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    サイトの雑記で扱ったアニメ作品の簡単な感想を抜粋してお送りします
    扱い出したのは武装神姫から、時間経過による文の変遷やまとめ時の文の追加修正もありますがほぼ元のままとなります
    当時の感想なんで知識不足による間違いや現状では考えが変わってる場合もあります、基本下に行くほど古くなります

    ■ スターウォーズ反乱者たちS2#3-20[S2最後まで](日2016 4-8月放送分)
    ■ アルティットスパイダーマン#80-104[END](日2016 4-9月放送分)
    ■ 僕のヒーローアカデミア(一期)(2016)
    ■ 灰と幻想のグリムガル(2016)
    ■ モンスター娘のいる日常(2015)
    ■ アルスラーン戦記(2015) 第一クール分のみ
    ■ ローリング☆ガールズ(2015)


    ■ スターウォーズ反乱者たちS2#3-20[S3最後まで](日2016 4-8月放送分)

    Vol 3111(2016-08-22)
    SW反乱者たちS2#19(+20?)[END]遺跡の争奪戦→謎の協力者→勢力乱れての対決。シスというシリーズ全体の謎にも触れたお話
    目的等隠しての焦らしからバレの展開も絶品。赤一色も衝撃的。死亡・致命傷・生死不明・悪堕ちフラグと人物も激動の運命に晒されてる
    帝国も元は善側の共和国で、勢力関係も過去未来で面白い所。[S3も予告から面白そう。]まだ先になるが、是非扱いたい
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    CS分S2総括。映画キャラの登場と話題性もある展開。同時にキャラの掘り下げも充実。全体及び一回あたりの作りのしっかりさに大感心
    世界レベルのブランド品はやっぱり違う。同時に成功したSFとして見習う点も物凄くあった。先はバレてるのに先が気になるってのも凄い所
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    [ディズニーXDのスポットCMで、可愛い女の子二人組が出るのがある。]これ何のアニメ?とずっと疑問に思ってた
    画面にでるDaron Nefcyで発覚。スター・バタフライの総監督がデザインした女の子。CMは湯浅政明の会社が作ったみたい
    略称スタバも放送分は見てる。秋から新エピ。日本に影響受けてるけど、日本だと難しいかもな魔法少女物。一行で扱っても良い
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    Vol 3097(2016-07-04)
    [SW反乱者S2#18]異星の怪事件→洞窟探索→出発点に戻っての問題解決。次回は8/21。初の基地設営・パーティ分離、正と負でのエズラの成長もある
    要素は多くても、基本はパニック映画の展開で見易い。あの世界の音楽なんかも興味深い。女性パイロットやジェットパックへの言及も期待あおる

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    [SW反乱者S2#17] 物欲で遭難→友達→物で買えない友情 遂に来たバケツ回。クローン戦争参加してる事に驚き。R2-D2も本来は軍用と推察できる
    ライロスの戦いなど、初言及の件も。Yウィング大気圏利用等の細かいネタもある。それら知らなくても本筋は誰でもわかる話。バケツのはっちゃけぶりが楽しい
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    [SW反乱者S2#16] VS尋問官→修行での各人への問い→不吉な未来の伏線 修行回は日だと嫌われる傾向あるが、アナキン・ヨーダ・S1のあの人と大サービス
    戦闘もバッチリ。エズラは目に見えて強くなってる。同時に怖い伏線や、師弟関係の話など問題定義もしっかりしてる。ヨーダがCWをどう捉えてるかも興味深い
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    [SW反乱者S2#15] 種族全滅惑星の謎→宿敵同士の遭難→共闘の脱出。TNGの宿敵!ロミュラン帝国を思い出しちゃった。現在のジオノーシスと、敵側からみたラサン滅亡。設定の見せ方も実に上手い
    今作で感心するのは常にアクションも入れる所。今回は黒R2-D2も登場。帝国はどういう組織なのかを、カラス一人の言動に集約し表現して見せてる。展開もST的な所あり、こういう正しさを提示するのも凄い所
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    [SW反乱者S2#14] 空母奪取共闘戦→仲間裏切り→双方合意解決。ヘラの父娘関係と、惑星ライロスの過去と現状。反乱軍の構成員と物資の実態。それらの設定も見せてバトルと盛り沢山
    CWから引き継ぎ設定あるが、知らなくてもわかるのも親切。和解展開を素早くわかりやすく済ますのもストレス溜まらない。今回はメカバトルに、ジェダイ師弟らしい戦術など見所も多数
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    SW反乱者S2#13] 燃料施設襲撃計画→宇宙生命体との接触→共闘の形での奇襲。世界観を作り込むという形ではピカイチ。燃料は何かの疑問から、移動手段や帝国内の組織関係まで話広げてる
    詳しく作り込む部分と娯楽の為にスルーする部分のバランスが良い。別verタイファイターなど設定を拡充させた上、より理屈を通し、バリエーションも増やしてる。戦争に拘らないと宇宙ネタでなんでも出来る
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    [SW反乱者S2#12] ラサン救出→探索の予言→解読しての発見。ゼブ主役回で帝国・反乱軍以外の視点で見た宇宙。どの勢力にも属さない海賊ホンドー、フォースとは違う名でアシュラ。前回に続くSW世界の幅広さ
    予言は自動的に伏線張ったり・ミスリード誘ったり・謎解きに繋がったり使い勝手良いなあと。民俗音楽風のBGMも使い違う世界観の雰囲気。キャラがどういう過去背負うかで、星やその歴史まで上手い事提示してる
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    [SW反乱者S2#13]平和外交失敗→説得失敗→マンダロリアン式解決 帝国勢力下のマンダロアで所属勢力も入り乱れる。背後の設定まで考えると難しめ。ザビーヌとケイナンの過去なんかも絡む。結論もなかなか難しい
    正統派のジェダイらしい態度で失敗するケイナンと、暴力的だが結果的に全面戦闘は防いだサビーヌ。わかりやすいシス天下状態なので、娯楽要素のアクションもたっぷり入れ、じっくり全面戦争勃発まで見れるのも良い所
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    一挙放送でCW最終シーズン一気見。チップ見つけたクローン・銀行乗っ取るシス・ジャージャー・ヨーダ修行の、四つの話で組み立てられてる
    CWの日本の放送は変則。いきなり最後からで不安だったが問題無かった。バッドエンド確定路線で暗い。逆に悪側の議長が高笑いするとキマる
    EP1-3基準で変にリアル。ドロイドも細かく良いが、異質すぎるのがジャージャー。空気読まん流れで逆に凄い。メイスとタッグとか外伝作ならでは
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    [SW反乱者S2#12 帝国所属勢力の反乱軍援助→帝国接収→奪還。EP4でこっそり支援がバレて、星ごと潰されるオルデラン。CW考えると帝国は裏切りに敏感だろうなと
    反乱軍に誰が支援し、帝国物資は誰が作ってたかの話。姫の立ち位置もEP4序盤に近く、目的意識もわかる。今回は単騎でウォーカー撃破とジェダイ無双
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    [SW反乱者S2#11] 今週はGW挟む特別編成でお預け。だが次回は遂にレイア姫が登場。BSのDLifeでも、四日に反乱者一期とCWの最終シーズンの一挙放送がある筈
    録画してたら反乱者キャラの出る回のレゴSW放送。ちょうどレイア姫含む、Ep4の再確認になる。R2-D2とドツキ合い勝つ。バケツはレゴでもキャラがブレない
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    [SW反乱者S2#10]両親のヴィジョン→反乱軍撤退→市街探索→両親の消息。CS放送。多分地上波でも続きをすると思うが扱う。簡略で状況も今回は書いてみる
    フォースの誤ったヴィジョンの話や、帝国収容所の増加は興味深い。両親もまた英雄。撤退支えるヘラは流石。後に付けと言われて、最後先頭いってるバケツもキャラがブレない
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    [SW反乱者#24]新旧世代ジェダイ。EP2の悪的な描写からEP4以降と、力あるジェダイはどうなるのかは興味ある問題。アソーカ逆手二刀流は遂に参戦といった所
    本国に追いついてここまで。PVだとレイア姫やヨーダ。古代のセイバーにケイナンの修行。ベイダーとアソーカ師弟対決と、たまらん事になってる。続きはみたいなあ
    大きい流れありつつも、細かい所にとらわれず、一話完結でちゃんとまとめる。日本作品と違う部分も多く、良い比較材料にもなった。王道基準は本来は海外だよなと
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    [SW反乱者#23]ジェダイとクローン。グラビティウィルはスペオペ的で面白いネタ。自力脱出・両者の仲取り持ち・単身無双・仲間立てるとエズラが主人公してる
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    [SW反乱者#22]サビーヌ回と思わせてドロイド回。女性はモヒカンでドロイドの方が可愛いは米的。帝国勃興後の賞金稼ぎ増加やブラックサンの存在も興味深い
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    [SW反乱者#22]BはブレードのB。エンジニア合流+試作機実戦投入。燃える!熱い!間を繋ぐ話で想像広がるし、プロジェクトX的で自分はこういうの好き
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    [SW反乱者#21]プチ家出。日本のロボ物でも定番展開。家出しても仲間の為に仕事して仲間がいると気づく話。二丁拳銃バケツがクレージーでナイス
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    [SW反乱者#20]対ダークジェダイ。EP1-3と4-6・ソロとルークは共に価値観違うがそれも連想。無敵のジェダイも機転と大火力メカ使えば押し込める
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    [SW反乱者#19]対AT-AT戦。EP5など実は五機で基地壊滅に追いやれるほど強い機体。対空戦・暗視戦・メカ突撃・ジェダイ見せ場等盛り沢山
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    [SW反乱者#18]ゲーハーの魚釣り。レックスはCW登場キャラで会話人物は多分アナキン指してるが、知らなくても楽しい。メカや怪生物も魅力的
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    [SW反乱者#17]チートキャラを敵に回す恐怖。ベイダー登場。映画本伝のネタも豊富に混ぜてた。オビワン・アソーカへの愛憎もアナキンらしい
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    [追記] 放置しようと思ったけど量も溜まったので、SW反乱者たちの一行感想。軽い扱いだったので、途中からとなります。リアルタイムだと先行してる話も含み、ネタバレ気味

    ■ アルティットスパイダーマン#80-104[END](日2016 4-9月放送分)

    [アルスパ#104[S4END]]タコも助けを信じる。逆境から復活、不屈に慈悲と完全にヒーロー。ジェットパックの他、ビル倒壊は米的に凄い
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    アルスパ総括。CSの頃からずっと見てたんで感慨深い物がある。全体での繋がり等は弱いんだが、それを完全に補う超高速展開
    全体で見るとS3の多次元回が好き。作品特色の視聴者への呼びかけの使い方も感心。徹底したアクション連続は凄まじいと思う
    向こうの本物のヒーローや価値観・文化をお気軽に学べる点でも価値ある。海外アニメを色々見る様になったが、その入口になった作
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    視聴分放送ならスルーと思ったが、日本未放送分から開始。という事で今期扱うアニメ決定。次番組アベンジャーズもこの形式で扱う
    Vol 3121(2016-09-26)
    [アルスパ#103] 敵も含めた全キャラ見せ場。今作特徴の視聴者への話しかけで内面も説明。パンケーキ美味そうね
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    [アルスパ#102] 疑惑と言う形でミステリー風味。うーと言う紅スパや、危機感ないリス子が可愛いい。スレイヤーズ退場早いなあと
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    [アルスパ#101]イケメンタコ。タコだけは信じないスパイディと、スパイディだけは少し信じるタコで面白い関係。ゴーストは変なかっこよさ
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    [アルスパ#100]紅スパ復活。90年代の元ネタは今も賛否分かれるとスパイダーマン大全にある。結末も含め注視したい所
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    [アルスパ#99]今期の並行世界はIfルート。状況で環境も変わる。本気のメイおばさんは有能。パンクのセリフはお遊びある
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    [アルスパ#98]ノワール再び。悪の潰し合い狙ったりと、ダークヒーロー系だが魅力ある。スマッシュで解決や色付くのもベタながらグー
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    [アルスパ#97]二本立て。モフモフ大会。過去にもダックはギャグで出てる。ベンおじさん生存のIfは台詞含め唸ってしまう
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    [アルスパ#96]並行世界再び。目標の設定・敵側への注目・価値観差の強調と改良発展。一本単体でも大混乱→決着とまとまり良い
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    [アルスパ#95]基本に帰ってエイリアン風。友達が皆ヒーローだとそりゃ驚く。展開も初期から延長した様で今作らしい
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    [アルスパ#94]カーネイジパニック。アンチヴェノム、フラッシュへの正体バレなど、前後関係で良い点と粗が共存。でもスピーディ
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    [アルスパ#93]サイコ系カーネイジ。タコに毛が生えた。信頼無く足引っ張り合う悪が面白い。MJ久々、フラッシュも初期から変わった
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    [アルスパ#92]孤独な人たちのXマス。「現実の世界に私の居場所は無い」の台詞も意味深。直球の電波さんはなんか懐かしい
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    Vol 3097(2016-07-04)
    [アルスパ#91]本国と同期に近いが、季節外れのハロウィン。向こうでは定番ネタっぽい。荒唐無稽ありで面白いのは立川文庫的
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    アドベンチャータイムが面白いと聞いて見てる。日曜に吸血鬼の女の子特集。背後の設定と伏線にちゃんと繋がりあるのが凄い所。それ知らずとも楽しい
    前述の特集での特殊OP、及び火曜再放送の#80は湯浅政明担当。ピンポンの監督、ダンディもあったじゃんヨ。初見印象がカイバぽかったが納得

    [アルスパ#90]ダンジョン探検。向こうは予言ネタ好きねで、マダムウェブ。スパイディが人を疑い出してるのは変化。長官の重要さも改めてわかる
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    [スパイダーマン#88]実はお芝居な展開に馴れてると驚く。絶対に他人を信じないタコ博士など、敵側も一貫。信頼・忠誠は問題定義の部分にもなってる
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    [スパイダーマン#87]連続話でスパイディ敗北。プロレス的な画。しかし、伏線の少なさや作品の性質で危機感は薄め。前期ヒーロー達も出て、珍しいタッグが見れるのも面白い点
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    [スパイダーマン#87]リーダーは大変な話。メイおばさん譲りの人を信頼する性格が短所長所と出た。単騎で災害レベルと米は敵も強力。紅スパは名前もらえて良かったネ
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    [スパイダーマン#86]友達がいたらいたで苦労も多い話。一方通行気味の好意は博士助手の他、ピーターとハリーにも繋がる。力を与えて戦うなや責任の話も双方に関わる
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    見損ねてたデッドプールと、最初の喋るアライグマゲスト回やっと見れた。略称がGOGAで良いか不明だがアニメ版も見てる。ドラえもん凶悪にしたみたいでロケット好き。基本ダメな人達でも、それを活かす話作りは見事
    [スパイダーマン#85]味方じゃない奴は敵なんだ。日本は仲良しを最良とする所あるんで、キャラの立ち位置複雑な洋物面白いなあと。和物でもどんでん返しっ手はある。悪い事をしても悪者だとは限らないでEND
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    [スパイダーマン#84]紅スパは信じない。裏切り当り前の敵側と信頼する味方側、紅スパがその間。ライノの件やベノム敵視などスパイディの考えも完璧では無い。力は無くてもベノム信じて向かっていくフラッシュカッコいい
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    [スパイダーマン#83] ワニワニパニック+内通者を探せ。連続劇。スパイディは信じてるが博士怪しい。悪孕む善で元悪ベノムの言葉も意味ある
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    [スパイダーマン#82] 三つの親子的関係。左記どおりでテーマの重ね方が激ウマ。素顔で日常も久々。記憶喪失キャラへのツッコミ含め、米的で面白い
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    第二シーズンの一部を見て無くて、CSの連続放送で再チェック中。初期はスパイディは孤高な所や、暗すぎる所もある。作品内容を変化させ、発展してる事を再確認
    [スパイダーマン#81] 強すぎたゴブリンと黒スパの再訪。超高密度だが、何をどう見せるかよく考えてて感心。またもヒロアカと被る自己犠牲で、黒スパも痺れる真のヒーロー
    イア!イア!タイツのおっさんの房二病台詞戦闘とか、日本じゃ見れない絵面でステキ。ゲッターロボみたいな異世界のロボとか、細かいネタもあって、やっぱ面白い
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    [スパイダーマン#80]スカーレットの協力。くしくもヒロアカと同じヒーローになれると言われ、考え改める展開。真面目さが前シーズンのノワールみたい
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    [追記]量も溜まったので、アルティメット・スパイダーマンの一行感想。2010年代のアニメ版。軽い扱いだったので、途中からとなります

    ■ 僕のヒーローアカデミア(一期)(2016)


    Vol 3096(2016-06-27)
    [ヒロアカ#13各々の胸に[END] ]コンテ=こでらかつゆき/演出=大久保朋 時間を稼ぐと乱入すると礼を言う
    コンテは三回目。大久保朋はガンダムOOの制作進行から、以後BFで演出。近作でコンレボ。先週の伍祐論は読み違い。伍柏諭で原画中心。今作初コンテ演出
    .
    二期前提にして顔見世も含む。作り的にもピンチ逆転とスタンダード。他作とも比較。一般向けだと、尖がった見せ方より話に集中させる作りが普通ぽい
    サブキャラにも出番。梅雨の移動など芸が細かい。二期前提でも一作で完結する作りは欲しい。二人は友達、最後テロップでエツコ・イヌコと並ぶのは味わいある
    .
    ヒロアカ総括。今回の目的は最新の人気作を見る事だった。全然わからんなら、感性がズレてヤバイと思ってた。だが、ちゃんと楽しんで見れて良かった
    原作ありで、最初にネットで公開してたのも良かった。今作の加減で戦前漫画の調査出来たのも良かった。今作自体もそこから継承してる部分はある
    主にキャラに注目して見てた。他にも人気作でチェックすべき所も多く、良い勉強できた。二期も確定済み。他と被らなきゃ、また扱っても良い
    .
    いつものアニメ新番組一覧。間違いや抜けある可能性高い。気になるのは公式等で確認 事前に原作や、過去仕事予習するのもいいだろう
    [リスト]
    いしかわじゅんが、以前マンガ夜話でアニメ化される作品は良い作品と、コメントしてた筈。ラノベにせよ、漫画にせよ、元が面白くないとアニメになれない
    来期は特撮で、ウルトラマンオーブと牙狼新シリーズもある。今期が文章量増えたので、来期は軽くが目的。そんな訳で、来期はアニメは扱わんかも。うちは特撮優先

    Vol 3094(2016-06-20)
    [ヒロアカ#12 オールマイト]コンテ=吉田徹、伍祐論/演出=飛田剛、伍祐論 暴力の疑問と生徒たちの支援とマイト無双
    吉田徹は#4コンテ。飛田剛は本作ED演出グリムガル#3・11でも演出。伍祐論は検索しても出てこなかった。角銅博之=工堂紘軌みたいに、別の人の偽名かも
    .
    マイトさんカッケーな回。生徒たちの反応も素直。一方でデクの回想も入り、実際は孤高で厳しい戦いと視聴者は知ってる。ここらが単純にならず面白い所
    カメラと共にマイトさんもスピン。バトル描写も気合いが入ってる。立川文庫の様に、荒唐無稽さは痛快さに繋がる。リアルな所とファンタジーな所が上手く混合されてる
    .
    ***
    「今回も少年小説大系を資料にするヨ」「著名人もいますネ」「明治は1868-1912。大正は1913-1926なんじゃノー」
    [少年小説大系 第1巻 明治少年小説集]
    「当時の本文写真ヨ」「まだ配置も模索的ですネ」「小説神髄は1886なんじゃノー」
    .
    [少年小説大系 第1巻 明治少年小説集]1890-1910年代までの作品群。20年代に吉川栄治等。30年代はのらくろ等が同世代の作品となる
    翻訳・翻案小説を多く含む。海外は1830半ば以降にポー。ヴェルヌも60年代以降。ウェルズ・ドイルが90から20C初頭。海外影響も強く感じる
    .
    「少年小説集という括りで調べていったヨ」「今の少年漫画に直結する線ですネ」「海外は先行して、色々あるが前提なんじゃノー」
    [少年小説大系 第14巻 大正少年小説集、少年小説大系 第12巻 明治大正冒険小説集]
    「左が冒険小説集。右が大正少年小説集だヨ」「全て娯楽作ですネ」「1920年代には有名作家が多数デビューしてるんじゃノー」
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    [少年小説大系 第14巻 大正少年小説集][少年小説大系 第12巻 明治大正冒険小説集]第一次大戦終結が1918。第二次大戦は1939から
    以前扱った立川文庫は1910年代から。日本の小説の勃興は20C初頭ぐらいからと見れる。娯楽に関しては海外作と融合し発展した感じ
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    「1930年代の大人気作品だヨ」「戦後に映画版がありますネ」「馬に乗って敵中横断するんじゃノー」
    [少年小説大系 第3巻 山中峯太郎集、冒険ダン吉漫画全集]
    「これも1930年代の大人気作だヨ」「のらくろとダン吉の二本柱ですネ」「南国で王様になるんじゃノー」
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    [少年小説大系 第3巻 山中峯太郎集][冒険ダン吉漫画全集]のらくろも併せ同時期連載作。戦後の作家はこの辺りから影響受けてると思う
    ダン吉に関しては手塚先生の解説付き。形容詞を褒めている。台詞で困った時に読むと、台詞が浮かぶともある。間接的な文章の師匠
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    「当時の単行本に地図が附属したらしいのヨ」「それも手塚先生が褒めてますネ」「上は当時の付録なんじゃノー」
    [冒険ダン吉漫画全集]
    「これも当時附属したゲームらしいヨ」「色々と工夫してるんですネ」「本文は絵も付くが、文中心の絵物語なんじゃノー」
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    人の価値観は変わる。知らなかったは間違いに繋がり易い。本書は今では苦しい部分も多い。手塚先生は当時も知ってる。解説は公正
    今だと否定されやすい内容。だが、時代の資料になる。また、現代と繋がる部分もある。古い作品は読む前に確認しとく情報も増える。故に難しい
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    「1941開戦ですネ」「戦時下の作品集だヨ」「副読本として、これも用意したんじゃノー」
    [少年小説大系 第10巻 戦時下少年小説集、ドイツ・ナチズム文学集成 1 ドイツの運命]
    「内容も危険なんですかネ」「日は穏やかな作品が多いのヨ」「マライの虎はハリマオなんじゃノー」
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    [少年小説大系 第10巻 戦時下少年小説集][ドイツ・ナチズム文学集成 1 ドイツの運命]日は国からのが指示要綱が出てた時期。故にリアリズムを重視
    独のは集成とあるが今巻のみ。ゲッベルスの小説とH.H.エーヴェルスの作品。派閥抗争とも関連ある。ナチスも成立過程や内部関係・その後で色々ある
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    「最後は有名作家だヨ」「この時期には活動してたんですネ」「後にノンフィクションの方向へと向かうんじゃノー」
    [少年小説大系 第4巻 大仏次郎集、少年小説大系 第15巻 吉川英治集]
    「対象年齢的にラノベにも近いのヨ」「当時から両者とも映画作品がありますネ」「メディアミックスなんじゃノー」
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    [少年小説大系 第4巻 大仏次郎集][少年小説大系 第15巻 吉川英治集]1920年代の時点で人気作家。後世への影響も説明するまでも無い
    自分は文体の他、児童とのタッグなどで小池先生への影響も連想したンだな。ラノベの原点も対象年齢から考えると、今作の様に古く遡れると思う
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    「これは江戸時代の草双紙だヨ」「18Cの話ですネ」「こっちは石燕の妖怪画なんじゃノー」
    [世界大衆小説全集 1 失われた世界 豪勇ジェラール]
    「昔の作家は翻訳仕事も多いのヨ」「大沸次郎Xドイルですネ」「ローマは一日にして成らずという訳なんじゃノー」
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    なんでもこじつける事は可能と言う前提もある。だが、小説・漫画初期の絵物語傾向。また海外からの影響の資料も、調べると出てくる
    先祖を訪ねる事が重要なのか?とも思う。だが、現在の作品が、過去の積み重ねの上に成立している事や、似た物が過去にもある事はわかる

    Vol 3092(2016-06-13)
    [ヒロアカ#11 ゲームオーバー]コンテ・演出=名取孝浩 各個撃破とイヌコ死亡と私がきた
    名取 孝浩は05の演出から。2014の金色のコルダ二期で監督。近作でGBF、ゆるゆり三期等に参加。今作は脚本は全て同じ人なんで、各話担当者の力量が比較出来る
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    アバンのおさらいが短く上手にまとまってたが、本編も同様。見てる側には怖い、ヒーローが押される展開。それも含む攻防を、ストレス感じさせぬ様に並べてる。各キャラに見せ場もあり
    敵側も含め、尺は短くても各人の能力と性格・目的までよく伝わり、想像も膨らむ。自分の感想と比較して、最近の子が90年代アニメ知らんで見てるっぽいのも楽しい。オチは超かっこいい
    ***
    「凄いボリュームですネ」「今回の主な情報源にはこのシリーズを利用したのヨ」
    [少年小説大系 別巻 少年漫画集 1]
    「時間に限りもあるので、ポイントを絞って読んだんじゃノー」
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    戦前の漫画関連とヒット作。主に少年向けの作品で、現状の漫画やラノベにも近い物、という所で調べた。名前が違うだけで、そういうのは小説勃興期から沢山ある
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    「別冊の形で漫画編があるのヨ」「三冊分+1冊ですネ」「単純に資料が現存しない場合もある、作品群なんじゃノー」
    [少年小説大系 別巻 少年漫画集 2]
    「故に二巻以降は協力者が現れるのヨ」「松本零士先生ですネ」「古い漫画のコレクターなんじゃノー」
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    収録タイトル群。どれも明治大正の作品群。現行の漫画にも繋がりあるが、単純に現物が入手困難という点や、前述の芸術関係の対立がありそうな雰囲気でスルーされやすい
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    「昔の漫画はこうなのヨ」「これは絵物語とかに近いですネ」「前回扱った正チャンなんかも、参考になるんじゃノー」
    [少年小説大系 別巻 少年漫画集 3]
    「ちょっと今の形に近づきましたネ」「これは昔の黄表紙にそっくり同じ話があるのヨ」「以前扱った、日本古典文学全集なんかも参考になるんじゃノー」
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    どう捉えるかの問題だが、今のラノベに近いと見る事も出来なくは無い。児童文学とラノベでも色々とある雰囲気。ただこれ以前にも海外では、挿絵入りの文芸で歴史がある
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    「喜劇映画のスターが漫画になったヨ」「キートンがいますネ」「これ良いのかノー」
    [少年小説大系 別巻 少年漫画集 4]
    「のらくろも見れるヨ」「これ田河先生の作品じゃ無いんですかネ」「昔は権利関係はあいまいなんじゃノー」
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    作品読むときは時代性も重要。水木サンにもバッグスバニーを勝手に使った作がある。グレーだったが許可とって無事全集入り。海外でも過去は他からの丸写しを含む作品とかある
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    「今はあまり見ないジャンルもあるのヨ」「学習漫画風の原始生活ですネ」「前に扱った杉浦先生の過去作品もそれじゃノー」
    [少年小説大系 別巻 少年漫画集 5]
    「こっちは先と同じ形式でSFヨ」「当時はSFも流行してたんですネ」「量が増えるので、今回はSF関係はノーチェックにしてるんじゃノー」
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    今も学習漫画みたいな形で生き残ってる。ここらはテラさんがやろうとしてた路線とも思う。一見するとほのぼのしてるが、これが怖い方向に急発展した歴史なんかも実はある
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    「ほのぼのしてるヨ」「タイトルも仲良し日記帳ですネ」「これ戦中の作品なんじゃノー」
    [少年小説大系 別巻 少年漫画集 6]
    「さっきのは兵隊さんの出征ヨ」「これは防空警報ですネ」「そういう時代なんじゃノー」
    .
    ここで書く事は全て個人の見解なんで、興味あるなら実際に資料読んで欲しい。1941が開戦だが、先立つ1938に国から[児童読物改善ニ関スル指示要綱]というのが発表されてる
    少年小説大系11巻戦時下少年小説集の解説に全文が載ってる。今も娯楽作品に統制とってる国はあるがそれにも近い。内容的にはNHK教育で放送出来そうな作品だけ作れといった所
    同解説にはこの結果、逆に岩波文庫は発展したという話も載ってる。空想を廃しリアリズムを重視する姿勢は、前述の統制国の作品や、国内の芸術志向の作品とも被る所がある
    .
    「元々こういう作風の作家なのヨ」「ほのぼの系ですネ」「手塚先生が影響を受けたと言う話もあるノー」
    [少年小説大系 別巻 少年漫画集 7]
    「空襲だヨ」「静かな絵ですネ」「最後にどうなるかは、知っての通りなんじゃノー」
    .
    自分でもどう判断すれば良いかわからない所。国内で芸術志向の作品を作る人間は、国への政治絡みの言動がある反面、その裏で国から金や賞や仕事や援助を貰ってる。全ては茶番なんだろうか
    今もあるが、創作者同士の名声と嫉妬も絡む対立も、戦争の背後であったのではとも考えてる。偏った観方だが、暴動や戦争を発生させ、それを利用してる様にも見える。芸術関係の人は色々ある

    Vol 3090(2016-06-06)
    [ヒロアカ#10 ゲームオーバー]コンテ=石平信司/演出=塚田拓郎 分断作戦と校長の話は長いと水面からの脱出
    塚田拓郎は三回目。石平信司はプロデューサー出身。02のOVA監督から開始。多数作品でコンテ。東京魔人學園、FAIRY TAIL、ログ・ホライズン、SUPER LOVERS監督
    .
    長すぎる台詞など、戦闘に入るまでの手順は厳しい所はある。だが凄く面白かった。姿の他、困った状況を作り、どういう言動とるかでキャラは描写する物なのねと
    リアクションが最高な峰田君はある意味でMVP。今回は戦闘も多いがギャグ的な場面も多く、それが波にもなってる。モブに近い生徒・敵だけでも想像が膨らむのも凄い
    ***
    「今回は漫画の始まりの部分にまで戻るヨ」
    [正チャンの冒険 1]
    「モダンな服装ですネ」「水木先生もこの帽子を被っとるノー」
    .
    1923-24・1926、正チャンの冒険。それ以前の絵と文の絵草子から、今の漫画への中間形態の様式。帽子はヒット。1922産まれの水木サンも幼少の自キャラに採用してる
    .
    「最初はおっさん顔ですネ」「変遷があるのヨ」「日本で最初に吹き出しを使った漫画なんじゃノー」
    [正チャンの冒険 2]
    「大阪へ行くのヨ」「この子は何者なんですかネ」「少年記者という設定を持つんじゃノー」
    .
    明治・大正はモダンだったと言われるが体現してると思う。海外からの影響も説明するまでも無い。タイトル通りだが、童話の冒険物語みたいなのを連想すると良い
    .
    「和風でもあるのヨ」「天狗と戦ってますネ」「和風の半纏はおってるシーンもあるんじゃノー」
    [正チャンの冒険 3]
    「悪者とも戦うのヨ」「昔のアクションですネ」「シルエット風の画面なんかも使うんじゃノー」
    .
    [ネットで公開されてて無料で見れる回がある] 附属の解説でアールヌーボーとあってなるほどと。手塚先生の別書解説から思い出した作品だが、漫画も歴史あるとわかる
    .
    「続いてはコレなのヨ」「今と違う右から左の文ですネ」
    [スピード太郎 1]
    「国際的に活躍するヒーローなんじゃノー」
    1930、スピード太郎。のらくろが31からなので、正チャンとのらくろの中間。今の漫画にもう近い。手塚先生が28年産まれ。漫画の歴史の上では、結構有名な作品でもある
    .
    「もうこの時期には映画も大人気なのヨ」「1931にはフランケンシュタインの映画版ですネ」「視点が切り替わるんじゃノー」
    [スピード太郎 2]
    「元々海外で修行してた作者なのヨ」「コマ割りも工夫してますネ」「この段階で擬音も使っとるノー」
    .
    映画的手法を手塚治虫以前に使った漫画。技術は段階的に発達してる。同時期の日本娯楽小説は世界で活躍するスパイ物が流行。海外はスペオペでヒーローが宇宙で活躍
    .
    「アクション場面だヨ」「切れた所を接着剤でつないでる場面ですネ」「動線も結構使ってるんじゃノー」
    [スピード太郎 3]
    「敵首領のロボットの替え玉なのヨ」「SFっぽくもあるんですネ」「昔の悪党はフード姿なんじゃノー」
    .
    秘密兵器が次々と出る展開も同時期小説と比較が利く。海外も視点に入れると日本は遅れてる所がある。海外軽視して一番と思いこむのは、中華も含め弱点として指摘される事ある

    Vol 3088(2016-05-30)
    [ヒロアカ#9 いいぞガンバレ飯田くん!]コンテ=こでらかつゆき/演出=阿部雅司 学級委員は誰だと扇動される人々とUSJの奇襲
    こでらかつゆきは#5の人。阿部雅司は88の撮影・制作進行から。まじかるカナン・TOKKO特公・ラオウ外伝監督。近作でアクティヴレイドなどに参加。神バハ参加時に取扱い
    .
    今回も各人の反応は違う話。同一項目を設定し、その違いからキャラを組む方法とも重なる。故にキャラは凄く良い。マイトの世間への嘘と、そこからのデク・マスコミの反応も同様
    今回は前後で展開は違うが、フリも多数含め、一話内でよくまとめてる。世界観など細かい部分はじっと見ると難しいが、主用キャラへの見解や率直な意見の梅雨など多数視点の出来
    .
    イヌちゃん来ちゃいました。ゲストだがジャンプアニメ三回目。ニャース等と違う役作りも興味深いと思う。選考で落ちた人が別役もあるらしく、アニメに攻めの姿勢とるのは良い事と思う
    ***
    「これが古来のヒーローなのヨ」「ロボットなんですかネ」「作中では自称豪傑なんじゃノー」
    [タンクタンクローその他 1]
    「お供はお猿で、敵はこの黒カブトなのヨ」「全部カナ表記なんですネ」「ヨミニクインジャノー」
    .
    1934-36連載。タンクタンクロー。この時期の流行作及び服装から推察すると、忍者的な活躍する豪傑と、帽子型兜の海外の兵隊が近いとも思う。それでもオリジナリティはある
    .
    「ZガンダムやAGE2の様に可変するのヨ」「タンクなのに飛行機なんですネ」「機動力は武器なんじゃノー」
    [タンクタンクローその他 2]
    「ファンネルやビットMSの様に増えるのヨ」「影分身の術ですネ」「戦いは数なんじゃノー」
    .
    もっと遡ると西遊記のキン斗雲や分身の術。他にも例は沢山ある。その時代に合わせてアイデアが再利用されてるとわかる。また、共に実際の戦いでも有効的な手札でもある
    .
    「今作も作者が登場するのヨ」「のらくろなんかと同じですネ」「つの丸先生もパンダ内閣には出演しとるんじゃノー」
    [タンクタンクローその他 3]
    「これ復刻広告。今とはタイトルが違うのヨ」「当時から知られてたんですネ」「花の首輪はフランダース、母いづこはマルコなんじゃノー」
    .
    手塚先生がマンガによく顔を出す件など、戦前から継承されてる要素があるとわかる。フランダースは貧乏押しなど、昭和のおしんもあるが、戦前から貧困ネタは受けが良いとわかる
    .
    「田河先生のお弟子さんですネ」「田河先生は優れた弟子も輩出してるのヨ」「手塚先生も田河先生から、影響を受けてるんじゃノー」
    [タンクタンクローその他 4]
    「やっぱタンクにかけてるんですかネ」「いいぞだヨ」「これは猿飛佐助なんじゃノー」
    .
    田河先生から派生して弟子筋もチェック。上記タンクローなんかも当てはまるが、西遊記等の中国講談系作から影響受けた、立川文庫系の荒唐無稽ぶりを継承した作品もある
    .
    「ハチャメチャですネ」「大あばれゴジラだヨ」「よくわからないのが杉浦茂の魅力なんじゃノー」
    [タンクタンクローその他 5]
    「酔いますネ」「酔うのヨ」「こういう作風なんじゃノー」
    .
    主流の流れの漫画家では無い。ただこういう作風の作品群は、芸術系では他分野でもお目にかかれる。アリスなんかも加えて良いが、そこらも系譜として存在してるとわかる。かなり高度
    .
    「これが初期の作品ヨ」「後にレレレのおじさんや画太郎先生やスパイダーマンや、今週のゼロが使ったハンドサインも、既に使用しとるノー」
    [タンクタンクローその他 6]
    「のらくろがいますネ」「杉浦先生の好きな物を散りばめる作風なのヨ」「センスも独自なんじゃノー」
    .
    初期は写実的な絵が混ざる学習漫画的な作品を作ってて、それが後期作風に繋がったという解釈がある。学習漫画は当時のジャンルとしてある。順を追って見てくと、作風も筋が通ってる
    .
    「ここにものらくろがいますネ」「のらくろ大好きなのヨ」「ポパイもおるノー」
    [タンクタンクローその他 7]
    「外国アニメのドタバタコメディに近いアクション場面なのヨ」「スパルタカスの書き文字もあるノー」
    .
    のらくろのアクションと同じで、海外からの影響もこの世代は強いとみてる。戦後作品が後世に与えた影響は強いが、それ以前の戦前の作品からの流れも、全体を見る上では重要とも思う
    .
    「この人も田河先生のお弟子さんヨ」「ここにものらくろがいますネ」「作品作りにも触れた漫画エッセイなんじゃノー」
    [タンクタンクローその他 8]
    「田河先生は転・結を先に描き、埋めてくなんて手も使ったのヨ」「笑いの論理を披露した話もありますネ」「有名漫画家もネタは苦労するんじゃノー」
    .
    量が多いのでぼちぼち調べる状態になってる。それはそれとして本作は一巻で完結。舞台裏も披露した興味ある作品。要素から犯人を導き出す、推理小説を好んでた話も、作風的に面白い所
    .
    「この人も田河先生のお弟子さんヨ」「資料無かったけど、あんみつ姫なんかもお弟子さんの作ですネ」
    [タンクタンクローその他 9]
    「トキワ壮グループで関連した人もおるんじゃノー」
    .
    後で挙げる少年倶楽部には付録に近い形でゲームなんかがつく。また上記の学習漫画等も前提にすると、作中に迷路やクイズ等のゲーム的場面が挿入されるのも、結構伝統あるとわかる
    つの丸もモンモンモンで似た様な方法を使ってる。また猿やネズミも戦前の漫画では登場頻度高い。これも遡ると海外のアニメ映画がフィリックスなど擬人化した動物を使ってる事に繋がる
    動物を擬人化した手法は中世の狐を使った騎士作品のパロディや紀元前のイソップ物語と色々ある。つの丸も系譜を遡ると、戦前の作まで辿れ、更にその先もあるとわかって面白いと思う

    Vol 3086(2016-05-23)
    [ヒロアカ#8 スタートライン、爆豪の。]コンテ=中村里美/演出=笹原嘉文 講評と怒られるマイトと突っぱねる勝己
    中村里美は99の制作進行から。05に文芸・設定制作へて演出。近作で妖怪ウォッチやコンレボに参加。笹原嘉文は10の演出から。演出中心で近作に下ネタ〜や城下町のダンデライオン
    .
    発生してる事件や状況に対し、各人の反応が違う事で個性見せてく展開。そこで、デクやマイトの対応が完全な答えと言う訳でも無いとなる。キャラ沢山いると互いに反応させられる
    回想も別視点での見解になる他、単純に色々な人が出て、違い見せてくだけでも変化が出て面白い話になる。たわむれる生徒等の明るい所と随所の深刻な場面で波も出来てる
    .
    ***
    「今週ものらくろ殿でありますヨ」「漫画全集に収録されてない作品群ですネ」「出版されてるのでチェックは可能なんじゃノー」
    [のらくろ 1]
    「貸出順間違えたけど三冊あるのヨ」「これは復刻での当時の広告ですネ」「当時一冊一円、これが円本と言う物なのかノー」
    .
    連載時は頁数が決まってた。だが一冊まるまるの単行本だと大冒険になる。歴史年表と確認しながらチェック。思想に流れたとは特に感じなかった。当時の世相が反映された良い資料
    .
    「後で扱う作品でもこういう地図がついてたらしいのヨ」「本格的に戦争ですネ」「この作品で大尉に昇進なんじゃノー」
    [のらくろ 2]
    「激戦で負傷して病院送りになるのヨ」「ここで蛸の八ちゃん慰問団の登場ですネ」「これが三部作の最後の目玉なんじゃノー」
    .
    手塚先生が冒険ダン吉に付属する地図を凄く褒めてるが、今作もそれに近い筈。これもお客さんを楽しませようとしてのアクション展開。同時期は忍者的な活躍するスパイ物も流行してる
    .
    「これが当時の人気作の復刻広告だヨ」「今も名前が知られてるのがありますネ」「何作かはチェック済み、後で扱うんじゃノー」
    [のらくろ 3]
    「少年倶楽部ってのに連載されてのヨ」「今の講談社の前身が出してた雑誌ですネ」「日本と西洋の要素が混合されとるんじゃノー」
    .
    なにしろ戦前の作なんで今も読めるのは限られてる。小説に関しては有名作家も参加して今も読める。少年倶楽部は挿絵付きで小説も沢山連載、今の漫画とラノベが混合で連載されてた様な雰囲気
    ライバル誌は日本少年。竹久夢二なんかの有名挿絵作家の起用や長いタイトルの小説の登場など今とも重なる。これに対する少年倶楽部の反撃が人気作家を起用し面白い小説を連載と言う形となる
    .
    「これも当時の広告ヨ」「外国の偉人伝とかも入るんですネ」「省略するが今の世界名作系はこの時期にほぼ出そろってるんじゃノー」
    [のらくろ 4]
    「これが三部作最終巻の広告ヨ」「スパイ物ですネ」「当時のリアルなんじゃノー」
    .
    当時の翻訳はかなり変えてと言う形となる。今はもう廃れたが昭和のアニメの名作劇場はここらが源泉。更に遡り、これ以前の小説なんか調べてるが膨大になるので未定。ただ今と繋がってる事がわかる
    時代背景で求められる物や、リアルさが変わる事もわかる。また日本が今の文化を形成する上で、海外からの影響が物凄く強い事や、戦中ですら海外に憧れもってた部分がある事は驚き。時代が出てる
    .
    「これらは戦後に描かれたのらくろなのヨ」「アニメ版の喫茶店設定はここからなんですネ」
    [のらくろ 5]
    「部下のデカはレスラーとして大成したんじゃノー」
    .
    この戦後版のらくろはかなり難しい作品になる。一言でいうと、少年誌から青年誌に移行して、アレな事になってしまった作品。作者をして、幸せにしてやろうとしたが上手くいかない事を前書きで描いてる
    ここらは上記の青さんの作品とも重なるが、読んでると面白いというより悲しい気持ちになってくる。上記のデカがプロレスする場面は何カ所かある面白い場面の一つ。好かれるキャラを作るの難しいねと
    喫茶店修行にしても痛い展開が続くが、最後は結婚する事で救われた形となる。マキバオーと同じぴえろアニメ版では、孫も出来て大成してるみたい。今のちびまる子の枠で放送で日常物で一貫した枠なのねえと

    Vol 3084(2016-05-16)
    [ヒロアカ#7 デクvsかっちゃん]コンテ=田中孝行/演出=守田芸成 分隊作戦とかっちゃん栄光の歴史とステージ破壊の任務達成
    田中孝行はアルスラーン#7でも扱い。守田芸成は98年の動画チェックから。演出は04より、以後演出中心、近作ではアクティヴレイドやうまるちゃんに参加
    .
    タイトルそのままな話。連載中で最後どうなるかも未だ未定と難しいキャラ。マイト・生徒たちの反応も賛否割れる様になってる。激突避け、別方法に解決見出す結論
    ゲーム風場面が顕著で、カメラの移動も使いつつ、動かさない所は意外と動かしてない。絵が良いとそれも出来る。心の声での黒い画面・激突する所の白い背景など
    ***
    「実際に読んでみると、今に繋がる部分も凄く多くて驚いたのヨ」
    「しかも、面白かったんですよネ」
    [のらくろ 1]
    「この全集のサインは全て直筆なんじゃノー」
    .
    [のらくろ漫画全集]戦前の1931-1941まで連載。一言でいうと軍隊での日常。ここらは弟子で日常物のサザエさんにも繋がる。だが、あらゆる要素を含む
    ストックした資料とにらめっこしてるが、紹介したい場面が沢山ありすぎる。この全集は図書館に所蔵されてる場合もあるんで、興味あったら探してほしい
    .
    「副読本としてこんなのも用意したのヨ」
    「亡くなられたのは1990年と最近なんですネ」
    [のらくろ 2]
    「戦前の貴重な証言なんじゃノー」
    .
    今と価値観が違うのは大前提となる。ただ当時の世相が凄く出ていて、資料としての価値も強い。作者自身も軍隊生活の経験あり。のらくろそのままな所がある
    自伝執筆中に亡くなられてる。連載中断が実際は物資不足からの面が強かった事が自伝でわかる。開戦前に既に物資が不足する程に追い詰められてたのは意外
    .
    「1899年生まれ。のらくろは30代の頃の作品なのヨ」
    「この帽子がトレードマークなんですネ」
    [のらくろ 3]
    「グッズ展開も当時からしてたんじゃノー」
    .
    今を先駆けるグッズ展開、ただし全て無許可。それに対して喜んでくれてるなら良いと許した話など懐広い。鬼太郎なんかも当初はそうだが、作家への権利は最近からとなる
    ここらも東西で面白い所。ディズニーは早くからグッズ展開も考えてる。ディズニーも資料調べてるが実際は凄い挑戦的な人。反骨心に溢れ、改革的ともいえる事を沢山してる
    .
    「なにしろ戦前の作品なのヨ」「キリンがバラバラですネ」「当時の外国のアニメ映画との比較も必要なんじゃノー」
    [のらくろ 4]
    「時代を感じさせる所もありますネ」「そこは資料性の高さとして見て欲しいのヨ」「これは最終巻。世界へと飛び出したんじゃノー」
    .
    今だと難しい部分も多々ある。ただ思想みたいのは薄い。海外アニメ映画によくあるドタバタコメディを想像するとわかりやすい。フィリックスなんかは1920年代には活躍してる
    ここでまたディズニーが出てくる。そういうドタバタみたいのばかりは嫌がディズニーの姿勢で、1937には既に白雪姫を作り大成功させてる。文化的な面でも日が負けてたとわかる
    .
    「これもちょっと厳しい場面になるヨ」「カエルの兵隊さんでありますネ」「絵は凄く可愛いんじゃノー」
    [のらくろ 5]
    「全滅なんですネ」「生々しさはないんだヨ」
    .
    他にも山猿・河童・豚なんかと戦争する。後に扱う単行本のみの作品はそこらも色濃い。合戦物の延長みたいな戦いで、牧歌的でもある。楽しませようとしてのバトル展開と思う
    ここらも否定しだすと、世の中全てのバトル含む作品の否定になる。それでは無茶苦茶であります。戦後は逆に反省し過ぎて悲しい話になってしまう。ここらもバランスの取り方が難しい
    .
    「実際はボーイスカウト的な軍隊生活といった所だヨ」「感情や漫画的表現も使ってますネ」
    [のらくろ 6]
    「失敗から機転を活かし大逆転の展開なんじゃノー」
    .
    上記海外アニメ映画の他に、アリスの20C初頭の米挿絵など、ここらの表現技法は海外作品を手本にしてるんじゃと思う所ある。当時の広告の再録見ると、海外の話も大量に出版されてる
    巻末に手塚先生のあとがきもあり、いろいろと褒めてる。手塚先生がここらや海外作から影響受けてると思うと、点として存在するんじゃ無くて、ちゃんと漫画の系譜も流れがあるとわかる
    .
    「ボクは蛸じゃないヨ」「知ってますよ。狸ですよネ」
    [のらくろ 7]
    「これは同時期のタコさんの話なんじゃノー」
    .
    右図の様な近代兵器で恐竜と戦う話なんかもある。同時期作もまた扱うが、ジャングルブックが1894。まだ裸で暮らしてた人も多い時期で、ここらは当時のリアルの筈。兵器や軍隊生活も結構具体的
    タコが人間世界にくる話も類例はあるじゃなイカ。教練や士官学校に行く展開もあり、学園物要素もある。位が上がり環境が変わる展開は教養小説的でもある。今の作品との類似の他、更なる先例も辿れる
    .
    「メカですネ」「海底探検だってするのヨ」「どんな展開だって取り込むんじゃノー」
    [のらくろ 8]
    「またメカですネ」「空飛ぶ戦車を開発したのヨ」「連載は十年。なんだってするんじゃノー」
    .
    軍隊所属で秘密のメカが出て、バトル・アクションも近作で類例は沢山ある。展開的にも工夫あり、位が上がると新しい友達や、元の立ち位置に近い部下が出来る。パターンを踏襲しつつも変化が増える
    それ程重くは無いが、孤児で家族がいない事を心理的に憂う場面や、女性こそ少ないが人同士の交流場面はある。十年やってたのは伊達じゃない。もし戦時中も続けてたらどうなったかなど興味深い
    .
    「田河先生も登場だヨ」「手塚先生もよくやる漫画での本人登場ですネ」「蛸の八ちゃんでは、服を与えたのも作者なんじゃノー」
    [のらくろ 9]
    「凸凹黒兵衛ゲスト出演ですネ」「クロスオーバー的展開もあるのヨ」「単行本では蛸の八ちゃんの慰問団登場を目玉にしてるんじゃノー」
    .
    前回扱った立川文庫でのスピンオフの先例もあるが、この時期には既に作者が同じならやって良かったネタとなる。手塚先生もスターシステムとして、キャラを設定変えて登場させる方法を得意としてる
    戦前作品はノーチェックだったが調べると発見多い。西欧の作品を積極的に取り込んでた事も発見。伝聞でなく実際資料見ると発見が多い例。単純に面白くもあるので、戦前も本当は凄いのかもと感心してる
    [戦後に描き直された作だが、何作かが無料で見られる]本来は上記の全集探して、見てもらえると発見はあると思う。日本は戦争で駄目になった部分も色々とあるんだなと、ただ良く変わった所もあると再確認

    Vol 3082(2016-05-09)
    [ヒロアカ#6 猛れクソナード]コンテ=松尾衡/演出=塚田拓郎 可能性を見ると母の訓練服と小石に躓く
    松尾衡は89の制作進行から。コンテ演出は94年より。04ローゼンメイデン一期で監督。紅・ヴァルヴレイヴ等も監督。近作だとGレコやエンドライドに参加
    塚田拓郎は08の制作進行から。12より演出。以後演出中心に活動。チャイカの他、近作だと赤髪の白雪姫・クラ☆クラ・SHOW BY ROCK!!・BF二期に参加
    .
    前回の結果、教師が考えを変え、母も心入れ替えてな回。尺は少ないが各教師・生徒にも出番与え性格見せてる。ちょっとした動作や台詞でもそういうの出せるねと
    顔や動作の演技もあるが、漫画で使う集中線や記号も積極的に使用。下方向からの光での感情の表現。ゲーム風画面の他にも絵を変えたりと、目立たず小技を駆使してる
    ***
    下のカーミラとも関連するが、ファンタジーの調査から派生して、中世文学→近世思想・文芸→現代文芸と調べていってる。変遷わかるのが面白い所
    最近の漫画・ラノベを扱い、古い作品との類似も見えてる。19C後-20C初の海外文芸も調べてる。なので、そこから少しズレる、20C初の日本に目をやってみた
    .
                                    「これはまた古い人が出てきましたネ」
                             「日本の近代娯楽はここからなのヨ」
    [立川文庫傑作集 1]
    「20C 10年代の作品群なんじゃノー」
    .
    [立川文庫傑作集] 戦前戦後に、沢山と娯楽時代小説が出るが、全ての原点はこれになる。ただこれも講談が元ネタ。速記術が海外から入って発達した文芸
    基本強い英雄が出て無双大活躍の話。今の漫画やラノベとほぼ同じ。古典だと軍記物が近い。実在キャラの架空の大活躍から、スピンオフの様に、脇の架空キャラが主役化
    [。]と改行が無いなど、今と文体が違う。アリスが1865で海外と比較すると日本の古いは意外と最近。明治は1868からで、かなり長く江戸を引きずり、内乱にも明け暮れてた
    .
    「てっとり早く概要を掴みたいのなら、こういうのもあるヨ」
    「立川文庫の研究は1950年代まで放置されてたんですネ」
    [立川文庫傑作集 2]
    「忍者の語が出来たのもその頃、それ以前は忍びと言う名称なんじゃノー」
    .
    [立川文庫の英雄たち] 妖怪なんかもそうだが、日本の江戸を含む文化の研究は戦後から。立川文庫自体も講談・歌舞伎・絵草子なんかが母体になってると思う
    更に遡り中華の[西遊記]なんかの文芸も挙げてる。猿飛佐助の猿はここから。この西遊記も遡るとインド神話のハヌマーンとかに行きつく。元ネタからしてサイケな所ある
    後で戦前の漫画も扱うが、古事記等も考えると、日本人は本来は陽気だったんじゃないって気はする。今なら時と場所を跨いで比較出来る。違いや似た点見つける面白さもある
    .
    一徹パパがよくやる「くわっ」って語も既に使用。柳生十兵衛は重兵衛表記。少し電波キャラで後の山田風太郎にも繋がる。当時はキャラ名に数字入れるのが流行だったみたい

    Vol 3080(2016-05-2)
    温かくなってG出現。コロコロすると生意気に死んだフリ。白土忍者も死亡確認しても、なおしぶとい。これも先例あり。講談の真田幸村は影武者を駆使する
    .
    [ヒロアカ#5 今 僕に出来ることを]コンテ=こでらかつゆき/演出=中川聡 予定阻む障害物と能力審査と最少のダメージ
    こでらかつゆきは小寺勝之。93の制作進行より、同年コンテ。00より監督、ボンバーマンジェッターズも監督。近作では[だかしかし][小麦ちゃんR]に参加。狂乱にも参加
    中川聡は94の制作進行より。99よりコンテ演出。近作だと[デュエル・マスターズ][小麦ちゃんR]等に参加。同名のキャスターいるけど無関係
    .
    前回の捨て身攻撃の批判と、それに対する回答。教師は反体制的な所もあり、設定も詰めて考えると深くなる。表情変わらんオールマイト挙動もギャグになってる
    キャラをぶつけ合う事で自然なキャラ説明。前回DJもフリになる能力披露。数値化もされるのでわかりやすい。一休さん風ポクポクチーンBGMで発見は懐かしい
    .
    今は時期的にシビルウォーでしょ、てな事でヒーローの思想。白土作品はここらも色濃い。ただ悲劇結末や自己否定的な展開も前後であり、白土三平は幅の広い作家
    ぶっちゃけると絶対の正義とかは無い。それに近いのもあるが、どんな思想でも絶対穴はある。進み過ぎると平和は独裁、自由は弱肉強食、多様性すら相対主義の危機孕む
    ここらがヒーロー物が荒れる要因の一つ。綺麗事で隠しても、実際は単なる権力闘争が大半。また持ち出すがソーシャルスキルでは、闘争では中立の立場がベストとされてる
    .
    マフラーに対する反応も目にした。あれも元祖は多分白土作品。既に1961にはサスケが首巻してる。ただこれも下ると、戦争中の軍旗とか、いろいろ先例はあると思う
    [追記]一日考えたが月光仮面もマフラー。後、昔の特攻隊が首巻してる。更にマントも有りにすると。昔の軽騎兵はマント支給あった筈。軍隊系が元っぽいとは思う

    Vol 3078(2016-04-25)
    [ヒロアカ#4 スタートライン]コンテ=吉田徹/演出=三好正人 出遅れると自己犠牲と特異な合格
    吉田徹は81年の動画から。主にロボット物で作監。コンテ演出は99年より。近作でコンレボの辻真先回コンテや放課後のプレアデスに参加。現在も原画等で作画寄り
    三好正人は88年の動画チェックより。CG関連での参加もあり。02年より演出。主に演出中心。近作でこのすば。ダンディの山ちゃんダンス回にも演出で参加じゃんヨ
    .
    試験。目的の為、内容一部伏せ死傷もやむ無しとした学園、それを疑問なく受け入れた生徒、実際は双方に問題ある。で、デクやオールマイトの判断が、真の解答と言う結論
    各パート終わりに盛り上げ所。今回はメカもあり巨大感出てた。原作公開が終わったんで比較効かなくなったが、下記過去作等も含め展開工夫で、暗い展開も王道は挟めるねと
    ***
    今作は岸本斉史が推してると言う話がある。完全に盲点になってたが、そこで気付いた。ヒーロー学園物は忍者物で似た形ある。遡ると、白土三平にも行きつける
    白土作は師弟要素が凄く強い。これに疑似も含む、父子要素が絡む場合ある。忍びの里の養成も、学校と思えばヒーロー学園物になる。但し昔の忍者の掟は厳しい
    掟の命令は絶対で疑問は許されない。強くなっても、死ぬまでこき使われブラック。抜け忍は死。追う者も死か抜けるしかない。掟に疑問を抱くからこそ、カムイも抜け忍になる
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    忍者武芸帖の影一族は完全な超人集団。忍者や剣豪を超人と考えると、古来より有名超人は沢山いる。忍者物も派生はいろいろある。特殊部隊物もよく考えると忍者物

    Vol 3076(2016-04-15)
    ドラえもんなど、今見るとドラに感情移入してしまう。年齢により鑑賞態度は違ってくる。子弟物もそういう所ある。掲載紙のメイン視聴者層に近いキャラが本来は重要
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    [ヒロアカ#3 うなれ筋肉]コンテ=寺東克己/演出=笹原嘉文 奉仕の精神とうなる筋肉とDJ入試説明
    寺東克己は85年の作監より88年よりコンテ演出。コンテ中心だが脚本・構成等もあり。膨大な量の作品に参加。自分の好きな奴も多くて、リスト見てると嬉しくなった
    笹原嘉文は10年より演出。コンテも何本かあるが主に演出中心に活動。近作では下ネタという概念〜や、城下町のダンデライオンなどに参加。小学館系作品多い印象
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    未見層が対象で週間連載を一話にまとめると、区切り難しい。[原作公開されてるので比較も出来るが、強調すべき所をより強調し、追加した部分もあって、わかりやすい]
    一方でこっちの問題もあるが、オールマイトへの感情移入もしやすくなり、混乱する所もある。絵も可愛いい。デクは師匠に本気で憧れてて、心動かしてしまう程に健気なのよね
    ***
    先週から考えたが、日本にも偉大な修行系の話がある。[巨人の星]は修行系要素ある。カッコよく見える所もあるが、冷静に見ると思う所は多い。結末も悲劇的
    昔は[巨人・大鵬・卵焼き]が人気。趣向や王道も時代で変化する。巨人の星は60年代後半の王道。展開見ても師弟相討ちとも言える内容で、一徹が否定されてる面もある
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    師弟関係から見ると、ジョーは師が引き際をわきまえ、タイガーマスクは弟子が反逆し、空手バカは師弟共に成功した話とも読める。同時に、時代や原作者の価値観が変化したとも
    昔は随所で一徹方式な所あった。結論から言うと、実際は成果上がらず問題も多く、今は使わない。コーチする側も実際は試されてる。失敗すると師弟共に悲劇が待ってる
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    ネタなのかもしれないけど、最近の子は梶原一騎作品知らないみたいで、良い意味でワクワクする。昔みたいに悲劇に引きずられるのか、新しい価値観を見つけられるのか見物
    あくまで作品の違いでしかないが、90年代デビューのつの丸も、梶原一騎価値観を引きずってる感ある。故にどうしても悲劇展開にもっていってしまう所ある。

    Vol 3074(2016-04-11)
    ちゃんと見るのは結構大変で迷ってたけど結論出した。ヒロアカをメインにして、スパイディをサブにして一行感想。1-3月と同じ二段編成で行く
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    まず[#1緑谷出久:オリジン]のスタッフから。この資料調査が地味に面倒だが、やっとくと別作品見る時に特徴を見切って判断がしやすくなる
    長崎健司は01年の制作進行から03年演出。11年より監督で近作にBF一期やクラ☆クラなど。各社で仕事してるので、マッドハウス出身とか調べてやっとわかる
    塚田拓郎は08年の制作進行より。12年から演出でチャイカなど演出中心。キャラデザ馬越嘉彦は東映の人感ある。ボンズは東映の人も結構参加してた筈
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    [ヒロアカ#2 ヒーローの条件]コンテ=長崎健司/演出=筑紫大介 心折れた英雄と起点の考えと考えを改める
    筑紫大介は99年の制作進行より。02よりコンテ演出。演出仕事が多めで近作だとアクエリオンロゴスで助監督など
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    [ジャンプ+で公開されてて、原作序盤読んでしまった。]オールマイティ視点の話とも言える。似た例で、もしタイバニでMr.レジェンドが改心し、虎徹を鍛えたらと言う話
    暗すぎでは無いが現実的な要素入れてる。メンタルトレーニングでも起点が何かは常に考える必要ある課題。魚眼レンズ系演出が懐かしいが、これは近作でも使用例ある

    Vol 3073(2016-04-07)
    候補が何件かあって今週はそれらの#1見て全部に仮に感想入れる作業。今期は王道作品狙ってみたい意向あるが、どれも何かしら長所短所ある
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    [ジョジョ#1]これの長所短所は原作知ってる所にある。王道狙う筈でも話知ってると原作との比較になる。そして四部はジョジョでも変化球に至る過程の作品という点もある
    黄色い空。色合い特殊。ただ原作でこれはありで、街に危機が迫ってるから黄色とわかる所はある。これが続いて、慣れるか違和感あるままか自分でもわからん
    リーゼント見てるとダンディ思い出しちゃうじゃんヨ。昔の作品で価値観も今と少しズレる所もある。作品自体は原作知ってる加減もあって面白いとはわかってるんだが
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    [ヒロアカ#1]これの長所短所はスタンダードなジャンプ連載作だと言う所。原作も見て無くて良い感じなんだが、スタンダードすぎて、どっかで見た感あるのは辛い
    スタッフは結構魅力ある。話自体もテンポよく引きつけられる。普通に面白い作品といえて難しい所。類似作との比較みたいな見方になるかもな所はあるかも
    ジョジョなんかもそうだが日本文化はちょっと難しく、中華と米国両方の影響受けてる。これは両方を上手く取り込み、納得する所ある。これは迷っちゃうなあ
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    [スパイダーマン#79]これの長所短所は海外作という所。結構好きでずっと見てたりする。ただ改まって扱おうとしてちゃんと見てると、不安もこみ上げてくる
    絵は海外で期待は無理だが、作りは物凄く凝ってる。今話も一本の中で使うネタの伏線を地味に張り、常に状況を説明し、ジョークや単語も意識して重ねてる
    展開の波も凄くあるが、スパイディに余裕の態度とらせ怖がらせない様になってる。子供向けな事も意識した良い作りなんだが、そのせいで軽くなる所もあるなあと
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    [マクロスΔ#1]これの長所短所はマクロスという所。ある意味ブランド品で品質も内容も安心して見られる。だがこの真っすぐすぎる作りが自分の価値観と衝突する所ある
    イスラーム系列は調べてて、それテーマに扱ってるのも興味あるし、時代性もちゃんと捉えてる。見せ方もパーフェクトで最後に歌いながら青空の所は鳥肌も立った
    だが見てる自分の性格まではどうしようもない。悪いのはこっちとはわかってるが、キラキラしすぎて眩し過ぎる。それ治そうと思って王道作品狙ってるので矛盾だとは思ってる
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    候補はこれらだが迷ってる。最初はスパイディ一択のつもりだったが、どれも長所短所ある。日本なら東映作あたりも狙うべきだが、長期作揃いで難しい所

    ■ 灰と幻想のグリムガル(2016)


    Vol 3072(2016-03-31)
    先週あの映画に触れたが、映像化でうーんになる作品も多い。媒体による変換がどうハマるかは出すまでわからんし、出す時期による時代性もある
    そんな中で今作は凄く真面目に取り組んでくれたと思ってる。青さんも労ってたが、自分もその部分は感心してる。その部分に関しては今回不満は無い
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    グリムガル[#12また、明日―[END] ]コンテ=中村亮介/演出=原英和、下司泰弘、中村亮介 ランタ逃げ切ると大犬は死ぬと今日から明日
    コンテ監督三回目。原英和は今回初演出。ピンクドラムやピンポンで制作・設定進行。下司泰弘は94年初演出。コンテ演出参加作多数。近作だと蟲師など
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    個人的な感想で、事前に原作読んでたのが正負両方に作用した。ゾディアッくんやっと。ランタの性格は大英雄の主役に近く、ゾディアッくんも類似キャラ他作にある
    ちょうど第九扱ってるのも関連し、個性が反映されてる。先の話もわかってるけど、区切る点としては良い所だとは思う。この先続けると暗い展開になるのよネ
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    [ラジオ#12が公開] 最初らへんに人間関係難しいの話して、今回に至るのは面白い所ある。カラオケ話は性格出てる。役者は人間関係濃厚になりやすい所あるねと
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    グリムガル総括。正直に書くと不安な所はある。会話劇的な作品は他にもあるが、今作は音の部分でそこ工夫してた。それが伝わるのかなという不安
    戦闘シーンに関しては凄く良かった。あと美術や小道具にあたる部分もよく頑張ってた。役者も頑張った。原作から区間限られてるのもあり、難しい部分は多い
    お客さんはちゃんと見る目ある。おそ松さんにしろ妖怪ウオッチにせよ難しい部分あるが受けた。不安はあるが、今回は自分の暗い予想は外れて欲しいとは思う

    Vol 3070(2016-03-24)
    会社によって同じ役職でも受け持ちが違う場合があるが、今作の音響監督は監督が全話してる。東映はその回の担当者が音響監督もする会社
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    グリムガル[#11 生と死の間で]コンテ=工堂紘軌・玄馬宣彦・柴山智隆・江崎慎平/演出=柴山智隆・飛田剛・こさや ゾンビと犬大襲撃とランタはぐれる
    工堂紘軌は角銅博之。自分、この人と京極夏彦のトークショー見た事あるのヨ。84より演出デジモン監督。ホラー・香港映画など芸幅広い
    柴山智隆は#7。江崎慎平は#9担当。玄馬宣彦はガンダムUCメカテザなど作画寄り、08年にコンテ、UCでもコンテで参加してる
    柴山智隆は上記と同じ。飛田剛は#3でも演出。こさやは14のSAO二期よりコンテ演出。近作でだがしかし#6、僕だけがいない街#8に参加
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    鬼太郎見てたんで角銅演出はどういう型かは常に考えてた。今回はカメラワーク。背景や人物の一枚絵でのカメラ移動。襲撃後は常にカメラ揺らしてる
    対人戦+複数戦。絡みついて動き止める所良かった。先週から継承でエフェクト多用+光り線引くモクゾーの目。最後の顔アップでカメラ移動は角銅演出でよく見る
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    [ラジオ#11が公開] 姉ちゃんの意見は先入観無く興味深い。監督コメントは納得する点もある。今になっておかしいと思われるランタがリアル
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    上記鬼太郎#101の面白い音の使い方で、妖怪登場で赤ん坊の笑い声って演出。録音・音響効果・選曲なんて役職もあり、雰囲気からの演出の一つ

    Vol 3068(2016-03-17)
    以前にソーシャルスキルトレーニングの話扱った。言語以外の表現含む。海外視点だと日本人自体はそこわかり難く。日本の作品はわかり易すぎるとなる
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    グリムガル[#10 リーダーの器じゃないけれど]コンテ=ヤマトナオミチ・工藤進・仁賀緑朗/演出=岩月甚・三上喜子 犬洞窟と対立と騒ぎの前兆
    コンテ#4演出+#8コンテ演出。仁賀緑朗は97年よりコンテ。以後コンテ中心で近作でC、ガッチャマンクラウズ二期に参加
    岩月甚は12年より演出。近作でまじっく快斗1412などに参加。三上喜子は12年より演出。近作でダンデビ。キルラキル#13演で扱い
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    実際は言葉は伝達手段として重要度低い。そこで身振りや状況が重要になる。現実に近いリアルさ目指すと、伝わり難くなる部分も増え難しいなと
    戦闘場面は逆に、分かり易すぎる見せ方してる。状況伝える手段の一つで、音楽も今作は重視してる。どの層が見てどこまで理解可能かは難しい
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    [ラジオ#10が公開] 歌もオーディションで審査されたの話で納得。エロス後半に増やすのも予定範囲内かなと。今回はカオスで面白かった

    Vol 3066(2016-03-10)
    オーケンの昔のあだ名はドテチン。モテなかったが音楽始めてモテモテ。音楽業界も異世界と捉えるなら、異世界ハーレムは現実に発生する事項
    ナゴムは消えた人も多い。過去ナゴムでやって成功した人で、今も当時の路線継承してる人はほぼいない。昔の田口トモロヲはライブでウンコするバンド
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    グリムガル[#9 休暇の過ごし方]コンテ=江崎慎平/演出=川久保圭史 オフの一日とメガネに揉まれると鉱山に行く
    江崎慎平は07年の制作進行より。09よりコンテ演出で15のガンスリンガーストラトスで初監督。近作で進撃・宇宙兄弟・ブラック★ロックシューターに参加
    川久保圭史は07年の演出より。以後演出中心に活動。近作で純情ロマンチカ3・それが声優!・獣旋バトル モンスーノなどに参加
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    文化描写。違和感もあるが、ギリシャの様に実際は進んだ文明を持つ現実もあり難しい所。こういうの細かくやりだすと、単なる歴史・紀行番組になっちゃう
    師匠と修行。ちょうど[ぷりるん]も姉ちゃん出るが、青さんでこれ系キャラは先例も多い。ポップ系の音楽は同じ歌手でもジャンルが雑多な場合は多いなあと
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    [ラジオ#9が公開] ゲスト安済知佳は代表作にチャイカなど。声優業界も演劇に近く特殊。異種族の価値観を見るのにも近い。個人・世代・性でも違いは出る
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    芸術志向の旧ナゴムは好意評でも詐欺と書かれる程、金銭トラブル多い。音楽する筈が芝居させられたり、演奏でお金貰えるはずが逆に払ったりの話もある
    現在は制作会社の管理でトラブルは無い。最近も過去の給金未払いの話が持ち上がってた。済んだ事は俯瞰で見れるので、同様の問題の研究資料になる

    Vol 3064(2016-03-02)
    キャラソン的なのは歴史ある。18Cゲーテ作品の萌えキャラに近いミニョンはオペラや歌になってる。範囲広げるともっと古い例も当然あり
    .
    グリムガル[#8 君との思い出に]コンテ・演出=工藤進 奇襲攻撃と墓参りとフラグが立つ
    工藤進は96年演出助手から即コンテ演出。97年OVAで初監督。君が主で執事が俺で、マルドゥック・スクランブル、まじっく快斗1412監督
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    歌とセットで戦闘七分。現代に生きてる訳なんで、時代・視聴者の把握は大事。昔のヤクザ映画とも違う、今っぽいカチコミで大変面白かった
    歌推しの作り。今回も特殊ED後に長い会話と特殊な構成。俯瞰の所はCGぽいが少し浮いてたかも。雪で季節変化映すので時間の変化も出てる
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    [ラジオ#8が公開] アニメから入った人対象にした切り口。範囲限定されたアニメだと、青さんも呟いてたがマナト惜しいキャラになるなあと
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    先週からの補足だが資料追加で世界=ゲーム観念はかなり古くからある感じ。18C半ば、独の哲学や神学からの考え方っぽい。異世界物も結構歴史ある
    よく考えると途中で古典作品世界に行くファウスト2部も異世界物。宗教系もありにすると更に古い。アン・マキャフリイはSFはファンタジーのサブジャンルとも言ってる

    Vol 3062(2016-02-25)
    ゴブリンのOPPV。先行するスリラーの例挙げといて良かった。芸術娯楽両立成功例から、流れに乗った例。スリラーは永久保存の栄誉を貰ってる
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    グリムガル[#7 ゴブリンスレイヤーと呼ばれて]コンテ= 柴山智隆 /演出=西村博昭 相談すると仲良くすると景気良くなる
    コンテは#2・4で演出の人。西村博昭は01年の演出からBLEACHでコンテ演出が多数。近作だとゆゆゆ・美男高校・ヴァルキリードライヴなどに参加
    .
    今週は歌が六分。極端は危険な手でもあり、芸術娯楽両立させた今回は見やすい。今作は歌もBGMも含め同じユニットがやってる。今作が初仕事
    演劇・映画でもコロス・オペラ・ミュージカルなど音楽は主要で有効な方法。そこからヒットする曲も多い。音だけでなく絵で印象与える例で組んだ腕など
    .
    [ラジオ#7が公開] アニメだと映った部分だけが情報の全てで、想像力いる事に納得。ファンタジー=ゲームの例えも現代を反映してる

    Vol 3060(2016-02-18)
    インナーだけがエロイ。OPが新しくなった。音楽使う演出に本編でイントロ流してEDへ繋ぐ方法がある。上記サイバーやSEEDの福田監督の得意手法
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    グリムガル[#6 彼女の場合]コンテ=川村賢一/演出=山内東生雄 人間関係難しいと兜欲しいと気付かぬ負担
    川村賢一は98年の設定から。助監督に入ってる作品多くコンテ演出00年より。14年そにアニで監督。近作だと魔法科高校の劣等生や寄生獣に参加
    山内東生雄は01年の演出より。今川鉄人等でコンテ演出あるが、演出中心に活動。近作演出参加もアンパンマンや東映作品・萌え系など幅広い
    .
    ラジオでも言ってた人間関係難しい話。ただ傍から見るとユーモラスでもある。負担の件はモグゾーとも被る。死者が出て語るは演劇では古典的方法
    今回も戦闘グッド。テニスでも使う掛け声で筋肉にブーストかける。武術の基本の間合いから、ランタのキック。SWでもお馴染み手首を狙う攻撃法など
    .
    OPEDの演出では歌を変える絵を変えるなども定番。古い所だとエヴァTV版EDはver違い多数。ピンポンでもしてた。画像変えるはデビサバEDなどがある
    .
    [ラジオ#6が公開] 女子的な見解で感想面白かった。ものまねの話など裏話。宵越しの金は持たねえ性格は役者だねぇと

    Vol 3058(2016-02-11)
    グリムガル[#5 泣くのは弱いからじゃない。耐えられるのは強いからじゃない]コンテ・演出=尾崎隆晴 逃げ場無しと助っ人と弱さ認める
    尾崎隆晴は撮影監督出身。アニメの撮影監督は五期鬼太郎ブログで学んだ。実写の照明さんに近い。11年よりコンテ演出。庶民サンプル#11など
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    演技が凄く良い。今回は感情の揺れが激しくある。客観視して見てるからコミカルな所もあったし、最後の泣く所は絵も良くて鳥肌立った
    展開の割り振りバランスも良い。監督回の主旨とはズレるかもだが、お風呂サービスもばっちり。細かい所でモブのおっさんや可愛い給仕もポイント
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    [ラジオ#5が公開] 今週は良い意味であざと可愛かったニャス。109とパルコの話も面白い。会話が通じなくて通じてる事も多い例

    Vol 3056(2016-02-04)
    上記とも関連。ドキュメンタリーには主観が入りすぎてリアルで無いと思う物もある。ある意味リアル風演出で説得力出そうとしてるファンタジー
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    [グリムガル#4 灰の舞う空へ]コンテ=中村亮介/演出=中村亮介+柴山智隆+ヤマトナオミチ スキル習得と奇襲攻撃と犠牲の灰
    監督はコンテ2演出3回目、柴山智隆は#2で2回目。ヤマトナオミチは03の演出より以後コンテ演出多数。近作だと鉄血やまじっく快斗など
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    この番組の後が音楽番組なのとも関連。海外のPVは劇仕立てになってる。有名なスリラーなんかも約14分。MTV以降の若者のリアルを表現
    後のEDも入れると約5分のPV風。現実の話では無いので単語をどう受け取るかで印象変わる。本編自体も今回はけれん利かせた所ある
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    [ラジオ#4が公開] 人間関係が難しい話はリアルな会話だった。脚本上の猫が猫では無いけど猫な話は、映像だけでわからない裏話

    Vol 3054(2016-01-27)
    関西でこれの後番組はベストヒットUSA。六年ぐらい洋楽聴き倒して研究してた時期ある。洋楽は影響や個人で変化あり、流れを掴む勉強にもなった
    .
    [グリムガル#3 ゴブリン袋には俺たちの夢がつまっているか]コンテ=清水健一/演出=飛田剛 雨は止まないと寝込みを襲うとパンツのある生活
    コンテは前回と同じ。飛田剛は06年の設定制作から、演出は09年よりコンテは過去に一回だけで演出中心。近作ではWORKING!!!や七つの大罪に参加
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    HR/HMは細分化されまくってる。故にHR/HMという語も人により印象違うはず。同様にファンタジー・ゲーム・リアル等の単語も人によって印象違う可能性ある
    今回は演技は一定で前・後半を無音、中盤は音楽で押す演出。本来は絵の演技も細かいと更に良い。ドキュメンタリーなんかに近い作りとも思う。あれも演出ある
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    [ラジオ#3が公開] キツい展開でもラジオは明るく。ランタを庇ってるのも印象的。青さん作品でお馴染みの性格。あれでも、他作キャラと比べるとマイルド
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    榊一郎は一時期、執筆時聴いてた音楽をあとがきに書いてた事ある。日日日は確か好みに演歌も入れてた筈。こういうのも作家の個性を探る手掛かりになる
    F先生は大音響でクラシックかけて執筆。水木サンは祭の音楽や土人の音楽の民族音楽系。旅行でレゲエ聴いた話や、娘さんのMCハマー聴いてた逸話もある

    Vol 3052(2016-01-21)
    [グリムガル#2 見習い義勇兵の長い一日]コンテ=清水健一/演出=柴山智隆+中村亮介 演出・脚本は監督で二回目 ゴブ惨殺と街PVと風呂は無い
    清水健一は93年の作画監督から開始。04年演出。14年のOVAで初監督、同年アニメ版寄生獣を監督。作画寄りの人と言える
    柴山智隆は02年のデジタルペイントから以後は作画中心。幅広く参加し13の銀匙からコンテ演出。ロリガ#10岡山の共同のコンテで扱ってる
    .
    #1の不安吹き飛んだ。戦闘が生々しくてメチャ良い。SWの殺陣の好み等とも関連するが、時代劇でもリアル寄りの殺陣で流れを変えた作品が存在する
    セリフ無しでPVの様に日常風景を流していくのも攻めてる。故に冒頭や終盤の会話も生々しくなる。ここらで好みでるのが前述のファンタジーの対立に繋がる
    .
    [ラジオ#2が公開] 先の視点が人によって違うとも関連する。会話シーンへの興味の話から、自分の好みでは無い、薔薇マリ中盤への考え方が少し変わった
    他人の視点を受け入れると、考え方が変わる場合がある。故に何らかの固執があると否定的になる。個人の価値観は文化環境や性格でそれぞれ異なる
    .
    米と仏で映画の批評と評価点は変り、真逆に近い所がある。仏は現実よりにも近い。単なる文化の差で上下は無い。物作る人の発言はここらも意識して見ると面白い

    Vol 3050(2016-01-14)
    最初に断っとくが、これは先週話したようにつの丸のサバイビーに近い話になる。故にそういう展開があるので、ある程度覚悟はしといた方がいいヨとは云っとく
    .
    [グリムガル#1 ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ]コンテ・演出=中村亮介 脚本と音響監督も兼任 初陣とオカマの案内と師匠はエロス
    中村亮介は現在40歳。98年の制作進行から開始し、コンテ演出の他脚本経験もあり。08年の魍魎の匣で初監督。近作でもコンテ演出の他OP・ENDなど参加作多数
    .
    不安な所がかなりあるが正直な感想になるが、良かった所だけを挙げる。冒頭の戦闘は手馴れてない感じが良く出てた。背景を水彩風で渋く統一してるのも個性出てる
    最近の日本の人の固定観念を上手く使いキャッチーな台詞も出せた。動物がいろいろ出てきたのは可愛かったし、異世界の雰囲気が出てた。ギルドも他十文字作品連想させた
    .
    [ラジオ#1が公開]SMな話。青さんも過去自分はSで小説のキャラはMな話してた筈。これも青年心理学で説明があり、状況の予測不可を避けたいが原因としてあげられている

    ■ モンスター娘のいる日常(2015)


    Vol 3003(2015-07-15)からVol 3023(2015-09-23)まで
    モン娘[#12 モンスター娘のいる日常[END]]コンテ・演出=吉原達矢 ダーリン危機一髪と優しい怪物たちと最後の晩餐
    .
    コンテ演出は監督。冒頭パピのシーン他パニック部などよく動く。原作で拾い残した回もあるが、今回はモブ含め全キャラ投入
    40年代のムーミン小説に中二病台詞使うキャラは登場。また筆記療法の観点に立つと理想の描写も精神衛生的には正しいとなる
    .
    モン娘総括。原作を知った状態だが構成がよく考えられて再発見も多かった。芯の部分で云わんとしてる事が凄く正しいアニメ
    完全版はR18。放送版でのアングルで隠す方法のほか、公式でのミニ映像やCMの工夫など、こちらを楽しませようという心意気も素晴らしい
    そんな訳で表面的には楽しい作品ながらも本質は志も高い良い作品だった。原作の魅力をさらに引き出した理想のアニメ化作品
    ***
    いつものアニメ新番組一覧、間違いや抜けある可能性高い。気になるのは公式等で確認 事前に原作や、過去仕事予習するのもいいだろう
    [リスト]
                         「調べたら写真がまだ一枚残ってたのネー」
    「私は元ネタの続刊メドもつかず永遠のお別れなのヨ」
    [モン娘[#12[END]]
    「忍耐があれば最後は映画にはなれるヨ」
                                                   「あなたの特技は我慢比べなんですネ」
    .
    戦争の話ばっかしてたので最後はノーベル平和賞のこの人でシメ。インタビューの番組見て、機知あって感心したお坊さん
    自伝に関しては上記二冊で全てがわかる。60年代に平和に暮らしてたら侵略を受け、誰も助けてくれぬまま現代も侵略は継続中
    思想的な事で悪行が正統化されてしまう現状に思う所は多い。ゆえに話を聞くと頭を下げたくなる気持ちは大きい。現代の真の英雄

    モン娘[#11 デュラハンのいる日常]コンテ=もりやまゆうじ/演出=鈴木芳成 MONモンもんと首を探せとダーリン死の宣告
    コンテ四回目演出三回目。普通の萌え作では見れない絵面でのデート回。ダーリンはスキルと共に女性的な主人公
    基本姿勢が面倒は避けたい、でも面倒に向かう所が主人公。モブキャラの再登場と共に動く絵でたくさんのキャラを見せてくれる
    ***
    米脚本術の定石として死の要素を盛り込むというのがあり今回はソレ。恋愛と死者の話も古くからの定番で日本の文芸に影響与えてる
    中華の優しい死者の話が日本ではドロドロした牡丹灯篭になる。中華は死後の世界の観念が元々は無かったりと日本とはやはり違う
    海外近作だとバタリアン リターンズ(93)も思い浮かぶ。シェークスピアに偽装死の話あるがデカメロン経由で東方見聞録のアサシンが元ネタと気づいた
    ***
    「戦争とお馬の特集での僕らの出番はここまでなのネー」
    [モン娘#11a]
    「これ以後は重火器の登場で馬は出番ないのヨ」 「日本で馬は競馬場だけになるんですネ」
    .
    これはオマケみたいなもの。先にアンクルトム読んでるが、あれが1852・南北戦争は1861からと最近の戦争と知り驚いた
    ガトリング砲が1861発明で、以後例外あるが馬の戦闘使用は減ってく。最近あった軍事パレードでも騎兵は出してないと思う
    注目点に馬対策から発展した銃剣。この戦争では戦闘前に剣を廃棄したが戦闘後に回収したなど、実戦だと便利な武器みたい

    モン娘[#10 Dのいる日常]コンテ=きむらしんいちろう/演出=野亦則行 自然の逆襲と怪獣決戦と馬デート
    .
    コンテ#6・#8で三回目演出は#3より二回目。キャラを沢山だす方針ぽいが、内容的には#2と似た所もあるメインを立てた話
    今回はアクションも多め、前回のオーガエンドカードが偶然にフリの巨大戦。お色気はもちろん、馬からの視線描写なども
    ***
    馬の装蹄師の逸話で繁殖期の牝馬は体を押し付けてくるってのがある。微笑ましいが壁との間で挟まれてアバラ折る怖い話
    飼育下のネコが発情期にイスや靴に求愛する話なんてのもある。吊り橋効果なんてのもあるが恋愛の本質は何ぞやと興味深い
    人も性的動作含むダンスを見ると感情が高まるなんて研究ある。狂気や犯罪も恋愛絡みだと普通におき、実は危険な感情
    ***
    「お馬を使ってる戦争の技術はこの四冊でだいたいわかるのネー」
    [モン娘#10a]
    「古代からナポレオンの時代まで収録なのヨ」
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    古すぎると記録が無いし、新しすぎると馬使ってない。これは歩兵・騎兵・指揮・功囲・海戦の五項目で紹介
    戦闘技術の発展と、それに合わせた軍隊の仕組みの変化も一望できる。更に追加で文化等も調べるとわかりやすい
    今回の一件では西洋の歴史の再確認が出来て面白かった。文芸読むときも歴史背景がわかると納得出来る
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                          「西洋だけもどうかと思ってコレも追加で読んだのヨ」
    「東洋の有名な兵法書ですネ」
    [モン娘#10b]
    「武田信玄の風林火山の元ネタもこれなんじゃノー」
    .
    西洋系の資料読んだ後に読んだので「東洋人は何考えてるのかわからんナ」なんて感想になってしまった
    臨機応変を良しとする他、戦略や智謀を重視する。戦わず政治・破壊工作・スパイを駆使し相手を屈服させる
    今と比較しても納得する点はあると思う。文化論で中と米は意外と似てて、どちらも個人・合理主義的って話もある

    モン娘[#9 脅迫状が来た日常]コンテ=ほしかわたかふみ/演出=ながはまのりひこ スライム二人羽織と水族館の人魚と百合の竜
    演出#5の人。星川孝文は94年の制作進行から97よりコンテ演出、ネット配信作で監督経験あり近作ではがない2期等に参加
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    ピョンピョン飛ぶ魚やガラス越しに遊ぶ鳥やペンギンなど細かい遊びも楽しかった。エロも豊富、落語だとバレ噺として伝統あるお笑い
    音楽流して表情だけ見せるとかデートの場面も粋。今まで単発が今回は引きある話、先に登場のMON含めサブキャラにも見せ場与えてる
    ***
    コーヒー中毒スミスさんにメイド。海外でのお茶の習慣は植民地発達してからで新しい、モンゴルのお茶の習慣は隣国の戦略的な物も感じさせる
    テロップに撮影監督。五期鬼太郎で撮影監督コメントが公式ブログで挙がってたが、光やオーラなど雰囲気での演出を担当し地味に重要な役職
    魚のトリビア。海外からの会話術の方法論で、話にはオマケをつけると会話が弾むとあった。今回は状況を見て相手の考え読まないと逆効果の実例
    ***
    「馬を戦闘でもっとも活用した最後の英雄なのネー」
    [モン娘#9a]
    「18C末から19C初頭と現代に近づいてきたのヨ」
    .
    近世によみがえった紀元前の英雄といった感あるナポレオン。その生涯も栄光から転落と英雄らしい
    馬は大好き。胸鎧騎兵隊はナポレオン戦争での支配的な部隊。騎手に関する知識もこの時期に急上昇
    政治家としても有能だった事がわかる。一方で同じ過ちを繰り返したりと、多面的な所あり面白い人物像
    .
    「優秀な騎兵も終盤は死んでいなくなっちゃうのネー」
    「状況考えないで作戦立てて、馬も戦地到着の前に減ったんですネ」
    [モン娘#9b]
    「栄光は掴んだけど幸福な日々は無かったとコメントしてるのヨ」
    .
    ナポレオンの騎兵は大勝利に不可欠の要因のひとつ。当時の馬は1.5m程度で軽騎兵のは更に小さかったとされる
    任務は偵察・遮蔽・追撃など。発情期の雄は使い難いので去勢。五歳馬から使用し、その後10〜15年に渡り使用した
    砲兵との連携作戦。ナポレオンは自軍の騎兵を最強にしようとして時間・努力・費用をつぎ込み、結果大活躍となった

    モン娘[#8 体調不良な日常]コンテ=きむらしんいちろう/演出=鈴木芳成 蜘蛛巣家と馬マジメとモン娘の恩返し
    コンテ産卵#6・演出は#2の人。真面目に振ると重たくも出来る例目玉ビョンビョンのギャグもあり。お礼してくれるけど少しズレてるのは日本的な展開
    クモなど今回はホラー風の見せ方も楽しい音楽と状況で使用。7m抱き枕即完売とか海外で人気No1とかネタの様な事実に感心する
    ***
    海外で19Cからの南部のホラ話という伝統があり、見世物の人魚ネタなんかを確認してる。また過去は見世物としての怪物が流行した話などもある
    遡ると13Cには建築物に怪物。4Cにアウグスティヌスが怪物は神が何か意図を持って作った創造物と定義し公認、善悪のシンボルに使われてる
    16C頃には紀行文と組み合わせた驚嘆すべき物語がジャンルとして流行。東方見聞録など昔の紀行文で未開の地には普通に怪物が出てくる
    ***
    「軽装で二丁拳銃とサーベル突撃の装甲騎兵の登場なのネー」
    「かけ声はハッカパーレ(叩き殺せ)!ハッカペリターやハッカペルと呼ばれ怖れられたのですネ」
    [モン娘#8a]
    「1618-48まで、日本では徳川幕府が始まった頃ヨ」
    .
    この頃には火器や砲兵が重視され始める。射程ぎりぎりまで馬で突撃、拳銃ぶっぱなした後にサーベルで突撃かける戦法
    1636での騎兵と歩兵割合は5:4で重視。風土的に小さく頑丈な馬しか作れなかったともある。ここらの戦法はナポレオンも継承
    装備は胸鎧だけの軽装でマントが支給。マスケット銃隊との連携や小型の連隊砲も登場。技術発展で戦法が変化していってる
    .
    「だんだんと衣装も現代に近くなってくるのネー」
    [モン娘#8b]
    「17C後半から18C初頭、三十年戦争からナポレオン以前までヨ」
    .
    グスタフ・アドルフが騎兵と銃の新戦法思いついて、ルイ十四世が軍隊を整備。ナポレオンで遂に完成して重火器登場で全て変化の流れ
    太陽王。この時代の他資料から、ヨーロッパ内の戦争だけでなく全世界にわたる植民や戦争。中産階級の発展も歴史事項としてある
    当時の騎馬士官は髭を生やす風習だった話なんかも。裏打ちって単語も出て、鎧の変化の他に服の発展なんかも興味引く所

    モン娘[#7 MONとアラクネのいる日常]コンテ=もりやまゆうじ/演出=飯田薫久 原因は個人?社会?と特殊な部隊と試される寛容
    コンテは#2・#5で三回目。飯田薫久は08の制作進行12より演出、近作では彼女がフラグをおられたら、アブソリュート・デュオに参加
    .
    今週はウルトラも宇宙人が虐待うけてたが、今話は展開も前後で繋がって理解しやすかった。人間の側も法で守られてた所あるんだなと
    厳密に考えると重さもあるが、おバカ展開と新キャラ大量投入で感じさせない。OPとEDの入れ替えも内容と合致。作者が出てるのもチェック点
    ***
    資料追加で人種差別の話も見つけた。昔は日本人含めメディアでも差別がある。仕事が限定され犯罪に走るしかなく、そこから更に悪印象で対立が激化
    過去の独裁は貧困に単を発するものも多い。これも人種の関連する妄想や貧困層を利用した思想等あるが、意外と根の部分は一緒で結果も似た所ある
    マルコムXの資料が面白かった。差別感情から融和に考えを変えていった人。こういうのも深く考えると難しい所あるが、これはそれらも感じさせず上手い
    ***
    「火器の発展と共に戦争の形式も変わってくのヨ」
    [モン娘#7a]
    「でも馬の活躍する時代はまだまだ続くのネー」
    .
    前に映画の戦火の馬を扱ったが、戦争での馬の活躍は20C初頭まで続いてる。今の馬術発展もその加減からでつい最近
    他にも馬車や運搬で使われたなど馬の活躍は長い。今も山岳地なんかでは使われてる地域ある筈。銃+剣+馬での運用
    騎兵はイスラム圏からの作戦の発展で、今のゲリラ戦的な使い方をされるようになる。ただ騎士道的な理念はもう消えていく
    .
    「武士と騎士どっちが強いのヨ」
    [モン娘#7b]
    「戦争はいろいろな要因があるから決められんのネー」
    .
    今だとオリンピックでどの国が一番かにも近いかも。こういう比較しての研究もある。スポーツは人は能力に違いがあると明らかに実感もさせる
    武士道や騎士道等の理念もあるが、その国の持つ価値観も時代で変化。大航海時代とも関連するが価値観は多い方が発展もしやすい
    独裁やらかした人物の資料も追加で読んでる。現実の生物の世界でもそうだが、単一でしかない世界はいろいろと危険かもしれんヨ

    モン娘[#6 脱皮と産卵する日常]コンテ=きむらしんいちろう/演出=木野目優 肌の違いとパンツはいてんの?と貴重な産卵シーン
    きむらしんいちろうは愛称キムシン。90年代よりコンテ演出。監督代表作はちっちゃな雪使いシュガー 近作もダンガンロンパ・妖怪ウォッチ等多数参加
    木野目優は2013より演出。暗殺教室・乱歩奇譚等の岸誠二監督作に演出として参加。近作ではがっこうぐらし#3でコンテ・演出
    .
    今回はモン娘生態観察。ギャグ仕立てだが実際に動物の観察で性に注目するのは重要。動物番組で交尾場面よく流れるのはそれが貴重だからこそ
    見せ方ではハートエフェクトやカットイン等、あと蛇のケツで脱皮場面もセクシー。CMの抱き枕と鯉のぼりも納得 鯉のぼりも製造技術は凄いのかも
    ***
    他生物との類似に関して。人間は他動物を擬人化して考えがちだが、これだと実は理解は遠のく。音で世界を見るコウモリの考えは人間に理解不能
    前回の車イスからも考えたが、目の見えない人も我々と違う認識を持ってる。他に例はあるが、何気にまったく新しい物の考え方を提示もしてくれる
    同様に似てるから同じという考えも違う場合が多い。馬とロバは似てるが違う部分ある。ヒト含む類人猿も種族により違いある。何事も冷静な観察が大事
    ***
    「16Cまでで甲冑の発展は完成するのネー」
    [モン娘#6a]
    「以後は火器が戦闘のメインになるのですネ」
    .
    単純に火器で防ぎきれないからという訳で無く戦争・社会の形式が変わったという点もある。意欲に燃えるコロンブスなど大航海時代も開始
    射程の差で敗北した1688の無敵艦隊など火器も技術変換がある。16C始めのルターなど教会同士での権力闘争もこの後ぐらいから勃発
    文芸や思想なんかの本も見てくと、外の世界の情報が入って価値観も変化してるのがわかる。社会の変化と戦争も対応してるという話
    .
    「これが新戦術でゲソ、馬突撃はもう通用しないゲソ!」
    [モン娘#6b]
                                               「アレはなんなんですかネ」
                                                   「きっと、ヤリイカなのネー」
    .
    騎兵突撃は弓一斉射撃と長槍と攻略法が確立。15C半ばから長槍と火器を使う戦法に変換。部隊もそれに適した訓練や運用に変わっていく
    今みたく一糸乱れぬ動きも確立されてない、なので長槍は練度の低さや別方向からの攻撃には弱い。火器も初期は上手く使いこなせてない
    馬の運用では16C初頭からの米大陸侵略の際に原住民が馬を知らなくて圧倒されてる話もある。火器の技術変換も長い年月かけて完成する
    .
                                             「長槍を得意武器としたのがスイスの傭兵なのネー」
                                               「この時代は傭兵をやとって戦争してたのですネ」
    [モン娘#6c]
    「スイスは今も永世中立国で高い国民意識や有名な傭兵もあるのヨ」
    .
    訓練技術が確定されてないので国民の意識や能力が戦闘力に直結する。厳しい環境で鍛えられたモンゴル人が強かった事とも一致する
    ウィリアムテルなんかも14C初頭の人。またヨーマンの誕生も14C半ばぐらい。ここらからも社会が変わっていく様子を読み取ることが出来る
    モン娘用の航海と教会の怪物資料・未開人の知識からのつの丸用資料など、別件で用意した資料が時代同じだと重なり話が繋がって面白い

    モン娘[#5 マーメイドのいる日常]コンテ=もりやまゆうじ/演出=ながはまのりひこ 夏の水分補給としっとがアツイと蛇沈没
    コンテは#2の人で二回目。ながはまのりひこ(長濱 亘彦)は90年代東映の制作進行から一般作や18禁まで幅広くアルスラーン戦記#5で扱い
    .
    前回からの続きにもなる。頼れる人が少ないと嫉妬にも燃える。蛇視点でネガティブな感情も空回りや自滅と笑いに変換してる
    水着もあるヨ。馬は恥じらいもあって可愛い。魚のエラは弱点の露出にもみえてセクシー。CMの口パク編集の他、ウナギたべたい
    .
    ***
    資料追加。鶴の恩返しにも近い西洋14Cのメリジェーヌ知って驚いてたが、今回 人魚姫の話挙がってああそれもあったと納得する
    人魚・紀元前のオデュッセウスなどセイレーンは歴史は古いが、鳥型・魚型・女性型など図像は多数あり人魚で統一は19・20C以降
    日本で図が複数ある産女も連想させる。旧約聖書でケンタロスと並んで書かれるなど関連性あり、馬が水と関連あるのも以前書いた
    ***
                             「十字軍も落ち着いて英仏で争い始めた時代に入るのネー」
                                           「ジャンヌダルクが参戦ですネ」
    [モン娘#5 a]
    「上下の絵を見ても装備が一変してるのヨ」
    .
                             「シェークスピアも扱う題材の時代なのネー」
                                           「各種武器の発展で馬も改良ですネ」
    [モン娘#5 b]
    「頭に浮かぶ騎士の時代ってこのころヨ」
    .
    百年戦争・ばら戦争と14-15Cの時代。英仏の戦争で因縁が深く、競馬の発展も英仏の対抗意識からスタートの部分ある
    騎馬突撃VS弓・槍など対抗策を考えて技術競争もおきる。理想の騎士道と現実の戦争との違いで迷ったりもしてた時代
    ペストの流行の他・この後のルネサンス・大航海時代と同時期発生した事件と絡めてみても良い。日本は南北朝の動乱期

    モン娘[#4 スライムのいる日常]コンテ=dojag-a-gen/演出=日下直義/野本正幸 馬にブラシと水場の侵入者と法か情か
    dojag-a-gen(土蛇我現)は日下直義の別名義、86年の演出よりコンテ演出作多数 近作だとオレカバトルやモンスーノなど
    野本正幸は05年の作画監督から12年のモンスーノから演出助手という形。今回もそれらと同等の形で作監でも参加
    .
    馬を洗ってるだけで普通の場面と気づき、更に笑ってしまう可笑しさ。今回も何重にも意味取れるがそれを気づかせずエライ
    焦点を誰に合わせるかで複数話みたくなるのも密度ある。濡れた服など販売版ではどうかなるかの期待も上手く誘ってる
    ***
    馬が言ってた様にザコキャラ印象強いスライム。これも辿ってくとマックイーンの絶対の危機(58)やリメイクのブロブ(88)が思い浮かぶ
    ファンタジー派生で古い作品見て似た状況みつけた。1940年の作品で無限に増殖する肉片というアイデアがある。実際の細胞分裂発見は19C
    自由に姿を変える存在、または無限に増える肉・金貨等は古典にある。映像でそういうの表現出来るようになって存在感ました怪物なのかなと
    ***
                               「実戦形式からスポーツ、演劇形式と変化したのネー」
                     「当時書かれた物語等でもよく扱われますネ」
    [モン娘#4 a]
    「トーナメントの単語もここからなのヨ」
    .
    実際の戦争とこれらは別物。ここらが混同されてわかり難くなる。理想の騎士道を体現してるのがこれらジョスト
    クレーンで釣られて馬に乗ったとかはこっちの鎧の話。花火や盾が派手に砕ける演出なんかもされてたという
    開催時は今の格闘技ぽいのや競馬も同時開催。王族の力を見せる目的もあったので資金難等で徐々に衰退
    .
                        「これが当時の鎧ヨ」
    「全部オーダーメイドなんですネ」
    [モン娘#4 b]
    「これらは美術品扱いなんじゃノー」
    .
    実際の戦闘とも相まって鎧が改良。一方でジョストの鎧は派手な物に。ジョスト用ではメッキ装飾も後期されてる
    馬術系の本で扱われて再確認。映画の「ROCK YOU!」がジョストや当時の実際がどんな雰囲気かの資料として面白い
    鎧を古いとバカにされる所は技術変化。また、敗北を要求される所は騎士物語にもある。昔の事は創作でイメージ掴むしかない
    .
    「日本にもこういう馬鎧があるのヨ」 「実際はどう使ったんですかネ」
    [モン娘#4 c]
    「タイムマシンでも出来んと実際は確認出来んのじゃノー」
    「これは昔のお侍を再現した人形ヨ」 「お付きの人がつくのですネ」
    [モン娘#4 d]
    「東西でも戦闘時は降りて戦ったというノー」
    創作作品しか資料のこってない場合もあり実際がわからない。現実的に無理な方法が書かれてたりする
    これも今と一緒で、資料たくさん集め比較し、実際に再現して真実がわかる。新発見で定説くつがえるのはよくある話
    他ジャンルだがDNA解析や脳内画像検査・放射年代測定など、技術革新で一気に研究すすむ例もある

    モン娘[#3 アブない事情な日常]コンテ=下田正美/演出=野亦則行 鳥の水浴びと交流の意味と夜のバトルロイヤル
    下田正美は83年の作監からムサシロードでキャラデザ、セイバーマリオネットJ・ゼーガペイン監督ほか近作の多数参加や舞台演出もあり
    野亦則行は10年の演出より演出中心に活動。近作だとチャイカやSHOW BY ROCK!!・忍たま乱太郎 (23期)など手広い
    .
    エロ多いのでニコニコしながら見てしまう。今回はそれらも台詞で上手く見せてる他、ホラーっぽい見せ方も多々やってる
    ちょうど同性結婚のニュース出た時に異種間の結婚の話もタイムリー。あと馬は終始可愛い。最後の馬乳種とかもいいなあ
    ***
    またSTの話。TNGでクリンゴンとの交換派遣制度の話があるが、ポンファーなど視聴者の疑問から種族間の性に触れた話もある
    思い出したのがENTのピーター・ウェラーゲスト回。人種問題も連想させる対立から、混血児・未来の融合の話に繋がるENTならではの回
    ちょうどディストピア物の古典読んでるがこれも性が絡む。漫画読んでる時点ではただのハーレム物の認識だったが、性は含むものが深い
    ***
    「十字軍も終えて国内の戦争の話へと移行するのネー」
    [モン娘#3 a]
    「文芸が現実に影響あたえはじめたのヨ」
    .
    最初の戦士は暴力集団な所がある。それが、騎士道物語の発達で、理想を見出し変化が始まる
    今の戦争と違う事も前提だが、完全な善や悪にもなれんのが人間。争いの中でも理想はある
    この騎士道物語は受容した人の加減で女性上位な点もある。レディファーストなど名残りの風習もある
    .
    「ちょっと時期はズレるけどモンゴルの話なのネー」
    [モン娘#3 b]
    「西洋が国同士で戦う時期直前、13C頃なのヨ」
    .
    説明しにくい部分もある。歴史は記録者が誰かで視点が変わる。対立してる国は相手を悪く記録に残す場合が多い
    モンゴルはその影響がモロに出てる。社会主義で最近まで情報発信出来なかった点もある。これも西洋視点で悪く書かれてる
    資料読むときは記録者が誰かで注意いる。戦争に関しても絶対悪では無く功罪がある。先入観もつと公平さを欠き判断狂いやすい
    .
    以前扱ったが「利口なハンス効果」ってのがある。馬が利口と前提し判断を誤る話。物事は意見よく集めて判断するのが大事

    今週からコレを扱う。うち的にヒロインの一人がケンタウロス娘な所もある。ウルトラマンとも合わせ、最新話の感想出せるよう更新日程を変更
    モン娘[#2ハーピーとケンタウロスのいる日常]コンテ=もりやまゆうじ/演出=鈴木芳成 木の上の怪物とロデオスキップとお家が化け物屋敷
    もりやまゆうじ(森山雄治)は77年の動画から83年よりコンテ、作監参加多数で作画寄り、今回も作監参加。近作だとモンスーノ原画や妖怪ウォッチコンテ
    .
    CMが前回と違う他・テロップでもギャグ・公式のミニ映像など。続くのか不安な所もあるが細かい点でも新規試みをしてる。最後の怪物図鑑も好き
    後半の馬が乳ポロリして遠景で落ち込む所で凄く笑った。#2で白い光出たら嫌と思ったが構図で隠す方式で安心。更に販売版ではちゃんと見せるみたい
    ***
    原作読んだ記憶が良い感じに抜けてるので再発見多い。今回も二本立てともいえる内容で、早い段階でキャラ展開させてたと再確認
    神話やら動物とも絡められるのも継承。出てくるモンスターは紀元前の伝説からの人も多数、妖怪や怪物は時代変化でどんどん姿を変えるもの
    メキシコに蛇と鳥融合の神がいる他、実際の動物としても犬猿な所ある、ケイローンなんか再確認。古今東西の動物の捉え方としても関連づけやすい
    ***
    モンスター娘のいる日常[#1ラミアのいる日常]コンテ=吉原達矢/演出=鈴木芳成 コブラツイストとソレは禁則事項ですと多数の中でただ一人
    吉原達矢は本作監督。現在27歳で20代初めに演出・13のむろみさんで監督をこなした若手。作画監督としての活動もあり近作にも多数参加
    鈴木芳成は93年の制作進行から96年からコンテ・演出。近作では機巧少女は傷つかないやハマトラ2期なんから参加 演出の割合が高め
    .
    今回は原作読んでて余裕ある。ジョジョの時に学んだが、再確認は発見増える。今回も今作が少数派はいかに生きるか等のテーマ含むと再確認
    それはともかくエロい。原作がエロ含むが、アニメで画面真っ白は嫌なんで嬉しい所。テーマや対象に関連する物も多く、かなり考えながら見てた
    ***
    OPの♪モンモンモンで気付いた。今作は特殊ジャンル。だが対象の若い人が過去に何に影響受けたかで考えると、鬼太郎・ポケモン等下地になる作は多い
    海外で人気が高い件に関して、スタートレックも思い出してしまった。SFでも異種族での恋愛はテーマとなる。更に多国籍国家だと民族の違いは重大テーマ
    神話や実際の動物と絡められる。自然との共存や、海外の動物と近い文化も連想させる。今作は深く考えていくと、いろいろと含んでる物も多いと思う
    ***
    前回からの引きつぎで戦争関連の資料も継続して扱い。アニメとは関連付けれない場面も増えると思う。だが、今回は関連ある話
    「これは完全な趣味で調べてたのよネー」
    [モン娘の巻 1]
    「実際はルネサンス以後の大航海時代の16C後半からと、新しい話なのヨ」
                                            「古代ギリシャと中世近世で、魔女の意味合いは異なるのですネ」
    .
    戦争・貧困・社会の停滞等を背景として発生するらしい。要はスケープゴート。今も少数派や目立つ者の迫害あるが、それも連想させる
    異端審問会は関与してないとされる。カトリックとプロテスタントの宗教対立も背景にあるか不明。やっぱり腹いせの弱い者いじめっぽい
    中央当局の権力強化と裁判制度の見直し・合理主義と科学の発展で減少。ただ現在でも、違う形では上記通りに発生してると思う
    .
    こういう時、『宗教が悪い』論調になりかねんが、これも魔女狩り的な発想ともいえる。宗教も変化あるし、土地の信仰と融合してる場合もある
    気になった所でキリスト教批判で土地信仰が消えたという意見あるが、要素を引き継いでたり、それとの融合で残った神なんかもあるだろう
    なんでもそうだが、一方的な意見は注意いる。今回も宗教が背景にあると思ってた先入観が変わり、根の深い現代と繋がる問題と知り驚いてる
    .
    魔女狩りテーマの創作作も多い。アニメにもなった石川雅之『純潔のマリア』、あと創作だが十文字青の『いつも心に剣を』なども
    魔女のラテン語読みはラミア、中世末の本で男を誘惑し、血を吸うとある。ここらは19C創作の吸血鬼なんかも連想させ面白い
    言葉の派生。ギリシャ語の強いエネルギーを指すダイモンからデーモン、中傷者の意味のディアボロスからデビルなどもある

    ■ アルスラーン戦記(2015) 第一クール分のみ

    Vol 2078(2015-04-07)からVol 3000(2015-06-30)まで
    アルスラーン戦記[#13 王子二人] コンテ・演出=田中秀行 辺境への入城とマスクは火が怖いとインドが攻めてきた
    田中孝行は#7敵軍入城コンテの人、EDカードは諫山創は漫画家、代表作は進撃の巨人 これがヒットし賞もとったのはご存知の通り
    .
    個人で扱える量は限りがある。1クール終了でうちの今作扱いはここまで。馬と戦争関連資料は用意があるので、以後もしばらく継続
    印象に残った場面は王子が軍師の絵を良いという所。これは今作を馬目的で見てた自分に重なる所ある。何気ない場面だが思う事は多い
    全体の感想でいうと、昔の作品らしさが随所で見られた。目的の馬CGに関しても確認は出来た。自分の好む趣向が何かよく確認が出来た。

    アルスラーン戦記[#12 騎士の忠義] コンテ=浜崎博嗣/演出=又野弘道 部族の娘と王都の分裂と魔法使いの死
    浜崎博嗣は80年代の原画から開始00年代よりコンテ演出シグルイ・テラフォマーズで監督 ダンディ#3のおっぱい回なんかもこの人
    又野弘道は80年代より演出OVA等で監督あるが演出中心に近作まで活動 最近だとクロスアンジュや精霊使いの剣舞にも参加
    EDカードの田澤潮はアニメ業界の人、04年の新海誠の映画でキャラテザ・作監。狂乱アニメ版OPコンテなども、今作では共同キャラデザ
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    見せ方で良い場面がたくさんあった、北斗の拳風だったが演出の代表作がソレ。特に最後の魔法使い倒す所はメチャカッコいい
    強くてもてる。ナルサスは近作のラノベに近いキャラと再発見。昔の作品だが近作と絡めていくと結構連続性みられる所があるんだなと
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    そんな訳で今回は特殊なカードを一枚切る。いつもは戦争資料だが、関連で読んだ本も数冊あってその中から一本
                    「橘ぱんが田中芳樹の影響下にあると知って驚いたのヨ」
    「以前あつかった、僕Hの作家さんですネ」
    [アルスラーン戦記 12]
    「他に好きな本として挙げてたのが、このパーンの竜騎士シリーズなんじゃノー」
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    流れを再整理する。日本のファンタジーブームは海外が発祥となってる。パーンの竜騎士もその中のひとつ。三巻分よんだ。68年の短編から
    昔の本で作家もまだ手馴れてなく、今読むと難しい所も多い。ただ世界観の構築が昔は重要視されてたとわかる。上で挙げたデューンも同様
    橘ぱんの好みから更に派生する。田中芳樹は初期の富士見ラノベ新人賞の審査員。『スレイヤーズ』の神坂一はここから、榊一郎は少しズレる
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    今回も魔法使いが出てる。だいたい40代以上が直撃世代とみてる。今回関連として、神坂一作品を全作読んだ。これで更に流れを把握できた
    神坂一を一言で云うと、時代の影響を強く受けている。特にバブル前と後では内容は変化。ただ、その作風が後のラノベに与えた影響は強い
    具体的に言うと一人称小説という形式。すこし前に扱った田尾典丈の『中古でも〜』も一人称小説。読み込んでたので、ああなるほどと気づけた
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    榊一郎は最初『捨てプリ』を男性一人称形式で書いて、直している。また日日日もデビュー前は女の子の一人称小説ばかり書いてたとされる
    神坂一のスレイヤーズの設定はTRPGの影響うけてる感がある。神坂一を境に世界観重視と一人称重視の、転換・融合が発生してると思う
    今作は古い。その前段階とも言える部分も見れる。そこから今と繋がる線が見える。更に範囲を広げれば、海外作との繋がりも発見できそう
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    さらに遡ると大昔の古典にも今のラノベみたいのはある。レヴィ=ストロースに『技術は発展するが、人はそのまま』趣旨の発言あるがもっとも
    あと話変わるが、今作は鎧の装飾の部分等でもCG使ってるっぽい。鎖かたびらの描写や兜の細かい飾りなんかに改めて感心してる
    大昔の騎士ガンダムOVA。装飾が難しく、アーサー王が元ネタのキングガンダム2世が出来なかった話がある。これも今なら出来るんじゃないノ

    アルスラーン戦記[#11 ペシュワールへの道] コンテ=中山奈緒美・村川健一郎/演出=榎本守 王都の対立と裏切り者の子と金撒き詩人
    中山奈緒美はED及び#3・村川健一郎は#6担当、榎本守は00年演出から近作ではマジンボーンやプリズマ☆イリヤ2期等演出が多め
    EDカードは渡邊和夫は漫画家でなくアニメ業界の人で今作キャラデザ、作監の他細かい設定まわりのデザイン等完全な作画の人
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    漫画版連載分は消化済み。細部にどこまで注意払ってるか等、今後はスタッフの地力が見れる。後半は戦闘中心でアクション重視の作り
    消化しないとならん事項が多いのはわかる。キャラ原案は荒川弘担当。今回登場キャラは目下に線があり横山漫画やゴルゴの様だなと
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    「帝政ローマが終わって、十字軍まえから開始ぐらいまでなのねー」
    [アルスラーン戦記の巻11a]
    「この時代は文化も行きかいしたのヨ」
                                   「いよいよ投げ槍からランスチャージへの移行ですネ」
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    技術変遷は段階をふむ。この時期のヤリは刀身に突端や翼がついているが騎兵戦には適していないとされる
    9Cの初期ランスチャージも手のふりと両手を使ったもの、しかも使用は稀だったとされる。鐙を開発しないと力も出ない
    当時のイラン式馬上射撃の事も書かれている。馬を止めたり、ゆっくり走ったりでの射撃。弓はまだ歩兵が主力の時代
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    「そして、同時期からすこし遅れたフランス部隊なのねー」
    [アルスラーン戦記の巻11b]
    「当時はまだ国の観念がなくて、諸国の王の扱いヨ」
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    騎士道精神は向こうの戦争では重要な観念。この時期はそれがどう以降するか。クロスボウも攻城兵器として登場しはじめる
    クロスボウは身内では敵視し使わない。建築技術の高い対ムスリム戦では使用。13Cの馬上クロスボウ兵は仏王室で貴重な存在
    11Cの絵で突撃に適した鞍の絵がやっと見られる。これも輸入した技術。当時の馬は短脚で強靭なゴップ種、これも輸入の影響つよい
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    「続いて同時期のドイツなのねー」
    [アルスラーン戦記の巻11c]
    「この時期は神聖ローマが産まれた時期でもあるヨ」
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    国の観念も今昔で違う。ドイツは特殊で各諸侯に分かれて対立。封建制度が発展せず。国民の気質も暴力的だったとされる
    シチリアではムスリムが活動と人種も多様。土地を持たない非自由騎士ミニステアーレと、土地を持つ騎士が対立となってる
    武器の変遷で12Cより鼻をかくすT字カブトが登場、のちのフルヘルムの始まり。13Cになってやっとクロスボウがあらゆる地域に普及

    アルスラーン戦記[#10 カシャーン城塞の主] コンテ・演出=西片康人 追手は死ぬと主は殺すと奴隷は怒る
    西片康人は#2馬突撃で穴に落ちる回演出、EDカード大今良時は08年デビュー、代表作は聲の形と原作つきのマルドゥック・スクランブル近年各賞受賞
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    時代背景とか社会状況とか考えずに現代の正しいとされてる考え押し通して、反対されたらぶっ殺せばいいって楽にウケて簡単な仕事だなと
    追手から逃げる場面は現実に即してまきびし使えばいいのにとか、現状のCG群衆は限界あるなあなど。主の金鎧のデザインはカッコよかった
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    「ローマの時代は長いのネ、すべてはとても調べられんのネ」
    [アルスラーン戦記10a]
    「共和世がBC500からAC1・帝政が1Cから4C・神聖が11Cから18Cごろと長いのヨ」
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    ローマは量が多すぎるので今回は一部のみ。概要やローマと戦った人は調べてるが、それがコノが人たち
    だいたいローマは技術の発達が凄まじすぎる。それが後世に継がれてない所もあるんで調べててアレッ?となる
    これは共和制の頃に敵対した人でガリア戦記にも出てくる。戦いはヤリの投擲がメイン・馬もかみつく様に訓練されてたはず
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    「これはだいたい十字軍と同時代におきた運動なのネ」
    [アルスラーン戦記10b]
    「昔はスペインはイスラム圏なのヨ」
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    今の感覚で考えてわからなくなる所もおおかった、現在の軍隊のシステム・国の観念・領土も今と昔ではずいぶん違ってる
    イスラム系は建築技術が優れてる他、馬も扱いが上手く 教会側の突撃戦法ではイスラムの機動性重視の戦法に勝てなかったとある
    イスラムの風習で口をマスクで隠した兵士の他、黒人と外国人の混合部隊の活躍。文化の交流で反りのある剣ファルシオンが出てきてる
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    仏は今も馬文化が盛んだが、馬の産地がスペインにあった他に、この戦争で歴史上に文化交流があったからではないかとも思ってる

    今回は牙狼が休みで余裕がある+自分でよくわからん所を整理したかった、の理由から、少し見直して表を作ってみた
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    #2 アルスラーン(以下王子)がカーラーンの裏切りで孤立する
    #3 王が撤退を指示する・パルスの部隊は動揺して撤退する・王が囚われて行方不明になる・王子がダリューンに助けられる・
      王子は王都への帰還を決意する・王都へ戻る道は敵兵で溢れている・ダリューンがナルサスに頼る事を提案する[Q1]
    #4 ダリューンはナルサスを巻き込む為にカーラーンの城の近くをわざと通る[Q2]・ナルサスは宮廷画家になる約束で味方になる[Q3]
      ナルサスの所にカーラーンの部下がやってくる
    #5 ナルサスは戦法こそが第一で個人の武勇に頼るべきではないという意見をのべる[Q4]
    #6 王都が攻め込まれる・敵兵は全て王都に集結する(?ここは描写少なく不明)[Q5]・パルス部隊は王都に戻り防衛戦にでる
    #7 王都が陥落する[Q6]・ナルサスの部下が王都に潜入する[Q7]
    #8 カーラーンは王子がダイラムを目指していると知る[Q8]・王子の動きは把握されている[Q9]
      ナルサスは4人でカーラーン部隊殲滅計画をたてる[Q10]・ナルサスは仲間が加わったので6人で殲滅計画を実行する[Q11]
      カーラーンはナルサスが王子の仲間になった事に驚く[Q12]・カーラーンは死ぬ・ナルサスは王子に一人で五万をかたずければ良いという[Q13]
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    これが自分の大雑把な把握、なので拾いそこねてる部分や間違いもあると思う。以下より自分が疑問点と思ってる所をあげる
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    [Q1]ダリューンはナルサスに頼れば、なぜ溢れかえる敵兵を突破して王都へ戻れると思ったのか
       自分の味方の戦力と合流する予定はなかったのか・最初から王都が陥落する事をみこして、新しい戦力を用意しようとしている様にも思える
       王への裏切りの意図があるのではないか
    [Q2]ダリューンは王子が捕まると終わりとしりながらなぜこんな危険な行為をとったのか・ナルサスならなんとかなるという自信はなぜなのか
    [Q3]ナルサスは周囲が批判しているにも関わらずなぜ自分の絵に自信をもっているのか・ナルサスは客観性にかけているのではないか
       王子はナルサスの絵を良いと思って採用したのか・王子はナルサスを味方にするために良くないと思う絵を高評価したのではないか
    [Q4]ナルサスの以後の戦略は自分も含む個人の武勇に頼っている・ナルサスは言っている事とやっている事が違う所がある
    [Q5]#3で王都への道は敵兵が溢れかえっているという描写があった・敵軍は行方不明になった王子の事はどう考えていたのか
    [Q6]バルス軍は大軍と言う描写が#2であったが全滅したのか・バルス軍は王都が陥落した後どこへいったのか
    [Q7]敵兵は道に溢れていたがどこへいったのか・ナルサスは自分の部下が自由に動けるなら、なぜそれを活用しなかったのか
    [Q8]王子の目的は王都に帰還する事ではなかったのか・王都が陥落して目的を変えたのか・彼は今なにをしようとしているのか
    [Q9]王子の動きが把握されているのはナルサスの作戦なのか
    [Q10]王子の目的がQ8以降、提示されていないのでわかりにくい・ナルサスは攻撃を加えないと目的は達成できないと考えていたのか
    [Q11]ナルサスは王子も前面に出していたが、これは危険ではないのか・ナルサスは何故こんな危険な目的にでたのか
    [Q12]カーラーンは王子とナルサスが合流した事を知らなかったのか・彼は王子をどうしたかったのか
    [Q13]ナルサスが#5でいった事と矛盾している
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    以上の疑問点は展開上解決する可能性もあるのでそれほど重要ではない、ただこれらを総括した上でどうしてもわかり難い点を一つあげると
    王子たちの目的がQ8以降はっきりしていないという点がある。また、王子の動きだけに焦点を当てればこの話はかなりわかりやすくなるとも思う
    ***
    アルスラーン戦記[#9 仮面の下] コンテ=中島深・木村智/演出=門田英明 本は燃やすとナルサス達は探るとマスクが二人を襲う
    中島深は今回原画も参加コンテは14年からで新人・木村智は今作アクション作監07より原画中心テラフォーマーズキャラデザ今回初コンテ
    門田英明はデータ無し、EDカードは伊奈めぐみ、将棋棋士の伊奈祐介の妹で同じく棋士の渡辺明の妻・将棋関連の文筆や漫画が仕事の人
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    本を燃やす描写はあざとい。宗教観の描写と共に作家の性質による偏見も感じられる、またナルサスも権力の力で画家になろうとしてるので説得力が無い
    絵的な部分ではギャグの描写が少し浮いている様にも思えた、今回はアクション監督がコンテという事でアクションに力をいれてるのはわかり良い
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    「本来はFate/zeroやってた時に扱う予定だったのヨ」
    [アルスラーン戦記の巻 9]
    「新しくFateやってる今に合わせれてよかったですネ」
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    アレキサンドロス大王はzeroだとライダーで征服王、前述どおり、その時に調べてて今回に合わせて資料も少し追加した
    昔の人なんで資料も限られてて調べるのは意外とラクチン、この人も馬大好きでブケパロスとの逸話の他、馬の機動力を駆使したダレイオスとの決戦は見所
    Fateや今作絡みだとゾロアスター教とも関連はある他。死後に伝説化してタルに潜って海に潜った話などもある、これは伝播して落語でも似た話を見た
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    映画なんかもあるが悪く描かれてると感じて納得できなかった。今作の宗教描写もそうだが過去の人物や事件をどう解釈するかは記録者の意見も反映される
    STでもこの人に言及した部分がある、TOS屈指の敵キャラで映画にも出てくる優生人類カーンの初登場回でナポレオンと共に比較対象として挙げられてる
    モンゴルに対する意見なんかも国によって違いがあり悪くかかれてる場合も多い。この人も同様で西洋の人は大王をどうも悪人としてとらえてる雰囲気はある
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    アレキサンドロス大王は偉業を成すにあたって過去の資料を大量に研究してる。ここらはナポレオンも同じであの人はカエサルを目指してた話がある
    その参考にされた英雄の一人がクセノポン。この人も過去に扱ってるがギリシア時代に敵地で孤立した後に演説で士気を回復させて逆侵攻した英雄
    そして馬の歴史の上でも超重要な人物、当時に馬の使い方を完全に理論づけて本にしてる。ただその成果が十字軍の頃は忘れられて馬レベルは落ちてしまった
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    以前にムツゴロウさんがこの人を挙げて野生馬の調教では今でも使える方法と褒めてる。クセノポンは馬を使った戦闘法や対処法も徹底的に研究してる
    時代によって運用法は違う事が前提だが、「将を射んと欲すれば先ず馬を射よ」なんて言葉は実は間違いで騎馬は周囲を歩兵で囲みヤリで突くのが有効な戦法
    当時をして馬の運用法を完全に理論化していたという事は、この人が観察力や考える力が高かった事になる。昔は今より技術は低いが賢い人も大勢いた
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    モンゴルの人もやられた側は悪く書くがよく調べるととても賢い。競馬なんかもデータを重視する、馬をあつかう人には賢い人や英雄は意外と多いという話

    アルスラーン戦記[#8 裏切りの英雄] コンテ=福田道生/演出=のがみかずお 軍師の大作戦と裏切り者死すと生きていた王様
    福田道生はアニメ版の武装神姫にも二本参加、90年代初頭の原画からで90年代末からコンテで大量の作品に参加、挿絵等の仕事もあり
    のがみかずおは80年代末の手塚プロ作品の演出助手から演出・コンテも90年代半ばより近作は演出中心でアイカツ!やテラフォーマーズなど
    EDカード佐藤友生は01年デビューの漫画家 代表作は100万部突破の妖怪のお医者さん、現在も講談社中心に活動
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    痴女が自分で美しいとか言いだしたヨ!ナルサスやら他作の仰々しいタイトルやらゴーショーグン好きな話やら田中芳樹の事が見えてきた
    十字軍なら本来は馬も描き分け必要だが今作は無し 今回の作戦も含めて昔の作品のリアル、モブの阿鼻叫喚おっさん絵は迫力あって良い
    ***
    「今回はまだ騎士って名前の人たちが出る前の戦士なのネー」
    [アルスラーン戦記の巻 8a]
    「バケツ被ってるヨ」
    古い時代の人は資料が無いが武器防具の発展見てくと流れもわかる、北の方から来た人だが寒い地域の馬は大きくここらで差も出る
    今作でもやってる鼻を隠すT字型のマスクは北方の戦士が起源、これが順々に発展しフルマスクの兜になる 鼻を強調した兜も後年あり
    この時代は騎馬突撃もまだやってなくて投擲武器が主、昔の物の考え方でヤリは神の雷も象徴しててここら北欧神話と絡めると面白い
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    「じゃじゃーん!現代のアーサー王なのだ!」
    [アルスラーン戦記の巻 8b]
    「これも西欧の北の方になるイングランドの人なのネー」
    「アーサー王は死後伝説化して、今に至るというワケですネ」
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    実在のアーサー王は6Cごろの人となってる、11C頃もまだ投げ槍中心で騎馬突撃の記録は無いとされてる十字軍以降の戦法
    舌状突起を持つ騎馬戦用槍が8Cに見つかってるがこれは騎乗で戦うより投擲武器からの流れっぽい、戦う時は下馬が基本
    その時の盾を後ろにして両手持ちの戦闘がバーサクの語の起源とされてる、他にもバイキングの中にベルセルクって戦士がいる

    アルスラーン戦記[#7 美女と野獣たち] コンテ=田中秀行/演出=関大 呪われた王妃と裏切りものは悩むと放浪する女神官
    田中秀行は97年制作進行から近作ではプリキュア・黒執事、関大は14年より偽名の線も今回は作画が海外で多分捨て回
    EDカード押見修造は01年より活動の漫画家、代表作の漂流ネットカフェはTVドラマ・惡の華はアニメ化されている
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    神官が存在する事が語られ宗教に関する話に触れた、自分は十字軍では信仰が重要事項と思うので敵・味方含め描写不足と思った
    王妃と裏切り者で心理的な部分に関する描写はあったが肝心の王子は未だパッとしない、現状のままなら1クール分で扱い終了する
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    「んあー、今回はトルコ側の英雄の話するのネー」
    [アルスラーン戦記の巻 7a]
    「十字軍側からも尊敬されてた大英雄なのヨ」
    サラディンさんはゲームのメガテンにも出てくる、同じイスラム教でも危険な宗派を倒して平和ももたらした知と武に優れた英雄
    当時の地中海世界は戦争もあったけど東西交流もあって憎しみ合うだけの関係でも無い、今の時勢でなんでも考えたらイカン
    戦争絡みのニュース見る機会あったんだが昔の戦争を例えに今の戦争の話してて疑問抱いた、百年前の情報では話にならんだろと
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    今作も時代的な部分で捉え方がズレてると思う所ある、昔の資料見ると20世紀は共産主義の強い時代だがもうこれは崩壊してる
    古い情報で今の状況に対応しようとする例で、昔の近代戦争の時代に太平記の戦術を採用しようとした話がありかなりイカれてる
    今の思想的な話は70年代ごろに形成された部分はあるがこれは流石に古いし問題も多い、どうもそこらで世代のズレがある気がする
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    100年前とは戦争の形式も武器も状況も違う所多い筈、現状の戦争や思想の資料では状況的にも近いチベットの話が自分は参考になった
    .
    「もう一枚、これは十字軍が終わった頃のトルコの兵隊なのネー」
    [アルスラーン戦記の巻 7b]
    「民族的にも細かくみると違いあるけどトルコで統一表示するヨ」
    .
    ここも難しい所で、時代によって民族も変わるし民族によって思考も別物になったりする点がある ただ共通して引き継がれてる要素もある
    ここらの地域は遊牧民が元になってるので馬の扱いが手馴れてるし地域的に良い馬が生産されてる、ただモンゴルには圧倒的に負ける
    気候や食べ物とも絡み合い文化は作られるので昔こうだから今もこうだとは限られない、今は特に環境を変えれて移動もしやすいし違う
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    内モンゴルなんかは元々遊牧民だったが侵略で文化を潰されて農耕にされてしまってる、結果的に土地がダメになって公害や砂漠化になる

    アルスラーン戦記[#6 王都炎上 後編] コンテ=村川健一郎/演出=有富興二 奴隷扇動作戦と身代わり抹殺と王都陥落
    有富興二は情報戦#3演出で2回目、村川健一郎は11年のコンテからの記録があり最近の人以降コンテ中心で近作ではテラフォーマーズやSAOなど
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    小説では気にならんのかもだが都市・戦闘・社会システムの描写でちぐはぐに感じる所がある、奴隷を解放してれば〜の台詞も少し意味がわからない
    これは馬好きの国の話で無いのかなって気もしてきた、絵的な部分ではグロ描写結構入れてた事と暗闘で剣をライトセーバーみたくしてたのが興味深い
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    EDカードにさとうふみやは91年より活動の漫画家、原作付きの金田一少年の事件簿と探偵学園Qがヒット 今回は原作者にはコメント無し
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    アルスラーン戦記[#5 王都炎上 前編] コンテ=セトウケンジ/演出=ながはまのりひろ 生活能力ゼロ王族とゴーモン大好きおやじと狙撃手は歌手
    セトウケンジ(瀬藤健嗣)は、00年代初頭の撮影・コンポジット・VFXからでコンテ演出は00年代中盤から近作まで ヴァイスサヴァイヴ・うーさー二期監督
    ながはまのりひろ(長沼範裕)は、00年代初頭で作監など作画から08よりコンテ演出、君に届けや鬼灯の冷徹で大多数の話に参加して副監督つとめてる
    [2015-08修正:演出はながはまのりひこモン娘#5などに参加 そこ参照]
    EDカードに渡辺静は漫画家、04年デビューで06年よりマガジンSPECIALで連載作を持ち11年に週刊少年マガジンで連載作 以降は各社で仕事の11年目
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    今回は中盤に出てくる福本キャラみたいなオヤジの存在感が凄まじかった、後は王妃さんが美人だったりとイケメンとオヤジがバランスよく出てる
    戦闘や設定は事前に勉強したの間違いだったと気になる点もあったが娯楽作なら雰囲気出てれば良いとも、軍略講義が作中に反映されるのか見所
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    資料は調べてるんだが忘れてる部分とか、今作が現実と照らし合わせて色々と思う所が多くて少し辛くなってきてる
    「そんな風に考えないで気楽にやればいいのネー」
    [アルスラーン戦記の巻 5+6a]
    「ゲームみたいな紹介の仕方の本ヨ」
                          「この時期のトルコ系騎士の戦闘法はヒット&アウェイの筈ですよネ」
    .
    今作は馬専門の戦いでも実際の十字軍の話でも無い単なる娯楽作で気にする必要は無いんだが、なんか簡単に考え過ぎてる気が常にする
    こういう時期の戦争ものでも面白い作品は面白い筈で自分の好みとズレてんのかなぁと、原作が86年でバブル時期の作なんで単に好みの問題
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    「十字軍の騎士は光と影の部分があるのネー」
    [アルスラーン戦記の巻 5+6b]
    「神様がらみだとしょうがないのヨ」
    80年代の時勢は世代で無くよくわからんけど映画参考にすると、共産主義とかベトナム帰還兵とかパレスチナ問題とかあの辺りでテロとかはまだ無い筈
    宗教は悪みたいに捉えられてしまう場合も多いけど、この十字軍にしても良い団体はいたし今もメジャー所はわりと世間と協調して活動してると思う
    80年代は戦争映画にしても単純に善悪の話してりゃ良いのが多かったけど今はちょっと違うかもなぁと、現代の時勢と絡めると更に難しくなってくる

                  「田中芳樹がゴーショーグン好きらしいのヨ」
    「戦国アストレイ使って戦国魔神というワケですかネ」
    [マイロボットだヨの巻]
    「やっぱり作品的にブンドルとか好きなのかノー」
    全話は見てるけど世代が違いスパロボの方の印象が強い81年の戦国魔神ゴーション、メカデザが佐藤元とSDガンダムと関連もあったりする
    このデザインは自爆したくなると思ったパチモン風ガンダム出る回と、ハゲ司令とラスボスがクローンでじゃあゲーハーじゃんと思った終盤が記憶に残る
                  「スパロボではお馴染みの敵キャラだヨ」
    「美しくない!とか言われるアレですネ」
    [にせものがいっぱいだヨの巻]
    「あの時代は金髪耽美系キャラとか流行ってたのかノー」
    ゴーナグール、伝奇風の太平記を昔の人はリアリティもって許容したなど昔の作品はアニメに限らずどう受け入れられたか後年だとわかり難い所がある
    今の感性でアルスラーン戦記見てるとこれは女性向けなんじゃないかと思う所もある、古典作品は時代で評価変わるけどアニメや一般作もそうなのかも
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    アルスラーン戦記[#4 厭世の軍師] コンテ・演出=牧野吉高 自慢の軍師様とモヒカンボッシュートと文化的大敗
    牧野吉高は北野映画に制作進行で参加経験あり、アニメ業界では00年代よりコンテ演出近作でGレコ・テラフォーマーズ等に参加
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    過去の業績説明や言動に卑劣さ感じる所もあり、政治的な理由で追放されたみたいな形にしてたが厭世の人物はなかなか難しい
    描写が細かいので疑問点出るのも仕方ないが、今回はギャグ調の驚く場面や昔の作品らしい足元が開く罠など笑い誘われる所も多かった
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    エンドカードは漫画家の久米田康治、90年に小学館よりデビュー04年から講談社で活動 07年にさよなら絶望先生・09年にじょしらくがアニメ化
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                  「だいたい政治・思想・宗教ってのはいろいろと思惑が絡んでややこしいのよネー」
    「外国は宗教基盤にして文化や社会が成立しているのですネ」
    [アルスラーン戦記の巻 4a]
    「騎士道精神なんかも文学が出発点ヨ」
    昔と今では宗教の捉えられ方が違うんだが、実際の戦争や西洋世界を理解しようとすると宗教からの影響を考えんとどうしようも無い
    コレ調べてた時に例の中東絡みの事件が起きて、棚で調べてるといつも以上に人が後ろに立つ割合高くていろいろ重たい調べ物になった
    神がかりなワケで芝居がかったアレコレも多いが今の戦争とは違う所も多い筈なんで、実際は必要以上に重たく受け取る必要はないのかも
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    「まあ単純に話の流れを追うだけなら面白いもんなのネー」
    [アルスラーン戦記の巻 4b]
    「歴史事項も時が経てば話のネタなのヨ」
    今はどの国も情報がすぐ伝達するんで実用的な事に関しては同じような方法に統一される事が多いが、昔は国ごとの違いなんかはより強く出てた
    今も含めてその国が元々持ってる文化みたいなのは無茶苦茶やられない限りはなんらかの形で残る、昔の古典でも今のラノベっぽいのは割とある
    ジョストと騎士道精神が東に伝播して互いに将軍を褒める話の他、創作のトルコ地域の千夜一夜物語でも影響受けた長い騎士の戦争の話がある

    アルスラーン戦記[#3 黒衣の騎士] コンテ=中山奈緒美/演出=有冨興二 情報戦での敗北とマスクの待ち伏せとイケメン軍師の保護
    中山奈緒美は06年の制作進行から08年のキャシャーンSinsで多数の仕事こなしながらコンテ・演出も開始し近作でWUGやそに子 本作ED1のコンテ・演出もこの人
    有冨興二は91のジブリの制作進行から00年代初頭からコンテ・演出で演出仕事の割合が多いみたい、近作ではテラフォーマーズ他キルラキル#8蒲郡車回で扱ってる
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    前回が首捻る内容で警戒してたが今回は良い感じ、魔法有りと聴いてたが現実的に煙炊いたともとれるし情報戦に持ち込まれたのもなるほどと納得
    絵的な部分では元ジブリは関係ないかもだがユパ様みたいなハゲの一連の場面、あとトボトボ歩いてく馬の所等でCG使ってると思うんだが違和感あんまなかった
    .
    エンドカードに漫画家の瀬尾公治 96年デビュー以後講談社中心に活動、代表作の「涼風」・「君のいる町」は共にアニメ化 絶望先生でもエンドカードで参加
    ***
    「んあー、今週は現実の騎士の鎧扱っちゃうのネー」
    [アルスラーン戦記の巻 3a]
    「向こうの戦争理解するには宗教や騎士道を知る事も必要なのヨ」
    .
    向こうの鎧のイメージとしてある全身甲冑だがコレが成立して完成するのはだいぶ後年、しかも現状残ってるのは年代バラバラの組み合わせ品だったりする
    コレが成立する過程も武器の発展による戦いの変化があるが、イメージと違い実際の戦争で使われた実用品なんで重さもそれほどで無く動きの妨げも無い
    昔は全て同じ規格品を作るという発想が無かったので一つ一つ手作りの芸術品、なので後年になると地位を示したりジョストの為に作られて実用品から離れていく
    .
    鎧の重量は軽くても中世西欧では地位を示す為に大きい馬が生産され、対して遊牧民も兼ねる過酷な環境では実用的なアラブ種や強健なモンゴル種が生産される
    戦争やレース以外にも馬の活躍の機会はあり その一つの実例が今も京都府警で採用され馬事文化賞も取った騎馬隊がある、昔の騎士の仕事の一つが領内の見回り
    高い所から見下ろせ小回りも利くので雑踏警備等に実力を発揮する、警官絡みでは馬も使う近代五種の選手が拳銃扱う加減で自衛官や警官がメインとされる
    .
    「お馬の鎧もあるヨ」 「コレは日本の物ですネ」
    [アルスラーン戦記の巻 3b]
    「こういうのは実用には使われなかったともいうノー」
    馬の鎧も日本と西洋共に存在するが実際の戦争では後方に馬を下げて徒歩で戦ったなんて話もある、今も昔も馬自体は高級品の地域が大半
    これも海外でスポーツであるジョストの為に使われてたと思うと実用の価値が出てくる、芸術品の分類にも入るので凝った形のものも多い

    アルスラーン戦記[#2 十四歳、初陣] コンテ=おざわかずひろ/演出=西片康人 平原の霧と前方の罠と囲まれた王子
    おざわかずひろは92の幽☆遊☆白書演出から近作まで長くコンテ演出、近作ではテラフォーマーズやさばげぶっ!・アカメが斬る!など
    西片康人は06年の動画チェックから08年のBLEACHでコンテ・演出、以後は演出の割合が多いようで近作では七つの大罪・俺妹など
    .
    「今回扱う資料はちょっと古くて、昔の一般的な考えが現状どう変化したかわかるのネー」
    [アルスラーン戦記の巻 2]
    「歴史や科学は研究で新事実がわかって、今までの常識が覆される事がよくあるのヨ」
    今回も首を捻りたくなる様な戦闘場面があったが、今作は日日日が産まれた1986年からの古い作品で仕方が無い部分なんかも多くなりそう
    上記資料は90年代以前の物で当時は火器登場で馬は戦争に使われなくなったと考えられてたが、実際は長い期間での技術変遷がある
    事実は小説より奇なりとあるが実際の戦争での形式は多岐に渡る、馬の突撃の使用も実際は状況・時代が限られ他にも面白い運用法がある
    .
    何万と云う大軍の描写があったがコレは現実の資料でも過剰にサバ読まれてる事が普通だったりする、また今と昔の軍隊では様相も異なってくる
    ここで先の取捨選択の話となるが、単純化は物事を分かり易くはするが現実にある面白い要素を捨てる場合も出て来てそこらの線引きが難しい
    実際の騎馬突撃は競馬で馬がずっと全力疾走してない事からわかる様に短い距離となるし、障害物や穴があれば馬はちゃんと避ける賢い生き物

    アルスラーン戦記[#1 エクバターナの栄華] コンテ・演出=阿部記之 侵攻の開始と王子は未だ未熟と少年兵の抵抗
    本作監督の阿部記之は88年演出から92の幽白監督経て96年マキバオー監督、近年まで参加作・監督作は数多く前番組七つの大罪にも参加
    原作者 田中芳樹は78年より活動し各賞受賞歴もあり、代表作は銀河英雄伝説や創竜伝などで共にアニメ化もされてる本作もOVA版が先行存在
    漫画版 荒川弘は99年より活動し衛藤ヒロユキ元アシ、01年から十年連載の鋼の錬金術師が大ヒットし受賞歴多数 銀の匙等の馬漫画の人でもある
    .
    ピンポンの時の様に途中で我慢しきれず調べ出す可能性もあるが、今作に関しては原作・漫画版共に未見という白紙に近い状況からの視聴
    原作あり漫画もありで世界観固まった状態からの作品なので、社会描写や衣装等で気になる点はあったが娯楽作で元もある所から重くは捉えない
    奴隷と自由など話上重要そうな部分もよく強調されてて見易く、単純に絵的な部分ではキリンが出てくる所や落下する場面なんかが面白かった
    ***
    「今回から書籍感想も戦争資料中心ですすめてくのネー」
    「ワタシ戦争の話とか苦手なのヨ」
    [アルスラーン戦記の巻 1]
    「馬の運用や歴史・技術・宗教の変化など、このサイト的に興味ある所から調べたのですネ」
    .
    多分2クールぐらいだろうで計算して60冊程度事前に資料調べといた、ちょうどテロリスト絡みの事件あった頃で十字軍関連は少し多め
    今もあるけど歴史解釈は難しい所がありモンゴル等にも当てはまるが、文字ある国が残した文字無い当時の敵対国の歴史は歪曲されてる場合が多い
    今話でも少年兵と王子の会話部あるが、場所や環境での価値観の相違や双方の証言・実際の遺物等も参照しないと公平な裁定は出しにくい所ある
    .
    物事には順序あって戦争とそれに伴う社会・価値観等も時代や国により変遷や違いがあり調べてくと面白い所ある、現代の判断が必ずしも正解でもない
    今回はエンドカードに前番組七つの大罪の鈴木央、アニメ版見てたが十文字青も最初に褒めてた事も含め面白かった 「つの」で検索するとコレとつの丸が被る

    ■ローリング☆ガールズ(2015)

    Vol 2055(2015-01-13)からVol 2076(2015-03-31)まで

    ロリガ[#12[END] 未来は僕等の手の中] 日本SOS!出撃匠座連合とさらばちーぼう!タコ、月光に帰す!とモブ大勝利!希望の未来へレディ・ゴーッ!
    絵コンテ=宮路☆昌幸・柳沼和良/演出=出合小都美・金森陽子/演出協力=摘木ひろ 演出は監督と#4・8の人 演出協力は#9の人
    宮地昌幸は99年のジブリの制作進行から開始02年よりコンテ演出でコンテ中心 09の忘念のザムドで監督ダンディループ回の他 近作ではGレコ・SAO等に参加
    柳沼和良は84年のジブリ原画から開始 作画の人で一時漫画家としてちばてつや賞に入選 BECKなどでコンテの他今作#8以降より助監督をつとめる
    .
    戦闘等増やしてもう1話欲しい所だがこれは後述の力と暴力にも絡み難しい、設定面で明かされてない部分もあるが断片的に情報は開示され推測出来る作り
    行動で無く起因の部分が核でそこが最初は無力な事や主人公達にも繋がる、同時に安易な力の習得・モブと力持つ者の関係・手段としての暴力は正しいかの問いともなる
    話的には時間のトリック・シリアス場面の後のトボけた台詞・最後の3はそれぞれで解釈が違うんではと思う所など、絵的な部分では各人で違いあるバトルやメカ等
    ***
    総括、非常に噛み応えがある作品だが凄く難しいとも思わなかったので、最初に異常な程の反発を受けたのは逆に何故なのかと思いながら常に見てた
    表層は少年漫画的だがそこで肯定される力への崇拝と暴力での解決を否定してる部分からなのかなと、途中でテロ絡みの事件があった事も含め考える所は大きかった
    名古屋の「どちらかがどちらかを屈服させて支配下におくそれでいいのか」や、随所のモサは平和を望んでるのにモブが戦闘を望んでる話なんも考える所ある
    .
    話的な部分では情報量の多さと焦点をあえてボカしてる所などで難しくはあるが、一貫した思想や理屈が通って投げっぱなしの部分が少ない点など感心する所多かった
    字幕放送が欲しかったや序盤は1話完結で喰い付き易くすれば等の事も考えられるが、今作のミステリー的な読み解きの中で面白さが発生していく作りは注目に値する
    絵的な部分では序盤に辛い回があって心配してたがその後は上手く維持も出来てた、エフェクトや細かいギャグなど画面だけでも見るべき点が多かったのも良い所
    .
    まとめとしては前述通り推測させる事で面白さを発生させてる点や思想的に答えの無い問題も含む事もあるが、意欲的で次の一手に繋がる何かを含んでる作品と思う

    ロリガ[#11 情熱の薔薇] 演出・コンテ=平川哲生 戦士の称号!さらば闘争と野望始動!大進撃海賊同盟と日本の危機!ダイモンふたたび
    .
    担当は前回と同じ人となる、今回の絵的な部分では花を模した各種エフェクト・ギャグ調ケンカ・ロボ起動の他に展開とも連動で2の文字出る所等が良い
    話は前回・序盤でミスリードも誘った上での真実を伏せた戦いから、中盤以後はそれとなく石にも触れた上でわかりやすい謎解きに進める密度の高い作り
    .
    関西が放送枠変更でこの番組の後にオリジナルのCMが入り神様になったあの娘、現実の聖人・偉人の中にも死後神様になった人は多い 僕と契約して以下省略
    DS9のシスコも信仰対象で最後は神に近くなる、しかし現実の事件と照らして考えると神になっても争いの新たな火種となったり文化を衰退させたりもあって全ては救えない
    ENTの時間冷戦の他あの娘と対の娘の時間干渉能力も現実で似た事は出来る、国の都合で歴史が書き換えられたり人物・事件の評価記録が時代で変化したりに覚えある筈
    .
    良かれと思ってやった事が良い結果を招くとは限らず・ありがたい教えも後世は解釈で意味が変わる、神に近い力を得ても出来る事と出来ない事があり最後は人の心も無くしかねない

    ロリガ[#10 No No No] コンテ=平川哲生・柴山智隆/演出=平向智子・清水久敏 宇宙からの使者!タコ復活と義侠王争覇!海賊迎撃作戦と強敵!鬼への挑戦
    平川哲生は京都後編#8、柴山智隆は04の原画ぐらいから以後各社で作監等もしつつ12の宇宙兄弟でコンテ演出・銀匙・四月は君の嘘等にも参加
    清水久敏は05年演出より開始コンテ演出は06より、夏目やエウレカAOの他うちのサイトではキルラキルに5話分演出参加時に扱ってる
    平向智子は01年の制作進行・演出より開始、戦コレでコンテあるが演出中心に活動し近作ではハイキュー!!やオレん家のフロ事情に参加
    .
    こんな事もあろうかとスタートレックの話を先に振ってて助かった、それはともかく今回は広島・岡山・所沢と三点同時展開の話となってる
    表情隠し・マスコット・エフェクト等今まで継承した技法の使用や簡単に説明する図式、また太っちょじゃねえななど可笑しみある台詞も良い
    .
    CSで東宝版のてなもんや三度笠の映画版見てこれも旅モノだなと、今はもう時代劇だと絶滅に近くそれが何故かの考察も興味深いが昔は人気あった
    古すぎる東宝映画は役者もわからず辛い所ままあるが上記は知ってる人も出てて見れる、また挿入歌が所々に入るのも昔の娯楽作品らしさが出てる
    監督見ると知った特撮撮ってたりするのも面白い、推理モノなんかだと旅先で事件はパターンで型が変わっても今も受け継がれてる要素はあると思う

    ロリガ[#9 夜の盗賊団] コンテ=摘木ひろ/演出=佐々木勅嘉 非情のキビダンゴ!モブ最終決戦と衝撃!友情破れたりと狙われた石!海賊モサの必殺剣
    演出#3の人、摘木ひろは99年の演出助手から開始し02年よりコンテ演出08年の全力ウサギで初監督後 君に届け・となりの怪物くん・鬼灯の冷徹も監督
    .
    国に見はなされたや宇宙人の明言等からの観直し、初期のガスマスクや(石は)元々私のもの等台詞も伏線ではと感心してる所ある
    内容的にもモブの対立と所沢も巻き込む紛争の気配、対立での意見は作品に関しての疑問提示にもなってる他しっかり水着回でサービス
    .
    少し前にケラのアレ多用の会話に関する呟きもあったのでタイムリー、指示代名詞での会話は意味合いが取り手により変わるがリアルな会話でもある
    そしてモブの対立だが、TVの長期シリーズなんかで初期の対立構造が話の中で緩和され後期は慣れ合いに近いダラダラした話になる場合もある
    前回の意見と矛盾してる様だが平和は構成員の意見を全員同じにさせて発展を削いでしまう場合もある、いくら平和とはいえ全体主義になるなら地獄

    スタートレックのMr.スポック役のレナード・ニモイが亡くなられてる、日本でSTはそれほどメジャーでは無いが世界では影響力大きい作品
    .
    ロリガ[#8 雨上がり] コンテ=平川哲生・江原康之/演出=浅見松雄・金森陽子 地獄のクリーンナップと仲直りすればいいじゃないとその名は籾山!モミゾー見参
    平川哲也は02年原画から近作でもアウトブレイクカンパニーやSAOでコンテ、初監督・コンテの09映画「川の光」は世界で各賞を受け国際的に評価
    江原康之は01年動画から、以後各作品で作監や原画を務めつつ進撃のアクション作監で注目される仕事 コンテの活動は今回が初となる
    浅見松雄は01年の演出から以後主に演出を中心に活動、近作ではレディ ジュエルペットやモモキュンソードと幅広い、金森陽子は東京後編#4の人
    .
    石で満月や宇宙旅行と設定にも触れた、モブの今話のキーとなる和解を促す台詞と共に石がモミアゲと同じ等も気になる台詞
    絵的な部分では旅物なのにメカ物の様な歌とミサイル乱射・迎撃場面とお得感ある、タコ変化と共に不思議なカメラにもツッコミ入った
    ***
    TOSの連邦は軍隊かの議論が昔はあったが、家族乗せたTNGや復興支援から戦争に至るDS9・悪との同盟も結ぶVOY・911も連想させるENTと今は多岐
    中でも今作と絡めて考えると面白いキャラに、モブから始まってレギュラーになり普通の属性も保持し続けたオブライエンと非戦闘員のバーのマダム・ガイナンがいる
    普通のキャラはどんな属性を持つか考えると興味深いが平和や非日常の察知なんかも含まれてると思う、今作でも外部から来たモブが異常を察知し平和へと導く
    .
    しかしながら直接的に話に関与する能力も持ちえない、そこでガイナンはデータの裁判回など聞き役に徹して艦長に決断を促し問題を解決する美味しい立ち位置を占める
    戦闘員でもあるオブライエンの平和の属性が発揮されるのはTNGカーデシア初登場での主戦派艦長の説得など、その前話が普通の一日の話で結婚式なのも因縁めいている
    TNGのスポックゲスト回で親子がカーデシアとの条約を巡り対立してたと台詞にあるが、上記TNG結末の平和の為の嘘と後のDS9での戦争考えると理想と現実で面白い所ある
    .
    DS9頻出の突如不条理な状況に襲われるオブライエンも普通だからこそ、逆に最も不条理なQに巻き込まれず異常なターシャ存在等を察知するのも普通なガイナンだからこそ
    力に力で対抗しようとして泥沼に至る場合もある、侵略者にあれほどひどい目にあわされても慈愛の心を持ち宗教・思想・政治・外交で対抗するダライ・ラマなど暴力以外の道もある
    .
    どーでもいいけどオブライエンのあの四角い顔は地獄のミサワのキャラみたい、今作では要所要所で地獄のミサワの絵が登場しつの丸と仲の良いのも相まって注意を引く

    ロリガ[#7 星をください] コンテ=橘正紀/演出=青柳宏宜 シカの温泉と激闘!舞妓対歌舞鬼と石を盗め!モブ軍団の大作戦
    橘正紀は96年の制作進行から00年よりコンテ演出で近作だとばらかもん監督、初監督作の東京マグニチュード8.0は文化庁メディア芸術祭優秀賞
    青柳宏宜は#2の人 今回作画海外寄り、演出協力にいとがしんたろー98年より主に演出中心に活動し近作では進撃やハイキュー!!などに参加
    .
    京都弁で緊張した、過剰に反応おきる場合もあるがこれは民族のステレオタイプ化から差別偏見に繋がりやすい為 プロパガンダに使われる場合も
    そして昔の宗教的な話とも絡めた対立がハンマー性の違いと一緒に扱われた、話的にも大量に存在する石と力の関係の考察・各人の力に対する姿勢など
    ***
    ナゴムの過激なパフォーマンスは見世物を連想させる所もある、ケラの父親と喜劇俳優の関係や喜劇俳優への憧れ等も考えると意味も出てくる
    地域によってパフォーマンスの意味も異なる、海外はパンクと芸術家やスタジアム・ロック等も考えに入り日本だと演劇からの影響が考慮にいる
    京都で音楽と云えばお国歌舞伎等から宗教との関係性も発生し、更に河原乞食から暗黒舞踏等に繋げるとメイク等も海外と意味合いは違ってくると思う
    .
    装束の意味合いで可笑しかった話にナゴムジャケで蛭子さんにロックでお願いしますとしたらリーゼントでコレジャナイがある、合ってるけど違ってる

    ロリガ[#6 電光石火] コンテ=村田俊治・佐藤陽/演出=若野哲也 シャチほことスランプからの脱出と新たなる輝き!三重愛知誕生
    今回は全員作画寄りの人で構成、村田峻治は86のラピュタの動画から以後カルト的な作品多数に作画で参加、コンテは08から
    佐藤陽はさとう陽名で04の原画から以後作監しながら11年に初コンテ、若野哲也は00年より原画13年ダン戦三期よりコンテ演出
    .
    前話で作った困った状況を山場も作った上で次々と収束させて見事、歌も絵を含む話の流れとタイミングを上手く合わせてる
    前話継承の絵的な細かいネタと共に主人公たちの無力の属性と展開のスランプ脱出を絡めたギャグも豊富、労力削減の工夫も感心
    ***
    今回は監督の監督作となるOVA版夏目友人帳を見たのでその話をする、原作は未見だがTVシリーズは一応全話見てる
    「ニャンコ先生とはじめてのおつかい(2014)」
    マスコットの使い方や子供のZX風ポーズ・鉄板ネタの繰り返しとロリガ継承部はあり、意志が通じない事もテーマにある
    話的にも各登場人物をさりげなく大量に登場させるなど濃い内容で、20分足らずとは思えないほど密度ある作品だった
    .
    「いつかゆきのひに(2014)」
    最初の作が密度あるならこっちは労力削減に工夫ある作、雪だるまの表情などこちらもマスコットを上手に使ってる
    ありがちな雪だるま物からスイングさせてる事も注目点、さり気ない使い方だが凍り付く表現なんかはロリガのエフェクトとも繋がる
    .
    意識はしてないが君に届けや・銀匙など参加作にも目は通してる、これは共に今作に繋がる描写や思想も垣間見えて参考になった

    ロリガ[#5 期待はずれの人]コンテ・演出=池畠博 サーキットの星と天むすダンディじゃんヨと試合放棄!?恋にドキドキモサライダー
    池畠博(池畠博史)は02SEED制作進行より開始06から演出08よりコンテ13のロボットガールズで監督 一人SM蟇郡戦のキルラキル#9で扱ってる
    .
    今回もメット棚のエビ天・天むす他小ネタ特盛り、メットもする小動物の使い方や尾を引くエフェクト・表情見せない爺さんなど見所豊富
    話的にも石と強さは関係無いぽい事が明かされた、前後構成のせいもあり先の回見直すと事前に後編の伏線も張ってるのもわかり上手い
    .
    時勢的に紛争の理由とダンディの話も意味が増してくる、勝海舟もリーダーは優秀でも回りが変な事をやらせてしまうと言ってた筈
    ヒッピーと音楽・黒人と音楽・宗教と音楽・政治と音楽、音楽でも本人は音楽の為だけと思っていても別の意味が添付されてくる場合もある
    最初はラブ&ピースが目的でも結果的に対立を煽り私怨の争いへと変わっていく、この抗争が激化すると死者をも出る自体へと至る

    ロリガ[#4 夢]コンテ=長沼範裕/演出=金森陽子 カッコカワイイヒーローとグダグダ大犯罪と騎士よアフロを打ち砕け!
    長沼範裕は02年の動画から以後作監と発展し08年頃からコンテ・演出、君に届けや鬼灯の冷徹など女性作家原作作にも参加
    金森陽子は11年の制作進行から12年のしろくまカフェから演出で後は進撃OVAや暁のヨナなど参加作品はまだ少なめ
    .
    時勢的に言葉選んで書くが、最後の真相語るVガンの母さんです的な場面は緊張と緩和が同居しよく計算されてる事に感心
    ルンバの絵柄などセリフと連動した細かいネタも多く、つの丸と友達の地獄のミサワの他 最後の派手なアクションも良い
    .
    ストーンズと言えばノーベル賞の話もあるボブ・ディラン、今期はケラ扱ってる加減でここも音楽ネタで昔のインディーズ音楽界は凄かった
    筋少自伝にあるが肉弾バトルが普通の世界でそれが嫌でナゴムにしたのがケラ、音楽性の違いなど音楽は思想対立がきっぱり出る
    昔の容姿の通りケラはニューウェーヴ傾向ありでヘアメイクがイヌちゃん、例外あるがナゴムからHR/HM系が無いのも音楽性の問題

    ロリガ[#3 英雄にあこがれて] 絵コンテ=タムラコウタロー/演出=佐々木勅嘉 東京大同人国と騎士の誇り奪われたハート?とアフロの誘惑
    タムラコウタローは04年の制作進行から開始 コンテ演出をこなした後ノラガミで監督、ダンディ#23トレンディ回のコンテで扱ってるじゃんヨ
    佐々木勅嘉は12年の作監補佐から開始 以降もFAIRY TAIL等でコンテ・演出・作監をこなし近作ではRAIL WARS! 等演出が中心
    .
    怪しいカメラ位置に外人作監参入とツインテールのアニメと同じで覚悟が必要な事になってきた、そしてツインテールでもゲストのかないみか
    今回はある意味かないみか一人勝ちとも云える そして前に扱ったアニメと同じでここでもアフロ、細かい点ではアバンのロボやルンバの使い方など
    .
    ケラ扱ってる時にちょうどなタイミングでかないみか、90年代アニメ他近作でもゲスト有りだがイヌちゃんとケラ共通の友人で舞台に声での出演も
    あと上のラノベでの話にも関連してロードムービーのイージーライダー思い出した、これは思想的な部分での対立の話も含み興味深い所と

    ロリガ[ #2世界の真ん中] 絵コンテ=出合小都美/演出=川畑喬・青柳宏宜 コースター大暴走と唸れ夢を掴んだモサパンチと代理稼業旅立ち開始
    コンテ監督2回目、川畑喬は05年制作進行から近年はシャフトでまどか演出などの他ささみさんコンテ演出時に扱ってる これなど他社での仕事も多い
    青柳宏宜は98年の制作進行から00年代初頭よりコンテ演出を務め大江戸ロケットでレイアウト演出、タイバニやSAO・ダン戦等ヒット作の参加多数
    .
    吹っ飛ばされてもモブで平気のメタ的な展開上のギャグや、サヨナラで旗やワニ正面パンチ等の部分のギャグが全面である
    #1で良かったエフェクトは健在で列車止める所など、他にもエフェクトが波を打って∀の月光蝶みたく広がってく所なんかが面白い
    .
    女性監督らしいなぁと思うのはハートエフェクトの多用、他作でも使われてるが少年漫画的な感性では発達しえない形と思う
    古い所だと90年代のセーラームーンとか思い出すが参加してる所から幾原邦彦にも繋がる、庵野秀明も実写ハニーとかある

    ケラのドラマを今期は扱いその為に資料を読み漁って許容を広げる努力はしたが、それでもかなり大変な作業になると覚悟はしている
    そんな訳でライダーは切ってアニメも軽めのを扱いたいが、目をつけてたのがどれも難しそうで迷ってた所でノーマークの今作が目に入った
    .
    ローリング☆ガールズ[ #1キング・オブ・ルーキー] 絵コンテ=出合小都美/演出=曽我準 闘えモサ地方がリングだとヒーローは姿を隠すと青い娘は幸が薄い
    監督の出合小都美は04のサムライチャンプルー制作進行から、06年からコンテ演出を務め銀匙2期で初監督 近作ではカーニヴァルやSAOにも参加
    曽我準は07のヒロイック・エイジ演出助手より開始、09より演出に入り神のみ・銀匙等監督に近い場所で仕事 サムライフラメンコでは設定制作
    メイン脚本はむとうやすゆき、もともとは90年代の剣心等の制作進行から開始し00年から脚本 ガンダムUCや戦国BASARAでもメイン脚本もつとめる
    .
    ジャンルが青春になってたので女の子がバンドでも結成する話かなと思ってたら、興味深い設定にエフェクト凄いバトルで思わず引き込まれてしまった
    内容的にも立ち位置モブの子が主役は変化あるし歌も懐メロかも知れないが良いセレクト、#1で情報量多いが3口や・ワニ・ロボなど細かい部分も注意を引く
    .
    これ1クールでいいんだろうか、4月に上で書いた荒川弘のアルスラーン戦記がマキバオーの阿部記之監督で作られるとわかってこれは扱いたいと思ってる


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