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    最新版 雑記 書籍感想文
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    ---2022-10月まで
    ■ 津乃・リーディ、中野 早苗訳 アデル・フェイバ、エレイン・マズリッシュ
       「子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方大全」
    ■ 子どもコミュニケーション研究会(有元秀文)/編
       「イラスト版コミュニケーション図鑑 子どもの「話す力」「聞く力」がぐんぐんのびる本」
    ■ 住友進訳 ヘンリー・A・ポール 「子どもの心の病気がわかる事典」
    ■ 田辺希久子訳 ポール・コールマン 「こんなときどう言えばいいの!? 子どもに伝わる話し方・伝わらない話し方」
    ■ 高橋愛訳 リチャード・ヘイマン 「こんなとき10代にどう言えばいいの!?」
    ■ 塚原史+後藤美和子訳 ボリス・シリュルニク 「妖精のささやき 子どもの心と「打たれ強さ」」
    ■ 野口京子訳 ガストン・ブロム+ブルース・チェニー+ジェイムズ・スノディ
       「児童期のストレス その理解と介入モデル」
    ■ 市井雅哉訳 ケンドール・P・C、ケイン・M・T、ハワード・B・L、シ−クランド・L
       「子どものストレス対処法 不安の強い子の治療マニュアル」
    ■ 渡井理佳子訳 レイチェル・ブレット、マーガレット・マカリン 「世界の子ども兵 見えない子どもたち」
    ■ 小林 由香利訳 P・W・シンガー 「子ども兵の戦争」
    ■ 佐藤美奈子訳 デビッド・D・バーンズ 「人間関係の悩みさようなら 素晴らしい対人関係を築くために」
    ■ 林建郎訳 デビッド・D・バーンズ 「不安もパニックも,さようなら 不安障害の認知行動療法」
    ■ 松本俊彦、渋谷繭子訳 B・W・ウォルシュ 「自傷行為治療ガイド :第2版」
    ■ 田中康雄訳 キース・ホートン、クローディーン・フォックス
       「ハンドブック青年期における自傷行為 エビデンスに基づいた調査・研究・ケア」
    ■ 日垣 隆 「買ってはいけない」は嘘である」
    ■ 西川洋三 「環境ホルモン 人心を「撹乱」した物質 (シリーズ地球と人間の環境を考える 04)」
    ■ 常石 敬一 「毒 社会を騒がせた謎に迫る」
    ■ 原田誠一、浅田仁子、勝倉りえこ、小泉葉月、小堀修訳 デイヴィッド・A・クラーク 「強迫性障害の認知行動療法」
    ■ 本多 隆司
       「性問題行動のある知的・発達障害児者の支援ガイド 性暴力被害とわたしの被害者を理解するワークブック」
    ■ 忠平美幸訳 イシメール・ベア 「戦場から生きのびて ぼくは少年兵士だった」
    ■ 荒井秀樹、黒澤麻美訳 シャーリ・Y・マニング
       「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ 家族、友人、パートナーのための実践的アドバイス」
    ■ 野間易通 「「在日特権」の虚構 増補版: ネット空間が生み出したヘイト・スピーチ」
    ■ 棚橋 正博 「捏造されたヒーロー、遠山金四郎」
    ■ 藤田覚 「遠山景元 老中にたてついた名奉行(日本史リブレット」
    ■ 望月衛訳 スティーヴン・D・レヴィット+スティーヴン・J・ダブナー 「ヤバい経済学 悪ガキ教授が世の裏側を探検する」
    ■ 黒川 修司 「赤狩り時代の米国大学 遅すぎた名誉回復」
    ■ 小野 耕世 「スーパーマンが飛ぶ」
    ■ 押野素子+渡辺政子+赤塚きょう子+高橋美江訳 スコット・ビーティ 「スーパーマンパーフェクト・ガイド」
    ■ ピーター・アペロー 「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 The Art of the Film」
    ■ 原98。布施由紀子訳 クリストファー・リーヴ
       「車椅子のヒーロー あの名俳優クリストファー・リーブが綴る「障害」との闘い」
    ■ 原99。岡山徹訳 デイナ・リーブ 「スーパーマンへの手紙」
    ■ 原02。東本貢司訳 クリストファー・リーヴ 「あなたは生きているだけで意味がある」
    ■ 小野耕世、中山ゆかり訳 デヴィッド・ハジュー 「有害コミック撲滅! アメリカを変えた50年代「悪書」狩り」
    ■ 野田昌宏、矢野徹、宇野輝雄訳 ケネス・ロブスン(レスター・デントほか)
       「魔島(2作目)、ロスト・オアシス(7作目)、モンスター(14作目、死の胡蝶(25作目)(ドック・サヴェジシリーズ)」
    ■ 石川裕人訳。アラン・ムーア、カート・スワンほか(画) [スーパーマン:ザ・ラスト・エピソード]
    ■ 手塚 治虫訳・浅倉久志協力? エリオット・マッギン 「スーパーマン 原作」
    ■ 花田知恵訳 マイケル・タイテルバウム、ナンシー・ホルダー、ディーン・ウェズリー・スミス 「ヤングスーパーマン 1-3」
    ■ 富永和子訳 マーヴ・ウルフマン 「スーパーマンリターンズ」
    ■ 小梨 直訳 マイケル・ポーラン 「これ、食べていいの? ハンバーガーから森のなかまで食をえらぶ力」
    ■ 脇浜義明訳 ジョナサン・コゾル 「非識字社会アメリカ(世界人権問題叢書 16)」
    ■ 奥田 暁代 「アメリカ大統領と南部 合衆国史の光と影」
    ■ 鷲谷花訳 ジル・ルポール 「ワンダーウーマンの秘密の歴史」
    ■ 久美 薫訳 ラリー・タイ「スーパーマン真実と正義、そして星条旗(アメリカ)と共に生きた75年」
    ■ 山内 俊雄 「性の境界―からだの性とこころの性 (岩波科学ライブラリー)」
    ■ 木山 将吾 「Smapへ そして、すべてのジャニーズタレントへ」
    ■ 原吾一 「キムタク・ジャニーズ帝国の疑惑」
    ■ 原吾一 「二丁目のジャニーズ 最終戦争篇」
    ■ 原吾一 「二丁目のジャニーズ 死闘篇 」
    ■ 原 吾一 「二丁目のジャニーズ」
    ■ 平本淳也 「ジャニーズのすべて 少年愛の館」
    ■ 北公次 「光GENJIへ 元フォーリーブス北公次の禁断の半生記」
    ■ 豊川誕/述 「ひとりぼっちの旅立ち 元ジャニーズ・アイドル豊川誕半生記」
    ■ 江木俊夫 「ジャニー喜多川さんを知ってますか 初めて語る伝説の実像」
    ■ 村瀬 幸浩、冨永 星訳 アンドレア・パロット 「デートレイプってなに? 知りあいからの性的暴力 (10代のセルフケア)」
    ■ 後藤安彦訳 スコット・バーンサイド、アラン・ケアンズ「言いなりになった女: 夫の連続レイプ殺人を助けた妻」
    ■ 菊地有子訳 ミシェル・フィトゥーシ 「スーパーウーマンはこんなに大変」
    ■ 夏目幸子訳 エリザベット・バダンテール 「迷走フェミニズム これでいいのか女と男」
    ■ 河野貴代美訳 ジーン・ベーカー・ミラー 「イエス バット… フェミニズム心理学をめざして」
    ■ 枝川昌雄訳 ジュリア・クリステヴァ 「恐怖の権力 〈アブジェクシオン〉試論(叢書・ウニベルシタス)」
    ■ 鈴木晶訳 エリザベート・バダンテール 「母性という神話」
    ■ 寺沢みずほ訳 アンドレア・ドウォーキン 「インターコース 新版 性的行為の政治学」
    ■ 藤春恵子、奥田 暁子、鈴木みどり、山崎 美佳子訳 キャサリン・A・マッキノン 「フェミニズムと表現の自由」
    ■ 巽 孝之、小谷 真理編訳 ダナ・ハラウェイほか「サイボーグ・フェミニズム :増補版」
    ■ 田中和子訳 キャスリン・バリー 「性の植民地 女の性は奪われている」
    ■ 下村満子訳 ベティ・フリーダン 「セカンド・ステージ 新しい家族の創造」
    ■ 三浦富美子訳訳 ベティ・フリーダン 「新しい女性の創造 :改訂版」
    ■ 森田 ゆり訳 ハワード・ゼア 「責任と癒し―修復的正義の実践ガイド」
    ■ 西村春夫ほか訳 ハワード・ゼア「修復的司法とは何か 応報から関係修復へ」
    ■ 仲真紀子 (北海道大学教授)監訳
       R.ブル (レスター大学教授)、C.クック (グロスターシャー大学講師)、R.ハッチャー (レスター大学講師)
       J.ウッドハム (アストン大学講師)、C.ビルビー (レスター大学講師)、T.グラント (アストン大学講師)
       「犯罪心理学 ビギナーズガイド:世界の捜査,裁判,矯正の現場から」
    ■ 小田実訳 フィリップ・S・フォナー編 「ブラックパンサー(ブラックパンサーは語る)」
    ■ 橋睦子、中島幸子、山口のり子 監訳 ランディ・バンクロフト
       「DV・虐待加害者の実体を知る あなた自身の人生を取り戻すためのガイド」
    ■ 野坂祐子、浅野恭子訳 シンシア・L・メイザー、K・E・デバイ
       「あなたに伝えたいこと 性的虐待・性被害からの回復のために」
    ■ 植村秀三訳 U・ウンドィッチ 「証言の心理 性犯罪被害者の供述を中心として」
    ---2022-6月まで
    ■ 山岡万里子訳 デイヴィッド・バットストーン 「告発・現代の人身売買 奴隷にされる女性と子ども」
    ■ 宮地尚子、井筒節、岩崎直子、堤敦朗、村瀬健介訳 リチャード・B・ガートナー
      「少年への性的虐待 : 男性被害者の心的外傷と精神分析治療.」
    ■ 原美奈子、二見れい子訳 エレン・バス、ローラ・デイビス
       「生きる勇気と癒す力 :新装改訂版 性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック」
    ■ 田口 真二編著 「性犯罪の行動科学 発生と再発の抑止に向けた学際的アプローチ」
    ■ 梶村道子訳 クリスタ・パウル 「ナチズムと強制売春 強制収容所特別棟の女性たち」
    ■ 山田ゆかり訳 ジェフ・ベネディクト 「スポーツ・ヒーローと性犯罪」
    ■ 菅野 楽章訳 ジョン・クラカワー 「ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度」
    ■ 井田 良、太田 達也編 「いま死刑制度を考える」
    ■ 中神由紀子訳 ヘレン・プレジャン 「デッドマン・ウォーキング」
    ■ 落合恵子、村上彩訳 デビー・モリス 「サヴァイヴァー」
    ■ 佐藤文香訳 シンシア・エンロー 「策略 女性を軍事化する国際政治」
    ■ 幾島幸子訳 スーザン・ブラウンミラー「レイプ・踏みにじられた意思」
    ■ 斎藤学訳 ジュディス・L.ハーマン 「父 娘 近親姦―「家族」の闇を照らす」
    ■ 藤田真利子訳 ジョルジュ・ヴィガレロ 「強姦の歴史」
    ■ 権寧訳 ジーン・マックウェラー 「レイプ《強姦》―異常社会の研究」
    ■ 佐藤貞子訳 アリス・ヴァクス 「性犯罪」
    ■ 中井久夫訳 ジュディス・L・ハーマン 「心的外傷と回復 :増補版」
    ■ 管靖彦訳 ポール・エクマン 「子どもはなぜ嘘をつくのか」
    ■ 櫻井祐子訳 ダン・アリエリー 「ずる 嘘とごまかしの行動経済学」
    ■ 加藤幹雄訳 ジョン・W・ガードナー 「リーダーシップの本質 ガードナーのリーダーの条件」
    ■ 河合衿子訳 アンドルー・モートン 「クリントンとモニカ わたしが愛した大統領」
    ■ 渡辺 智之、林 昌宏訳 ガブリエル・ズックマン 「失われた国家の富:タックス・ヘイブンの経済学」
    ■ 杉村 昌昭訳 クリスチアン・シャヴァニュー、ロナン・パラン
       「タックスヘイブン: グローバル経済を動かす闇のシステム」
    ■ 林尚毅、青柳伸子訳 ロナン・パラン、リチャード・マーフィー、クリスチアン・シャヴァニュー
       「[徹底解明]タックスヘイブン グローバル経済の見えざる中心のメカニズムと実態」
    ■ 橘玲、芝田高太郎訳 エルヴェ・ファルチャーニ、アンジェロ・ミンクッツィ
    ■ 「世界の権力者が寵愛した銀行 タックスヘイブンの秘密を暴露した行員の告白」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「RAGE 怒り」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード「恐怖の男 トランプ政権の真実」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「政治の代償」
    ■ 伏見威蕃.訳 ボブ・ウッドワード 「オバマの戦争」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「ブッシュのホワイトハウス」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード「ディープ・スロート 大統領を葬った男」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「攻撃計画: ブッシュのイラク戦争」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「ブッシュの戦争」
    ■ 山岡 洋一、高遠 裕子訳 ボブ・ウッドワード 「グリーンスパン: アメリカ経済ブームとFRB議長」
    ■ 新庄 哲夫訳 ボブ・ウッドワード 「権力の失墜: 大統領たちの危機管理」
    ■ 山岡洋一、仁平和夫訳 ボブ・ウッドワード「大統領執務室 裸のクリントン政権」
    ■ 石山鈴子・染田屋茂訳 ボブ・ウッドワード「司令官たち 湾岸戦争突入にいたる“決断”のプロセス」
    ■ 池央耿訳 ボブ・ウッドワード 「ヴェール―CIAの極秘戦略1987‐1987」
    ■ 井上篤夫訳 ボブ・ウッドワード「ベルーシ殺人事件 ハリウッドスターたちとドラッグの証言」
    ■ 中村 保男訳 スコット・アームストロング、ボブ・ウッドワード「ブレザレン―アメリカ最高裁の男たち」
    ■ 常盤新平訳 ボブ・ウッドワード 「大統領の陰謀 ニクソンを追いつめた300日」
    ■ 市古貞次訳 「新編日本古典文学全集 平家物語 1・2(小学館)」(二回目)
    ■ 福田 豊彦/全注釈 「源平闘諍録 坂東で生まれた平家物語 (講談社学術文庫)」
    ■ 小林千草 「『天草版平家物語』を読む 不干ハビアンの文学手腕と能」
    ■ 亀井高孝/翻字 「ハビヤン抄キリシタン版平家物語」
    ■ 久保田淳 校注・訳 「新編日本古典文学全集 47 建礼門院右京大夫集、とはずがたり」
    ■ 福田豊彦編 「源平合戦事典」
    ■ 小原仁編 「『玉葉』を読む 九条兼実とその時代」
    ■ 蔵持 重裕 「声と顔の中世史 戦さと訴訟の場景より」
    ■ 川合康 「院政期武士社会と鎌倉幕府」
    ■ 藤本正行 「信長の戦争 『信長公記』に見る戦国軍事学」
    ■ 佐藤和彦 「図説平家物語(ふくろうの本)」、竹宮惠子「マンガ 日本の古典 吾妻鏡」
    ■ 佐藤和彦編 「吾妻鏡事典」
    ■ 奥富敬之 「吾妻鏡の謎(歴史文化ライブラリー 」
    ■ 川合 康/編 「平家物語を読む(歴史と古典)」
    ■ 杉本 秀太郎 「平家物語 無常を聴く(講談社学術文庫 」
    ■ 近藤好和 「騎兵と歩兵の中世史(歴史文化ライブラリー」
    ■ 細川 涼一 「平家物語の女たち 大力・尼・白拍子(読みなおす日本史)」
    ■ 樋口大祐 「変貌する清盛 『平家物語』を書きかえる(歴史文化ライブラリー」
    ■ 上横手雅敬 「源平の盛衰 (講談社学術文庫)」
    ■ 永井 彦熊 「落日後の平家」
    ---2022-3月まで
    ■ 中村元監修 「ジャータカ(本生経、本生譚)全集1-10[全]」
    ■ 原實訳・注解 「大乗仏典 13 ブッダ・チャリタ(仏陀の生涯)(仏所行讃)」
    ■ 梶山雄一・立川武蔵 ほか訳「原始仏典10 ブッダチャリタ」
    ■ 田中 於莵弥+上村勝彦訳 ヴィシュヌ・シャルマー「アジアの民話 12 パンチャタントラ」
    ■ 下川博訳 シブクマール「パンチャタントラ物語 古代インドの説話集」を
    ■ 大地原 豊訳・解説 ヴィシャーカダッタ 「宰相ラークシャサの印章 古典サンスクリット陰謀劇」
    ■ 矢野道雄・杉田瑞枝訳注 ヴァラーハミヒラ 「占術大集成(ブリハット・サンヒター) 古代インドの前兆占い 1+2」
    ■ 吉福康郎 「武術の科学 ルールに縛られない戦闘術の秘密」
    ■ 初見 良昭 「世界のマーシャルアーツ」
    ■ 刊00 「世界美術大全集 東洋編 第13巻 インド 1 」
    ■ 刊99 「世界美術大全集 東洋編 第14巻 インド 2 」
    ■ 刊93 「現代インド美術 グレンバラ美術館コレクション- 」
    ■ 刊91 「NHK大英博物館 4 インド・仏教美術の開花 」
    ■ 刊90 山本 智教「インド美術史大観 写真篇 」
    ■ 刊89 「原色世界の美術 :改訂版 13 インド・西アジア 」
    ■ 刊84 「世界の至宝 12 東洋美術」
    ■ 刊84 「パキスタン・ガンダーラ美術展」
    ■ 刊82 「インド(秘の美術) 」
    ■ 刊81 「新潮古代美術館 9 静かなるインド」
    ■ 刊81 「エクラン 世界の美術 3 インド・パキスタン」
    ■ 刊81 「インドネシア古代美術展 -仏跡ボロブドールとその周辺- 」
    ■ 刊76 「グランド世界美術 4 インドの美術 」
    ■ 刊63 「インド美術 ムガールのミニアチュール- 」
    ■ 刊63 「インド古代美術展 」
    ■ 刊62 「世界美術大系 講談社版 - 第7巻 インド美術 」
    ■ 刊60 「世界美術全集 19 インド」
    ■ 刊53 「世界美術全集 11 インド 古代・中世 東南アジア 」
    ■ 樋口 隆康 「ガンダーラの美神と仏たち その源流と本質(NHKブックスカラー版)」
    ■ 長田 俊樹/編著 「インダス 南アジア基層世界を探る(環境人間学と地域)」
    ■ 曽野 寿彦訳 モーティマー・ウィーラー「インダス文明」
    ■ 後藤 健 「メソポタミアとインダスのあいだ 知られざる海洋の古代文明」
    ■ 長田 俊樹「インダス文明の謎 古代文明神話を見直す」
    ■ 近藤 英夫/編著 「四大文明 インダス(NHKスペシャル)
    ■ 松本 健編著「四大文明 メソポタミア(NHKスペシャル)」
    ■ タイム社ライフブックス編集部 「ライフ人間世界史〈第13〉メソポタミア」
    ■ 吉川 逸治ほか 「ルーヴルの名宝〈第1〉エジプト・メソポタミア美術」
    ■ 山下 博司「ヒンドゥー教 インドという〈謎〉」
    ■ 山下 博司「ヒンドゥー教とインド社会 (世界史リブレット (5)」
    ■ 中川正生訳 クシティ・モーハン・セーン 「ヒンドゥー教 インド三〇〇〇年の生き方・考え方」
    ■ 橋本 泰元「ヒンドゥー教の事典」
    ■ 中村元編 「世界古典文学全集07+08 仏典I+II
     仏典1
     「仏伝 仏伝に関する章句」訳/中村元、「偉大なる死」訳/中村元 、「原始経典 経典のことば」訳/中村元
     「シンガーラへの教え」訳/中村元 、「本生経」訳/平川彰 、「長老の詩」訳/早島鏡正 、「長老尼の詩」訳/早島鏡正
     「アヴァダーナ」訳/奈良康明 、「百五十讃」訳/奈良康明 、「金剛の針」訳/中村元 、「ラトナーヴァリー」訳/瓜生津隆真
     「ナーガーナンダ」訳/原実
     仏典2
     「維摩経」訳/中村元 、「法華経」訳/紀野一義、「勝鬘経」訳/高崎直道 、「華厳経」訳/玉城康四郎
     「阿弥陀経」訳/早島鏡正 、「大無量寿経」訳/早島鏡正 、「般若波羅蜜多心経」訳/平川彰
     「八千頌よりなる般若波羅蜜経」訳/平川彰 、「中論の頌」訳/平川彰 、「大乗起信論」訳/柏木弘雄
     「理趣経」訳/金岡秀友 、「ダラニ集」訳/金岡秀友 」
    ■ 真鍋 俊照「邪教・立川流」
    ■ 構成:入澤宣幸、漫画:大石容子「インドのひみつ:祝2012インド・日本国交60周年」
    ■ 構成・文:松本 義弘、漫画:谷豊「仏教のひみつ」
    ■ 江川 卓/[ほか]著 「世界の故事名言ことわざ :改訂第12版 総解説」
    ■ 尾崎久弥編 「大江戸怪奇画帖 完本・怪奇草双紙画譜」
    ■ 悳俊彦編 月岡芳年 「芳年妖怪百景」
    ■ 京極夏彦解説 河鍋暁斎 「暁斎妖怪百景」
    ■ 多田克己編 「江戸妖怪かるた」
    ■ 京極 夏彦解説 「妖怪図巻 」
    ■ 「妖怪図巻 続 」
    ■ アンフィニジャパン・プロジェクト訳 ジョン・ランディス
     「モンスター大図鑑 SF、ファンタジー、ホラー映画の愛すべき怪物たち」
    ■ 紀田 順一郎/協力 「大伴昌司《SF・怪獣・妖怪》秘蔵大図解 「少年マガジン」「ぼくら」オリジナル復刻版」
    ■ 湯本 豪一編 「明治期怪異妖怪記事資料集成」
    ■ 湯本 豪一編「明治妖怪新聞」・「地方発明治妖怪ニュース」
    ■ 庄田元男訳 B・M・アレン 「アーネスト・サトウ伝」
    ■ 庄田 元訳 アーネスト・サトウ「明治日本旅行案内 東京近郊編」
     「明治日本旅行案内 上巻 カルチャー編」
     「明治日本旅行案内 中巻 ルート編 1」
     「明治日本旅行案内 下巻 ルート編 2」
    ■ 柳谷武夫訳 ルイス・フロイス「日本史 切支丹伝来のころ」
    ■ 青木枝朗訳 ヘンリー・C・J・ヒュースケン 「ヒュースケン日本日記 1855-1861」
    ■ 篠田鉱造 「幕末百話 :増補」
    ■ 水田信利訳 リッダー・ホイセン・フォン・カッテンディーケ 「長崎海軍伝習所の日々」
    ■ 田坂長次郎訳 カール・クロウ 「ハリス伝 日本の扉を開いた男」
    ■ 河田小龍、北代淳二、谷村鯛夢訳 ジョン万次郎 「漂巽紀畧 全現代語訳」
    ■ 中川努、山口修訳 浜田彦蔵 「アメリカ彦蔵自伝1・2」
    ■ 原田 信男訳 ハインリッヒ・フォン・シーボルト 「小シーボルト蝦夷見聞記」
    ■ 宇神幸男 「幕末の女医 楠本イネ シーボルトの娘と家族の肖像」
    ■ 井上 光貞責任編集 「日本の名著1 日本書紀
     神代―神武天皇(川副武胤訳)、崇神天皇―雄略天皇(佐伯有清訳)、推古天皇―天武天皇(笹山晴生訳)」
    ■ 川崎 庸之責任編集 「日本の名著4 源信
     往生要集(秋山虔・土田直鎮・川崎庸之訳)、横川首楞厳院二十五三昧起請(林幹弥訳)
     二十五三昧式(林幹弥訳)、二十五三昧根本結縁衆過去帳ほか(林幹弥訳)
     霊山院過去帳(林幹弥訳)、付源信伝(林幹弥訳) 」
    ■ 「日本の名著14 貝原益軒
     大和俗訓(松田道雄訳)、和俗童子訓(松田道雄訳)、楽訓(松田道雄訳)、家道訓(松田道雄訳)
     養生訓(松田道雄訳)、大疑録(荒井健訳) 」
    ■ 山本武夫、伊藤多三郎訳「日本の名著11 中江藤樹/熊沢蕃山 翁問答 、集義和書集義外書 」
    ■ 田原嗣郎訳「日本の名著12 山鹿素行 配所残筆、武教小学、山鹿語録(抄)」
    ■ 野口武彦訳「日本の名著19 安藤昌益 自然真営道(抄)、統道真伝(抄)」
    ■ 「日本の名著20 三浦梅園 玄語(抄)(山田慶児訳)、贅語(抄)(吉田忠訳)、造物余譚(吉田忠訳)」
    ■ 源了円訳 「日本の名著23 山片蟠桃/海保青陵 夢の代(抄)、海保青陵、天王談、前識談、稽古談」
    ■ 「日本の名著24 平田篤胤/佐藤信淵/鈴木雅之
     古道大意(子安宣邦訳)、霊能真柱(相良亨訳) 、佐藤信淵(子安宣邦訳)
     鎔造化育論(抄) 、鈴木雅之(子安宣邦訳)、撞賢木(抄)」
    ■ 「日本の名著26二宮尊徳
     富田高慶著「報徳記」(善積美恵子訳)、福住正兄著「二宮翁夜話」(児玉幸多訳)
     三才報徳金毛録(児玉幸多訳)、仕法関係諸篇(安達淑子訳)、書簡(安達淑子訳)、日記(安達淑子訳)」
    ■ 頼惟勤訳 「日本の名著28 頼山陽 日本外史(抄)」
    ■ 橋川文三訳 「日本の名著29 藤田東湖、藤田幽谷
     回天詩史、常陸帯、弘道館記述義、会沢正志斎著「新論」
     修史始末、東湖随筆、見聞偶筆 」
    ■ 松浦玲訳 「日本の名著 30 佐久間象山 横井小楠
     省[]録(せいけんろ)、海防論、殖産興業、公武一和。国是三論、政治と学問、共和一致、大義を世界に 」
    ■ 永井道雄責任編集 「日本の名著33 福沢諭吉
     学問のすすめ、文明論の概略、福翁自伝、西洋事情、通俗国権論、民情一新、学問の独立
     瘠我慢の説 」
    ■ 江藤淳 責任編集 「日本の名著32 勝海舟 氷川清話、海舟余波、解難録、断腸の記、夢酔独言」

    ■ 津乃・リーディ、中野 早苗訳 アデル・フェイバ、エレイン・マズリッシュ
       「子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方大全」
    ■ 子どもコミュニケーション研究会(有元秀文)/編
       「イラスト版コミュニケーション図鑑 子どもの「話す力」「聞く力」がぐんぐんのびる本」
    ■ 住友進訳 ヘンリー・A・ポール 「子どもの心の病気がわかる事典」
    ■ 田辺希久子訳 ポール・コールマン 「こんなときどう言えばいいの!? 子どもに伝わる話し方・伝わらない話し方」
    ■ 高橋愛訳 リチャード・ヘイマン 「こんなとき10代にどう言えばいいの!?」
    ■ 塚原史+後藤美和子訳 ボリス・シリュルニク 「妖精のささやき 子どもの心と「打たれ強さ」」
    ■ 野口京子訳 ガストン・ブロム+ブルース・チェニー+ジェイムズ・スノディ
       「児童期のストレス その理解と介入モデル」
    ■ 市井雅哉訳 ケンドール・P・C、ケイン・M・T、ハワード・B・L、シ−クランド・L
       「子どものストレス対処法 不安の強い子の治療マニュアル」
    ■ 渡井理佳子訳 レイチェル・ブレット、マーガレット・マカリン 「世界の子ども兵 見えない子どもたち」
    ■ 小林 由香利訳 P・W・シンガー 「子ども兵の戦争」

    Vol 3654(2022-09-30)
    [2020-06]
    原1980→2012。対子供用ではあるけど説得技術の参考として借りて来て、SSTなんかとも類似あるなあと思った
    津乃・リーディ、中野 早苗訳 アデル・フェイバ、エレイン・マズリッシュ
    「子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方大全」を読んだ
    .
    力関係が極端に出るからわかりやすく、命令がアウトで懇願もギリギリで簡潔に情報を伝えるのが正解と真っ当な意見
    他の本と同じで聞く事が重要で、意識して辛辣になるのを避ける為に考えたりと意識した自制も必要になってくる
    嫌な事を言われたらどういう反応を示すかも、なかなか考えが及ばない身にとっては逆効果になるのかと感心する
    .
    失敗談も含めた事例も紹介されているので参考になり、抱えた問題と同じく自分で考えて答えを出す風に持っていく
    会話が感情の伝達な事や、当人にしても指摘が無いと自分の感情に気付きにくいなど離れた位置に立つと色々見える

    [2019-02]
    刊15。本式のコミュニケーション研究本と比べると劣ってしまう点もあるんだけど、わかりやすさという点で見るべき所ある
    子どもコミュニケーション研究会(有元秀文)/編
    「イラスト版コミュニケーション図鑑 子どもの「話す力」「聞く力」がぐんぐんのびる本」を読んだ
    .
    大人の本の棚にあったんだけど子供向けの本にもなって、書名通り全てにイラストと具体的な事例を使って紹介している
    書いている人が教育関係で以前調べた人も驚いた。教師と言うと個人の主観でバカを連想するんでちゃんとしてるのネと
    話す前になにを話そうとしているかはっきりさせておくは当たり前の事だけど凄く納得。何かする前に目標と計画も同様
    .
    議論になった時にどうやって解決するかや、主張をどう通すかも哲学書でつまらん理屈よんだ後なんで感心する所あった
    ここから先はさらに個別で調べてと言った所だが、参考図書もちんと載っているんで入門編として軽いながら良く出来てる

    [2018-05]
    原00。タイトル的に凄いの期待していたがどっちかというとQ&A集に近い。それでもわかりやすくまとめられている
    住友進訳 ヘンリー・A・ポール 「子どもの心の病気がわかる事典」を読んだ
    .
    お化け絡みでの狂気での誤認や、痴呆症の症状なんかも同時期に興味持っていて、それと関連付けても読んだ
    主に怒りとしての感情の爆発は自分でもわかる。瞬間的に感じた深い絶望や無力感に対する反応と分析されてる
    具体例を中心に上げていて、おもらしやうんこたれで羞恥感じる事やストレスや表現しきれない不安も原因になる
    .
    コレクションも含む強迫行動が状況をコントロールしようとする事や、幼児の性欲とオナニー対策と俗な話題もある
    だいたいは思い込みが原因にもなってる。子供はほっとくと克服もあるので支援法も含め大人に応用も出来る

    [2017-07]
    原00。アメコミ関連本出している小学館プロダクション発行も目を引いた
    田辺希久子訳 ポール・コールマン 「こんなときどう言えばいいの!? 子どもに伝わる話し方・伝わらない話し方」を読んだ
    .
    海外の本なんで具体的・わかりやすい・例も提示・ちゃんと分類と良い。ハウツー本に分類される
    大人・特にお年寄りも想定して読んだ。子供の方がわかりやすいし、限界もわかってるので楽
    作戦練って接近していくが手段で方法も分類化。とっぴな言動もあり、共感を示すがなかなか難しい
    .
    大人側に問題がある事も多々あり、ここが上記とも絡む。感情的になるのが特に良くない
    ルールなんかの区切りの付け方や、言い争いでの負けを避けたり、そもそも何故かの説明も納得

    [2017-07]
    原01。あとがきにもあるが悪いケースの例文が面白すぎる。タイトル通りで実践的
    高橋愛訳 リチャード・ヘイマン 「こんなとき10代にどう言えばいいの!?」を読んだ
    .
    何を考えているかの分析研究や実験・統計の記録もあり、情報の把握にもなる
    実力も無いのに威張ってる奴は何故など納得する部分もあり、かつ実際的に上手くやってく方法も書いている
    正解の判断は何かの答えにもなっている。特に十代は悩みや心配も多いので気持ちはわかる
    .
    若者言葉を大人が使うと馬鹿に見える。大人にも適用可能。何故か全般の答えで、深刻ケース対処法もあり
    例も含め具体的かつ、暗くなりすぎないのは良い。所属に関する想像以上の重圧など人間関係大変ねと

    [2017-05]
    原1968。資料から引いていったが、ボジティブ心理学に属する。だが感想としては芸術療法なんかにも近いかも
    塚原史+後藤美和子訳 ボリス・シリュルニク 「妖精のささやき 子どもの心と「打たれ強さ」」を読んだ
    .
    酷い目にあってもタフな子供がいる事は他資料からも確認している。成長する子供だから余計にタフもあるかも
    文はエッセイ風で読み易い。また前述通りで文学作品等も扱っている。但し読み違いもあり、訳注で指摘もある
    実体験のレポもある。物語風にならざるを得ないが、どういう考えがタフか見せかけかの考察も整っている
    .
    芸術作品やヒーローが何の為にいるかや、平時と有事でどう違うかの観察もある。神話の英雄も範疇に入る
    実際の作品等も参照しながらお話の中でもタフを貫くのは難しく、同時に発展はあるんだなと納得しながら読んだ

    [2017-02]
    原86。少し古い本になるがストレスに対して極端に抵抗力のある英雄に近い子どもの話は凄く興味ある
    野口京子訳 ガストン・ブロム+ブルース・チェニー+ジェイムズ・スノディ
    「児童期のストレス その理解と介入モデル」を読んだ
    .
    逸話も色々載ってるが大人以上に痛ましい。ストレスを抱えていると問題行動を起こしてしまう事がよくわかる
    大人がどう介入したかの具体例が載ってる。同時に問題行動起こす子供の分析も多数載ってて面白い
    大人よりもわかりやすい形で出るので充分参考になる。手助けや解決も子供なら大人以上にやりやすい
    .
    最初に書いた精神的にタフすぎる子供は面白い。常時問題抱えていても適切な対処をしていて、子供でも見習える
    ストレスの具体的な例やその結果生ずる行動も網羅。今だともっと良い資料もある筈だが、こういう研究もあると感心

    [2021-3]
    原89。体調崩していた時からの延長線。子ども相手だとわかりやすくなって良いんだけど今書は発行が古すぎた
    市井雅哉訳 ケンドール・P・C、ケイン・M・T、ハワード・B・L、シ−クランド・L
    「子どものストレス対処法 不安の強い子の治療マニュアル」読んだ
    .
    どういう状況でストレスが強くなるかで感情の高まりが要因で、原因が意識の歪みや問題解決の方法がわからないなど
    上記で原因がわかっていると対策が立てやすくなり、前にやっているや対処がわかっているからでストレスに強くなる
    前述の通り古い本なのでまだマニュアルとして完成していないけど、逆に言う時間経過で方法が整理されたとわかる
    .
    子どもに限らないけどリラックスの方法がわかっていないや、自己評価に問題あり自分に正の強化与えられていないも
    今書は付属で教材が二冊付く事にも驚いたが、いかにも外国風キャラがドラえもん好きだヨとか手馴れてない感ある

    [2021-9]
    原96。同趣旨の本とセットで借り出し古いもあってまとめとして弱い感じだが、なぜまとめられなかったの答えにもなる
    渡井理佳子訳 レイチェル・ブレット、マーガレット・マカリン 「世界の子ども兵 見えない子どもたち」読んだ
    .
    結論から書くと死ぬからいない・生き残ると子ども兵でなくなる・記録が弄られて子ども兵になっていない
    現地調査していくしかなくそのまとめにもなっている。内戦国は当然で英や米などでも使っていたのは意外
    日本の学徒兵を連想してしまうが戦争犯罪の中でもかなりの重罪になり、弱い者だけに徹底して奪われてしまう
    .
    歴史上でも子供を戦争に使うはあったが武器の軽量化で一般化し、後々まで戦争が続く原因になってしまう
    写真が多めだがドン引く。戦場で出会うと戦う方も躊躇うし、殺すと後味悪いし、消耗品扱いで選別もされるので手強い

    [2021-9]
    原05。衝撃的かつ上手くまとめられていて、昔の学徒兵や子どもを戦わせやすい日作を考える点でも参考になる
    小林 由香利訳 P・W・シンガー 「子ども兵の戦争」読んだ
    .
    拉致されて強制入隊はわかるけど、両親や友達を失くし食べる為やこれ以上させない為にで参加する上記的なのも多い
    現実での結果は悲惨で男は消耗品・女はレイプ要員になる。ここらはタリバンや旧日本軍の理想で騙し利用とも重なる
    訓練がしっかりしているは意外だったし、銃の軽量化も一役買っているは納得。ただ文明国でも銃解体教えたりと異常
    .
    扱いは最悪に近い。給金支払わないは当然だし、ここでも旧日本より酷い残虐行為の強要が儀式的に行われる
    なぜ使うかはコスト安く大量に動員できるで戦力として成立してしまうも多い。生き残っても平和な世界で苦しみ害となる

    ■ 佐藤美奈子訳 デビッド・D・バーンズ 「人間関係の悩みさようなら 素晴らしい対人関係を築くために」
    ■ 林建郎訳 デビッド・D・バーンズ 「不安もパニックも,さようなら 不安障害の認知行動療法」
    ■ 松本俊彦、渋谷繭子訳 B・W・ウォルシュ 「自傷行為治療ガイド :第2版」
    ■ 田中康雄訳 キース・ホートン、クローディーン・フォックス
       「ハンドブック青年期における自傷行為 エビデンスに基づいた調査・研究・ケア」
    ■ 日垣 隆 「買ってはいけない」は嘘である」
    ■ 西川洋三 「環境ホルモン 人心を「撹乱」した物質 (シリーズ地球と人間の環境を考える 04)」
    ■ 常石 敬一 「毒 社会を騒がせた謎に迫る」
    ■ 原田誠一、浅田仁子、勝倉りえこ、小泉葉月、小堀修訳 デイヴィッド・A・クラーク 「強迫性障害の認知行動療法」
    ■ 本多 隆司
       「性問題行動のある知的・発達障害児者の支援ガイド 性暴力被害とわたしの被害者を理解するワークブック」
    ■ 忠平美幸訳 イシメール・ベア 「戦場から生きのびて ぼくは少年兵士だった」

    Vol 3652(2022-09-16)
    [2019-05]
    原08。前書に軽く書かれた効果的なコミュニケーションの為の五つの秘訣を特化させた内容になる
    佐藤美奈子訳 デビッド・D・バーンズ 「人間関係の悩みさようなら 素晴らしい対人関係を築くために」を読んだ
    .
    カウンセラーの技術に聞くがあるが、これに認知行動療法の知見をプラスして更に磨き上げた技術となる
    便利そうだが難しい覚悟はいる。これ系問題を抱えた人は相手の変化を望むが解決の近道は自分の変化
    怒る人は問題解決を求めているんじゃ無くて同意を欲している。その感情を認めた上で別方向へ流していく
    .
    問題パターンや人物が例題つきでまとめられているが、服従を望む事が背後には支配望んでるはSM的で興味ある
    劇風と前提してもキレる激ムズ。だが会話がズレだす認知的原因や間違いまとめもあり、実施は覚悟効果は抜群

    [2019-05]
    原06。さらざんまい派生で社会病理。前書を読んでいて大変読みやすく現状もっとも信頼できる治療とも知ってる
    林建郎訳 デビッド・D・バーンズ 「不安もパニックも,さようなら 不安障害の認知行動療法」を読んだ
    .
    分厚いが読みやすい。アプローチの仕方が40種ぐらいあり、順番に試す事や回復事例・筆記例も記載されている
    基本は認知に誤りがある事で、現状もっとも説得力がある原因にも言及。主張が下手で不安に変換はわりと初耳
    不安は誰でも感じる筈なので重度で無くても応用可能。また次所あつかいになるが効果的なコミュニケーションにも触れる
    .
    主観の歪みなんで事実で対応したり、感情を変えれば気持ちも変わるで意識した変更などが技術に含まれる
    歪みもパターン化されているのでわかりやすい。事例も客観視点ならユニークだし、ユーモアにまつわる面白逸話も収録

    [2021-3]
    原12。なぜするかは解明されているけどメディア・創作等での印象操作も強く何回も読み直して情報更新しなきゃなと
    松本俊彦、渋谷繭子訳 B・W・ウォルシュ 「自傷行為治療ガイド :第2版」読んだ
    .
    古い版から改訂で大幅に内容修正もされたらしく、昔と今では理解度も変わり感情の暴発で発作的にが理由になる
    当人も承認欲求から見せびらかしてや、自殺の予行演習でやっている訳では無く大半が恥にして隠しているが真実
    上記で自殺が類例なんだけどこっちは完全死を企み、失敗しても落ち込むだけ。絶望と無力感が似ているも発見
    .
    同じく類例でピアスや入墨もあるけど象徴的な物を含むはない。また解放感を含むも血圧的な問題かなと考察広がる
    認知療法が良く効いて再発もしにくい治る病気。感情が強すぎると逆に解離状態になって感じなくなるなども面白い点

    [2021-4]
    原04。感情の爆発で暴発的にリスカするは文学の分野では解き明かせなかった最新の知見かつ偏見打破にも繋がる
    田中康雄訳 キース・ホートン、クローディーン・フォックス
    「ハンドブック青年期における自傷行為 エビデンスに基づいた調査・研究・ケア」読んだ
    .
    誤解を広めたのはメディアの責任とも言えるし、同時に自殺者を大々的に報道すると増えてしまうも間接的な悪行
    とうぜん目立ちたくてやっているのではなく本人は恥じているし、治療段階で痛みが生じるし、傷の程度も関係無い
    女性に多いとされ、自殺未遂と一緒だと考えると問題の危険性もわかる。同時に治療法も色々と確定されてくる
    .
    予防も大事で問題解決が不可能と感じると絶望して感情が爆発しやすいので、落ち着く事や問題解決技能向上で解決する
    予後が良い事も特徴で希望は充分にある。またうつ等が原因としてあると反社行為として発現もしやすく応用幅広い

    [2021-1]
    刊99。セイバーのタバコ不祥事からの派生になる。もう忘れられたベストセラー本検証の形を取る
    日垣 隆 「買ってはいけない」は嘘である」を読んだ
    .
    ずーっと騒がれたあと急に黙り込んだ環境ホルモンとは何だったかの調査で始めた嘘ですよのレポート
    前科ある市民活動家ご用達雑誌の別巻として問題の本は出たらしく、書いた奴もそれ系を過去に書いてた連中
    企業テロやヘイトが目的らしく、探って行けば背後関係も面白そうだがデマ拡散したTV局もグルだったとわかる
    .
    同様にそうだったのかと納得がダイオキシンの過剰報告で、本当はタバコや排ガスより危険度は低めみたい
    直前に認知療法の思考の歪みを調べていたがモロに該当し、社会を悪くする病原菌はメディア内にいるんだなと

    [2020-12]
    刊03。一時期と言うか00年代に瞬間的に話題になって消えた環境ホルモンの出自と、実際はどうかを説明した本
    西川洋三 「環境ホルモン 人心を「撹乱」した物質 (シリーズ地球と人間の環境を考える 04)」を読んだ
    .
    結論から言うと大げさに騒ぎ立てた件は調査の結果無害と判明しているし、大元のデータ自体がインチキなのもバレてる
    海外扇動家の本を売名好きの学者が煽り、日本のメディアがそれに協力し、学者が研究資金目当てに国を利用した
    かなり大きい額の税金が無駄使いされてしまったもあるし、ブームが日本でも限定的で訂正も出されなかったがある
    .
    安心させる為と面白いから書くと性転換原因は下水場の女性の尿、精子減少は暖かい地域の男性サンプル使用から
    煽ったのは民間と思っていたらなんとNHK。訂正したのが読売なのも意外で、デマを広げるなというNHKの矛盾した逸話

    [2021-9]
    刊99。環境ホルモンなど先走ってしまった記事もあるんだけど、日で起きた毒物事件まとめとして優秀
    常石 敬一 「毒 社会を騒がせた謎に迫る」読んだ
    .
    98の毒カレー事件直後の執筆だが同事件が23年経っても裁判中で被害者も苦しんだままが毒事件事例として象徴的
    毒事件は解決し難く巻き込まれるとロクな結果にならない。国が規準面や助け舟を出して企業を守ろうとする事も記録
    手口も記録されているが企業強迫の為に無差別だったり、置いたままにするなど被害者に濡れ衣も着せられやすい
    .
    立体物なんかの素材で身近なポリ塩化ビニルが、火災時に塩化水素や青酸を発生させるも知らなかったので発見
    タバコ調べていた頃で国の基準や廃棄で問題でるも納得だし、オロナミンCが毒事件で狙われたも参考になった

    [2021-3]
    原04。ちょっとだけ古い本なんだけど、お蔭で昔は脅迫性障害が難治性だったと共に発展している事がわかる
    原田誠一、浅田仁子、勝倉りえこ、小泉葉月、小堀修訳 デイヴィッド・A・クラーク
    「強迫性障害の認知行動療法」読んだ
    .
    最初に書くと現状だと認知療法がとても良く効くし、反すう思考が原因になっているともわかっている
    上記で思考侵入を無理やり抑え込もうと悪戦苦闘した結果、さらに悪化していくと方法の間違いに問題がある
    しつこく考えてしまうのは価値を置いているだがここが過大評価で、1〜10評価で客観視など基本の流れ
    .
    他にも破滅的に考え過ぎているとかもあるが、症例の半分ぐらいが汚染恐怖で女性が多いだと納得もいく
    思考の歪みの典型なので外から見てると理解が進むし、どう介入するかのコツなんかも支援の手引きになる

    [2021-8]
    刊16。ニュースで話題になるのは被害者の方だが、表に出ていないかつ表に出せないにはこういう理由もあったで難しい
    本多 隆司 「性問題行動のある知的・発達障害児者の支援ガイド 性暴力被害とわたしの被害者を理解するワークブック」読んだ
    .
    セイバーの不祥事を調べていた時期とも関係だが、上記を裏付けするレイプが時としてなかった事になるにも目を向ける
    酷い目に合わされたのに無かった事にされると怒りも悲しみも深まる。根本的にレイプ犯はそれらの感情を理解していない
    今書はレイプをした側への支援になり再犯をさせない為に被害者がどう傷ついたかを理解させていくための手引きになる
    .
    感情的にはぶっ殺してしまえだが、正しいルールを知らなかったばかりに人前でオナニーをしていたなどの考慮事案も出る
    幼女凌辱に関しては以後の治療で幼女への接近やオナニーを避ける様に指導する。事前にまとめ発動を防ぐで禁煙と同じ

    [2022-01]
    原07。少年兵のカウンセリング本なんかと比較して読むと状況がわかりやすく、壊れた状態の精神資料にもなっている
    忠平美幸訳 イシメール・ベア 「戦場から生きのびて ぼくは少年兵士だった」読んだ
    .
    どういう状況で難民になり、どういう形で少年兵になったかを回想で記録。文脈でわかるが封印や正当化で迷った点あり
    虐殺されるまでの戦争状態で何が起きるかも詳しく、一時難民状態になった時にも周囲から怖れられ、選択肢が消えた
    政府軍兵士となってからの訓練と考え方の変化は上記に該当。上司から追い出される形でユニセフに入り治療となる
    .
    治療期間は反社会的人格障害状態に近く、復帰に関しても王道の戦争前の記憶が鍵。復帰できていない子も多い
    治った後に更に戦争で伝手を頼って亡命し現在に至る。補足資料も読むとなお良しで戦争で子供に起きうる事態わかる

    ■ 荒井秀樹、黒澤麻美訳 シャーリ・Y・マニング
       「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ 家族、友人、パートナーのための実践的アドバイス」
    ■ 野間易通 「「在日特権」の虚構 増補版: ネット空間が生み出したヘイト・スピーチ」
    ■ 棚橋 正博 「捏造されたヒーロー、遠山金四郎」
    ■ 藤田覚 「遠山景元 老中にたてついた名奉行(日本史リブレット」
    ■ 望月衛訳 スティーヴン・D・レヴィット+スティーヴン・J・ダブナー 「ヤバい経済学 悪ガキ教授が世の裏側を探検する」
    ■ 黒川 修司 「赤狩り時代の米国大学 遅すぎた名誉回復」
    ■ 小野 耕世 「スーパーマンが飛ぶ」
    ■ 押野素子+渡辺政子+赤塚きょう子+高橋美江訳 スコット・ビーティ 「スーパーマンパーフェクト・ガイド」
    ■ ピーター・アペロー 「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 The Art of the Film」
    ■ 原98。布施由紀子訳 クリストファー・リーヴ
       「車椅子のヒーロー あの名俳優クリストファー・リーブが綴る「障害」との闘い」
    ■ 原99。岡山徹訳 デイナ・リーブ 「スーパーマンへの手紙」
    ■ 原02。東本貢司訳 クリストファー・リーヴ 「あなたは生きているだけで意味がある」

    Vol 3651(2022-09-2)
    [2021-2]
    原11。昔は治し方がわからない事例だったので、認知療法が効く事やその事から逆算して分析可能な事も奇跡的
    荒井秀樹、黒澤麻美訳 シャーリ・Y・マニング
    「境界性パーソナリティ障害をもつ人と良い関係を築くコツ 家族、友人、パートナーのための実践的アドバイス」読んだ
    .
    人格障害はヤクザ調べた時にもわかったが、上記で昔は治癒困難だったリスカはその中でも一番治りやすい病気
    考えの歪みがどういう過程で発生しどう世界を見ているかが丸わかり。要は感情が暴走しやすくその事が奇行に繋がる
    本人的には上手く動いているつもりだが失敗しているし、リスカや他人を利用するなど間違った形で学習が進んでいる
    .
    どう対応するかのコツは承認。対人スキルでも最高クラスの物が求められるが訓練で身に付くし、冷静さも身に付く
    自責と恥の念で自殺率が高いや、見せかけで乗り切ろうとしているや、リスカで落ち着こうとしているなど悲劇で喜劇的

    [2022-01]
    刊13→15。ヘイトスピーチでの逮捕もここからで、誰がどう言う形でデマを拡散し、結果的にどうなるかの実例に最適
    野間易通 「「在日特権」の虚構 増補版: ネット空間が生み出したヘイト・スピーチ」読んだ
    .
    筆者自体も知識ゼロから調査し、あいまいな主張と共に大きく操作されたデマだと発見してく過程を追体験できる
    ある集団が隠された特権や利権を得て不公平になっているはヘイト攻撃の定石で、不公平感を煽り特権を求める
    過去事例を自説に合う形で編集して引用し煽った。発起者の考え方にも変遷あり、煽り続ける中で過激化していった
    .
    大手メディアが関与し、商業目的で不正確に広げた事でも悪化した。テレビ論客も不正確に扱い報いを受けた
    圧倒的な悪意をぶつけて黙らせたや、しつこく挑発し反撃した所で過大拡散もある。ヤクザ内での率2%以下も発見

    [2022-05]
    刊10。ネタで話題に出してスーパーマンも扱っていたで調べたが衝撃的かつ、怪関連著者で信頼も出来るで凄かった
    棚橋 正博 「捏造されたヒーロー、遠山金四郎」を読んだ
    .
    タイトル通りでした事で消えた人間や本を元に、それらを研究している人が告発すると経緯も意味ある物になっている
    先の研究では文化人を保護しただが実際は適当に誤魔化していただけで、大弾圧を加え焚書し資料の多くを葬った
    元々が当時の書籍研究家で上記から本が消え作家が消えで、どんな本が弾圧されたかで害がない物ばかりとわかる
    .
    圧政下にも近い当時の文章技術は現在も受け継がれていると思う。また有名にした歌舞伎もその文脈下だったなど
    上記から人情本は日本文学から消された。中間管理職としての有能さが騙し方の上手さに繋がり考察余地は広い

    [2022-05]
    刊09。薄いパンフに近い物なので簡易版。資料発見による再検討が次の年に始まるのでそれ以前の見解がわかる
    藤田覚 「遠山景元 老中にたてついた名奉行(日本史リブレット」を読んだ
    .
    タイトル通りで研究以前の通説だった善の金さんを紹介している。ただしどういう形で普及し実態はどうかも詳しい
    当時から金さんと言われていたが同時期の別人との混同がリアルタイムで起きていて、そこから更に誤解が広がった
    現状だとどう印象操作していたかの記録にもなるんだけど、勧善懲悪と仁義思考を有益としていたは人柄出ている
    .
    更に記録が出てこないどうにもならないが裁判上手で将軍とのパイプあり。鳥居がなぜ妖怪とされたかもわかる
    刺青が職業の名刺として禁止されていたの広まったは現行ヤクザとの関連でも興味深い。詳しい点は他書に譲る

    [2018-02]
    原05。ヤバいシリーズの伝説はここからで半年で百万部とみんな大好きな知りたい話を扱っている
    望月衛訳 スティーヴン・D・レヴィット+スティーヴン・J・ダブナー
    「ヤバい経済学 悪ガキ教授が世の裏側を探検する」を読んだ
    .
    なんで知りたがるのという点でも面白い。相撲の八百長問題などそれウソだろと皆が知ってるウソに突っ込む
    相撲はバレで死者も出たがKKKやマフィアなど犯罪絡み多く、全部スーパーマンにバラされアウトな例もある
    ウソに関して考えてた時だし、またもの相撲ウソつき問題もあった頃で納得する所が多く表現法も感心した
    .
    経済学の人なのがポイントで最近の理論に基づいてロジック解き明かしている点もポイントが高い
    なんでがわからんと予防策立てようが無いし、不正に至る人間の理屈も間違ってるが道理に叶っている

    [2022-05]
    刊94。スーパーマンからアメコミ規制問題と派生させてだが、日でも度々起こる規制問題の一つの解にもなりうる
    黒川 修司 「赤狩り時代の米国大学 遅すぎた名誉回復」を読んだ
    .
    自分のまとめとしては一議員のネガキャン工作が時世と一致し暴走、内部外部から反発を産み失脚し5年程度で消滅
    本書の題名通り大学教授もターゲットでオッペンハイマー弟など。ソ連領事の放射線治療相談に乗ったなど理不尽
    公聴会に呼ばれると真意は別として反共教授後押しとトラブル回避から失職し他の仕事も不可。カナダが受け入れ先
    .
    対立候補へのネガキャン工作は現状でも使われているが起源はもっと古い。マッカーシーは対労働組合で企業も協力
    なんらかの潰したい対象がある時に火が付きやすいとも言え、産み易い風土や手先になる人物がいるは危険信号

    [2022-07]
    刊79。スーパーマン&ロイスを扱った加減から。海外でのアメコミ変遷は記録がしっかりしているが日は未だ不明多い
    小野 耕世 「スーパーマンが飛ぶ」を読んだ
    .
    マウスの訳でもお馴染みの筆者だが、戦前39産まれで小学生の頃からアメコミに親しみ日に普及した功労者になる
    77〜79の奇想天外や月刊スーパーマンが初出で当時の日状況資料になる一方、それ以前の普及状況資料にもなる
    戦後の色がまだ濃いとも言えるのでマンの戦争関与に関する資料や、今は捨ててしまったアメリカンウェイの分析がある
    .
    ウォッチメンでも拾われている筈の本国で30年代に出回ったアングラコミック紹介は本国資料にもなくとても珍しい
    本国との繋がりからのライターによるケントは結婚すべきでは無い見解や、亡くなられたニール・アダムス寄稿も貴重

    [2017-07]
    原02。以前にも読んでいるが再借り出し。別のDC作の資料やアニメの視聴で比較も出来る
    押野素子+渡辺政子+赤塚きょう子+高橋美江訳 スコット・ビーティ 「スーパーマンパーフェクト・ガイド」を読んだ
    .
    DCの設定更新が05。それ以後の記事は当然ないので現状だと古い資料になる。それでも内容は豊富
    スーパーマン死亡の話や、アニメ版ヤングジャスティスのスーパーボーイは見ているので、そこでも興味が持てた
    スーパーマンがエネルギーで守られてるのは再発見。敵側も故郷の歴史と関連した奴が出ているんだなあと
    .
    ガールはともかく、クリプト等の記事は無い。それでも昔はスーパー馬がいた事など細かい豆知識もわかる
    1938の連載開始からの年表も付属。共闘の歴史や時代による変遷は話が発展・進化していく例としても興味深い

    [2019-11]
    原16。先にダークナイトのアート・オブ〜を調べていたので比較としても面白いし、内容もだいぶ求めていた物
    ピーター・アペロー 「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 The Art of the Film」を読んだ
    .
    検討案は少ないけどコンセプトアートとか実物の写真とか撮影でどういう事態が起きたかを書いていてわかりやすい
    映画が分かり難い部分もあるので、キャラ・場面含めてこういう意図だったがわかると本当はそうしたかったかと納得
    リアルじゃないかも知れないけど愛着を表現したくて木素材の話も面白かったが、前述で否定要素になり大変ねえと
    .
    どういう意図かでダークナイト好む層とは違うのも興味深いし、どういうステレオタイプや印象操作したいかも同じ
    ネタバレを避けようとして項が少なめな項目もあるのは残念だけど、求めていた物を得られて良かった

    [2022-05]
    スーパーマン&ロイスを扱う加減から。良い話風だけど広告塔かつ活動家と本人自覚もあり、問題もあるんでまとめて
    原98。布施由紀子訳 クリストファー・リーヴ 「車椅子のヒーロー あの名俳優クリストファー・リーブが綴る「障害」との闘い」
    原99。岡山徹訳 デイナ・リーブ 「スーパーマンへの手紙」
    原02。東本貢司訳 クリストファー・リーヴ 「あなたは生きているだけで意味がある」を読んだ
    .
    あと一センチの違いで即死・軽傷になっていた。馬アレルギーが役から興味持ち十年で大会出場レベルも注目点
    自殺死亡に対しての妻意見は数年まってで正解かつ、それゆえの意見の説得力や歪み・意味ある事件後と変化ある
    怪しい人たちが寄って来てそれらも全て記録。同時に議員からオファーされ協力し最後に裏切られた怒りも記録している
    .
    上記から医療研究への政府資金投入を要請。講演が事故後の仕事の主で、役者として復帰しヤング〜にも出演している
    前述とも関連だがスーパーマンを宗教として考える人への意見は手厳しく、クローンへの見解もマンじみた所はある

    ■ 小野耕世、中山ゆかり訳 デヴィッド・ハジュー 「有害コミック撲滅! アメリカを変えた50年代「悪書」狩り」
    ■ 野田昌宏、矢野徹、宇野輝雄訳 ケネス・ロブスン(レスター・デントほか)
       「魔島(2作目)、ロスト・オアシス(7作目)、モンスター(14作目、死の胡蝶(25作目)(ドック・サヴェジシリーズ)」
    ■ 石川裕人訳。アラン・ムーア、カート・スワンほか(画) [スーパーマン:ザ・ラスト・エピソード]
    ■ 手塚 治虫訳・浅倉久志協力? エリオット・マッギン 「スーパーマン 原作」
    ■ 花田知恵訳 マイケル・タイテルバウム、ナンシー・ホルダー、ディーン・ウェズリー・スミス 「ヤングスーパーマン 1-3」
    ■ 富永和子訳 マーヴ・ウルフマン 「スーパーマンリターンズ」
    ■ 小梨 直訳 マイケル・ポーラン 「これ、食べていいの? ハンバーガーから森のなかまで食をえらぶ力」
    ■ 脇浜義明訳 ジョナサン・コゾル 「非識字社会アメリカ(世界人権問題叢書 16)」
    ■ 奥田 暁代 「アメリカ大統領と南部 合衆国史の光と影」
    ■ 鷲谷花訳 ジル・ルポール 「ワンダーウーマンの秘密の歴史」
    ■ 久美 薫訳 ラリー・タイ「スーパーマン真実と正義、そして星条旗(アメリカ)と共に生きた75年」

    Vol 3649(2022-08-19)
    [2022-04]
    原08。スーパーマン&ロイスを扱う加減から。話には聞いていて本書はそれ系でもよく引用される一冊
    小野耕世、中山ゆかり訳 デヴィッド・ハジュー 「有害コミック撲滅! アメリカを変えた50年代「悪書」狩り」読んだ
    .
    戦中に活躍していたキャップ達がなぜ一時途絶えたかの答えにもなっていて、一過的ながら影響強い事件になる
    恐らく黒幕か、もしくはこの状況を利用した者がいる筈なんだけどそれが掴み難い点でも今後検討は必要そう
    利用された側の証言はあり子どもに焚書させて褒めていた。また巻き込まれた側の悲嘆はよく残っている
    .
    絶対悪かと言われるとこれも難しく当時の犯罪推奨作の図版は豊富。ヒーロー物に関しては運が無いとしか
    長くは続いていなくて一時的だが日本でも類した事があったは証言あり、誰が荷担したかも後々まで残っていく

    [2022-05]
    原1933、1933、1934、1935。スーパーマン&ロイスを扱う加減から。解説するとマン・オブ・ブロンドで元ネタの一つ
    野田昌宏、矢野徹、宇野輝雄訳 ケネス・ロブスン(レスター・デントほか)
    「魔島(2作目)、ロスト・オアシス(7作目)、モンスター(14作目、死の胡蝶(25作目)(ドック・サヴェジシリーズ)」を読んだ
    .
    一作目は以前に扱っているしネタ用に出す為なんで、図書館にあるすべての続巻を借りて来て写真も撮って終わり
    後で2010にバットマンとコラボ復活していたともわかり、そっちも撮っておけば良かったと思ったけど元祖なヒーロー
    戦前の人だけど50年代に再版もあった人気作。訓練で超人化の人で他にもスーパーマシンピストルなどバットマン的
    .
    SF色が強いとされるけど巨人や地底王国と戦うは良い。また父親がクラークで父親の親友がオリバーも面白い点かも
    不殺ヒーロー色もあり更生させるでバットマンに近く、展開が地味だと007的とも。現実の技術先取りも注目点になる

    [2022-05]
    原97→09。日刊10。スーパーマン&ロイスを扱う加減から。図書館直読みで簡易版で表題含め三本収録
    石川裕人訳。アラン・ムーア、カート・スワンほか(画) [スーパーマン:ザ・ラスト・エピソード]を読んだ
    考察点は多々あるが印象として水木漫画のテンポでその点でも参考になった。尺と前知識が必要はかなり弱点

    [2022-04]
    原78日刊79。スーパーマン&ロイスを扱う加減から。ネット上で一時話題になった手塚先生唯一の翻訳作品
    手塚 治虫訳・浅倉久志協力? エリオット・マッギン 「スーパーマン 原作」読んだ
    .
    どこまで関与しているかだけどまだPC編集難しい時代だと、大小あれ校訂だけだとしても結構関与深い可能性はある
    本書に関しては原作としているけど映画版とはほぼ関係無く、ランタンも出て宇宙規模の戦いに発展とかなり良い出来
    刊行時のスーパーマン状況も確認しながらだけど、キャスター時代でアインシュタインも深く関与かつオチと興味深い
    .
    ルーサーの掘り下げも素晴らしく違う一面を見れるし、宇宙に出てからは共闘しルーサーらしさを発揮と頼もしい
    スーパーマンの存在や意味を掘り下げた所もあり手塚先生が興味持ちそうな内容で褒めている事にも納得する

    [2022-04]
    原02・03・04。スーパーマン&ロイスを扱う加減から。本国ではシリーズ化だが日は打ち切りかつ本書も3巻まで
    花田知恵訳 マイケル・タイテルバウム、ナンシー・ホルダー、ディーン・ウェズリー・スミス
    「ヤングスーパーマン 1-3」読んだ
    .
    TV版の忠実なノベライズは1だけでそれも2/3、あとはオリジナル展開とST小説の人も参加したよくある海外方式
    原題だとスモールビルだが変更になっているのも日本でお馴染みで、ラナ・ラングがヒロインのボーイ時代スーパー
    本国で長く続き日本だと視聴も大変だけど雰囲気を掴むには良い。またルーサー掘り下げが詳しいのも魅力
    .
    ネットで聞いたになってしまうがクロスオーバーもありで番組は後半加速かつ、本書の超人続発は継承されるみたい
    あんまり知らないマンを詳しく知る上で最適だったけど、若い頃なんで限定的かつ難しい所もあるかもなあと

    [2022-04]
    原06ごろ。スーパーマン&ロイスを扱う加減から。SWの翻訳で有名な人じゃん!で興味深く読めた
    富永和子訳 マーヴ・ウルフマン 「スーパーマンリターンズ」読んだ
    .
    DC・マーベルの編集主任が担当した映画に忠実なノベライズ版と言った所で、映画と似たような評価かも
    映画内容の再発見にも近いけど、婚約して子供までいるロイスや結婚しているルーサーなど珍しい要素はある
    五年も地球を留守にして自分は世界に必要なのかと悩みだすマンは辛気臭いが、ある一面はよく捉えている
    .
    冷静に考えるとマンが寝取りするも凄いなだし、ショボいのに五年間マンを忘れなかったハゲは一貫している
    この後はゾッド将軍でマン映画は極端の印象は変わらない。本書はまだアメリカン・ウェイを信条とする

    [2022-04]
    原09。海外の食事が危ないとは散々言われているが、どういう仕組みで流通しているかを追った一冊
    小梨 直訳 マイケル・ポーラン
    「これ、食べていいの? ハンバーガーから森のなかまで食をえらぶ力」読んだ
    .
    食やガーデニングの記事で各種国際賞を取り、タイムの影響力のある百人にも選ばれた実力派記者になる
    ちょうどスーパーマンで一面のトウモロコシ畑を見た頃なので、それが企業と国の押し付けた負け戦は衝撃度高い
    上記は加工される事で各種製品になるが企業の作った物なので栄養が無く、ただ食べ続けられるだけで利益を出す
    .
    工業製品と同じで加工での土壌汚染もあるし、搾取しやすいように毎回要買い直し・低価格維持・変更不可とエグい
    オーガニックとされる食品も同様で実際は大量生産された問題ある製品。また屠殺に関しグランディン批判もしている

    [2022-04]
    原85日刊97。スーパーマン&ロイスを扱う加減から。古すぎる原書を根拠に論ずるはちょっと狡賢いかも
    脇浜義明訳 ジョナサン・コゾル 「非識字社会アメリカ(世界人権問題叢書 16)」読んだ
    .
    古いんだけど現状でも問題は継続しているとは思い、貧困と共に字も読めないが当時でも1/3いたは驚く
    黒人かなと思ったら違って白人が多数で、字が読めないとどうなるかの具体的な問題点が逸話として出てくる
    字が読めないと当然働き口がなく最後にたどり着くのが軍隊で、字も読めないミサイル担当者は怖い話
    .
    識字教室を開いても人が集まり難く工夫が必要や、本が沢山無駄になるので貸し出したら放置し取られるも発見
    あれだけ広い国土なのに働き口がない・頭も悪い・一部だけが儲けているで何かが間違っている世界

    [2022-04]
    刊10。スーパーマン&ロイスを扱う加減から。アメリカの田舎はどうなんだ問題を歴史と共に追っていく
    奥田 暁代 「アメリカ大統領と南部 合衆国史の光と影」読んだ
    .
    米の歴史をどう捉えるかは記録者によって幅あるんで絶対の正解では無いが、無能を有能と見るもあるは発見かも
    マンに関していうなら米トウモロコシ畑は黒人綿花労働の名残り。黒人が本来は共和より多だったのも驚かされた
    気になっていた植民したらみんな消えていた伝説の仮説も上がっていて、他逸話とも比較し理想と現実の混同がある
    .
    意図的に混同されすり替えられたのは黒人問題で、本来は貧富の差がある北部南部の政治対立問題だったとわかる
    全般に意図して騒動を起こして支持を得ようとして更に問題をややこしくするは目立ち、足引っ張り合っている国ねと

    [2020-09]
    原14。この手の本は自分の言いたい事を語っているだけになりがちだが、ワンウーは出自からして厄介な所もある
    鷲谷花訳 ジル・ルポール 「ワンダーウーマンの秘密の歴史」を読んだ
    .
    ちょうどフェミニストの本をずっと調べていた時で、最初からその象徴みたいな所あるんは仕方ないなとも思う
    歴史学者である作者の興味はワンウーを作った人がウソ発見器を開発した人という所にも向いていて評伝的とも
    あとはワンウーさんの図版元ネタがなんだろうかだが、これも結論ありきなんで面白いかな?と言う点はある
    .
    資料としての扱いは70年代までだが、かなり意識したキャラ変化あり戦中他のも含め有害で叩かれたは興味深い
    日も含めだがこういうのより実際のデータ網羅系の方が主観が入ってないから読み易いなで、漫画の資料ではない

    [2020-06]
    原12。アメコミ資料用に借りてきたけどこの手の本にありがちなこれはちょっと違うなも多い本で注意はいる
    久美 薫訳 ラリー・タイ「スーパーマン 真実と正義、そして星条旗(アメリカ)と共に生きた75年」を読んだ
    .
    二言目には民族とか権利とかが飛び出してしまう筆者の本で、訳者もちょっとワケあり感が漂っている
    誕生経緯からの主要な事件は大まかに触れられているが、上記の加減でメディア化や商品化に詳しい
    これ系では鉄板ネタではあるが同じく上記で、特定の宗教が神や自身の概念をどう特権化しているかの例
    .
    参考資料は省かれてしまっているが鉄板の引用ルールもある筈で、評論家の意見は固定されるのかも
    神に近い存在なんで扱いも限定的になるが、どういう思想信条なのかの変遷を考える上では興味深い

    ■ 山内 俊雄 「性の境界―からだの性とこころの性 (岩波科学ライブラリー)」
    ■ 木山 将吾 「Smapへ そして、すべてのジャニーズタレントへ」
    ■ 原吾一 「キムタク・ジャニーズ帝国の疑惑」
    ■ 原吾一 「二丁目のジャニーズ 最終戦争篇」
    ■ 原吾一 「二丁目のジャニーズ 死闘篇 」
    ■ 原 吾一 「二丁目のジャニーズ」
    ■ 平本淳也 「ジャニーズのすべて 少年愛の館」
    ■ 北公次 「光GENJIへ 元フォーリーブス北公次の禁断の半生記」
    ■ 豊川誕/述 「ひとりぼっちの旅立ち 元ジャニーズ・アイドル豊川誕半生記」
    ■ 江木俊夫 「ジャニー喜多川さんを知ってますか 初めて語る伝説の実像」

    Vol 3647(2022-08-05)
    [2020-01]
    刊00。岩波科学ライブラリーをまとめて読んでみようから。ホモが出てくるSTのDISを見た後で再確認の意味もあった
    山内 俊雄 「性の境界―からだの性とこころの性 (岩波科学ライブラリー)」を読んだ
    .
    性同一障害に関して扱っているが、最近は心は本来のままでホモもあるので範囲を広げ過ぎじゃないかと疑念ある
    この人たちに関しては体験談も含めて苦労がわかり、本来の性の振舞いをしないと気持ちが落ち着かないらしい
    レズへの男性見解が寛容なのはおかしいらしいんだけど、逸話見ながら実は男として認めているんじゃないかと
    .
    形だけでも改造手術実体は面白かったし、最近は否定されているけどサル実験含め男女で脳に違いあるよなと
    最初に上げた例はどう考えても病気を悪化させているだけに思えるが、この人たちは同情するし研究も進んで欲しい

    [2020-10]
    刊05。方向性を変えざるを得なかったセイバーを扱うからで、光ゲンジデビュー直前に抵抗して消されたメンバーになる
    木山 将吾 「Smapへ そして、すべてのジャニーズタレントへ」を読んだ
    .
    友達が在籍していてその友達が見せた写真から抜擢され、15〜17に渡って優遇在籍かつ性奴隷にされていた実態
    光ゲンジ直前なんでその頃に在籍していた人がどうだったかや、どんなホモハラを好んでいたかが詳細にわたる
    最初期からホモハラは実行していたが、どうも人前で辱めるのが大好きだったらしく入れるのも入れられるのも好む
    .
    ホモがどういう人間を好むかと言う点でも面白く、色々と種類が揃っているのもより楽しむ為ですり寄る同族と女は憎む
    デビュー直前で取り消しになったのは幸か不幸か不明だが、退任者の麻薬中毒率や今のタレントへの見た目も変わる

    [2021-10]
    刊97。仮面ライダーセイバーのやらかしに起因しているんだけどコロナの図書館閉鎖で追加調査が遅れてしまった
    原吾一 「キムタク・ジャニーズ帝国の疑惑」読んだ
    .
    当時キムタクが辞めると噂が立ったみたいだが意図的に流した情報だったなど、デマ散布も得意だったとわかる
    本書出版後の動きとして下ネタをタレントに話させてホモ疑惑を隠そうとしたもある。急に話し出すは裏あるんだなあと
    ホモはホモとからかわれると激怒するらしく、ホモネタに反応あって出演はNHK含め誰かさんのお気に入りかもなあと
    .
    本書刊行でジャニーズ送りを躊躇う親の話が出てくるが、親同士の交流は無く指導も密室の中で行われているみたい
    ファンからの反応は裏切られたで善人イメージを作っていればそうもなる。芸能情報も含めウソの多い連中だなと

    [2021-10]
    刊96。仮面ライダーセイバーのやらかしに起因しているんだけどコロナの図書館閉鎖で追加調査が遅れてしまった
    原吾一 「二丁目のジャニーズ 最終戦争篇」読んだ
    .
    疑わしい人物がその後NHKドラマに出てるんだけどやっぱりで、NHKや大手出版社上部に悪の枢軸とつるむ者がいた
    この時期はSMAPから森が抜けた頃でこれもNHKドラマめぐる不遇が原因かつ、出世する原因が何かもわかる
    大量のドラマやインタビューをなぜこなせたかのからくりも紹介されていて、必死に嘘を吐く人間は常に似てくる
    .
    90年代オカマ事情も資料として面白く、スカウト待ちの男娼や金が目当てで本職から蔑まれるオカマママの話など
    たのきんトリオ前身がたのしいトリオの筈だったが自殺したや、社長がペド専門で専門用語だと小児科になるなども

    [2021-10]
    刊96。仮面ライダーセイバーのやらかしに起因しているんだけどコロナの図書館閉鎖で追加調査が遅れてしまった
    原吾一 「二丁目のジャニーズ 死闘篇 」読んだ
    .
    裁判でヤッてたと証明され、悪堕ちタレントも逃げたり捕まったりし、悪の枢軸兄妹もくたばり今はもう全て終わった
    ただ現状でもどういう悪行を働き、どう戦おうとしたかの記録として価値は高い。学研が協力していたも記録すべき点
    金で黙りませんかの後に悪評を仕事場と通院先にばら撒く嫌がらせを受けており、見えない部分の悪事記載もある
    .
    現状違う意味で価値が出たのは90年代の日本オカマ事情。ホモの街新宿二丁目では女が男を買うもあったみたい
    ホモでも好みで線引きあるのは面白いし、一回限りワンスティーブを好むや、真のホモはオカマは好まないなど興味深い

    [2020-10]
    刊95。方向性を変えざるを得なかったセイバーを扱うからで、探偵小説としても秀逸かつ情報収集の実際もわかる
    原 吾一 「二丁目のジャニーズ」を読んだ
    .
    なんで二丁目だが在籍時から働いている人がいて、止めて流れる人もいる。要は手口巧妙化で犯罪がより隠された
    こういうのを調査するのはどういう人かの謎も解け、筆者自身も元役者かつ共演者が引き抜かれ被害にあっている
    出版社がなぜ手助けするかも好意的に書いた本を潰されたからで、上記と共にどう圧力をかけもみ消し潰すかわかる
    .
    ロビー活動実際もわかりホモハラ接待、また警察に関しては関連会社への天下りの約束で犯罪を消している
    最初期のジャニーさんに関する証言も拾っていて、昔から他人の野球チームの子供をレイプしたりしていた

    [2020-10]
    刊96。方向性を変えざるを得なかったセイバーを扱うからで、噂は常にあり判決も出たけど調べると他とも比較が可
    平本淳也 「ジャニーズのすべて 少年愛の館」を読んだ
    .
    内容が面白すぎてベストセラーかつシリーズ化もした一冊になり、これも公然と敵対した短所の部分に触れた本になる
    ジュニアで四年間在籍して寵愛も受けていたので、想像している通りの悪行の数々が具体的に出てくる
    内情の実際は他と絡めても面白く、ひかる一平はオカマみたいと嫌われていた事で必殺は当てこすりだったんだなあと
    .
    他にもとんねるずや必殺のホモネタが公然のレジスタンスだった事や、再就職先が二丁目の人もいるなど裏が見えてくる
    手口なんかも他書と一貫している他、よくわからないまま解散する理由なんかも本書読むと見えてくる

    [2020-10]
    刊88。方向性を変えざるを得なかったセイバーを扱うからで、噂は常にあり判決も出たけど調べると他とも比較が可
    北公次 「光GENJIへ 元フォーリーブス北公次の禁断の半生記」を読んだ
    .
    これ以前にも裁判沙汰はあるらしいんだけど、最初期に作られたスターで公然と敵対した短所の部分に触れた本になる
    経緯ももみ消し工作で被害を出されたAVの村西監督との共闘になり、結果的に利用されたとも取れる単独刊行
    薬で捕まっている人だけどアイドル時代からやっていて、その後の偽造カード事件も含めてどういう経緯かがわかる
    .
    金銭関連のトラブルがいかに起こるかの実例でもあり、ぜんぶ取り上げられてしまっているので金も持っていない
    一度アイドルになるとずっと過去がつきまとい利用される運命になるは水嶋ヒロと同じで、芸能暗黒面ともいえる

    [2020-10]
    刊97。方向性を変えざるを得なかったセイバーを扱うからで、噂は常にあり判決も出たけど調べると他とも比較が可
    豊川誕/述 「ひとりぼっちの旅立ち 元ジャニーズ・アイドル豊川誕半生記」を読んだ
    .
    長所短所はどんな話にでもあるで本書は長所よりの部分。段階の部分はあるが件の性癖のマイナスが大きすぎる
    苦労している人で捨て子で養護施設でホモ、就職先でホモ、連れていかれた先でもホモと始終ホモと問題になる運命
    上記の苦労を商売に利用して同じ捨て子から嘘を吐いていると言われた所で葛藤が始まるので基本的には善人
    .
    善人ではあるけど意志の弱さと他人に利用される運命を越える事は出来ず、ジョニー大倉にも騙されている
    裏切り者は決して許さないのも特徴でホモに屈するか辞めるかの二択しか無く、異常なシステムが作り上げられた

    [2020-10]
    刊91。方向性を変えざるを得なかったセイバーを扱うからで、噂は常にあり判決も出たけど調べると他とも比較が可
    江木俊夫 「ジャニー喜多川さんを知ってますか 初めて語る伝説の実像」を読んだ
    .
    長所短所はどんな話にでもあるで本書は長所の部分に触れる。件の性癖さえなければ優秀で聖人になれたのに
    上記ではあるんだけど指導に関しては我が強く、夜中に突然レッスンを始め急に予定変更や独断が常に起こる
    詳しい人でも妹さんに関してはよく知らなかったりと謎も多く、姉妹で政治家へのパイプも作りながらの活動
    .
    本物のスターを作りたい熱意は本物で指導も正しかったが、背後にドス黒い欲望を抱えていてはどうしようもない
    筆者も後に薬で捕まってしまうが、ジャニーズ式メソッドは見習う点も多く本当に全てが出鱈目でなければなと

    ■ 村瀬 幸浩、冨永 星訳 アンドレア・パロット 「デートレイプってなに? 知りあいからの性的暴力 (10代のセルフケア)」
    ■ 後藤安彦訳 スコット・バーンサイド、アラン・ケアンズ「言いなりになった女: 夫の連続レイプ殺人を助けた妻」
    ■ 菊地有子訳 ミシェル・フィトゥーシ 「スーパーウーマンはこんなに大変」
    ■ 夏目幸子訳 エリザベット・バダンテール 「迷走フェミニズム これでいいのか女と男」
    ■ 河野貴代美訳 ジーン・ベーカー・ミラー 「イエス バット… フェミニズム心理学をめざして」
    ■ 枝川昌雄訳 ジュリア・クリステヴァ 「恐怖の権力 〈アブジェクシオン〉試論(叢書・ウニベルシタス)」
    ■ 鈴木晶訳 エリザベート・バダンテール 「母性という神話」
    ■ 寺沢みずほ訳 アンドレア・ドウォーキン 「インターコース 新版 性的行為の政治学」
    ■ 藤春恵子、奥田 暁子、鈴木みどり、山崎 美佳子訳 キャサリン・A・マッキノン 「フェミニズムと表現の自由」
    ■ 巽 孝之、小谷 真理編訳 ダナ・ハラウェイほか「サイボーグ・フェミニズム :増補版」

    Vol 3645(2022-07-22)
    [2021-11]
    原88。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになる。十代向けだけど環境的な事も含めよくある事例を紹介し詳しい
    村瀬 幸浩、冨永 星訳 アンドレア・パロット
    「デートレイプってなに? 知りあいからの性的暴力 (10代のセルフケア)」読んだ
    .
    調べたきっかけがホモレイプなんで男に置き換えると恐怖感が増す。相手が社会的に正当化されお前が悪いにされる
    文学等の分野でも承認される環境が作られていたと分かり、レイプされた後に喜んでいたから望んでいたが正当化お題目
    痴漢と一緒で何も言わなさそうな人間が狙われる。立場を利用したも多くホモハラで考えると脅威度も増していく
    .
    レイプを締めとするデートなど犯罪者の中では完全に正当化されている。また相手が誘ったからも正当化でよく使われる
    スポーツ関係で多い他、薬や酒など眠らせ強制的もある。ホモレイプだと更に驚異的がエイズを移してやりたかったもある

    [2021-11]
    原95。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになる。レイプを手伝った女ではヒラリーもいてそれと関連づけたくもあった
    後藤安彦訳 スコット・バーンサイド、アラン・ケアンズ「言いなりになった女: 夫の連続レイプ殺人を助けた妻」読んだ
    .
    カナダで91〜95に起きた連続殺人事件のレポ。時系列順にまとめていないので読み難さあるが、臨場感もある
    コンクリ詰めバラバラ死体発見で発覚し、直前まで生きていたから飼育していたと発覚し、別の事件とも結びついた
    犯人は若い頃から倫理観が曖昧で処女農園建設を夢見ていた。また前歴でも正当化して違法デコーダーを密輸がある
    .
    上記密輸に協力していたのも嫁。司法取引で振り回された被害者として振る舞っていたが実際は妹殺害に協力と裏あった
    犯人に殴られた姿を晒していたが、監禁凌辱を夫と楽しんでいたが発覚は面白い場面。犯人がアナルに執着も記録点

    [2020-11]
    原87。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、フェミニスト内部からの過激派かつ古典への回答とも言える
    菊地有子訳 ミシェル・フィトゥーシ 「スーパーウーマンはこんなに大変」を読んだ
    .
    タイトル通りで扇動しまくって世界を変えたつもりでも、与えられたのは単に大変なだけの役割でしかなかったとの指摘
    筆者自身が編集のスーパーウーマンでありながら広告が嘘を吐いていたと告発し、騙されてしまったと苦労を訴える
    こういうのは恨み節にもなりやすいんだけど軽く読み易い文体で、なにが苦難なのかで同情できる内容になっている
    .
    母世代への反発から始めた事でお婆ちゃんから与えられる自分の責任の言葉ももっともかつ、騙されたも納得できる
    第二の性の異常性の指摘も最もで、こういう形で具体的に何をどうして欲しいかを言われると支援もしやすいと思う

    [2020-10]
    原03。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、今回の調査の根底を揺るがすレベルでのフェミニズム批判になる
    夏目幸子訳 エリザベット・バダンテール 「迷走フェミニズム これでいいのか女と男」を読んだ
    .
    先に読んだドウォーキンとマッキノンのラディカルフェミニズムを極端すぎて逆効果になっていると公然と批判している
    フェミニズムだけでなく被害者の立場を取る事で起きる弊害や希望の無さも指摘しているので全般で発展性ある
    被害者の立場をとると絶対正義の権利は得るが、結果的に成功した人を裏切りと見たり自分を貶める結果になる
    .
    行きついた先が協力では無く男全否定や、性の自由化による反発や、アイデンティ確立での障害とどれも良くない
    上記でレイプ事件に関しても新しい見解は得られたとしても極端さはあるので、制御して考えんと駄目なんだなあと

    [2020-10]
    原76。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、昔の精神分析的な研究だが現状に重なる部分もあり先進的
    河野貴代美訳 ジーン・ベーカー・ミラー 「イエス バット… フェミニズム心理学をめざして」を読んだ
    .
    前提として男の価値観に女が服従させられているがあり、その結果が良い事をしながら自分を責めてしまうになる
    男と女の違いを明確にしている点でも良く、与える事に価値を見出している女が結果的に搾取された結果が上記
    男女で敵対的とは違い葛藤しているのに気づかないや、気付いているのにどう表現すれば良いかわからない問題
    .
    支配構造がどう成立しているかや、支配の結果どういう価値観が推奨されるかなど社会分析としても良く出来ている
    依存では無く相手の人生に介入していると考えたり、はいだけじゃなくタイトルどおりでもも言おうなど建設的な内容

    [2020-09]
    原80。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、よく参考文献に挙がりはするんだけどちょっとキツイ点が多め
    枝川昌雄訳 ジュリア・クリステヴァ 「恐怖の権力 〈アブジェクシオン〉試論(叢書・ウニベルシタス)」を読んだ
    .
    何冊も本を出しているんだけど訳者に誤字誤植が多い・日本語にし難いと突っ込まれてしまうなど精密さに欠ける
    なにがキツイかと言うと当時の流行ポスト構造主義かつ精神分析を使っていて、いまだと完全に古くなっている点
    更に自分のお気に入り作家を持ち上げているので、そのお気に入り作家が現状鳴かず飛ばずだと更にキツくなる
    .
    その上で言いたい事が他の人とも被ってしまうので重複かつ、結論ありきなんで茶番的な理論展開になっている
    要は理屈屋で無能なんだけどそっち系の人が言い訳する時にどういう事を言うかの参考材料にはなるはず

    [2020-09]
    原80。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、フェミの重要人物かつ反ポルノに反対と面白い立ち位置
    鈴木晶訳 エリザベート・バダンテール 「母性という神話」を読んだ
    .
    先に読んだ反ポルノのドウォーキンがとても読み難かったので、流れとテーマのある本書は大変読み易かった
    タイトル通りで母性が作られた話でどう成立し、何を意図して、どういう手段で広められたかを分析していく
    問題は資料が仏やヨーロッパ限定と言う点。子供を育てたくない親には朗報になったけど違和感感じるのも事実
    .
    とうぜん批判もされていて、自分も上記やホルモンへの注目の無さは気になるが、データとしては大変面白い
    子供を増やすと女性の自立は政策として両立しえないのかなとも感じたし、なにが当人の幸せかでも難しい

    [2020-09]
    原87。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、反ポルノや言葉狩りの言い出しっぺで同じフェミからも批判ある人
    寺沢みずほ訳 アンドレア・ドウォーキン 「インターコース 新版 性的行為の政治学」を読んだ
    .
    文章自体が男に支配されているからその抵抗でと言い訳は出来るが、クソみたいに読み難く当人も作家と裏ありそう
    過去の作品を見出しも無く扱い、グチグチと文句をつけながら性による支配を成立させてしまったと嘆く
    元々の調査きっかけがホモのレイプ事件なので、そういう形で置き換えると説得力や意味もあるが違和感もある
    .
    ジャンヌダルク評もあるが極端で見解としては面白いけど、文章の読み難さも加えて何らかの病気持ちではとも疑う
    現状改善のきっかけにはなるが推し進めると地獄を作るで、理想主義的な面も強いのかなあと

    [2020-09]
    原87。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、セクハラの単語を発明し戦いの火蓋を切り落とした重要人物
    藤春恵子、奥田 暁子、鈴木みどり、山崎 美佳子訳 キャサリン・A・マッキノン 「フェミニズムと表現の自由」を読んだ
    .
    本書の主題はポルノ規制で言論封殺系理論の全基盤になっているので、賛成反対を問わず読んどくと参考になる
    エロい方のディープスロートが重要主題になっているなど、視点が両者で違えどポルノ史に残る作品なんだなあと
    ポルノは暴力と定義も明確で創作がどういう理屈か解析にもなるし、規制がショタペドビデオが発端も参考になる
    .
    創作品が現実を良くも悪くも変えると言う点でポルノは具体的だし、楽しんでいるか被害者かで立場が変わるも発見
    リベラルに反対していると言う点でも過激派じみているし独自理論も持っているしで、違う見解と言う点でも面白い

    [2020-11]
    原80・85・91。日編01。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、誰が編集したかも含めて背景説明も必要な一冊
    巽 孝之、小谷 真理編訳 ダナ・ハラウェイほか「サイボーグ・フェミニズム :増補版」を読んだ
    .
    フェミニスト文学も存在するがその中でもSFかつ、根源的意味でのラディカルも似合う共産系扇動文であっていると思う
    編集した人は大森望の日本SF協会加入問題で焦点が当たり、悪い噂がいろいろと立った二人になる
    上記で読む気はなく仕方なくの部分も強いんだけど、実際に80年代当時に流行った理論に傾倒した良い内容じゃない
    .
    影響という点で女神よりサイボーグになりたいや、ディレニーの解説などSF業界の内戦的な部分も強い
    空想的な案なんだけど人工授精でクローンを実際に作ろうとしている話もあったりで不穏な雰囲気は漂い続ける

    ■ 田中和子訳 キャスリン・バリー 「性の植民地 女の性は奪われている」
    ■ 下村満子訳 ベティ・フリーダン 「セカンド・ステージ 新しい家族の創造」
    ■ 三浦富美子訳訳 ベティ・フリーダン 「新しい女性の創造 :改訂版」
    ■ 森田 ゆり訳 ハワード・ゼア 「責任と癒し―修復的正義の実践ガイド」
    ■ 西村春夫ほか訳 ハワード・ゼア「修復的司法とは何か 応報から関係修復へ」
    ■ 仲真紀子 (北海道大学教授)監訳
       R.ブル (レスター大学教授)、C.クック (グロスターシャー大学講師)、R.ハッチャー (レスター大学講師)
       J.ウッドハム (アストン大学講師)、C.ビルビー (レスター大学講師)、T.グラント (アストン大学講師)
       「犯罪心理学 ビギナーズガイド:世界の捜査,裁判,矯正の現場から」
    ■ 小田実訳 フィリップ・S・フォナー編 「ブラックパンサー(ブラックパンサーは語る)」
    ■ 橋睦子、中島幸子、山口のり子 監訳 ランディ・バンクロフト
       「DV・虐待加害者の実体を知る あなた自身の人生を取り戻すためのガイド」
    ■ 野坂祐子、浅野恭子訳 シンシア・L・メイザー、K・E・デバイ
       「あなたに伝えたいこと 性的虐待・性被害からの回復のために」
    ■ 植村秀三訳 U・ウンドィッチ 「証言の心理 性犯罪被害者の供述を中心として」

    Vol 3643(2022-07-07)
    [2020-09]
    原79。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、左記と同じく本当かと疑うほど酷かった近年までの国際人身売買
    田中和子訳 キャスリン・バリー 「性の植民地 女の性は奪われている」を読んだ
    .
    逃げた人もいるけど上記で疑われたり、お前が悪いと言われたりと本当に酷く提供者の問題で公表も出来なかった
    19Cにも解決に当たった人がいるけど当時はもっと酷く、更に男や社会が関与すると更に悪化など問題も抱えていた
    世界最古の職業は売春婦では無くヒモは鋭い指摘で、ヒモがどうやって誘惑して風俗に沈めるかも詳しい手口
    .
    もっと酷いのになると誘拐からの国際取引があり、ヨーロッパからアフリカ・中東への性奴隷送りが実在していた
    国が関与して国連の中途半端な態度が助長したもあるし、前述で社会ごと巻き込まれているので実に果敢な戦い

    [2020-08]
    原81。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、フェミニズム名著を出し世を変革させた女性の第二弾になる
    下村満子訳 ベティ・フリーダン 「セカンド・ステージ 新しい家族の創造」を読んだ
    .
    訳と解説も好意的ながら離婚急増・家庭崩壊・孤独化・アル中増大・同性愛増大と得た物の代償は大きかった
    旗を振りそのお蔭で家族も収入も名声も手にした筆者の答えは、社会と男が悪いで結局は超える事が出来なかった
    前書の前向きと言う印象から一転して言い訳と責任転換に終始している、とんでもない詐欺師に捕まったなの感想
    .
    選択の幅が増えた点では良かったかもだがもう昔には戻れないし、自力で何かをしようという熱意ももう無かった
    自立を決意したなら自分たちで託児ビジネスを発足させて成功させるぐらいの気概は見せて欲しかったがもう遅い

    [2020-08]
    原63。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、今書もフェミニズム名著だが補足説明も必要な一冊になる
    三浦富美子訳訳 ベティ・フリーダン 「新しい女性の創造 :改訂版」を読んだ
    .
    筆者は過激思想でフェニズム内部でも反発や分裂の原因となり、本書の思想実行も多数の問題を発生させた
    どういう内容かと言うと女性は外に出て働けで、60年代の時代にもあい男と社会を憎悪するそれまでの本と違う
    女性版マッチョイズムなんかに近いとも言え、攻撃対象は結婚願望のある女性に向かっていてとても勇ましい
    .
    同性愛の原因は上記女性で、そういう女性は不幸になると声も高らかだが個人の資質という概念が抜けていた
    デモ活動などで育児施設拡充なども勝ち取っているが、本当に勝利だったのかと迷う結果が先には待っていた

    [2020-06]
    原02。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、同著者で最初期資料と比べると明確に発展しているとわかる
    森田 ゆり訳 ハワード・ゼア 「責任と癒し―修復的正義の実践ガイド」を読んだ
    .
    薄い本で必要な概要だけを簡単にまとめた本。それゆえ実際に修復的正義を実行する時の手引きにもされる
    簡単にまとめられていると同時に発生しやすい誤解を指摘。実の無い許しに被害者が激怒などは当然の事
    加害者の反省を促す事が大変な作業だと思うが、許せないまでもなんとか理解出来ると影響から脱しも出来る
    .
    現実の現場での使用は喧嘩の仲裁や対立の解消なんかに使われているが、双方の見解で違い意識は重要
    他とも関連するが被害者にしても話をした方が支配されている感から脱しやすく、日常でも使える話

    [2020-06]
    原90→95。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、以前にもそんな物があると感心したがその初期資料
    西村春夫ほか訳 ハワード・ゼア「修復的司法とは何か 応報から関係修復へ」を読んだ
    .
    発端が上記なので復讐に燃える被害者はどうすれば良いのか考える意味でも再読した。表面上の許しではない
    許しや司法の概念が聖書からなので西洋的な長い考察あるが、単純に目には目にをの罰は悪人に通用しない
    悪人の心理分析もあるが、因果関係の結びつきが上記司法制度では弱くて相手や社会が悪いと反省を促さない
    .
    許しは加害者が罪を認め奪った物を修復しようで発生だが、罪意識と共にすべて失う恐怖にも突き動かされている
    社会や政治家が他人の犯罪を利用している事や、それにより発生している問題もあるなど考察は広範囲に渡る

    [2020-07]
    原06。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、以前に調べた拷問やプロファイルや修復的司法の実際もわかる
    仲真紀子 (北海道大学教授)監訳
    R.ブル (レスター大学教授)、C.クック (グロスターシャー大学講師)、R.ハッチャー (レスター大学講師)
    J.ウッドハム (アストン大学講師)、C.ビルビー (レスター大学講師)、T.グラント (アストン大学講師)
    「犯罪心理学 ビギナーズガイド:世界の捜査,裁判,矯正の現場から」を読んだ
    .
    捜査協力と言う形になるが上記の聞き込み・犯罪矯正・警官ケア・社会学的役割研究と広範囲に及ぶ
    新規に聞き実際に使用がケース・リンケージ。類似事件から関連や比較をし裁判で主張を固め提出できる証拠にもなる
    リンケージ例で切り裂きジャック。原06英警察見解は同一犯11件中6件と日の研究がやっぱり疑わしいと証明された
    .
    自白が捜査・裁判ともに不適切だと逆転裁判されてしまう事や、200人の女性のした極悪人報復をどう考えるかなども
    お巡りさんが各種犯罪で専門化する一方、巡回は心理的な意味もあるとよくわからない職場の見方を固める事が出来た

    [2020-06]
    原70。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、立ち位置的にも武装極左テロなのでかなり注意して読んでいた
    小田実訳 フィリップ・S・フォナー編 「ブラックパンサー(ブラックパンサーは語る)」を読んだ
    .
    いまブラックパンサーと言われても殿下しか思い浮かばないが、今もいるし殿下にしてもイメージ払拭に苦労している
    あくまでも当人たちの宣伝見解であり、やらかした悪事も記録されず、訳した作家も米国ブラックリストで注意は必要
    扇動者として見ると同じフレーズの繰り返しで大志のない小物になるが、善人ヅラをしていたは今後の対策になる
    .
    リベラルにしてもこいつらの敵で、最終目的は自分たちの搾取できる無法地域を米国内に建設するだったとわかる
    日本だとエセ同和なんかに分類される手口だと思う。どんな事でも状況を利用する奴がいるは覚えておいて損ない

    [2020-06]
    原02。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、被害者の観点からばかり見てたので斬新かつロジックも理解
    橋睦子、中島幸子、山口のり子 監訳 ランディ・バンクロフト
    「DV・虐待加害者の実体を知る あなた自身の人生を取り戻すためのガイド」を読んだ
    .
    仮説になるのかも知れないけど加害者治療でのサンプルが多いので信用でき、結論から書くと価値観に歪みある
    上記から治療困難・悪化傾向あり・賛同者あり・手口が陰湿かつ周囲には良い顔と相当に厄介な相手になる
    当人は正しいと信じているので洗脳に近い事をためらいなくするし、子供も含めた他人も利用し現実を定義づけてくる
    .
    上記から被害者は自分が悪いと仕向けられる。見下しが土壌になり特権意識と自己中心性を捨てないと再発する
    いずれ同性にも暴力を振るい支配的になるので危険人物。作家にもいるし文化が原因なら否定していかんとなあと

    [2020-06]
    原94→04。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、若い人向けの本で被害者・その周囲がどう乗り切るか具体的
    野坂祐子、浅野恭子訳 シンシア・L・メイザー、K・E・デバイ
    「あなたに伝えたいこと 性的虐待・性被害からの回復のために」を読んだ
    .
    児童虐待死で調べた結果、常習的にレイプしていたなどの事件もあったが、家庭内などの身内で起きるが大半となる
    上記から80%が訴えず訴えても証拠不十分の厳しい戦いになるが、犯人は犯行をエスカレートさせるので戦う必要ある
    被害者は凄まじい葛藤に襲われ当然PTSDも発症。売春が自傷癖に該当するは納得したしその後不幸も犯行が由来
    .
    許しとは何かの考察もあり当人の為でもあるのだが、まずは犯罪者を倒す事が第一となり偽りの許し考察も参考になった
    周囲がどう励ますかも上記に由来していて当人にはいっさい責任はなかったとなり、訴えるは貴い行為にもなる

    [2020-06]
    原67。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、ネタで犯罪捜査的な事もしていたので参考になった
    植村秀三訳 U・ウンドィッチ 「証言の心理 性犯罪被害者の供述を中心として」を読んだ
    .
    犯罪者を捕らえたり訴えたりする側からの研究なので、証拠になる証言をどう活用するかで具体的な所ある
    以前にも調べているが証言は証拠としてはかなり弱く、事実かどうか裏を取る形で攻められたり守りを固めるになる
    証言を元に仮説を立て実証するで裏が取れたら有力証拠。また強い印象を与えたり、矛盾を付けると大逆転材料
    .
    問診の手引きもあるが尋問術と同じでまず信用させるが第一になる。誘導尋問になると負けてもしまう
    子供が相手だと供述に信用性が無いし、他のケースでも信用性は突かれる。どう証拠を固めるかわかったのは収穫

    ■ 山岡万里子訳 デイヴィッド・バットストーン 「告発・現代の人身売買 奴隷にされる女性と子ども」
    ■ 宮地尚子、井筒節、岩崎直子、堤敦朗、村瀬健介訳 リチャード・B・ガートナー
      「少年への性的虐待 : 男性被害者の心的外傷と精神分析治療.」
    ■ 原美奈子、二見れい子訳 エレン・バス、ローラ・デイビス
       「生きる勇気と癒す力 :新装改訂版 性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック」
    ■ 田口 真二編著 「性犯罪の行動科学 発生と再発の抑止に向けた学際的アプローチ」
    ■ 梶村道子訳 クリスタ・パウル 「ナチズムと強制売春 強制収容所特別棟の女性たち」
    ■ 山田ゆかり訳 ジェフ・ベネディクト 「スポーツ・ヒーローと性犯罪」
    ■ 菅野 楽章訳 ジョン・クラカワー 「ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度」
    ■ 井田 良、太田 達也編 「いま死刑制度を考える」
    ■ 中神由紀子訳 ヘレン・プレジャン 「デッドマン・ウォーキング」
    ■ 落合恵子、村上彩訳 デビー・モリス 「サヴァイヴァー」

    Vol 3641(2022-06-24)
    [2020-11]
    原07→10。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、80年代の人身売買話と併せて読むと変遷や現在もわかる
    山岡万里子訳 デイヴィッド・バットストーン 「告発・現代の人身売買 奴隷にされる女性と子ども」を読んだ
    .
    日本も含まれていて外国人労働者不当労働問題として考えるとわかりやすく、騙して無限労働は奴隷になる
    流通が完全に成立してしまっていて米だとメイドなんかもあるが、一番は性風俗で騙されて10代の娘が堕とされている
    更に酷いのがウガンダで襲われ浚われた上で性奴隷及び兵隊にされていて、利権が絡まないので国際世界も無視状態
    .
    難民や貧困家庭か供給源になっていて、戦争の原因だともわかるし低賃金労働や売春で利用者にも問題がある
    解決に従事している人のレポにもなっていて助け出した後の支援状況や、使った人間への罰則など対策も進んでいる

    [2021-11]
    原99。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになるが、古い精神分析系かつ内容が絞られるので資料性は低めかも
    宮地尚子、井筒節、岩崎直子、堤敦朗、村瀬健介訳 リチャード・B・ガートナー
    「少年への性的虐待 : 男性被害者の心的外傷と精神分析治療.」読んだ
    .
    根本的な問題としてホモレイプ事件は被害届けも告訴もされにくいで、表に出にくいや現実と思われないもある
    レイプ全般につきまとう問題がここでも発生する。だいたいは親族や師弟・教師など信頼していた人間が牙を剥く
    良く起こる環境で刑務所なんかは納得だし、同様に度々事件になる教会のホモレイプなど起きやすい環境・関係ある
    .
    解説としてセクハラでお馴染み横山ノックがレイプされていたもあり、被害者が後に加害者化も考えるべき問題
    女性のペドレイプもあり創作の様に羨ましい状況では無くPTSD化しうる。事例では自傷やフラッシュバックを提示

    [2020-08]
    原94。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでだが、あまりに被害者側に立ち過ぎ冷静さと説得力を失くしている点ある
    原美奈子、二見れい子訳 エレン・バス、ローラ・デイビス
    「生きる勇気と癒す力 :新装改訂版 性暴力の時代を生きる女性のためのガイドブック」を読んだ
    .
    訳者も含めて実際に被害にあった人間の個別事例を扱っているが、証言情報の不確かさで批判受け否定して上記
    告訴まで持ち込むに偽証無いとは思うが、弁護士にも話さず突然事件と関係無い過去レイプの話されても驚くし不利
    元々大ダメージを受けて心理的に不安定になっているもあるし、過去事例や売名する者もいるで難しくなってくる
    .
    被害を受けた結果人格にどういう歪みが出るかの詳細で、過去人格障害と診断されていたのも納得な歪みが出る
    虐待受けてSTに逃避し今はSF作家になった人がいるが気になった。主観的なレイプ被害の資料としては参考になる

    [2020-08]
    刊10。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、わいせつ表現に関して警察がどういう見解か探る点でも身近さある
    田口 真二編著 「性犯罪の行動科学 発生と再発の抑止に向けた学際的アプローチ」を読んだ
    .
    学者でも公聴会して初めて警察見解がわかるぐらいなんで、情報公開やレイプ神話など先入観の面での問題もある
    痴漢・露出狂・下着ドロなんかの軽犯罪も扱い、社会見解での封殺や被害者が苦しむ事や凶悪化しやすいとわかる
    男性ホルモンが悪役と思われやすいが、ここも意欲や創作・結婚動機と関係したり無いと問題でると神話を解く左様
    .
    ナンパに合いやすい人格の研究なんかもあり、犯罪の容認は犯行の行なわれやすい雰囲気を作るとあり容赦できない
    被害者にどう責任は無かったと発見させるかや、応用を望めば望むほど基礎を固めろなど違う見解での発見多い

    [2020-06]
    原94。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、以前に調べていた独裁者調査の資料としても興味深い
    梶村道子訳 クリスタ・パウル 「ナチズムと強制売春 強制収容所特別棟の女性たち」を読んだ
    .
    タイトル通りでナチスとSSがヒモ兼上客になる。どういう人が客かつ雇用者だったかも外国人や共産主義などの政治犯
    17歳処女など志願従業員もいて、実際の労働環境はかなり良かった。また刑務所内の転向者やホモ調査にも使われた
    なぜ表に出ないかは国内犯罪なので名乗り出ないと、六カ月の満期後に殺された人も多いが原因となる
    .
    収容所に関して抱かれている印象が狂ってしまうとの理由で取り扱われないもあり、アウシュビッツ等にも存在
    囚人にとってはご褒美でガス室後からも贈られた物が出ているが、実際は委縮し話だけして帰る客も多かったみたい

    [2020-07]
    原97。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、これはそういう系列でも超身近かつ隠そうともするで大悪習
    山田ゆかり訳 ジェフ・ベネディクト 「スポーツ・ヒーローと性犯罪」を読んだ
    .
    ありとあらゆる隠れ蓑があり本書も発行前に止められかけた。黒人犯罪者の率が多いなんかもその一つになる
    南米プロサッカーの酷さなんかも先に調べているが、金と権力が目当てでスラムから来た前科者は変われない
    それ以外の面でもなんでも与えられ、なんでも庇われる環境で助長され、訴えが少ないも相まって地獄の態を成す
    .
    どうしたかやどういう被害者が具体的でエグく、グルーピーや金で手を打つ悪徳弁護士の存在も被害者悪神話を作る
    相対主義化で善悪の価値観が狂ってい腐っていく様の考察も納得したし、英雄の腐敗過程と言う点でも興味深い

    [2020-06]
    原15。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでにもなるし、被害者の心理や捜査・裁判の実際を知る上でもなる
    菅野 楽章訳 ジョン・クラカワー 「ミズーラ 名門大学を揺るがしたレイプ事件と司法制度」を読んだ
    .
    日でもわりとあるこん睡させてレイプしただが、地元主要雇用先の大学で地元の学生アメフトヒーローが犯人で厄介
    被害者がどういう扱いを受けるかで捜査の為の四時間全裸調査から、上記による地元の擁護へと発展していく
    他書とも被るが証言を仮説として裏を取っていくが捜査となり、上記のDNA検査で陰性と出た事で証拠がない
    .
    裁判では同意したかという点で厳しく突かれるし、地元の名手と言う事で追いこむ事が出来ない
    結果的に無罪と後味の悪い結果になってしまう。戦うと決めた時にどういう事が起こり得るかの予行演習と言える

    [2020-06]
    刊14。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、ネタでどのレベルの犯罪なら死刑が成り立つか考えてた時期にもなる
    井田 良、太田 達也編 「いま死刑制度を考える」を読んだ
    .
    海外ではドイツなど完全死刑廃絶になった地域もあり議論になり易い話題だが、どっちに転んでも問題は発生する
    日本の裁判でどういう点が刑を決める基準になるかも具体例から書かれていて、社会への影響を考慮は日本的かも
    日本の価値観分析もあり集団的は当然として、死んで罪を贖えや行き恥を晒すなの切腹・介錯精神が今だ生きている
    .
    上記でどっちが正しいかは難しい。無期懲役にすると精神に異常をきたし死刑にすると生命を尊重していないにもなる
    更に無期懲役だと極刑基準が甘くなったり、死刑だとそれを目的にした犯罪者のご褒美にもなったりと裏道あると気付く

    [2020-06]
    原93。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、先に読んだサバイバーの加害者側の視点になる
    中神由紀子訳 ヘレン・プレジャン 「デッドマン・ウォーキング」を読んだ
    .
    最後の解説が全てぶちこわしにしてくれるが、本文自体は葛藤ある聖職者視点の死刑反対で考える余地ある
    対峙する相手が死刑になっても仕方ないレベルの人間なのも緊張感があり、被害者を煽る様はサイコパス的に見える
    筆者自体は被害者や死刑賛成の人間とも接触する人なのもサバイバーでわかるし、誠実な対応をしている
    .
    向こうでの死刑反対が聖職者観点以外にも、正常に裁判制度が働いていない事への批判なのも本書で分かる
    自分にしても固定の見解はなかなか持てない問題。上記で反省や後悔を促す治療が出来るなら皆幸せになれるのだが

    [2020-06]
    原98。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、本書はデッドマンウォーキングの被害者視点とも言える
    落合恵子、村上彩訳 デビー・モリス 「サヴァイヴァー」を読んだ
    .
    ノンフィクションだがネタじゃね?という台詞の細かいやりとりも含み、細部は話半分かつ読み物として面白いはある
    情緒的な面や犯罪や刑執行の後に何が起きたかに関しては間違いなく真実味があり、生々しいのレベル
    この一件でなぜ死刑反対論争が起きたかも経緯がわかると納得するし、葛藤含むどう感じたかもそりゃそうだなと
    .
    復讐はなされたけどそれで救われた訳でもないのが被害者。死刑反対に回ったシスターとの直接対決も含む
    犯罪者の為と思うと怒りがこみあげてくるだけだが、苦しんでいる自分の為や神の為と思うと許すは成立もする

    ■ 佐藤文香訳 シンシア・エンロー 「策略 女性を軍事化する国際政治」
    ■ 幾島幸子訳 スーザン・ブラウンミラー「レイプ・踏みにじられた意思」
    ■ 斎藤学訳 ジュディス・L.ハーマン 「父 娘 近親姦―「家族」の闇を照らす」
    ■ 藤田真利子訳 ジョルジュ・ヴィガレロ 「強姦の歴史」
    ■ 権寧訳 ジーン・マックウェラー 「レイプ《強姦》―異常社会の研究」
    ■ 佐藤貞子訳 アリス・ヴァクス 「性犯罪」
    ■ 中井久夫訳 ジュディス・L・ハーマン 「心的外傷と回復 :増補版」
    ■ 管靖彦訳 ポール・エクマン 「子どもはなぜ嘘をつくのか」
    ■ 櫻井祐子訳 ダン・アリエリー 「ずる 嘘とごまかしの行動経済学」
    ■ 加藤幹雄訳 ジョン・W・ガードナー 「リーダーシップの本質 ガードナーのリーダーの条件」

    Vol 3639(2022-06-10)
    [2021-9]
    原00。フェミニズム系列からの指摘だが、LGBT含めた男女平等化も実際は利用されているだけではないかと
    佐藤文香訳 シンシア・エンロー 「策略 女性を軍事化する国際政治」読んだ
    .
    軍隊における女性利用の歴史にもなるが、基地周辺で働くも含めて身の回りの世話や下半身処理要員の扱いとなる
    軍事的なファションや玩具も含めどう騙して使っているかでもあり、実際に求められているのは男らしさではない
    日本でも講演した事のある筆者だが沖縄が世界でも徹底して軍事化されているなど、軍の存在での問題を指摘する
    .
    軍事行動に伴うレイプなんかも常にある問題で、軍事作戦に組み込まれているも現実として発生し正当化見解も参考
    軍と関わるで交渉役になるなど特権階級化もあり、レイプ犯的な思考の男以外にもその取り巻きの女も問題あるなと

    [2020-06]
    原75。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、フェミニズムの名著らしくてちょっと辛い部分を大量に含んでいる
    幾島幸子訳 スーザン・ブラウンミラー「レイプ・踏みにじられた意思」を読んだ
    .
    戦争中のデータはプロパガンダで改竄されている意識があるにも関わらず、信用できる資料として利用してしまった
    現実のレイプ自体が起訴は簡単立証が困難の代物で、過激に書き立てる事で政治的な利用も意図した本になった
    憎悪を産み出すには残虐を強調すれば良いを実行しており、文に説得力を持たせるにはどうすべきかの考察にもなる
    .
    歴史資料の掘り出しや、文学で賛美されるレイプ神話の打破は見事で見解を変えさせるという点では読む価値はある
    ホモレイプも取扱い。ブラパン党を読んだ頃で黒人の白人レイプ・ジャンジュネはホモ・暴動レイプ政治理論には納得

    [2020-06]
    原81。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、フィクションと違う現実の事件だが長く隠蔽され表に出なかった
    斎藤学訳 ジュディス・L.ハーマン 「父 娘 近親姦―「家族」の闇を照らす」を読んだ
    .
    DVやレイプや児童虐待と似た心理で起きるが違いはあり、被害者も加害者も深い罪意識が後々まで残りやすい
    妻への報復からだとDV案件にも近くなるし、事後に脅しが発生するはレイプに近く、被害者が原因はまず無い
    発生時は理解出来ず家出などで脱出後に被害者は罪意識や対人で問題でる。レズになってしまった事例もあり
    .
    犯人が親族かつ幼いので告訴をせず、許したいという感情も発生するが、長い虐待で洗脳されたもありうる
    家庭は崩壊し、犯人はDVの様に治療者や周囲を利用する。トリビアでちんぽメーターがあるのも発見だった

    [2020-07]
    原98。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、今でも児童虐待が犯罪として認められる過程あるがそれと同じ
    藤田真利子訳 ジョルジュ・ヴィガレロ 「強姦の歴史」を読んだ
    .
    昔は犯罪として扱われておらず同時に起きた事件以外では無罪や、更に酷くなるとアナルは被害者も同罪がある
    レイプ犯は昔から社会を味方にするのが上手いが、その事も相まって一時は抵抗する意志があるなら拒めると誤解
    だんだんと良くなってきても誘惑は暴力より悪いとされ、訴えない事も相まって被害者の方が悪いの風潮を作られた
    .
    文学や新聞での取り扱いも変遷があり、児童虐待の概念も上記からジ・ル・ドレェの伝説化が後年からともわかる
    意識の変革はフェミニズムが声を上げたからで、児童虐待に関しても殺しより酷いと非難される現状に無事至った

    [2020-06]
    原75。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、古い本なんだけどレイプ神話を完全打破する今も通じる分類
    権寧訳 ジーン・マックウェラー 「レイプ《強姦》―異常社会の研究」を読んだ
    .
    親しい人からの犯行だし、性的目的ではないなどでもあり、鬱憤ある黒人が加害者にも被害者にもなり易いと具体的
    レイプされた人間がどう感じるかに関しても詳細で、上記から命乞い・抵抗をすると相手は更に過剰反応して酷くなる
    殺害は激情の果てだがレイプ自体は計画的で長期に渡り続き、計画的なので裁判でも勝ち難く黒人などは捜査も困難
    .
    輪姦は仲間意識とアイデンティ提供だけでなりたつ集団の儀式で、女性のレイプ願望は妄想だけなども面白い分析
    特殊プレイは性的嫌がらせを狙っているや、ヒッピーは高位階級で厄介や、知能が低いと自慢しやすいなど発見ある

    [2020-06]
    原93。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、レイプの裁判は大変らしいを弁護士の体験から知る事が出来る
    佐藤貞子訳 アリス・ヴァクス 「性犯罪」を読んだ
    .
    被害者もこいつは無罪じゃないか?と思う様な事件も扱っていて、法廷で真実を追求する事の困難さがよくわかる
    向こうの裁判の仕組みをもわかり、告訴前に弁護士でどの刑にするかや訴えを取り下げるかで有罪答弁取引を行う
    実際に法廷に立つと大変でどういう事をされたか根掘り葉掘り聞かれるし、それが嫌がらせになると知って相手も使う
    .
    ずっと子供をレイプし続けていたとか、行きずりとか、殺人未遂とかエグイ案件で心神喪失で無罪まで訴えてくる
    親身な弁護士も訴えは推奨しても告訴は止めとけとシビア。社会環境からレイプは否定していかないとならないとわかる

    [2020-08]
    原92→97。身近なレイプ事件を噂で聞いたのでになり、有名な本で当時はPTSDの概念がまだ浸透していなかったとも
    中井久夫訳 ジュディス・L・ハーマン 「心的外傷と回復 :増補版」を読んだ
    .
    フェミニズム的見解での発見で特に問題がレイプなんかだと加害者が嘘ついて社会まで騙すので独自性がある
    どういう手順や手口が使われるかがあらゆる分野に渡り詳しく書かれているが、何も出来ない悲惨を味合わせるが手口
    カルトの洗脳などどういう事かと考えて、学校の教師が異常者で周囲が誰も信じてくれないとかだと連想しやすいかも
    .
    どうやって癒すかも当時見解で紹介されているが、それ以前が人格障害の一種と見られていて認知歪みを正す必要
    再体験を再構成して人生過程の一部としてとらえ直すなんかは創作と比較しても面白く、収穫も大きかった一冊

    [2017-02]
    原89。心理学大図鑑から辿ってたが目当て見つからず今書。以前にしぐさ研究で読んだ人でもある
    管靖彦訳 ポール・エクマン 「子どもはなぜ嘘をつくのか」を読んだ
    .
    タイトル通り。子供の嘘の理由も大人とたいして変わらない。ちょうど長谷川町子作内の偽りを見つけた所で好都合
    理由も分類されてるが、子供は大人に怒られると怖いからが主。他にも発達段階からの考察やその後の影響も述べてる
    倫理的な問題にもなるのでそこらの考察もある。アジア圏は文化に権威的な部分も大きいのでここらは考えてくと面白い
    .
    筆者のしぐさ研究が嘘を見抜く事からの発展ともわかる。逸話も豊富で虐待に近い話や時代での価値観変化もある
    場合にもよるが信頼を失ったり、重大な問題を引き起こす場合もあり基本的に嘘はお勧めできない。一方で必要な場合もある

    [2017-11]
    原12。直前に同筆者の本を読んでいて間違いがない。今作は旧来の合理的判断の疑問視で構成
    櫻井祐子訳 ダン・アリエリー 「ずる 嘘とごまかしの行動経済学」を読んだ
    .
    なぜ嘘や不正を行うかの研究で、これも直前に科学者の事例や作家の実例見ていて身近な話題
    大掛かりな不正は無くてセコイ不正が積み重なり、更に倫理が狂って大掛かりになり大惨事が多い
    人間=悪という話でもない。不正時には正当化が発生するが、これは自分は正直と思いたい足掻き
    .
    セコイ不正もそこから。一方でコピー品を使ってると段々頭がおかしくなり、不正しやすくなる研究等もある
    正当化は自分に都合が言い様に見ると言う事なんで作家や科学者にも納得。当然最後は最後が待ってる

    [2016-11]
    原90。特殊部隊の訓練から派生。ビジネス・自己啓発書扱いになるが、米は歴史上そういうのも哲学としてある理解はいる
    加藤幹雄訳 ジョン・W・ガードナー 「リーダーシップの本質 ガードナーのリーダーの条件」を読んだ
    .
    引用元はしっかりしてる。時期的に冷戦前なんで今だと古い部分もあるが、プラグマティズムやホパーなんかにも近く感じた
    リーダーとはどうあるべきかを考えた本だが、前述通り引用が良いので考える所多い。特に社会がどういう理想を目指すかの点
    ヒトラーなんかの良くないリーダーの分析があるのも興味深い点。定義をはっきりさせてく点も古い哲学書に近い所はある
    .
    特殊部隊の訓練から派生して読んだ様に実際の訓練で取り込まれた部分ある。埋もれた人材活用を重視するのも米的な発想
    状況も重視してるので陥りがちな妄信の指摘にもなってる。後続の本と被る所もある古典だが流れも掴めて参考になった

    ■ 河合衿子訳 アンドルー・モートン 「クリントンとモニカ わたしが愛した大統領」
    ■ 渡辺 智之、林 昌宏訳 ガブリエル・ズックマン 「失われた国家の富:タックス・ヘイブンの経済学」
    ■ 杉村 昌昭訳 クリスチアン・シャヴァニュー、ロナン・パラン
       「タックスヘイブン: グローバル経済を動かす闇のシステム」
    ■ 林尚毅、青柳伸子訳 ロナン・パラン、リチャード・マーフィー、クリスチアン・シャヴァニュー
       「[徹底解明]タックスヘイブン グローバル経済の見えざる中心のメカニズムと実態」
    ■ 橘玲、芝田高太郎訳 エルヴェ・ファルチャーニ、アンジェロ・ミンクッツィ
    ■ 「世界の権力者が寵愛した銀行 タックスヘイブンの秘密を暴露した行員の告白」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「RAGE 怒り」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード「恐怖の男 トランプ政権の真実」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「政治の代償」
    ■ 伏見威蕃.訳 ボブ・ウッドワード 「オバマの戦争」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「ブッシュのホワイトハウス」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード「ディープ・スロート 大統領を葬った男」

    Vol 3637(2022-05-27)
    [2022-01]
    原99。サイトのネタでクリントンを扱う事になって詳しくを調べたので本書。筆者がダイアナ妃死亡を追った人もらしい
    河合衿子訳 アンドルー・モートン 「クリントンとモニカ わたしが愛した大統領」読んだ
    .
    男女の恋愛は複雑でレイプ犯が相手も悪いとするように、迂闊すぎた点や結果の離職で再就職を頼んだの弱みもある
    行き違いでは大統領が再就職先を用意したのに重要ではないで待たされたや、連絡をよこさず放置し続けたなどもある
    混乱状態で相談した第三者の思惑も絡む。各所証拠物件が用意されていたのは、この第三者が関与した為で表立った
    .
    表立った所で大統領が最悪の行動をとり、全米が誹謗中傷した。取材協力を拒否した高潔な市民がいたも特筆すべき点
    逃げられたが大統領が実際どういう者かは心情吐露も含めてわかると思うし、事件の背後を調べると色々あるのもわかる

    [2022-02]
    原13。同類の本をまとめて読んだんだけど本書は後発かつ考察も充実していて、よりわかりやすくて良い
    渡辺 智之、林 昌宏訳 ガブリエル・ズックマン
    「失われた国家の富:タックス・ヘイブンの経済学」読んだ
    .
    一言で概要を説明すると脱税。独裁者や犯罪組織の関与が半分で、残り半分は裕福な白人が使っているも衝撃感ある
    税金用のお金の計算を難しくする為に転用を繰り返して追跡不可能にしているが実情で、仲介役も共同して働いている
    これも衝撃だが実行役の主犯はスイス。犯罪を成立させる為にデマを広め、金で国の法を変え、表面だけを繕っている
    .
    表に出ないデータが大半で影響が不明だったがなんとか解明し、起きうる結果が中間層の税金負担拡大だともわかった
    消えた税金がどこかで補填されるのは当然で貧困国は更に被害拡大。また経由させていく過程は当然戦争に益をもたらす

    [2022-02]
    同筆者の本かつ古い本で、内容的にも難しさが残っているので二つまとめて扱うが解明までの過程記録にもなる
    原06。杉村 昌昭訳 クリスチアン・シャヴァニュー、ロナン・パラン
    「タックスヘイブン: グローバル経済を動かす闇のシステム」
    原10。林尚毅、青柳伸子訳 ロナン・パラン、リチャード・マーフィー、クリスチアン・シャヴァニュー
    「[徹底解明]タックスヘイブン グローバル経済の見えざる中心のメカニズムと実態」を読んだ
    .
    会社や国の破綻みたいな形で表に出始めて、研究者も固定される形で研究が始まって、まだわからない言っていた時期
    06段階だと合法だからで言い逃れしていて、批判する環境すらも無かったみたいで、完全支配されていた名残はある
    解説で日本の事例も上がっているが山一證券は経営破たんし、オリンパスは一人が使っていただけで逃げ切っている
    .
    古い本かつ専門家なんで読み難いけど要は脱税でここらは別書参照。国がテロへの資金譲渡に使っていたも別書参照
    分析が難しかった時期に何を参考にしたかや、悪行の為に法がどんなふうに改変されていたかの詳しい資料にもなる

    [2022-02]
    原15。これ関連の作品を作っていた作家がちょっと微妙な文をつけているで、まだ解決していない感は強い
    橘玲、芝田高太郎訳 エルヴェ・ファルチャーニ、アンジェロ・ミンクッツィ
    「世界の権力者が寵愛した銀行 タックスヘイブンの秘密を暴露した行員の告白」読んだ
    .
    タイトル通りで勤めていた人の手記だけど、協力者が実際にいたのかや、何を目的としていたかで見解が割れている
    ある程度は真実も含まれているとし、どういう人間が使っていたかで富豪だけど病気でどうしようも無くなったは悪の報い
    この人のした事は顧客リストを警察が調べやすい様にしておいたで、代理人に乗せられて荷担でも罪は使用者に向かう
    .
    この人もその結果として追われる事になり06に活動を始め、逮捕される12まで逃亡し以後は政治に関わろうとして失敗
    完璧なシステムも内部から情報が漏れだす危険があり、その結果も悲惨とわかるトリックスター的な内容

    [2022-04]
    原20。サイトでウッドワードを扱っていて最新の本は貸出中が多くて難しいかなと思っていたが本書だけはなんとかなった
    伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「RAGE 怒り」読んだ
    .
    トランプ期の記録だが前著を出した結果トランプがインタビューに応じたので内容も充実した物になった
    批判要因は柔軟策を取っているので前後で矛盾が出るためで、逆にそれまでの大統領の長所短所検討にもなりうる
    制作はコロナ対策が中心になり、パニックにならないように明るくしていたや発生源の中国を危険視していた事がわかる
    .
    各国との電撃的な対話も批判の的になりやすいが、人の嘘を見抜く事には優れていたらしいので評価は難しい
    ウクライナがクリミア巡り紛争・オバマ期に担当のバイデンが同国の息子が重役ガス会社不正調査を阻止したも興味深い

    [2021-7]
    原18。一冊読んでみたら面白かったのでまとめて借り出し。ウォーターゲートをすっぱ抜いた伝説の記者になる
    伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード「恐怖の男 トランプ政権の真実」読んだ
    .
    この件に関しては両者とも熱くなりやすいとあり、歴代の中でも特異かつ難しい大統領で自分も結論は控えめにする
    見方にもよるが一方的に叩くをしていないのは流石かつ、就任直後に出た様々な疑惑の実際を詳しく記述もしている
    タイトルの恐怖はトランプ発言でも対北朝鮮を想定していて、米が北や韓国をどう捉えているかは日的にも興味ある点
    .
    ホワイトハウス入りした大統領への洗礼は他書も参考にすると定番とも言え、弱気で押された大統領と比較しても面白い
    言いたい事は色々とあるけど言い難いは恐怖は力を体現している。現行政治の問題点が象徴を得て吹き出した感ある

    [2021-7]
    原12。面白い内容かつあの人物や事件の実際がわかるで、サイトで扱ってもで調べたが想像以上に劇薬で検討中
    伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「政治の代償」読んだ
    .
    オバマ二期目で結果的に何も出来なかったに該当だが、無茶な命令をして下にやっとけと放置していたと知り納得
    バイデンがなぜ重用されたかの理由もわかり、上記で見限られ議会も逆転されていた中で野党との調整役をしていた
    都合の悪い事は無視する性格が良く出ているのが交渉下手で、仲間内からクリントンは交渉上手だったと言われる始末
    .
    他書の裏付けで製薬会社は絶対の権力を持ち大統領でも逆らえないや、オバマがニコレットでのニコチン中毒だったなど
    作られた英雄だったとわかるし、同じ独善的でもメディアによって描き方や評価が違うんだなとわかって面白い

    [2020-08]
    原10。直前に沖縄戦の米兵レポを読んでいたので、時代は違えど戦争に行って来いと言う側はどういう心理の話
    伏見威蕃.訳 ボブ・ウッドワード 「オバマの戦争」を読んだ
    .
    好かれている大統領だけどそれも偏見なので、マスコミも味方して代償・状況を正すと味方した危険性も指摘したい
    現状で大統領選に出ているバイデンの動向も記録されているが、強固に出兵を渋り感情的な態度をとったとメモ
    オバマは冷たい所があったようで周囲は顧問と称する取り巻きがいる。左はなにもせず右はやりすぎる意見を出す
    .
    意見を取りまとめゴーを出すのが大統領だが、オプションを求めたり合意後の変更でキレたりで本当の人物もわかる
    戦争も政治の手段になる。任期中限定にしたいので長期戦略は取れず、手を汚したくないので危険人物と取引する

    [2021-7]
    原07。面白い内容かつあの人物や事件の実際がわかるで、サイトで扱ってもで調べたが想像以上に劇薬で検討中
    伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「ブッシュのホワイトハウス」読んだ
    .
    ブッシュの担当した時代を総括して書いた本で、この人は何気にブッシュ政権を評価しているし取材も協力的だった
    盗まれた石油が倍の値段で売られるや、法の外側で政治資金を集める527と呼ばれる団体など裏側を色々と記録
    CIAの考える政治宣伝はウソを広める事や、悪人を悪人に探させその後にその悪人も取り除くなど方針もわかる
    .
    北朝鮮への見解もずっと引きずっていて、大量の米軍が核攻撃されうるや引き上げれば地方紛争になると選択肢ある
    戦車に肉弾戦を仕掛ける敵がいると米軍は独裁者が脅してやらせていると考えるなど、米なりの固定見解もある

    [2021-7]
    原05。一冊読んでみたら面白かったのでまとめて借り出し。ウォーターゲートをすっぱ抜いた伝説の記者になる
    伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード「ディープ・スロート 大統領を葬った男」読んだ
    .
    上記をすっぱ抜いた時の情報提供者が公開の許可を出したので、当時書いていた記録も出し補填しての内容
    誰が密告していたかは当時から大統領にはバレていたみたい。理由も人事の恨みからと意外に月並みだったりする
    ただ実行に関しては相当に迷っていたみたいで娘さんは英雄だった事に感激しても、当人は家族の事を心配していた
    .
    現在では痴呆も入ってしまい追加インタビューをしてもほとんど忘れてしまっていて、過去の事件になってしまっている
    話のついでにキング牧師の乱交実態とその件への必須憤慨なども漏れ、正義を成すと言っても難しい事がわかる

    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「攻撃計画: ブッシュのイラク戦争」
    ■ 伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「ブッシュの戦争」
    ■ 山岡 洋一、高遠 裕子訳 ボブ・ウッドワード 「グリーンスパン: アメリカ経済ブームとFRB議長」
    ■ 新庄 哲夫訳 ボブ・ウッドワード 「権力の失墜: 大統領たちの危機管理」
    ■ 山岡洋一、仁平和夫訳 ボブ・ウッドワード「大統領執務室 裸のクリントン政権」
    ■ 石山鈴子・染田屋茂訳 ボブ・ウッドワード「司令官たち 湾岸戦争突入にいたる“決断”のプロセス」
    ■ 池央耿訳 ボブ・ウッドワード 「ヴェール―CIAの極秘戦略1987‐1987」
    ■ 井上篤夫訳 ボブ・ウッドワード「ベルーシ殺人事件 ハリウッドスターたちとドラッグの証言」
    ■ 中村 保男訳 スコット・アームストロング、ボブ・ウッドワード「ブレザレン―アメリカ最高裁の男たち」
    ■ 常盤新平訳 ボブ・ウッドワード 「大統領の陰謀 ニクソンを追いつめた300日」

    Vol 3635(2022-05-13)
    [2021-7]
    原04。面白い内容かつあの人物や事件の実際がわかるで、サイトで扱ってもで調べたが想像以上に劇薬で検討中
    伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「攻撃計画: ブッシュのイラク戦争」読んだ
    .
    米が単独でやって速攻で終わったようにも見えるので目立たないが、対テロ戦線延長のフセイン抹殺計画の全て
    これを書いている少し前に死んだんだけどラムズフェルドの言動なんかも多数記録していて、内部対立あるはどこも同じ
    バイデンの話もあって後に共和党との調整役になるのがわかるように呼ばれている。他にもブッシュは毎朝走るなど
    .
    ロビイストの実際もわかった。選挙・政策宣伝・資金集めに協力したのち、閣僚に入り自由に支配する役職を得る
    天然痘が兵器として使われると考えていたや、米の誤爆で死んだ市民の写真をイラクが宣伝に使わなかったなども

    [2021-7]
    原02。面白い内容かつあの人物や事件の実際がわかるで、サイトで扱ってもで調べたが想像以上に劇薬で検討中
    伏見威蕃訳 ボブ・ウッドワード 「ブッシュの戦争」読んだ
    .
    9・11喰らった直後にどう動いたかの記録で、米が遂に一丸となって絶対に殺す状態に入ったは生々しく怖い
    弱腰とも冷静とも言えるが実は後の戦争も含めてかなり慎重に動いていて、多数の選択肢からマシなの選んでいる
    報復の怒りに燃えていたのは国民。直後のNYに駆け付けた時は怒れる群衆が正義の裁きを求め完全に異常だった
    .
    補給物資を汚染する計画もあったし、小型核がNYで使われるや核物質入り格安爆弾など疑心暗鬼事体も抱えていた
    長所短所は聖戦化してしまっただが人柄がよく出ているし、この時点でフセインや北朝鮮を憎悪していたともわかる

    [2021-7]
    原00。面白い内容かつあの人物や事件の実際がわかるで、サイトで扱ってもで調べたが想像以上に劇薬で検討中
    山岡 洋一、高遠 裕子訳 ボブ・ウッドワード 「グリーンスパン: アメリカ経済ブームとFRB議長」読んだ
    .
    誰なんだ感は強いんだけど日本だと日銀に該当し、経済がヤバい時に介入する組織で合っている筈
    フォード大統領の頃の経済顧問委員長で、長く政界で発言力を持ち続けたのなぜは両党の間を取り持てるから
    若い頃は敵対したとはいえアインラッドを信奉していたや、パーティに度々出て人脈を作っていたなどしたたかの実態
    .
    それほどの実力者でもニクソンの政策に協力したり、クリントンを高く評価したりと他の人物への評価も変わり得る
    うまくやっていくコツは反発すると相手は勢いづくと知っているからこその相手の話を聞くで、ダメ大統領の弱点わかる

    [2021-8]
    原99。面白い内容かつあの人物や事件の実際がわかるで、サイトで扱ってもで調べたが想像以上に劇薬で検討中
    新庄 哲夫訳 ボブ・ウッドワード 「権力の失墜: 大統領たちの危機管理」読んだ
    .
    クリントンがやらかして完全に決着つく前なんで擁護的だったり、ウソが常習で利用されたカーターに激怒と人柄出ている
    表紙に歴代の大統領の顔が並び各人評伝の形で米の近代を辿り、現状だと上記で結果もわかるので軽く読み易い
    やらかして辞めたブッシュの後任でしたくないのにやらされたフォードが、一杯飲んで演説などダメすぎて滑稽さもある
    .
    悪い大統領と単独で殴られやすいけど比較すると実際はどの大統領も環境は一緒で、結果的として個性が最後に出る
    クリントンは以前にもレイプ事件を起こしていたや、カーターが偽善的だったなど突き詰めるとこうなる教訓にもなる

    [2021-7]
    原94。一冊読んでみたら面白かったのでまとめて借り出し。ウォーターゲートをすっぱ抜いた伝説の記者になる
    山岡洋一、仁平和夫訳 ボブ・ウッドワード「大統領執務室 裸のクリントン政権」読んだ
    .
    ホワイトハウスでおイタをする前の記事になり、夫人も含めてそういう人間だとわかっている現状だと笑える所もある
    当時のヒラリーはニューヨークタイムズで聖女扱いだったらしい。旦那とは政治見解が違い仕切っていたなども注目点
    ヒラリーは物語を作り出すのを得意とし、物事を単純な二元構造にして説明し悪人を作り出すなど後踏まえると面白い
    .
    有識者がそれぞれ違う意見を出しなにが正解かわからなくなるや、議会に通す為に政策が骨抜きにされるなど問題の発見
    後に災いをもたらすゼロオプションを提案をしたのが政治コンサルタントだったともわかり、取り巻き内乱と原因みえてくる

    [2021-7]
    原91。一冊読んでみたら面白かったのでまとめて借り出し。ウォーターゲートをすっぱ抜いた伝説の記者になる
    石山鈴子・染田屋茂訳 ボブ・ウッドワード「司令官たち 湾岸戦争突入にいたる“決断”のプロセス」読んだ
    .
    湾岸戦争がどういう経緯で決断されたかの当時資料で、まだ嘘吐きとバレる前の人間が英雄扱いされて出てくる
    現行で見ると全てが言い訳じみた言動にしか見えないが、情報不足と恐怖感と不安の中でどう決断するかがわかる
    なにがどうなっているのかがリアルタイムだとわからないかつ、この状況に乗じて自分の有利に持ち込む人間も多い
    .
    当時ペンタゴンの文官がロボット兵や無人兵器を提案していたなど、戦時状況は突飛な意見もうっかり通りやすくなる
    情報が簡単に漏れウソも簡単に流せるともわかるし、ペンタゴン特別技術センターがエンタープライズなど豆知識も

    [2021-8]
    原87。面白い内容かつあの人物や事件の実際がわかるで、サイトで扱ってもで調べたが想像以上に劇薬で検討中
    池央耿訳 ボブ・ウッドワード 「ヴェール―CIAの極秘戦略1987‐1987」読んだ
    .
    レーガン政権期の人で大統領選にも協力しているCIA長官。史上最も優秀とされヴェールは国際情勢操作作戦を意味
    前歴で対ナチスの諜報機関OSSに所属。ビジネス業で巨万の富を築いての参加で、在職中もその事でトラブルおこした
    上記中に収容所を見た結果"この世には厳格な邪悪がある"と確信し、厚い信仰心とあわさり躊躇いない反共思想を持つ
    .
    レーガンの命取りになった犯罪組織を経由したアフガンへの送金"イラン=コントラ事件"もこいつ。反共でなんでもした
    悪を作り憎悪を煽り味方も含めた海外の国を混乱・瓦解させるは毛沢東も参考で、背後から操る人間の実際がわかる

    [2021-7]
    原84。一冊読んでみたら面白かったのでまとめて借り出し。ウォーターゲートをすっぱ抜いた伝説の記者になる
    井上篤夫訳 ボブ・ウッドワード「ベルーシ殺人事件 ハリウッドスターたちとドラッグの証言」読んだ
    .
    上記すっぱ抜きは70年代で有名になっていく大統領密着取材に至るまでに変遷あったとわかるのも面白い
    本業が向こうのコメディアンで主演映画の少ない今となっては誰なんだだが、ベルーシはブルースブラザーズの人
    関わる有名人では同じくヤク中でレイア姫のキャリー・フィッシャーや、失敗作作る直前のスピルバーグなど
    .
    コミュニケーション手段で薬物を使い、成功が薬物のお蔭と言い訳し失敗で量が増え、過信の果てに急性中毒死に至る
    タバコ調べてた頃でそっちでも中毒気味はやっぱり。相方も麻薬を止める気は無いと発言し依存症の実態が見える

    [2021-7]
    原79。一冊読んでみたら面白かったのでまとめて借り出し。ウォーターゲートをすっぱ抜いた伝説の記者になる
    中村 保男訳 スコット・アームストロング、ボブ・ウッドワード「ブレザレン―アメリカ最高裁の男たち」読んだ
    .
    ブラザーを複数形で古めかしく言うとブレザレンになり、当時の最高裁の人間がお互いをそう呼んでいた事が由来
    ニクソン大統領の頃でベトナム戦争やら、黒人問題やら、ポルノ規制やらをどう扱ったかの内幕を追っていく
    ストレスたまる仕事で最高裁長官の栄誉を得ても追われ、裁く側も人間に過ぎないし偏見もあるって印象になる
    .
    先例を作ると後にも影響を与えるでどれも決断が難しく、判決を二つ出してしまう事がダブルジョバディと実態わかる
    ポルノ裁判に関連して資料を読む破目になるのは喜劇的。また一言いうなど口添えが実際はどうかなども

    [2021-7]
    原74。面白い内容かつあの人物や事件の実際がわかるで、サイトで扱ってもで調べたが想像以上に劇薬で検討中
    常盤新平訳 ボブ・ウッドワード 「大統領の陰謀 ニクソンを追いつめた300日」読んだ
    .
    ウォーターゲートのすっぱ抜きが本書。最初の訳者が直木賞作家だった事も再発見だが読み易い本では無い
    不法侵入した建物がウォータゲートコンプレックスかつ、水門の意味がある。また侵入した場所も重要拠点と言い難い
    選挙の勝利に絡んで他にも盗聴を仕込んでいたや、発覚後に隠そうとしたで燃えた。また報道がポスト紙だけだったもメモ
    .
    資金洗浄の仕組みもやっとわかったで、出元をわからなくする為に一度海外に出して変換するで元はマフィアの手口
    記録盗難・怪文書・集会妨害・騙りによる脅しなど選挙妨害手口や、ポスト株価が落ちたなど具体的な手口にも驚く

    ■ 市古貞次訳 「新編日本古典文学全集 平家物語 1・2(小学館)」(二回目)
    ■ 福田 豊彦/全注釈 「源平闘諍録 坂東で生まれた平家物語 (講談社学術文庫)」
    ■ 小林千草 「『天草版平家物語』を読む 不干ハビアンの文学手腕と能」
    ■ 亀井高孝/翻字 「ハビヤン抄キリシタン版平家物語」
    ■ 久保田淳 校注・訳 「新編日本古典文学全集 47 建礼門院右京大夫集、とはずがたり」
    ■ 福田豊彦編 「源平合戦事典」
    ■ 小原仁編 「『玉葉』を読む 九条兼実とその時代」
    ■ 蔵持 重裕 「声と顔の中世史 戦さと訴訟の場景より」
    ■ 川合康 「院政期武士社会と鎌倉幕府」
    ■ 藤本正行 「信長の戦争 『信長公記』に見る戦国軍事学」

    Vol 3634(2022-04-29)
    [2022-02]
    原刊13Cごろ。アニメ版平家を扱う事になった為。以前にも読んでいるので再読だが、以前と違い良い点悪い点で再発見
    市古貞次訳 「新編日本古典文学全集 平家物語 1・2(小学館)」読んだ
    .
    太平記の後に読むと中華文献から長々しい引用は後付けとわかるし、仏教説話系後だと最初の主題も弄られてるなと
    月報解説に森村誠一いたのも発見。他書や自分の感想と同じで、実際はかなり意図ある勧善懲悪構造に変えている
    研究された現実との比較も出来るので、物語として演出している部分が面白さの秘訣かつ長所短所になっているなと思う
    .
    派手に作られた演出として見栄えのいい使えない武器は模型製作とも被る。猪武者の悪口を義経が上手く返すも良い
    上記で清盛にも関連したお化け話の混入や、後年付け足しかもしれないけど隠しきれていない残虐描写とやっぱ面白い

    [2022-03]
    原刊1337以前、刊99。アニメ版平家を扱う事になった為。話には聞いていたかなり特殊な東国視点入り平家異本
    福田 豊彦/全注釈 「源平闘諍録 坂東で生まれた平家物語 (講談社学術文庫)」読んだ
    .
    本文全て載っているんだけど解説と注釈が主とも言えて、本文・吾妻鏡・玉葉等の該当箇所を引用しつつ比較している
    発展の歴史として無駄な文が省かれる事も考慮すべきとあり、ある部分は削られある部分は増やされ校訂作業中とも
    上記でどういう印象を与えるかや平家本文がどういう工夫しているかの研究にもなるし、本書は事実を描いた部分もある
    .
    事実を描いたは面白さを損なうを招いたが、結果として本当は何があったかや源氏は問題をどう捉えたかがわかる
    一番読みたい義経大活躍部は紛失していて一の谷決戦の後ぐらいで終わっているが、異本比較の醍醐味を味わえる

    [2022-03]
    刊15・原刊1592元刊1927。アニメ版平家を扱う事になった為。バリエーションの価値と読み難いも含むので一括して扱う
    小林千草 「『天草版平家物語』を読む 不干ハビアンの文学手腕と能」
    亀井高孝/翻字 「ハビヤン抄キリシタン版平家物語」読んだ.
    .
    平家異本の中でも特殊なポルトガル人が布教の為に発行した教材で、同趣向のイソップ物語と共に世に残った
    執筆したハビヤンは日本人修道士だけどイエズス会と付き合ううちにその本心が日本征服にあると気付き改宗した
    祇王や仏御前を聖女物語にしたなど工夫があり、更には登場人物の名称を減らして役職名中心にしたなどがある
    .
    本文に入ると口語型と言うのが相応しく、句読点がなく読み難いけど口に出して読むとすらすらと読めてなかなか興味深い
    上記で内容以外は平家と大幅に違っていて、問いに対して答える方式で台詞を多めに入れていると変わった物が読める

    [2022-03]
    1225頃・14C頃。アニメ版平家を扱う事になった為。アニメ版でも何気に出てきてそれなりに重点おいていたは再発見かも
    久保田淳 校注・訳 「新編日本古典文学全集 47 建礼門院右京大夫集、とはずがたり」読んだ
    .
    リアルタイムで源平合戦に遭遇し、当事者たちと接触し、恋愛までして名前を後世にどう残すかで今に至ると凄めな内容
    平家とも源氏とも史実とも違う視点は特殊だし、当時の事を深く引きずっていたり、平安末期の日常がわかる点でも貴重
    とはずがたりとも共通だが物語の影響が強すぎ、うつや思い込みの激しい傾向はありそれが病気にも関わっているかなと
    .
    とはずがたりは鎌倉末期の記録だけど、建礼門院が昔や貴族は良かった傾向だとこっちは本当に酷い昼メロで笑う
    解説にも指摘されるほどで良い性格とは言い難いけど我は強い。天皇家と言っても実態は頭チンコマンコで堕落してると

    [2022-03]
    刊06。アニメ版平家を扱う事になった為。今書も事典とはなっているけど項目の少なさや解説でエッセイ的に読めてしまう
    福田豊彦編 「源平合戦事典」読んだ
    .
    平家物語の厄介な所は事実があるのはもちろん、後の創作作品群の要素も考慮しないといけないで虚実が入り乱れる
    今書はされらを総括しているので区分けして考えるのに役立つし、祇王が実在するけど平家内逸話は創作など発見ある
    忘れていたけど義経に秘伝教えたのは天狗だったんだなも再発見かつ創作で、後への伝わりでの混乱は色々あるなあと
    .
    当時の実際の戦がどうだったかの考察も面白く、禿の話の時間が前後しているなど面白くする為の物語の工夫がわかる
    藤原氏の骨格が残っていて血液型もBとわかるや、馬の戦法で北方民族譲りの馬筏など細かいネタも多数収録

    [2022-03]
    刊13。アニメ版平家を扱う事になった為。想定が平家資料としてでちょっと違った内容だけど別側面や価値にも気付けた
    小原仁編 「『玉葉』を読む 九条兼実とその時代」読んだ
    .
    当時リアルタイムで全て経験し、頼朝挙兵後はその威光で弟の慈円と共に出世し天皇一族にもなりかけたけど失脚した
    四十年の記録と一級史料なんだけど訳が無かったり量が多かったりでちょっと無理なんで本書だが、守備範囲が広い
    本書はその中でも平安時代末期の貴族の儀式や風俗資料としての価値に注目する。白河法皇の特殊性も注目点
    .
    また病気がちだったで健康に興味があったで当時の医療記録も収録。宋からの医療記録が博多経由で来ていたみたい
    源氏が重盛一族と繋がりが深く徳子が反抗していたや、平家滅亡までは儀式も出来なかったなど他資料とも一致

    [2022-03]
    刊07。アニメ版平家を扱う事になった為。どこまでか本当かな?で考察も含むんだけど訴えとか本当はこうかで発見ある
    蔵持 重裕 「声と顔の中世史 戦さと訴訟の場景より」読んだ
    .
    国に領主の非法を訴えた苛政上訴と言うのが10C後半にあり闘争にもなっている程だけど、11Cには急減少もしている
    更に京都御所に直接訴えるや、落書として意見を述べるもあったけど、これらが全てやらせだったとされ悪用されている
    村の問題は長老が調停とされ、他にも祭りでの悪口による暴力回避策や、村の犯罪者はほら貝と共に家を焼かれた等
    .
    考察部分が興味深いで訴え人双方で主張が違い嘘を吐いているや、宣旨は昔は口にするだけでクモを倒せたなど
    昔の世界がどうだったかの考察として面白いけど、昔から悪巧みが行なわれ記録が操作されていたは怖いかもなあと

    [2022-03]
    刊19。アニメ版平家を扱う事になった為。なんか難しそうなタイトルだけど現状の歴史研究の発展と最新情報がわかった
    川合康 「院政期武士社会と鎌倉幕府」読んだ
    .
    日本史再研究は90年代以降で、明治に政治批判をした結果研究が丸ごと弾圧され現実と空想がごっちゃだったとわかる
    新しくわかった事は沢山あり、例えば当時の戦争はルートにバリケートを作る方式で故に義経の奇襲が強力だったなど
    鎌倉幕府の成立も独自戦力としてではなく、京都中心の武家社会が徐々に移行し承久の乱で決定化したなど
    .
    また平家との戦いも実際は平家側が多数源氏に協力し、徐々に降伏させる予定がまた義経がやりすぎ殲滅したなど
    物語として平家滅亡を際立たせる為の工夫がなされていたなどもわかり、史実と共に再評価の過程がわかる

    [2022-03]
    刊93→03。アニメ版平家を扱ったからの派生で、歴史の新しい研究がどういう形で出たかを追体験できる
    藤本正行 「信長の戦争 『信長公記』に見る戦国軍事学」読んだ
    .
    現状も引きずっている所はあるが、これ以前は創作で書かれた事が完全に事実としてまかり通っていた
    昔の事なんてで済みそうだがそうもいかず、始まりが軍の統制下かつ創作を信じた作戦で多数被害と笑えない
    平家に関係した事では奇襲の重視がある。実際の所は奇襲は敵も動くでリスク大だが決行し続け多くが死んだ
    .
    本書はどこで創作が入り込んだかを明かし当時の資料の公記を再評価かつ、信長や戦国の戦略の実際を解く
    同じく平家絡みだと運命論者は殺戮に容赦が無くなるなどもあるし、当時の戦争が部下集めが難しく命大事傾向など

    ■ 佐藤和彦 「図説平家物語(ふくろうの本)」、竹宮惠子「マンガ 日本の古典 吾妻鏡」
    ■ 佐藤和彦編 「吾妻鏡事典」
    ■ 奥富敬之 「吾妻鏡の謎(歴史文化ライブラリー 」
    ■ 川合 康/編 「平家物語を読む(歴史と古典)」
    ■ 杉本 秀太郎 「平家物語 無常を聴く(講談社学術文庫 」
    ■ 近藤好和 「騎兵と歩兵の中世史(歴史文化ライブラリー」
    ■ 細川 涼一 「平家物語の女たち 大力・尼・白拍子(読みなおす日本史)」
    ■ 樋口大祐 「変貌する清盛 『平家物語』を書きかえる(歴史文化ライブラリー」
    ■ 上横手雅敬 「源平の盛衰 (講談社学術文庫)」
    ■ 永井 彦熊 「落日後の平家」

    Vol 3632(2022-04-15)
    [2022-03]
    刊04、96。アニメ版平家を扱う事になった為。両者ともこのシリーズだとわかり難いかもだけど軽く概要を掴めて読み易い
    佐藤和彦 「図説平家物語(ふくろうの本)」、竹宮惠子「マンガ 日本の古典 吾妻鏡」読んだ
    .
    アニメやドラマと連動した調査だけど表現が一致していながら、古くから伝わっている絵巻とは違うんだなあで発見ある
    前者は物語のみの解説と絵巻写真中心だけど、今も残っている当時の兜や1958にも出た平家お化けのエッセイと幅も広め
    .
    いちおう現代語訳版もあるけど量が多いし今だとプロパガンダもバレているしで最適な選択と思い、それでも多い吾妻鏡
    竹宮惠子なんでとうぜんホモもありはご愛敬だけど、どの資料を参照したかなど後追いする上でも役に立つと思う
    現実の話は抜き完全吾妻鏡史観かつ女キャラ優遇とらしい作り。盛り上げる作りなんで義経サマ素敵と素直にもなれる

    [2022-03]
    刊07。アニメ版平家を扱う事になった為。辞典となっているけどエッセイ的な解説も多く含んでいて平家謎解きにもなる
    佐藤和彦編 「吾妻鏡事典」読んだ
    .
    現在の研究を総合的に広く扱い発見が多い。源平合戦ぐらいを境に地球が寒冷化し、人食いがあったも隠れた事実
    吾妻鏡は平家以後の幕府発達も扱っているので、奥州討伐で馬具に使うアザラシの皮を始め大収穫の宝を得たも納得
    動員されていた事が歴史に残り難い大量の人夫なんかと共に、義経の味方でもある僧なんかの無頼な一味が石投げも
    .
    怪現象の記録も妖怪的に興味深く、鵺正体が鳥説もあるけど怪鳥が飛んだとか天狗発言も含め鳥お化け多いなあと
    馬をたくさん飼っていたから牧草を目当てに蝶が渡りをし、それがドイツの1100年の記録に並ぶほど古いなんかも面白い

    [2022-03]
    刊09。アニメ版平家を扱う事になった為。平家物語も含めた鎌倉幕府最重要史料の一つだが実は嘘も多いとわかる
    奥富敬之 「吾妻鏡の謎(歴史文化ライブラリー 」読んだ
    .
    公式史料と思っていたので、だれが・何のため・いつ作ったかもわからないとあって驚きかつその謎を解いていく
    結論から今書仮定を書くと、北条氏がバラバラになりそうな御家人を団結させる為に神話を再創生する為にとなる
    現在の源家の評価が低いのは本書が原因だし、一方を上げ一方を下げる手口からその後の義経高評価にも繋がる
    .
    とは言え別史料との比較で本当にあった事は何かを探るのに役立ち、平家物語もかなり嘘を含んでいるが見えてくる
    鎌倉幕府研究の再検討はここ最近からだけど、徐々に武士の世界に移行しその裏でどう情報操作されていたかわかる

    [2022-02]
    刊09。アニメ版平家を扱う事になった為。最近に出ている本で史実研究と合わせた解説なんでとても面白かった
    川合 康/編 「平家物語を読む(歴史と古典)」読んだ
    .
    やっぱ物語なんだなぁを実感する研究の数々で、異本によるバリエを比較し編集・追加されていったとする
    聖地やゆかりの人物が後付けで作られていくはインドの仏教説話と類似。能の発展と同時進行で起きている
    上記で作られた史料が多いほか、正当な史料の吾妻鏡も平家から引用していたりで現状だと追跡が困難
    .
    能が修羅の鎮魂を目的としていたや、名前を並べるのが大群表現の定石だったや、物語としての意図を読める
    平家も滅亡しておらず、平家内部で分裂あり源氏に味方していたや、滅ぼす意図がなく和解も可能だったなど

    [2022-02]
    初出88〜89、刊96。アニメ版平家を扱う事になった為。雑誌で連載されたエッセイまとめで一人の見解になる
    杉本 秀太郎 「平家物語 無常を聴く(講談社学術文庫 」読んだ
    .
    日本文各界の著名人でボードレールのほか日本古典を訳。60代で親が死んで路頭に迷う事を心配する家系の人
    上記なんで権威による上手下手の操作とも取れるし、逆に評価とも。そんな訳で平家の文体を簡潔さの点で褒めている
    着眼点として清盛のシャーマン的な性質。これを前提として読むと確かに随所で不思議な事と遭遇していて面白い
    .
    知識幅からの解説もあり、便女で便利な女こと戦争での手伝いや厳島と女護ヶ島・実盛が後に稲の神になったなど
    物語全域でのエッセイになるので平家ガイドブックとして適切だし、真意はともかく上手とされる文章の研究にも

    [2022-02]
    刊05・07。アニメ版平家を扱う事になった為。古代の戦争を専門に調べている人で想像つかない戦いの実態に驚き
    近藤好和 「騎兵と歩兵の中世史(歴史文化ライブラリー」読んだ
    .
    平安期の戦いは騎乗者が弓・歩兵が手持ち武器、これが鎌倉になると騎乗者が長尺手持ち・歩兵が弓に変わっていく
    どう突き止めたかで埴輪や絵巻と調査状況も面白い。弓単体で殺すは難しいと思っていたので弓一騎討ちはなるほど
    技術はいると思うが武具馬具一式で舶来したみたい。時代が移ると誰でも戦えるでアウトロー・犯罪者が戦いを変える
    .
    長尺武器でジョスト風に戦い、時には素手で叩き落すなど後年馬戦は荒い。鉄棒の金撮棒で叩き割るだと残虐さも増す
    上記で歩兵が重装・騎兵が軽装になり後には装備も重くなっていく。馬上の弓打ちがパルティアンショット式も面白い

    [2022-02]
    刊98→17。アニメ版平家を扱う事になった為。左記が女性監督で平家の女性への視点の点でも参考になる
    細川 涼一 「平家物語の女たち 大力・尼・白拍子(読みなおす日本史)」読んだ
    .
    実は平家の女性描写は類型的で下手との意見や、礼門院こと徳子の意志薄弱ぶりに対する女性からの批判もある
    それはともかくやっぱり現実とのすり合わせから考察し、立場がわかり難い白拍子が遊女や旅芸人に近いと解説する
    白拍子の存在は同じく発端がわかり難い寺勢力の暴虐も、法皇の傍で忍者的に控えた上記が褒美に寺を求めたとも
    .
    理想化された王は政治的に無力だがやさしい統治者も物語化で興味深い。生かされた礼門院も結局はなだめる道具
    白拍子は常に二人組と百合風だが薔薇の話もあり、この当時は出世と引き換えに坊主がショタを囲うと悪が臭い立つ

    [2022-02]
    刊11。アニメ版平家を扱う事になった為。文学部の教授で古典研究はこんな形で詰めていくのかでも参考になった
    樋口大祐 「変貌する清盛 『平家物語』を書きかえる(歴史文化ライブラリー」読んだ
    .
    タイトル通りで物語では悪に振られた清盛を史実等とすり合わせる。木下順二など善悪化が物語での面白さ評価もあり
    平家内で抜けている重要人物が平時正や貴族の存在で、上記で悪行の支えとされている禿の意味がだいぶ変わる
    物語内では絶滅とされている平家は存続しているし、内部分裂で源氏に協力したや頼朝の側近になったまである
    .
    時正を上手く使って平家存在を描いた小説もあり近作も対象。また当時の日記から清盛に悪評が無かったも挙げる
    重盛が悪人化していく他、民衆の手で喜劇化されていくや、歴史に新しい意味を足すが心情の作家など考察広がる

    [2022-02]
    刊97。アニメ版平家を扱う事になった為。現在の権力変遷や実際はどうだったか考察していく研究過程とも
    上横手雅敬 「源平の盛衰 (講談社学術文庫)」読んだ
    .
    歴史学が事実を明らかにする・事実を解釈し評価すると前提し、史料の信頼性を疑う事から再検討している
    とうぜん平家物語は物語なんで事実と異なり、当時の他資料と突き合わせながら実像に迫り発見をしていく
    頼朝は保元の乱でも活躍だが、清盛は適切な所への派遣や出世に対する気遣いなど政治的に優れていた
    .
    平安時代が終わるで貴族の終わりでもあるんだなと思ったし、対立させ潰し合う戦略を取っていたとも
    結果的に有力な後白河法皇が死ぬと貴族の力が一気に衰え、政争に巻き込まれたくなかった頼朝の天下になる

    [2022-02]
    刊65。アニメ版平家を扱う事になった為。古い本なんだけど平家落人伝説を総まとめしていて貴重
    永井 彦熊 「落日後の平家」読んだ
    .
    古い本に加えて筆者の理念もあって戦前の型ぐるしい文体かつ、当時の戦後日本思想が時折入る
    それはそれとして広範囲に調べ、後の研究でも発覚する後付けなんかも指摘しながらなので面白い
    実施の所の平家はかなり大勢が助かっていて、特に女はほぼ全員生存かつ女郎送りでせんてい祭に繋がる
    .
    自称も多いけど平家落人村落は城を嫌うなど独特の風習があり、残党がどうなるか分析も普遍性ある
    河童や七の文字と因縁となると妖怪話じみてくる。遣唐使の避難船としてのうつほ船指摘があるのも注目点

    ■ 中村元監修 「ジャータカ(本生経、本生譚)全集1-10[全]」
    ■ 原實訳・注解 「大乗仏典 13 ブッダ・チャリタ(仏陀の生涯)(仏所行讃)」
    ■ 梶山雄一・立川武蔵 ほか訳「原始仏典10 ブッダチャリタ」
    ■ 田中 於莵弥+上村勝彦訳 ヴィシュヌ・シャルマー「アジアの民話 12 パンチャタントラ」
    ■ 下川博訳 シブクマール「パンチャタントラ物語 古代インドの説話集」を
    ■ 大地原 豊訳・解説 ヴィシャーカダッタ 「宰相ラークシャサの印章 古典サンスクリット陰謀劇」
    ■ 矢野道雄・杉田瑞枝訳注 ヴァラーハミヒラ 「占術大集成(ブリハット・サンヒター) 古代インドの前兆占い 1+2」
    ■ 吉福康郎 「武術の科学 ルールに縛られない戦闘術の秘密」
    ■ 初見 良昭 「世界のマーシャルアーツ」

    Vol 3630(2022-04-01)
    [2019-07]
    原前3C〜。インド調査から。仏教説話の括りだが、それ以前の話が元ネタなんで含んでいる情報は確実に多い
    中村元監修 「ジャータカ(本生経、本生譚)全集1-10[全]」を読んだ
    .
    地域的にも内容的にも近いから千夜一夜を連想する。仏教解釈と漢訳だと見方も変わろうで偏向してると意識もした
    仏教も含め物語が変遷課程で俗でわかりやすい超人話になってくとわかるし、同時に繰り返させるネタは重要とも
    偏向に良かれ悪しかれはあると思うが、怒りの否定など読んでいると精神が浄化されるような気分になった事は認める
    .
    当時の風習お価値観の記録にもなるから解説も価値あり、変化する前かあるいはインド解釈での意味で再発見ある
    大量なんで順に簡単なメモを取りながら読んでいった。物語の研究と言う点で発見も多く、読んだ甲斐はあった
    -
    ジャータカ全集1。順番に読んでいくが仏教の聖典としてでは無く文化変遷やインダス文明を探る手かがりで読んだとメモ
    上記過程だとありがたくはあるけど仏教解釈が結構ノイズ。今書では日神話にもある騙してワニの上を行く話が入ってる
    女性差別など当時の価値観も時代性かつ、転生思想から発しているも話が常に二段重ねの起結になっていて面白い所
    .
    ジャータカ全集2。教訓話が多くて為になるんだけどイラン系の本でも多い作りと思う。詐欺を分析しているのも面白い点
    ヴェーダ以前に獣王・聖樹信仰あるが近い物ある。また供犠使った捕獲含むジャッカルやダンスする人など夜叉の捉え方
    凄く興味深いのが兄弟がインドラになってくれた願いを叶える魔法のアイテムの話でランプの魔神等とも類似している
    .
    ジャータカ全集3。今回も興味深いが女性の害を考える話多い。現状だと真実を捉えていても非難されるので貴重
    ダイバダッダがよほど憎かったらしく悪役扱いとちょっと格落ちる教訓も。一方で裸を見て神通力を失う話も収録
    猿がワニ渡るなど再録も増加。最初の誤りや、謎を問わないで失敗話の他、持つ限り願いを叶える杯の話など興味深い
    .
    ジャータカ全集4。大騎士や王位を狙う王子の存在、人相見や海でのカラス方見など当時の風習がかなり収録
    ウサギが自分の肉を差し出すは本話初出。インドラの試しで集まる動物や助かるオチなど後の物とかなり違う
    イカロスと類似した話もある一方で、バビロンの事じゃないかという話もあり、時場所ともに予想以上の広範囲性ある
    .
    ジャータカ全集5。長い入れ子構造になった足跡を探る術で被害者が犯人だったを暴く話があり、かなり特殊と思う
    訳注がいい加減になって来てダイバタッタなど文化に即した部分も大きいし、その事でオチや解釈を操作してるとわかる
    だいたいが仏教に即した事を正しいとするが古くから芽はあったと分かる。また猿の心臓ネタが病気に利くともなっている
    .
    ジャータカ全集6。ラーマヤーナ序盤短縮版がありブッダ前世と説明するのはヒンドゥー教との融合過程を連想させる
    他にも他宗教との類似感じさせる場面で超能力を使うブッダ。これも食べ物を作り出したで旧約と類似かつ変換過程
    神が不浄だからと洪水で滅ぼした話も気になる。あとはインドラが世界破滅を予言する黒犬で自作自演したなんかも
    .
    ジャータカ全集7。目を与えたとか、国全体が出家したとか無茶な話も増えてくるが旧約の生贄なんかと類似あると思う
    夜叉の属性判定は吸血鬼と類似していると思った。また竜王の世界に行って時間が過ぎたは浦島太郎と類似している
    鳥は二度産まれるが語源はクイズみたい。どういう仕事がバラモンで混同されていたかや、酒や黄金の起源神話など
    .
    ジャータカ全集8。どういう順序で編纂されたか不明だけど長編かつまさに奇跡と言う話や大決戦が出て大変面白い巻
    有名な一角仙人の話も今巻だが解説から髷を結っていた他、女性に負けたやインダスの一角獣も連想すると興味深い
    当時の風潮に合う異説五人組との決戦の他、人食いになった王との決戦は完全に無理ゲー展開で調伏の意義分かる
    .
    ジャータカ全集9。前巻は物語的な戦いだったが、今巻は両親の世話と出家のどちらを取るべきかで迷う具体的な葛藤
    ナーガの世界と言う概念が掘り下げられて、西洋のドラゴンや竜宮なんかと比較しても面白いし、設定にも興味がある
    ナーガの他にもガールダが出て来るが異民族と考えると掘り下げ幅も広い。結論が明確な仏教宣伝でテーマに一貫性
    .
    ジャータカ全集10。いよいよ最終巻で覚悟して読んだが、今巻は二話のみで他とも同じ詩が中心で他文化も連想させる
    知恵の優れた行者が参謀になる話で中華の軍師みたいでもあるし、とんち話要素や大トンネルを掘るとルパン風でもある
    もう一つの方は子供が浚われる話だがこれもお菓子の家とかっぽい。どちらも新しいので元から要素があったなら発見

    [2019-07]
    原1C頃。インド調査から。間違って14章で終わっている物を借り出してしまったが、概要はだいたいわかった
    原實訳・注解 「大乗仏典 13 ブッダ・チャリタ(仏陀の生涯)(仏所行讃)」を読んだ
    .
    当然現実では無く、ジャータカなんかと同期の筈でどこが情報源なんだろうと疑う所もある、超人誕生の歴史になる
    マハーバーラタにでる単語か登場する事もあり、内容的にも説得場面や神や悪魔が出てきたりと共通点がある
    原点の消滅や仏典からの補完もありカオスな点があり、その最な部分が聖書ルカ伝の聖人登場でロマン広がる
    .
    作品としては失敗していると感じる点もあり、どう見てもカルトに入ろうとしている危険な若い人で、仏教自体にも疑問が沸く
    エロやグロの描写が気合入っていたり、馬カンダカにスポットライトが当たっていたり、作られた地域事情や発展も注目点
    [追記]
    上記が十四章までなので補完として、梶山雄一・立川武蔵 ほか訳「原始仏典10 ブッダチャリタ」を読んだ
    なんで十四章で終わっているかも納得で後半はブッダの教えの羅列になり、しかも大乗で訳わからん度が強くなる
    イベント的にダイバダッタなんかは重要そうなんだけど、これもたったの4Pな上に概要的と物語からは離れてくる
    部分的には面白い所はあるんだけどブッダの教えなら直接仏典読めば良いじゃんともなり、補足的仏典なのもわかる

    [2019-08]
    原2C頃。インド調査から。先に読んだ物は抜粋だったが、ご覧のタイトル通りで意外な所に全訳版は存在していた
    田中 於莵弥+上村勝彦訳 ヴィシュヌ・シャルマー「アジアの民話 12 パンチャタントラ」を読んだ
    .
    先にマハーバーラタを読んでいたんで作りにも納得だし、後続の千夜一夜等も読んでいて発展や類似の点でも興味深い
    現在の話とは違う作りで注意はいるが物凄く面白く為にもなった。元々が王族の子供の教育で当たり前かつ王書等とも類似
    インド人が元来ことわざや格言好きらしく、比喩的な表現をそれはこういう事と動物の例なんかを出して紹介していく形になる
    .
    何が良く何が悪いかだが戦争の話など全見解提示で矛盾も。ネタでは愛の矢を打つ神の話や、ダチョウクラブ的ネタもある
    テーマも友情や欲や争いなど具体的。仏の格言集なんかとも類似があるらしく、人類の普遍的かつ最古的な助言とも言える
    [2019-07]
    原2C頃、原79、刊96。インド調査から。訳になっていたんで完全版を期待したんだけど28/84で違っていた
    下川博訳 シブクマール「パンチャタントラ物語 古代インドの説話集」を読んだ
    .
    原語段階か訳段階かで明らかに手が加えられていて、読み難くはないけどイライラする所が多々あったのは注目点
    普段は脚本書いている人の訳になるが、同種の物と比べても悪い癖が出てしまって小説と脚本は違うなと
    元々がこの手の古典は編集して良い物とインドではなっているみたいだが本筋の部分は他書とも共通の所ある
    .
    どの話を選別するかでも個性は出ると思うが、他書にもよく出るサルが心臓を隠してワニの頭を渡るはここでも掲載
    変形ポイントが元からどうなったかわからないと意味も薄いなとも感じたし、今書に関しては保留部分が増えてしまう

    [2019-08]
    原6C頃。インド調査から。ブラーフマナ文献としては出来が良いとされているんだけど、現時点で読むには厳しい
    大地原 豊訳・解説 ヴィシャーカダッタ 「宰相ラークシャサの印章 古典サンスクリット陰謀劇」を読んだ
    .
    元々が大昔に翻訳した物を蔵出しらしく、ブラーフマナ文献自体が訳出されにくいのであるだけ喜ばないといけない
    更に元々の内容が当時品なんで読み難い事を覚悟する必要はありで、結論から言うとほぼよくわからなかった
    簡単に概要をまとめた物と評価は残っているので話の内容はわかるし、6C頃の演劇が残っているのも注目に値する
    .
    サンスクリット古典演劇の代表例としても興味深い。最初に劇の名前を劇団員が言うなども斬新かつ比較対象
    当時の生活の記録としても興味深くポト絵が既に存在や、処刑人orスパイ・毒娘の立ち位置なども資料になる

    [2019-07]
    原6C頃。インド調査から。簡単に読めるだろうで選んだんだけど、中華や日本の吉凶占いや現代とも比較し興味深い
    矢野道雄・杉田瑞枝訳注 ヴァラーハミヒラ 「占術大集成(ブリハット・サンヒター) -古代インドの前兆占い 1+2」を読んだ
    .
    メソポタミアにも星を見て占うはあるが、この時点で手に入る占い資料を集めた上で宮廷用マニュアルとロマンある
    実際の印象でもあと一歩で科学の天文学に行くだし、異常気象の記録としても面白いし、どう感じていたかの資料にもなる
    地球内部の水で生物が暴れて地震など当時の異説も興味深く、視点を変えた自然現象のまとめみたいにもなっている
    .
    星や手相や変わった所でチンコなど今の占いとそれほど変化はないし、前出で恐れが発生する機会を活かす方法論とも
    迷信で間違いではあるんだけど水辺には神が集まるなど心情的に理解できる物もあり、文化や人間の理解になる

    [2021-11]
    刊13。時間が余ったで簡単に読めて情報量の多い新書。強いと言うよりも格闘技オタクのうんちく感は強い
    吉福康郎 「武術の科学 ルールに縛られない戦闘術の秘密」読んだ
    .
    なぜ強いがタイトルどおりルールを無視しているからと分かってそりゃそうかつ、そこまでいくなら武器でも…感はある
    実際の所の事例が体験談中心になるのが弱いが、筆者の説明では物理学の法則を使って貫通や吹き飛ばしを出す
    上記など現実に応用されていないが弱い点。また面白そうな所でバランスを崩しているともあるが使い所がわからない
    .
    居合を中心とした剣道技術にも触れているが、隠し攻撃にしているから強いであって割れると対策されるかもなあと
    現実の格闘技が交流を目的にしてるなんかも現実と机上理論の差を感じる。最後が精神論になるのが本心かも

    [2019-07]
    刊05。インド調査から。別件でインド格闘技サンギリの参考資料になっていて写真付きで使い方わかる
    初見 良昭 「世界のマーシャルアーツ」を読んだ
    .
    聞いた事ある名前の筆者だなと思ったら納得でジライヤ出てた忍者の人。格闘技と言うより考証や研究者に近いかも
    世界の名に恥じず海外での研修や、不動金縛りや気功など小説で出てくる秘術のヒントみたいなのもわかってくる
    自分の見解ではインドの奇妙な武器はやっぱり暗殺用っぽい。十字受けもあるがこれも上記で関節技に流す感ある
    .
    象角武器もあるし二股剣含め動物の動きが参考っぽく、関節に持って行くのも殺す以外に捕縛の側面もあるかも
    古い格闘技は実戦的ではないかも知れないけど、武器も含めて文化の一つとして記録残るのは後も考えて大事よねと

    ■ 刊00 「世界美術大全集 東洋編 第13巻 インド 1 」
    ■ 刊99 「世界美術大全集 東洋編 第14巻 インド 2 」
    ■ 刊93 「現代インド美術 グレンバラ美術館コレクション- 」
    ■ 刊91 「NHK大英博物館 4 インド・仏教美術の開花 」
    ■ 刊90 山本 智教「インド美術史大観 写真篇 」
    ■ 刊89 「原色世界の美術 :改訂版 13 インド・西アジア 」
    ■ 刊84 「世界の至宝 12 東洋美術」
    ■ 刊84 「パキスタン・ガンダーラ美術展」
    ■ 刊82 「インド(秘の美術) 」
    ■ 刊81 「新潮古代美術館 9 静かなるインド」
    ■ 刊81 「エクラン 世界の美術 3 インド・パキスタン」
    ■ 刊81 「インドネシア古代美術展 -仏跡ボロブドールとその周辺- 」
    ■ 刊76 「グランド世界美術 4 インドの美術 」
    ■ 刊63 「インド美術 ムガールのミニアチュール- 」
    ■ 刊63 「インド古代美術展 」
    ■ 刊62 「世界美術大系 講談社版 - 第7巻 インド美術 」
    ■ 刊60 「世界美術全集 19 インド」
    ■ 刊53 「世界美術全集 11 インド 古代・中世 東南アジア 」
    ■ 樋口 隆康 「ガンダーラの美神と仏たち その源流と本質(NHKブックスカラー版)」
    ■ 長田 俊樹/編著 「インダス 南アジア基層世界を探る(環境人間学と地域)」
    ■ 曽野 寿彦訳 モーティマー・ウィーラー「インダス文明」
    ■ 後藤 健 「メソポタミアとインダスのあいだ 知られざる海洋の古代文明」
    ■ 長田 俊樹「インダス文明の謎 古代文明神話を見直す」
    ■ 近藤 英夫/編著 「四大文明 インダス(NHKスペシャル)
    ■ 松本 健編著「四大文明 メソポタミア(NHKスペシャル)」
    ■ タイム社ライフブックス編集部 「ライフ人間世界史〈第13〉メソポタミア」
    ■ 吉川 逸治ほか 「ルーヴルの名宝〈第1〉エジプト・メソポタミア美術」
    ■ 山下 博司「ヒンドゥー教 インドという〈謎〉」
    ■ 山下 博司「ヒンドゥー教とインド社会 (世界史リブレット (5)」
    ■ 中川正生訳 クシティ・モーハン・セーン 「ヒンドゥー教 インド三〇〇〇年の生き方・考え方」

    Vol 3628(2022-03-18)
    [2019-07]
    インド調査から。図書館で一気読みして来たんでまとめて上げるけど、本によって初出や角度の違い等が出る
    刊00 「世界美術大全集 東洋編 第13巻 インド 1 」
    刊99 「世界美術大全集 東洋編 第14巻 インド 2 」
    刊93 「現代インド美術 グレンバラ美術館コレクション- 」
    刊91 「NHK大英博物館 4 インド・仏教美術の開花 」
    刊90 山本 智教「インド美術史大観 写真篇 」
    刊89 「原色世界の美術 :改訂版 13 インド・西アジア 」
    刊84 「世界の至宝 12 東洋美術」
    刊84 「パキスタン・ガンダーラ美術展」
    刊82 「インド(秘の美術) 」
    刊81 「新潮古代美術館 9 静かなるインド」
    刊81 「エクラン 世界の美術 3 インド・パキスタン」
    刊81 「インドネシア古代美術展 -仏跡ボロブドールとその周辺- 」
    刊76 「グランド世界美術 4 インドの美術 」
    刊63 「インド美術 ムガールのミニアチュール- 」
    刊63 「インド古代美術展 」
    刊62 「世界美術大系 講談社版 - 第7巻 インド美術 」
    刊60 「世界美術全集 19 インド」
    刊53 「世界美術全集 11 インド 古代・中世 東南アジア 」を読んだ
    .
    結論から書くと一番良かったのは二巻組の小学館。もちろん他のも解説が充実や独自視点など特色はある
    インダス文明とガンダーラ美術が見たかったんだけど、出てる分が全てや魔王像とか出し難い物も含むんだなと
    仏教融合時に神は都合悪いから秘神になったとか、ガンダーラはゴシック風とか、腰括れの三屈法などは発見
    .
    パンフ系はネルーとかガンジーとかが序文で驚く。他にもブッダの本物の骨やネコ風エジプト風神と驚く点あり
    エロい奴が多いのも特徴でそれはどれにも載っている。ひたすら神の連続なんでキャラではあるけどありがたい感ある

    [2019-08]
    刊86。インド調査から。同年のパキスタン・ガンダーラ美術展に関係して出された本で図版も豊富
    樋口 隆康 「ガンダーラの美神と仏たち その源流と本質(NHKブックスカラー版)」を読んだ
    .
    探していたヘラクレスが金剛杵を持っている画像をやっと確認できた。1〜3C頃のクシャーナ朝が発祥になる
    昔の宝物庫を発掘すると宝石が大量に出たなんて夢のある逸話もあるし、この地域の人は彫刻製造も好きと馴染みある
    完全にギリシャ・ローマの影響下で、同時期にインドで作られた仏像もクシャーナの人間が作っていたになる
    .
    先にジャータカを読んでいたのでその舞台として聖地した事や、ジャータカを彫刻や発展でブッダが超人化したともわかる
    完全に文化が融合しているので仏教以外の彫刻も興味深いし、超人化でどう変遷していくかの過程も面白い

    [2019-07]
    刊13。インド調査から。派生の形に近くメソポタミアとインダスの関係を調べたかったが、今書は研究している人の論文集
    長田 俊樹/編著 「インダス 南アジア基層世界を探る(環境人間学と地域)」を読んだ
    .
    文字も分かっていないし、発掘も進んでいないし、出土品の目録も作られていないしで大困難だが仮説は幾つも上がっている
    インダス文明が滅んだのはモンスーンの活発化だが、どうやって調べたかの湖調査の話はなるほどと納得する所がある
    扱っている範囲も広くて、他文明とも比較した馬の飼育やまず牛の骨を調べる事から始めたDNA検査など多岐にわたる
    .
    結論を言うとインダス文明は滅んでいなくて北インドへ移行しただけと、超広範囲かつ超大年代に渡る連続した文明観
    どういう鉱石が出でいたかの図版もあるし、鉱石を繋ぐ為に絹を生産し、良い物を食べて印章で交易などかなりの超文明

    [2019-07]
    原53→60。インド調査から。インダス文明の報告はこの本から始まると言ってよい程の古典で名づけの初出
    曽野 寿彦訳 モーティマー・ウィーラー「インダス文明」を読んだ
    .
    現状では否定された部分もあるけど、研究がほとんど進んでいないから今でも価値あるし他にない情報でも詳しい
    図版も載っているけどこれもここらが初出。ここでの間違いも含む考察が他にも引用されて最初の報告大事とわかる
    間違いも含むとしたが鋭い部分もそれを上回るほどにあり、戦いの痕跡が無い事も含めて理想国家的な所はある
    .
    インダス以前の存在にも気付いているが現状でも不明。また アレクサンドロス大王期はもう荒野など古典も資料になる
    メソポタミアとも比較してこっちが先じゃないかとか、聖書なんかの実態はどうだったかなど答えがだいぶある気もしている

    [2019-08]
    刊15。インド調査から。派生の形に近くメソポタミアとインダスの関係を調べたかったけど、インダスの資料不足が痛い所
    後藤 健 「メソポタミアとインダスのあいだ 知られざる海洋の古代文明」を読んだ
    .
    だいたいは見当がついていて交易が会った事は確か。出土品も証拠だが石板の物語も使って謎解きしてく所は面白い
    石板の物語も知らん部族との初の戦争&交易の記録になるし、クイズ風に商品を交換しないとならないのも想像が広がる
    幾つも出て来ている印章に関しても考察がされていて、身分を証明するパスポートの代わりじゃないかという説が出ている
    .
    おさらいでインダスは商業ネットワークの文明になるが、神が同一視される事で属性強化されていくなんかも面白い話になる
    自分は文化的な影響は大きいと思うので、生きてるうちに解明は無理そうだけどインダスの新発見は出で欲しいなと

    [2019-07]
    刊13。インド調査から。極力新しい調査で調べたが言語学専門の筆者が調べだす始末で分かる様に研究が進んでいない
    長田 俊樹「インダス文明の謎 古代文明神話を見直す」を読んだ
    .
    進んだ部分と仮説もあり、現在でインド北部にも渡る2600遺跡が見つかってるけど発掘や整理はまだになってる
    水上都市かつモンスーンに依存した都市や、また王権が存在しなかった、巨大交易ネットワーク文明との仮説がある
    前インダス文明に関しては手つかずだし、筆者のきっかけになったインダス文字に関しても発見百年経ってもまだ未解読
    .
    NHKの本の間違いにも触れているが、それ以外にも印パの現状で無理や、研究者の意図で歪んだ発表と超難しい
    神の崇拝形態はもちろん、当時からカレー色やユニコーンの図など現在の文化の謎も解ける遺跡なんで勿体ない所

    [2019-07]
    刊00。インド調査から。タイトル通りでテレビ放送された作品の解説書兼メイキングになり図版も豊富になる
    近藤 英夫/編著 「四大文明 インダス(NHKスペシャル)を読んだ
    .
    他文化の原像を探り本来の意味はなんだったのかを探る点で、エジプト・中華より千年早いインダス文明は興味ある
    場所がパキスタン国境かつ、塩害で崩壊しつつあると最高にマズく、出て来た遺物も割と限られていて研究が待たれる
    水に潜むエンキ神など水による浄化に価値を置いた文化なので、CGで再現した水の都市や、浄水施設とハイテク感ある
    .
    巻末に研究者による対談を収録し、場所的にも適切でメソポタミアを含めた他文明と、交易・支配で影響与え合っている
    聖牛崇拝が図案の加減でユニコーンに見えるや、ネコの面があるなどの他、外国の服や鳥を飛ばすなど当時の生活見える

    [2019-07]
    刊00+原67+刊66。インド調査から。インダス文明からの派生だが、聖書絡みで持ち上げに偏りあるかも
    松本 健編著「四大文明 メソポタミア(NHKスペシャル)」
    タイム社ライフブックス編集部 「ライフ人間世界史〈第13〉メソポタミア」
    吉川 逸治ほか 「ルーヴルの名宝〈第1〉エジプト・メソポタミア美術」を読んだ
    .
    最初の実名王朝発生期がインダス文明の最盛期かつ、インダスの紋章がメソポタミアでも見つかってると関連ある
    インダスとメソポタミアで交易があったり、ギルガメッシュが両方に共通した英雄が原案ではないかなど気になる点はある
    垂直になった壁のお蔭で文字がわかった発掘の逸話や、共に史実的など範囲を広げたエジプトとの比較も面白い
    .
    王権に対する考え方の違いもそれらが関係しているかもで、逆にインダス境の考え変化や運命の捉え方も興味ある
    インダスが洪水で滅んでるのも凄く気になっている点だし、植物崇拝でのデザイン一致なんかも面白い部分

    [2019-06]
    刊04。インド調査から。以前に仏教を調べていて前後でわからない点が多かったけど、インドで調べると納得度上がる
    山下 博司「ヒンドゥー教 インドという〈謎〉」を読んだ
    .
    ブッダの仏教は過程の中の支流で、インドの宗教はインダス文明からずっと繋がった形で流れ続けている
    多宗教との比較という点でも面白くて、プロトジヴァでインダスの獣の王パシュ・パティ図像はサタンと類似あると思った
    また馬の調査とも関連して騎馬民族の馬を捧げるや、そこから歴史と関連して普通の儀式に変化してく過程も良い
    .
    仏教が結構ロックなのも発見だし、ヒンドゥー教との融合で密教化かつ超能力の話になっていくのも流れが掴める
    哲学とセットになって発展も宗教否定に向かった西洋哲学と違いIfが楽しめる。上記で文化の変化として興味深い
    [2019-08]
    刊97。インド調査から。山下 博司「ヒンドゥー教とインド社会 (世界史リブレット (5)」を読んだ
    筆者の最初の本で後の本の簡単な概要に近いし、形式的にも内容的にも簡単に済ましたので短く済ます
    モノクロだが写真が付属する。さんざん読み倒しているので復習に近くなったが、簡単に済ましたいなら役に立つかも

    [2019-06]
    原61。インド調査から。古い本なんだけどインドで研究している人が外国の人にわかる様に書いた本で分かり易い
    中川正生訳 クシティ・モーハン・セーン 「ヒンドゥー教 インド三〇〇〇年の生き方・考え方」を読んだ
    .
    原書では巻末にヴェーダとリグ・ヴェータの抜粋が付くらしいんだけど省略されていても、本文に聖典引用が多く為になる
    二大叙事詩の事もしっかりと書かれているし、追加されていった過程に関しても本によって見解が違うのが面白い
    仏教もそうだが過去の聖典からの引用や再解釈が多く、結果的に哲学的になったり、否定からの再構築になる
    .
    他所でもそうだが転生や凡我一如など独自の価値観を持っているし、気候風土から他とは違う考えにも至っている
    文化の研究対象として見た見解ながら、紹介しようで良い側面を扱っているんで、とう見せたいかも良く分かった

    ■ 橋本 泰元「ヒンドゥー教の事典」
    ■ 中村元編 「世界古典文学全集07+08 仏典I+II
     仏典1
     「仏伝 仏伝に関する章句」訳/中村元、「偉大なる死」訳/中村元 、「原始経典 経典のことば」訳/中村元
     「シンガーラへの教え」訳/中村元 、「本生経」訳/平川彰 、「長老の詩」訳/早島鏡正 、「長老尼の詩」訳/早島鏡正
     「アヴァダーナ」訳/奈良康明 、「百五十讃」訳/奈良康明 、「金剛の針」訳/中村元 、「ラトナーヴァリー」訳/瓜生津隆真
     「ナーガーナンダ」訳/原実
     仏典2
     「維摩経」訳/中村元 、「法華経」訳/紀野一義、「勝鬘経」訳/高崎直道 、「華厳経」訳/玉城康四郎
     「阿弥陀経」訳/早島鏡正 、「大無量寿経」訳/早島鏡正 、「般若波羅蜜多心経」訳/平川彰
     「八千頌よりなる般若波羅蜜経」訳/平川彰 、「中論の頌」訳/平川彰 、「大乗起信論」訳/柏木弘雄
     「理趣経」訳/金岡秀友 、「ダラニ集」訳/金岡秀友 」
    ■ 真鍋 俊照「邪教・立川流」
    ■ 構成:入澤宣幸、漫画:大石容子「インドのひみつ:祝2012インド・日本国交60周年」
    ■ 構成・文:松本 義弘、漫画:谷豊「仏教のひみつ」
    ■ 江川 卓/[ほか]著 「世界の故事名言ことわざ :改訂第12版 総解説」
    ■ 尾崎久弥編 「大江戸怪奇画帖 完本・怪奇草双紙画譜」
    ■ 悳俊彦編 月岡芳年 「芳年妖怪百景」
    ■ 京極夏彦解説 河鍋暁斎 「暁斎妖怪百景」
    ■ 多田克己編 「江戸妖怪かるた」
    ■ 京極 夏彦解説 「妖怪図巻 」
    ■ 「妖怪図巻 続 」
    ■ アンフィニジャパン・プロジェクト訳 ジョン・ランディス
     「モンスター大図鑑 SF、ファンタジー、ホラー映画の愛すべき怪物たち」
    ■ 紀田 順一郎/協力 「大伴昌司《SF・怪獣・妖怪》秘蔵大図解 「少年マガジン」「ぼくら」オリジナル復刻版」

    Vol 3626(2022-03-05)
    [2019-07]
    刊05。インド調査から。貸出禁だったけどエッセイ風と気付いて、時間も余っていたから読んだレベルだったけど大収穫
    橋本 泰元「ヒンドゥー教の事典」を読んだ
    .
    ヒンドゥー自体が仏教も含めて多数の分派があって掴み難い所があるらしいんだけど、大まかな流れ等を時代毎に追える
    ヒンドゥー以前も興味があるし、地方の神など復活した部分もある。日にあてはめても妖怪の正体を突き止める点で興味深い
    仏教以前の日と同じそこらに神がいる世界だけど、概念の擬人化や形が無かったけど吸収で形を経て逆輸入など面白い
    .
    理論化されていく前の神としても比較が出来るし、発達過程の中で神では無く聖人など人間崇拝に移行するのも見所
    多数分派していく過程で色々と産まれているし、仏教もヒンドゥーの分派に過ぎない概念に気付くと新しい側面が見えてくる

    [2019-07]
    原〜2C。インド調査から。今回はちょっと特殊でヒンドゥー教的立場から仏典読むで行く。たくさん入っているのも好機
    中村元編 「世界古典文学全集07+08 仏典I+II
    仏典1
    「仏伝 仏伝に関する章句」訳/中村元、「偉大なる死」訳/中村元 、「原始経典 経典のことば」訳/中村元
    「シンガーラへの教え」訳/中村元 、「本生経」訳/平川彰 、「長老の詩」訳/早島鏡正 、「長老尼の詩」訳/早島鏡正
    「アヴァダーナ」訳/奈良康明 、「百五十讃」訳/奈良康明 、「金剛の針」訳/中村元 、「ラトナーヴァリー」訳/瓜生津隆真
    「ナーガーナンダ」訳/原実
    仏典2
    「維摩経」訳/中村元 、「法華経」訳/紀野一義、「勝鬘経」訳/高崎直道 、「華厳経」訳/玉城康四郎
    「阿弥陀経」訳/早島鏡正 、「大無量寿経」訳/早島鏡正 、「般若波羅蜜多心経」訳/平川彰
    「八千頌よりなる般若波羅蜜経」訳/平川彰 、「中論の頌」訳/平川彰 、「大乗起信論」訳/柏木弘雄
    「理趣経」訳/金岡秀友 、「ダラニ集」訳/金岡秀友 」を読んだ
    .
    昔は禁書だった理趣教を読みたかったんで丁度良いし、内容が仏教の否定かつヒンドゥー教的なのも凄く納得した
    ジャータカの漢訳版も含まれる。やっぱり取り込み過程でだいぶ歪められたはあるなと思ったし、漢訳で意味も変化した
    全部大乗になり編集者意図も本来のブッダの言葉を探りたいだったとわかる。大乗でのブッダは超人化しててちょっと違う
    .
    同じ言葉を難しくして繰り返している所があって退屈さはあるんだけど、華厳経とか読みやすくなってる物もあって面白い
    真言になるダラニ集も収録だがヴェーダ的。枠物語で神登場もありヒンドゥー教を下敷きに改造したと納得して読めた

    [2019-07]
    刊99。インド調査から。最初に名前を聞いたのはFateの同人だったと思うんだけど、夢枕獏も使っていて創作向きの話
    真鍋 俊照「邪教・立川流」を読んだ
    .
    今回はインド調査の途上で読んでいるので、これはヒンドゥー教の一派の先祖返り版だよねと冷静気味に見る所ある
    邪教扱いになっているのは呪殺を企んだ事と内容からなんだけど、これもヒンドゥー教を前提とするとそれほど違和感ない
    今回の調査で仏教の秘儀とか秘神とか秘術とかが、実際は仏教成立で切り捨てようとしたヒンドゥー教に過ぎないと謎解けた
    .
    秘密にしているから力を持つんであって元ネタがわかるとなんだはあるし、大げさに騒いでいるのも馬鹿馬鹿しく感じる
    怪なんかで大げさに騒いでいたマタラ神も出て来るが上記。オリジナルのヒンドゥー教と比較すると本来の意味も見えてくる

    [2019-07]
    刊12+刊13。インド調査から。むかしは小学校の図書館に置いているマンガの筆頭だったんだけど今もあるんだなぁと
    構成:入澤宣幸、漫画:大石容子「インドのひみつ:祝2012インド・日本国交60周年」
    構成・文:松本 義弘、漫画:谷豊「仏教のひみつ」を読んだ
    .
    インドの方は前半は興味を持てる内容が載っていて面白かったんだけど、ボース称賛が始まってアレアレとなってくる
    数ページに渡るサイババ称賛が始まるとああムーの方の学研だわとなって、前半の内容にも疑問が生じてしまう
    仏教の方は30Pに渡って飼い犬の死ぬ展開になり、興味を持たせようと工夫しているのはわかるけどなんじゃこりゃ
    俯瞰的に見るのでは無くてどっぷりとはまり込む様な内容で、インド調査の途上で読むにはツッコミも多くなる内容だった
    .
    昔とかわらない枠外の豆知識や漫画としての面白さ・わかりやすさはあるんだけど、昔の様には読めない部分もあるなぁと

    [2017-04]
    2017刊。ことわざや名言事典みたいのを探していて発見。中を開いたら神話なんかもカバーしててこりゃ良いやと借り出し
    江川 卓/[ほか]著 「世界の故事名言ことわざ :改訂第12版 総解説」を読んだ
    .
    複数執筆者で各項目を設けて、箇条書きでコラムの様に解説していってる。絵入りで単にエッセイとして見ても面白い
    細かい部分まで考えると間違ってる点もある一方で、これは知らなかったと言う情報も沢山。有名妖怪の一覧まである
    なんらかの話とセットになっての言葉なんだなと再確認する。発見もあるし、言われないとわからない名言も多数ある
    .
    処世訓みたいな本も伝統あるが、こう世界全土に渡って書かれると比較も出来て良い。実際日とも近い諺や真逆の物もある
    量が多いので、メモを取ってでは無く流し見の様になったが、印象に残る部分が多々あった。こういう本あると見つけたのも発見

    [2021-10]
    刊01。水木サン亡くなった後は興味も薄れてしまったけど、本家も元気な時に調べすぎネタ枯渇あったかもなあと
    尾崎久弥編 「大江戸怪奇画帖 完本・怪奇草双紙画譜」読んだ
    .
    妖怪関係者の解説はまったくなく、怪なんかでも創作だから取り扱われにくいジャンルと思う草双紙・合本の挿絵集
    大正期のコレクターが集めた物が原本で、昔の定型化された絵なので現状だと絵として評価するのも難しいかも
    グロ傾向が強くここらは当時の人の好みが見え面白いし現状でも継承されていると思う。叩かれやすいはいつも同じ
    .
    草双紙は資料が膨大すぎて訳も研究も進んでいないは、ラノベ・ゲーム系列をガン無視してる怪とも似ているなと思う
    わかる範囲だけ持ち上げて自分の有利に持ち込むのは汚い手口と思う。ここらも興味薄れた要因にあるかもなと

    [2021-10]
    刊01。水木サン亡くなった後は興味も薄れてしまったけど、本家も元気な時に調べすぎネタ枯渇あったかもなあと
    悳俊彦編 月岡芳年 「芳年妖怪百景」読んだ
    .
    必殺OPの無残絵の人でもあるが、当人が精神病含む病死してるもあり陰鬱な画家と評価されやすく解説も擁護する
    幕末から明治の人になる。上手い人として当時から知られていて、日本画を守ろうとした対象のうちに含まれている
    無惨・残酷・極彩色で現状もマンガ系列にしっかれ継承されているとわかる他、叩かれやすいはいつの時代も同じねと
    .
    後追いで調べると弟子が多かったとか横尾忠則が影響下で納得。当時の作家が愛好したも流れとしてなるほどある
    作家も抱え込んでいたで上記の叩くが政治的なアレなんだとわかってゲンナリするし、伝統芸化してるのも迷惑極まる

    [2021-10]
    刊98。水木サン亡くなった後は興味も薄れてしまったけど、本家も元気な時に調べすぎネタ枯渇あったかもなあと
    京極夏彦解説 河鍋暁斎 「暁斎妖怪百景」読んだ
    .
    娘さん証言を先に読んでいたので比較しながらより楽しめる。本流から離れつつも本流が頼りにする正統派改革者
    幕末から明治の人になる。解説が京極夏彦で妖怪に偏り気味の見解になるのでそこから離れた再評価も待たれる
    仕事で描いたが中心になると思うが、子どもの頃から生首を拾って観察したなどグロ系列好きな人だったともわかる
    .
    時代が違うので評価が難しい所だけど、画力と共に滑稽なネタで上手いが一目瞭然は実際だと素晴らしい腕と思う
    上記で役者や時代批評がテーマとしてあり、今の新聞漫画なんかに近いのかも。海外流出して海外評価の方が高い

    [2021-10]
    刊98。水木サン亡くなった後は興味も薄れてしまったけど、本家も元気な時に調べすぎネタ枯渇あったかもなあと
    多田克己編 「江戸妖怪かるた」読んだ
    .
    オマケで復刻版妖怪カルタ96枚が付き博物館等で原物見て欲しいと思っている人には有難いであろう一品
    どういう経緯で普及した物かは解説つき、カルタの語は1943で舶来品かつ元はタロットカードだったとわかる
    以後の日本はカード賭博が御法度になり、幕府公認うんすんカルタを経て1781〜89頃からいろはカルタ登場
    .
    上記いろはカルタの派生が妖怪カルタで、以後幕末まで制作され各地でバリエーションが発生したと解説にある
    現状だとアニメのカルタが近いかもで定番玩具とわかる。有名処中心だが撞木娘という本作のみ妖怪も存在する

    [2021-10]
    刊00。水木サン亡くなった後は興味も薄れてしまったけど、本家も元気な時に調べすぎネタ枯渇あったかもなあと
    京極 夏彦解説 「妖怪図巻 」読んだ
    .
    怪の創刊が97で妖怪大戦争が05鬼太郎五期が07だから、十年ぐらいは絶頂に向け突っ走ってたと再確認できる
    資料が蔵出しされ解釈されての新発見があると盛り上がるとわかるけど、解説含め操作と偏りはあったかもなとも
    これは原が18〜19Cで後発の図鑑化した妖怪資料になる。百鬼夜行図自体は15C室町からで後年資料となる
    .
    資料に優劣や価値を付けてしまったはネタ枯渇後に新しい物を作ろうとした時に障害になるで失敗だったかも
    興味が薄れるともっと広い範囲で包括出来ていればとも思うけど、大学関係者入ると無理だよなあとも思う

    [2021-10]
    刊06。水木サン亡くなった後は興味も薄れてしまったけど、本家も元気な時に調べすぎてネタ枯渇はあったかもなあと
    「妖怪図巻 続 」読んだ
    .
    原刊は18Cでこの時期に蔵出しされた新しい妖怪資料と解説。現状で知られてない妖怪が記載されているは価値ある
    聖書なんかの年代比較に近いが並べると違いから何が足されなにが引かれたかや、前身として何があったかがわかる
    絵がより詳しく書かれていると意味考察もしやすくなる。言葉遊び系の妖怪が主流だった時期もあり創作物らしい
    .
    妖怪退治の流れになるのも自然だが誰が倒すかでバリエが出るし、屁で退治するなど結局はお遊びの物でしかない
    全貌が明らかになるとお化けらしくこんなものかという感想も出てくるが、一般イメージは強い筈なので参考にもなる

    [2017-03]
    原書13。別資料調べてて発見。パラパラ見て良い感じで借り出し。じっくり読んだら大当たり
    アンフィニジャパン・プロジェクト訳 ジョン・ランディス
    「モンスター大図鑑 SF、ファンタジー、ホラー映画の愛すべき怪物たち」を読んだ
    .
    タイトル通り。全カラーで映画の愉快な怪物たちを紹介してる。分類しているのがポイント高い
    著者が注目点。スリラーや狼男アメリカンの監督。本当に好きな人らしく、正直さが文から溢れてる
    注目点は人脈によるインタビュー。特撮・ホラーでお馴染み有名監督のインタビューが付いてくる
    .
    質問項目を一致させてる。考え方が監督によって違い。詳しい人でツッコミや討論みたいになる時もあり
    単純に眺めてるだけでも楽しい。これ系は自分も好きと再確認。インタビューも思想的考察に溢れ深い

    [2017-03]
    刊14。昔の資料は調べ難いのでこういう本はありがたい。当時の空気も感じられる一冊
    紀田 順一郎/協力 「大伴昌司《SF・怪獣・妖怪》秘蔵大図解 「少年マガジン」「ぼくら」オリジナル復刻版」を読んだ
    .
    今見ると元ネタが何かもだいたい想像がついてしまう。二次資料だがその分盛られてる所がポイントとも言える
    元より面白くなってる部分もある。想像を働かせやすくするという点でも興味深い。記事風の各種紹介を一覧
    ウルトラもTBもある。更にお化けネタもあり。読者の質問コーナーへの的確な解説は今読んでも面白さレベルが高い
    .
    現状だと単に一次資料を調べると言うなら現物を当たれば終わりだが、当時の宣伝にも近い紹介はそれはそれで価値ある
    うわさや妖怪の誕生・文化伝播にも近い変化は見所。ラブクラフトなんかも扱い、後の文化発展の経過も辿れる

    ■ 湯本 豪一編 「明治期怪異妖怪記事資料集成」
    ■ 湯本 豪一編「明治妖怪新聞」・「地方発明治妖怪ニュース」
    ■ 庄田元男訳 B・M・アレン 「アーネスト・サトウ伝」
    ■ 庄田 元訳 アーネスト・サトウ「明治日本旅行案内 東京近郊編」
     「明治日本旅行案内 上巻 カルチャー編」
     「明治日本旅行案内 中巻 ルート編 1」
     「明治日本旅行案内 下巻 ルート編 2」
    ■ 柳谷武夫訳 ルイス・フロイス「日本史 切支丹伝来のころ」
    ■ 青木枝朗訳 ヘンリー・C・J・ヒュースケン 「ヒュースケン日本日記 1855-1861」
    ■ 篠田鉱造 「幕末百話 :増補」

    Vol 3624(2022-02-18)
    [2021-9]
    刊09。先行して出ている抜粋の完全版かつソースになるが1286P・新聞転写の大著で、自分の環境だと貸出不可
    湯本 豪一編 「明治期怪異妖怪記事資料集成」読んだ
    .
    上記で図書館内でザーッと読んで趣旨を掴む読み方になるが、先行の抜粋や解説で傾向がわかるので収穫は多い
    解説にある様に瓦版や錦絵などの江戸情報媒体と文字の多い現行新聞を埋める立ち位置で絵が多いのも読み易い
    文は当時の物だが見出しで内容わかる。文字を一部大きくや同記事を転用多も変化の一部。重要でない扱いで緩い
    .
    今の面白ニュースに似ていて狸・キツネ・猫が信じられているが基盤。幽霊や狸が間男や催眠術はネタとして面白く感心
    他記事も参照しないとわからないが当時から動物ネタはあったんだろうか。作家・古老証言のソースは新聞由来かもも
    [2021-10]
    後発の総資料を読めたので補足的な扱い。刊99、刊01。湯本 豪一編「明治妖怪新聞」・「地方発明治妖怪ニュース」
    資料のどこに面白さを見出すかで得られる情報も違ってくるので、もっと幅広い人に総資料を読んでもらうといいかも
    01ごろには展覧会で出せる資料が枯渇していたは発見で、後のお化け関係の舵取りや、お化け資料は有限とかもわかる

    [2021-9]
    原1933。明治時代の旅行記が面白く当時の日本人とも深くかかわっていると知って興味が出て借りてきた
    庄田元男訳 B・M・アレン 「アーネスト・サトウ伝」読んだ
    .
    遺族が評伝専門の作家に書いて貰った伝記で、ほめ過ぎや細かい部分に触れていないともあるがよくまとまってもいる
    日本に赴任した当時の立場は通訳で責任が低かったも気楽だった要因で、軽い立場で重要事件を記録出来ている
    英から見た生麦事件や薩英戦争は違った見解として面白い。戦争にはしたくなかったや精密射撃がヤバかったなど
    .
    この人自体も京都御所近辺で奇襲をされていて暗殺者の特攻怖い。日以後は要職について苦労する事になる
    日時代が一番活気があって楽しかったと見ている他、天皇との接触記録が赤裸々すぎて発禁だったなどまだ調べられそう

    [2021-9]
    原1881→1884。東洋文庫版は抜粋で三冊組と内容的には同一になる。東洋文庫版は図版を幾つか追加している
    庄田 元訳 アーネスト・サトウ「明治日本旅行案内 東京近郊編」
    「明治日本旅行案内 上巻 カルチャー編」
    「明治日本旅行案内 中巻 ルート編 1」
    「明治日本旅行案内 下巻 ルート編 2」読んだ
    .
    マレーのハンドブックというシリーズで出された完全なガイド本で、場所は同じでも時が違う別世界日本を体験できる
    電車も通り始めているが当時は俥こと人力車が宿泊サービスとセットで全国展開していて、どこでもいけたは面白い
    木刀が元々は医者に特有の飾り物だったや、鎌倉の由来は鎌の倉だとか、蚕業は悪臭と蠅が凄いなど豆知識も豊富
    .
    観光ガイドとして古い寺社仏閣は今とほとんど変わっていないとかも現在とのつながりを感じさせて面白い
    1867のグリフィンレースと持ち馬ポドソカス号の事など競馬の話も載っていて、近くて遠い日本を再発見できる

    [2014-08-12]
    前から読みたいとは思ってた書籍、現在は完訳もあるが今回は最初のドイツ語からの部分訳版
    柳谷武夫訳 ルイス・フロイス「日本史 切支丹伝来のころ 1」を読んだ
    .
    最初に全体の流れと読む際の注意があるが、これは読んでて納得する所も多かった あくまで昔の人
    織田信長の時代に日本に来た宣教師の記録、この巻ではまだ九州地方の活動で信長も台頭してない
    日本史とはあるが宣教活動報告が主となり、弁舌での勝利・信者の記録等中心で読み難い部分の方が多い
    .
    ただ後の巻でも出てくるが、人物との会話や建造物へ行った記録を細かく残してるのでそこで見所が多い
    この巻では大内義隆の改宗なんかが書かれてる、日本の宗教が統一されてないのが布教に役だったともある
    --
    全体でぱあでれ・いるまん・でうす表記が使われてる、改宗後は日本人でもマリアとかの名で書かれる
    柳谷武夫訳 ルイス・フロイス「日本史 切支丹伝来のころ 2」を読んだ
    .
    この巻ではみやこに布教の手を広げた後に、再び九州に戻り島原での布教活動を展開する事となる
    大阪にも来るがまだ仏教徒が勢力ふるってる時で滞在も短い、布教とそれにまつわる逸話が中心
    宗教の対抗勢力に石投げられたり火つけられたりしてる、他巻で住処がみやこの公衆便所の傍だった話なんかも
    .
    エクソシストな世界だがきつねつきの悪魔祓いや、他巻で布教過程の鞭打ちに日本人が熱心など興味深い点も
    インドから派遣された人で天竺から来た人扱いなので、ひょっとすると仏教の新派と見られてるかもしれない
    --
    他の巻に比べて厚みが足りない巻だが、内容的にはみやこの見るべき所や将軍暗殺の話が入り濃い
    柳谷武夫訳 ルイス・フロイス「日本史 切支丹伝来のころ 3」を読んだ
    .
    この巻は写真の図版付き、三十三間堂や奈良の大仏など今も残る京都周辺の名所の記録がある
    宗教の人なので悪魔の像の扱いになるが感想の記録を細かく残したのは偉い、今と比較する事も出来る
    布教の過程で三好兄弟と松永弾正からは布教妨害も受けてるので、悪の異教徒扱いになってる
    .
    そんな訳で将軍暗殺も悪逆扱いで後に滅んだ時も神と絡めて書いてる、信長公記も巻末注に挙げられてる
    描写とその時おこった出来事等も詳しく書いてる、当時の市民にどう情報が流れたかの資料としても見所
    --
    ついに信長登場、信長と謁見し布教活動も公認されたのでかなりの章が信長に関して割かれてる
    柳谷武夫訳 ルイス・フロイス「日本史 切支丹伝来のころ 4」を読んだ
    .
    交流は段階ごとに進むが、インドまで自分の名声が広がる事を聴いて嬉しそうにしてる信長が実に良い
    細かく記録されてるので実際の信長のインタビュー記事として見れて、信長が実際どういう人物かわかる
    周囲から恐れられてはいるが、自分の作った城を自慢して見せたようとしたり食べ物勧めたり微笑ましい
    .
    マントと帽子に興味持った話や、目覚まし時計に興味あっても使いこなせないと遠慮する話など
    御前での仏教徒との問答など、布教とも関連するが当時の南蛮最新技術を持ってた事はかなりの強み
    --
    秀吉の台頭まで残ってた人ではあるが、再び九州に戻った所で大嵐に逢い助かった所で終了となってる
    柳谷武夫訳 ルイス・フロイス「日本史 切支丹伝来のころ 5」を読んだ
    .
    屋敷に関して家康の部隊の話なんかも出てくる、当時の主要人物や事件をだいたい体験してる
    この巻では世話見てた和田推政が新木村重に襲われて死亡するが、信長の好意は継続される
    最後の嵐の場面はよほど生々しかったのか面白い描写、他はいつも通りの布教の話中心
    .
    今は一気に読めポルトガル後からの完訳版もあるが、これはあとがきから完結まで15年かかったとあり苦労わかる
    昔の人の布教の話中心で退屈な部分は多いが偏りもヒドくなく、信長他の細かい記録残してる点で読みごたえあった

    [2021-8]
    原1964。まとめたのが左記でタイトル通りの時期に提出用につけていた日記の発見から日資料性も含め価値付け
    青木枝朗訳 ヘンリー・C.J.ヒュースケン 「ヒュースケン日本日記 1855-1861」読んだ
    .
    風雲児たちでハリスの苦労はよくわかるが、ヒュースケンは暗殺原因にもなった人付きの良さを発揮しのびのび記録
    日に到着までも長く記録されていて、当時の怪物と称された英国乞食事情やシャムのあちこちにあるリンガ崇拝など
    日到着後はただ親書を代表者に渡すだけで延々と時間稼ぎされた実態の記録で、無能と意図が絡み脅しになる
    .
    昔は切腹させられる事を気持ちよく合う事が出来なくなると言った。現場判断をすると死ねと上が命令していたとわかる
    日本旅行では景色の良い所ならどこでも茶屋が立っていたなど。毒盛られた?と思うハリス危篤一か月など苦労多い

    [2021-8]
    原1905→1929、岩波刊1996。まだ江戸を知っていた人や維新での変化を直接体験している人の記録で価値ある
    篠田鉱造 「幕末百話 :増補」読んだ
    .
    幕末の頃は一番血の気が多い時期だし、本書刊行時期がまた血の気が多くなっていく時期なのも因果あり面白い
    上記もあって犯罪絡みも多く、箔をつけて大袈裟に言う87人殺しの犯罪自慢などは後々の世代にまで禍をもたらす
    認識の違いの再検討にもなり、花と言われた江戸の喧嘩が本当は縄張り争いで火消しが仲介して止めていたなど
    .
    出入りの商人に難癖付けて賄賂を要求する武家屋敷の下級使用人や、拷問が罪の押しつけに使われていたなど
    吉原の話なんかも出てくるが道中の食事が名物で豆腐と傍ぐらいしかないなど、実際は楽しみのない世界だったとも

    ■ 水田信利訳 リッダー・ホイセン・フォン・カッテンディーケ 「長崎海軍伝習所の日々」
    ■ 田坂長次郎訳 カール・クロウ 「ハリス伝 日本の扉を開いた男」
    ■ 河田小龍、北代淳二、谷村鯛夢訳 ジョン万次郎 「漂巽紀畧 全現代語訳」
    ■ 中川努、山口修訳 浜田彦蔵 「アメリカ彦蔵自伝1・2」
    ■ 原田 信男訳 ハインリッヒ・フォン・シーボルト 「小シーボルト蝦夷見聞記」
    ■ 宇神幸男 「幕末の女医 楠本イネ シーボルトの娘と家族の肖像」
    ■ 井上 光貞責任編集 「日本の名著1 日本書紀
     神代―神武天皇(川副武胤訳)、崇神天皇―雄略天皇(佐伯有清訳)、推古天皇―天武天皇(笹山晴生訳)」
    ■ 川崎 庸之責任編集 「日本の名著4 源信
     往生要集(秋山虔・土田直鎮・川崎庸之訳)、横川首楞厳院二十五三昧起請(林幹弥訳)
     二十五三昧式(林幹弥訳)、二十五三昧根本結縁衆過去帳ほか(林幹弥訳)
     霊山院過去帳(林幹弥訳)、付源信伝(林幹弥訳) 」
    ■ 「日本の名著14 貝原益軒
     大和俗訓(松田道雄訳)、和俗童子訓(松田道雄訳)、楽訓(松田道雄訳)、家道訓(松田道雄訳)
     養生訓(松田道雄訳)、大疑録(荒井健訳) 」
    ■ 山本武夫、伊藤多三郎訳「日本の名著11 中江藤樹/熊沢蕃山 翁問答 、集義和書集義外書 」
    ■ 田原嗣郎訳「日本の名著12 山鹿素行 配所残筆、武教小学、山鹿語録(抄)」

    Vol 3622(2022-02-04)
    [2021-9]
    原1860。海舟が通っていた海軍学校の長官で、当時の風潮やさりげなくも勝との友情がわかる良い内容
    水田信利訳 リッダー・ホイセン・フォン・カッテンディーケ 「長崎海軍伝習所の日々」読んだ
    .
    物わかりは早いが自負心が強く、すぐわかった気になって頑固に考えを改めない日本人は今も通じる耳に痛い言葉
    一方で何かを発明した人間は神と崇められるなど。大都会では金で殺しを請け負う稼業があると記録してるのも驚き
    出島情報も詳しく女郎は夜も出入りが禁止されていなかったの他、全裸の多い風呂帰りや炭鉱夫など裸ん坊な世界
    .
    上記の極めつけは村に立ち寄った話で娘が乳を持ませに来る。当時の日本人の庶民はすぐ上がって来て人懐こい
    やる気ない学生や届かない注文と苦労も多い中、明朗で穏やか・親切で実践的なオランダ語のわかる勝はおだてて仲介

    [2021-9]
    原1939。本国ではほとんど知られていないは驚きだったし、日本に来る前はママ死んで飲んだくれていたも意外だった
    田坂長次郎訳 カール・クロウ 「ハリス伝 日本の扉を開いた男」読んだ
    .
    当時でも嫌われ評価操作されていたみたいなんだけど、ママっ子で40代までパッとしなかったと知るとちょっとはわかる
    民主党のコネがあった一族で年とってからの仕事もそれで貰っている。ペリーと日本に行く予定も断られたりもあった
    日本との交渉に入ってからは事体背景もあり監視下でなんの返事も貰えない蟄居生活に入り、余裕なくなるのも当然
    .
    結果的に当時の生活を詳しく記録しているし、わけのわからない日本人と少しずつ打ち解け生活改善していくのも面白い
    日本に来る前も大学設立なんかをしているが、帰国後も動物保護団体に協力したりで年とってから成功した人に入る

    [2021-10]
    原1852。刊18。先に読んだ自伝とは別で先行してイラスト付きで聞き取られた情報で、複写され全国に出回った
    河田小龍、北代淳二、谷村鯛夢訳 ジョン万次郎 「漂巽紀畧 全現代語訳」読んだ
    .
    風雲児たちが調べた経緯だけど後発とらと違いトラえもん表記で、細かい違いは一次資料からかと納得
    西洋事情がわかった後年と比べこっちは未知と接触した驚きが、イラストと共に内容にも反映されている
    わからん物を無理やり解釈しているのも面白く、セイウチ・アシカは奇妙な獣扱いだし、パンは蒸モチになる
    .
    西洋が南方と接触した時と同じ驚き方しているのが面白い裸島。フリーセックスもさぞ興味をそそったと思う
    単語と発音のリスト化は対西洋への意識がわかるし、その後の万次郎の扱いや創作との相違比較も解説でつく

    [2021-9]
    原刊1895。ジョン万次郎の名称が後年の創作での追加だったも発見で、米国籍ジョセフ・ヒコの本国愛称はヒコ
    中川努、山口修訳 浜田彦蔵 「アメリカ彦蔵自伝1・2」読んだ
    .
    兄貴か商人で冒険したいけどママに商館行きを約束されの人生が、初旅行後のママ急死・航海開始で大きく変わった
    絶好の時と場所にいた強運持ちとも言え、苦労はしているんだけどほぼトントン拍子で当時の事件・偉人と関わっていく
    本人に自分で儲けたい意志があったので割と積極的に動いてもいて、結果として女の子みたいボーイなど観察が広い
    .
    悲惨な人を助ける名目で外国取引する商人を無差別殺害し物価上昇の横浜を体験し、同時に当時の噂も資料性高い
    京都もテロで生首晒しなど。大統領三人と接触したも見所と同時に政治屋は約束して実行しないは今も通じる皮肉

    [2021-9]
    原1881。いねさんも含めてその後のシーボルト一族は語られにくいんだけど、あいかわらず日本に多大な功績残している
    原田 信男訳 ハインリッヒ・フォン・シーボルト 「小シーボルト蝦夷見聞記」読んだ
    .
    この人が残らなかったのは日本語が読めなかったため。一方で日本語を解する事は天才的で大量の骨とう品も集めた
    タイトル通りで当時のアイヌ人集落に住みこんで貴重な記録や資料を集めいていて、こんなに面白かったと再発見もある
    現状の研究だとどうかはわからないが縄文時代に近い生活を残していて、大和民族との接触も歴史記録で残っている
    .
    この人は貝塚発見にも関与しナウマンの上司にも近かった。アイヌが当時馬を放牧的に使っていたも知りたかった事
    集めた骨董品は日常品で当時は価値がない扱いを受け、散逸もしてしまったなど知名度の低さと共に勿体なさを感じる

    [2021-9]
    刊18。みなもと先生が亡くなられた加減でサイトで簡単に扱い、補足として追加借り出ししたが発見は多い
    宇神幸男 「幕末の女医 楠本イネ シーボルトの娘と家族の肖像」読んだ
    .
    流布している定説と実際はどう違うか比較する体裁を取っているので、手紙なんかの珍しい資料も沢山出てくる
    有名になったのは70年代のドラマからでオランダおいねとは当時呼ばれていないし、蔵六とも特に恋愛してない
    気になっていたのがレイプ説だがこれもソースが孫の証言で怪しいかつ、船内でレイプは状況として無いになる
    .
    実際の性格が驚きで幼少の頃からおてんば・医師になるも限界感じ再修行・孫の外人みたいに大和魂!と激しい
    シーボルトとの関係が母子含め上手く行かず食事に来ない・妾を囲ったでもプンプン。タヌキ解剖後に鍋など逸話も多

    [2021-10]
    原刊720。偉人書籍ベスト版の日本版。慣らしで読んだらあと数冊で全部読めそうだったのでラストスパート
    井上 光貞責任編集 「日本の名著1 日本書紀
    神代―神武天皇(川副武胤訳)、崇神天皇―雄略天皇(佐伯有清訳)、推古天皇―天武天皇(笹山晴生訳)」読んだ
    .
    基本になる一冊だがこれも以前に読んでいて解説を読みたいから。弾圧の解説からが本集の編集意図わかる
    征服者の歴史でその事を書こうと思ったが最新のDNA分析だと縄文人から侵入とかなり特殊な同化経緯辿ったみたい
    上記で見ていたので渡来人が増えていくは植民政策かなと思っていたけど、技術者優遇・神格化は今も続いてるなと
    .
    古事記との比較で後年まで書かれているが評価点になっている。日本先住民の記録が残っているもよくぞ感ある
    先住民である荒ぶる神には天皇でも勝てないは発見かつ上記最新事情もあるので面白く、解釈幅はまだまだある

    [2021-10]
    原刊10C。偉人書籍ベスト版の日本版。慣らしで読んだらあと数冊で全部読めそうだったのでラストスパート
    川崎 庸之責任編集 「日本の名著4 源信
    往生要集(秋山虔・土田直鎮・川崎庸之訳)、横川首楞厳院二十五三昧起請(林幹弥訳)
    二十五三昧式(林幹弥訳)、二十五三昧根本結縁衆過去帳ほか(林幹弥訳)
    霊山院過去帳(林幹弥訳)、付源信伝(林幹弥訳) 」読んだ
    .
    以前にも読んでいて解説が目当てだったんだけど、昔の人すぎて記録も特になく源信伝も短めの内容
    地獄概念を持ち込みそれをエサにして念仏を広めようとした人で、内容も外国の本の引用が中心になる
    元ネタありの形になるけど地獄描写は当時の生活がわかると同時に凄惨かつ悪趣味で病的な所ある
    .
    解説として当時はまだ日本で先行する人からの引用は無かったや、子供の頃から論争が得意だったなど
    自分の見解ではこれを広めようは意図があったにせよロクではないなと思うし、元ネタから発展も特にないとも

    [2021-6]
    原刊17C後〜18C初。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナ長期休暇の図書館が開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    「日本の名著14 貝原益軒
    大和俗訓(松田道雄訳)、和俗童子訓(松田道雄訳)、楽訓(松田道雄訳)、家道訓(松田道雄訳)
    養生訓(松田道雄訳)、大疑録(荒井健訳) 」読んだ
    .
    読まずにスルーしていたけど家にこの人の本があり、良い機会だしどんな事考えて読んでたかなもあったが頭抱える
    当時の人は儒教がベースになっていて有名なのは養生訓だけど、それ以外の本は儒教ベースでの価値観強化となる
    この人の場合は実体験での追加事項も多数あって個性が出ている。また本来の仕事が上司の家の歴史調査も備考点
    .
    前述で昭和の人ならともかく儒教ベースの価値観を現代で肯定できるはずもなく、当時の医学知識も含めキツイ
    紀行文なんかも書いている人でエッセイとして読んでいたなら気持ちはわからないでもないが、いま読むなら注意はいる

    [2021-6]
    原刊17C後。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    山本武夫、伊藤多三郎訳「日本の名著11 中江藤樹/熊沢蕃山
    翁問答 、集義和書集義外書 」読んだ
    .
    上記で久しぶりに読むし面白い意見が見れるだろうと思っていたけど、過去日は輸入品が限定的だから狭くなりがち
    具体的に言うとこの当時の思想はほぼ儒学一辺倒で、それ以前も仏教一辺倒だったりと限界が出てしまう
    また理論としてもまとめ本とほぼ変わらなかったりするんだけど、独自見解や別との融合・歴史性があると個性が少し出る
    .
    固定的で変化の発生は読みこんだ上で疑問を持ち始めるとぐらいが契機になる。またこの時期は儒教を使った仏教批判
    解説にもあるが江戸の支配体制を引く上で儒教が相当に役立ったかつ、現状だと頭がおかしい資料として発見もある筈

    [2021-6]
    原刊17C頃。偉人書籍ベスト版の日本版。吉田松陰が学んだ山鹿流戦術の関係者って印象が強くなってる
    田原嗣郎訳「日本の名著12 山鹿素行
    配所残筆、武教小学、山鹿語録(抄)」読んだ
    .
    この当時の思想は江戸期とも重なって儒教一辺倒なので、儒教で戦国の荒々しさを制御し封じ込める土台とも言える
    この人自体は四十七士と同世代かつ、テロ報復実行後に預けられた時に実際会って交流までしている面白い立ち位置
    儒教ベースで考えると理屈が先だってしまう面があるのかもしれないと思いながらで、理屈で考えれば全てわかる的論法
    .
    殉死を否定する一方で肯定もしていて現実をよくわかっている人とも、混乱している人とも取れてしまう
    当時の仕事で城攻略がわかりやすいように模型を作ってみるとかがあったともわかり、当時の風俗資料としての価値もある

    ■ 野口武彦訳「日本の名著19 安藤昌益 自然真営道(抄)、統道真伝(抄)」
    ■ 「日本の名著20 三浦梅園 玄語(抄)(山田慶児訳)、贅語(抄)(吉田忠訳)、造物余譚(吉田忠訳)」
    ■ 源了円訳 「日本の名著23 山片蟠桃/海保青陵 夢の代(抄)、海保青陵、天王談、前識談、稽古談」
    ■ 「日本の名著24 平田篤胤/佐藤信淵/鈴木雅之
     古道大意(子安宣邦訳)、霊能真柱(相良亨訳) 、佐藤信淵(子安宣邦訳)
     鎔造化育論(抄) 、鈴木雅之(子安宣邦訳)、撞賢木(抄)」
    ■ 「日本の名著26二宮尊徳
     富田高慶著「報徳記」(善積美恵子訳)、福住正兄著「二宮翁夜話」(児玉幸多訳)
     三才報徳金毛録(児玉幸多訳)、仕法関係諸篇(安達淑子訳)、書簡(安達淑子訳)、日記(安達淑子訳)」
    ■ 頼惟勤訳 「日本の名著28 頼山陽 日本外史(抄)」
    ■ 橋川文三訳 「日本の名著29 藤田東湖、藤田幽谷
     回天詩史、常陸帯、弘道館記述義、会沢正志斎著「新論」
     修史始末、東湖随筆、見聞偶筆 」
    ■ 松浦玲訳 「日本の名著 30 佐久間象山 横井小楠
     省[]録(せいけんろ)、海防論、殖産興業、公武一和。国是三論、政治と学問、共和一致、大義を世界に 」
    ■ 永井道雄責任編集 「日本の名著33 福沢諭吉
     学問のすすめ、文明論の概略、福翁自伝、西洋事情、通俗国権論、民情一新、学問の独立
     瘠我慢の説 」
    ■ 江藤淳 責任編集 「日本の名著32 勝海舟 氷川清話、海舟余波、解難録、断腸の記、夢酔独言」

    Vol 3620 (2022-01-21)
    [2021-6]
    原刊18C中。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    野口武彦訳「日本の名著19 安藤昌益
    自然真営道(抄)、統道真伝(抄)」読んだ
    .
    日本の名著シリーズは誰だお前?系の人が多いが、今書もそうで明治に発見されて一部で話題になった当時も無名の人
    80年代初頭に編集された日本の名著の傾向を代表する人とも言えて、要は社会主義・無政府主義者としての評価もある
    当時は儒教ばっかりの世界なんでそれに真っ向から刃向かった本書は面白いんだけど、印象としてはうわぁキチガイだ
    .
    儒教を否定し独自理論を展開する。いちいち引用するかつ繰り返してしつこく否定するので冷静さを欠いた上記印象
    当時の一般常識もあるがどネコがカワウソになると思っていたみたい。外国商から情報も得て正確さもあるのに勿体ない

    [2021-6]
    原刊18C後。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    「日本の名著20 三浦梅園
    玄語(抄)(山田慶児訳)、贅語(抄)(吉田忠訳)、造物余譚(吉田忠訳)」読んだ
    .
    日本の名著でありがちな誰だお前?で、同時に日本の名著でありがちな傾向を体現もし社会主義・無政府主義評がある
    当時でも無名で1912に著作が発見されて初めて脚光を浴びた。上記と共に日の学術傾向の歴史がわかる人
    以上なんだけど思想上では大変面白く、当時としてはありえない儒教の全否定を独自の哲学を開発して行っている
    .
    独自の哲学を産み出したは凄いんだけど、独自言語を駆使した謎理論の展開は印象として完全なキチガイの人
    解体新書と同時期で否定と同時に興味で動物解剖していたとか、イエズス会文書から海外事情に詳しかったなど逸話も多

    [2021-6]
    原刊18C後。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    源了円訳 「日本の名著23 山片蟠桃/海保青陵
    夢の代(抄)、海保青陵、天王談、前識談、稽古談」読んだ
    .
    日本の名著でありがちな誰だお前?なんだけど、当時の知識人傾向や長く正しいとしてきた儒教に疑問と資料価値ある
    前者は商売人で学問所に通う形で天文学なんかを勉強していた。当時は儒者と呼ばれる職業があったなんかもわかる
    後者は武士の子なんだけど浪人になり杉田玄白なんかと関連ある桂川甫周門下となったのちに儒者として各地を回った
    .
    儒者の仕事は教師役と共に経営コンサルタント業務も含み後者は話が面白いとの逸話あり、儒教ベース発展の自己理論
    同時代著名人も参考にするとこの時点で既に海外事情を日知識人は把握済み。自分の印象としては人文主義に近い感じ

    [2021-6]
    原刊19C。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    「日本の名著24 平田篤胤/佐藤信淵/鈴木雅之
    古道大意(子安宣邦訳)、霊能真柱(相良亨訳) 、佐藤信淵(子安宣邦訳)
    鎔造化育論(抄) 、鈴木雅之(子安宣邦訳)、撞賢木(抄)」読んだ
    .
    凄く有名だけど今回初めてで怪関係者が興味を持つ事にも納得かつ、死後政治がらみで象徴化された存在ともわかった
    儒教の否定からどう独自理論を形成するかがこの時代のテーマなんだけど神国日本という強烈な思想を完成させた
    結果的に後の軍国主義に繋がるし、軍国主義の象徴として叩かれもしたんだけど実際はそれが全てと言う訳でもない人
    .
    意外な事にキリスト教とか科学知識にも興味があり、妖怪研究も天皇以前の神や被害を最小に抑える神として見ている
    自分の印象では海外の神学を日本書紀等で行ったとも言え、不動だった歴史を解釈し直す事で価値観ごと書き換えたとも

    [2021-6]
    原刊19C。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    「日本の名著26二宮尊徳
    富田高慶著「報徳記」(善積美恵子訳)、福住正兄著「二宮翁夜話」(児玉幸多訳)
    三才報徳金毛録(児玉幸多訳)、仕法関係諸篇(安達淑子訳)、書簡(安達淑子訳)、日記(安達淑子訳)」読んだ
    .
    凄く有名なんだけど自分は世代じゃないから銅像も見た事がないし、銅像に至るまでの経緯と嫌悪にも納得した
    実際は成人後の活動はかなり立派で幼少期の逸話延長線上にある経営立て直し専門家かつ、経験に基づく理論展開
    体長182センチ94キロの超巨漢だった事も逸話として面白いし、ナスの味が違うで凶作を予見し対処したなんかも
    .
    上記が利用された結果が銅像でほしがりません勝つまでや、親を含めた上への絶対服従象徴として戦前持て囃された
    結果として戦後に憎悪対象になり本人の業績は無視されたまま破壊かつ、実際が忘れられたまま忘却と不幸な英雄

    [2021-6]
    原刊19C。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    頼惟勤訳 「日本の名著28 頼山陽 日本外史(抄)」読んだ
    .
    タイトルとして知っていたし水戸の大日本史とも関連した作品と言う事で実態がどう言う物で意図がなにかが良くわかった
    当時の際どい言動は徳川・儒教独裁状態での体制批判になり、そうする事が正しいは今でも日本に染み付いているかも
    文章としては中華の歴史書なんかに近く簡潔に歴史を記述するだが、義経の奇襲を実話としたりで当時の限界はある
    .
    批判の過程で武士の天下が簒奪的に起こったや、南朝などの滅亡した王権に触れていて支配が正当ではないと指摘する
    あと一歩で王道復古が起きそうな雰囲気まで近づいたのは海外事情が発覚して現状の異常さに気付いたも大きいかも

    [2021-6]
    原刊19C後。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    橋川文三訳 「日本の名著29 藤田東湖、藤田幽谷
    回天詩史、常陸帯、弘道館記述義、会沢正志斎著「新論」
    修史始末、東湖随筆、見聞偶筆 」読んだ
    .
    後の倒幕原動力になる水戸学になり、黄門の段階で水戸藩が権力内の反権力としての立ち位置を確立していたとわかる
    上記で黄門が権力正当化の話では無く権力否定だったと気付いたのは発見で、現状の知識人言動に繋がる点もあるかも
    上記なんだが実際の水戸学は完全にヤバイ思想で一言でいうとナショナリズム。ヘイト・宗教感情がむき出しになった考え
    .
    尊王攘夷の言葉も出てくるし、実際の行動でもわかるように外人への無差別テロを良しとした過激に扇動された運動になる
    当時の状況を記録したエッセイなんかも価値あり、長剣で相手を突き合う我突みたいな剣術が当時流行していたも発見

    [2021-7]
    原刊19C。偉人書籍ベスト版の日本版。コロナで長期休暇だった図書館がやっと開き慣らしに丁度良いでまとめ読み
    松浦玲訳 「日本の名著 30 佐久間象山 横井小楠
    省[]録(せいけんろ)、海防論、殖産興業、公武一和。国是三論、政治と学問、共和一致、大義を世界に 」読んだ
    .
    みなもと太郎の風雲児でもお馴染みの人で、男の死に易い家系で妾を多数持ったや自分でガラスを作ったと逸話も多い
    立ち位置としては海外の脅威を正確に把握して富国・強兵・士道を説いたで、尊王攘夷ことナショナリズムになる
    上記なんでやたらと勇ましく、仏ピストルは強力だが侍が懐に飛び込み剣で散らせば勝てるなど無茶な奇襲も薦める
    .
    当時すでに海外知識を情報収集でかなり正確に得ていた事や、天候不順を理由に商人が相場いじってたなど悪報告も
    両者とも過重なナショナリズムで後世に悪影響を与えているし、当時から権力とも対立気味で結果的に暗殺と暗い最後

    [2021-9]
    原刊19C後。偉人書籍ベスト版の日本版。慣らしで読んだらあと数冊で全部読めそうだったのでラストスパート
    永井道雄責任編集 「日本の名著33 福沢諭吉
    学問のすすめ、文明論の概略、福翁自伝、西洋事情、通俗国権論、民情一新、学問の独立
    瘠我慢の説 」読んだ
    .
    金の象徴から転がり落ちた諭吉だけど慶應創設者の面が有名かつ、西洋文化を最も上手く紹介した人間になるのかも
    個人の印象では悪い。以前読んだ時も海舟批判は目についたが今書では仲間うちで回し後に大きく広げた勝批判含む
    自伝も有名な一冊なんだけど改めて読むと本の複写を中心に、だんだん悪びれなくなる盗み自慢が目についてしまった
    .
    洪庵の塾に通っていた事も有名だが女郎通いしていた手塚を罠にはめ驕らせた話も再発見。手塚先生の子孫の筈
    当時の知識人資料にもなり、歴史が連続していないや大学闘争で改革が必要と喧伝し諭吉をその根拠にしてたみたい

    [2021-9]
    原刊。偉人書籍ベスト版の日本版。慣らしで読んだらあと数冊で全部読めそうだったのでラストスパート
    江藤淳 責任編集 「日本の名著32 勝海舟
    氷川清話、海舟余波、解難録、断腸の記、夢酔独言」読んだ
    .
    関連でカッティンディーケも読んでたので尊敬しあう友情もわかったし、別書の収録で日常での激情的な態度も知れた
    以前も読んで感心したんだけど今回も同様で、明鏡止水の境地を得ていたは発見かつ動じないや芯を貫く要因で納得
    周囲全てが敵になり、二十回殺されかけたは伊達では無いので、市井の本来あるべき行動の哲学者として尊敬できる
    .
    無理しているから余裕がなくなるや、臨機に対応しているや、文学の風刺分析と手厳しい意見は実践的に参考になる
    親父の無茶ぶりも同時収録だが、ぐーたらだった息子さんと言い、状況も合わせて産まれるべくして産まれた性格ねえと

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