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雑記 書籍感想文 ライトノベル関連等特殊3
むらさきゆきや・土屋つかさ作品の感想 書籍感想文
基本的にタイトルリストはジャンル別で、文章自体は下に行くほど古くなります
[]内が実際に読んだ日、()内は公開した日、()内文章は校正した時に追加・削除した文章
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時間経過による変遷やまとめ時の追加修正もありますが雑記公開時の文と、雑記未公開の読んだ当時の控え感想の二種類
当時の感想なんで知識不足による間違いや現状では考えが変わってる場合もあります、基本下に行くほど古くなります
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■ 土屋つかさ ラストマギカの魔工契約
■ 土屋つかさ メカクシ団:ウォッチャーズノベル 少女のキモチとぼくらのチカラ 全一巻
■ 土屋つかさ 隻眼の龍王と水晶機装の戦姫 全一巻
■ 土屋つかさ The Stories of Schatzkiste 私設図書館のメイドたち 全一巻
■ 土屋つかさ 那由多の軌跡 全一巻
■ 土屋つかさ 超粒子実験都市のフラウ 全二巻
■ 土屋つかさ それがるうるの支配魔術 全六巻
■ 土屋つかさ サマーウォーズ クライシス・オヴ・OZ 全一巻
■ 土屋つかさ 放課後の魔術師 全七巻
■ むらさきゆきや 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 既刊一巻
■ むらさきゆきや 覇剣の皇姫アルティーナ 既刊十巻外伝一巻
■ むらさきゆきや 浮遊学園のアリス&シャーリー全四巻
■ むらさきゆきや 銀弾の銃剣姫 全三巻
■ むらさきゆきや 英雄伝説 碧の軌跡いつか貴方とお茶会を
■ むらさきゆきや 英雄伝説零の軌跡 午後の紅茶にお砂糖を
■ むらさきゆきや 小悪魔どもが俺の部屋を溜まり場にしている 全二巻
■ むらさきゆきや リザイア 繰りかえされる願い全一冊
■ むらさきゆきや他 勇者30超速短編集
■ むらさきゆきや ゆうれいなんか見えない!全六冊
■ 土屋つかさ ラストマギカの魔工契約
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Vol 3001[2015-07-07]
ラノベ作家を順次扱っている、名探偵コナンのノベライズ発売中 放課後の魔術師の土屋つかさの九回目
「リスト作る時に扱い忘れてたと気づいたのヨ」
「紙に書いときゃ良いじゃないですか、ポンコツですネ」
[土屋つかさの巻9[END]]
「うちには紙に書いてても忘れるポンコツしかおらん気がするノー」
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14年刊既刊一巻 ラストマギカの魔工契約(デュアリズム)、秘密を持つポンコツロボ娘との冒険
ロボ娘要素は他作でもある。また、世界の秘密を握るアイデアのテーマが好きと前書きで書かれてる
ここらもミステリーが下地にある人らしい。初期作は真面目だが、近作ではギャグを入れたい願望も見られる
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コナンノベライズは出たばかりで貸出も先。土屋つかさはここまで。ミステリーあんま読まんので興味深い作家だった
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[2014-07-17]
日日日に関連ある作者という事で 14年のスチームパンク風作品 土屋つかさ「ラストマギカの魔工契約」を読んだ
設定的な部分も含め波が薄い部分もあるが、相変わらず読み易く良い文章で言いたい事もはっきりと提示出来てる
過去作であったロボ子要素もこの作品では十分に発揮 有能そうでポンコツなノイエは良いキャラ、旧作から転じ新しい事が出来てる
■ 土屋つかさ メカクシ団:ウォッチャーズノベル 少女のキモチとぼくらのチカラ 全一巻
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Vol 3000(2015-06-30)
ラノベ作家を順次扱っている、6/30に担当の名探偵コナンのノベライズ発売 放課後の魔術師の土屋つかさの八回目
「うちのサイトで一番の秘密は、実はアイツなんだヨ」
「タヌキによる、タヌキウォッチャーズですかネ」
[土屋つかさの巻 8]
「今作は現実とリンクさせた展開。こういうのも、先行例は見つけられるんじゃノー」
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15年刊「メカクシ団:ウォッチャーズノベル 少女のキモチとぼくらのチカラ」現実で発生した事項を小説に置き換えた作品
アニメ化されてるが詳しくは知らない。ただ、今作を読んで察すると、70年代の寺山修司の参加型野外劇に近い気がする
上記劇は今もネット使った後継者いる筈。それを若い人も直観でやってる。小説化を理論的な土屋つかさにさせたのも正解
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[2015-04-13]
ラノベ扱ってる関連から 若い人に人気って聞いてたのでどんなもんか知りたかった点でも良い 土屋つかさ「メカクシ団:ウォッチャーズノベル」を読んだ
視聴者参加型の謎解きでスタンプラリーみたいなのもあるヨといった所でひぐらしなんかに近いのかも、設定の細かい点がぼんやりしてるのも若い人のリアル
内容的にも時間軸をバラバラにして視点を切り替えながらの展開と実験してる、設定含む各種小道具も現代に即したものでリアリティ感じて面白がれる事に納得
■ 土屋つかさ 隻眼の龍王と水晶機装の戦姫 全一巻
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Vol 2098(2015-06-23)
ラノベ作家を順次扱っている、名探偵コナンのノベライズ担当決定 放課後の魔術師の土屋つかさの七回目
「この作品はスチームパンクなんだヨ」
「ゴーグルっていうのはスチームパンク向きの小道具だったんですネ」
[土屋つかさの巻 7]
「どういうものか定義しようとすると、なかなか難しいジャンルではあるノー」
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14年刊既刊一巻 隻眼の龍王と水晶機装の戦姫、設定としては前述どおり特殊だが展開は少年漫画的とメモしてる
新興のオーバラップ刊、編集から「頁ふえてもいいので、土屋さんの世界を描いて下さい」と言われ嬉しかったとある
この人のSF傾向をよく反映したオーダー。絵で見せる所も多く小説だと難しいジャンル、だが起源は海外のSF小説
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スチームパンクというとスタートレックのボーグのデザイン思い浮かべた。あれは映画のデューンのスタッフも担当してる
デューンは大長編小説。つの丸の好きなSWなんかにも影響あたえてる。SFは小説でもイメージの世界だなと納得
[2014-07-05]
日日日に関連ある作者という事で、今までの作品からすると完全に新境地 土屋つかさ 「隻眼の龍王と水晶機装の戦姫」を読んだ
理論整然としてて文も整ってる作家なんで元々スチームパンク書きたかったのはゲーム会社で働いた履歴と共に驚き、まだ新境地としては初期作品
展開としてもサービスや展開への娯楽要素に成長余地は十分にある、挿絵も今までと違い少年誌的な強い線でここらも新しい事してる
■ 土屋つかさ The Stories of Schatzkiste 私設図書館のメイドたち 全一巻
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Vol 2096(2015-06-16)
ラノベ作家を順次扱っている、名探偵コナンのノベライズ担当決定 放課後の魔術師の土屋つかさの六回目
「メイドだヨ」
「榊一郎さんもよく使うジャンルですネ」
[土屋つかさの巻 6]
「これはかなり特殊な書籍、企業のPR小説といった所かノー」
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13年刊 「The Stories of Schatzkiste 私設図書館のメイドたち」 [秋葉原の私設図書館兼メイド喫茶のシャッツキステの話]
こういう形の文章は過去にも例がある。60年代に地方ブームが発生して、お化けみやげものに関する由来を創作した文章など
古くは寺社の由来の奇跡譚にも繋がると思う、今作も取材した上で、実際におきた事件を創作に置き換えたもの
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この人はGoogleの特殊な拡張現実ゲーム「Ingress」の文書の翻訳も趣味でしてる。いまもゲームプランナーと兼業のはずで幅が広い
[2014-06-22]
日日日に関連ある作者という事で 原作シャッツキステで別棚にあった 土屋つかさ「ザ・ストーリーズ・オブ・シャッツキステ 私設図書館のメイドたち」を読んだ
原作があるのでわかる様でちょっと特異な小説になる、実際にあるメイド喫茶みたいな所の企画で取材した上でそこでおきた事件を物語に置き換えてる
人によると思うが現実と直結してるので少し距離感じる所もある、ただ企画としては面白いし話自体も穏やかな淡々としたものでユニークな作品と思う
■ 土屋つかさ 那由多の軌跡 全一巻
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Vol 2094(2015-06-09)
ラノベ作家を順次扱っている、名探偵コナンのノベライズ担当決定 放課後の魔術師の土屋つかさの五回目
「これのノベライズは以前にも扱いましたネ」
「むらさきゆきや扱った時ヨ」
[土屋つかさの巻 5]
「これも作家の個性が出てミステリーの風味もあるんじゃノー」
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13年刊 那由多の軌跡、むらさきゆきやの物と違って出版元が星海社 ゲーム本編を知らなくても大丈夫な作りの話になってる
辿りつき方が[作品or作家]でノベライズの見方は違ってくると思う。ジョジョなんかもノベライズあるが結構むずかしいジャンル
元ネタをしらない前提でも読める方が自分としてはありがたい。ここらも前回の落語の話と繋がるが昔は芝居しってる事が前提の話多い
[2014-06-22]
日日日に関連ある作者という事で ゲームを元にしたノベライズとなる 土屋つかさ「那由多の軌跡」を読んだ
別作家の作品でも日本ファルコムのゲームの番外作品読んでるが出版社が違ってこれは星海社からとなる、手軽に調べれるゲームの小説化も最近はお馴染み
原作は知らないけどちゃんとわかる内容になってたし、原作があるという縛りはあれど戦闘では無く物語の中の謎を解くミステリーな作りにしてるのも読み易い
■ 土屋つかさ 超粒子実験都市のフラウ 全二巻
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Vol 2092(2015-06-02)
「これはSF設定の作品なんだヨ」
「頭が良い人がSF作品作るというのは納得できますネ」
[土屋つかさの巻 4]
「ただ現状では2巻分のみなんじゃノー」
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13年刊全二巻超粒子実験都市(グロアポリス)のフラウ、ロボ娘が主役でメイドの家電ロボが話に絡んでくる
SF作品というのは特殊で人物でなく世界設定や小道具に重きがおかれる場合がある、今作もその傾向は強いが読みやすい
海外のSF作家にも頭がいい人は多い。ただ現状をみればわかる様にそっち系のかっちり作ったSF作品は受けにくい所ある
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日日日がゆずはらとしゆきの事よくあげてるがあの人もそれ系の作品作ってる。榊一郎にも世界設定から固めていった作品はある
まあ自分も世界でメジャーなSTを例にしても、初見だと難しいかもと思う所はある。異なる世界の文化や価値観を扱うのが理由と思う
関西には東京中心文化への対抗心もあり、それで異国のSTが受けるのかも。既定の考えを変えうる力を持つSF作る人には頑張ってもらいたい
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今ちょっと落語を調べてるが、これも風俗や言葉や価値観が変わって今だと難しい話多いみたい。時代劇はSFって話もあった筈
[2014-06-17]
日日日に関連ある作者という事で ロボ娘がメイン 土屋つかさ「超粒子実験都市のフラウ」を見た
他の人気作とも似た傾向のある作品、放課後にもロボ娘が出てくるがあっちは女性視点でパッとしなかったので ああこういのも本来は好きなんだなと
展開自体が順を追って整い過ぎて緊迫感が薄かったりキャラも先行作品と似た所があるとはいえ、文章がめちゃくちゃ読み易いのはポイントと思う
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日日日に関連ある作者という事でこれで終了となる 土屋つかさ「超粒子実験都市のフラウ2」を見た
ロボ娘話は控えめだがメイドの家電は話に絡みキャラより世界設定を描きたいんじゃという感じはする、その分小道具の説明と活用は良く出来てる
やっぱりあまりに展開が整い過ぎて緊迫感が薄い感はあるが文章は整理されてるので読み易い、理論整然と話作ってくタイプと思う こういう人は後年伸びやすい
■ 土屋つかさ それがるうるの支配魔術 全六巻
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Vol 2090(2015-05-26)
ラノベ作家を順次扱っている、放課後の魔術師の土屋つかさの三回目
「長編作品で後に回そうとしたけど、刊行順では早いのヨ」
「放課後の魔術師継承のミステリー作品ですネ」
[土屋つかさの巻 3]
「世界の仕組みそのものを書き換えてしまう女の子がヒロインなんじゃノー」
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11-13年刊行全六巻 それがるうるの支配魔術(イレギュラー)、これは設定が凝ってて物事のルールそのものを疑問視する様な内容
放課後の〜の女性視点から変わり男の主役、女の子キャラの個性も立たせようとしてるけど、展開はミステリーでそこがメインの話
5巻のとオチから最終巻に至る超展開と云える流れを、理論整然に買いて納得させる話に感心した。ミステリー系はラノベだと珍しい筈
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話が変わるが本職のミステリーの人の舞城王太郎のジョージ・ジョースターを読んで凄く面白かった、ミステリ作家はやっぱ頭良いんだなぁと
[14-03-02]
日日日に関連ある作者という事で、土屋つかさ 「それがるうるの支配魔術1 ルールズ・ルール」を読んだ
前シリーズは女性視点だったがこれは男性視点になる、こっちの資質の問題で読みやすくはあるが本質ミステリは共通
キャラの面白さも立てようとしてるが本質はミステリ、伏線張りながら展開してくので凝った作りにもなってると思う
[14-03-02]
日日日に関連ある作者という事で、土屋つかさ 「それがるうるの支配魔術2 リメンバランス・パズル」を読んだ
ミステリはこっちの資質の問題で苦手なんだが、これは段階を踏んで伏線の謎が繋がっていくので良く出来てると感心した
昔の恋人の残した謎探しと真相、全然関係ないような伏線が実は関連があったみたいに繋がっていくのが面白かった
[14-03-02]
日日日に関連ある作者という事で、土屋つかさ 「それがるうるの支配魔術3 ファミリアル・リドル」を読んだ
前シリーズは背景に組織の存在があったが、これも話全体を引っ張る要素として過去の秘密や魔術の存在というのがある
三不思議の秘密、学園モノの体裁で話が飛躍しすぎる感もあるがミステリとしては段階を追って謎がわかって読み易くはある
[14-03-02]
日日日に関連ある作者という事で、土屋つかさ 「それがるうるの支配魔術4 ロックドルーム・ゴッデス」を読んだ
田舎に帰ることで明らかになる過去の秘密、これも世界観から飛躍した謎が出てくるが話の展開で世界観に準じた謎で落ちる
サービスシーンもあるが元々女性視点のシリーズやってた人なんで、そこらでアレッとなる読者も多い気はする
[2014-06-22]
日日日に関連ある作者という事で 久々に読んで設定忘れてたが読んでたら思い出す 土屋つかさ「それがるうるの支配魔法5」を読んだ
ミステリーで名所巡りながら謎を解くのは鉄板だが、遊園地巡りをしながら謎を解いていく話でキャラ萌えじゃなくてやっぱりミステリー作品
最後のオチも一般のミステリーだとやりにくい方法でここらもジャンルを生かしてる、文章も相変わらず整って頭の整理が良くされた作者と感心
[2014-07-05]
日日日に関連ある作者という事で、前巻の衝撃の引きからの最終巻 土屋つかさ 「それがるうるの支配魔術6」を読んだ
前巻からの展開としては超展開といってもいいけどそれを理論整然に説得力持たせて説明するのは流石、死者の復活もあるけど納得出来る
あとがきのゲーム会社の就職に関する逸話も作品内容とマッチしてて面白かった、カイジなどもこれ系の作品といえるルールの裏付く作品
■ 土屋つかさ サマーウォーズ クライシス・オヴ・OZ 全一巻
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Vol 2088(2015-05-19)
ラノベ作家を順次扱っている、放課後の魔術師の土屋つかさの二回目
「ちっちゃい子が主役で無いのですネ」
「ボクもこの子が主役とばっか思ってたのヨ」
[土屋つかさの巻 2]
「公式ではわき役扱いじゃが、存在感の強いカズマの外伝小説なんじゃノー」
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09年公開の映画の小説版、10年刊「サマーウォーズ クライシス・オヴ・OZ」映画本編前の外伝話となる
感想書いたのは以前で映画に関してもほぼ忘れてるのでアレだが、これも当時のメモ見ると個性出た作品と書いてる
現実世界での交流と謎解きのミステリー系の話で元作品の読み込みも深く、作中には恒例のゲームも出てくる
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この人には他にも難しいとされる作品のノベライズ仕事あるが、筋道だって考えられる人なので適役と思う所はある
[14-03-02]
日日日に関連ある作者という事で、土屋つかさ「サマーウォーズ クライシス・オヴ・OZ」を読んだ
アニメ映画原作に持つ小説版と言う事になる、原作映画を見たか忘れちゃったので原作知らない立場と言う事で読んでる
ネタが旬のモノで時代出てる部分もあると思うが、基本善良な登場人物の心情や話の内容に合わせたゲームなど作家の個性は出てる
■ 土屋つかさ 放課後の魔術師 全七巻
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Vol 2086(2015-05-12)
ラノベ作家を順次扱っている、放課後の魔術師の土屋つかさの一回目
「これ調べたの一年前なんですよネ」
「全作読み進めると書いてる人が見えてくるものなのヨ」
[土屋つかさの巻 1]
「08年から10年までで全7巻、ミステリーなお話なんじゃノー」
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原タイトル論理魔術師は深夜の廊下で議論する 3H2Aから改題の土屋つかさデビュー作、秘密を秘めた女の子が主役のお話
当時書いたメモ読むと最初は自分がミステリ苦手で困惑した事や、女性主人公視点なので人間関係も珍しい展開するとある
土屋つかさを一言で云うと物凄く筋道が通ってて頭が良いって印象、萌えだけで無くミステリーやSF調の話も得意としてる作家さん
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今作の特徴の一つとして作中で度々登場し上手く使われる卓上ゲーム各種がある、これはこの人の好みを反映してて個性出てる
謎解きが主題になってるって所もあるがこの人の作品の登場人物は皆落ち着いた性格してる、ここらも本人の知性の成せる業
***
休み中に榊一郎作品で読めるもの全作読み終えた約3か月で約180冊と頑張った、今はちょっと興味あって神坂一のスレイヤーズ!読んでる
榊さんの作品の継承と発展・傾向は見えてきたけど、時代毎のヒット作家を比較して後追いすると更に見えてくる所があって興味深い
[14-03-02]
ミステリはそんなに好きなジャンルで無くて読まないが、これは完全にミステリな内容で少し大変だった
日日日に関連ある作者という事で、土屋つかさ「放課後の魔術師」全7巻を読んだ
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女性が主人公で男の教師と恋仲になるというのも本筋の一つにあり、そういう面でも大変な部分はあった
これらはこっちの資質の問題なんで、女性視点のミステリが好きって読者なら問題ないしむしろ面白い部分と思う
教師の付き人にロボットみたいな娘が出てきてこれは好みだったが、まぁ攻略対象にならず挿絵も少ない扱いとなる
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ミステリ物で自分は苦手ではあるけどよく出来てると思う、この人の趣味を生かしたゲームの場面等もある
以下各巻簡単に感想、本当にダメだと途中で投げてるので最後まで読んだという事は文はしっかりしてると思う
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「放課後の魔術師1 オーバライト・ラブ」 学園に同世代の教師が来て自分が有力な魔術師と知る
女性視点で男が攻略対象だと中性的な扱いのキャラになるんだなと、犯行が操られて自覚無いのがいいアイデアと思う
「放課後の魔術師2 シャットダウン・クライシス」 学園のコンピュータが乗っ取られようとする
敵側のロボットみたいな娘も良いキャラだが女性視点だとそれ以上は無い、コンピュータジェシカは昔の恋人に相当する
「放課後の魔術師3 マスカレード・ラヴ」本拠地のクルーザーでおこる事件
旅行先で事件が起きるはミステリだと定番、組織の設定があるがミステリ主体だと魔法大戦争みたいには発展しにくい
「放課後の魔術師4 ワンサイドサマー」友達の女の子が訪ねてくる
短編集となる 女性視点が絶対条件なので女の子が出ても新しい友達扱いになって恋愛ドロドロの物凄い波は発生し難い
「放課後の魔術師5 スパイラルメッセージ」テストを受けにいって分断される
ミステリが本題なワケなんで恋愛ドロドロの話に行き難いってのもあるかもしれない、シリーズ後半の敵も登場する
「放課後の魔術師6 ミスティック・トリップ」旅行に行って師匠と会う
段々とキャラが良い人化していくのはこの人の性格の成せるものなんだろうなと、ミステリが主題なんで問題は無いと思う
「放課後の魔術師7 スマイル・ウィズ・ユー」教師と仲良くなって落ち着く所に落ち着く
妹のキャラなんかもずっと存在は書かれてたが、共に落ち着くべきところに落ちて安定した終わり方だと思う
■ 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 既刊一巻
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Vol 2078(2015-04-07)
ラノベ作家を順次扱っている、アルティーナ新刊8巻発売中 覇剣の皇姫アルティーナのむらさきゆきやの十回目
「ドレイと云っても現実だと時代や国の背景も考えて捉えんといかんのヨ」
「アンタみたいに私に尽くすのが喜びの人もいますもんネ」
[むらさきゆきやの巻 10]
「これは単なる娯楽作だから難しく考える必要は無いんじゃノー」
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14年出版 異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術、異世界に召喚されて最強だけど内心はビクビクな魔王 5月に2巻も発売予定
設定はありがちでも内容をスイングさせるのがこの作者の上手い所で、今回も最強モテモテながらメンタル弱く演技で必死に乗り切る魔王が主役
貞操帯なんてのがあるがこれは歴史上使われてたか不明な所多く実際は快楽高める小道具だったりする、これの奴隷もエッチな意味でのソレ
今回資料失くしちゃってメモ頼りにしてるが「挿絵少なめ」と残してて当然一般作なんで節度もある、冒頭の魔王のエンターティナーぶりも楽しい
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[2015-02-04]
ラノベ扱ってる加減から 講談社ラノベ文庫は挿絵少なめ むらさき ゆきや「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」を読んだ
異世界で無双系の話で現実味持たせる為に仮想現実設定も混入させてる、今回も娯楽作らしい作りで葛藤みたいな難しさは無い
ただ強いだけで無く、メンタル面の弱さからのエンターティナーだがカップル絶対許さんやRPG演技なんかは面白く作ってると感心
■ 覇剣の皇姫アルティーナ 既刊十巻外伝一巻
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Vol 3090(2016-06-06)
[むらさきゆきや原作漫画版アルティーナ#14が公開中]
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「絵担当の人が体調崩しちゃったのヨ」
「絵が無いとラノベは出版が出来ないんですネ」
[アルティーナ 10巻]
「これが現状での原作最新刊になるんじゃノー」
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頑張りましたという作者の呟きもあった筈の巻。作家によって傾向はあるけど、今巻は戦闘重視して、敵との会話での対決場面もあったりして、確かに頑張ってた。巻増えると話も広がる
馬使った戦闘なんかも頑張って入れてる。魔法無し・銃ありの世界観なんで、普通のファンタジーと差別化出来てる。日本の戦国以前に、西欧は大規模戦を既に済まし、技術進化してる
土器こねてる頃にはピラミッド・古墳の頃にはローマ帝国・古事記の頃にはイスラム拡大・ちょんまげの頃には世界貿易等々。世界規模で見ると日本の歴史は後追いが多く、遅れてる所ある
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文字や社会形式など、日本は中華の影響が強すぎる面もあると思う。一方で、明治期など西洋の知識を勉強して、追いつこうとしてる時は、伸びが良くセンスも発達してるのではとも思う
[2015-10-10]
ラノベ扱ってる関連から だいぶ間が空いてたのと資料読みこんでた時期というのもある むらさき ゆきや 「覇剣の皇姫アルティーナ 9」を読んだ
前述理由で集中して読めなかった。軽くは読み易くはあるが、がっつりと作り込んでる作品では無い。更に今巻は展開的にも地味な所ある
がっつりファンタジーやると思想や宗教も入るが、それはさすがに娯楽作とは言い難い。なかなか難しい局面に入ったシリーズだとは思う
[2016-5-26]
ぼんやりしてる間に続刊読むの遅れたが、これまでの話つくのも今作の良い所 むらさき ゆきや 「覇剣の皇姫アルティーナ 10」を読んだ
自信作ですみたいな呟きあって躊躇してた点もあった。だが実際読んでみると、普段のこの人の作風から考えてかなり頑張ってる内容。文体そのままで密度ある
ほぼ全編にわたり合戦してるが、細かい点までフォローし、軍馬もあり、言葉での対決的展開もある。絵の人がダウンして今巻で停止状態になってるのは不遇な所
Vol 2080(2015-04-14)
ラノベ作家を順次扱っている、アルティーナ新刊8巻発売中 覇剣の皇姫アルティーナのむらさきゆきやの十一回目
「貸出都合で粘ったけどここまでだったヨ」
「現在番外1巻含め8巻までで取扱いは7巻分までですネ」
[むらさきゆきやの巻 11]
「魔法や魔物は無し、中世末期風の世界が舞台の戦記モノなんじゃノー」
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12年より開始で継続中の覇剣の皇姫アルティーナ、娯楽作品で若い層が初めて見るには最適な面白い異世界戦記作品になってる
これ系は主人公達中心が一般的だが、今作は3巻の宮廷劇・4巻の別のキャラ達の話を経て軍略駆使した大作戦と幅広い展開を見せる
娯楽作品として節度ある範囲で現実の戦争の歴史の設定を取り入れてるのも興味深く、それでいて勧善懲悪の部分もあり読み易い
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榊一郎作品読んでる加減から榊さんが和物をやろうとして歴史考証をどこまで取り込むかで迷ったのがあるが、これ系は取捨選択がなかなか難しい
本当は古典の軍記扱った作品も意外に面白かったりするんだが、いきなりソレもハードル高かろうって所でこういうのから興味持ってくのも良いだろう
むらさきゆきやは一旦ここまで また機会あれば追加単発で扱う、5月に本更新あるので次回数回は繋ぎの単発作を経た後また特定作家を集中して扱う
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ラノベ作家を順次扱っている、アルティーナ新刊8巻発売中 艦これノベライズも好評 覇剣の皇姫アルティーナのむらさきゆきやの九回目
「いよいよ今の代表作にまでたどり着きましたネ」
「貸出都合もあるから少し引き延ばすヨ」
[むらさきゆきやの巻 9]
「14年11月に7巻と同時刊行された短編集なんじゃノー」
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覇剣の皇姫アルティーナ 小綺譚、書き下ろしを含む短編三本を収録 狂乱やまかでみもそうだかファミ通文庫短編は本編連動で脇を掘り下げる展開となる
単行本刊行前に公式webで公開され漫画版でも省略されてる1巻開始前の前日譚を書く話、戦記物らしい群像劇の中で第三皇子の転機を書いた書き下ろし
そして重要なのが同じく公式で公開された第一皇子の短編、これが好評だった事から本作は群像劇化し作者の才能の開花と作品の幅の広がりへと繋がっていく
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[2014-06-12]
日日日に関連ある作者という事で ジャンル的には軍記物に当たるのでユニーク むらさきゆきや「覇権の皇姫アルティーナ」を読んだ
人物や世界描写などヌルいと思う所はあったが、初めて軍記物を読む人を想定した場合にはとっつきやすくなかなかいい選択なんだと感心もした
描写の大半を左遷された英雄に当ててるのも少し変わってる、キャラの掘り下げが薄すすぎる等の不満もあるが変な媚で構成してないのも面白い
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日日日に関連ある作者という事で 攻城戦を描いた二回目 むらさきゆきや「覇権の皇姫アルティーナ2」を読んだ
やはり前巻と同じでその設定でこれはおかしいと思う所も多々あるが、わかりやすい形での軍記物としては正解だし馴染みやすいとは思う
13年刊でこのシリーズは貸出の人気が高く、ファンタジーでも単独での冒険モノから軍記に読者の注意が向いてるのは面白いなと思った
[2014-10-14]
日日日に関連ある作者という事で シリーズが続いて貸出も多いが今巻で納得 むらさきゆきや「覇権の皇姫アルティーナ3」を読んだ
あとがきで珍しいと書いてる様に宮廷内での相続をめぐる陰謀劇、前巻まで心理描写が弱いと思ってたのでこんなのもいけると感心
派手では無いかもだが何と戦ってるかの部分で単純にバトルだけをしてるより話も広がって良い、金色毛の馬や馬車と馬関連も充実
[2014-12-03]
日日日に関連ある作者という事で 貸出都合で順番が狂ってしまった むらさきゆきや「覇権の皇姫アルティーナ4」を読んだ
何故戦争になったかの部分で敵国とメインキャラとは異なるキャラ達の話、本筋の部分でここまで話を別方向に向けれるのが面白い
何故戦争になったかも娯楽作品としてわかりやすい方向に向けつつ庶民の台詞など細かい部分で現実味出してる、ちゃんと娯楽作なのが偉い
[2014-10-30]
日日日に関連ある作者という事で 貸出都合でさかのぼって読む事に、むらさきゆきや「覇剣の皇姫アルティーナ 5」を読んだ
近代兵器導入する敵に敗退する話ながら、敗北はモブが担当したり上手い事撤退する話にしたりと暗い気持ちにさせない
細かい部分の描写も世界を広げる様に機能してて設定が邪魔になってない、作者の主張が織り込まれてるのも巧みに思う
[2014-10-18]
日日日に関連ある作者という事で 貸出都合でいきなり6巻、むらさきゆきや「覇剣の皇姫アルティーナ 6」を読んだ
最新鋭艦を軍略で攻略する海戦展開、 心理描写重視でなく状況で見せてくのが娯楽作として良い仕上がり
仏と英の対立を下敷きにして戦線がどう広がっていくのかとその背景も絡めて引きつける、話の幅が広いのは良い
[2015-02-11]
ラノベ扱ってる加減からネットで公開された短編集まとめ むらさき ゆきや 「覇剣の皇姫アルティーナ 小綺譚」を読んだ
前日譚はともかくとして第一皇子の話が受けた事が本編が群像劇となるきっかけとなった重要作、くすぐりのエロネタも笑わせる
書下ろしの第三皇子の話は主流のラノベに対する批判と共に、単純化してるが作品の行く末を握る思想も入りなかなか興味深い
[2015-03-10]
ラノベ扱ってる加減から貸出都合でズレたが短編集と同時刊行 むらさきゆきや「覇剣の皇王姫アルティーナ7」を読んだ
読んだ時期が戦争資料調べてた時でそこで比較してしまう、ナポレオン登場の少し前くらいだが騎士道観念みたいなのは扱われてない
今回は銃器と騎士突撃・陽動の他単騎決闘もあり日本の作だなぁと、娯楽作なんで設定面は単純化してるが内容は王位簒奪などらしい
[2015-05-20]
ラノベ扱ってる関連から、長期シリーズ化で今回は心理的な話 むらさきゆきや「覇剣の皇姫アルティーナ 8」を読んだ
前巻で裏切りが発生して国も混沌とした状態になつた事もあるが、今回は戦闘は休みで主人公の行動や悩みが書かれる
ちょうど文章の本を読んでた頃なんで比較して読んでた、会話に…と曖昧な表現使ってる所多く日本的な作品だなと思った
■ むらさきゆきや 浮遊学園のアリス&シャーリー全四巻
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Vol 2075(2015-03-24)
ラノベ作家を順次扱っている、アルティーナ新刊8巻発売中 艦これノベライズも好評 覇剣の皇姫アルティーナのむらさきゆきやの八回目
「特殊能力持った人達の学園モノだヨ」
「あなた普通だから呼ばれてないんじゃないですかネ」
[むらさきゆきやの巻 8]
「ワシだって特別じゃ!カミ様と呼ばれても良いぐらいなんじゃノー!」
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浮遊学園のアリス&シャーリー、うちで取り上げてる作家も大挙して参加したオーバーラップ文庫創刊メンバーにこの人も入ってる
前述通りありがちとも云える異能学園モノだが、凄いけど使い道が無い能力の主人公筆頭に強すぎて孤立するヒロインなど工夫がある
展開もアクション一辺倒にならず謎解きや捻った部分ありユニーク、娯楽作ではあるが凡人と能力者の話や平和的な面など作者の個性が出てる
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[2014-06-22]
日日日に関連ある作者という事で 13年発行でジャンル確立した学園異能もの むらさきゆきや「浮遊学園のアリス&シャーリー」を読んだ
一巻らしくキャラが絞られてるので話を追いやすいし、判で押した様なわかりやすすぎるキャラで無く内面まで描こうとしてるのも好感は持てる
主人公の能力の秘密で引っ張ってその実が凄いけど本当に役に立たない能力なのも面白い、多少万能設定な気もするがミステリーならば問題は無い
[2014-07-05]
日日日に関連ある作者という事で、男性の新キャラのプッシュが目立つ むらさきゆきや 「浮遊学園のアリス&シャーリー2」を読んだ
男の娘的なキャラも出してるけど挿絵が無かったり主人公の特殊能力が今回ほぼ未使用・悪役描写がステレオタイプ的と気になった点もいくつかはある
展開自体は前回予告通り友達の女の子の活躍もあるが続刊前提の扱いとなってる、謎解き物かアクション物かで曖昧になった点もあるがバトルは工夫してる
[2015-01-14]
ラノベ作家扱ってる関連から、人気が出て借り出しに間が空いた むらさきゆきや「浮遊学園のアリス&シャーリー 3」を読んだ
2冊同時刊行で間が空いた事があって忘れてた部分もあるが、今回もバトル系の話ながら料理の話と捻りを加えている
そんな訳でドンパチは控えめだが、文自体は相変わらず読み易く展開的にも鉄板に近い流れに自分の主張も加えると手堅い
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ラノベ作家扱ってる関連から、これで最終巻となる むらさきゆきや「浮遊学園のアリス&シャーリー 4」を読んだ
今までの巻で出してた要素を生かしつつ、特異な主人公の能力が最後に活きるという上手く出来た話となってる
勧善懲悪な展開や結末・キャラの掘り下げは娯楽作品としての仕上がりだが、それを狙ってやってるので問題は無い
■ むらさきゆきや 銀弾の銃剣姫 全三巻
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Vol 2073(2015-03-17)
ラノベ作家を順次扱っている、アルティーナ新刊8巻発売中 艦これノベライズも好評 覇剣の皇姫アルティーナのむらさきゆきやの七回目
「異世界の侵略から戦う軍人の話だヨ」
「挿絵も元自衛隊経験者が担当なのですネ」
[むらさきゆきやの巻 7]
「ワシはそーいうシリアスなのを待っとんたんじゃノー」
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「作者は平和主義で当然娯楽作だヨ」
「これが日本の自衛隊の実力なのですネ!」
[むらさきゆきやの巻 7B]
「わ、ワシは武器的な物を求めとったワケでノー…」
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13開始全三巻 銀弾の銃剣姫、女の子達が特殊武器持って戦う話で絵も含めサービス満点 展開的にもサプライズが上手く仕込まれてる
武器イラストも一部でありアルティーナでもある小道具設定はこれにも付属、この人は以前に榊一郎と戦車に乗りに行った話があった筈
アルティーナも戦記モノで軍事好きなんだろうナとわかる、そして榊一郎も調べ始めてるが確認出来ただけで180冊近くあり数ヵ月はかかりそう
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[2014-06-26]
日日日に関連ある作者という事で13年発行ファンタジーと思ったら現代物だった むらさきゆきや「銀弾の銃剣姫」を読んだ
ガチガチの軍人が転入するは他作でもあるがコレは女の子、設定上主人公が途中で死亡するサプライズもあるのでなかなか面白い話になってる
絵の人が元自衛隊員なのもポイント、自衛隊員の描く空想的な武器なんかなかなか見れないしそこの部分でもこうなるのかと感心する部分は多かった
[2014-08-16]
日日日に関連ある作者という事で シリーズ物らしくキャラ追加 むらさきゆきや「銀弾の銃剣姫2」を読んだ
水着回と二話目ながら手堅い作りになってる、ベタな話だが服着るなと言ったらそのまま全裸で来る辺りは面白い
大決戦とまではいかずとも模擬戦などの話も挿入されるので読み易い、人物でなく話で見せていってるといった印象
[2014-09-12]
日日日に関連ある作者という事で、前回も水着だったが今回はプールと水辺好き むらさきゆきや「銀弾の銃剣姫 3」を読んだ
挿絵の肌色比率が凄く高いが新登場のキャラのガトリングも絵が欲しかったのでなかなか難しい所、娯楽作品としてこの作家らしい安定した仕上がり
前述の件も含めサービスは唐突かつ無理に入れた感もあるが機能はしてる、敵の描写を控えめにしてたのでそれが今回で出てくるのも新しい展開となってる
■ むらさきゆきや 英雄伝説 碧の軌跡いつか貴方とお茶会を
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Vol 2071(2015-03-10)
ラノベ作家を順次扱っている、アルティーナ新刊8巻発売中 艦これノベライズも好評 覇剣の皇姫アルティーナのむらさきゆきやの六回目
「これは前回継承のノベル版ですネ」
「内容的にも前巻継承になるヨ」
[むらさきゆきやの巻 6]
「前巻から2年経過後の14年発行、続けてノベル版をまかされてファン評価の高さがわかるノー」
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英雄伝説 碧の軌跡いつか貴方とお茶会を、前巻と同じくゲーム原作のノベル作品でキャラ個人に焦点をあてた穏やかな作品群となる
ゲーム知らないと難しい所あるが、前回述べたST小説のどの時期に出たかで設定を区別する必要ある等に比べると読み易いと言える
この人は視点の置き方として遠い所から俯瞰して全体を見回す傾向が感じられる、過去ゲーム会社でMMORPG作ってたの呟きありその加減かなと
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[2014-08-05]
日日日に関連ある作者という事で 先にもこのシリーズで一冊書いてるゲーム外伝作、むらさきゆきや「英雄伝説碧の軌跡いつか貴方とお茶会を」を読んだ
ずっとご飯食べてたり買い物してたりと穏やかな内容になってる、この人の視点の置き方として遠い所から俯瞰して全体を見回すというのがあるのかもしれない
ゲーム本編を知らないとやっぱりキツイ所もあるが短編の集まりなんで読むのに苦労はしない、外伝作品として求められてるものにも合致してるのと思う
■ むらさきゆきや 英雄伝説零の軌跡 午後の紅茶にお砂糖を
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Vol 2069(2015-03-03)
ラノベ作家を順次扱っている、アルティーナ新刊8巻発売中 艦これノベライズも好評 覇剣の皇姫アルティーナのむらさきゆきやの五回目
「撮影都合で別書籍も写ってるヨ」
「上のブースター写真に私達がいないのも撮影都合ですよネ」
[むらさきゆきやの巻 5]
「急にSTの話をする事になったりと人生は「こんな時に」の連続なんじゃノー」
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12年12月刊 英雄伝説零の軌跡 午後の紅茶にお砂糖を、土屋つかさの本も写ってるがちょうどカゲロウデイズのノベル版担当発表も出たし良いだろう
ゲームのノベル版となるが原作知ってる人向けの各キャラごとの穏やかめな短編集となる、原作知らないと辛い点もあるが穏やかさはこの人の個性が出てる
海外でもSTのノベル版が多々あるが「ブラッド・ミュージック」のグレッグ・ベアや「ドクター・アダー」のK・W・ジーダーと有名作家の作もあり、いずれも個性が出てる
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[2014-06-22]
日日日に関連ある作者という事で ゲーム原作でこのシリーズは他にもある むらさきゆきや「英雄伝説零の軌跡 午後の紅茶にお砂糖を」を読んだ
12年だが発行があまり聴かない出版社からで珍しい、これは原作知ってる人向けの作りで各キャラごとの穏やかめな短編集となってる
原作を知らないので少し厳しい所も多かったが、軽い短編集らしい穏やかな話を中心に構成してるのはこのゲーム好きな人には面白いんだと思う
■ むらさきゆきや 小悪魔どもが俺の部屋を溜まり場にしている 全二巻
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Vol 2067(2015-02-24)
ラノベ作家を順次扱っている、2/28にアルティーナ新刊8巻発売 覇剣の皇姫アルティーナのむらさきゆきやの四回目
「新しい服や武装はいつ出来るのかノー」
「あんた私たちのシモベみたいなモンじゃないんですかネ」
[むらさきゆきやの巻 4]
「神姫どもがボクの部屋を溜まり場にしてるヨ!」
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13-14一迅社刊 小悪魔どもが俺の部屋を溜まり場にしている 全二巻、娯楽志向強い作者にして実験的な意欲作となる
前回挿絵の順番が違うリザイアを扱ったが今回も厳しい、主人公不在を売りにしながら見開きで主人公が登場してしまってる
話は存在せず可愛い女の子が会話するのを「俺」が観察する掌編数十本と勇者30にも近いが、前回に続き損してるなあと思う
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[2014-08-05]
日日日に関連ある作者という事で 女の子可愛い系の話だが生態観察のレポとも むらさきゆきや「小悪魔どもが俺の部屋を溜まり場にしている」を読んだ
リザイアでも挿絵の順が狂ってたが今回も主人公が名前が無く俺だけって工夫が、見開きにイラストと名前でパーになってたりと報われない所もある作品
先に書いた様に細かい分節にわけ女の子を観察する話で主人公の存在は希薄にしてる、同設定の作品もあるが主人公の希薄さで女の子中心の話となってる
[2014-08-25]
日日日に関連ある作者という事で 掌編の組み合わせ むらさき ゆきや 「小悪魔どもが俺の部屋を溜まり場にしている 2」を読んだ
先に勇者30と言う短編集に参加してるがそれを思わせる短編形式40本の集まり、その際と同じく連続性を持たせた話が多い
14年の作品で同様の形式も他で見てるので興味深い、口絵で主人公は出てるが作者の意図としては主人公の希薄さは徹底させたい様
■ むらさきゆきや リザイア 繰りかえされる願い全一冊
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Vol 2065(2015-02-17)
ラノベ作家を順次扱っている、2/20に富士見から新刊発売 覇剣の皇姫アルティーナのむらさきゆきやの三回目
「ポニーキャニオンは音楽会社ですよネ」
「そう めめの旦那さんも所属、有頂天も最初ここからメジャーデビューしてるヨ」
[むらさきゆきやの巻 3]
「ぽにきゃんBOOKSから2013年発行、今も防衛部などアニメと連動の動きしとるノー」
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リザイア 繰りかえされる願い、音楽会社発行のライトノベル立ち上げでワルキューレロマンツェ文庫版等と共に刊行された一冊
内容自体は八方美人が苦労する話と普遍性あり問題無いが、打ち合わせ場所がどこかわからず苦労した話などそれ以外に目がいく
挿絵はロリガ監督参加作にも参加のアニメ畑の人が担当だが、これも絵の内容で無く順番が間違ってるなど致命的なミスがある
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昔でもインディーズだったケラをナゴム・劇団との掛け持ち条件で引き込んだりと意欲的な所はあるが、どこか抜けてる所も目立ってしまう
白土三平も思想的な部分で見られがちで功罪で諸刃の剣な部分はあるが、内容以外の所で損してしまう部分あるのは勿体ないなあと
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[2014-06-22]
日日日に関連ある作者という事で これも13年珍しくポニーキャニオンの出すラノベ、むらさきゆきや「リザイア繰り返される願い 1」を読んだ
あとがきで打ち合わせの場所間違えた話があるが出版業もやってたのは自分も驚き、ただやっぱり慣れてないみたいで挿絵が間違った場所に入ってる
絵自体は問題無いし話自体も八方美人が苦労してる話と普遍性ある話なんで読み易いが挿絵間違いは気になる、こういう細かい所も影響するんだなと
■ むらさきゆきや他 勇者30超速短編集
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Vol 2061(2015-02-03)
ラノベ作家を順次扱っている、2/1担当した艦これノベライズ版発売中 覇剣の皇姫アルティーナのむらさきゆきやの二回目
「この人が商業で初めて名前出たのはコレって黒歴史なんですかネ」
「09年10月刊ゆうれいは10年4月刊、でもGA文庫での受賞は09年4月でコレ以前になるんだヨ」
[むらさきゆきやの巻 2]
「全文が2Pで完結する掌編で構成された実験的とも云えるアンソロ小説なんじゃノー」
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勇者30超速短編集、ゲームを元にした作品だがコレと大樹連司の「スマガ」は読んだラノベの中でも凄く驚かされた作品
前述通り2P完結アンソロ全246話で構成、娯楽傾向の強い筆者だが今回の実験的な内容でもブレの無い作品を出してる
今期ケラ絡みで調べたノーベル賞作家にも驚くのがあったが、ラノベは意外と既定外の文法や構成取るのも多くここらも魅力
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一方でノーベル賞作家にもこれはハーレムラノベじゃないのかという作品や、年代による評価変化等で娯楽作に近いと思う作品も
ラノベでよく取られる会話だけで成立される作は戯曲に近いし、一般小説で少なく文芸に近い一人称小説でヒットした作品も多い
内容的にもこの人の同期に近い逢空万太のクトゥルーで萌えなど既定外も多く、若い人向けと広いすそ野の傾向から面白いの出やすい
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[2014-06-26]
日日日に関連ある作者という事で 星海社のみのり文庫と初めて読む09年出版物ゲーム原作らしい むらさきゆきや他「勇者30 超早短編集」を読んだ
超実験的ともいえる小説で見開き30行区切りで21人参加全246話の超短編集になってる、先例として古典でこういのもあるが現代で読んだのは初めて
四コマアンソロ的ともいえるが技量が要求されそうな小説でびっくり 普通の小説風のもありここも四コマ風、むらさきゆきや分はお嬢様とその周辺の話になってる
■ むらさきゆきや ゆうれいなんか見えない!全六冊
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Vol 2059[2015-01-27]
ラノベ作家を順次扱っている、2/1担当した艦これノベライズ版発売のむらさきゆきやの一回目
「なんでよりによってドラマにラノベとお化けネタ中心なんじゃー
ワシャ怖いのイヤなんじゃノー」
[むらさきゆきやの巻 1]
「今ブレイクし始めてる作家で予約多から貸出困難なんですよネ」 「今がいろいろな面で扱うには絶好の好機なんだヨ」
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10-12年刊行全六冊ゆうれいなんか見えない!、GA文庫の受賞作で実質のデビュー作品 学園で恋とバトルの娯楽作
自分の感想メモでは手堅く面白いを連発してるがこの人は娯楽志向が強く、ある意味ケラとは対照的な作品群となる
かといってありきたりな展開で無く王道を抑えつつ捻りあり工夫ある話、後に開花する群像劇的な才能も既に見られる
.
表現する人の作品に対する考えは人によって違ってくるが、表現形式や発想・動機の部分が強いと芸術に近くなってくる
人間が多数いて考えも全て異なる様にここに上下は無く、表現する側では無い我々は好きなの選んで楽しめばいい
娯楽・芸術志向どちらを選んでも表現する側の道は困難を極め、内容でなく思想的な部分で反発受ける場合なんかもある
***
今回は多くなる、[以前も書いたこの人の今の作品覇剣の皇姫アルティーナのネットでの漫画版連載も前週から開始された]
この人は漫画原作での仕事もあり今回もシリーズ構成でクレジット、作画は新人賞選考に残ってる資料はあるが共に新人
話は変るが日日日のダガシーやってたりすまい、ラノベ漫画版の作画で先週発売された新刊売上順位が大幅に上がり大健闘
.
今回も今作が波に乗り始めてるので作者と共に大きく成功して欲しいと思う、そして内容も気になる点はあるが頑張っている
うちのサイト的に馬車は扱わねばなるまい、人類の馬使用は騎乗より先に馬車でロバ使用だがBC2350の資料に既に見られる
補足としてこれは遺跡等が残っててわかる範囲、記録が残ってないだけで文字の無い遊牧民なんかはそれ以前から騎乗してた可能性ある
馬の力はとても強く人間の10倍はある、マキバオーサイズのポニーは実在するがこれも騎乗で無く物引かせると人間でも運ぶ
***
さらにアニメ版が大変な事になってしまう可能性もあるので補足として、この人が担当となる艦これノベライズ版にも触れておく
作者の方からアナウンスもあり提督視点で艦娘とイチャイチャする無害な娯楽作品の作りとなる、上記漫画版と同じ所の4コマと同じで怖くない
ここも先に書いた様に個人の好みは人によって違うので、好みに合わせて自分の好きなの選んで楽しむを実践してもらえるといい
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[14-03-04]
日日日に関連ある作者という事で、むらさきゆきや 「ゆうれいなんか見えない!1」を読んだ
ラノベ作品で言うと物凄く手堅い話で安心して読めるGA文庫第一回受賞作、学園で恋とバトルの凄くわかり易い話
あとがきでかのこんの西野かつみに指南受けた話あるが納得の妖怪出てきて微エロイ話、安定してる作品と思う
[14-03-04]
日日日に関連ある作者という事で、むらさきゆきや 「ゆうれいなんか見えない!2」を読んだ
表紙と本文でイラスト担当者が違う特殊な形だが、このタイプ展開好きな読者好みの微エロなイラストと安定してる
遊園地行くヨ スク水もあるヨと凄くわかり易くて読むのもラクチン、メインヒロインが上手く活躍してるのも何気にポイント高い
[14-03-04]
日日日に関連ある作者という事で、むらさきゆきや 「ゆうれいなんか見えない!3」を読んだ
これもイラストが別の人だが口絵が乳首こそ隠してるが全裸で、本文にも見開きのイラスト付きと実に手堅い
バトルとエロのサービスのバランスも安定してて派手さは無いが手堅い作り、シリーズ継続するのもある意味納得出来る
[2014-07-17]
日日日に関連ある作者という事で 変則的な読み方になってしまった むらさきゆきや「ゆうれいなんか見えない!4」を読んだ
表紙が挿絵と別の人でメインヒロインで固定なのが少しもったいないが京言葉の刹がメインともいえる展開、間が空きすぎて前作忘れてしまった
忘れているにも関わらず刹のキャラが魅力あり読ませる ロリ複数とイチャイチャ、冬木冬樹と仲良くて机貸しやアイスも買ってもらった話も興味深い
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日日日に関連ある作者という事で 中盤で水着回になる むらさきゆきや「ゆうれいなんか見えない!5」を読んだ
キャラを沢山出し過ぎて収集がつかなくなってると感じる所もあるが、挿絵も含めて魅力の火車と雪女など成功してる場面も多い
これも挿絵との合わせ技での部分もあるがサービスシーンを効果良く配置出来てる、次巻の冬木冬樹にロリに突っ込まれる話とも重なる
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日日日に関連ある作者という事で キャラが絞られてる点でかなり良い むらさきゆきや「ゆうれいなんか見えない!6」を読んだ
ロリの林間学校で三人に絞った展開の他に、憧れが力を求める形に向かう友達や愛嬌のある山の妖怪たちとこんな引き出しもあるのかと感心
落とし方があっさりしすぎてる感もあるが、ほぼ単巻で決着のつく展開や友達のキャラなども含めこのシリーズでは一番面白かったともいえる
[2014-07-05]
日日日に関連ある作者という事で、貸出都合で最終巻が先になる失敗 むらさきゆきや 「ゆうれいなんか見えない7」を読んだ
この人のデビュー作品の最終巻という事になるが基本に忠実な波のあるアクション作品に仕上がってる、要素自体も最後にもう一波など工夫はある
妖怪モノになるのでラノベ等では典型的なヤマタノオロチを出してるが、その一方で補充がある七人ミサキを上手い事使ってるのも印象に残った
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