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雑記 書籍感想文 ライトノベル関連等特殊4
大樹連司・七月隆文作品の感想 書籍感想文
基本的にタイトルリストはジャンル別で、文章自体は下に行くほど古くなります
[]内が実際に読んだ日、()内は公開した日、()内文章は校正した時に追加・削除した文章
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時間経過による変遷やまとめ時の追加修正もありますが雑記公開時の文と、雑記未公開の読んだ当時の控え感想の二種類
当時の感想なんで知識不足による間違いや現状では考えが変わってる場合もあります、基本下に行くほど古くなります
■七月 隆文 ケーキ王子の名推理
■七月 隆文 君にさよならを言わない
■七月 隆文 学園とセカイと楽園 全三巻
■七月 隆文他 ハヤテのごとく!SS 超アンソロジー大作戦!!
■七月 隆文 ラブ★ゆう未完六巻
■七月 隆文 イリスの虹全二巻
■七月 隆文 白人萌乃と世界の危機全二巻
■七月 隆文 フィリシエラと、わたしと、終わりゆく世界全一巻
■七月 隆文 Astral全二巻
■七月 隆文 ときめきメモリアル3全二巻
■七月 隆文 ときめきメモリアル2一巻
■ 七月隆文 ぼくは明日、昨日のきみとデートする
■ 七月隆文 俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件既刊十巻
■ 七月隆文「さくらコンタクトrouteA」
■ 大樹連司 おまえは私の聖剣です。全三巻
■ 大樹連司 ボンクラーズ、ドントクライ。
■ 大樹連司 オブザデッド・マニアックス
■ 大樹連司 お嬢様のメイドくん
■ 大樹連司 星灼のイサナトリ
■ 大樹連司 ほうかごのロケッティア
■ 大樹連司 スマガ全三巻
■ 大樹連司 勇者と探偵のゲーム
■ 鬼頭莫宏原作 大樹蓮司 ぼくらのalternativ 全六巻
■七月 隆文 ケーキ王子の名推理
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Vol 3139(2016-12-05)
「人気で予約数が凄くて、貸出困難作家になったのヨ」
「これはそうなる直前に動いたんですネ」
[七月隆文 ケーキ王子の名推理]
「巻末の漫画の原作なんじゃノー」
[七月隆文 ケーキ王子の名推理]この人への自分の見解は以前扱った時から変わってない。この人の場合は、ラノベが向いてなくて文芸が向いていた
長所短所は紙一重と気づかされた作家でもある。そこから榊さんの生徒指導は、短所を消すつもりで長所まで消してる可能性もあると考えている
昔と今は違う。つの丸のコーチ展開絡みで調べたが、現状では学習指導もコーチの仕方も色々と研究があるし、発達障害など生徒特性に関する研究もある
ここが榊さん絡みで気になってる点。障害あるから指導も不可で仕事も出来ない。それは本人だけの責任でコーチや周囲・社会に一切責任は無いは、自分は許容できない
この人絡みで興味ある一件では、審査を努めたラノベの賞で文芸寄りの作品ばかり集まり、受賞者無しの事態を招いた一件がある。後継者育成に失敗した
審査が今のこの人だと当然そうなる。失敗はコーチの責任で依頼した出版社側も認識不足。何が向いてるかや努力の方向・目的は何かはよく考える必要あるという実例
[2016-03-15]
ラノベ扱ってる関連から これも文芸扱いで良い成績出した 七月 隆文 「ケーキ王子の名推理」を読んだ
名推理とあるからミステリと思ったが、恋愛主体の軽い謎解き短編集。軽い作りだが、筆者らしいといっちゃらしい
改行多いがその一方で、文を短くも作ってるんだなと。同時期にドラマ脚本も作ったがこれも軽く、完全な娯楽作品
■七月 隆文 君にさよならを言わない
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Vol 3041(2015-12-02)
ラノベ作家を順次扱っている。庶民サンプルがアニメ放送中 七月隆文の十二回目
「これは03年のAstral加筆改稿版ですネ」
「初期の仕事が再評価された形なのヨ」
[七月隆文 12[END]]
「貸出都合で新刊も出とるがここまでなんじゃノー」
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15 [君にさよならを言わない]Astral1 加筆改稿版
自分のこの人の評価は今まで書いてきた通り。この先どうなるかはわからんが、続けて欲しいとは思う
以前挙げた相互援助団体的な考え方として、失敗多く苦労してる作家に対してのモデルとしても最適な存在
今後は問題。ちょっと成功して止めたり、思い上がる例も多い。そういうのは、どうなのかなとも思うので頑張って
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[庶民サンプル#8]この人は古いネタを使う傾向あるが今作は売れた。新人の使い捨て・ベテランの飼い殺しに対する批判にもなる
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[2015-09-28]
ラノベ扱ってる関連から初期作のアストラルの改稿版になる 七月 隆文 「君にさよならを言わない」を読んだ
流石に読んだ記憶は飛んでるが、今の空白多い文体に近くしてスイスイ読める作りにしてる。展開は同じ
なので文芸にしては浮いた部分もある。今は大まかな売上もわかるがまあボチボチな感じで内容も大事ねと
■ 七月 隆文 学園とセカイと楽園 全三巻
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Vol 3039(2015-11-25)
ラノベ作家を順次扱っている。庶民サンプルがアニメ放送中 七月隆文の十一回目
「当時のMFの編集長から意見を貰ったとありますネ」
「挿絵担当も二名がクレジットなのヨ」
[七月隆文 10]
「MFではかのこん!とイコノクラストの編集担当者が同じなど、驚きの情報もあるノー」
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10-11全三巻 学園とセカイと楽園 学園ラブコメバトル
ラブ★ゆうがバトル物で次もその路線で行くも三巻終了。これも後の事を考えると、向いていない分野で変な勘違いせずに済み正解の失敗
恋愛物が主軸になる部分は一貫してる。ヒット出すと似た様なの求められるので、小さな成功で自分を誤魔化すと 道を踏み外し色々と苦労する
[汝自身を知れ]の格言もある様に自分を知るのは難しい。この人は失敗も多いが、結果的に最初に他人にも指摘された本来の資質に辿りつけた
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[庶民サンプル#7][ゲッツ]と[宮迫です]はどっちが先と思うと、[石井ちゃんです]もある。古典芸能も考えると伝統の継承とも云える
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[2014-04-30]
日日日に関連ある作者という事で、10年の作品で同時期のラノベ作品との類似も感じさせる 七月隆文「学園とセカイと楽園」を読んだ
絵が女の人が描いてるという事で乳が大きくアイラインのはっきりした特徴の強いものになってる、女の子にもてるけど近寄る人間に裏がある
ネタがこの時代から10-15年前ぐらいのもあり76年産まれのデータとも合致、この時期の国際情勢をソフトな形で反映させた様な内容になってる
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日日日に関連ある作者という事で、世界情勢を反映させる学園でのバトルの話になってる 七月隆文「学園とセカイと楽園2」を読んだ
出すとあから様に面倒な事になる国はぼかしてるがアメリカはセーフという事で銃撃に関連したアメリカ、これも少し古いゲーム等の作品の類似を思わせる
元々がゲームノベライズ書いてた人らしくそこら関係あるのかなと、設定描写への度合いが大きくキャラ萌え等のバランスは他作に比べると控えめ気味
[2014-07-03]
日日日に関連ある作者という事で だいぶ間が空いてしまった七月隆文「学園とセカイと楽園3」を読んだ
読んでるうちに似た設定のヒット作と似てた事とも含めて思い出した、強いキャラがかませになる部分が印象に残った
表紙の絵が時代が出てるなぁと思ってたら二巻から本文挿絵は別の人になってて、そういう場合もあるんだなと
■ 七月 隆文他 ハヤテのごとく!SS 超アンソロジー大作戦!!
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Vol 3037(2015-11-18)
ラノベ作家を順次扱っている。庶民サンプルがアニメ放送中 七月隆文の十回目
「これは拾い損ねてたのヨ」
「ラノベで無くTRPGの棚にあった、ゲームブックなんですネ」
[七月隆文 10]
「ナギ型と言う形で武装神姫もある。処女作からのコナミの縁も続いとるノー」
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09年刊 [ハヤテのごとく!SS 超アンソロジー大作戦!!] 同漫画アンソロ。作家六人、イラスト八人が参加
選択肢を選ばせて短編内をループさせる形式。作家それぞれで担当分野を分け、筆者はゲームネタ
ガガガらしく、他分野の形式を取り入れた特殊アンソロ。故に作家の区分無い混然一体ぶりが楽しめる
同時期に筆者は同人ゲームを制作、続けて無い事から結果は御察し。現状の成功に至るまで苦難は続く
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[庶民サンプル#6]庶民ランド。落語に旅の情景・SFに技術解説中心の話もある。こういうのは時代経つと資料価値も発生する
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[2015-09-13]
ラノベ扱ってる関連から TRPGの棚にあると思えばなんとゲームブック「ハヤテのごとく!SS 超アンソロジー大作戦!!」を読んだ
短編を分割した上でゲームブックにする特殊な構成。荒井輝は特撮・筑地俊彦は立体・七月隆文はゲーム・長野聖樹はラノベネタ
全体整理は水城正太郎と枯野瑛になるでイラストは8人参加。09年の本だがガガガ文庫らしい特殊な仕上がりに思う
■ 七月 隆文 ラブ★ゆう未完六巻
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Vol 3035(2015-11-11)
ラノベ作家を順次扱っている。庶民サンプルがアニメ放送中 七月隆文の九回目
「榊一郎さんは捨てプリ時代に半年以内に続刊を出すように出版社から指示を受けてますネ」
「人によって基準は違うはずなんで、それが絶対のルールとも言い切れないのヨ」
[七月隆文 9]
「海外のSFでは何十年も経って続刊が出る例もあるんじゃノー」
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07-08未完六巻 「ラブ★ゆう」 現実世界に召喚されたゲームキャラとバトル
この人の最初に長く続いた作。今の作風と娯楽が両立した作でありながら、現状未完のまま停止してしまっている作品
今田時代に近い暗い部分も一部あり。ラノベは似た系列の作品が多いが、人気無いジャンルは企画も通らない商業的な問題で根深い
短編的な組み合わせ・お嬢キャラ等庶民サンプルに繋がる。庶民サンプル前の成功作品として現在に繋がる系譜の作品と言える
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[庶民サンプル#5]幼馴染み。少し前は魔法学園・幼馴染みは新人はすべきで無いという意見あった。この人の幼馴染み扱った[さくら〜]も売れなかった感ある
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[2014-03-26]
日日日に関連ある作者という事で2014/4に共通設定での仕事してる、七月隆文 「ラブ★ゆう」を読んだ
時期は不明だが田尾典丈 ギャルゲエの世界よようこそに似た設定、こっちはラブコメの部分を強化した作りになってる
ネタやキャラ自体も普遍性が高くて入りやすい題材となる様にしてる、後のこの作家のヒット作に似たお嬢キャラ登場もあり
[補足ギャルゲエは09年でこちらが先行している。ただし、同題材の作品が先行している可能性もあるとは書いとく]
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日日日に関連ある作者という事でページで構成を決定してる感じ、七月隆文 「ラブ★ゆう2」を読んだ
章ごとに区切りの文が入る、この人自体がゲームに興味ある人といった感じで濃さは重視してないが入りやすい設定となってる
最後の話で設定の本質に触れてるがどっちかというとラブコメより、この巻の内容もゲームにデートに水着と定番の作りとなってる
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日日日に関連ある作者という事でこの巻から新キャラが登場 、七月隆文 「ラブ★ゆう3」を読んだ
新キャラの設定も一般認知の高いゲームが題材となってる 要はFFとDQ、作品自体は07の作だがこの時期の両者の認知度はこっちの調べ不足
設定的にも同様の作品と似た展開で定型にのっとったモノとなってる、集英社から出てる事も作品内容に関連してるかもしれない
[2014-06-17]
日日日に関連ある作者という事で07年出版少し間が空いて読む事となった 七月隆文「ラヴ★ゆう4」を見た
軽いギャグ調の作品だが中盤で飛躍した展開となって、それがギャグかなぁと思ってたら本筋の展開と関係あるという分かり難いあるいは面白い構成
話自体は軽いので自分には物足りない点もあるがスイスイと読める程に読み易い、キャラの整理もされてるのでそこらは流石はベテランだなぁと
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日日日に関連ある作者という事で 短編集だが注目点の多い巻 七月隆文「ラヴ★ゆう5」を見た
ギャグで落としてるが本筋の展開とも絡む主人公が自身がゲームキャラと気づく辺りや、集英社は乳首OKなのか!とビックリした乳を吸う挿絵なんかがある
問題は敵側描写した最後の短編、これは今田隆文時代にやってた暗めの作風のミステリーに近い仕上がりで作家としての幅の広さが健在だとわかる
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日日日に関連ある作者という事で 08年の作でこれが実質最終巻となる 七月隆文「ラヴ★ゆう6」を見た
集英社は他作家他作でも途中終了がありこれも以降の巻が図書館にないので途中までだが終了の筈となってる、まぁ内容的には変わらず軽い話
最後にトーナメント表が出てきてああ集英社はラノベでもこれかぁと、表紙も含め男の娘なんかも出てくるが徹底してソフトな作りで読み易いものとなってる
■ 七月 隆文 イリスの虹全二巻
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Vol 3034(2015-11-04)
ラノベ作家を順次扱っている。庶民サンプルがアニメ放送中 七月隆文の八回目
「シリアス系でこれも作ってたの忘れてたのヨ」
「今回は現代日本の設定ですネ」
[七月隆文 8]
「伝奇物風の作りなんじゃノー」
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05-06全二巻。[イリスの虹] 異能バトルに巻き込まれる少年
フィリシエラ〜から変わり、世界設定では無くキャラの行動の方に重点置いてる。ここらは文芸作と同じ
ただ今の文芸と同じで、物凄く掘り下げた形では無く行動中心の部分もある。まだシリアス系への未練もある
庶民サンプルがエロゲ風との意見でその影響はあるなと納得、この時期は現「君はさよならを〜」のAstralドラマCDの脚本も担当
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庶民サンプル#4。シリアス寄りに演出。上記シェークスピアみたく、愚かさに自覚の無い人間は悲劇きどりの喜劇になる
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[2014-06-17]
日日日に関連ある作者という事で 結果として2から読んだが改めて一巻 七月隆文「イリスの虹」を見た
05年と10年前の作品なんで流石にいろいろと古くなってる所はある、夜に怪物が活動して女の子が戦ってるとかこういう伝奇っぽいのは昔流行ったなぁと
途中から敵側の怪物への重点が高くなってくる、後年はギャグ調の軽い作品を作る作家となっていくが初期は暗めの作風だったんだなと変遷がわかる
[2014-04-30]
日日日に関連ある作者という事で、 貸出都合で一巻が飛んで少しキツイ事になった感もある 七月隆文「イリスの虹2」を読んだ
メインはゲストヒロインの話、他作で社会情勢反映させた様なのもあったが、これも占いとそれにまつわる影響で部分的に鋭い推測が見られる
それ絡みに関しては鋭いが、女の子の描写とバトルに関しては類型的な部分も少し見られる、他作で王道作品目指してるコメントあるので納得は出来る
■ 七月 隆文 白人萌乃と世界の危機全二巻
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Vol 3032(2015-10-28)
ラノベ作家を順次扱っている。庶民サンプルがアニメ放送中 七月隆文の七回目
「この作品から、七月隆文に改名ですネ」
「2巻あとがきは作者自筆の漫画『とっても!ワルキューレちゃん』だヨ」
[七月隆文 7]
「庶民サンプルに直結するギャグ作品なんじゃノー」
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05年二巻完結 [白人萌乃と世界の危機]変人に囲まれる少女
企画出して担当が不安になった作。あとがきから、元々シリアスとギャグの二面性があるとこの時は書いてる
庶民サンプルと同じ雰囲気。それ以前の作風とあるが、この人の出身は精華大マンガ学部で漫画志望だったみたい
漫画もシリアス路線も駄目で、挫折を味わい続けたのがこの人。成功が商業以前の作風の延長にあるのも意味深い
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庶民サンプル#3。剣扱う子が出た。これは次回のラヴ★ゆうのキャラと関連。同時に今作の自作漫画にも近く一貫性ある
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[2014-05-06]
日日日に関連ある作者という事でこの人は今田隆文名義でこれ以前に活動してたとわかる 七月隆文「白人萌乃と世界の危機」を読んだ
ギャグ仕立ての作品でギャグ漫画の台本といった感じ、05年の作品でギャグは時代性あり絵もエロ満載の本編からは控えめな点はありぼちぼちといった所
近作中心で調べてるので定型を得意とする作家といった感じたが、あとがきから本来はシリアス系を得意としてる人なんじゃないかという気はする
[2014-06-17]
日日日に関連ある作者という事で これ続編あったのかと驚き七月隆文「白人萌乃と世界の危機メイドinヘヴン」を見た
05年の作品 最初にああああで頁を埋め尽くす等の技法使ってるが連想したのがケラのエッセイ、あっちは06年なんでこういうのはラノベが先なのかと確認
やっぱり古い作品なんで扱ってるネタも少し古くなってしまってるギャグ物なんで仕方が無い、内容的にもギャグだが敵を徹底して下品に描く所は印象に残る
■ 七月 隆文 フィリシエラと、わたしと、終わりゆく世界全一巻
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Vol 3030(2015-10-21)
ラノベ作家を順次扱っている。庶民サンプルがアニメ放送中 七月隆文の六回目
「売れないと、ラノベは途中でも永遠に終わりなのヨ」
「十文字青さんの作品にも多いですが、アニメが決まって報われましたネ」
[七月隆文 6]
「今田隆文名義の作品はここまで、ラノベ業界は厳しい世界なんじゃノー」
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04年一巻完結 [フィリシエラと、わたしと、終わりゆく世界に] 終焉の雪が降る世界の、人間と人造人間
あとがきも凄く気負ってる。内容・設定共にこの人の作品の中ではトップクラスだが、以後は書かれなくなる系統
結果的に言うと、重たく向いてないこの方面に進まなかった事は正解。以後の作品は軽さに移行し、追求の末に成功してく
商業的な成功は、ある意味公正な目安で従うのは正しい。十文字青もそうだが、自分を知る事って大事なのねと思う
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庶民サンプル#2。自分は最初に書いた通り、この人の評価は高くないが好評でなにより。CMのダンディもウケて良かった
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[2014-06-26]
日日日に関連ある作者という事で 04年出版で続刊は図書館に無し 七月隆文(今田隆文)「フィリシエラと、わたしと、終わりゆく世界に」を読んだ
あとがきで自分で自分を過大宣伝しすぎて痛い部分もあるがこの人の作品の中では面白い作品となってる、ロボ娘もので人類は滅びかけてる話
壮大な設定を持ちながら序章が最終章なのは90年代のOVAの様だが、師匠があかほりという事もあってこの人は90年代の影響受けすぎてる面もあるのかも
■ 七月 隆文 Astral全二巻
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Vol 3028(2015-10-14)
ラノベ作家を順次扱っている。庶民サンプルがアニメ放送中 七月隆文の五回目
「15年の君にさよならを言わないはコレですよネ」
「『過去に書いた文だがまあまあ書けてる。成長してない』って本人の呟きがあるヨ」
[七月隆文 5]
「挿絵があるのは、この古い版だけなんじゃノー」
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03年2巻完結 Astral。幽霊見える男の子の恋愛、電撃HP初出に書下ろしを加えた短編集
これのあとがきも今読むと面白い。私は同じ様な事を書き続けるのが苦手とある。現状とは正反対の考えに近い
もうこの当時はオウム・ノストラダムス以後でオカルトは否定的な風潮。その中で肯定意見と当時の時代性が出ている
ときメモに続き作者近影で本人写真を使用。友達から怖い・犯罪者と言われ差し替え、以後控えるが今は再び露出も増えている
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庶民サンプルアニメ版みた。つの丸がアニメ化で名前表示に喜んだ話あるが、漫画版りすまいもEDでテロップ出て良かったなぁと
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[2014-06-17]
日日日に関連ある作者という事で03年発行で別名義の頃の作品 七月隆文(今田隆文)「Astral」を見た
最後の作者の写真に実際の顔写真を使うという自爆的なネタを使ってる、この時点での年齢が28歳で1975年産まれの高齢のラノベ作家という事がわかる
世代か年齢的なものかオカルトへの傾向が見られこれも今はあまり見ないシリアスな憑依モノとなってる、あとがきも霊を見たと少し痛い感じになってる
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日日日に関連ある作者という事で これも03年発行元は雑誌かサイトで掲載の短編 七月隆文(今田隆文)「Astral2」を見た
前巻の顔写真は流石に不評だったらしく幼少のものとなってる 昔のラノベ作家の傾向を知る資料となる、まぁオカルトで昔流行った様な話となってる
あとがきもかなり飛躍したオカルト肯定論になってて今見ると穴も多い、オウムの頃に20代ぐらいの筈なんでこの世代の人はそういうのに弱いのかなと
■ 七月 隆文 ときめきメモリアル3全二巻
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Vol 3026(2015-10-07)
ラノベ作家を順次扱っている、庶民サンプルがアニメ放送中 七月隆文の四回目
「絵が垢抜けた雰囲気ですネ」
「21世紀のゲームだヨ」
[七月隆文 4]
「女性向け等に派生しつつ09年にラブプラス、ワシらのゲーム版にも要素は引き継がれとるかもノー」
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02年全二巻 「ときめきメモリアル3」 01年の同名ゲームのノベライズ版
今作も今は無かった事になってる作だが、本編あとがき含め後の作風に繋がる要素は多い。本来は叙情的な恋愛話を好む
またあとがきから、本人の不登校寸前までいった高校時代の暗い思い出。書いてて憂鬱になった話。看護婦の好み等も参考になる
友人からの恋愛小説家、師匠からのラブコメ原理主義。母からの人間関係への心配も、この人の後の活動を含め的をえた評価
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庶民サンプル再チェックするとラブプラスネタも使っていて、コナミから今作と繋がりもある。また現在の恋愛作が好きなら今作も問題無いと思う
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[2014-06-26]
日日日に関連ある作者という事で 本来は2(2)もあるがコレは図書館に無かったので飛ばして七月隆文(今田隆文)「ときめきメモリアル3(1)」を読んだ
02年出版99年原作発売の前作から一気に垢ぬけた絵になってるが今の基準だと3D初期風の絵と面白い、巻末の他書籍紹介の絵は凄く時代が出てる
関西弁使うキャラは他作品でも登場するがこれも美化された形での文化祭や部活傷害事件冤罪の話となってる、元がゲームなんで淡々と進む雰囲気
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日日日に関連ある作者という事で このシリーズは全て巻末に製作者の解説がつく 七月隆文(今田隆文)「ときめきメモリアル3(2)」を読んだ
髪の色が同じで姉妹キャラと最初思ってたがそうでもないゲームの隠しキャラの話になってる、主人公を身近な存在にしてほしい製作者提案の話も参考
進路と死に関する話だが00年代初頭の他に流行した作品とも関連付けると面白い、これも元がゲームという事で淡々と進み昔の青春映画風な仕上がり
■ 七月 隆文 ときめきメモリアル2一巻
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Vol 3024(2015-09-30)
ラノベ作家を順次扱っている、庶民サンプルが十月よりアニメ化 七月隆文の三回目
「時代を感じさせる絵柄ですネ」
「今もゲームやそれ派生のアニメでは生き残ってる絵柄でもあるヨ」
[七月隆文 3]
「ワシらと同じコナミ出身なんじゃノー」
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01年全二巻 ときめきメモリアル2。90年代後半に大ヒットした恋愛シミュレーションゲームのノベライズ版
図書館でも2冊目が無く、ゲームの栄枯盛衰は激しい。PCゲームで先行作はあるが、選択の幅がある程度広い一般向け恋愛ゲーム
あとがきで当時から食えなかった、そしてゲーム開発者のずっと愛されるキャラでいて欲しいとも合わせて時の無常を感じさせる
現在の文芸書では微妙に無かった事になってる作。しかし、一作目が原作つき、恋愛ネタ、文芸寄りにも近い電撃で活動と注目点は多い
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[2014-06-26]
日日日に関連ある作者という事で 01年出版と凄く年代物なラノベ 七月隆文(今田隆文)「ときめきメモリアル2」を読んだ
他書籍でもやっちまった本人の著者近影がここでは先行して行われてる、先輩が花田十輝なのはとかく師匠があかほりさとるなのは時代出てるなぁと
あとがきにもあるが美化された青春の話だよなぁとは思う、なので落ち込ませるべき所が軽くなったりキャラが薄い点もあるが原作あるのでこんなもんだろうと
■ 七月隆文 ぼくは明日、昨日のきみとデートする
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Vol 3023(2015-09-23)
ラノベ作家を順次扱っている、庶民サンプルが十月よりアニメ化 七月隆文の二回目
「バカ売れしたんですってネ」
「図書館の予約数が3ケタオーバーとか異常なのヨ」
[七月隆文 2]
「新刊がすぐ借りれん作家なんで、今回は変則進行するんじゃノー」
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2014刊 ぼくは明日、昨日のきみとデートする、時間物で逆行しながらの恋愛
自分の意見ではこの人は作りが浅くそこが弱点と思ってた。だが、実際は軽さが口当たりの良さへと繋がり最終的に長所となった
この人から得られる教訓は短所は長所にもなりえるという事。また後にも書くがこの人はデビューより一貫し恋愛物にこだわってる
上記理由で今作も自分は高評価では無い。だが自分の考えや作風を貫いた結果の成功としては評価は出来ると思っている
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今作は実際の地名を使ってる。これは森田季節も使う方法。この人に倣い特異な作風の作家も自分の考えを貫いてほしいとは思う
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[2014-12-20]
日日日に関連ある作者という事で 作者案内でデビューときメモは無かった事に 七月 隆文 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」を読んだ
この人の持ち味は軽さと気がついたが、これも文芸作だが恋愛要素・SF要素と全てにおいて軽い仕上がりになってる
なので文芸風の表紙にも関わらずあっという間に読めた、同時期ノーベル戯曲読んでた加減もあるが悲劇展開は嫌な人なんだろなと
■ 七月隆文 俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件既刊十巻
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Vol 3021(2015-09-16)
ラノベ作家を順次扱っている、庶民サンプルが十月よりアニメ化 七月隆文の一回目
「最初に告白しとくと、自分の好みの作風の作家ではないのヨ」
「その分、冷静に分析できると言いたいのですネ」
[七月隆文 1]
「伝統的な部分や一貫した部分、そして長い努力が報われた作家なんじゃノー」
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11より既刊10巻 俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件。価値観違う世界の接触からのギャグ
前述どおりで作風的には甘口・王道で自分の好みでは無いが、読み易く今作と文芸作で大成功している
伝統ある型にも近い展開や、落語にも通じる時代性の取り入れも注目点。ラノベの喜劇で短時間でよめる事も書いとく
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管理都合もあるが、今回は先にリストを提示しておく。15年の努力で40前にしてついに成功した大器晩成の作家
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2015 (39歳) 庶民サンプルアニメ版放送 |
君にさよならを言わない | 宝島社 | 2015.8 | Astra1加筆改稿 |
俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件 9 | 一迅社 | 2015.2 |
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2014 (38歳) 漫画[残念肉食ウサ子さん]原作担当 |
俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件 8 | 一迅社 | 2014.8 |
ぼくは明日、昨日のきみとデートする | 宝島社 | 2014.8 |
さくらコンタクト route A小河桃子 | 宝島社 | 2014.3 | 同名routeB 日日日と設定共有 |
俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件 7.5 | 一迅社 | 2014.2 |
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2013 (37歳) | 俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件 7 | 一迅社 | 2013.10 |
俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件 6 | 一迅社 | 2013.6 |
俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件 5 | 一迅社 | 2013.3 |
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2012 (36歳) 庶民サンプル漫画版開始 | 俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件 4 | 一迅社 | 2012.11 |
俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件 3 | 一迅社 | 2012.8 |
俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件 2 | 一迅社 | 2012.5 |
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2011 (35歳) |
俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件 | 一迅社 | 2011.12 |
学園とセカイと楽園(がくえん) 3 | メディアファクトリー | 2010.12 |
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2010 (34歳) |
学園とセカイと楽園(がくえん) 2 | メディアファクトリー | 2010.9 |
学園とセカイと楽園(がくえん) | メディアファクトリー | 2010.4 |
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2009 (33歳) 同人ゲームを作成する |
ハヤテのごとく!SS -超アンソロジー大作戦!! | 小学館 | 2009.8 | 原作:畑 健二郎、アンソロ参加 |
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2008 (32歳) |
ラブ★ゆう 6 | 集英社 | 2008.7 |
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2007 (31歳) |
ラブ★ゆう 5 | 集英社 | 2007.10 |
ラブ★ゆう 4 | 集英社 | 2007.6 |
ラブ★ゆう 2 | 集英社 | 2007.2 |
|
2006 (30歳) ドラマCD版Astral販売脚本担当 |
ラブ★ゆう | 集英社 | 2006.10 |
イリスの虹 2 | メディアワークス | 2006.4 |
|
2005 (29歳) |
イリスの虹 | メディアワークス | 2005.12 |
白人萠乃と世界の危機2 | メディアワークス | 2005.4 |
白人萠乃と世界の危機 | メディアワークス | 2005.1 |
|
2004 (28歳) 7月よりペンネーム変更 |
フィリシエラと、わたしと、終わりゆく世界に | 富士見書房 | 2004.5 |
|
2003 (27歳) |
Astral 2 | メディアワークス | 2003.12 |
Astra | メディアワークス | 2003.8 |
|
2002 (26歳) |
ときめきメモリアル3 2 | メディアワークス | 2002.5 | 原作:コナミ |
ときめきメモリアル3 | メディアワークス | 2002.3 | 原作:コナミ |
|
2001 (25歳) 今田 隆文としてデビュー |
ときめきメモリアル2 2 | メディアワークス | 2001.2 | 原作:コナミ |
ときめきメモリアル2 | メディアワークス | 2001.2 | 原作:コナミ |
日日日と共通設定の作は以前挙げてる他、庶民サンプル漫画版担当がりすまいでその線から調べた作家
最初が原作付きに由来する作風傾向・名称変更による内容の変化・一貫して変わらない思想等を今後挙げていく
-
「ファンタジーから派生させて、海外の作品を年代順に調査してるんですネ」
「そうすると繋がりが沢山見えてきたのヨ」
[ブリジンガメンの魔法の宝石]
「これは原書60年訳69年の作。上のラノベと絡めて書く事があるんじゃノー」
.
七月隆文はあかほりさとるの関係者となる。あかほりさとるがラノベに漫画的な演出を組み込んだとされている
そこで児童文学の今作訳版の演出に注目したい。怪物の登場場面で、頁を開くと見開きでそのイラストという方法が取られてる
他にも85年の翻訳ファンタジーで今のラノベに近い・見開きカラーイラスト・挿絵の多用・空白の多い文構成等を確認してる
.
本での演出は児童文学、さらに遡ると絵物語・絵本、もっと遡ると江戸の草双紙等に行きつくんではないかと個人的には思ってる
七月隆文もあかほりさとるゆずりの方法論をギャグ作品で使用。擬音も落語・講談等でみられ、決して新奇な方法ではなく伝統ある表現
.
本作自体の内容にもふれる。全二巻。児童文学で内容的に合わない所もあったが、海外ファンタジーでは鉄板の子供が異世界に行く話
その異世界描写の特異さで資料に使ったリン・カーターのガイド本に挙げられている。古典影響下だが異常に詳しい背後設定を持つ異世界
子供が異世界型はナルニアを代表に近作だとハリーポッターなどもある。1888の十五少年漂流記なんかが流れの大元にあると思う
[追記]1865の不思議の国のアリスを忘れてた。前年にヴェルヌの地底旅行、同年に月世界旅行とこの時期はなかなか興味深い
更に翻訳本のカラー口絵と挿絵に関しても73年の作品で既に確認。昔の挿絵は武部本一郎など萌え系譜の藤子F挿絵も過去作にあった
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文芸から順番に挙げてく予定だが、思想や物語の展開など順々に発展はある。日本の漫画等も含む作品にも、その影響は見ることが出来る
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[2014-08-05]
日日日に関連ある作者という事で 貸出都合で順序が狂いに狂った 七月隆文「俺がお嬢様学校に庶民サンプルとして拉致られた件」を読んだ
やっと一巻で話の出だしがわかったが後の巻と同じく同内容の人気作品も連想させる軽い仕上がりになってる、ギャグの詰め込みはまだ控えめ気味
シリーズが続いていく過程で軽さを重視していったのは上手い選択、その前のラブゆうなどとの繋がりも比較して読むと似た部分もいろいろ見られる
[2014-07-27]
日日日に関連ある作者という事で 一巻が無くまたも変則的だが七月隆文「俺がお嬢様学校に庶民サンプルとして拉致られた件2」を読んだ
ちょうど読んでた時期に雑記でコメント書く機会あり考えたのでライトな作風で開眼というのが評価として正しいと思う、これもライトな内容
区切りとしても小節で細かく分割して過去作の似たものより読み易くなってる、12年で扱ってるネタもラブプラスと近く過去のコナミ小説とも関連
[2014-07-17]
日日日に関連ある作者という事で 貸出都合でいきなり3から 七月隆文「俺がお嬢様学校に庶民サンプルとして拉致られた件3」を読んだ
3からとキツイ事になったがギャグ作品なんでそんな大変な事も無い、少し古めのフォントでの遊びなど白人萌乃の延長線上にある作品と感じた
12年の作品だが00年代序盤に流行ったゲッツ、他作でも古いギャグを使う作家とは思っていたが意図的にやってる部分もあるのかなとは感じた
[2014-07-27]
日日日に関連ある作者という事で漫画版のりすまいのあとがきも収録 七月隆文「俺がお嬢様学校に庶民サンプルとして拉致られた件4」を読んだ
同時期の漫画の売上確認で漫画版がつの丸に追いついてて驚き、更にアニメ化決定とこの作品でライトだった資質が磨かれ開花した事がわかる
前巻があまりに早く読めて目を疑ったのでこれは時間計って読んだが読破わずか15分程度、これも短く分節された軽い内容となってる
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日日日に関連ある作者という事で これは幼馴染みが襲来する巻 七月隆文「俺がお嬢様学校に庶民サンプルとして拉致られた件5」を読んだ
これも先と同じく高速で読めたが、内容的には前巻からの伏線になってた二面性のある幼馴染みが主人公を掻っ攫いに来る内容になってる
ただ内容的には短く分節してギャグも細かく入れたいつも通りの軽く読み易い仕上がりになってる、ライトに特化するというのも発想としてユニーク
[2014-08-05]
日日日に関連ある作者という事で メイドがデレる話 七月隆文「俺がお嬢様学校に庶民サンプルとして拉致られた件6」を読んだ
ドラマ版の声優のイラストがあとがきにあるのがユニーク、六巻までかさねてキャラ紹介や伏線を控えに控えたのも軽さと共に上手く機能した点と思う
古めのギャグを使う傾向があり今回もその点はあるが新しめのネタも入れてる、漫画版も好調だが最後に特装版のイラストもあるなど漫画原作にも近い
[2014-08-29]
日日日に関連ある作者という事で 表紙男かよ! 七月隆文「俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件7」を読んだ
本筋と関係あるシリアス部分は全体の10%ほどで後はいつも通り、入れ替わりに関しては過去作でも扱った事があったと思う
泳ぎに行ってメイドが際どい水着着てくる場面は挿絵無し、つの丸と関連ある地獄のミサワネタなどネタも新しめになってきた
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日日日に関連ある作者という事で 本編キャラは登場せず七月隆文「俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件7」を読んだ
関係無いキャラを出しても人気が維持出来るかの実験ともとれる、アニメ化が決まってるので最後は8の一部と数足し巻ある一冊
解説に漫画版のりすまいが文章を書いてる、女作家とは知らなかったんで驚き 漫画で乳首サービスとかいろいろやって偉いなぁと
[2015-06-12]
ラノベ扱ってる関連から 貸出都合で少し遅れ 七月隆文 「俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件 8」を読んだ
実家にきたお嬢様、アニメ化告知 この人の作りとしては重たい展開は避ける傾向あり、デビュー扱いの本が富士見でこの人も一人称の作りなんだなと
大文字フォントや挿絵でのギャグもそのあたり継承。時事ネタは時代の影響受けるので推奨はしないが娯楽作と思えばすべて問題ない
[2015-02-27]
ラノベ扱ってる加減から貸出都合で8が飛んだが問題無し 七月隆文「俺がお嬢様学校にサンプルとして拉致られた件 9」を読んだ
学校展開だと運動会が出来てそこで保留になってた各キャラの両親とか出せるんだなぁと納得、流行ネタも一生懸命入れようとしてる
それより今回面白かったのはあとがきの一迅社会長 凄い所に召喚されてしまった、後一迅社の初アニメ化ラノベ作がこれと云うのも可笑しい
■ 七月隆文「さくらコンタクトrouteA」
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Vol 2029(2014-10-04)
「そしてコレがその七月隆文版だヨ」
「ダガシー・庶民サンプル共に漫画版担当はりすまいと言う点での繋がりですかネ」
[ぱんとアキラともうひとつだヨの巻]
「同じく14年出版、こっちの方が先に出たんじゃノー」
.
七月隆文さくらコンタクトrouteA、この人に関してもほぼ全作読んでるが庶民サンプルのアニメ化あるのでその時扱うかも
この人が初期にやってた作品と最近の作は少し違いがあるが、近作の庶民サンプルと同じで娯楽の割合を多くした作り
あとがきに宝島社の打ち合わせ話があり、自販機スペースいった日日日がモデルの裏話に聞き耳を立て偵察した話がある
[2014-07-17]
日日日に関連ある作者という事で 同設定で企画された作品 七月隆文「さくらコンタクトrouteA」を読んだ
web版で100Pくらい1/3を先に読んでる作品で後半は謎解き要素が混入されてくる、ラブコメ要素で尺取りが長いが時間ものの設定も持つ
謎解きを推し進めてく間にこのオチしかないなで落とした感はある、同時代的描写は他作でもまた存在しながら動きが無い妹が少し気になる
■ 大樹連司 おまえは私の聖剣です。全三巻
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Vol 3019(2015-09-09)
ラノベ作家を順次扱っている、今週09/11(金)に2年ぶりの新刊『小説 楽園追放』発売決定 大樹連司の九回目
「おまえは私の座布団ですかネ」
「そんな訳ないヨ!」
[大樹連司9 [END]]
「英雄召喚モノでfateも例としても挙げられとるノー」
「ニトロプラス系とも縁が深い作家さんですネ」
.
12-13 全三巻 おまえは私の聖剣です。怪人として蘇った英雄を迎え撃つ、英雄の力を宿した女の子たち
前述どおりで型の整った系列ではあるが、出してくる英雄もエリザベート・バートリなどマニアックな所を突いてくる
オリジナルで連作出した経験は今作が初。これも初期作より抑えた読み易い作りを目指した感はある
***
大樹連司はここまででいつものリスト。新作の発行元がニトロプラスで出版もしてるんだなーと感心してる
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2015 (33 歳) |
楽園追放 2.0 | ニトロプラス | 2015.9 | 原作:ニトロプラス/販売店舗限定同人誌扱い |
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2014 (32 歳) |
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2013 (31 歳) |
おまえは私の聖剣です。 3 | ソフトバンククリエイティブ | 2013.1 | シリーズ終了 |
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2012 (30 歳) |
おまえは私の聖剣です。 2 | ソフトバンククリエイティブ | 2012.9 |
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おまえは私の聖剣です。 | ソフトバンククリエイティブ | 2012.5 |
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ボンクラーズ、ドントクライ | 小学館 | 2012.1 |
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2011 (29 歳) |
オブザデッド・マニアックス | 小学館 | 2011.6 |
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お嬢様のメイドくん | 一迅社 | 2011.1 |
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2010 (28 歳) |
星灼のイサナトリ | 一迅社 | 2010.5 |
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2009 (27 歳) |
ほうかごのロケッティア School escape velocity | 小学館 | 2009.12 |
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スマガ 3 | 小学館 | 2009.8 | 原作:ニトロプラス シリーズ終了 |
勇者と探偵のゲーム | 一迅社 | 2009.7 |
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2008 (26 歳) |
スマガ 2 | 小学館 | 2008.11 | 原作:ニトロプラス |
スマガ 1 | 小学館 | 2008.10 | 原作:ニトロプラス |
ぼくらの -alternative- 5 | 小学館 | 2008.6 | 原作:鬼頭 莫宏 シリーズ終了 |
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2007 (25 歳) |
ぼくらの -alternative- 4 | 小学館 | 2007.12 | 原作:鬼頭 莫宏 |
ぼくらの -alternative- 3 | 小学館 | 2007.9 | 原作:鬼頭 莫宏 |
ぼくらの -alternative- 2 | 小学館 | 2007.7 | 原作:鬼頭 莫宏 |
ぼくらの -alternative- | 小学館 | 2007.5 | 原作:鬼頭 莫宏 |
練って作るタイプで原作付きでも実力を発揮する。そういう系統の仕事口があれば活きてくるし、結果も出せる
面白いものを作ってると思うが、そこは出版業界の厳しい所。無理しないレベルで生き残って欲しいとは思う
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[2014-05-24]
日日日に関連ある作者という事で この作家は面白いのに単巻が多くこれは珍しい続き物 大樹連司「おまえは私の聖剣です。」を読んだ
あとがきにある様にFateなんかでお馴染みの英雄バトルもの、ただし莫大な借金で買われた主人公の境遇や最近のネタやエロスと娯楽性も高い
この人はエロ描写もわりとはっきり書くがこれも同様で主人公とヒロインの融合は性的、クセは弱めだがその分読み易くそこが良かったのかなと
.
日日日に関連ある作者という事で 敵がエリザベート・バートリと即濃いのを持ってきた 大樹連司「おまえは私の聖剣です。2」を読んだ
敵もそうだが味方もウラド公とダークヒーローの戦い、知識がある人で理由づけもはっきりしてるし外野の支援組織の描写も現実感あるものになってる
今回は拷問場面がこの人らしい味わいとエロス溢れるものになってる、英雄モノは有名処を持ってくるのが多いがカルトなメンバー多いのも他にない魅力
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日日日に関連ある作者という事で続くと思ったシリーズも残念な事に三巻で終了 大樹連司「おまえは私の聖剣です。3」を読んだ
英雄としてジェロニモが登場し巨大な敵の出現で怪獣モノになってる、知識がある人なので細かい部分でもツボを押さえた濃い仕上がりとなってる
動物との共生や復讐と正義なんてテーマも隠れて入れてるのが面白い所、面白くはあるが受け入られようとすると更に工夫が必要そうで難しい所
■ 大樹連司 ボンクラーズ、ドントクライ。
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Vol 3017(2015-09-02)
ラノベ作家を順次扱っている、09/11に2年ぶりの新刊『小説 楽園追放』発売決定 大樹連司の八回目
「もうこの作家は引退かもと思ってた頃に読んだんですネ」
「それに、うちは特撮ネタは評価を厳しくしちゃうのヨ」
[大樹連司 8]
「感想も見る環境や時期で変わるという話なんじゃノー」
.
2012刊 ボンクラーズ、ドントクライ。1999年に特撮映画を撮ろうとして巻き起こる三角関係
前述通りで近作はうーんな所が多い。人間関係の描写や、特撮の考察など読み易いかもしれないが甘口
いろいろ迷ってるとのつぶやきもあるが、作品や執筆ペースにある意味反映されてる。当人の問題で難しい所
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[2015-07-05]
ラノベ扱ってる関連から これだけ借り忘れてて相当遅れて 大樹 連司 「ボンクラーズ、ドントクライ」を読んだ
現状活動してないんで読むの引き延ばしてたともいえる。自分の読んだ時期と内容が不利で、行き詰まってたんだなと低評価になってしまう
99年の高校で三角関係あって特撮映画撮る話。特撮に関しては自分は厳しめで見るのでツメの甘さや、他作と比較での内容の普通さが気になった
■ 大樹連司 オブザデッド・マニアックス
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Vol 3015(2015-08-26)
ラノベ作家を順次扱っている、09/11に2年ぶりの新刊『小説 楽園追放』発売決定 大樹連司の七回目
「ネ〜、ネ〜」
「ヨ〜、ヨ〜」
[大樹連司の巻 7]
「もう夏も終わりなのに、こんな怖いネタはせんでいいんじゃノー!」
.
11年刊オブザデッド・マニアックス。ゾンビ発生!立てこもれ!学園カースト逆転だ!でも全てに不審を抱く主人公
主人公がゾンビ映画好きで、スクリームなんかにも近いかも。筆者過去作の要素も上手く盛り込まれてる
この人の魅力は展開の意外な起伏で今回も発揮。ゾンビ映画の定石をもし現代日本でやったらどうなるかでも楽しい
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[2014-05-24]
日日日に関連ある作者という事で ゾンビ物だがゾンビ好き主人公で濃い一品となってる 大樹連司「オブザデッド・マニアックス」を読んだ
ゾンビに詳しい主人公なので鉄板の展開は大部分網羅、だがその裏で日常での学園階級を裏返した支配やエロ含む様々な誘惑と味わいある作りになってる
都合のいい人物だけで無いのがこの作家の面白い所で今回も独裁に目覚めた委員長の誘惑、エロスもあるが見てる方すら迷わせる展開は考えさせ面白い
■ 大樹連司 お嬢様のメイドくん
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Vol 3013(2015-08-19)
ラノベ作家を順次扱っている、09/11に2年ぶりの新刊『小説 楽園追放』発売決定 大樹連司の六回目
「人間関係はどの状態が一番良いんですかネ」
「友情やら愛やら契約やら主従やら、いろいろあるヨ」
[大樹連司の巻 6]
「そんな問題にも踏み込んだラブコメなんじゃノー」
.
11年刊、お嬢様のメイドくん。女学校に侵入を命ぜられた男の子、みなと仲良くなるが主人とは険悪に
紹介文ではラブコメだがこれも複数要素を含む。エロ描写や学園内での派閥と自由を巡る生徒会戦等があり
ラブコメに何を求めるかって意味で好みは割れると思う。ただこの作者の持ち味は今作では発揮されてる
---
[2014-05-24]
日日日に関連ある作者という事で序盤に登場した正ヒロインが終盤でどんでん返し 大樹連司「お嬢様のメイドくん」を読んだ
男の娘が女子高潜入モノ、エロい描写もしっかりしてるし学園内での派閥と自由を巡る生徒会戦などテーマもしっかりした面白い作りになってる
全てが解決後の正ヒロイン登場とその後も見所、皆と共に生きていくか二人だけの完全で甘美な世界かのテーマは他作でも見られ共通点がある
■ 大樹連司 星灼のイサナトリ
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Vol 3011[2015-08-12]
ラノベ作家を順次扱っている、09/11に2年ぶりの新刊『小説 楽園追放』発売決定 大樹連司の五回目
「じゃーん!捕ったりー!ですネ」
「これがまな板の上のコイというものだヨ」
[大樹連司 5]
「恋なのか鯉なのか、どっちなんじゃろノー」
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2010年刊 星灼のイサナトリ。世界の外に別の価値観の世界を見つける話。この人の作は要素多いが、単純化すると異世界ファンタジー
巻末に図版の細かい設定付属。ファンタジーの魅力に細密な異世界描写もあるが、二つの世界間でそれを満たした上で現代への問題定義
そうとう気合い入れてて、一巻完結がショックだった事はつぶやき等でもわかる。捕鯨・狩猟等の問題も扱ったうえで恋・バトルもちゃんといれてる
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[2014-05-16]
日日日に関連ある作家という事で現状一巻しか出てないがわりとソフトな所もある 大樹連司「星灼のイサナトリ」を読んだ
ニトロプラス原作のロボアニメに少し近いかも民俗的な社会に放り込まれてうんぬんのアレ、ただその設定に社会的で少しヤバめなテーマも隠してて志が高い作品となってる
ソフトではあるが幼馴染みをとりまく環境やその社会の描写など刺激分も当然含まれてて面白い、先に書いた社会的で気になる所もあるが作品としてはソフト路線で意欲的に思う
■ 大樹連司 ほうかごのロケッティア
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Vol 3009(2015-08-05)
ラノベ作家を順次扱っている、09/11に2年ぶりの新刊『小説 楽園追放』発売決定 大樹連司の四回目
「感動の打ち上げ場面ですネ」
「打ち上げられても困るヨ!」
[大樹連司の巻 4]
「夏だ花火だロケットだ、なんじゃノー」
.
09年刊 ほうかごのロケッティア。学園管理してウハウハが女の子好きになってボロボロ。ロケットあげたらゴール
女の子が絡み正気と狂気に巻き込まれ、苦境に立たされてく展開はスリルもある。これも先が読めない作品
初期作継承の鋭さも残しつつ、何かがおかしい学園・結果的に崩壊する主人公の世界・ロケットと複数要素を含む
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[2014-05-24]
日日日に関連ある作者という事で よくあるロケット青春モノながら他にない苦味もある作品となってる 大樹連司「ほうかごのロケッティア」を読んだ
いじめられっ子や問題児ばかり集めた学園って所でもう来る、描写も現実味あり主人公は憧れの人に言われるまま裏でそれらを操る役回りでいる
ヒロインの登場で一変し事態が動き出す、これも他作で見られる選択の問題となり厭な所もあるが魅力ある人物と責任などテーマある作品となってる
■ 大樹連司 スマガ全三巻
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Vol 3007(2015-07-29)
ラノベ作家を順次扱っている、09/11に2年ぶりの新刊『小説 楽園追放』発売決定 大樹連司の三回目
「こういうタイプの話は見た事ないから驚いたのヨ」
「ループしながら展開が広がっていく形ですネ」
[大樹連司の巻 3]
「原作あり、ゲーム版外伝に作者も参加しとるノー」
.
08-09スマガ全三巻。原作未プレイ、恋愛失敗で世界崩壊。記憶維持ループで三角関係になり詰み寸前
探せば先行作あると思うが、自分は初めて見る形式。特に最終巻は意識して小説で出来る特殊表現してる
仕掛けの上手さもあり展開が読めず、頁進む手が異常に早くなった。普通にラブコメ物としてもいけると思う
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[2014-05-24]
日日日に関連ある作者という事で ニトロプラスの18禁ゲームが原作となる 大樹連司「スマガ1」を読んだ
悪い奴が攻めてきて魔法少女が絶望的な戦い強いられてる世界に放り込まれる話、主人公は死んでもやり直しの出来る設定
この巻はまだ正統な恋愛系の作りだが設定生かして回避不能の悲劇展開に持ち込んだりしてる、話の外まで及ぶ本領発揮はこれから
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日日日に関連ある作者という事で 二週目突入で青い子攻略ルート 大樹連司「スマガ2」を読んだ
前巻も和姦はあったが今回は知識の引継ぎでの苦戦からレイプ未遂と激しい話が展開してく、設定面へも話は及び今回も悲劇基本の展開
原作ありきなワケだが孤独な戦いから皆に受け入られる盛り上げる展開になってる、続刊序盤の青い子の作った世界に繋がる結末も面白い
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日日日に関連ある作者という事でオリジナルも入る筈だが今まで見た事ない凄い小説になってる 大樹連司「スマガ3」を読んだ
タイムリミットが設けられ構成がある小説ながらもライブ感溢れる実験的な作となってる、話自体も結末編なので勝利へ向かう爽快な展開
世界の危機が二股争奪戦と直結なのもユニークだし小説である事を意識しての展開や引き見事、最後はおっぱい ガガガは乳首もありなのねぇ
■ 大樹連司 勇者と探偵のゲーム
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Vol 3005(2015-07-22)
ラノベ作家を順次扱っている、09/11に2年ぶりの新刊『小説 楽園追放』発売決定 大樹連司の二回目
「どう説明するかで迷ったのですネ」 「ラノベは幅も広いのヨ」
[大樹連司の巻 2]
「ノベライズを経て、初のオリジナル作品なんじゃノー」
.
09年刊 勇者と探偵のゲーム。勇者と探偵はシステム、自殺事件を元にその裏をつこうとする登場人物たち
他作でもあるがこの人は枠の外側の話を書く傾向ある。結果的に展開が予想しない方向へと転がる
ラノベのよくある物語の外側の人々の話ともいえて、小ネタもそれに準じる。細かい主張も良く出てる
.
前回で藍上陸の話したら、2年ぶりにガンガンGAで復活確定。書く速さに個人差はあるが、共に良い作品作って欲しい
---
[14-03-04]
日日日に関連ある作者という事で、大樹連司 「勇者と探偵のゲーム」を読んだ
凄い面白かった、ラノベでよくある世界観の裏を突いた様な話で作中の小ネタもそれに準じて気が利いてる
社会問題にも話を突っ込んでるし展開も最後に驚く様な落とし方してる、執筆ペース遅いみたいだがこれは良い作家
■ 鬼頭莫宏原作 大樹蓮司 ぼくらのalternativ 全六巻
▲ ▼
Vol 3003(2015-07-15)
ラノベ作家を順次扱っている、09/11に2年ぶりの新刊『小説 楽園追放』発売決定 大樹連司の一回目
「04から09の鬼頭莫宏の漫画作品ノベライズ版、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞じゃノー」
[大樹連司の巻 1]
「『もう引退かも』と思って、暗い気持ちで扱う予定だったんですネ」
「新刊発売決定で、明るい気持ちで扱えるヨ」
.
07-08年間『ぼくらの』全五巻 小学館ガガガ文庫の創刊ラインナップ。『ぼくらの』絶賛メールを送った話があるが、大樹連司のデビューは今作から
漫画を既読かもしれんが再確認。並行世界同士のサバイバル、子供たちがロボに乗り戦う。敗北は世界消滅、勝利だと搭乗者が順々に死亡
何故戦うかテーマ原作とは別展開。巻を重ねる事に扱う世界の幅が増し、最終的に世界崩壊寸前、意外な伏線が広がり、そこからオチへと流れ込む
自分が求めるロボ物として完璧に近い作り。いろいろラノベ調べてるが、この人は自分の好みのトップに近い。本当に復活してくれて良かった
.
森田季節主催の日日日・十文字青参加同人メンバーでもある。今年も出すの決定だが大樹連司は不参加、藍上陸新作はこの同人でしか読めない
2年の沈黙、後期作は苦戦してる様子で心配してた。早いペースでは出せない人ではあるが、なんとか頑張って生き延びて欲しいと思ってる
---
[2014-05-06]
日日日に関連ある作者という事で 原作未見だがこれは凄かった原作も近いうちになんとか 鬼頭莫宏原作 大樹蓮司「ぼくらのalternativ1」を読んだ
ザ・ムーンっぽいと思ったら実際影響受けててそれ絡みのネタも今後はある、ロボット物と思ったら騎乗後死亡を筆頭にガンガン容赦無い状況に追いこんでくれる
足の利かない子・いじめられっ子・三角関係の子がメインで三人、キャラ設定利いただけでお分かりだろうが深く掘り下げた人物描写で凄い仕上がりになってる
.
日日日に関連ある作者という事で巻頭イラスト死亡者は暗く表示と盛り上げてくれる 鬼頭莫宏原作 大樹蓮司「ぼくらのalternativ2」を読んだ
主人公体質の子・身重の子・優しすぎる子の三人、身重の子の復讐劇とその顛末がメインといっても良いが残酷ながらも自業自得も思わせる非情な展開となってる
先にもあるが結論を一つに絞らず別の意見や可能性も提示して見せる所が悲劇を際立たせてる、そんな訳でキャラの実態や展開も予想外と頁めくる手も進む
.
日日日に関連ある作者という事で 少年犯罪が話題になった事や取り巻く環境と社会への問題提示までも 鬼頭莫宏原作 大樹蓮司「ぼくらのalternativ3」を読んだ
少年犯罪一歩手前・家族に愛されたオタク娘・報道関係者の孤独な子、今回はマスコミ等にも話題は展開し話自体も一連で関連性のあるものになってる
マーヤの暗躍もたまらんが結論一つに絞らないも徹底されて真実が一つしか無い異世界の戦いはそれが収束されてる、あとアニメ大好きなお父さんのキャラも凄く良い
.
日日日に関連ある作者という事で最終巻あとがきにもある優しく最後の希望の伏線ともなる巻 鬼頭莫宏原作 大樹蓮司「ぼくらのalternativ4」を読んだ
本来の搭乗者・殲滅した世界の自分との対峙・二重国籍の娘、異世界の実態や人類自身による自滅そしてザ・ムーンでもお馴染みの細菌兵器と世界的に追い込んでいく
次巻は異世界とも絡むし改めて見ると問題の発展の仕方がどんどん拡大しててよく計算されてるなぁと、今回は前述の他にもオマージュがあってそこも見所で楽しい
.
日日日に関連ある作者という事で最終巻で最後に対談収録挿絵担当原作者のお遊びもあり 鬼頭莫宏原作 大樹蓮司「ぼくらのalternativ5」を読んだ
全体で見ると教師など解けてない点もあるが精神戦のハッピーエンド・最大の謎であるマーヤ・残された一人、この状況下で何の為に戦うかと根源的な部分に迫る
マーヤの話は伏線回収でもあるが謎が収束されてく様は面白い、この手の話は全てナシの結論出す手もあるがちゃんと内容に取り組んで納得いくオチ方してくれてる
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