気合入っていたり、馬カンダカにスポットライトが当たっていたり、作られた地域事情や発展も注目点
    [追記]
    上記が十四章までなので補完として、梶山雄一・立川武蔵 ほか訳「原始仏典10 ブッダチャリタ」を読んだ
    なんで十四章で終わっているかも納得で後半はブッダの教えの羅列になり、しかも大乗で訳わからん度が強くなる
    イベント的にダイバダッタなんかは重要そうなんだけど、これもたったの4Pな上に概要的と物語からは離れてくる
    部分的には面白い所はあるんだけどブッダの教えなら直接仏典読めば良いじゃんともなり、補足的仏典なのもわかる

    [2019-08]
    原2C頃。インド調査から。先に読んだ物は抜粋だったが、ご覧のタイトル通りで意外な所に全訳版は存在していた
    田中 於莵弥+上村勝彦訳 ヴィシュヌ・シャルマー「アジアの民話 12 パンチャタントラ」を読んだ
    .
    先にマハーバーラタを読んでいたんで作りにも納得だし、後続の千夜一夜等も読んでいて発展や類似の点でも興味深い
    現在の話とは違う作りで注意はいるが物凄く面白く為にもなった。元々が王族の子供の教育で当たり前かつ王書等とも類似
    インド人が元来ことわざや格言好きらしく、比喩的な表現をそれはこういう事と動物の例なんかを出して紹介していく形になる
    .
    何が良く何が悪いかだが戦争の話など全見解提示で矛盾も。ネタでは愛の矢を打つ神の話や、ダチョウクラブ的ネタもある
    テーマも友情や欲や争いなど具体的。仏の格言集なんかとも類似があるらしく、人類の普遍的かつ最古的な助言とも言える
    [2019-07]
    原2C頃、原79、刊96。インド調査から。訳になっていたんで完全版を期待したんだけど28/84で違っていた
    下川博訳 シブクマール「パンチャタントラ物語 古代インドの説話集」を読んだ
    .
    原語段階か訳段階かで明らかに手が加えられていて、読み難くはないけどイライラする所が多々あったのは注目点
    普段は脚本書いている人の訳になるが、同種の物と比べても悪い癖が出てしまって小説と脚本は違うなと
    元々がこの手の古典は編集して良い物とインドではなっているみたいだが本筋の部分は他書とも共通の所ある
    .
    どの話を選別するかでも個性は出ると思うが、他書にもよく出るサルが心臓を隠してワニの頭を渡るはここでも掲載
    変形ポイントが元からどうなったかわからないと意味も薄いなとも感じたし、今書に関しては保留部分が増えてしまう

    [2019-08]
    原6C頃。インド調査から。ブラーフマナ文献としては出来が良いとされているんだけど、現時点で読むには厳しい
    大地原 豊訳・解説 ヴィシャーカダッタ 「宰相ラークシャサの印章 古典サンスクリット陰謀劇」を読んだ
    .
    元々が大昔に翻訳した物を蔵出しらしく、ブラーフマナ文献自体が訳出されにくいのであるだけ喜ばないといけない
    更に元々の内容が当時品なんで読み難い事を覚悟する必要はありで、結論から言うとほぼよくわからなかった
    簡単に概要をまとめた物と評価は残っているので話の内容はわかるし、6C頃の演劇が残っているのも注目に値する
    .
    サンスクリット古典演劇の代表例としても興味深い。最初に劇の名前を劇団員が言うなども斬新かつ比較対象
    当時の生活の記録としても興味深くポト絵が既に存在や、処刑人orスパイ・毒娘の立ち位置なども資料になる

    [2019-07]
    原6C頃。インド調査から。簡単に読めるだろうで選んだんだけど、中華や日本の吉凶占いや現代とも比較し興味深い
    矢野道雄・杉田瑞枝訳注 ヴァラーハミヒラ 「占術大集成(ブリハット・サンヒター) -古代インドの前兆占い 1+2」を読んだ
    .
    メソポタミアにも星を見て占うはあるが、この時点で手に入る占い資料を集めた上で宮廷用マニュアルとロマンある
    実際の印象でもあと一歩で科学の天文学に行くだし、異常気象の記録としても面白いし、どう感じていたかの資料にもなる
    地球内部の水で生物が暴れて地震など当時の異説も興味深く、視点を変えた自然現象のまとめみたいにもなっている
    .
    星や手相や変わった所でチンコなど今の占いとそれほど変化はないし、前出で恐れが発生する機会を活かす方法論とも
    迷信で間違いではあるんだけど水辺には神が集まるなど心情的に理解できる物もあり、文化や人間の理解になる

    [2021-11]
    刊13。時間が余ったで簡単に読めて情報量の多い新書。強いと言うよりも格闘技オタクのうんちく感は強い
    吉福康郎 「武術の科学 ルールに縛られない戦闘術の秘密」読んだ
    .
    なぜ強いがタイトルどおりルールを無視しているからと分かってそりゃそうかつ、そこまでいくなら武器でも…感はある
    実際の所の事例が体験談中心になるのが弱いが、筆者の説明では物理学の法則を使って貫通や吹き飛ばしを出す
    上記など現実に応用されていないが弱い点。また面白そうな所でバランスを崩しているともあるが使い所がわからない
    .
    居合を中心とした剣道技術にも触れているが、隠し攻撃にしているから強いであって割れると対策されるかもなあと
    現実の格闘技が交流を目的にしてるなんかも現実と机上理論の差を感じる。最後が精神論になるのが本心かも

    [2019-07]
    刊05。インド調査から。別件でインド格闘技サンギリの参考資料になっていて写真付きで使い方わかる
    初見 良昭 「世界のマーシャルアーツ」を読んだ
    .
    聞いた事ある名前の筆者だなと思ったら納得でジライヤ出てた忍者の人。格闘技と言うより考証や研究者に近いかも
    世界の名に恥じず海外での研修や、不動金縛りや気功など小説で出てくる秘術のヒントみたいなのもわかってくる
    自分の見解ではインドの奇妙な武器はやっぱり暗殺用っぽい。十字受けもあるがこれも上記で関節技に流す感ある
    .
    象角武器もあるし二股剣含め動物の動きが参考っぽく、関節に持って行くのも殺す以外に捕縛の側面もあるかも
    古い格闘技は実戦的ではないかも知れないけど、武器も含めて文化の一つとして記録残るのは後も考えて大事よねと

    ■ 刊00 「世界美術大全集 東洋編 第13巻 インド 1 」
    ■ 刊99 「世界美術大全集 東洋編 第14巻 インド 2 」
    ■ 刊93 「現代インド美術 グレンバラ美術館コレクション- 」
    ■ 刊91 「NHK大英博物館 4 インド・仏教美術の開花 」
    ■ 刊90 山本 智教「インド美術史大観 写真篇 」
    ■ 刊89 「原色世界の美術 :改訂版 13 インド・西アジア 」
    ■ 刊84 「世界の至宝 12 東洋美術」
    ■ 刊84 「パキスタン・ガンダーラ美術展」
    ■ 刊82 「インド(秘の美術) 」
    ■ 刊81 「新潮古代美術館 9 静かなるインド」
    ■ 刊81 「エクラン 世界の美術 3 インド・パキスタン」
    ■ 刊81 「インドネシア古代美術展 -仏跡ボロブドールとその周辺- 」
    ■ 刊76 「グランド世界美術 4 インドの美術 」
    ■ 刊63 「インド美術 ムガールのミニアチュール- 」
    ■ 刊63 「インド古代美術展 」
    ■ 刊62 「世界美術大系 講談社版 - 第7巻 インド美術 」
    ■ 刊60 「世界美術全集 19 インド」
    ■ 刊53 「世界美術全集 11 インド 古代・中世 東南アジア 」
    ■ 樋口 隆康 「ガンダーラの美神と仏たち その源流と本質(NHKブックスカラー版)」
    ■ 長田 俊樹/編著 「インダス 南アジア基層世界を探る(環境人間学と地域)」
    ■ 曽野 寿彦訳 モーティマー・ウィーラー「インダス文明」
    ■ 後藤 健 「メソポタミアとインダスのあいだ 知られざる海洋の古代文明」
    ■ 長田 俊樹「インダス文明の謎 古代文明神話を見直す」
    ■ 近藤 英夫/編著 「四大文明 インダス(NHKスペシャル)
    ■ 松本 健編著「四大文明 メソポタミア(NHKスペシャル)」
    ■ タイム社ライフブックス編集部 「ライフ人間世界史〈第13〉メソポタミア」
    ■ 吉川 逸治ほか 「ルーヴルの名宝〈第1〉エジプト・メソポタミア美術」
    ■ 山下 博司「ヒンドゥー教 インドという〈謎〉」
    ■ 山下 博司「ヒンドゥー教とインド社会 (世界史リブレット (5)」
    ■ 中川正生訳 クシティ・モーハン・セーン 「ヒンドゥー教 インド三〇〇〇年の生き方・考え方」

    Vol 3628(2022-03-18)
    [2019-07]
    インド調査から。図書館で一気読みして来たんでまとめて上げるけど、本によって初出や角度の違い等が出る
    刊00 「世界美術大全集 東洋編 第13巻 インド 1 」
    刊99 「世界美術大全集 東洋編 第14巻 インド 2 」
    刊93 「現代インド美術 グレンバラ美術館コレクション- 」
    刊91 「NHK大英博物館 4 インド・仏教美術の開花 」
    刊90 山本 智教「インド美術史大観 写真篇 」
    刊89 「原色世界の美術 :改訂版 13 インド・西アジア 」
    刊84 「世界の至宝 12 東洋美術」
    刊84 「パキスタン・ガンダーラ美術展」
    刊82 「インド(秘の美術) 」
    刊81 「新潮古代美術館 9 静かなるインド」
    刊81 「エクラン 世界の美術 3 インド・パキスタン」
    刊81 「インドネシア古代美術展 -仏跡ボロブドールとその周辺- 」
    刊76 「グランド世界美術 4 インドの美術 」
    刊63 「インド美術 ムガールのミニアチュール- 」
    刊63 「インド古代美術展 」
    刊62 「世界美術大系 講談社版 - 第7巻 インド美術 」
    刊60 「世界美術全集 19 インド」
    刊53 「世界美術全集 11 インド 古代・中世 東南アジア 」を読んだ
    .
    結論から書くと一番良かったのは二巻組の小学館。もちろん他のも解説が充実や独自視点など特色はある
    インダス文明とガンダーラ美術が見たかったんだけど、出てる分が全てや魔王像とか出し難い物も含むんだなと
    仏教融合時に神は都合悪いから秘神になったとか、ガンダーラはゴシック風とか、腰括れの三屈法などは発見
    .
    パンフ系はネルーとかガンジーとかが序文で驚く。他にもブッダの本物の骨やネコ風エジプト風神と驚く点あり
    エロい奴が多いのも特徴でそれはどれにも載っている。ひたすら神の連続なんでキャラではあるけどありがたい感ある

    [2019-08]
    刊86。インド調査から。同年のパキスタン・ガンダーラ美術展に関係して出された本で図版も豊富
    樋口 隆康 「ガンダーラの美神と仏たち その源流と本質(NHKブックスカラー版)」を読んだ
    .
    探していたヘラクレスが金剛杵を持っている画像をやっと確認できた。1〜3C頃のクシャーナ朝が発祥になる
    昔の宝物庫を発掘すると宝石が大量に出たなんて夢のある逸話もあるし、この地域の人は彫刻製造も好きと馴染みある
    完全にギリシャ・ローマの影響下で、同時期にインドで作られた仏像もクシャーナの人間が作っていたになる
    .
    先にジャータカを読んでいたのでその舞台として聖地した事や、ジャータカを彫刻や発展でブッダが超人化したともわかる
    完全に文化が融合しているので仏教以外の彫刻も興味深いし、超人化でどう変遷していくかの過程も面白い

    [2019-07]
    刊13。インド調査から。派生の形に近くメソポタミアとインダスの関係を調べたかったが、今書は研究している人の論文集
    長田 俊樹/編著 「インダス 南アジア基層世界を探る(環境人間学と地域)」を読んだ
    .
    文字も分かっていないし、発掘も進んでいないし、出土品の目録も作られていないしで大困難だが仮説は幾つも上がっている
    インダス文明が滅んだのはモンスーンの活発化だが、どうやって調べたかの湖調査の話はなるほどと納得する所がある
    扱っている範囲も広くて、他文明とも比較した馬の飼育やまず牛の骨を調べる事から始めたDNA検査など多岐にわたる
    .
    結論を言うとインダス文明は滅んでいなくて北インドへ移行しただけと、超広範囲かつ超大年代に渡る連続した文明観
    どういう鉱石が出でいたかの図版もあるし、鉱石を繋ぐ為に絹を生産し、良い物を食べて印章で交易などかなりの超文明

    [2019-07]
    原53→60。インド調査から。インダス文明の報告はこの本から始まると言ってよい程の古典で名づけの初出
    曽野 寿彦訳 モーティマー・ウィーラー「インダス文明」を読んだ
    .
    現状では否定された部分もあるけど、研究がほとんど進んでいないから今でも価値あるし他にない情報でも詳しい
    図版も載っているけどこれもここらが初出。ここでの間違いも含む考察が他にも引用されて最初の報告大事とわかる
    間違いも含むとしたが鋭い部分もそれを上回るほどにあり、戦いの痕跡が無い事も含めて理想国家的な所はある
    .
    インダス以前の存在にも気付いているが現状でも不明。また アレクサンドロス大王期はもう荒野など古典も資料になる
    メソポタミアとも比較してこっちが先じゃないかとか、聖書なんかの実態はどうだったかなど答えがだいぶある気もしている

    [2019-08]
    刊15。インド調査から。派生の形に近くメソポタミアとインダスの関係を調べたかったけど、インダスの資料不足が痛い所
    後藤 健 「メソポタミアとインダスのあいだ 知られざる海洋の古代文明」を読んだ
    .
    だいたいは見当がついていて交易が会った事は確か。出土品も証拠だが石板の物語も使って謎解きしてく所は面白い
    石板の物語も知らん部族との初の戦争&交易の記録になるし、クイズ風に商品を交換しないとならないのも想像が広がる
    幾つも出て来ている印章に関しても考察がされていて、身分を証明するパスポートの代わりじゃないかという説が出ている
    .
    おさらいでインダスは商業ネットワークの文明になるが、神が同一視される事で属性強化されていくなんかも面白い話になる
    自分は文化的な影響は大きいと思うので、生きてるうちに解明は無理そうだけどインダスの新発見は出で欲しいなと

    [2019-07]
    刊13。インド調査から。極力新しい調査で調べたが言語学専門の筆者が調べだす始末で分かる様に研究が進んでいない
    長田 俊樹「インダス文明の謎 古代文明神話を見直す」を読んだ
    .
    進んだ部分と仮説もあり、現在でインド北部にも渡る2600遺跡が見つかってるけど発掘や整理はまだになってる
    水上都市かつモンスーンに依存した都市や、また王権が存在しなかった、巨大交易ネットワーク文明との仮説がある
    前インダス文明に関しては手つかずだし、筆者のきっかけになったインダス文字に関しても発見百年経ってもまだ未解読
    .
    NHKの本の間違いにも触れているが、それ以外にも印パの現状で無理や、研究者の意図で歪んだ発表と超難しい
    神の崇拝形態はもちろん、当時からカレー色やユニコーンの図など現在の文化の謎も解ける遺跡なんで勿体ない所

    [2019-07]
    刊00。インド調査から。タイトル通りでテレビ放送された作品の解説書兼メイキングになり図版も豊富になる
    近藤 英夫/編著 「四大文明 インダス(NHKスペシャル)を読んだ
    .
    他文化の原像を探り本来の意味はなんだったのかを探る点で、エジプト・中華より千年早いインダス文明は興味ある
    場所がパキスタン国境かつ、塩害で崩壊しつつあると最高にマズく、出て来た遺物も割と限られていて研究が待たれる
    水に潜むエンキ神など水による浄化に価値を置いた文化なので、CGで再現した水の都市や、浄水施設とハイテク感ある
    .
    巻末に研究者による対談を収録し、場所的にも適切でメソポタミアを含めた他文明と、交易・支配で影響与え合っている
    聖牛崇拝が図案の加減でユニコーンに見えるや、ネコの面があるなどの他、外国の服や鳥を飛ばすなど当時の生活見える

    [2019-07]
    刊00+原67+刊66。インド調査から。インダス文明からの派生だが、聖書絡みで持ち上げに偏りあるかも
    松本 健編著「四大文明 メソポタミア(NHKスペシャル)」
    タイム社ライフブックス編集部 「ライフ人間世界史〈第13〉メソポタミア」
    吉川 逸治ほか 「ルーヴルの名宝〈第1〉エジプト・メソポタミア美術」を読んだ
    .
    最初の実名王朝発生期がインダス文明の最盛期かつ、インダスの紋章がメソポタミアでも見つかってると関連ある
    インダスとメソポタミアで交易があったり、ギルガメッシュが両方に共通した英雄が原案ではないかなど気になる点はある
    垂直になった壁のお蔭で文字がわかった発掘の逸話や、共に史実的など範囲を広げたエジプトとの比較も面白い
    .
    王権に対する考え方の違いもそれらが関係しているかもで、逆にインダス境の考え変化や運命の捉え方も興味ある
    インダスが洪水で滅んでるのも凄く気になっている点だし、植物崇拝でのデザイン一致なんかも面白い部分

    [2019-06]
    刊04。インド調査から。以前に仏教を調べていて前後でわからない点が多かったけど、インドで調べると納得度上がる
    山下 博司「ヒンドゥー教 インドという〈謎〉」を読んだ
    .
    ブッダの仏教は過程の中の支流で、インドの宗教はインダス文明からずっと繋がった形で流れ続けている
    多宗教との比較という点でも面白くて、プロトジヴァでインダスの獣の王パシュ・パティ図像はサタンと類似あると思った
    また馬の調査とも関連して騎馬民族の馬を捧げるや、そこから歴史と関連して普通の儀式に変化してく過程も良い
    .
    仏教が結構ロックなのも発見だし、ヒンドゥー教との融合で密教化かつ超能力の話になっていくのも流れが掴める
    哲学とセットになって発展も宗教否定に向かった西洋哲学と違いIfが楽しめる。上記で文化の変化として興味深い
    [2019-08]
    刊97。インド調査から。山下 博司「ヒンドゥー教とインド社会 (世界史リブレット (5)」を読んだ
    筆者の最初の本で後の本の簡単な概要に近いし、形式的にも内容的にも簡単に済ましたので短く済ます
    モノクロだが写真が付属する。さんざん読み倒しているので復習に近くなったが、簡単に済ましたいなら役に立つかも

    [2019-06]
    原61。インド調査から。古い本なんだけどインドで研究している人が外国の人にわかる様に書いた本で分かり易い
    中川正生訳 クシティ・モーハン・セーン 「ヒンドゥー教 インド三〇〇〇年の生き方・考え方」を読んだ
    .
    原書では巻末にヴェーダとリグ・ヴェータの抜粋が付くらしいんだけど省略されていても、本文に聖典引用が多く為になる
    二大叙事詩の事もしっかりと書かれているし、追加されていった過程に関しても本によって見解が違うのが面白い
    仏教もそうだが過去の聖典からの引用や再解釈が多く、結果的に哲学的になったり、否定からの再構築になる
    .
    他所でもそうだが転生や凡我一如など独自の価値観を持っているし、気候風土から他とは違う考えにも至っている
    文化の研究対象として見た見解ながら、紹介しようで良い側面を扱っているんで、とう見せたいかも良く分かった

    ■ 橋本 泰元「ヒンドゥー教の事典」
    ■ 中村元編 「世界古典文学全集07+08 仏典I+II
     仏典1
     「仏伝 仏伝に関する章句」訳/中村元、「偉大なる死」訳/中村元 、「原始経典 経典のことば」訳/中村元
     「シンガーラへの教え」訳/中村元 、「本生経」訳/平川彰 、「長老の詩」訳/早島鏡正 、「長老尼の詩」訳/早島鏡正
     「アヴァダーナ」訳/奈良康明 、「百五十讃」訳/奈良康明 、「金剛の針」訳/中村元 、「ラトナーヴァリー」訳/瓜生津隆真
     「ナーガーナンダ」訳/原実
     仏典2
     「維摩経」訳/中村元 、「法華経」訳/紀野一義、「勝鬘経」訳/高崎直道 、「華厳経」訳/玉城康四郎
     「阿弥陀経」訳/早島鏡正 、「大無量寿経」訳/早島鏡正 、「般若波羅蜜多心経」訳/平川彰
     「八千頌よりなる般若波羅蜜経」訳/平川彰 、「中論の頌」訳/平川彰 、「大乗起信論」訳/柏木弘雄
     「理趣経」訳/金岡秀友 、「ダラニ集」訳/金岡秀友 」
    ■ 真鍋 俊照「邪教・立川流」
    ■ 構成:入澤宣幸、漫画:大石容子「インドのひみつ:祝2012インド・日本国交60周年」
    ■ 構成・文:松本 義弘、漫画:谷豊「仏教のひみつ」
    ■ 江川 卓/[ほか]著 「世界の故事名言ことわざ :改訂第12版 総解説」
    ■ 尾崎久弥編 「大江戸怪奇画帖 完本・怪奇草双紙画譜」
    ■ 悳俊彦編 月岡芳年 「芳年妖怪百景」
    ■ 京極夏彦解説 河鍋暁斎 「暁斎妖怪百景」
    ■ 多田克己編 「江戸妖怪かるた」
    ■ 京極 夏彦解説 「妖怪図巻 」
    ■ 「妖怪図巻 続 」
    ■ アンフィニジャパン・プロジェクト訳 ジョン・ランディス
     「モンスター大図鑑 SF、ファンタジー、ホラー映画の愛すべき怪物たち」
    ■ 紀田 順一郎/協力 「大伴昌司《SF・怪獣・妖怪》秘蔵大図解 「少年マガジン」「ぼくら」オリジナル復刻版」

    Vol 3626(2022-03-05)
    [2019-07]
    刊05。インド調査から。貸出禁だったけどエッセイ風と気付いて、時間も余っていたから読んだレベルだったけど大収穫
    橋本 泰元「ヒンドゥー教の事典」を読んだ
    .
    ヒンドゥー自体が仏教も含めて多数の分派があって掴み難い所があるらしいんだけど、大まかな流れ等を時代毎に追える
    ヒンドゥー以前も興味があるし、地方の神など復活した部分もある。日にあてはめても妖怪の正体を突き止める点で興味深い
    仏教以前の日と同じそこらに神がいる世界だけど、概念の擬人化や形が無かったけど吸収で形を経て逆輸入など面白い
    .
    理論化されていく前の神としても比較が出来るし、発達過程の中で神では無く聖人など人間崇拝に移行するのも見所
    多数分派していく過程で色々と産まれているし、仏教もヒンドゥーの分派に過ぎない概念に気付くと新しい側面が見えてくる

    [2019-07]
    原〜2C。インド調査から。今回はちょっと特殊でヒンドゥー教的立場から仏典読むで行く。たくさん入っているのも好機
    中村元編 「世界古典文学全集07+08 仏典I+II
    仏典1
    「仏伝 仏伝に関する章句」訳/中村元、「偉大なる死」訳/中村元 、「原始経典 経典のことば」訳/中村元
    「シンガーラへの教え」訳/中村元 、「本生経」訳/平川彰 、「長老の詩」訳/早島鏡正 、「長老尼の詩」訳/早島鏡正
    「アヴァダーナ」訳/奈良康明 、「百五十讃」訳/奈良康明 、「金剛の針」訳/中村元 、「ラトナーヴァリー」訳/瓜生津隆真
    「ナーガーナンダ」訳/原実
    仏典2
    「維摩経」訳/中村元 、「法華経」訳/紀野一義、「勝鬘経」訳/高崎直道 、「華厳経」訳/玉城康四郎
    「阿弥陀経」訳/早島鏡正 、「大無量寿経」訳/早島鏡正 、「般若波羅蜜多心経」訳/平川彰
    「八千頌よりなる般若波羅蜜経」訳/平川彰 、「中論の頌」訳/平川彰 、「大乗起信論」訳/柏木弘雄
    「理趣経」訳/金岡秀友 、「ダラニ集」訳/金岡秀友 」を読んだ
    .
    昔は禁書だった理趣教を読みたかったんで丁度良いし、内容が仏教の否定かつヒンドゥー教的なのも凄く納得した
    ジャータカの漢訳版も含まれる。やっぱり取り込み過程でだいぶ歪められたはあるなと思ったし、漢訳で意味も変化した
    全部大乗になり編集者意図も本来のブッダの言葉を探りたいだったとわかる。大乗でのブッダは超人化しててちょっと違う
    .
    同じ言葉を難しくして繰り返している所があって退屈さはあるんだけど、華厳経とか読みやすくなってる物もあって面白い
    真言になるダラニ集も収録だがヴェーダ的。枠物語で神登場もありヒンドゥー教を下敷きに改造したと納得して読めた

    [2019-07]
    刊99。インド調査から。最初に名前を聞いたのはFateの同人だったと思うんだけど、夢枕獏も使っていて創作向きの話
    真鍋 俊照「邪教・立川流」を読んだ
    .
    今回はインド調査の途上で読んでいるので、これはヒンドゥー教の一派の先祖返り版だよねと冷静気味に見る所ある
    邪教扱いになっているのは呪殺を企んだ事と内容からなんだけど、これもヒンドゥー教を前提とするとそれほど違和感ない
    今回の調査で仏教の秘儀とか秘神とか秘術とかが、実際は仏教成立で切り捨てようとしたヒンドゥー教に過ぎないと謎解けた
    .
    秘密にしているから力を持つんであって元ネタがわかるとなんだはあるし、大げさに騒いでいるのも馬鹿馬鹿しく感じる
    怪なんかで大げさに騒いでいたマタラ神も出て来るが上記。オリジナルのヒンドゥー教と比較すると本来の意味も見えてくる

    [2019-07]
    刊12+刊13。インド調査から。むかしは小学校の図書館に置いているマンガの筆頭だったんだけど今もあるんだなぁと
    構成:入澤宣幸、漫画:大石容子「インドのひみつ:祝2012インド・日本国交60周年」
    構成・文:松本 義弘、漫画:谷豊「仏教のひみつ」を読んだ
    .
    インドの方は前半は興味を持てる内容が載っていて面白かったんだけど、ボース称賛が始まってアレアレとなってくる
    数ページに渡るサイババ称賛が始まるとああムーの方の学研だわとなって、前半の内容にも疑問が生じてしまう
    仏教の方は30Pに渡って飼い犬の死ぬ展開になり、興味を持たせようと工夫しているのはわかるけどなんじゃこりゃ
    俯瞰的に見るのでは無くてどっぷりとはまり込む様な内容で、インド調査の途上で読むにはツッコミも多くなる内容だった
    .
    昔とかわらない枠外の豆知識や漫画としての面白さ・わかりやすさはあるんだけど、昔の様には読めない部分もあるなぁと

    [2017-04]
    2017刊。ことわざや名言事典みたいのを探していて発見。中を開いたら神話なんかもカバーしててこりゃ良いやと借り出し
    江川 卓/[ほか]著 「世界の故事名言ことわざ :改訂第12版 総解説」を読んだ
    .
    複数執筆者で各項目を設けて、箇条書きでコラムの様に解説していってる。絵入りで単にエッセイとして見ても面白い
    細かい部分まで考えると間違ってる点もある一方で、これは知らなかったと言う情報も沢山。有名妖怪の一覧まである
    なんらかの話とセットになっての言葉なんだなと再確認する。発見もあるし、言われないとわからない名言も多数ある
    .
    処世訓みたいな本も伝統あるが、こう世界全土に渡って書かれると比較も出来て良い。実際日とも近い諺や真逆の物もある
    量が多いので、メモを取ってでは無く流し見の様になったが、印象に残る部分が多々あった。こういう本あると見つけたのも発見

    [2021-10]
    刊01。水木サン亡くなった後は興味も薄れてしまったけど、本家も元気な時に調べすぎネタ枯渇あったかもなあと
    尾崎久弥編 「大江戸怪奇画帖 完本・怪奇草双紙画譜」読んだ
    .
    妖怪関係者の解説はまったくなく、怪なんかでも創作だから取り扱われにくいジャンルと思う草双紙・合本の挿絵集
    大正期のコレクターが集めた物が原本で、昔の定型化された絵なので現状だと絵として評価するのも難しいかも
    グロ傾向が強くここらは当時の人の好みが見え面白いし現状でも継承されていると思う。叩かれやすいはいつも同じ
    .
    草双紙は資料が膨大すぎて訳も研究も進んでいないは、ラノベ・ゲーム系列をガン無視してる怪とも似ているなと思う
    わかる範囲だけ持ち上げて自分の有利に持ち込むのは汚い手口と思う。ここらも興味薄れた要因にあるかもなと

    [2021-10]
    刊01。水木サン亡くなった後は興味も薄れてしまったけど、本家も元気な時に調べすぎネタ枯渇あったかもなあと
    悳俊彦編 月岡芳年 「芳年妖怪百景」読んだ
    .
    必殺OPの無残絵の人でもあるが、当人が精神病含む病死してるもあり陰鬱な画家と評価されやすく解説も擁護する
    幕末から明治の人になる。上手い人として当時から知られていて、日本画を守ろうとした対象のうちに含まれている
    無惨・残酷・極彩色で現状もマンガ系列にしっかれ継承されているとわかる他、叩かれやすいはいつの時代も同じねと
    .
    後追いで調べると弟子が多かったとか横尾忠則が影響下で納得。当時の作家が愛好したも流れとしてなるほどある
    作家も抱え込んでいたで上記の叩くが政治的なアレなんだとわかってゲンナリするし、伝統芸化してるのも迷惑極まる

    [2021-10]
    刊98。水木サン亡くなった後は興味も薄れてしまったけど、本家も元気な時に調べすぎネタ枯渇あったかもなあと
    京極夏彦解説 河鍋暁斎 「暁斎妖怪百景」読んだ
    .
    娘さん証言を先に読んでいたので比較しながらより楽しめる。本流から離れつつも本流が頼りにする正統派改革者
    幕末から明治の人になる。解説が京極夏彦で妖怪に偏り気味の見解になるのでそこから離れた再評価も待たれる
    仕事で描いたが中心になると思うが、子どもの頃から生首を拾って観察したなどグロ系列好きな人だったともわかる
    .
    時代が違うので評価が難しい所だけど、画力と共に滑稽なネタで上手いが一目瞭然は実際だと素晴らしい腕と思う
    上記で役者や時代批評がテーマとしてあり、今の新聞漫画なんかに近いのかも。海外流出して海外評価の方が高い

    [2021-10]
    刊98。水木サン亡くなった後は興味も薄れてしまったけど、本家も元気な時に調べすぎネタ枯渇あったかもなあと
    多田克己編 「江戸妖怪かるた」読んだ
    .
    オマケで復刻版妖怪カルタ96枚が付き博物館等で原物見て欲しいと思っている人には有難いであろう一品
    どういう経緯で普及した物かは解説つき、カルタの語は1943で舶来品かつ元はタロットカードだったとわかる
    以後の日本はカード賭博が御法度になり、幕府公認うんすんカルタを経て1781〜89頃からいろはカルタ登場
    .
    上記いろはカルタの派生が妖怪カルタで、以後幕末まで制作され各地でバリエーションが発生したと解説にある
    現状だとアニメのカルタが近いかもで定番玩具とわかる。有名処中心だが撞木娘という本作のみ妖怪も存在する

    [2021-10]
    刊00。水木サン亡くなった後は興味も薄れてしまったけど、本家も元気な時に調べすぎネタ枯渇あったかもなあと
    京極 夏彦解説 「妖怪図巻 」読んだ
    .
    怪の創刊が97で妖怪大戦争が05鬼太郎五期が07だから、十年ぐらいは絶頂に向け突っ走ってたと再確認できる
    資料が蔵出しされ解釈されての新発見があると盛り上がるとわかるけど、解説含め操作と偏りはあったかもなとも
    これは原が18〜19Cで後発の図鑑化した妖怪資料になる。百鬼夜行図自体は15C室町からで後年資料となる
    .
    資料に優劣や価値を付けてしまったはネタ枯渇後に新しい物を作ろうとした時に障害になるで失敗だったかも
    興味が薄れるともっと広い範囲で包括出来ていればとも思うけど、大学関係者入ると無理だよなあとも思う

    [2021-10]
    刊06。水木サン亡くなった後は興味も薄れてしまったけど、本家も元気な時に調べすぎてネタ枯渇はあったかもなあと
    「妖怪図巻 続 」読んだ
    .
    原刊は18Cでこの時期に蔵出しされた新しい妖怪資料と解説。現状で知られてない妖怪が記載されているは価値ある
    聖書なんかの年代比較に近いが並べると違いから何が足されなにが引かれたかや、前身として何があったかがわかる
    絵がより詳しく書かれていると意味考察もしやすくなる。言葉遊び系の妖怪が主流だった時期もあり創作物らしい
    .
    妖怪退治の流れになるのも自然だが誰が倒すかでバリエが出るし、屁で退治するなど結局はお遊びの物でしかない
    全貌が明らかになるとお化けらしくこんなものかという感想も出てくるが、一般イメージは強い筈なので参考にもなる

    [2017-03]
    原書13。別資料調べてて発見。パラパラ見て良い感じで借り出し。じっくり読んだら大当たり
    アンフィニジャパン・プロジェクト訳 ジョン・ランディス
    「モンスター大図鑑 SF、ファンタジー、ホラー映画の愛すべき怪物たち」を読んだ
    .
    タイトル通り。全カラーで映画の愉快な怪物たちを紹介してる。分類しているのがポイント高い
    著者が注目点。スリラーや狼男アメリカンの監督。本当に好きな人らしく、正直さが文から溢れてる
    注目点は人脈によるインタビュー。特撮・ホラーでお馴染み有名監督のインタビューが付いてくる
    .
    質問項目を一致させてる。考え方が監督によって違い。詳しい人でツッコミや討論みたいになる時もあり
    単純に眺めてるだけでも楽しい。これ系は自分も好きと再確認。インタビューも思想的考察に溢れ深い

    [2017-03]
    刊14。昔の資料は調べ難いのでこういう本はありがたい。当時の空気も感じられる一冊
    紀田 順一郎/協力 「大伴昌司《SF・怪獣・妖怪》秘蔵大図解 「少年マガジン」「ぼくら」オリジナル復刻版」を読んだ
    .
    今見ると元ネタが何かもだいたい想像がついてしまう。二次資料だがその分盛られてる所がポイントとも言える
    元より面白くなってる部分もある。想像を働かせやすくするという点でも興味深い。記事風の各種紹介を一覧
    ウルトラもTBもある。更にお化けネタもあり。読者の質問コーナーへの的確な解説は今読んでも面白さレベルが高い
    .
    現状だと単に一次資料を調べると言うなら現物を当たれば終わりだが、当時の宣伝にも近い紹介はそれはそれで価値ある
    うわさや妖怪の誕生・文化伝播にも近い変化は見所。ラブクラフトなんかも扱い、後の文化発展の経過も辿れる

    ■ 湯本 豪一編 「明治期怪異妖怪記事資料集成」
    ■ 湯本 豪一編「明治妖怪新聞」・「地方発明治妖怪ニュース」
    ■ 庄田元男訳 B・M・アレン 「アーネスト・サトウ伝」
    ■ 庄田 元訳 アーネスト・サトウ「明治日本旅行案内 東京近郊編」
     「明治日本旅行案内 上巻 カルチャー編」
     「明治日本旅行案内 中巻 ルート編 1」
     「明治日本旅行案内 下巻 ルート編 2」
    ■ 柳谷武夫訳 ルイス・フロイス「日本史 切支丹伝来のころ」
    ■ 青木枝朗訳 ヘンリー・C・J・ヒュースケン 「ヒュースケン日本日記 1855-1861」
    ■ 篠田鉱造 「幕末百話 :増補」

    Vol 3624(2022-02-18)
    [2021-9]
    刊09。先行して出ている抜粋の完全版かつソースになるが1286P・新聞転写の大著で、自分の環境だと貸出不可
    湯本 豪一編 「明治期怪異妖怪記事資料集成」読んだ
    .
    上記で図書館内でザーッと読んで趣旨を掴む読み方になるが、先行の抜粋や解説で傾向がわかるので収穫は多い
    解説にある様に瓦版や錦絵などの江戸情報媒体と文字の多い現行新聞を埋める立ち位置で絵が多いのも読み易い
    文は当時の物だが見出しで内容わかる。文字を一部大きくや同記事を転用多も変化の一部。重要でない扱いで緩い
    .
    今の面白ニュースに似ていて狸・キツネ・猫が信じられているが基盤。幽霊や狸が間男や催眠術はネタとして面白く感心
    他記事も参照しないとわからないが当時から動物ネタはあったんだろうか。作家・古老証言のソースは新聞由来かもも
    [2021-10]
    後発の総資料を読めたので補足的な扱い。刊99、刊01。湯本 豪一編「明治妖怪新聞」・「地方発明治妖怪ニュース」
    資料のどこに面白さを見出すかで得られる情報も違ってくるので、もっと幅広い人に総資料を読んでもらうといいかも
    01ごろには展覧会で出せる資料が枯渇していたは発見で、後のお化け関係の舵取りや、お化け資料は有限とかもわかる

    [2021-9]
    原1933。明治時代の旅行記が面白く当時の日本人とも深くかかわっていると知って興味が出て借りてきた
    庄田元男訳 B・M・アレン 「アーネスト・サトウ伝」読んだ
    .
    遺族が評伝専門の作家に書いて貰った伝記で、ほめ過ぎや細かい部分に触れていないともあるがよくまとまってもいる
    日本に赴任した当時の立場は通訳で責任が低かったも気楽だった要因で、軽い立場で重要事件を記録出来ている
    英から見た生麦事件や薩英戦争は違った見解として面白い。戦争にはしたくなかったや精密射撃がヤバかったなど
    .
    この人自体も京都御所近辺で奇襲をされていて暗殺者の特攻怖い。日以後は要職について苦労する事になる
    日時代が一番活気があって楽しかったと見ている他、天皇との接触記録が赤裸々すぎて発禁だったなどまだ調べられそう

    [2021-9]
    原1881→1884。東洋文庫版は抜粋で三冊組と内容的には同一になる。東洋文庫版は図版を幾つか追加している
    庄田 元訳 アーネスト・サトウ「明治日本旅行案内 東京近郊編」
    「明治日本旅行案内 上巻 カルチャー編」
    「明治日本旅行案内 中巻 ルート編 1」
    「明治日本旅行案内 下巻 ルート編 2」読んだ
    .
    マレーのハンドブックというシリーズで出された完全なガイド本で、場所は同じでも時が違う別世界日本を体験できる
    電車も通り始めているが当時は俥こと人力車が宿泊サービスとセットで全国展開していて、どこでもいけたは面白い
    木刀が元々は医者に特有の飾り物だったや、鎌倉の由来は鎌の倉だとか、蚕業は悪臭と蠅が凄いなど豆知識も豊富
    .
    観光ガイドとして古い寺社仏閣は今とほとんど変わっていないとかも現在とのつながりを感じさせて面白い
    1867のグリフィンレースと持ち馬ポドソカス号の事など競馬の話も載っていて、近くて遠い日本を再発見できる

    [2014-08-12]
    前から読みたいとは思ってた書籍、現在は完訳もあるが今回は最初のドイツ語からの部分訳版
    柳谷武夫訳 ルイス・フロイス「日本史 切支丹伝来のころ 1」を読んだ
    .
    最初に全体の流れと読む際の注意があるが、これは読んでて納得する所も多かった あくまで昔の人
    織田信長の時代に日本に来た宣教師の記録、この巻ではまだ九州地方の活動で信長も台頭してない
    日本史とはあるが宣教活動報告が主となり、弁舌での勝利・信者の記録等中心で読み難い部分の方が多い
    .
    ただ後の巻でも出てくるが、人物との会話や建造物へ行った記録を細かく残してるのでそこで見所が多い
    この巻では大内義隆の改宗なんかが書かれてる、日本の宗教が統一されてないのが布教に役だったともある
    --
    全体でぱあでれ・いるまん・でうす表記が使われてる、改宗後は日本人でもマリアとかの名で書かれる
    柳谷武夫訳 ルイス・フロイス「日本史 切支丹伝来のころ 2」を読んだ
    .
    この巻ではみやこに布教の手を広げた後に、再び九州に戻り島原での布教活動を展開する事となる
    大阪にも来るがまだ仏教徒が勢力ふるってる時で滞在も短い、布教とそれにまつわる逸話が中心
    宗教の対抗勢力に石投げられたり火つけられたりしてる、他巻で住処がみやこの公衆便所の傍だった話なんかも
    .
    エクソシストな世界だがきつねつきの悪魔祓いや、他巻で布教過程の鞭打ちに日本人が熱心など興味深い点も
    インドから派遣された人で天竺から来た人扱いなので、ひょっとすると仏教の新派と見られてるかもしれない
    --
    他の巻に比べて厚みが足りない巻だが、内容的にはみやこの見るべき所や将軍暗殺の話が入り濃い
    柳谷武夫訳 ルイス・フロイス「日本史 切支丹伝来のころ 3」を読んだ
    .
    この巻は写真の図版付き、三十三間堂や奈良の大仏など今も残る京都周辺の名所の記録がある
    宗教の人なので悪魔の像の扱いになるが感想の記録を細かく残したのは偉い、今と比較する事も出来る
    布教の過程で三好兄弟と松永弾正からは布教妨害も受けてるので、悪の異教徒扱いになってる
    .
    そんな訳で将軍暗殺も悪逆扱いで後に滅んだ時も神と絡めて書いてる、信長公記も巻末注に挙げられてる
    描写とその時おこった出来事等も詳しく書いてる、当時の市民にどう情報が流れたかの資料としても見所
    --
    ついに信長登場、信長と謁見し布教活動も公認されたのでかなりの章が信長に関して割かれてる
    柳谷武夫訳 ルイス・フロイス「日本史 切支丹伝来のころ 4」を読んだ
    .
    交流は段階ごとに進むが、インドまで自分の名声が広がる事を聴いて嬉しそうにしてる信長が実に良い
    細かく記録されてるので実際の信長のインタビュー記事として見れて、信長が実際どういう人物かわかる
    周囲から恐れられてはいるが、自分の作った城を自慢して見せたようとしたり食べ物勧めたり微笑ましい
    .
    マントと帽子に興味持った話や、目覚まし時計に興味あっても使いこなせないと遠慮する話など
    御前での仏教徒との問答など、布教とも関連するが当時の南蛮最新技術を持ってた事はかなりの強み
    --
    秀吉の台頭まで残ってた人ではあるが、再び九州に戻った所で大嵐に逢い助かった所で終了となってる
    柳谷武夫訳 ルイス・フロイス「日本史 切支丹伝来のころ 5」を読んだ
    .
    屋敷に関して家康の部隊の話なんかも出てくる、当時の主要人物や事件をだいたい体験してる
    この巻では世話見てた和田推政が新木村重に襲われて死亡するが、信長の好意は継続される
    最後の嵐の場面はよほど生々しかったのか面白い描写、他はいつも通りの布教の話中心
    .
    今は一気に読めポルトガル後からの完訳版もあるが、これはあとがきから完結まで15年かかったとあり苦労わかる
    昔の人の布教の話中心で退屈な部分は多いが偏りもヒドくなく、信長他の細かい記録残してる点で読みごたえあった

    [2021-8]
    原1964。まとめたのが左記でタイトル通りの時期に提出用につけていた日記の発見から日資料性も含め価値付け
    青木枝朗訳 ヘンリー・C.J.ヒュースケン 「ヒュースケン日本日記 1855-1861」読んだ
    .
    風雲児たちでハリスの苦労はよくわかるが、ヒュースケンは暗殺原因にもなった人付きの良さを発揮しのびのび記録
    日に到着までも長く記録されていて、当時の怪物と称された英国乞食事情やシャムのあちこちにあるリンガ崇拝など
    日到着後はただ親書を代表者に渡すだけで延々と時間稼ぎされた実態の記録で、無能と意図が絡み脅しになる
    .
    昔は切腹させられる事を気持ちよく合う事が出来なくなると言った。現場判断をすると死ねと上が命令していたとわかる
    日本旅行では景色の良い所ならどこでも茶屋が立っていたなど。毒盛られた?と思うハリス危篤一か月など苦労多い

    [2021-8]
    原1905→1929、岩波刊1996。まだ江戸を知っていた人や維新での変化を直接体験している人の記録で価値ある
    篠田鉱造 「幕末百話 :増補」読んだ
    .
    幕末の頃は一番血の気が多い時期だし、本書刊行時期がまた血の気が多くなっていく時期なのも因果あり面白い
    上記もあって犯罪絡みも多く、箔をつけて大袈裟に言う87人殺しの犯罪自慢などは後々の世代にまで禍をもたらす
    認識の違いの再検討にもなり、花と言われた江戸の喧嘩が本当は縄張り争いで火消しが仲介して止めていたなど
    .
    出入りの商人に難癖付けて賄賂を要求する武家屋敷の下級使用人や、拷問が罪の押しつけに使われていたなど
    吉原の話なんかも出てくるが道中の食事が名物で豆腐と傍ぐらいしかないなど、実際は楽しみのない世界だったとも

    ■ 水田信利訳 リッダー・ホイセン・フォン・カッテンディーケ 「長崎海軍伝習所の日々」
    ■ 田坂長次郎訳 カール・クロウ 「ハリス伝 日本の扉を開いた男」
    ■ 河田小龍、北代淳二、谷村鯛夢訳 ジョン万次郎 「漂巽紀畧 全現代語訳」
    ■ 中川努、山口修訳 浜田彦蔵 「アメリカ彦蔵自伝1・2」
    ■ 原田 信男訳 ハインリッヒ・フォン・シーボルト 「小シーボルト蝦夷見聞記」
    ■ 宇神幸男 「幕末の女医 楠本イネ シーボルトの娘と家族の肖像」
    ■ 井上 光貞責任編集 「日本の名著1 日本書紀
     神代―神武天皇(川副武胤訳)、崇神天皇―雄略天皇(佐伯有清訳)、推古天皇―天武天皇(笹山晴生訳)」
    ■ 川崎 庸之責任編集 「日本の名著4 源信
     往生要集(秋山虔・土田直鎮・川崎庸之訳)、横川首楞厳院二十五三昧起請(林幹弥訳)
     二十五三昧式(林幹弥訳)、二十五三昧根本結縁衆過去帳ほか(林幹弥訳)
     霊山院過去帳(林幹弥訳)、付源信伝(林幹弥訳) 」
    ■ 「日本の名著14 貝原益軒
     大和俗訓(松田道雄訳)、和俗童子訓(松田道雄訳)、楽訓(松田道雄訳)、家道訓(松田道雄訳)
     養生訓(松田道雄訳)、大疑録(荒井健訳) 」
    ■ 山本武夫、伊藤多三郎訳「日本の名著11 中江藤樹/熊沢蕃山 翁問答 、集義和書集義外書 」
    ■ 田原嗣郎訳「日本の名著12 山鹿素行 配所残筆、武教小学、山鹿語録(抄)」

    Vol 3622(2022-02-04)
    [2021-9]
    原1860。海舟が通っていた海軍学校の長官で、当時の風潮やさりげなくも勝との友情がわかる良い内容
    水田信利訳 リッダー・ホイセン・フォン・カッテンディーケ 「長崎海軍伝習所の日々」読んだ
    .
    物わかりは早いが自負心が強く、すぐわかった気になって頑固に考えを改めない日本人は今も通じる耳に痛い言葉
    一方で何かを発明した人間は神と崇められるなど。大都会では金で殺しを請け負う稼業があると記録してるのも驚き
    出島情報も詳しく女郎は夜も出入りが禁止されていなかったの他、全裸の多い風呂帰りや炭鉱夫など裸ん坊な世界
    .
    上記の極めつけは村に立ち寄った話で娘が乳を持ませに来る。当時の日本人の庶民はすぐ上がって来て人懐こい
    やる気ない学生や届かない注文と苦労も多い中、明朗で穏やか・親切で実践的なオランダ語のわかる勝はおだてて仲介

    [2021-9]
    原1939。本国ではほとんど知られていないは驚きだったし、日本に来る前はママ死んで飲んだくれていたも意外だった
    田坂長次郎訳 カール・クロウ 「ハリス伝 日本の扉を開いた男」読んだ
    .
    当時でも嫌われ評価操作されていたみたいなんだけど、ママっ子で40代までパッとしなかったと知るとちょっとはわかる
    民主党のコネがあった一族で年とってからの仕事もそれで貰っている。ペリーと日本に行く予定も断られたりもあった
    日本との交渉に入ってからは事体背景もあり監視下でなんの返事も貰えない蟄居生活に入り、余裕なくなるのも当然
    .
    結果的に当時の生活を詳しく記録しているし、わけのわからない日本人と少しずつ打ち解け生活改善していくのも面白い
    日本に来る前も大学設立なんかをしているが、帰国後も動物保護団体に協力したりで年とってから成功した人に入る

    [2021-10]
    原1852。刊18。先に読んだ自伝とは別で先行してイラスト付きで聞き取られた情報で、複写され全国に出回った
    河田小龍、北代淳二、谷村鯛夢訳 ジョン万次郎 「漂巽紀畧 全現代語訳」読んだ
    .
    風雲児たちが調べた経緯だけど後発とらと違いトラえもん表記で、細かい違いは一次資料からかと納得
    西洋事情がわかった後年と比べこっちは未知と接触した驚きが、イラストと共に内容にも反映されている
    わからん物を無理やり解釈しているのも面白く、セイウチ・アシカは奇妙な獣扱いだし、パンは蒸モチになる
    .
    西洋が南方と接触した時と同じ驚き方しているのが面白い裸島。フリーセックスもさぞ興味をそそったと思う
    単語と発音のリスト化は対西洋への意識がわかるし、その後の万次郎の扱いや創作との相違比較も解説でつく

    [2021-9]
    原刊1895。ジョン万次郎の名称が後年の創作での追加だったも発見で、米国籍ジョセフ・ヒコの本国愛称はヒコ
    中川努、山口修訳 浜田彦蔵 「アメリカ彦蔵自伝1・2」読んだ
    .
    兄貴か商人で冒険したいけどママに商館行きを約束されの人生が、初旅行後のママ急死・航海開始で大きく変わった
    絶好の時と場所にいた強運持ちとも言え、苦労はしているんだけどほぼトントン拍子で当時の事件・偉人と関わっていく
    本人に自分で儲けたい意志があったので割と積極的に動いてもいて、結果として女の子みたいボーイなど観察が広い
    .
    悲惨な人を助ける名目で外国取引する商人を無差別殺害し物価上昇の横浜を体験し、同時に当時の噂も資料性高い
    京都もテロで生首晒しなど。大統領三人と接触したも見所と同時に政治屋は約束して実行しないは今も通じる皮肉

    [2021-9]
    原1881。いねさんも含めてその後のシーボルト一族は語られにくいんだけど、あいかわらず日本に多大な功績残している
    原田 信男訳 ハインリッヒ・フォン・シーボルト 「小シーボルト蝦夷見聞記」読んだ
    .
    この人が残らなかったのは日本語が読めなかったため。一方で日本語を解する事は天才的で大量の骨とう品も集めた
    タイトル通りで当時のアイヌ人集落に住みこんで貴重な記録や資料を集めいていて、こんなに面白かったと再発見もある
    現状の研究だとどうかはわからないが縄文時代に近い生活を残していて、大和民族との接触も歴史記録で残っている
    .
    この人は貝塚発見にも関与しナウマンの上司にも近かった。アイヌが当時馬を放牧的に使っていたも知りたかった事
    集めた骨董品は日常品で当時は価値がない扱いを受け、散逸もしてしまったなど知名度の低さと共に勿体なさを感じる

    [2021-9]
    刊18。みなもと先生が亡くなられた加減でサイトで簡単に扱い、補足として追加借り出ししたが発見は多い
    宇神幸男 「幕末の女医 楠本イネ シーボルトの娘と家族の肖像」読んだ
    .
    流布している定説と実際はどう違うか比較する体裁を取っているので、手紙なんかの珍しい資料も沢山出てくる
    有名になったのは70年代のドラマからでオランダおいねとは当時呼ばれていないし、蔵六とも特に恋愛してない
    気になっていたのがレイプ説だがこれもソースが孫の証言で怪しいかつ、船内でレイプは状況として無いになる
    .
    実際の性格が驚きで幼少の頃からおてんば・医師になるも限界感じ再修行・孫の外人みたいに大和魂!と激しい
    シーボルトとの関係が母子含め上手く行かず食事に来ない・妾を囲ったでもプンプン。タヌキ解剖後に鍋など逸話も多

    [2021-10]
    原刊720。偉人書籍ベスト版の日本版。慣らしで読んだらあと数冊で全部読めそうだったのでラストスパート
    井上 光貞責任編集 「日本の名著1 日本書紀
    神代―神武天皇(川副武胤訳)、崇神天皇―雄略天皇(佐伯有清訳)、推古天皇―天武天皇(笹山晴生訳)」読んだ
    .
    基本になる一冊だがこれも以前に読んでいて解説を読みたいから。弾圧の解説からが本集の編集意図わかる
    征服者の歴史でその事を書こうと思ったが最新のDNA分析だと縄文人から侵入とかなり特殊な同化経緯辿ったみたい
    上記で見ていたので渡来人が増えていくは植民政策かなと思っていたけど、技術者優遇・神格化は今も続いてるなと
    .
    古事記との比較で後年まで書かれているが評価点になっている。日本先住民の記録が残っているもよくぞ感ある
    先住民である荒ぶる神には天皇でも勝てないは発見かつ上記最新事情もあるので面白く、解釈幅はまだまだある

    [2021-10]
    原刊10C。偉人書籍ベスト版の日本版。慣らしで読んだらあと数冊で全部読めそうだったのでラストスパート
    川崎 庸之責任編集 「日本の名著4 源信
    往生要集(秋山虔・土田直鎮・川崎庸之訳)、横川首楞厳院二十五三昧起請(林幹弥訳)
    二十五三昧式(林幹弥訳)、二十五三昧根本結縁衆過去帳ほか(林幹弥訳)
    霊山院過去帳(林幹弥訳)、付源信伝(林幹弥訳) 」読んだ
    .
    以前にも読んでいて解説が目当てだったんだけど、昔の人すぎて記録も特になく源信伝も短めの内容
    地獄概念を持ち込みそれをエサにして念仏を広めようとした人で、内容も外国の本の引用が中心になる
    元ネタありの形になるけど地獄描写は当時の生活がわかると同時に凄惨かつ悪趣味で病的な所ある
    .
    解説として当時はまだ日本で先行する人からの引用は無かったや、子供の頃から論争が得意だったなど
    自分の見解ではこれを広めようは意図があったにせよロクではないなと思うし、元ネタから発展も特にないとも

    [2021-6]
    原刊17C後〜18C初。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナ長期休暇の図書館が開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    「日本の名著14 貝原益軒
    大和俗訓(松田道雄訳)、和俗童子訓(松田道雄訳)、楽訓(松田道雄訳)、家道訓(松田道雄訳)
    養生訓(松田道雄訳)、大疑録(荒井健訳) 」読んだ
    .
    読まずにスルーしていたけど家にこの人の本があり、良い機会だしどんな事考えて読んでたかなもあったが頭抱える
    当時の人は儒教がベースになっていて有名なのは養生訓だけど、それ以外の本は儒教ベースでの価値観強化となる
    この人の場合は実体験での追加事項も多数あって個性が出ている。また本来の仕事が上司の家の歴史調査も備考点
    .
    前述で昭和の人ならともかく儒教ベースの価値観を現代で肯定できるはずもなく、当時の医学知識も含めキツイ
    紀行文なんかも書いている人でエッセイとして読んでいたなら気持ちはわからないでもないが、いま読むなら注意はいる

    [2021-6]
    原刊17C後。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    山本武夫、伊藤多三郎訳「日本の名著11 中江藤樹/熊沢蕃山
    翁問答 、集義和書集義外書 」読んだ
    .
    上記で久しぶりに読むし面白い意見が見れるだろうと思っていたけど、過去日は輸入品が限定的だから狭くなりがち
    具体的に言うとこの当時の思想はほぼ儒学一辺倒で、それ以前も仏教一辺倒だったりと限界が出てしまう
    また理論としてもまとめ本とほぼ変わらなかったりするんだけど、独自見解や別との融合・歴史性があると個性が少し出る
    .
    固定的で変化の発生は読みこんだ上で疑問を持ち始めるとぐらいが契機になる。またこの時期は儒教を使った仏教批判
    解説にもあるが江戸の支配体制を引く上で儒教が相当に役立ったかつ、現状だと頭がおかしい資料として発見もある筈

    [2021-6]
    原刊17C頃。偉人書籍ベスト版の日本版。吉田松陰が学んだ山鹿流戦術の関係者って印象が強くなってる
    田原嗣郎訳「日本の名著12 山鹿素行
    配所残筆、武教小学、山鹿語録(抄)」読んだ
    .
    この当時の思想は江戸期とも重なって儒教一辺倒なので、儒教で戦国の荒々しさを制御し封じ込める土台とも言える
    この人自体は四十七士と同世代かつ、テロ報復実行後に預けられた時に実際会って交流までしている面白い立ち位置
    儒教ベースで考えると理屈が先だってしまう面があるのかもしれないと思いながらで、理屈で考えれば全てわかる的論法
    .
    殉死を否定する一方で肯定もしていて現実をよくわかっている人とも、混乱している人とも取れてしまう
    当時の仕事で城攻略がわかりやすいように模型を作ってみるとかがあったともわかり、当時の風俗資料としての価値もある

    ■ 野口武彦訳「日本の名著19 安藤昌益 自然真営道(抄)、統道真伝(抄)」
    ■ 「日本の名著20 三浦梅園 玄語(抄)(山田慶児訳)、贅語(抄)(吉田忠訳)、造物余譚(吉田忠訳)」
    ■ 源了円訳 「日本の名著23 山片蟠桃/海保青陵 夢の代(抄)、海保青陵、天王談、前識談、稽古談」
    ■ 「日本の名著24 平田篤胤/佐藤信淵/鈴木雅之
     古道大意(子安宣邦訳)、霊能真柱(相良亨訳) 、佐藤信淵(子安宣邦訳)
     鎔造化育論(抄) 、鈴木雅之(子安宣邦訳)、撞賢木(抄)」
    ■ 「日本の名著26二宮尊徳
     富田高慶著「報徳記」(善積美恵子訳)、福住正兄著「二宮翁夜話」(児玉幸多訳)
     三才報徳金毛録(児玉幸多訳)、仕法関係諸篇(安達淑子訳)、書簡(安達淑子訳)、日記(安達淑子訳)」
    ■ 頼惟勤訳 「日本の名著28 頼山陽 日本外史(抄)」
    ■ 橋川文三訳 「日本の名著29 藤田東湖、藤田幽谷
     回天詩史、常陸帯、弘道館記述義、会沢正志斎著「新論」
     修史始末、東湖随筆、見聞偶筆 」
    ■ 松浦玲訳 「日本の名著 30 佐久間象山 横井小楠
     省[]録(せいけんろ)、海防論、殖産興業、公武一和。国是三論、政治と学問、共和一致、大義を世界に 」
    ■ 永井道雄責任編集 「日本の名著33 福沢諭吉
     学問のすすめ、文明論の概略、福翁自伝、西洋事情、通俗国権論、民情一新、学問の独立
     瘠我慢の説 」
    ■ 江藤淳 責任編集 「日本の名著32 勝海舟 氷川清話、海舟余波、解難録、断腸の記、夢酔独言」

    Vol 3620 (2022-01-21)
    [2021-6]
    原刊18C中。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    野口武彦訳「日本の名著19 安藤昌益
    自然真営道(抄)、統道真伝(抄)」読んだ
    .
    日本の名著シリーズは誰だお前?系の人が多いが、今書もそうで明治に発見されて一部で話題になった当時も無名の人
    80年代初頭に編集された日本の名著の傾向を代表する人とも言えて、要は社会主義・無政府主義者としての評価もある
    当時は儒教ばっかりの世界なんでそれに真っ向から刃向かった本書は面白いんだけど、印象としてはうわぁキチガイだ
    .
    儒教を否定し独自理論を展開する。いちいち引用するかつ繰り返してしつこく否定するので冷静さを欠いた上記印象
    当時の一般常識もあるがどネコがカワウソになると思っていたみたい。外国商から情報も得て正確さもあるのに勿体ない

    [2021-6]
    原刊18C後。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    「日本の名著20 三浦梅園
    玄語(抄)(山田慶児訳)、贅語(抄)(吉田忠訳)、造物余譚(吉田忠訳)」読んだ
    .
    日本の名著でありがちな誰だお前?で、同時に日本の名著でありがちな傾向を体現もし社会主義・無政府主義評がある
    当時でも無名で1912に著作が発見されて初めて脚光を浴びた。上記と共に日の学術傾向の歴史がわかる人
    以上なんだけど思想上では大変面白く、当時としてはありえない儒教の全否定を独自の哲学を開発して行っている
    .
    独自の哲学を産み出したは凄いんだけど、独自言語を駆使した謎理論の展開は印象として完全なキチガイの人
    解体新書と同時期で否定と同時に興味で動物解剖していたとか、イエズス会文書から海外事情に詳しかったなど逸話も多

    [2021-6]
    原刊18C後。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    源了円訳 「日本の名著23 山片蟠桃/海保青陵
    夢の代(抄)、海保青陵、天王談、前識談、稽古談」読んだ
    .
    日本の名著でありがちな誰だお前?なんだけど、当時の知識人傾向や長く正しいとしてきた儒教に疑問と資料価値ある
    前者は商売人で学問所に通う形で天文学なんかを勉強していた。当時は儒者と呼ばれる職業があったなんかもわかる
    後者は武士の子なんだけど浪人になり杉田玄白なんかと関連ある桂川甫周門下となったのちに儒者として各地を回った
    .
    儒者の仕事は教師役と共に経営コンサルタント業務も含み後者は話が面白いとの逸話あり、儒教ベース発展の自己理論
    同時代著名人も参考にするとこの時点で既に海外事情を日知識人は把握済み。自分の印象としては人文主義に近い感じ

    [2021-6]
    原刊19C。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    「日本の名著24 平田篤胤/佐藤信淵/鈴木雅之
    古道大意(子安宣邦訳)、霊能真柱(相良亨訳) 、佐藤信淵(子安宣邦訳)
    鎔造化育論(抄) 、鈴木雅之(子安宣邦訳)、撞賢木(抄)」読んだ
    .
    凄く有名だけど今回初めてで怪関係者が興味を持つ事にも納得かつ、死後政治がらみで象徴化された存在ともわかった
    儒教の否定からどう独自理論を形成するかがこの時代のテーマなんだけど神国日本という強烈な思想を完成させた
    結果的に後の軍国主義に繋がるし、軍国主義の象徴として叩かれもしたんだけど実際はそれが全てと言う訳でもない人
    .
    意外な事にキリスト教とか科学知識にも興味があり、妖怪研究も天皇以前の神や被害を最小に抑える神として見ている
    自分の印象では海外の神学を日本書紀等で行ったとも言え、不動だった歴史を解釈し直す事で価値観ごと書き換えたとも

    [2021-6]
    原刊19C。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    「日本の名著26二宮尊徳
    富田高慶著「報徳記」(善積美恵子訳)、福住正兄著「二宮翁夜話」(児玉幸多訳)
    三才報徳金毛録(児玉幸多訳)、仕法関係諸篇(安達淑子訳)、書簡(安達淑子訳)、日記(安達淑子訳)」読んだ
    .
    凄く有名なんだけど自分は世代じゃないから銅像も見た事がないし、銅像に至るまでの経緯と嫌悪にも納得した
    実際は成人後の活動はかなり立派で幼少期の逸話延長線上にある経営立て直し専門家かつ、経験に基づく理論展開
    体長182センチ94キロの超巨漢だった事も逸話として面白いし、ナスの味が違うで凶作を予見し対処したなんかも
    .
    上記が利用された結果が銅像でほしがりません勝つまでや、親を含めた上への絶対服従象徴として戦前持て囃された
    結果として戦後に憎悪対象になり本人の業績は無視されたまま破壊かつ、実際が忘れられたまま忘却と不幸な英雄

    [2021-6]
    原刊19C。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    頼惟勤訳 「日本の名著28 頼山陽 日本外史(抄)」読んだ
    .
    タイトルとして知っていたし水戸の大日本史とも関連した作品と言う事で実態がどう言う物で意図がなにかが良くわかった
    当時の際どい言動は徳川・儒教独裁状態での体制批判になり、そうする事が正しいは今でも日本に染み付いているかも
    文章としては中華の歴史書なんかに近く簡潔に歴史を記述するだが、義経の奇襲を実話としたりで当時の限界はある
    .
    批判の過程で武士の天下が簒奪的に起こったや、南朝などの滅亡した王権に触れていて支配が正当ではないと指摘する
    あと一歩で王道復古が起きそうな雰囲気まで近づいたのは海外事情が発覚して現状の異常さに気付いたも大きいかも

    [2021-6]
    原刊19C後。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    橋川文三訳 「日本の名著29 藤田東湖、藤田幽谷
    回天詩史、常陸帯、弘道館記述義、会沢正志斎著「新論」
    修史始末、東湖随筆、見聞偶筆 」読んだ
    .
    後の倒幕原動力になる水戸学になり、黄門の段階で水戸藩が権力内の反権力としての立ち位置を確立していたとわかる
    上記で黄門が権力正当化の話では無く権力否定だったと気付いたのは発見で、現状の知識人言動に繋がる点もあるかも
    上記なんだが実際の水戸学は完全にヤバイ思想で一言でいうとナショナリズム。ヘイト・宗教感情がむき出しになった考え
    .
    尊王攘夷の言葉も出てくるし、実際の行動でもわかるように外人への無差別テロを良しとした過激に扇動された運動になる
    当時の状況を記録したエッセイなんかも価値あり、長剣で相手を突き合う我突みたいな剣術が当時流行していたも発見

    [2021-7]
    原刊19C。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    松浦玲訳 「日本の名著 30 佐久間象山 横井小楠
    省[]録(せいけんろ)、海防論、殖産興業、公武一和。国是三論、政治と学問、共和一致、大義を世界に 」読んだ
    .
    みなもと太郎の風雲児でもお馴染みの人で、男の死に易い家系で妾を多数持ったや自分でガラスを作ったと逸話も多い
    立ち位置としては海外の脅威を正確に把握して富国・強兵・士道を説いたで、尊王攘夷ことナショナリズムになる
    上記なんでやたらと勇ましく、仏ピストルは強力だが侍が懐に飛び込み剣で散らせば勝てるなど無茶な奇襲も薦める
    .
    当時すでに海外知識を情報収集でかなり正確に得ていた事や、天候不順を理由に商人が相場いじってたなど悪報告も
    両者とも過重なナショナリズムで後世に悪影響を与えているし、当時から権力とも対立気味で結果的に暗殺と暗い最後

    [2021-9]
    原刊19C後。偉人書籍ベスト版の日本版。慣らしで読んだらあと数冊で全部読めそうだったのでラストスパート
    永井道雄責任編集 「日本の名著33 福沢諭吉
    学問のすすめ、文明論の概略、福翁自伝、西洋事情、通俗国権論、民情一新、学問の独立
    瘠我慢の説 」読んだ
    .
    金の象徴から転がり落ちた諭吉だけど慶應創設者の面が有名かつ、西洋文化を最も上手く紹介した人間になるのかも
    個人の印象では悪い。以前読んだ時も海舟批判は目についたが今書では仲間うちで回し後に大きく広げた勝批判含む
    自伝も有名な一冊なんだけど改めて読むと本の複写を中心に、だんだん悪びれなくなる盗み自慢が目についてしまった
    .
    洪庵の塾に通っていた事も有名だが女郎通いしていた手塚を罠にはめ驕らせた話も再発見。手塚先生の子孫の筈
    当時の知識人資料にもなり、歴史が連続していないや大学闘争で改革が必要と喧伝し諭吉をその根拠にしてたみたい

    [2021-9]
    原刊。偉人書籍ベスト版の日本版。慣らしで読んだらあと数冊で全部読めそうだったのでラストスパート
    江藤淳 責任編集 「日本の名著32 勝海舟
    氷川清話、海舟余波、解難録、断腸の記、夢酔独言」読んだ
    .
    関連でカッティンディーケも読んでたので尊敬しあう友情もわかったし、別書の収録で日常での激情的な態度も知れた
    以前も読んで感心したんだけど今回も同様で、明鏡止水の境地を得ていたは発見かつ動じないや芯を貫く要因で納得
    周囲全てが敵になり、二十回殺されかけたは伊達では無いので、市井の本来あるべき行動の哲学者として尊敬できる
    .
    無理しているから余裕がなくなるや、臨機に対応しているや、文学の風刺分析と手厳しい意見は実践的に参考になる
    親父の無茶ぶりも同時収録だが、ぐーたらだった息子さんと言い、状況も合わせて産まれるべくして産まれた性格ねえと

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